日刊IWJガイド・番組表「ヒラリー氏が「肺炎」発覚で揺れる米大統領選!/豊洲新市場「盛り土」問題で築地市場移転「推進派」からも怒りの声!/朝鮮人虐殺「軍・警察の関与」を横浜市が副読本から削除!」2016.9.13日号~No.1460号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「ヒラリー氏が「肺炎」発覚で揺れる米大統領選!/豊洲新市場「盛り土」問題で築地市場移転「推進派」からも怒りの声!/朝鮮人虐殺「軍・警察の関与」を横浜市が副読本から削除!」2016.9.13日号~No.1460号~ ■■■
(2016.9.13 8時00分)

 おはようございます。IWJの佐々木隼也と申します。

 今日9月13日は、映画「男はつらいよ」「学校」シリーズなどで有名な、山田洋次監督の誕生日です。戦争を体験し、映画を通して戦争を語り継いできた山田監督は、戦後70年の節目である2015年、「母と暮せば」という映画を製作しました。

 この映画は、長崎に投下された原爆によって息子(二宮和也)を失った母(吉永小百合)が、ある日、突然自分の前に現れた息子の「幽霊」と、共に暮らすという作品です。もし自分が死んで幽霊となって母の前に現れたら、驚くよりもまず、こんな風に安堵した表情を見せるんだろうな、という吉永小百合さんの演技に、上映中、何度も泣かされました。

 とにかく多くの人に観ていただきたい映画なのですが、特に注目して欲しいのが、長崎の原爆投下のシーンです。映画やドラマなどでの原爆投下のシーンといえば、大きなキノコ雲や迫り来る衝撃波を思い浮かびますよね?しかし山田監督は、それとはまったく異なる「あっと驚くような」手法で、しかしこれ以上ないほどの原爆の恐怖を、観客に「体験」させてくれました。

 「原爆や戦争のことを僕たち戦争を知っている世代は、くり返し、くり返し語り継がなくてはいけない」―この映画に込めた思いを、山田監督は雑誌のインタビューでこう語りました。

 そして同じインタビューで、主演の吉永小百合さんも、今の日本を取り巻く状況について「戦後ではなく戦前のようなニュースを見て、言葉を失います」と語っていました。

 岩上さんも、IWJスタッフも、同じ危機感で日々、取材をしています。自国が攻撃されてもいないのに他国に武力行使できる集団的自衛権の行使容認、そして安保法制が強行採決され、政府と日本企業は手を組み「武器輸出」という禁断のビジネスに舵を切りはじめ、大学での軍事研究を解禁する「軍学共同」が復活―まさに「戦前」のようなニュースが、いくつも報じられています。

 しかし大手メディアの多くは、「なんとなく不気味ですね…」「なんとなく戦前を思い起こさせますね…」といった雰囲気を醸し出すのが関の山。大手メディア幹部が安倍総理と親密に会食やゴルフを繰り返すなかで、腰の引けた報道に終始しているような気がします。

 いよいよ憲法改正が本格議論される臨時国会を迎え、そうした報道にも「喝!」を入れていかなければなりません。

 7月に1年5カ月ぶりの心臓発作に見舞われ、その後も、めまいや立ちくらみなどが頻発している岩上さんですが、夏のリハビリを乗り越え、今月からインタビューを「復活」させます。

 26日(月)には、『武器輸出と日本企業』『武器輸出大国ニッポンでいいのか(9月23日発売予定)』の著者である望月衣塑子(いそこ)さんにインタビュー。さらに10月3日には、日本会議の実態や、戦前戦中の国体思想に回帰しようとする安倍政権の動きに警鐘を鳴らしている宗教学者の島薗進さんに話をうかがう予定です。

 また、詳細な日程はまだ調整中ですが、戦前の日本人が起こした凄惨なヘイトクライムの「生の目撃証言」を集めた『関東大震災朝鮮人虐殺の記録:東京地区別1100の証言』の著者である西崎雅夫さんや、安倍政権が進める「軍学共同」で大学が軍事研究の「下請け機関になる」と厳しく指摘し、警鐘を鳴らしている名古屋大学名誉教授の池内了さんへのインタビューも予定しています。

