日刊IWJガイド「第4次安倍改造内閣は閣僚14人が極右団体・日本会議所属! 柴山文科相は就任早々、教育勅語復活宣言!?」2018.10.4日号~No.2212号~(2018.10.4 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 米紙ニューヨーク・タイムズが「米軍による沖縄の占有」を批判!沖縄の在日米軍基地問題の現実がほとんど知られていない米国で、「今こそ日米両政府が沖縄に歩み寄るとき」だと踏み込んで進言!!
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】一昨日10月2日に成立した第4次安倍第2次改造内閣で、文部科学大臣に就任した柴山昌彦氏が、大臣就任会見で教育勅語を現代的にアレンジする動きは検討に値するとトンデモ発言!
┠―【2】玉城デニー氏に対しツイッター上で殺害予告!佐喜真(さきま)淳氏が日本会議メンバー、沖縄ヘイト団体と親しかったという問題はまだ終わっていない!?
┠―【3】台風24号の影響で静岡県が大規模に停電!同県御前崎市に設置されている浜岡原発は大停電の最中、ホームページにアイスコーヒーの売上を報告!
┠■お詫びと訂正
┠■<お知らせ>
┠―■第9期のご寄付・カンパの金額は3ヶ月分の目標額の44%です。岩上さんは役員報酬を50%削ってIWJの苦境を乗り切ろうとしています!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
┠―■ IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ
┠―■新シリーズ「岩上安身インタビュー」製作・販売のお知らせ
┠―■スタッフ募集〜ぜひ、私たちと一緒にIWJで働きませんか?
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■はじめに~ 米紙ニューヨーク・タイムズが「米軍による沖縄の占有」を批判!沖縄の在日米軍基地問題の現実がほとんど知られていない米国で、「今こそ日米両政府が沖縄に歩み寄るとき」だと踏み込んで進言!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 米紙ニューヨーク・タイムズが10月1日、「米軍による沖縄の占有の減少に向けて」と題して、沖縄県知事選で初当選した玉城デニー氏や在沖縄米軍基地問題について報じました。

※Opinion:Toward a Smaller American Footprint on Okinawa(New York Times,2018年10月1日)
https://www.nytimes.com/2018/10/01/opinion/okinawa-military-bases.html

 同紙は、「玉城氏が在日米軍基地反対派を代表した」一方で、「基地推進派の対立候補」である佐喜真淳(さきま あつし)陣営が「与党である自民党から強力な支援を受けていた」ことを伝えつつ、玉城氏が初当選を果たした以上、「今こそ日米両政府が沖縄に歩み寄るとき」だとしました。

 米国では、在日米軍基地問題で苦しむ沖縄の現実は、ほとんど知られていません。米国の連邦議会の議員でも、沖縄の人口が2000人程度と誤認している人もいるのが現状です。

※「集団的自衛権は、国際社会に向けた参戦の意思表示だ」 ~新外交イニシアティブ『虚像の抑止力』出版記念シンポジウム 2014.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/164116

 そんな米国で、沖縄が押しつけられている米軍基地の負担の重さについてはっきりと報じられました。ニューヨーク・タイムズは、9月30日にも、「米海兵隊の息子が米軍基地反対を約束して沖縄県知事選に勝利」と題して、玉城氏の初当選を伝えました。沖縄県民の母と米海兵隊の父との間に生まれた玉城氏が新たな沖縄県知事となることに、非常に高い関心を示しています。

※U.S. Marine’s Son Wins Okinawa Election on Promise to Oppose Military Base(New York Times、2018年9月30日)
https://www.nytimes.com/2018/09/30/world/asia/okinawa-governor-election-us-base.html

 玉城氏が沖縄県知事選に正式に立候補した前日の8月28日、IWJ沖縄中継市民が玉城氏にインタビューをおこない、玉城氏が日米両国に対してどのような思いを抱きながら、在日米軍基地反対を訴えているのか、うかがいました。今日午後8時からインタビューの録画を、会員非会員問わずにフルオープンで再配信しますので、ぜひ、以下のURLよりご覧ください。

