日刊IWJガイド・非会員版「木原官房副長官の妻・X子さんの事情聴取を担当し、『週刊文春』に実名告発した元刑事・佐藤誠氏の記者会見をIWJが生中継!」2023.7.29号~No.3971号


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■はじめに~昨日は、木原誠二官房副長官の妻・X子さんの事情聴取を担当し、X子さんの元夫の「不審死事件」の再捜査の詳細を『週刊文春』にて実名で告発した元刑事・佐藤誠氏の記者会見を、午後1時からIWJが中継しました!

■札幌すすきの頭部切断事件で、容疑者宅から切断された頭部を発見、一家3人逮捕! 殺害された男性は女装で容疑者女性に近づき、不同意性交!? 犯行に協力したとみられる優秀な精神科医の父は、血を見て倒れ、外科を断念!? 娘は「自分の中には何人もの人格がある」解離性同一症!? 父と娘が首を切断し、家に持ち帰った理由はいまだに不明!?

■泣いても、笑っても、残りはあと3日間です! IWJの今期第13期の会期末となる7月末まで、あと3日間を残すのみとなりました! 7月に入ってからのご寄付は159件、215万円、月間目標額の55%にとどまります! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円となっています!! 7月こそは月間目標額390万円を達成し、さらに累積した赤字幅をも、皆さまのお力をお借りして、少しでも減らしたいと願っています! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!

■ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」? 米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速!~7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月28日収録の「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾 ロシア・アフリカ人道フォーラムでプーチン大統領がアフリカ最貧国への食糧無償提供を表明!】ロシア・アフリカ人道フォーラムでプーチン大統領が、ブルキナファソ、ジンバブエ、マリ、ソマリア、中央アフリカ共和国、エリトリアに、それぞれ2万5000トンから5万トンの穀物無償提供人道支援を表明! 西側が強調するウクライナの穀物協定を、統計数字をあげて「虚偽」と非難!(『President of Russia』、2023年7月27日)

■【第2弾! ロシアが「西側諸国は、アフリカ諸国のサミット参加を阻止している」と非難!】ロシア大統領府のペスコフ報道官が「西側諸国が、アフリカ諸国のサミット参加を阻止するために、外交ルートを利用してきた」と非難!(『RT』、2023年7月27日)

■【第3弾! プーチン大統領、アフリカ連合のG20加盟を支持すると表明! 南アフリカのパンドール外務大臣が「BRICSは誰にも敵対していない。あらゆるものを『武器化』することに反対している」と主張!】プーチン大統領がアフリカ連合首脳と会談、アフリカ連合のG20加盟を支持すると表明! これに対し、南アフリカのパンドール外務大臣は『RT』の独占インタビューで「BRICSは誰にも敵対していない。あらゆるものを『武器化』することに反対している」と主張! アパルトヘイトの歴史をふまえ、「人種差別やあらゆる形態の偏見を拒否することを、多国間に持ち込む」と表明!!(『RT』、2023年7月26、27日)

■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!
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■はじめに~昨日は、木原誠二官房副長官の妻・X子さんの事情聴取を担当し、X子さんの元夫の「不審死事件」の再捜査の詳細を『週刊文春』にて実名で告発した元刑事・佐藤誠氏の記者会見を、午後1時からIWJが中継しました!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 『週刊文春』がスクープし、大手新聞や地上テレビなどの記者クラブメディアがほとんど報じようとしない、木原誠二官房副長官の妻・X子さんの元夫の「不審死事件」にまつわる疑惑について、再捜査の詳細を『週刊文春』誌上において実名で告発した元刑事・佐藤誠氏の記者会見が、昨日7月28日午後1時に開かれました。

 冒頭、「安田種雄さん不審死事件」について、その証拠がすべて集まっていたという点に関して、この事件を最もよく知る佐藤誠氏は、重要な発言を行いました。

 まず、佐藤さんは、『週刊文春』の取材を受けたり、この記者会見を行うことにした理由は、この事件には事件性がなく、自殺だと断言した露木康浩警察庁長官の7月13日の記者会見にあったと述べます。

 「警察庁長官が記者会見で、この事件を事件性がないとか自殺とか言っているんで、そのときカチンときたんですよ。被害者に対して火に油を注ぐような発言だと思いました」。

 続いて佐藤氏は、この事件は自殺ではない、事件性があると断言しました。

 「証拠品であるとか、各供述であるとか、(佐藤氏に)集中するんですよ。それをずっと吟味してたんですよね。正式な発表では、適正な捜査で証拠品をもとに、自殺だと(判断したという)。しかし、そんな(自殺だという)証拠品は存在しないんですよ。それは断言します」。

