日刊IWJガイド・非会員版「トランプ米大統領、3件目の起訴! 容疑は1870年施行の『KKK法』違反!? トランプ氏側は『次期大統領選挙への介入』だと反発!!」2023.8.7号~No.3980号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~トランプ米大統領、3件目の起訴! 訴状では2021年1月6日の米議会襲撃事件で「支持者に『うそを燃料として』選挙結果を覆そうと共謀」したと断じながら、「暴徒を扇動した罪」での訴追はなし!! 容疑は1870年施行の古い法律「KKK法」違反!!『FOXニュース』の番組司会者で元司法省主席補佐官のマーク・レヴィン氏は「この起訴状はクソだ」と非難! トランプ氏側は「次期大統領選挙への介入」だと反発!!

■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 4連弾!】

■【第1弾! 広島「原爆の日」に被爆者サーロー節子さんが核兵器禁止条約を批准しない岸田文雄総理を批判!】広島「原爆の日」の8月6日、被爆者サーロー節子さんが核兵器禁止条約を批准しない岸田文雄総理を批判!「本当に欠けているのは安全保障環境ではなく、問題を解決する意志、行動に乗り出す勇気だと思えてならない」!! 前日5日の討論会ではG7広島サミットの「広島ビジョン」を「核抑止論を正面から正当化した」と批判!! 松井一實広島市長は平和宣言で「核抑止論は破綻している」と訴え!!(『朝日新聞デジタル』、2023年8月6日)

■【第2弾!『NHK』が武装テロ組織「自由ロシア軍」の主張を無批判に流す】『NHK』が、ロシアのプーチン政権の転覆をもくろんで、モスクワの民間施設などにテロ攻撃を繰り返す武装テロ組織「自由ロシア軍」幹部にインタビュー、その主張を無批判にたれ繰り返す! NHKは、テロリストのプロパガンダ機関になったのか!? 放送法違反ではないのか!?(『NHK』、2023年7月31日)

■【第3弾! TBS『報道1930』がモスクワシティへの「テロ攻撃」は、ゼレンスキー大統領の故郷であるクリビーリフへの「テロ攻撃」への報復ではないかと擁護!?】(『TBS』、2023年8月1日)

■【第4弾! 武装テロ組織「自由ロシア軍団」らが、東京で「第7回ポストロシア自由な民族フォーラム」を開催】「自由ロシア軍団」幹部は、ウクライナ国防省情報総局がすべての外国人部隊の活動に責任を負っており、それぞれの民族部隊はウクライナの軍の幹部の同意を得て作戦を行なっていると明言!(『TBS』、2023年8月1日)
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■はじめに~トランプ米大統領、3件目の起訴! 訴状では2021年1月6日の米議会襲撃事件で「支持者に『うそを燃料として』選挙結果を覆そうと共謀」したと断じながら、「暴徒を扇動した罪」での訴追はなし!! 容疑は1870年施行の古い法律「KKK法」違反!!『FOXニュース』の番組司会者で元司法省主席補佐官のマーク・レヴィン氏は「この起訴状はクソだ」と非難! トランプ氏側は「次期大統領選挙への介入」だと反発!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 ドナルド・トランプ前米大統領が8月1日、米検察当局に起訴されました。2020年の米大統領選の結果をめぐり、トランプ氏が2021年1月6日に行った演説のあと、支持者らが米議会を襲撃したことについて、トランプ氏がバイデン大統領勝利の選挙結果を覆すために共謀したとされています。

※「『アメリカンデモクラシー』の終焉、ヒットラーの亡霊が米議事堂に」!! バイデンは「世界最大のリスク」!? 尖閣めぐる安全保障政策は!?~岩上安身によるインタビュー 第1027回 ゲスト 中国通エコノミスト・田代秀敏氏インタビュー第5弾! 2021.1.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/487706

※米大統領選を決する連邦議会にトランプ大統領の支持者らが乱入、警官に射殺されるなどして4名が死亡! 死亡した女性は元米空軍人! トランプ大統領が呼びかけた「ワシントン行進」から始まった民主主義崩壊の悲劇、バイデン政権にとっては不吉な船出に!?(日刊IWJガイド、2021年1月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210108#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48066#idx-6