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【タイムリー再配信 248・IWJ_Youtube Live】20:00~「翁長雄志知事から受け継ぐものは? 市議、国会議員を経て、知事候補として今後目指す未来とは?なぜミュージシャン・ラジオDJ・タレントから政治の道へ? 8.28 IWJ中継市民による玉城デニー衆議院議員インタビュー!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
記事URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430334
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◆中継番組表◆

**2018.10.4 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【タイムリー再配信 249・IWJ_Youtube Live】18:00~「豊洲新市場の安全性を担保する”カギ”地下水管理システムは機能していない!? 日本環境学会元会長の畑明郎氏が専門家会議の見解を一蹴『当然予想されたこと』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 開場が10月11日に迫った豊洲市場ですが、問題が山積したまま解決される様子が全くありません。本日は、IWJがこれまで報じてきた築地市場移転問題関連のコンテンツのなかから、2016年10月に収録した、「守ろう!築地市場パレード実行委員会」、「“築地”有志の会」による、小池百合子都知事宛「要請書」提出後の記者会見をフルオープンで再配信します。

 豊洲新市場の地下水上昇を抑えるために稼働している、地下水管理システムは、有害物質が地下水に浸透し、地表へ染み込まないようにするシステムであり、東京都は、「水位が上昇した場合は、地下水をポンプでくみ上げ、処理施設で処理後、公共下水道に放流する」と説明しています。記者会見のなかで、日本環境学会元会長の畑明郎氏は、この地下水管理システムを「機能していないのではないか」と厳しく指摘しています。

 これまでIWJが報じてきた築地市場移転問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E5%B8%82%E5%A0%B4%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E5%95%8F%E9%A1%8C

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/340096
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【タイムリー再配信 250・IWJ_Youtube Live】20:00~「翁長雄志知事から受け継ぐものは? 市議、国会議員を経て、知事候補として今後目指す未来とは? なぜミュージシャン・ラジオDJ・タレントから政治の道へ? 8.28 IWJ中継市民による玉城デニー衆議院議員インタビュー!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 本日、沖縄県知事としての初登庁が予定されている玉城デニー氏。IWJでは、8月28日に収録した、IWJ中継市民による玉城デニー氏への単独インタビューの模様をフルオープン再配信します。生前の翁長雄志県知事による辺野古の埋め立て承認撤回手続きについて、普天間での米軍ヘリ部品落下事故について、アメリカと北朝鮮、沖縄の関係など政治的な内容から、タレントだった玉城議員が政治の道を志した動機まで、広くお話をうかがいました。この機会にぜひご覧ください。

 これまでIWJが報じてきた玉城デニー氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%8E%89%E5%9F%8E%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%BC

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430334

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◆中継番組表◆

**2018.10.5 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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■<ニュース・フラッシュ>
【1】一昨日10月2日に成立した第4次安倍第2次改造内閣で、文部科学大臣に就任した柴山昌彦氏が、大臣就任会見で教育勅語を現代的にアレンジする動きは検討に値するとトンデモ発言!

 さっそく、初日からオール・ファーライト(極右)の第4次安倍改造内閣の本質が現れました。教育を所轄する文部科学大臣に就任した柴山昌彦氏が、1948年に国会で排除・失効決議がなされた教育勅語について、現代的なアレンジを加えて道徳教育に使えると発言しました。教育勅語復活宣言としか受け取りようがない挑発的な発言です。

※教育勅語を現代的に 文科相「検討に値する」(東京新聞、2018年10月3日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018100302000148.html

 1948年におこなわれた衆議院での「教育勅語等排除に関する決議案」では、教育勅語の根本理念が主権在君と神話的国体観にもとづいていると指摘し、はっきりと基本的人権を損なうと述べています。

※教育勅語等排除に関する決議案(衆議院、1948年6月19日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/002/0512/00206190512067a.html

