■■■ 日刊IWJガイド 「非常事態宣言下のパリで何が?? 今回もまた都合よく見つかった『犯人のパスポート』! 岩上安身×植草一秀×川内博史×木村朗著『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』まもなく発売! 最初で最後?の4人勢揃いのクロストークカフェ&サイン会も!」2015.11.16日号~No.1160号~ ■■■
(2015.11.16 8時00分)
おはようございます。IWJの原です。
緊急イベントのお知らせです。岩上さんが執筆陣の一人に加わった新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』(詩想社)が、いよいよ明後日、11月18日に発売されます!
本書では、政治経済学者の植草一秀氏、鹿児島大学教授の木村朗氏、元衆議院議員の川内博史氏、そして岩上さんの4人で行われたクロストークをテキスト化して掲載! さらにそれぞれが単独原稿を書き下ろしました。9.11から続くクローバル・ファシズムの問題、偏狭なナショナリズムを掻き立てながら、その実、対米追従にいそしむ安倍政権、辺野古新基地建設問題、消費税増税、TPP、アベノミクス、そして解釈改憲による集団的自衛権の行使によって海外派兵へと突き進むリスク…多岐にわたる、しかし全部、繋つながっている問題を、それぞれの視点から、丁寧に読み説いています。
この『米国が隠す日本の真実』で剔出された問題群は、どれも現在進行形で続いています。
例えば、フランス・パリでは、一昨日、「前例のない」同時多発テロが発生しました。この悲惨な事件も、『米国が隠す日本の真実』で語られている問題と直結する事件だと思うのです。
インターネット上では、IS(イスラム国)が「フランスがISの支配地域を空爆していることへの報復だ」などと犯行声明を出しました。
13日夜(日本時間14日朝)、武装した複数名が、パリ中心部のコンサートホールで銃を乱射したあとに爆発物を爆発させたほか、飲食店でも銃を乱射し、郊外のサッカースタジアムでも爆発物を相次いで爆発させました。
事件では129人が死亡、352人が負傷。容疑者は7人で、少なくとも2台の車を使って、およそ30分の間に、計8か所で犯行に及んだとみられています。現在、フランスでは全土に「非常事態宣言」が敷かれています。
『米国が隠す日本の真実』では、「ニューヨーク同時多発テロ(911)」の謎にも迫っていますが、その中で岩上さんが次のように指摘をしています。
「9.11では、テロの首謀者とされるモハメド・アタのパスポートが、廃墟になった瓦礫の中から、まったく焼け焦げもせず、きれいな状態で見つかったと言われています。フランスの風刺週刊紙、シャルリー・エブドへの銃撃事件でも、襲撃犯グループで、シャルリー・エブドに立てこもった兄弟がいますが、彼らの身元が判明したのは、逃走中にたまたま身分証明書が残されていたからのようです」
今回のパリの同時多発テロ事件でも、自爆テロ犯らの遺体の近くからシリアとエジプトのパスポートが見つかったと報道されています。なぜ、毎度毎度、手際よく犯人のパスポートが見つかるのでしょうか?
これからテロで大勢を殺そうとする人が、パスポートなど持ち歩くでしょうか?
逃走を考えているなら、無駄な証拠を残さないために、身分証などもちろんのこと、自宅の鍵すらも身につけて事に臨むのは不自然だと思われるのですが・・・
また、フランスで発令された「非常事態宣言」のことも気になります。この宣言の中には、「報道やラジオをコントロールするための手段を講じることができる」などといった規定もあるようです。報道管制が敷かれてしまう、となると、今出ている当局の情報が、どれほど信憑性があるかも確認するのが困難になりそうです。
現地からは、「テロは予見されていた」という情報もあります。余談をもたずに事態の推移をみていきたいと思います。パリでの「テロ事件」に関しては続報を出しますので、もう少々お待ちください!
パリでのテロ事件の情報を追いながら、新刊の『米国が隠す日本の真実』を読んでいくと、点のように見える事件が、切れ切れであっても線分としてつながるのを感じます。世界は、9.11以降、大きく変わってしまい、ブッシュ政権からオバマ政権になっても、米国の戦略や姿勢は何も本質的には変わらなかったのだ、ということが浮かび上がってきます。点ではなく、流れの中で、しかも立体的に理解しなければ、現在起きていることもよく見えてこないのだということがわかります。ぜひ、皆さまにも、お読みいただきたいと存じます。
■超豪華! 4人のクロストークカフェを開催! お申し込みは今すぐ!