 こうした岩上さんのインタビューや、IWJの取材活動は、みなさまのご支援が頼りです。数十兆円規模の「戦争ビジネス」に群がる政治家や企業、投資家、大手メディアという巨大資本の暴走を可視化し、監視し、警告を発し、間違いを指摘するためには、みなさまの日々のご寄付・カンパや、会員のみなさまの会員費が必要不可欠です。

 ぜひこの機会に、そしてこれからも、IWJの活動への継続的なご支援を、よろしくお願いいたします。

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 IWJの会員数は現在、5993名です。ここ数カ月は、会員数は6000名前後をいったりきたりで推移していますが、現在のIWJの配信・取材規模を維持するためには8000名の会員のご支援が必要です。毎月15日には、会費が未納となっている方を一時的に無効とする措置をとっているため、明後日には、またさらに減ってしまうと予想されます。

 どうぞ、まだ会費の納入がお済みでない方で、今後ともIWJにご支援いただけるという方は、今のうちにお支払いをお済ませいただければ幸いです。また、継続的に支援したいものの毎月うっかり納入を忘れてしまう、という方には、自動引き落としが便利です。以下のご案内から、自動引き落としへの移行ができますので、ぜひ、ご検討のほど、よろしくお願いいたします!

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 そして残念ながら、会員費だけでは、IWJの活動はまだまだ維持できないのも事実です。大手メディアのように大資本の広告費などに一切頼らず、NHKのように国民から受信料を徴収しないIWJは、市民のみなさまのご寄付・カンパに支えられて、なんとかこれまで命脈を保つことができました。

 「不安定な寄付に頼るのは経営上どうだろうか」とのお声も頂戴しますが、この「市民が支えるメディア」という特性上、そして、大手メディアが伝えないことを伝えるというIWJのジャーナリズムを保つためには、みなさまの継続的なご寄付・カンパが必要不可欠です。

 どうか、今後もご支援いただければ幸いです。

※ご寄付・カンパをどうぞお願いいたします!
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★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>ヒラリー氏が「肺炎」発覚で揺れる米大統領選!/豊洲新市場「盛り土」問題で築地市場移転「推進派」からも怒りの声!/朝鮮人虐殺「軍・警察の関与」を横浜市が副読本から削除!(佐々木隼也)
┠■<★記事アップ告知!★>【IWJ検証レポート】兵士の性犯罪が相次ぐ紛争下の南スーダンで自衛隊が「駆けつけ警護」透けて見える稲田朋美防衛相の「甘さ」~救助要請に応じず自ら現地女性をレイプする国連平和維持軍の現実とは?(本田望)
┠■<★記事アップ!★>民進党代表選集会で次期衆院選候補者後援会が悲痛な訴え!「野党共闘でリセットでは困る!今度は295が一人区」前原氏の答えは!?(城石裕幸)
┠■<お知らせ>”市民球団”広島カープの応援にもうってつけ!? IWJ特製「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツ、大好評発売中!(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today?(前園由美子)
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◆中継番組表◆

**2016.9.13 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 民進党 蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会主催で開催される、蓮舫氏、前原誠司氏、玉木雄一郎氏の記者会見を中継します。

【録画配信・Ch5】17:00~「『赤ちゃんの急死を考える会』による『保育死亡事故』報道を受けての厚生労働省などへの緊急提案後の記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※9月12日収録の「赤ちゃんの急死を考える会」主催による記者会見を録画配信します。

【IWJ_KYOTO1】19:00~「大袈裟太郎の高江報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※大袈裟太郎氏(ミュージシャン、俳優)の高江報告会の模様を中継します。