 佐藤氏は、被害者遺族の感情に寄り添って、「こんな(自殺の)発表をすれば、こんな死に方をした被害者の遺族は余計悲しくなる」と述べ、さらにこう続けました。

 「事件性はあります。誰が見ても、あれを見て事件性がないという警察官はいないと思います」

 他方、佐藤氏は、これまでの『週刊文春』の、木原誠二官房副長官の妻・X子さんが、安田種雄さん不審死事件の最重要参考人だった=実行犯の可能性があるという報道を、正面から否定しているのです。

 質問に答えて、佐藤氏はこう述べました。

 「調官(しらべかん=取調官のこと)すると見立てするんですよ。流れ、筋を。いろんなものを見て。あれはどうやったって、女じゃできない。(中略)ナイフを使うとね、手に傷がつくんですよ。こうやればここにつくし。それもない。

 X子さんはちょっと違うんじゃないかな。はじめは重要参考人として一番かなとは思っていましたが、心の中ではちょっと違うんじゃないかなと。あと、Yって出てくるじゃないですか。あれちょっと、時間的に無理なんですよ」。

 実行犯としては、X子さん、Y氏も違うと、冒頭で、佐藤さんは述べています。

 Y氏というのは、事件の起きた2006年当時、X子さんの不倫相手だった人物です。

 『週刊文春』8月3日号は、「一家団欒の風景は長くは続かなかった。元凶となったのは、夫婦の趣味であるフリーマーケットを通じて知り合ったY氏の存在だ。06年に入り、Y氏のもとに走ったX子さんは、幼い子供2人を連れ、大阪や浜松などに“逃避行”を繰り返すようになる」と報じています。

 ここで、佐藤氏が「あれ、ちょっと、時間的に無理なんですよ」というのは、Y氏が、大塚のX子さん宅に到着したのが、2006年10月9日の深夜の12時前後であり、種雄さんの死亡推定時刻が、9日の夜10時ごろだったからです。

 ここまで、佐藤誠元刑事の記者会見でわかるのは、この安田種雄さん不審死事件が大変複雑で難しい事件だということです。

 佐藤氏は、第三の人物として、Z氏に言及しますが、この人物についても自分の「勘」に過ぎないとして確証はないと述べています。

 『週刊文春』8月3日号では、佐藤誠氏は、このZ氏を真犯人と見立ててこう述べています。

 『「Z氏について今ここで詳しく話すことはできないけど、俺はホシだと思っている。彼は、X子が絶対に庇わなければいけない存在。Z氏は突発的に殺害した末、自殺偽装計画を立てたわけだ。でも、Yの痕跡も残しておき、もし自殺の線が崩れて事件化したときの“保険”までかけたというのが俺の見立てだ。そんな高度なこと、素人のX子1人では思いつかないだろ」』

 つまり、Y氏は、自殺の線が崩れたときの実行犯として、被疑者となるように、仕組まれて、利用された、ということです。

 そのための仕掛けが、凶器のナイフにグルグルにまかれた「両面テープ」だったと佐藤氏は述べています。

 ナイフに巻かれていたのは、滑り止めとして機能する片面テープではなく、両面テープだったのです。

 佐藤氏は、記者会見で、次のように述べています。

 「Yにその話を向けないのに、その話(ナイフに巻かれた両面テープの話)をするんですよ。それだけで(Y氏が収監されている刑務所のある)宮崎まで行っていますからね。巻いた形が不自然だと。

 じゃ、何の目的かな。このナイフがポイントになるのかなって、いろいろ考えたんですよ。実際に巻いてある状況を剥がして持ってちゃってますから(Y氏が「証拠隠滅」として剥がして持ち去っている)」。

 この佐藤氏の話の前提には、事件当日、X子さんが、Y氏に対して、「ナイフに指紋がついちゃった」と言ったというY氏の証言があります。

 佐藤氏は、自分の自宅のナイフに指紋がついているのは、当然なのに、なぜ、X子さんが「ナイフに指紋がついちゃった」とY氏に語ったのか、という点に注目します。

 この点を佐藤氏は、こう述べています。

 「そう(X子さんが)言えば(Y氏が)剥がすじゃないですか。『私の指紋がついちゃった』というのは剥がしてほしい、という意味なんです」。

 しかし、明らかに、ナイフに巻かれた両面テープは、ナイフにY氏の指紋をつけるための工作と考えられます。殺人の後に呼んだY氏を実行犯として仕立てようとしたことを示すものと思われます。