さて、お知らせです。新刊『米国が隠す日本の真実』の発売日の翌日となる19日に、執筆者である木村氏、植草氏、川内氏をお招きして、クロストークカフェを開催することになりました!
この多忙な4人が一堂に会する機会は、滅多にありません! 当日は新刊のサイン会も開きます。1728円(税込み)の本代込みのお値段で、4人そろってトークも聞けて、4人のサインももらえて、ワンドリンクつきで2500円とは超破格値です! 平日のお昼すぎの開催で、しかも日程が迫っていますが、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください! 定員(50名様)に達しますと、申し訳ないですが締め切らせてしまいますので、どうか、お早めにお申し込みをお願いします!
パリでのテロ事件や安保法制、TPP、辺野古などなど…4人の著者が、存分に語ってくださると思います! またとない機会ですので、一緒に写真を撮り、4人のサインをもらっちゃってください!
★『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』刊行記念 クロストークカフェ
岩上安身×植草一秀×川内博史×木村朗 ~「明文改憲」発議がかかった参院選まで、残された時間はあと8ヶ月!】
【日時】
11月19日(木)
13:00開場 / 13:30開演・トーク / 15:30サイン会 / 16:30終演予定
※当日、開演前にサイン会の整理券をお配りします。トーク終了後、整理券の順番にサインをさせていただきます。
【入場料】
・通常価格:2500円(本代・ドリンク代込)
・割引価格:2000円(本代、ドリンク代込)
「対象は学生、年金生活者、障害者、失業者、低所得者(自己申告)に該当する方」
【会場】
〒106-0044 東京都港区東麻布3-7-3 東麻布久永ビル 2階(IFF教育センター)
https://goo.gl/g7Yke9
【定員】限定50名
【主催】インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
※お申し込みは こちら! ご予約を大急ぎでぜひ!!
http://bit.ly/1RTFmep
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.11.16 Mon.**
【Ch4】12:30~「日本外国特派員協会主催 経団連前会長・米倉弘昌氏 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※経団連前会長・米倉弘昌氏による記者会見を中継します。日本外国特派員協会で行われる。
【Ch4】14:30~「日本外国特派員協会主催 民主党・枝野幸男幹事長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※民主党・枝野幸男幹事長による記者会見を中継します。日本外国特派員協会で行われる。
【録画配信・IWJ_SF】14:30~(変更の可能性もあります)「『島ぐるみ会議』訪米団取材 ―1日目」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※「『島ぐるみ会議』訪米団取材」の1日目を録画配信予定。
【Ch6】14:30~「TPP交渉差止・違憲訴訟 第2回口頭弁論期日後のソン・キホ弁護士による米韓FTA報告会と公判報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」が主催の「米韓FTA報告会と公判報告会」を中継します。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【シリーズ特集5 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch5】20:00~「『ヒトラーが政権を握っても自動的に止まる暴走停止システム』梓澤弁護士 改憲に警鐘 ~『脱原発』や『戦争反対』を口にできなくなる!自民党改憲草案21条の問題点」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/92708
※2013年7月に行われた「憲法集会『「脱原発」や「戦争反対」を口にできなくなる!自民党改憲草案21条の問題点』」を再配信します。
梓澤和幸弁護士は、96条改正によって、改憲発議要件が衆参両院「3分の2以上の賛成」から「2分の1以上の賛成」に改訂されることは、「憲法への死刑宣告である」と指摘しました。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.11.17 Tue.**
【Ch未定】12:30~「日本外国特派員協会主催 マイク・モチヅキ・米ジョージ ワシントン大学教授、橋本晃和・桜美林大学大学院特任教授 記者会見」
※マイク・モチヅキ・米ジョージ ワシントン大学教授、橋本晃和・桜美林大学大学院特任教授による記者会見を中継予定。日本外国特派員協会で行われる。
【Ch未定】15:30~「日本外国特派員協会主催 元NHKアナウンサー エマニュエル・ボダン氏、梓澤和幸弁護士 記者会見」
※元NHKアナウンサー エマニュエル・ボダン氏、梓澤和幸弁護士による記者会見を中継予定。日本外国特派員協会で行われる。
【Ch未定】17:00~「司法修習生への給費の実現と充実した司法修習に関する院内意見交換会」
