日刊IWJガイド・日曜版「『歴史の事実に向き合おうとするジャーナリストが犠牲になってはいけない』という植村隆氏の重大な問いかけ!」2018.11.11日号~No.2250号~(2018.11.11 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~「『ジャーナリスト』櫻井よしこ氏への名誉毀損訴訟 まさかの不当判決!! 原告の植村氏の請求を棄却!『悪夢のような判決。言論で勝って、法廷で負けてしまった』岩上安身による元朝日新聞記者(現・週刊金曜日発行人)植村隆氏、札幌訴訟弁護団事務局長・小野寺信勝弁護士インタビュー」を全編フルオープンで配信しました!
┠■【中継番組表】
┠■<お詫びと訂正>
┠■<再配信告知>「『辺野古新基地がいらない、ということにも完結した哲学がある! 一個大隊規模が沖縄にいることが抑止の計算上どんな意味があるのか?』元内閣官房副長官補・柳澤協二氏-新外交イニシアティブ訪米報告会 2017.8.29」を本日再配信します!
┠■<お知らせ>
┠―■8月1日から10月31日までの第一四半期のご寄付・カンパの目標達成率は、63%にとどまっております! どうかご支援をお願いいたします!
┠―■11月下旬から12月上旬の間をめどに、ファンドレイジング・イベントの開催を検討中! ただ今、ファンドレイジング・イベントに関するアンケートを行っています!
┠―■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!
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■はじめに~「『ジャーナリスト』櫻井よしこ氏への名誉毀損訴訟 まさかの不当判決!! 原告の植村氏の請求を棄却!『悪夢のような判決。言論で勝って、法廷で負けてしまった』岩上安身による元朝日新聞記者(現・週刊金曜日発行人)植村隆氏、札幌訴訟弁護団事務局長・小野寺信勝弁護士インタビュー」を全編フルオープンで配信しました!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 元朝日新聞記者で『週刊金曜日』発行人の植村隆氏が報じた旧日本軍性奴隷問題(いわゆる「従軍慰安婦」問題)の記事について、ジャーナリストを自称する櫻井よしこ氏によって「捏造」と決めつけられ名誉を毀損されたとして、植村氏が櫻井氏、新潮社、ワック、ダイヤモンド社に損害賠償などを求めた訴訟の判決が出ました。不当にも、札幌地裁(岡山忠広裁判長)は9日、植村氏の請求を棄却しました。

 しかし、勝訴はならなかったものの、判決後の報告集会は熱気に包まれていました。「言論戦で勝って、法廷で負けた」と心境を語った植村氏は、「これは明らかに不当な判決」であり、高裁で逆転を勝ち取る決意を表明しました。また原告の立場を離れて発せられた、「歴史の事実に向き合おうとするジャーナリストが犠牲になってはいけない」という植村氏の問いかけは、その後のリレートークの登壇者がそれぞれのかたちで強調していました。

 「悪夢のような判決」の翌日、岩上さんは植村氏と札幌訴訟弁護団事務局長・小野寺信勝弁護士にインタビューしました。本日は日曜日のため、簡易版でお届けするはずでした。しかし、7時間におよぶ本インタビューの報告を欠くわけにはいきません。

 インタビュー冒頭では報告集会の熱気について植村氏にうかがいました。小野寺弁護士よりは、名誉毀損裁判の枠組みについて説明がありました。「まず櫻井さんの批判が、植村さんの社会的評価を低下させたかどうか。第一段階がクリアされた後に、その表現が例外的に許容されるかどうか」ということが、名誉毀損の裁判で争われると小野寺弁護士は言います。

 そうした枠組みにもとづき小野寺弁護士は、今回の裁判では「事実の摘示というのは、捏造が事実であれば、櫻井さんが捏造を証明するか、捏造と信じてもやむを得なかったことを証明しなければならない。論評というのは、評価で人を傷つける場合。要件がゆるくなり、免責されやすい」と説明します。そのため「我々(弁護団)は『事実の摘示』であると考えているが、櫻井さん側は『論評』」として免責を狙っているのです。

 重要なのは、そのような免責のされ方を求める櫻井氏に対し、裁判所が櫻井氏を一般人同様に扱って、論評にあたって当然必要となる取材や根拠の裏取りの水準を大幅に下げていったことです。小野寺弁護士は「今回の判決は櫻井さんが『ジャーナリスト』であることを考慮していない」と端的に指摘しています。