 それをなぜ、X子さんは『剥がしてほしい』と言ったのでしょうか? 謎めいています。

 ちなみに両面テープは、Y氏が剥がして持ち去っているため、証拠としては行方不明で採用はされていません。

 こうした殺人の実行犯とその後の隠蔽工作のマスタープランの作成を、Z氏が行った、というのが、佐藤氏の推理です。

 Z氏とX子さんの関係は、どのようなものだったかは、不明です。『週刊文春』8月3日号によると、Z氏は、元ボクサーだったらしいことがうかがわれます。身長は165センチと小柄で、現在は地方都市に在住しています。

 この事件は、2006年10月9日の夜10時頃に起き、当初警視庁大塚署は、「自殺」と片付けていました。『週刊文春』8月3日号によれば、「18年4月に警視庁大塚署の女性刑事が、約12年前の事件の捜査資料に目を留め」、「『自殺にしては、ナイフへの血の付き方がおかしい』」と違和感を持ったことで再捜査が始まっています。

 つまり、この女性刑事の違和感がなければ、この事件は、自殺のままで葬り去られ、X子さんも、その現在の夫である、木原官房副長官も、事件の表舞台に登場することは決してなかったのです。

 この意味で、この再捜査の端緒を開いた刑事組織犯罪対策課強行犯捜査係長は、最大の功労者の一人です。

 この事件は、3幕からなっています。

 第1幕が、2006年に、大塚署が捜査ミスから、この事件を「自殺」としてしまった真実の隠蔽。

 第2幕は、2018年に捜査が再開されて、現在のX子さんの夫が、木原誠二自民党政務調査会副会長兼事務局長(当時)だったことが判明して、2018年10月24日の臨時国会が始まる直前に、捜査が打ち切られるまで。木原氏とX子さんは、2014年に結婚しました。

 この捜査の打ち切られ方は「異常」だったと、佐藤氏は記者会見で述べています。

 佐藤氏は、この異常さを『週刊文春』8月3日号で次のように述べています。

 「『X子の調べが佳境を迎え「今から証拠を探そう」という矢先にストップした。12年前の事件で物証が乏しいのは分かっているが、供述を揃え、証拠を積み重ねて頑張ろうというときに突然、中止になった。

 俺は捜査一課で100件近くも調べをやってきたけど、これだけ流れができていたのに調べが取りやめになるなんて経験したことがない。悔しくて、頭にきたよな』」

 そして、第3幕は、2023年7月13日に、露木康浩警察庁長官が、自殺の証拠がまったくないのに、記者会見の場で自殺だったと公式発表した時点から幕が開きます。露木長官は、2006年の大塚署の捜査ミスに、蓋をするかのように、虚偽の可能性のある発表を行ったのです。

 捜査の現場で、証拠と供述を見聞きし、事件性を確信する佐藤元刑事の発言と、現場のことは何も知らず、人事権を官邸に握られ、官邸の意向をうかがう一官僚に過ぎない露木警察庁長官の発表と、どちらの言葉に、真実味があるでしょうか。

 佐藤氏が会見で述べているように「自殺で片付けるのであれば、自殺だっていう証拠をもってこいよ」ということが必要であると思われます。露木警察庁長官は、自ら「自殺」という言葉を口にしたのですから、その責任は自身で取らなければなりません。

 第2幕と第3幕に、大きく関連するのが、木原誠二官房副長官の存在です。

 その木原氏の、この事件に対する本音を象徴するセリフがあります。

 捜査員に対して吐き捨てるように言った言葉を、『週刊文春』8月3日号はこう伝えています。

 「06年当時に捜査していたら結婚もしなかったし、子どももいませんでしたよ。どうしてそのときにやってくれなかったんですか」

 この『文春』の報道が正しいとしたら、木原氏は、妻であるX子さんへの愛情ゆえに無実を信じ、かばっている、とは言い切れない、ということになります。

 自分と結婚する前の、06年当時に捜査して逮捕してくれたら、自分は結婚しなかったし、関わらなくてすんだ、という、恨み節を口にしていたわけですから。

 あくまでも『週刊文春』の報道が、細部まで正しければ、という仮の前提になりますが、木原氏は、この事件が大きく社会問題化することで、自分の政治生命が絶たれることを最も恐れていた、と考えられます。