 国民主権と基本的人権は、現行憲法の重要な柱であり、リベラル・デモクラシーをうたう主要先進国の共通の価値観です。安倍総理は渡米した際には、機会があるたびに、日本はこうした普遍的価値観を米国や他の先進国とともに共有していると連呼してきました。にもかかわらず、国民主権と真っ向から対立し、戦前の天皇制ファシズムと軍国主義を支えた教育勅語を復活させると安倍内閣の閣僚が宣言することは、安倍総理の発言とは大きく食い違い、国際社会における安倍総理の発言の信頼性を損ねることにもなりかねません。

 この問題について岩上さんは次のようにツイートしています。

 「この柴山新文科大臣の教育勅語復活を匂わす発言は、絶対に見過ごすことはできない。国家神道以上に、明治〜昭和20年までの国民の皇民化、軍国主義化の洗脳に絶大な影響力を発揮したのが教育勅語という呪文である。柴山氏は、文科相としてあまりに危険であり、ふさわしくない。即刻、罷免を求める」

※岩上安身ツイート(2018年10月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1047350016665214977

 現行憲法下で国会議員の資格があるのかという話になると、驚くのは、安倍改造内閣の顔ぶれです。教育勅語を評価し明治復古主義を掲げる極右団体の日本会議から閣僚が14人(全閣僚19人)も入り、反動内閣の色彩を強めているからです。

 岩上さんは、柴山発言とその任命責任主体である安倍総理の関係を次のようにツイートしています。

 「日本会議から14人というのは、深刻な問題。そうした安倍晋三氏の極右的な姿勢が、柴山氏の『現代版教育勅語を』という発言につながる。こうした発言の背中を押しているのは、安倍晋三氏である」

※岩上安身ツイート(2018年10月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1047367748873945088

 柴山氏の発言について、その責任を問われるべきは、柴山氏本人はもちろんですが、任命した安倍総理の責任を厳しく問われるべきです。安倍総理が、柴山氏に対して発言の撤回を指示せず、放置して事実上容認するようなことがあれば、安倍総理は、国内外でダブルスタンダードを用いていると批判せざるをえません。 

 文言をアレンジすれば「民主的な教育勅語」になるというものではありません。教育勅語のベースにある、自民党の改憲案と同じ反民主主義的な思想こそが問題なのです。教育勅語はアレンジしても教育勅語です。アレンジはまやかしにすぎません。

 現代的にアレンジする試みは、森友学園ではじめて社会の目に触れましたが、沖縄県の「わかめ幼稚園」や佐喜真前宜野湾市長の試みなど、いたるところで始まっています。岩上さんは、この現代版教育勅語のアレンジについて次のようにツイートしています。

 「教育勅語を現代的にアレンジする試みは、すでに一部で始まっている。沖縄県知事選で敗れた佐喜真候補が、宜野湾市長時代に極右団体の集会を許可した時、幼児たちによる現代語版の教育勅語の暗唱が行われた。佐喜真候補は敗れた。だが、今度は極右の柴山を文科相に起用する。安倍政権のこの執拗さ」

※岩上安身ツイート(2018年10月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1047365382120517633

※@liberal_dive氏ツイート(2018年9月7日)
https://twitter.com/liberal_dive/status/1038125248561000448

 今後もIWJは安倍内閣の教育勅語復活の危険な動きについてお伝えしてゆきます。

【2】玉城デニー氏に対しツイッター上で殺害予告!佐喜真(さきま)淳氏が日本会議メンバー、沖縄ヘイト団体と親しかったという問題はまだ終わっていない!?