【録画配信・IWJ_IBARAKI1】21:00~「<市民勉強会>環境経済研究所代表 上岡直見さん講演 東海第二原発の茨城県経済に及ぼす影響」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=ibaraki1
※9月11日に収録の「東海第2原発運転差止訴訟原告団」主催による市民勉強会を録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2016.9.14 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch4】18:00~「日本外国特派員協会主催 伊波洋一氏(参議院議員)、糸数慶子氏(参議院議員)、上村英明氏(恵泉女学園大学教授)記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会主催の記者会見を中継します。

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■<★記事アップ告知!★>【IWJ検証レポート】兵士の性犯罪が相次ぐ紛争下の南スーダンで自衛隊が「駆けつけ警護」透けて見える稲田朋美防衛相の「甘さ」~救助要請に応じず自ら現地女性をレイプする国連平和維持軍の現実とは?

 おはようございます。Web班とテキスト班にまたがって仕事をしております、本田望(のぞむ)と申します。

 稲田朋美防衛大臣は9月13日から数日間の日程で予定する米国訪問後、南スーダンの首都ジュバに入る見通しです。自衛隊の「駆けつけ警護」実施は現地の治安状況などを踏まえて最終判断するようです。

※稲田氏9月南スーダンへ 駆け付け警護検討で視察(共同通信、2016年8月31日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016083001002184.html

 その「駆けつけ警護」が計画される南スーダンのPKO(国連平和維持活動)については、国連安保理と南スーダン政府が、およそ4000人のPKO追加部隊派遣に合意したと報じられました。しかし翌5日、南スーダンのマイケル・マクエイ情報相は、手の平を返して、「4000人が上限だが、それに応じる義務はこちらにはない。10人ならば承諾できる」と話し、それ以上の増員に応じない姿勢を示しています。(なぜかこのマクエイ情報相の発言は、日本の記者クラブメディアではほとんど報じられていません。)

※South Sudan puts sharp limits on new peacekeeping force(AP、2016年9月5日)
http://bigstory.ap.org/article/d518f17559254410af0655525aecee47/south-sudan-puts-sharp-limits-new-peacekeeping-force

 こんなふうに1日で手の平を返す、信頼の置けない政権下にある国に自衛隊を派遣して大丈夫なのでしょうか。そして国連は南スーダン政府の反対を押し切って増兵するのでしょうか。

 7月8日に対立している政府勢力のリーダーサルバ・キール大統領と、反乱勢力のリエック・マチャル元副大統領が和平交渉をしている最中にも、首都ジュバで戦闘が勃発しました。現地ではいまだに戦闘状態が続いています。

 実はその前日の7月7日、米大使館の2台の装甲車両が政府軍兵士に、50~100発の銃弾を発砲されるという事件も起きています。

※Dinner, Drinks, and a Near-Fatal Ambush for U.S.
Diplomats(フォーリンポリシー誌、2016年9月6日)
https://foreignpolicy.com/2016/09/06/dinner-drinks-and-a-near-fatal-ambush-for-u-s-diplomats/

 7月11日には、これまで安全だと思われていた国連の平和維持軍の駐屯地の近辺で、80~100人ほどの武装勢力が、外国人が多く泊まるホテルを襲撃しました。その多くが大統領警護隊の記章を着用していたのです。犯人たちは米国と国連への敵意をあらわにして暴力をふるい、殺人、略奪、暴行、レイプなどの犯罪行為を行いました。

 被害者たちは、何度も救出を求めましたが、国連平和維持軍は助けに来ませんでした。

 いったい現地でどのようなことが起きているのか!?今、岩上さんとテキスト班スタッフとで協同してIWJ検証レポートを作成中です!自衛隊が派遣される南スーダンの実情について、大手の記者クラブ、メディアが伝えない現実をお伝えしますので、ぜひご覧ください!

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■<★記事アップ!★>民進党代表選集会で次期衆院選候補者後援会が悲痛な訴え!「野党共闘でリセットでは困る!今度は295が一人区」前原氏の答えは!?