 木原氏自身が捜査妨害に直接的に関与したという証拠は、これまでの報道の中では見当たりませんが、2018年における、捜査本部の「異常」な幕引きや、『週刊文春』が報じ始めたとたんに、7月13日の露木長官が証拠も示さず、裁判を終えることもなく、自殺だと断じる公式発表をするなど、関係者の行動は、木原誠二氏の意向を忖度したかのように見受けられます。この疑念は、晴らされなければなりません。

 この事件については、2つのポイントがあります。

 1つは、「不審死」事件の真相の解明。

 もう1つは、木原誠二氏による捜査妨害や隠蔽があったのかどうかです。

 木原氏は、政治家であり、公人であり、権力をふるえるポストにいる人間です。メディアも、国民も、権力を監視する義務があります。

 この事件については、国会での追及も必要でしょう。

 第3幕は、まだ始まったばかりのようです。

■札幌すすきの頭部切断事件で、容疑者宅から切断された頭部を発見、一家3人逮捕! 殺害された男性は女装で容疑者女性に近づき、不同意性交!? 犯行に協力したとみられる優秀な精神科医の父は、血を見て倒れ、外科を断念!? 娘は「自分の中には何人もの人格がある」解離性同一症!? 父と娘が首を切断し、家に持ち帰った理由はいまだに不明!?

 北海道札幌市の繁華街すすきののホテルの浴室で、7月2日に首を切断された全裸状態の男性の遺体が発見されました。

 この事件に関連して札幌市の職業不詳田村瑠奈容疑者(29)と父親の精神科医田村修容疑者(59)が24日に、母親のパート従業員田村浩子容疑者(60)が25日朝に、死体遺棄や損壊などの容疑で逮捕されました。

 この親子3人の自宅の浴室からは、切断された男性の頭部が、一部腐敗した状態で見つかり、猟奇的な事件として世間の耳目を集めています。

 発見された男性の体には、刃物で刺された傷があり、司法解剖の結果、死因は出血性ショック。殺害されたあとに、首を切断されていました。

 7月27日付け『STV(札幌テレビ)』の記事によると、札幌近郊の恵庭市の62歳の男性の首をホテルで切断し、頭部を持ち去ったのは、瑠奈容疑者とみられており、「事件の日より前にも、男性とはすすきのの飲食店で会っていて、ふたりの間にはトラブルがあったことが捜査関係者への取材でわかっている」とのことです。

 さらに、この『STV』の記事によると、「瑠奈容疑者と父親の修容疑者は、札幌市内の商業施設で、犯行に使ったとみられる『のこぎり』のほかに『別の刃物』を購入していた」ことがわかっているとのこと。

 また、「事件現場のホテルに滞在していたとみられる時間はわずか3時間程度」、瑠奈容疑者は「入室時に黒っぽい手袋を着用」していた、「室内からは瑠奈容疑者の指紋が検出されなかった」、ホテル付近の複数の防犯カメラには、父親の修容疑者のものとみられる車に、修容疑者と瑠奈容疑者とみられる人物が乗っている様子が映っていたことなどが、わかっていると、この『STV』の記事は報じています。

 しかし、何のために首を切断し、持ち帰って、遺棄せずに自宅に保管していたのか、その動機や心理については、まだ不明です。

 また、瑠奈容疑者には被害者の男性への「怨恨」感情があったとしても、父親がなぜ、首の切断まで手伝うことになったのか、父親の心理と行動も謎のままです。

 この『STV』の記事は、瑠奈容疑者の小学校時代の同級生が、「5年生の時に(中略)、ちょっと高そうなドレスを着ていて、服を茶化したときにカッターを持ってきて教室で追いかけられて、馬乗りになられて首に突き付けられて『次言ったら刺すからな』と言われた」と証言したと報じています。

※小学生時代「浮いている存在」逮捕の娘 被害者とトラブル 事件前から接点 すすきの殺人事件(STV、2023年7月27日)
https://www.stv.jp/news/stvnews/on94nv0000008thv.html

 また、7月27日付け『HBC(北海道放送)』は、瑠奈容疑者について、「小学生のときから不登校」「中学校も不登校」「高校も入学はしたようだが、通学している様子は見なかった」など、近くの複数の住人の証言を報じています。