 起訴状によると、トランプ氏が起訴されたのは、「選挙結果を覆そうとした『米国搾取への共謀』」、「結果を確定させる議会手続きの妨害」、「妨害の共謀」、「憲法などが定める公民権の侵害」の4つの罪状によるものです。

 トランプ氏は8月3日、連邦裁判所に出廷し、無罪を主張しました。

 8月1日付け『ロイター』によると、トランプ氏が起訴されたのは「過去4ヶ月で3件目」とのことで、「今回の起訴は、ジャック・スミス特別検察官による捜査にもとづくもの」だとして、次のように報じています。

 「起訴状はトランプ氏が選挙結果を覆すため6人の人物と共謀したと指摘。同氏は選挙で不正があったという自身の主張が虚偽であることを認識していたにもかかわらず、『国民の間に強い不信と怒りの雰囲気を作り出し、選挙管理に対する国民の信頼を損なう』ために主張を繰り返したとしている。

 また、当時のペンス副大統領に圧力をかけて選挙の認定を阻止しようとし、そのために支持者らによる暴力を利用したと指摘。関係者からの暴動を鎮静化させるためのメッセージを出すよう求められたが拒んだとした」。

※トランプ前米大統領、3度目の起訴 大統領選結果覆そうと圧力(ロイター、2023年8月1日)
https://jp.reuters.com/article/trump-investigations-idJPKBN2ZC3MH

 8月3日付け『BBC』は、ジャック・スミス特別検察官が記者会見で「米連邦議会への襲撃は『うそを燃料としていた』」と述べたとした上で、起訴状には、トランプ氏が主張する「選挙不正」について、「これらの主張は虚偽であり、被告は虚偽だと知っていた」と書かれていると報じています。

 一方で、この『BBC』の記事は、「スミス特別検察官は、暴徒を扇動した罪でトランプ前大統領を起訴することは避けた。しかし記者団への声明で、関連性があると見ていることを明確にした」と、指摘し、スミス氏が起訴状で「(トランプ氏が)不信と怒りの張り詰めた雰囲気を全国で作り出し、選挙管理に対する国民の信頼を損なった」と主張していると報じています。

※【解説】トランプ前大統領の3度目の起訴、なぜこれまでより深刻なのか(2023年8月3日)
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66391474

 「うそを燃料として」「不信と怒りの張り詰めた雰囲気を全国で作り出し、選挙管理に対する国民の信頼を損なった」と主張しているのに、「暴徒を扇動した罪でトランプ前大統領を起訴することは避けた」というのは、非常にわかりにくい話です。代わりに持ち出してきたのが、1870年制定という古い法律というのも、不可解です。

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■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

 IWJは8月1日より、新たな第14期のスタートを切りました。

 第13期は、たくさんの方から温かいご支援をいただきました。

 第13期、最後の7月に頂戴したご寄付の確定値が出ました。31日間で、182件、232万5000円です。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約60%にとどまります。

 これにより、第13期の収支につきましては、7月31日時点で、暫定ですが、残念ながら2204万8900円のマイナスとなりました。

 厳しい経済状況の中、第13期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、私、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 また、第13期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が、税理士の御指導のもと、決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。

 新しく始まった第14期も、IWJにとってはまだまだ険しい道のりが続くと思われます。ぜひ、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパで、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 8月のカンパ実績をお知らせします。8月1日から2日までの2日間で、5件、21万6000円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます。

 現状の会員数を、お知らせします。

 7月末時点での会員総数は2605人(前年同日比:1040人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、未返済の残高は約1600万円にのぼります。経理からキャッシュフローが不足している、ということで、あと400万円、つなぎ融資することになり、融資残高は合計2000万円になります! 本当にもう貯金が底を尽きます!

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます! 支出は徹底的にしぼっており、これ以上はしぼりようがありません!

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」にとって代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます!