※「日本弁護士連合会」主催の院内意見交換会を中継。日弁連会長挨拶、国会議員からのエールなどが予定されている。
【Ch未定】18:00~「TPP『大筋合意』なんて認められない!!STOP TPP!! 渋谷駅ハチ公前 街宣行動」
※「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」主催の街頭宣伝行動を中継予定。
【IWJ_OSAKA1】19:00~「『誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走』出版記念パーティ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※著者の松本創氏と元大阪市長の平松邦夫氏が出席予定の「出版記念パーティ」を中継します。
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(前半の続き)…
■フランスの非常事態宣言と、自民党改憲草案が狙う緊急事態条項
先ほど、フランスの非常事態宣言に触れましたが、この問題は他人事ではありません。今、まさに安倍総理は憲法改正によって、「緊急事態条項」を新設しようという野望を露わにしています。
日本は対ISの「有志国連合」に名を連ねていますし、安保法制の施行によって、「戦争できる国」にもなるわけです。今回、パリで起きたような「同時多発テロ」も、日本国内で発生しないとも言い切れません。もしテロが発生し、そのときに「緊急事態条項」が新設されていたら、時の政権は間違いなく「緊急事態」を宣言するでしょう。
となると、どうなるか。
自民改憲草案「緊急事態条項」は、有事や大地震の発生時などに、首相が閣議に諮った上で緊急事態を宣言できると規定しています。宣言後、政府は「法律と同じ効果を持つ政令の制定(!)」が可能で、首相は緊急の財政支出も行えることになっています。
宣言には、事前か「事後」の国会承認を要件としています。言い換えると、国会の承認は事後でいい、ということになり、国会は歯止めとなる力を失うのです。
さらに、緊急事態が宣言された場合、「何人も国その他公の機関の指示に従わなければならない(!)」とも明記! 首相は行政府と立法府の権限を握り、国民の抵抗を許さない、まさに「ファシズム体制」そのものとなるわけです!
先ほど紹介したように、フランスの非常事態宣言は「報道やラジオをコントロールするための手段を講じることができる」としているようですが、もし、日本の憲法に「非常事態宣言」が盛り込まれたら、日本もフランスの例に倣い、「緊急事態基本法」が改正され、条文で「メディアコントロール」が明記されるかもしれません。そうなれば、既存マスメディアはむろんのこと、ネットも規制を受けるかもしれません。IWJも、身動きできなくなるかもしれません。ぞっとします。
フランスの非常事態宣言をさらに詳しく見てみると、「内務大臣は、『公共の安全や秩序に対して有害と思われる行為を行う人』について、自宅監禁あるいは待機を命じることができる」、「捜索は裁判官の監視なしに実行できる」とも規定されているそうです。
これは衝撃・・・! もう、当局のあてずっぽうで、誰かれ構わず「お前が犯人か!?」「お前か!?」「お前だろ!」などと、捜索や拘束をやり放題にやられてしまうかもしれません。そこにメディア規制が敷かれれば、例え目に余る暴政がふるわれたとしても、それを伝える術が制約されるので、何が隣人の身に起きているか、明日、我が身に何が起きるのか、把握する術はありません。
ここで、自民党改憲草案をもう一度、見直してみると、現行憲法の第36条「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」のなかの、「絶対に」の文言をとってしまっているんですね。こうした合わせ技で、何が可能になるのか、考え出すと、いろいろと「変な想像」が次々と浮かんでくるのですが、自民党改憲草案が現実のものとなれば、もう「変な想像」では済みません。
来年の参院選は、日本が現行憲法を守れるかどうか、自民党改憲草案を受け入れてしまうかどうかの大きな分かれ道となるはずです。「国民投票がある」などと安心していてはいけません。日頃の選挙の低投票率をみれば、世論調査では改憲反対が多数を占めていたとしても、改憲反対派の人たちが選挙に足を運ばず、いざ投票箱を開けてみたら・・・ということが起こりえます。
自民党改憲草案の「恐怖のポテンシャル」については、すべての日本人が緊急に知るべきであると思います。日本国民なら一人残らず、自分自身の身の上に降りかかってくることであるからです。放射能ならば、運が悪いと濃厚に被曝し、運が良ければ少なくて済む、ということもありえますが、憲法の改悪の結果は、誰もが影響を受けます。無関係でいることはできません。
まもなく、岩上さんが梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党改憲草案を隅々まで読み解いた『前夜 増補改訂版』が現代書館より発売される予定です。来る参院選にそなえ、こちらも必読です!
12月9日には、「ロックの会」が開かれますが、今回のオーガナイザーは岩上さんです。目前の自民党改憲草案&参院選などをテーマに扱いたいと思っています。今回のロックの会には『前夜』の共著者である梓澤弁護士、澤藤弁護士にもご登壇をお願いしており、会場では、3人のサイン入り『前夜 増補改訂版』をご購入いただけます!