 さらにこの『HBC』の記事は、父親の修容疑者について、「要領がよく、同期の医師よりできる印象」「精神科医として、病院外でも積極的に活動」「学生時代からバンド活動をしていた」など、同じ病院に勤務する人の証言を報じています。

 一方で、近所の人は、修容疑者について「1ヶ月ほど前からほとんど見かけていない」「いつ頃からか、ずっと車の中にいるようになり、3時間後に外出から戻っても車の中にいたので驚いた」などの証言も報じています。

※頭部持ち去りで母親も逮捕、3人で外出なかった家族…小学校から不登校、玄関前にクーラーボックスなどの山、熱心な精神科医、バンド活動(HBC、2023年7月27日)
https://www.hbc.co.jp/news/2980ab5a7d6913aa4bf9e9e8d7e92468.html

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 泣いても、笑っても、残りはあと3日間です!

 昨年8月1日から始まったIWJの第13期の会期末は今月7月末です! いよいよ3日間を残すのみとなりました!

 7月は1日から28日までの28日間で、159件、215万円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約55%にとどまります。

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださっている皆さまには、心から感謝申し上げます! 誠にありがとうございます!

 しかしながら、あと3日間で、月間目標額に到達するには、目標額の45%、175万円が必要です! どうぞ7月末まで緊急のご支援をよろしくお願いします!

 また、今期第13期6月末までの、11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました! 月間目標額を達成した上で、さらに残り半月でこの2000万円強の累積の赤字幅を少しでも圧縮できるように、どうぞ本当にご支援をよろしくお願いします!

 今月末の会期末まで、ぜひ、皆さま、緊急のご寄付・カンパ・会員登録・YouTube登録による、皆さまのご支援の力で、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 また、現状の会員数をお知らせします。

 6月末時点での会員総数は2630人(前年同日比:1061人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。近いうちに、また私がIWJにつなぎ融資をしなければならない見込みですが、本当にもう貯金が底を尽きます!

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます!

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJも支出を減らし、業務を縮小し、効率化をはかるなどしておりますが、限界もやはり、あります。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」に代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます!

 その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか!?

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 岩上安身

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 IWJではメルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 7月は、6月28日に収録した、「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」の前半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します!

 今年6月24日(ロシア時間の6月23日)、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者であるエフゲニー・プリゴジン氏が、自身の部隊を率いて、ロストフ・ナ・ドヌーにあるロシア南部軍管区司令部を含む重要な治安拠点を占拠。部隊の一部が首都モスクワに向かって北上するという軍事クーデターが起こり、世界中の注目を集めました。

 ワグネル部隊は5月20日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートを激戦の末に制圧し、プーチン大統領から賞賛を受けてその名を上げました。しかし、ワグネル部隊を国軍の一部として統合し、統率したいと考えるロシア国防軍との関係は悪化し、プリゴジン氏はセルゲイ・ショイグ国防大臣やロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長を痛烈に批判していました。

 クーデター情報は錯綜し、一時は「プーチン大統領が所在不明」というニュースも流れて、ロシアは内戦状態に陥るのではないかと危惧されました。しかし、ワグネル部隊はモスクワの手前200キロで進軍を中止。ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により、誰の血も流れずに約2日で「反乱」は終結。プリゴジン氏はベラルーシに亡命しました。

 この不思議な騒動の直後、2023年6月28日に、東京都内のIWJ事務所にて、岩上安身は元外務省国際情報局長・孫崎享氏にインタビューを行ないました。

 このインタビューでは、「プリゴジンの乱」の顛末、西側諸国の関与、NATOの大演習との関連などに踏み込んでいます。

 以下、7月発行の『岩上安身のIWJ特報』の目次です(現在編集中ですので、変更する場合があります)。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第609号の目次)
◆「ワシントンはウクライナで終戦を迎える」!? 米外交問題評議会がウクライナ紛争を「ミッション・インポッシブル」と言い出した!

(第610号の目次)
◆米国のウクライナ深入りは「米国覇権の終わりの始まり」? しかし紛争の真実にあえて目をつぶる日本のマスメディア!
◆「ワグネルの反乱」主役のプリゴジンは軍人ではない。ソ連崩壊後の「仁義なき戦い」で勝ち残ったヤクザの親分的人物!
◆プーチンに反旗を翻したプリゴジンはウクライナと内通! 米ホワイトハウスはそれを1ヵ月以上前から知っていた!
◆強盗や恐喝で20代のほとんどを刑務所で過ごしたプリゴジン。外食産業で成功、プーチンに重用され、戦争で英雄になって舞い上がった!?