 9月30日の沖縄県知事選挙において過去最多得票で当選した玉城デニー氏に対し、殺害予告や脅迫、誹謗中傷が、10月2日までツイッター上に複数投稿されていました。琉球新報によれば、「戦後日本を守ってきたのは米軍基地と核」だから、玉城氏を「もう殺すしかない」「こいつを殺さなければ、沖縄県民の尊い命が失われる」と記載されたアカウントが存在したとのことです。

※沖縄県知事当選の玉城デニーさんに殺害予告複数 SNS、批判受け削除も(琉球新報、2018年10月3日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-812977.html

 選挙戦の最中にまき散らされた、玉城氏に対する悪質なデマを真に受けて、殺害予告としか言いようのないツイートをしたものと推測されます。現に、玉城氏に対する中傷デマをリツイートした上で、「デニーの暗殺」などと書かれたツイートのスクリーンショットが存在します。

 すでに消されたアカウントもありますが、ネット上ではスクリーンショットが出回っています。また、殺害予告ツイートをした人物の別のアカウントを特定したとの書き込みもありました。

 IWJは現在、沖縄県警および警察庁へ、ツイッター上での玉城知事に対する殺害予告がどういった犯罪にあたるのか問い合わせています。

 IWJでは、玉城氏に敗れた佐喜真(さきま)淳候補が、排外主義・軍国主義を称揚する団体と親密であったことを問題視してきました。佐喜真氏落選を受けて、玉城知事に対する根拠なき中傷や、今回のように犯罪性も疑われる発信が増加することが懸念されます。

※【特別寄稿】日本会議メンバーだった佐喜真淳候補に経歴詐称(虚偽事項公表罪)の公職選挙法違反の疑いが浮上 フリージャーナリスト・横田一氏による報告! 2018.9.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432485

 米紙ニューヨーク・タイムズが9月30日、米海兵隊員を父親に持つ沖縄県知事の誕生として、玉城氏の当選を報じている中で、玉城氏に対するいわれなき讒言が日本国内で氾濫することは決して許されませんし、国益にも反することでしょう。

※U.S. Marine’s Son Wins Okinawa Election on Promise to Oppose Military Base(New York Times、2018年9月30日)
https://www.nytimes.com/2018/09/30/world/asia/okinawa-governor-election-us-base.html

 漫画家のぼうごなつこ氏は、英語でツイッター本社に違反報告する手引きを紹介しています。興味深い記事ですので、下記にURLを掲げます。

※ぼうごなつこ【1日1回みんなでツイート!】ヘイト対策をしてくれないTwitterJPの苦情をTwitter本社アカウントに送る英文テンプレ集 #nohate #nofake(2018年6月22日)
https://note.mu/nasukob/n/ne29b1c7e2e70

 ぼうごなつこ氏は、IWJにも複数回登場いただいている矢部宏治氏の『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』(講談社、2017年)(https://amzn.to/2RllMOs)で4コマ漫画を担当しています。矢部氏への岩上さんインタビューでも扱っておりますので、ぜひ下記のURLよりインタビュー動画をご覧ください。

※日本が「基地」も「原発」もやめられないのは「朝鮮戦争」に起源があった!? 岩上安身による『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』著者・矢部宏治氏インタビュー 2017.8.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/394226

【3】台風24号の影響で静岡県が大規模に停電!同県御前崎市に設置されている浜岡原発は大停電の最中、ホームページにアイスコーヒーの売上を報告!

 台風24号の影響で、3日午前11の時点において、静岡県西部を中心に約4万5500戸が停電に陥っています。中部電力によりますと、市街地や沿岸部の停電は3日中に、山間部は4日までに復旧する見通しとのことです。一方で同社は、一部地域では道路の倒木などで工事が進まず、回復が5日以降にずれ込む予想と発表しています。

 静岡県警は、3日午前7時現在、県内では信号機約360基が点灯しておらず、信号が消えた交差点では人身事故が35件、物損事故が43件発生したと公表しました。

※<台風24号>静岡県内停電、3日夜ほぼ復旧 一部ずれ込みも(静岡新聞、2018年10月3日)
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/548773.html

 停電と聞いて心配になるのは、静岡県御前崎(おまえざき)市に位置する浜岡原発の様子です。浜岡原発に問い合わせたところ、「台風による被害はない」とのことです。電話口に出た担当者は「建屋もしっかりしているし、台風が来るからといって特別な対策は必要ない」となどといささか得意げな口調で語りました。