また、当日は、参院安保特別委員会で自民党の佐藤議員から「ひげパンチ」を喰らいながらも、問責決議の際は約1時間にも渡る「フィリバスター」をお見舞いして安保法案に反対し、投票の際には、平和主義の理念が込められた日本国憲法の前文を声を張り上げて読み上げた、あの民主党の切り込み隊長・小西洋之議員にもご登壇いただきます!
・2015/09/19 岩上安身による小西洋之議員緊急インタビュー!票決が盗まれた犯行現場・委員会室でヒゲパンチを食らいながら目の当たりにした一部始終!「憲法奪還」の戦いがこれから始まる!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265985
他にも豪華ゲストをお招きし、マイナンバーやTPPの話なども盛り込む可能性も・・・! 岩上さんと事務スタッフが目下、準備中です。当日、会場が混む可能性もあります。まもなく予約フォームをたちあげますので、こちらもお早めにご予約ください! また告知しますので、この日刊ガイドやIWJサイトの方を、お見逃しなく!
■ご寄付・カンパをぜひ、お願いいたします!! 辺野古新基地建設に反対する「島ぐるみ会議」訪米団密着取材――新人記者の海外デビューを応援してください!
連日、日刊ガイドでお知らせしていますが、昨日11月15日から6泊8日の日程で、沖縄県辺野古での新基地建設に反対する「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」がアメリカを訪問し、複数の米議員を訪ね、基地建設の断念を訴えるためにロビイングを敢行します。
そこで今回、IWJからも急遽同行記者を派遣し、現地の様子を取材することになりました!
この「島ぐるみ会議」は、サンフランシスコで米議員の地元オフィスを訪ねる他、ワシントンで環境団体、人権団体との面談を行います。それらの模様を、IWJでは密着取材し、ムービーを撮影するとともに、レポートをお届けします。
沖縄における米国基地問題に関して、米議員に沖縄の人々が直接現地の状況を説明する、このようなロビイング活動の大切さは、新外交イニシアティブ (ND)の事務局長であり弁護士の猿田佐世氏も継続して訴えています。
※2015/07/02 「沖縄の人口は2000人くらい?」米国議員の意外な“リアル”…翁長知事訪米の本当の狙いとメディアが語らない「真価」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251403
今年9月29日、米上下両院の軍事委員会によって、2016会計年度の国防予算の大枠を定める「国防権限法案」で大筋合意しましたが、下院が5月に可決した法案には、米軍普天間飛行場の移設先として「辺野古が唯一の選択肢」と明記されていました。ところが、上院とのすり合わせの結果、法案への盛り込みは最終的に見送られたのです。
これはまさに、翁長雄志・沖縄県知事らが、2015年5月31日から6月3日に行なった、米国でのロビー活動の成果であると、同行した猿田氏が強調しています。
※2015/09/26 【福岡】「辺野古が唯一の選択肢」国防権限法案から削除! 翁長知事のロビー活動結実―ワシントンの小さな変化が東京に大きな影響「ワシントン拡声器効果」―柳澤協二氏、猿田佐世氏講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/267192
この重要なロビー活動を行う「島ぐるみ会議」による訪米団の密着取材を無事敢行させるために、皆さんからのご寄付・カンパをぜひお寄せください!
アメリカまでの渡航費はパック料金で約65万円。また今回、訪米団は4つのチームに分かれて米議員にロビイングするため、カメラが最低でも4台必要になります。1台のカメラはIWJの現在の機材を充当しますが、残り3台のカメラと、バッテリー、充電器、そして付属品などは新たに買い増しする必要が生じました。家電量販店から送られてきた見積もりでは、税込総額で539,652円。一刻の猶予もないので、岩上さんがすぐ決断して決済し、購入して、渡米する新米記者に託しました! さらに他の取材経費をあわせると、約150万円の出費を覚悟しなければなりません。
つい先日、TVUパック更新のため約200万円の出費となることをお伝えし、ご寄付・カンパで応援をお願いしたばかりでほんとうに恐縮しています。しかし、今回は、前を向いての出費です。この訪米団のロビイングの模様は、IWJしか撮影しませんので、非常に貴重な映像となると思います。どうか引き続きご理解とご賛同、そしてご支援をいただけたらと存じます。
※ご寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
今回、IWJからこの「島ぐるみ会議」訪米団に同行するのは、昨日の日刊ガイドでも紹介した山本愛穂(まなほ)記者です。事務スタッフとしてIWJに入ったばかりの30歳の女性で、記者としての経験はゼロですが、国内外を一人で旅した経験も豊富で、行動力は抜群です! 本人は「私、原稿を書きたい!」と意気込んでもおり、今回、米国の報道現場から記者デビューすることになりました。
出発前には、大急ぎで撮影や配信の方法について、動画班スタッフからレクチャーを受けるとともに、岩上さんから記者としての取材やレポートの書き方のイロハ、5W1Hの重要性、文章の書き方などを教え込まれていました。その際、岩上さんから指摘される前に自分でせっせとメモを取り、記者としてもっとも大事な「メモとり」もばっちりだということも判明し、期待は高まるばかり!