(第611号の目次)
◆プリゴジンを許したプーチンは「優柔不断な独裁者」ではなく、子飼いのヤクザ者に適切なカタをつけただけ。これがロシアのリアル!
◆「ワグネルの反乱」を契機に内部崩壊するロシアを見たかったアメリカとウクライナの誤算!
◆NATOの史上最大の演習は本気じゃない!?「NATOは絶対、入りません。アメリカに従うふりだけしている」
◆プリゴジンの無謀な呼びかけに乗るロシア軍人は現れず! 内戦はウクライナと欧米諸国を利するだけだとわかっている!

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。

※「ウクライナ紛争というのは、本当に、米国覇権の終わりの始まり、その通りだと思います」~岩上安身によるインタビュー第1124回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516860

※安倍元総理を銃殺したのが山上徹也容疑者ではないとすると、日本という国があまりにも自主的に物事を判断できない国というところにまでつながっていく ~岩上安身によるインタビュー第1126回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517054

 6月発行の特報は、岩上安身によるジャーナリスト田崎基氏へのインタビューで、「特殊詐欺」シリーズの完結編となります。現在、フルオープンで特別公開中です!

 ぜひこの機会にご視聴、御覧ください! かつ、ぜひとも拡散し、多くの方々に読んでいただいて、IWJをご紹介いただきたいと思います。

※【601号-604号】岩上安身のIWJ特報!背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し!高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言はルフィ事件と同根の大問題!岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー(その3)2023.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516869


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◆中継番組表◆

**2023.7.29 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.7.30 Sun.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「あの日殺された19名を自分のこととしてとらえ、自分の存在や名前を消される社会のあり方を問い直してみようと思います」~7.26施設障碍者虐殺 7年目の追悼アクション
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517686

特別公開中! 岩上安身のIWJ特報!背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し!高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言はルフィ事件と同根の大問題!岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー(その3)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516869

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■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾 ロシア・アフリカ人道フォーラムでプーチン大統領がアフリカ最貧国への食糧無償提供を表明!】ロシアのサンクトペテルブルグで、7月27日と28日に開かれたロシア・アフリカ経済・人道フォーラムにおいて、プーチン大統領が、ブルキナファソ、ジンバブエ、マリ、ソマリア、中央アフリカ共和国、エリトリアに、それぞれ2万5000トンから5万トンの穀物無償提供人道支援を表明! 西側が強調するウクライナの穀物協定を、統計数字をあげて「虚偽」と非難!(『President of Russia』、2023年7月27日)

 7月27日と28日、ロシアのサンクトペテルブルクで、ロシア・アフリカ経済・人道フォーラムが開催されました。

 ロシア大統領府は27日、本会議でのプーチン大統領の演説を発表しました。

 この演説の中で、プーチン大統領は、アフリカ諸国の食糧危機問題について、次のように語っています。

 「私たちは、アフリカ諸国への食料の安定供給の重要性を認識しています。これは、アフリカ諸国の社会経済的発展と政治的安定の維持にとって不可欠です。これが、国連世界食糧計画にもとづいて提供される人道支援の一環として、アフリカの友人たちへの小麦、大麦、トウモロコシ、その他の穀物の供給に、私たちが常に特別な注意を払ってきた理由であり、今後もそうするつもりです。

 友人の皆さん、数字がそれを物語っています。

 昨年、ロシアとアフリカ諸国との農産物貿易は10%増の67億ドルとなり、今年1月から6月にはすでに60%増と記録的な伸びを示しています。

 ロシアは、2022年に1150万トンの穀物をアフリカに輸出し、2023年の最初の6ヶ月間でほぼ1000万トンを輸出しました。これらすべては、ロシア産食品の輸出にとって重大な障害となっている、我が国の輸出に課せられた違法な制裁にもかかわらず行われています。輸送、物流、保険、銀行取引が複雑になります。

 私たちは、矛盾を目の当たりにしています。一方では、西側諸国は、世界の食料市場における現在の危機を非難しながら、他方で我が国の穀物と肥料の輸出を阻止しようとしている。これはまったくの偽善です。

 私たちはこのアプローチを、いわゆる穀物協定ではっきりと確認しました。国連事務局の参加により仲介され、当初は世界の食糧安全保障を促進し、飢餓の脅威を軽減し、アフリカを含む最貧国を支援することを目的として計画されました。