 問題はなぜ、そんなに櫻井氏に対して極めて甘い基準が適用されたのか?という点です。この判決の動機に関して、現時点で確定的な判断を下すことが困難であるのは言うまでもありません。植村氏、小野寺弁護士ともに慎重な姿勢を崩しませんでした。しかしながら、植村氏が言うように「私がこんなことをしたら確実に袋叩きにあう」にもかかわらず、櫻井氏は免責されたという結果が出ていることも確かです。

 あくまでも仮説の域を出ませんが、こうした判決の動機について、岩上さんは踏み込んだ分析をしています。

 まず、「櫻井氏は日本会議の看板で広告塔であり、日本会議は、全力をあげて改憲のための運動を草の根で続けている」ことを指摘します。そのため、今回の札幌地裁判決において「櫻井氏はジャーナリストではないことが認定されたが、改憲を目論む日本会議の広告塔、プロパガンディストとしては傷ついていない」状態であることに警戒すべきだ、と岩上さんは考えています。

 岩上さんがこの判決を改憲問題と結びつけていることに疑問を持たれる方もいるかもしれません。天皇の退位・改元の行事や選挙の日程を勘案すると、安倍政権の思惑通り、国会で改憲の発議がなされるとすれば、今国会しかないのではないか、そして発議は困難だろうとの見方も、これまでの常識の限りでは妥当な分析かもしれません。

 しかし、安倍政権には常識は通用しません。常識にとらわれた判断が、後から見れば油断であったというのではたまりません。何が何でも改憲したいから今国会での発議を狙っている可能性は多いにあります。改憲反対派が油断しているような状況を見て、密かにほくそ笑んでいるのかもしれません。事実、麻生太郎副総理は「わーわー騒がないで」こっそり改憲するとの趣旨で「ナチスの手口を学んだらどうかね」と発言しています。

 もし、今国会で改憲の発議、そして国民投票まで持ち込むという短期決戦を安倍政権が企んでいるとしたら、その目前の課題を達成するためには、改憲の広告塔とも言うべき存在の櫻井氏に大ミソがつくことがあってはならない、と考えても不思議ではありません。

 このように、改憲が意外にも目前に迫っていることを念頭に置いて考えてみると、岩上さんが危惧しているように、櫻井氏がこのタイミングで異様な免責を受けたことに改憲を目指す政治的権力の意志を疑う必要があるのかもしれません。

 バッシングの詳細に踏み込んだ部分では、植村氏に対してのみならず様々なかたちで飛び火した常軌を逸した攻撃に改めて驚き、そして憤りを禁じ得ない方も多いことでしょう。しかし同時に、前述した報告集会の熱気につながる植村氏への支援にも心を動かされるはずです。バッシングや裁判の過程について、植村氏は「人々との恵みを与えてくれた。支援してくれる人がどんどん広がった。全国各地、外国からも支援が」あったと語っています。

 とくに、「植村さんを捨て置けない」とし、支援に加わる弁護士が続々と現れたことについて植村氏は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領をモデルにした韓国映画『弁護人』(https://amzn.to/2PpUYj6)のワンシーンと重なると語っています。

※弁護士時代の盧武鉉氏の実話については、文在寅、矢野百合子訳『運命 文在寅自伝』(岩波書店、2018年)(https://amzn.to/2Qx6e9D)を参照ください。

 本インタビューのまとめとして、小野寺弁護士から、櫻井氏を安易に免責した札幌地裁判決の乗り越え方、そして裁判を通して、もっと広い文脈で世の中の空気を変えるという抱負を語っていだだきました。それを受け、植村氏が見せた、「事実がないがしろにされつつある状況」を打破し「第二の植村を出さない」という決意表明は必見です。

 IWJはこれからも、植村氏の裁判を報じることを通じて、「歴史の事実に向き合おうとする」試みを粘り強く続けていきます。今回の不当判決とあわせ、11月28日午後2時に迫る、麗澤大学客員教授の西岡力氏を被告とする東京訴訟結審の結果は重要な意味を持ちます。植村氏の裁判へのご支援、そして週刊金曜日のご購読の上、加えてIWJにも叱咤激励をいただければ幸いです。

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※【植村裁判を支える市民の会 カンパお振込先】
カンパ用振替口座(ゆうちょ銀行)02700-3-70778
※【週刊金曜日定期購読】
https://fs224.formasp.jp/u543/form5/
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 そして、植村氏よりご著書『「真実」私は捏造記者ではない』(岩波書店、2016年)(https://amzn.to/2PmF0WP)に、後日サインを入れていただきます。改めて告知させていただきますが、会員限定となっておりますので、それまでに【https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php】にてご登録をぜひご検討ください!