 その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な平和外交の姿勢を示すべきではないでしょうか!?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 7月は31日間で、192件、232万5000円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方78名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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藤林弘資 様
R.N. 様
K.E. 様
井上久美子 様
島田佳幸 様
檜垣順子 様
T.I. 様
岡田 様
勝山ヒロ子 様
t.w. 様
金 盛起 様
石嶋眞理 様
村上冬樹 様
原田浩二 様
成田良一 様
k.s. 様
K.T. 様
藤本ひさ子 様
S.T. 様
T.I. 様

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 皆さま、インフレの物価高と先行きが見えない経済状況の中、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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◆中継番組表◆

**2023.8.7 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「立憲民主党『株式会社ビッグモーターの不正請求問題について』関係省庁よりヒアリング」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

「立憲民主党」主催のヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AB%8B%E6%86%B2%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A

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◆中継番組表◆

**2023.8.8 Tue.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「業界の『契約概念の欠如』が性加害を含むあらゆる問題を助長しているのでは?」IWJ記者の質問に「ギャラが出ない仕事もたくさんあった」と石丸志門・副代表!!~8.4 日本記者クラブ主催「ジャニーズ性加害問題当事者の会」会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517855

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■【本日のニュースの連撃! 4連弾!】

■【第1弾! 広島「原爆の日」に被爆者サーロー節子さんが核兵器禁止条約を批准しない岸田文雄総理を批判!】広島「原爆の日」の8月6日、被爆者サーロー節子さんが核兵器禁止条約を批准しない岸田文雄総理を批判!「本当に欠けているのは安全保障環境ではなく、問題を解決する意志、行動に乗り出す勇気だと思えてならない」!! 前日5日の討論会ではG7広島サミットの「広島ビジョン」を「核抑止論を正面から正当化した」と批判!! 松井一實広島市長は平和宣言で「核抑止論は破綻している」と訴え!!(『朝日新聞デジタル』、2023年8月6日)

 昨日8月6日は、78年目の広島「原爆の日」でした。

 カナダ在住の被爆者で、核兵器禁止条約の採択に尽力するなど、2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGO核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)で活躍するサーロー節子さんが、広島市で行われた「原水爆禁止2023年世界大会」に出席し、核兵器禁止条約を批准しようとしない岸田文雄総理を批判しました。

 8月6日付け『朝日新聞』は、サーローさんが「岸田さんは『安全保障環境が厳しいから、核に頼るのは仕方がない』と言っています。けれども実際に核を持っているのは、193の国連加盟国のうちわずか9か国です。120、130もの国々が惰性から抜け出して、世界に非核化地帯をつくり、核兵器禁止条約をつくりだしている」と述べ、「本当に欠けているのは安全保障環境ではなく、問題を解決する意志、行動に乗り出す勇気だと思えてならない」と訴えたと報じました。

※サーローさん、核禁条約参加しない首相を批判 「勇気が欠けている」(朝日新聞デジタル、2023年8月6日)
https://digital.asahi.com/articles/ASR8653LJR86PITB00V.html

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■【第2弾!『NHK』が武装テロ組織「自由ロシア軍」の主張を無批判に流す】『NHK』が、ロシアのプーチン政権の転覆をもくろんで、モスクワの民間施設などにテロ攻撃を繰り返す武装テロ組織「自由ロシア軍」幹部にインタビュー、その主張を無批判にたれ繰り返す! NHKは、テロリストのプロパガンダ機関になったのか!? 放送法違反ではないのか!?(『NHK』、2023年7月31日)

 『NHK』が7月31日、来日した反プーチン政権をかかげる武装組織「自由ロシア軍」の幹部イリヤ・ポノマリョフ氏に、東京都内でインタビューを行いました。

 ポノマリョフ氏は、7月30日に行われたモスクワ近郊のオフィスビルに対するドローン攻撃への関与を示唆し、「恐怖心」を植え付け、政権に反対する声を広げることが狙いだと述べました。

※ウクライナ側に付いて戦うロシア人「自由ロシア軍」幹部来日(NHK、2023年7月31日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230731/k10014148641000.html

 30日付『BBC』などによると、7月30日には、ロシア国防省が、モスクワ郊外西部オディンツォヴォでドローン1機を破壊し、2機を墜落させたが、この2機が市内のオフィスビルに落下したと説明しています。ロシア国防省はウクライナによるドローン攻撃を受けたとして、「テロ攻撃の試み」が「阻止された」と発表しました。