 しかしながら、この穀物協定が締結されてから、ほぼ1年で、合計3280万トンがウクライナから輸出され、そのうち70%以上が主に欧州連合を含む高所得国および平均所得以上の国に送られました。

 一方、エチオピア、スーダン、ソマリア、その他いくつかの国が受け取った量は、この合計の3%にも満たない、つまり100万トンにも満たないという事実に注目していただきたいと思います。

 とりわけ、ロシアがこのいわゆる協定に参加することに同意した理由は、我が国の穀物と肥料を世界市場に供給するための不当な障害を取り除くという約束が含まれていたからです。誤解しないでください、これこそが、最貧国を助けるということなのです。

 しかしながら、合意されたことや約束されたことは何も実現しませんでした。ロシアの穀物と肥料の世界市場への輸出に対する制裁解除に関連する条件は、いずれも何ひとつ満たされていません。

 先ほど、アフリカ連合の指導者たちと会議で話し合ったように、ミネラル肥料を必要とする最貧国に、ミネラル肥料を無料で届けようとしたときにさえも、障害に直面しました。

 欧州の港でブロックされていたこれらの肥料26万2000トンのうち、私たちが何とか送ることができたのはわずか2件、マラウイへの2万トンと、ケニアへの3万4000トンだけでした。この構想は、本質的に、純粋に、人道的であったにもかかわらず、残りはすべて欧州人の手に残されたままです。原則として、いかなる制裁にもさらされるべきではなかったにもかかわらず、です。

 確かに、彼らが言うように、ロシアが自国を富ませ、その収入を軍事目的に使うことを望まない人もいるかもしれません。いいでしょう。しかし、これらは送料も無償でした! しかし、最貧国を助けたいという話にもかかわらず、彼ら(欧州)はそれを通そうとはしませんでした。

 これらの事実を考慮して、私たちはこの穀物協定の延長を拒否しました。すでに述べたように、ロシアはロシアの穀物を販売するか、アフリカで最も貧しい国々に無償で譲渡することで、世界市場からのウクライナ穀物の撤退によって生じた穴を十分に埋めることができます。今年も記録的な収穫量が見込まれることを考えれば、なおさらです。

 より具体的に言うと、今後数ヶ月、3~4ヶ月以内に、ブルキナファソ、ジンバブエ、マリ、ソマリア、中央アフリカ共和国、エリトリアに、それぞれ2万5000トンから5万トンの穀物を無償で供給する用意があります」。

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■【第2弾! ロシアが「西側諸国は、アフリカ諸国のサミット参加を阻止している」と非難!】ロシア大統領府のペスコフ報道官が「西側諸国が、アフリカ諸国のサミット参加を阻止するために、外交ルートを利用してきた」と非難!(『RT』、2023年7月27日)

 7月27日付けロシア『RT』は、西側諸国が、ロシア・アフリカ経済・人道フォーラムに、アフリカ諸国首脳が参加しないよう圧力をかけていると報じました。

 『RT』の記事によると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が7月25日の記者会見で、「ほぼすべてのアフリカ諸国が米国から前例のない圧力にさらされていることは承知している」と述べ、「西側諸国が、アフリカ諸国のサミット参加を阻止するために、外交ルートを利用してきた」と付け加えたのこと。

 『RT』は、「ホワイトハウスはこれまで、アフリカ諸国の外交政策への介入を否定してきた」とした上で、「クレムリンによると、27日に開幕する2日間のサミットには、アフリカ40か国以上が参加し、そのうち17か国は、国家元首が参加する」と報じています。

※West pressured African states not to attend St. Petersburg summit Kremlin(RT、2023年7月27日)
https://www.rt.com/russia/580366-west-pressured-africa-summit/

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■【第3弾! プーチン大統領、アフリカ連合のG20加盟を支持すると表明! 南アフリカのパンドール外務大臣が「BRICSは誰にも敵対していない。あらゆるものを『武器化』することに反対している」と主張!】プーチン大統領がアフリカ連合首脳と会談、アフリカ連合のG20加盟を支持すると表明! これに対し、南アフリカのパンドール外務大臣は『RT』の独占インタビューで「BRICSは誰にも敵対していない。あらゆるものを『武器化』することに反対している」と主張! アパルトヘイトの歴史をふまえ、「人種差別やあらゆる形態の偏見を拒否することを、多国間に持ち込む」と表明!!(『RT』、2023年7月26、27日)