 なお、残念なお知らせがございます。本インタビューを実況ツイートしていたIWJ_Ch8のアカウントが凍結されてしまいました。これでここ2日間で、IWJの実況アカウントが6つも凍結されてしまったことになります。現在、事実関係を調査しています。

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◆中継番組表◆

**2018.11.11 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】13:00~「麻生財務大臣は即刻辞任せよ!財務省前アピール行動&デモ行進」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」主催。麻生財務大臣の辞任を求める財務省前アピール行動とデモ行進を中継します。これまでIWJが報じた「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」のアピール行動やデモの記事は、以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/413760
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/412380
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【タイムリー再配信 286・IWJ_Youtube Live】18:00~「『辺野古新基地がいらないということにも完結した哲学がある! 一個大隊規模が沖縄にいることが抑止の計算上どんな意味があるのか?』元内閣官房副長官補・柳澤協二氏―新外交イニシアティブ訪米報告会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2017年8月に収録した、新外交イニシアティブ(ND)訪米報告会「今こそ辺野古に代わる選択を ~ワシントンでの発表を経て~」を再配信します。パネルディスカッション登壇者は、柳澤協二氏(ND評議員、元内閣官房副長官補)、屋良朝博氏(ND評議員、元沖縄タイムス論説委員)、半田滋氏(東京新聞論説兼編集委員)。これまでIWJが報じた新外交イニシアティブ関連の記事は、以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%96%B0%E5%A4%96%E4%BA%A4%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396607
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【タイムリー再配信 287・IWJ_Youtube Live】20:00~「『社会的弱者や困難に直面する人に共感するという感情が欠落してる』安倍政権!『闘うには敵を知ることが大切なんだ』~7・13岩上安身による落語家立川談四楼氏インタビュー!(前編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 7月13日に収録した、岩上安身による落語家 立川談四楼氏インタビューの前編を、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427330

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◆中継番組表◆

**2018.11.12 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh6・NY】4:00~「玉城デニー沖縄県知事によるニューヨーク大学での講演」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach6

 玉城デニー沖縄県知事は、基地問題をはじめとする沖縄の実情や自身の考え方などについてアメリカに幅広く発信するため、11日から訪米します。沖縄県主催の、ニューヨーク大学での講演会を中継します。現地時間では11月11日(日)14:00からですが、14時間の時差があるため、日本では早朝になります。※現地の状況によっては録画収録になる可能性もあります。

 これまでIWJが報じた玉城デニー氏関連の記事は、以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%8E%89%E5%9F%8E%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%BC
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【タイムリー再配信 288・IWJ_Youtube Live】20:00~「『社会的弱者や困難に直面する人に共感するという感情が欠落してる』安倍政権!『闘うには敵を知ることが大切なんだ』~7・13岩上安身による落語家立川談四楼氏インタビュー!(後編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 7月13日に収録した、岩上安身による落語家 立川談四楼氏インタビューの後編を、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427330

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■<お詫びと訂正>

 日刊IWJガイド2018.11.9日号の「東京医科大学不正入試問題で差別されていたのは女性受験生と多浪受験生だけではない!? 高卒認定を受けた受験生も不当に不合格とされていた! IWJの追及に対して林由起子学長は『第三者委員会の報告待ち』を連発! さらに、日本女医会理事の青木正美医師に緊急取材!」の項目で、不正確な表現があったため、以下の通りに訂正いたします。

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訂正前

 青木医師によると、第三者委員会は、「朝鮮高校とか中華高校とかの在日外国人の受験生や、外国の高校を卒業した受験生をとっていない」ことを指摘しているといいます。つまり、受験生が高校の種別を理由に不当な得点調整によって不合格にされていたのであれば、民族差別など、より広範な差別が存在していた疑いが濃厚なのです。

 女性と多浪受験生と高卒認定を受けた受験生の他に、不当な得点調整が行われたことは「ない」という林学長の認識はまったくの誤りで、今回の会見では、東京医科大で行われてきた差別の実態についてシラを切った疑いも否定できなくなります。