 おはようございます。動画班カメラマンの城石裕幸です。

 盛り上がりに欠ける民進党代表選ですが、代表選出臨時党大会が開かれるのが、いよいよ明後日、9月15日です。東京では一昨日、最後の候補者討論会となる「東京・南関東ブロック候補者集会」が開かれたので、取材に行ってました。

 集会では蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長の3候補者それぞれのアピールと候補者間での討論を行い、その後来場者からの質問に答えました。

 その中でも元衆議院議員・櫛渕万里さんの後援会の男性の野党共闘に関する質問は、次期衆院選で実際に戦うことになる当事者の声をとても良く表していたのでご紹介します。櫛渕万里さんはこの夏の都知事選でも地元東京23区(多摩市・町田市)で、野党統一候補・鳥越俊太郎氏を支えて奔走した一人です。

 「野党共闘は本部の方針もあって時代の要請だと思い、櫛淵を当選させるために我々は汗をかいている。ところが代表(候補)から聞こえてくるのは『リセット』とか、『ついてくるならついて来い』とか、『地域対応』とか。これは困るんです。他党の皆さんに釈明に追われている。我々の気持ちにもなってもらいたい。もう人間関係もできたし(今さら後に)引かれません。今度は295区が一人区だ。口頭の約束なんてものじゃない、もっと根深い関係ができてしまっている」

 しかし、「(私の)答弁はお気に召さないかもしれません。基本政策の共通認識を持てる党でないと連立は組めない」と答えた前原氏は続けてなんと、参院選での野党共闘に関して共産党を非難。まるで言いがかりとも思えるその発言内容に、気の弱い私は聞いているだけで辛い気分になってしまいました。

 この前原氏の発言内容を始め、それを聞いた櫛淵氏のコメントもしっかり取材してきましたので、ぜひ動画記事をご覧ください。

※民進党代表選挙 候補者討論会 2016.9.11
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330973

 野党共闘を後押しした市民が求めているのは、基本理念の違う野党同士が、自公政権に対して譲れない立憲主義や民主主義を守るために、お互いに敬意を持って協力し合う姿のはず。力関係で大きな党が小さな党を、選挙の時だけ自分たちに都合よく利用する姿ではないと思うのですが。代表選が盛り上がりに欠ける一つの理由は、候補者たちのそんな態度のもあるような気がしてなりません。

 また、これに先立って行われた共同記者会見では、「蓮舫候補への執拗な、いわゆる『二重国籍疑惑』報道が危険なヘイトスピーチを誘発している」という観点から、それぞれの意見と対応を聞いてきました。こちらも動画記事にしてありますので、ぜひご覧ください。

※民進党代表選挙 共同記者会見 2016.9.11
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330972

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■<★お知らせ★>”市民球団”広島カープの応援にもうってつけ!? IWJ特製「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツ、大好評発売中!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 9月10日、プロ野球・セリーグで広島東洋カープが25年ぶりの優勝を決めました。地元・広島は大変な盛り上がりで、優勝を決めた「巨人―広島戦」の平均視聴率は、なんと60.3%だったそうです。

 1949年、広島カープは特定の親会社に依存しない「市民球団」として発足。常に資金難と闘いながらも、わずか5年前の原爆の投下によって疲弊した広島市民の「希望の星」として、選手は泥臭いプレーを信条としながら活躍を続けてきました。原爆投下後の広島を描いた『はだしのゲン』でも、ゲンがカープを応援するシーンが描かれています。

 広島には今年5月27日、アメリカのオバマ大統領が初めて訪問し、核兵器の廃絶を訴えるスピーチを行いました。オバマ政権は現在もシリアなどで空爆を行っており、その外交・安全保障政策は決して賞賛されるべきものではありませんが、オバマ大統領の訪問と広島カープの優勝は、戦後71年を迎えた今年、広島市民にとって「戦後」を画する印象的な出来事となったのではないでしょうか。

 さて、私たちがプロ野球を楽しめ、広島カープの活躍を応援することができるのも、戦後の日本が一貫して憲法に規定された「平和主義」を遵守し、戦争の放棄を掲げてきたからです。しかし現在の安倍政権は、そうした戦後日本の歩みを否定し、本格的に改憲に乗り出そうとしています。