 御前崎市も停電しているにもかかわらず、浜岡原発のホームページに掲載された2日付の「お知らせ」の内容は、あまりに緊張感に欠けたものでした。それは、「浜岡原子力館で8月19日に開催したイベント『はまおかカーニバル』」で、同社の社員の模擬店が「アイスコ―ヒー505杯を売り上げました」というものでした。なお、NHKの停電報道は浜岡原発の現況についてふれていません。

※「停電情報 中部電力掛川営業所」(2018年10月3日15時48分閲覧)
http://teiden.chuden.jp/p/office/240.html

※「発電所からのお知らせ」(浜岡原子力発電所、2018年10月2日)
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/548308.html

※静岡県内 大規模停電 全面復旧は4日の見通し(NHK WEB NEWS、2018年10月3日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181002/k10011656031000.html

 原発の危険性は明白であり、電力会社の隠蔽体質も2011年の東日本大震災で原発事故が発生して以降、次々に明らかになってきました。この件は今後も追及が必要です。

■お詫びと訂正

 昨日3日発行の日刊IWJガイドで以下の誤りがありましたので、訂正いたします。

誤:
 ただ今IWJ書店では、森山氏と水谷氏と宇都宮健児弁護士の共著『築地移転の闇をひらく』(大月書店)を、森山氏と水谷氏のサイン入りで販売しています。

正:
 ただ今IWJ書店では、中澤氏と水谷氏と宇都宮健児弁護士の共著『築地移転の闇をひらく』(大月書店)を、中澤氏と水谷氏のサイン入りで販売しています。

 『築地移転の闇をひらく』の共著者である中澤誠氏を、誤って森山氏と記載してしまいました。読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

■<お知らせ>
■第9期のご寄付・カンパの金額は3ヶ月分の目標額の44%です。岩上さんは役員報酬を50%削ってIWJの苦境を乗り切ろうとしています!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 このたびIWJでは第8期の決算処理が終わりましたので、この結果を速報として日刊ガイドやメールでお知らせし、ホームページ上にもアップいたしました。詳細は後日あらためてご報告いたします。

※大事なお知らせがあります~IWJ第8期の決算報告(速報)をお知らせいたします
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37824

 第8期終了直後の8月より、日刊ガイドでは「みなさまのご支援のおかげでIWJの第8期はなんとか赤字を回避できました」と感謝をもってご報告申し上げてまいりました。しかしその後、正確な決算処理をおこなったところ、第8期の最終的な純損益は170万円余りの赤字となったことが明らかになりました。

 ここ数年、最終的になんとか赤字を回避することができていただけに、第8期、たくさんのご支援をいただいたにもかかわらず、このような結果になってしまったことは非常に残念であり、ご寄付によって応援していただいた皆様を落胆させてしまったことに、スタッフ一同お詫び申し上げます。

 IWJは今期より1ヶ月のご寄付・カンパの目標金額を450万円に引き下げました。今期第9期も8月1日から10月2日まで、いただいたご寄付・カンパは383件599万8557円と、目標額3ヶ月分の合計である1350万円の44%にとどまっています。第9期のスタート早々、たいへん厳しい状況です。

 私たちの呼びかけに温かいご支援で応じてくださったみなさま、本当にありがとうございます。IWJではみなさまからいただいた大切な会費やご寄付・カンパを無駄にしないよう、あらゆる経費を削減するように努力しています。現在必要経費の7割近くはスタッフへの報酬など人件費が占めています。

 IWJは、メディア業界内の常識であった裁量労働制を取らず、決して世間的に高額とは言えないまでも、法規に則り、時給できちんと給与を計算し、サービス残業などの違法な働き方もさせずにこれまでやってまいりました。現政権が推進しようとはかる裁量労働制の拡大に強く異を唱え、労働者の権利の保護を訴えてきたIWJとしては、自社の労働環境を損なうわけにはまいりません。

 しかしそうなると、経理担当者にしてみれば、もう他に削るところがありません。経理担当者からの訴えを聞いた岩上さんは、今期はじめに30%カットすると経理との間で決めていた代表取締役としての役員報酬を、さらに一段と削り、今期は50%カットすることを決断しました。