※第一次調査報告書調査報告書(平成29年度及び平成30年度入試の検証報告と是正措置の提言)(学校法人東京医科大第三者委員会、2018年10月22日)、31頁および注23
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/media/docs/20181023SurveyReport.pdf

訂正後

 青木医師は、10月22日に第三者委員会が発表した「第一次調査報告書」(以下、「報告書」)の31ページに、非常に重要な指摘があるといいます。

※第一次調査報告書調査報告書(平成29年度及び平成30年度入試の検証報告と是正措置の提言)(学校法人東京医科大第三者委員会、2018年10月22日)、31頁および注23
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/media/docs/20181023SurveyReport.pdf

 「報告書」31ページによると、2017年度一般・センター利用入試では、性別と多浪受験生だけでなく、「高等学校等コード」によっても「属性調整」が行われていたことが報告されています。高等学校等コードとは「入学志願書に記載されるもの」で、「『大学入学者選抜大学入試センター試験案内』から引用されて」いました。この高等学校等コードには、「高等学校卒業程度認定試験・大学入学資格検定」や「外国の学校等」や「在外教育施設」も含まれているため、「出身校によっても点数が低くなり得る者がいることから、問題がある可能性があり」、第三者委員会は「今後、調査を行う予定である」といいます。

 第三者委員会による以上の報告を踏まえて青木医師は、「受験生の属性と得点が開示されないかぎり、(差別の可能性は)否定できない」と語りました。
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 読者の皆様、ならびに取材にご協力していただいた青木正美医師、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

■<再配信告知>「『辺野古新基地がいらない、ということにも完結した哲学がある! 一個大隊規模が沖縄にいることが抑止の計算上どんな意味があるのか?』元内閣官房副長官補・柳澤協二氏-新外交イニシアティブ訪米報告会 2017.8.29」を本日午後6時より再配信します!

 「これまで沖縄の問題をめぐっては、米国の議会・政府、そして軍の関係者とミーティングを行っても、議論がかみ合わないことが少なくなかった。しかし、今回の訪米では、密な議論を行う場を築くことができたという点で、第一歩だったと感じている」

 2017年8月29日、新外交イニシアティブ(以下、ND)事務局長を務める弁護士の猿田佐世氏は、東京都千代田区の弁護士会館で行われたND訪米報告会の中で、手ごたえを感じたことを率直に語っています。

 「今こそ辺野古に代わる選択を ~ワシントンでの発表を経て~」と題されたこの報告会では、2017年7月10日からワシントンでの活動に参加した猿田氏と、ND評議員で元沖縄タイムス論説委員の屋良朝博氏、東京新聞で論説兼編集委員を務める半田滋氏の3名が、訪米の背景と現地での提言内容を順に解説し、関係者からの反応をそれぞれ報告しました。

 続くパネルディスカッションでは、ND評議員で元内閣官房副長官補の柳澤協二氏が議論に加わり、沖縄を取り巻く国際情勢変化の分析と、沖縄県内や日本国内での今後の取り組みについて話し合っています。

 「ワシントン拡声器」という言葉があります。「アメリカの少人数の『知日派』と日本の政治家やマスコミが互いに利用しあい政策を実現する」ために、そうした勢力にとって都合の良い情報が流布される様子を、猿田氏が形容したものです。

※猿田佐世『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書、2017年)(https://amzn.to/2PkPQMN

 しかし、今回の玉城デニー沖縄県知事の訪米(11月11日から16日)は、上記のようなまやかしのワシントンの声を拾うのではなく、より透明性の高いかたちで、米国の意向に接するであろうことが期待されています。つまり、沖縄の民意が、「ワシントン拡声器」を通して東京の安倍政権に向けられる好機が訪れているのです。

 そのため、この報告会を再配信する意義は大きいと考えました。ぜひ下記のURLよりご覧ください。

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【タイムリー再配信 286・IWJ_Youtube Live】18:00~「『辺野古新基地がいらないということにも完結した哲学がある! 一個大隊規模が沖縄にいることが抑止の計算上どんな意味があるのか?』元内閣官房副長官補・柳澤協二氏―新外交イニシアティブ訪米報告会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 なお、IWJは、記者を一人派遣して、訪米する玉城知事に同行取材を行います。