 ロシアのプーチン大統領が、ロシア・アフリカ経済・人道フォーラムでロシアを訪問中のアフリカ連合(AU)のアザリ・アスマニ議長、ムサ・ファキ・マハマト委員長と会談を行い、アフリカ55か国で構成されるAUが、G20に正式加盟することを、ロシアは支持すると表明しました。

 27日付けロシア『RT』は、プーチン大統領がこの会談で、「ロシアはAUを、アフリカ大陸における近代的な安全保障構造を形成し、世界経済におけるアフリカの正当な地位を確保するための条件を整備する、主導的な地域組織と見なしている」と述べたと報じました。

 記事によると、プーチン大統領は、ニューデリーで開かれるG20サミットで、早ければ9月にもAUが正式加盟することを期待していると述べた、とのことです。

※Putin backs G20 membership for African Union(RT、2023年7月27日)
https://www.rt.com/business/580378-putin-africa-g20-membership/

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■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!

 岩上安身は8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論をご専門とされる、松村昌廣 桃山学院大学 法学部教授にインタビュー(録画収録、後日配信)を行います!

 松村昌廣教授は、1992年に米国州立メリーランド大学大学院で政治学博士を取得され、ブルッキングス研究所 北東アジア研究センター 招聘研究員(2006-2007)、ケイトー研究所 外交政策プログラム 客員研究員(2010)、一般社団法人 平和・安全保障研究所 研究委員(2011-現在)、米国防大学 国家戦略研究所 客員研究員(2013、2016-2017)として研究を積まれ、国際安全保障学会理事(1999-2017)、防衛省行政監視・行政効率化チーム外部有識者委員(2010-2013)、防衛省行政事業レビュー外部有識者委員(2013-2023)、などを歴任されています。

 過去5年間のご著書には、『テキスト日米関係論 : 比較・歴史・現状』(ミネルヴァ書房、2022)、『Security Turbulence in Asia: Shaping New Strategy in Japan and Taiwan』(PublishDrive、2021)、『Defense policy and strategic development : coordination between Japan and Taiwan』(World Scientific、2021)、
『甦る国際権力政治 : ポスト・グローバリゼーションと日本』(芦書房、2019)、『日米同盟と朝鮮半島 : 国際政治における格闘場』(芦書房、2019)、『衰退する米国覇権システム』(芦書房、2018)があります。

 松村教授は、今年、ウクライナ紛争について、「ドンバスにおける米露代理戦争の最終段階としてのロシア・ウクライナ戦争(2014年~2022年)」(『ifimes』、2023年4月6日)、「妨げられる:ウクライナにおける凍結された紛争」(『ifimes』、2023年6月26日)と題する論考を発表されました。『ifimes』は、「中東とバルカン研究のための国際研究所(IFIMES)」のウェブサイトで公開されている調査報告です。

 松村教授は、2022年に勃発したウクライナ紛争は、ユーロマイダン・クーデターとクリミア併合が起きた2014年以降、「8年間にわたるドンバスでの長引く戦乱の文脈の中で起こった」結果なのだと指摘しています。原因と結果をとり違えてはいけないとも、警告されています。

 ウクライナ紛争は、どこを起点として見るかで、まったく異なってみえてきます。

 ロシアが2022年2月24日に突如としてウクライナに侵攻したとみれば、「いわれのない侵略」だということになります。

 しかし、2014年のユーロマイダン・クーデターと、それに続くウクライナにおけるマイノリティのロシア語話者への弾圧。その帰結としての東部ドンバス紛争を起点としてみれば、メルケル前ドイツ首相が昨年述べたように、米国と西側諸国が、ウクライナがロシアと戦えるように8年かけて準備をしてきた結果であり、「代理戦争」だということになります。

 多くの資料にもとづいた、精緻な分析を行っている松村教授に、ウクライナ紛争の実相、この紛争の行く末、その関連で東アジアにおける「台湾有事」について、そして米国の覇権の終わりの始まりについて、おうかがいします。

※The Russia-Ukraine warfare as the final stage of U.S.-Russia proxy war in Donbas(2014-2022)(ifimes、2023年4月6日)
https://www.ifimes.org/en/researches/the-russia-ukraine-warfare-as-the-final-stage-of-us-russia-proxy-war-in-donbas-2014-2022/5156

※Hindered: a frozen conflict in Ukraine(ifimes、2023年6月26日)
https://www.ifimes.org/en/researches/hindered-a-frozen-conflict-in-ukraine/5188

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、前田啓)

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