 役員報酬については、新しい期が始まってから3ヶ月以内にその期に支払う役員報酬の金額を決めて税務署に提出しなければなりません。そして、その報酬額は、その期、突然景気がよくなろうと悪化しようと、期の途中で変更することができません。

 このために以前、岩上さんは一旦役員報酬を受け取り、そこからIWJに寄付をするという方法をとりました。しかしこの方法では岩上さんが一旦受け取った報酬全ての金額に対して所得税、住民税、社会保険が課税されてしまいます。これは本当に大きな負担だったと思います。これを避けるために、今季ははじめから報酬額を大きくカットするわけですが、岩上さんは一人暮らしとはいえ、さすがに50%カットは苦渋の決断だったと思います。生活そのものが成り立つのか、とても心配です。

 そこで、日刊でのお願い、上記のホームページに掲載したお願いの繰り返しになりますが、あらためて2つのお願いをいたします。

 ひとつは、今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください。

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、私のインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。もちろん、納付が確認され次第、すぐにサービスは再開させていただきます。会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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 年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でも、クレジットカードでお支払いいただくことが可能です。ぜひ、会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

 ※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし、「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると、「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します。」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

 もうひとつ、お願いしたいことがあります。このたび会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、会員の皆様にお願い申し上げたいと存じます。

 IWJは今日まで、会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も、会費を据え置いて来ました。これにより、一般会員の一ヶ月の会費1000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。

 つきましては近日中に、一般会費を1,000円から1080円(会費1,000円、消費税80円)に、サポート月会費を3,000円から3,240円(会費3,000円、消費税240円)とさせていただきたいと思います。第8期の消費税額は578万円です。零細な会社にとって、小さな額とは到底いえない、重い負担です。以上のように変更させていただくこと、どうぞご理解たまわりたいと存じます。なお、内税から外税へと切り替える時期については、システムの更新などが必要なために未定となっています。期日は後日改めてご連絡差し上げますので、何卒ご容赦ください。

 IWJは現在、収支全体を徹底的に見直し、削減できるコストは大胆に削減しています。しかしコスト削減だけで経営を維持していくのには限界があります。肝心の取材活動費がまかなえなくなったら、本末転倒です。

 財政的には厳しいIWJですが、これまで以上に鋭く粘り強い独自の報道を続けていく所存ですので、一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

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 10月2日時点での会員数は5718名様。今年に入り、6000名前後で推移していた会員数が6000人を大きく割り込んでしまいました。ですが、そのうち1891名様がサポート会員としてお支えくださっています。会員数が増えると同時にサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。

 そこで、会員増施策第一弾キャンペーンとして、10月1日より新規入会、またはお切り替えのみなさまにIWJオリジナルDVDをプレゼントいたします。無料サポーターとして日刊IWJガイドを購読してくださっているみなさま、IWJの生中継の配信を中心にご覧いただいているみなさま、この機会にぜひ、IWJ会員へのご登録をお願いいたします。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、10月中に、一般会員からサポート会員へのお切り替え、または都度支払いから自動払いにお切り替えいただいた場合にも、抽選でプレゼントを差し上げます。サポート会員へお切り替えいただければ、IWJサイトのコンテンツがいつでも無制限でご覧いただけます。

 IWJ経営の安定化のためにも、ぜひとも、サポート会員へのお切り替えをお願いいたします!