 ニューヨークやワシントンDCでは、特に宿泊費が驚くほど高く、安いホテルを選んでも一泊3万5000円ほどかかってしまいます。往復の航空券もなるべく安いものを選んでいますが、それでも現時点での概算で、40万円以上必要になります。

 玉城知事が米国の政府関係者を相手に直接、辺野古新基地建設反対を訴えるということは、日本が米国から独立した真の主権国家になる道を切り拓く大きな第一歩となり、歴史的な大転換点となる可能性さえあるのではないか。私たちはそうした期待と希望を捨てずにいます。

 この歴史的に重大な出来事をIWJは取材を敢行し、皆様に詳細にお伝えしてまいりますので、どうか、緊急のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■<お知らせ>
■8月1日から10月31日までの第一四半期のご寄付・カンパの目標達成率は、63%にとどまっております! どうかご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただき、誠にありがとうございます。

 10月のご寄付・カンパは202件、353万4433円で目標額の79%となりました。あいにく目標額には到達しませんでしたが、目標達成率は今期では最大となりました。心よりお礼申し上げます。

 10月のご寄付・カンパの目標達成率が8月、9月よりも上向きはしたものの、8月1日から10月31日までの第一四半期3ヶ月間のご寄付・カンパの目標達成率は63%にとどまっていて、IWJの存続が危ぶまれる深刻な状況です。

 年間を通じて、ご寄付・カンパが目標額に到達することを前提に予算計画を立てており、収入が見込みよりも落ち込むと、人件費を含む支出が大赤字となってしまいます。今のペースが続いたと仮定すると、年間で3,000万円強の赤字となり、IWJが存続できなくなる可能性があります。日本の民主主義の危機、そしてIWJ存続の危機を乗り越えられるよう、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします!

 また、11月1日から9日までのご寄付・カンパは168件、296万1488円となっています。私たちのご支援の呼びかけに応じてくださったみなさま、本当にありがとうございます。いただいたご支援は、IWJの活動費として大切に使わせていただきます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください! 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを一ヶ月間、アーカイブでお好きな時にご覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4,000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します。」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

■11月下旬から12月上旬の間をめどに、ファンドレイジング・イベントの開催を検討中! ただ今、ファンドレイジング・イベントに関するアンケートを行っています!

 IWJでは、11月下旬から12月上旬の間をめどに、ファンドレイジング・イベントの開催を考えています。そこで皆様にご相談があります!

 これまでのファンドレイジング・イベントは特定のテーマに絞ることはせず、様々な分野の識者をお招きしてお話していただくやり方でした。テーマは多様で、顔ぶれも多彩でしたが、内容がバラエティ豊かであっても、深く掘り下げられなかったり、人数が多い分、コストがかかり過ぎたりしました。

 今回のファンドレイジング・イベントの開催に際しては、一つのテーマを決めた上で、そのテーマに詳しい識者の方を3名から4名ほどお招きし、シンポジウム形式で進めていく方法も検討しています。

 一つのテーマを掘り下げるシンポジウムと、今までのように、多様性のあるバラエティ豊かなイベントと、参加を希望される皆様はどちらをご希望か、またお話をうかがいたい識者について、テーマの設定についても、皆様のご要望をお聞きしたいと思います。

 ご回答は「IWJファンドレイジング・イベントに関するアンケート2018Autumn」よりお願いいたします。

※アンケートはこちらからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc1Pw-BQUaRe7WIuRV8lc-vKe0LZ4njOgLPhr4ipD8aqVp_8w/viewform

 ファンドレイジング・イベントの参加費は、ご寄付分が上乗せされているので、やや高めで設定させていただくことになりますが、イベントの参加費は、すべてIWJの活動費にあてます。ファンドレイジング・イベント参加お申込みのご案内は改めて告知いたしますので、どうぞ、奮ってご応募ください。

 今後とも、なにとぞ、IWJをよろしくお願い申し上げます。

■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!

 「DVD化のためのIWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、https://amzn.to/2NwCHL8)の著者である関良基氏へのインタビュー全3巻と、前文部科学省事務次官の前川喜平氏へのインタビュー全3巻を製作中です。いずれも12月上旬発売予定です。

 DVDの詳細な内容は下記URLからご覧いただけます。こちらは数量限定となります。ただいまご予約を受付中です。ご購入のご検討、どうぞよろしくお願いいたします!

※IWJグッズ DVD
http://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=5

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/