※ロシア国防省、ウクライナがモスクワをドローン攻撃と主張 空港一時閉鎖と(BBC、2023年7月30日)
https://www.bbc.com/japanese/66352506

★この国はとうとう気が狂ったのか、と呆れざるを得ません。堂々とテロ攻撃を行ったことを公言する武装グループのリーダーを、外務省も、警察庁も、法務省も咎めることなく、「問題なし」として入国を認め、事実上の国営放送である『NHK』が、そのテログループのリーダーの言い分をたれ流したのです。

 攻撃目標を、軍需工場や軍事基地に限らず、民間オフィスビルへの無差別的なドローン攻撃を行う行為は、普通の市民常識から考えて、「テロ攻撃」です。

 日本はいつから、無差別テロを行う組織をお咎めなしで、迎え入れ、その言い分を無批判にたれ流すことが許される国になったのでしょうか。このテロ行為を日本の政府や国営放送が、是認しているのだと、ロシア側から受け取られても仕方がありません。

 しかも、『NHK』の女性アナウンサーは、ポノマリョフ氏が、自分達のテロ行為の目的を、「恐怖心を植え付ける」ためだと主張した言葉をそのまま、それはテロであると指摘することも、批判することもなく、ただ繰り返しました。

 テロという言葉は、フランス革命の際の恐怖政治を指して用いられたテロルに語源があり、もともと「恐怖」を指し示す言葉です。

 つまり、テロリズムとは、「政治的目的の達成のために、殺害や破壊、攻撃を行い、その物理的な成果以上に、そこで生じた恐怖心を利用して人々を支配したり抑圧したりするもの」ということになります。全世界で、テロリズムが憎まれているのは、その恐怖による支配のためです。

 ポノマリョフ氏は、テロルの定義に則り、自分達をテロ集団として正確に位置付けて説明しているのに、「それは世界的に許されない行為ではないのか」という一言も口を挟まない、アナウンサーの姿勢は、多くの視聴者に、ポノマリョフ氏らの行為は、きっと日本赤軍とも、連合赤軍とも、オウム真理教とも違うものなのだ、という錯覚を与えたのではないでしょうか。

 実際には、『NHK』がやったことは、日本赤軍や、連合赤軍や、地下鉄サリン事件の後のオウム真理教を、モスクワに呼び、国営テレビに登場させ、「我々の目的は日本に恐怖を与えることだ」などと抜け抜けと喋らせたのと同じことです。テロ組織のプロパガンダに、直接、『NHK』は加担したのです。

 やられた側の立場に立てば、どれほど重大な外交的問題を生じさせるか、わかるはずです。この憎きテロ組織の背後に、相手側の国からの支援があるのだと受け取られても仕方がありません。

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■【第3弾! TBS『報道1930』がモスクワシティへの「テロ攻撃」は、ゼレンスキー大統領の故郷であるクリビーリフへの「テロ攻撃」への報復ではないかと擁護!?】(『TBS』、2023年8月1日)

 モスクワシティ(モスクワのビジネスセンター)へのドローン攻撃は、7月30日に続いて、8月1日にも攻撃がありました。モスクワ州全体で見ると、7月には4回のドローン攻撃が行われています。

 8月1日には、TBS『報道1930』が、「自由ロシア軍」幹部のポノマリョフ氏に取材をしました。

松原氏「モスクワに、再びドローン攻撃。一昨日あったばかりなんですが、映像が届いています。見てください。まず、この映像は、ドローンが爆発の瞬間、墜落したビルの内部に設置されたカメラがとらえた映像であります。(略)このビル、実は一昨日、攻撃を受けたのと、同じビルだそうなんですね。これはどういうことなんでしょうか」。

 モスクワシティは、高層オフィスビルなどからなる商業施設が並ぶビジネスセンターで、ドローンが墜落したビルには、地下鉄やバスなどを結ぶ交通ターミナルのほか、経済発展省、デジタル発展省、産業貿易省などが入っていたということです。

 朝日新聞論説員の駒木明義氏は、モスクワシティについて、「ここだけまるでドバイのように、まったく異質な景観を示しているところ」で、「ロシアが国をあげて投資」し、海外の企業を誘致して集め、2010年代にほぼ今の形になった、と解説しました。駒木氏は、プーチン大統領がクレムリンに通う通勤路にも近いところだと付け加えました。