 この「日刊IWJガイド」で連日お伝えしていますが、IWJでは現在、「『国民投票』で自民党改憲草案が現実に!?みんなで語る『改憲への危機感』Talk about Democracy and Constitution」と題し、市民の皆様から寄稿を募っています。本日は、石井正之さんから寄せられた「憲法改悪はすでに始まっています」と題する寄稿をご紹介させていただきます。

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 よく知られているように、安倍政権は、2014年7月に集団的自衛権の行使を認める閣議決定を行い、それにもとづいて2015年5月に安全保障関連法案を閣議決定しました。この法案は、同年9月19日に国会で成立しました。

 これは、現在の憲法の核心の一つである第9条を骨抜きにするものです。

 さらに、2015年10月には、国会議員の四分の一以上の要求があったにもかかわらず、憲法第53条を無視して臨時国会を開きませんでした。明らかな憲法破壊です。

 生活保護受給者の制限、高齢者へのサービスの縮小などは、憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を破壊しています。

 とどめが「日本国憲法改正草案 自由民主党」(平成二十四年四月二十七日(決定))の「第九章 緊急事態」です。憲法の中に、憲法を破壊する条項を持ち込むものです。

 そして、その先に待っているのは、富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる社会、個人の尊厳が踏みにじられた社会だろうと思います。

 考えるだけでも身の毛のよだつ社会に変わってしまうでしょう。自民党による憲法改悪を絶対に許してはならないと思います。

※みんなで語る「改憲への危機感」寄稿文 Vol.45 憲法改悪はすでに始まっています 石井正之さん
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-045

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 石井さんが指摘されているように、このままでは日本社会は安倍政権によって「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる社会、個人の尊厳が踏みにじられた社会」に変えられてしまう可能性があります。

 取り返しがつかない事態になる前に、私たち市民一人ひとりにできることは何でしょうか?抗議行動やデモに出かけてシュプレヒコールをあげたりすることも、もちろん大事な表現の自由の権利行使です。しかし、そこまで大胆に行動するのは恥ずかしくてできない、勇気がいる、という人もいることでしょう。でも、大向うにアピールするのは難しくでも、身近な人と話し合い、議論してみることではないでしょうか。もしかすると、それが一番大事なことかもしれません。

 IWJでは現在、この寄稿文の募集とのコラボレーション企画として、復刻版「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツの販売を行っています。

 このTシャツの胸にプリントされているのは、TALK Openly ABOUT DEMOCRACY…and CONSTITUTION for our FREEDOM and FUTURE」という文字です。これを翻訳すると、「民主主義と憲法について、オープンに話そうよ。私たちの自由と未来のために」という意味になります。

 デモや抗議行動に出かけたり、あるいは広島カープの応援に行く際にも、このTシャツはうってつけです!9月に入り、秋の足音が近づいてきましたが、まだまだ30度を超える日もあり、Tシャツは手放せません!ぜひ、IWJ特製の「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツをお買い求めください!

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー・ブラック
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ・キナリ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

 実際のところ、安倍政権は憲法を改正することによって日本の「国のかたち」をどのように変えようとしているのでしょうか・・・。そのような疑問をお持ちの方におすすめの一冊が、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』です。

 本書は、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、そして岩上さんの3人が現行の日本国憲法と自民党改憲草案を逐条で比較・検討した全12回の鼎談を収録。さらに昨年12月には、安保法の「成立」を踏まえ、新書一冊分のボリュームを追加した増補改訂版を刊行しました。

 IWJではこの『前夜』に関して、岩上さんのサイン入り版をお買い求めいただけます。秋の臨時国会開幕を控え、いよいよ改憲が現実味を帯びてきた今、必読の一冊です!ぜひ、お買い求めください!

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

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 それでは今日も1日、IWJをよろしくお願い致します!!

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※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
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