※プレゼントDVDは、下記新シリーズ、IWJのオリジナルDVD「岩上安身インタビュー」のいずれかになります。タイトルはおまかせになりますので、ご了承ください。

※抽選の結果は、発送をもってかえさせていただきます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 また、じわじわと減り続ける会員数に歯止めをかけるべく、会員増施策第2弾としまして、Google、Yahooなどで検索した際に検索結果に表示される、リスティング広告について、現在IWJ広告の出稿を検討しております。このまま会員数が減り続けると経営が立ち行かなくなっていく恐れがあり、何とか手を打つべく、社内一同会員増施策を検討しており、このリスティング広告については、IWJを全くご存知ない方にもアプローチできる有効な手段であると考え、ぜひとも広告の出稿を試してみたいと考えておりますが、現状の財政状況では広告費用の予算捻出もなかなか厳しい状況でございます。たびたびのお願いで大変恐縮でございますが、広告費用についてもあらためてカンパをお願いできましたらぜひご検討ください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■新シリーズ「岩上安身インタビュー」製作・販売のお知らせ

 「DVD化のためのIWJ総選挙」に一票を投じてくださったみなさま、大変お待たせしました。

 「IWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、関良基氏と前川喜平氏インタビューの製作に取り掛かることとなりました。発売日などの詳細はあらためてお知らせします。

 ご購入のご検討、どうぞよろしくお願いいたします!

【岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ】

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.1

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.2

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.3

 赤松小三郎は幕末当時、公武合体を前提に立憲主義と議会制民主主義の国づくり構想・「御改正之口上書」を徳川政権、薩摩の島津久光、越前の松平春嶽に提示していた。当時、最も先進的な構想だったが1867年、イギリスにそそのかされて長州と同盟を結び、武力クーデターによる倒幕を決意した薩摩により暗殺される。
 関良基教授は、日本で最初に近代立憲主義を唱えていながら、歴史の闇に葬られていた幕末の政治思想家・赤松小三郎を「発掘」し、著書『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』の中で赤松が現行の日本国憲法につながる、そして現行憲法でも実現されていない先進的な憲法構想を提示していたことを明らかにした。
 「明治150年」節目の今年、対外侵略戦争を繰り返してきた明治以来の「長州レジーム」の闇を暴く、必見のインタビュー!(2017年6月6日、7月11日収録)

・関 良基 氏(拓殖大学政経学部教授)
 普通選挙による議会政治や人民の平等など、現行憲法にも通じる憲法構想を誰よりも早く幕末に唱えていたのは、上田藩士、兵学者で政治思想家であった赤松小三郎だった! 彼の知られざる生涯を研究した『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、2016年12月16日)の著者。

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・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.1

・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
道徳の教科化で子どもたちの心まで支配する権力!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.2

・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
自民党が改憲で目指す「純血主義」家族国家観の危険性!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.3

 2017年1月に退任した前川氏は、現役の時は「面従腹背」を座右の銘とし、官僚としての務めを果たしたというが、「常に心は支配されない自由人」と自身を表現する。心身の自由と近代社会の人工的なシステムは時に相容れない。「教育はどこでもいつでも受けられねばならない」として、現在はボランティアで自主夜間学校と呼ばれる学校で教鞭を取っている。
 前川氏の自由な精神、そして特に弱者や貧困に心を寄せるようになったバックボーンはなんなのだろうか。
 岩上安身が3回にわたるインタビューで、前川喜平氏という強靭な精神を持った人物の成り立ち、そして加計問題の問題点と深層、さらに自民党が改憲により狙うおぞましい国家像までをも浮かび上がらせた!(2017年12月5日、2018年2月23日、3月29日収録)

・前川 喜平 氏(前文部科学省事務次官)
 加計学園による獣医学部新設問題をめぐり、「総理の意向だ」と記された一連の文書について、2017年5月25日記者会見で「確実に存在していたものだ」「あったものをなかったことにはできない」と発言。
 2018年6月27日毎日新聞出版より『面従腹背』を上梓。全国で講演活動をおこない、その明晰さ、誠実な人柄、巧まざるユーモアが、多くの人を魅了し続けている。

■スタッフ募集〜ぜひ、私たちと一緒にIWJで働きませんか?

 IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています! テキスト班は1~2名、事務・ハドル班とウェブ動画班はそれぞれ1名募集しています。

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!

※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588

 さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。

 また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿が採用された場合には、もちろん報酬をお支払いいたします。

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、尾内達也、川上正晃)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/