駒木氏「(モスクワシティがもつ)重要性、象徴性。それからプーチン大統領の通勤路も近いということで、ウクライナ側が攻撃したんだと思いますけれども。そうだとすれば、非常にその『脅かす』という意味合いは強いと思いますよね」。

 ゲストの磯部晃一氏は今回のモスクワ攻撃は、軍事的な意味はあまりないが、海外にアピールしたいのではないか、と述べました。磯部晃一氏は、陸自唯一の機甲師団である第7師団長、統幕副長を歴任し、ハーバード大学の元シニア研究員もつとめています。

 松原キャスターに、「クリビーリフに対する報復ではないか」と聞かれ、磯部氏は「報復かどうかってのはわかりませんけども」と受け、「ウクライナあるいは反プーチン勢力」が繰り返し攻撃しているのではないか、と答えました。

 クリビーリフは、ウクライナ中部、ゼレンスキー大統領の故郷です。

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■【第4弾! 武装テロ組織「自由ロシア軍団」らが、東京で「第7回ポストロシア自由な民族フォーラム」を開催】「自由ロシア軍団」幹部は、ウクライナ国防省情報総局がすべての外国人部隊の活動に責任を負っており、それぞれの民族部隊はウクライナの軍の幹部の同意を得て作戦を行なっていると明言!(『TBS』、2023年8月1日)

 武装テロ組織「自由ロシア軍団」らが、8月1日に都内で「第7回ポストロシア自由な民族フォーラム」、「ロシアが戦争に敗れ、分裂したあと、どのような取り組みを行うべきか」というフォーラムを開催しました。『報道1930』が、「自由ロシア軍団」の幹部、イリヤ・ポノマリョフ氏にインタビューを行っています。

※「ロシア後の自由な民族フォーラム」、8月に東京で会議を開催(ウクルインフォルム、2023年8月6日)
https://www.ukrinform.jp/rubric-society/3731702-roshia-houno-zi-youna-min-zuforamuyueni-dong-jingde-hui-yiwo-kai-cui.html

 『報道1930』のゲストコメンテーターである岡部芳彦氏は、モデレーターとして、「第7回ポストロシア自由な民族フォーラム」に参加しました。

 岡部氏は神戸学院大学経済学部教授で、ウクライナ研究会会長、ゼレンスキー大統領などと交流があり、著書に『マイダン革命はなぜ起こったか―ロシアとEUのはざまで』(日本ウクライナ文化交流協会共著、2019年、ドニエプル出版)、『魂の叫び―ゼレンスキー大統領100の言葉』(2022年、宝島社、岡部芳彦・監修)などがあります。

岡部氏「彼らは、G7の国を回って訴えている、と。前回やったのはワシントンで、ハドソン研究所でやって、その前は実はブリュッセルの欧州議会でやっているんですね。そのG7の国の一環なので、日本に来たということで、最後はロンドンでやるようですね」。

 『報道1930』の松原キャスターは、彼ら当事者へのインタビューし、「モスクワへのドローン攻撃。その生々しい舞台裏を語ってくれました」と、テロリストを紹介することについて、何の屈託もないかのように、インタビューのVTRを紹介しました。狂っているのは、国営放送だけでなく、民法も同じようです。

 登場したのは、『NHK』の取材に応じた「自由ロシア軍(団)」の幹部、イリヤ・ポノマリョフ氏です。ここでは、「政治部門幹部」とされています。

ポノマリョフ氏「自由ロシア軍団の部隊は国境周辺にいます。(地図で北東部の国境地帯を示し)ロシアとの国境です。ここはいわゆる自由ロシア軍の責任地域です。次の攻撃は、この国境のどこかで行われます」。

ナレーター「次は、ウクライナのハルキウからロシアのベルゴロド方面を攻撃すると、指し示すのは、自由ロシア軍団の政治部門幹部イリヤポノマリョフ氏。先週から繰り返されているモスクワへのドローン攻撃についても関与を認めました」。

ポノマリョフ氏「ウクライナの軍指導部は私たちの意見を聞いてくれて嬉しく思います」。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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