ですが、本当にデビュー戦ですので、どうかみなさん、温かい目でお見守りください。
※【IWJブログ】沖縄「島ぐるみ会議」訪米団への同行取材を敢行! 沖縄の人々による辺野古新基地建設反対の思いをレポート! (山本愛穂)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274942
那覇空港から昨日出発した「島ぐるみ会議」訪米団の出発式の模様は、IWJの沖縄スタッフが下記のチャネルで中継しました。訪米団メンバーにインタビューも行なっていますので、ぜひご覧ください! また、実りある旅となりますよう、ぜひ、みなさま、今後の中継を通して声援を送ってください。
※「島ぐるみ会議」訪米団 出発式
http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1/movie/216541419
http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1/movie/216545549
http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1/movie/216549903
山本記者は、「島ぐるみ会議」訪米団の皆さんと昨日成田空港で合流し、一緒にサンフランシスコへと旅立ちました。
動画配信は、現地に到着する本日16日から開始します。16日から18日は、IWJサンフランシスコチャンネルで、19日から21日はこの取材のために新たに開設したワシントンチャンネルからお送りします。配信のスケジュールは下記を予定していますが、現地の状況によって変更の可能性もございます。何卒ご了承ください。
◆動画配信時間◆
※下記の時間は日本時間です。
@サンフランシスコCh.
http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
11/16(月)14時30分~
11/17(火)14時30分~
11/18(水)14時30分~
@ワシントンCh.
http://www.ustream.tv/channel/JqmK3j24b4V
11/19(木)11時30分~
11/20(金)11時30分~
11/21(土)11時30分~
また、今回の取材では、動画撮影による取材だけでなく、ツイッターを通してリアルタイムで情報を発信していく予定です。ぜひ、フォローしてください。
※ツイッターIWJエリアCh1
https://twitter.com/iwj_areach1
■日本や米国の権力構造を鋭く分析するジャーナリスト・カレル・ヴァン・ウォルフレン氏に岩上さんがインタビュー!
明日17日は、岩上さんがオランダ出身のジャーナリスト・カレル・ヴァン・ウォルフレン氏にインタビューを行います。
『日本/権力構造の謎』や『人間を幸福にしない日本というシステム』などの著書で、日本に特有の政治権力の構造を明らかにしてきたウォルフレン氏。『永続敗戦論』で一躍時の人となった白井聡氏との対談をまとめた『偽りの戦後日本』も、今年4月に発売され、話題となっています。
※2010/12/11 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/711
※2012/03/29 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー「日本を追い込む5つの罠」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/6966
※2014/12/18 ウクライナ危機、イスラム国、TPP…アメリカ帝国主義の世界戦略を読み解く ~岩上安身による『日本に巣喰う4つの“怪物”』著者 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214711
インタビューでは、昨日、パリで起きた同時多発テロ事件を中心に、ロシアによるシリア空爆によって新たなステージに突入したシリア問題、そこに絡むサウジアラビアやイスラエルの思惑、米国の覇権の行方、さらには安保法制を「可決・成立」させた日本の政治状況に至るまで、幅広いトピックに話題が広がるはずです!
いま、世界で起きている様々な事象の実相とはどういったものか。世界中を混乱におとしいれている米国の世界戦略とは、どのようなものなのか。その中で、日本はどういった運命が待ち構えているのか。
たっぷりとお話をお聞きする予定ですので、どうぞご注目ください!
■2015年『饗宴VI』は12月20日(日)午前11時から――今からスケジュール帳にチェックを!
今年もやります、「饗宴」!
IWJの主催で年に1回開催する大規模なイベントの一つ『饗宴VI』が、今年は2015年12月20日(日)11時から品川のイベントホール、「ザ・グランドホール」で開催されます。
現在、予定されているゲスト陣は、「グローバル経済・TPP」がテーマの第一部は、岩月浩二氏、植草一秀氏、内田聖子氏、田中宇氏、富岡幸雄氏、矢吹晋氏。
「立憲主義と改憲」がテーマの第二部は、青井未帆氏、伊波洋一氏、小林節氏、水上貴史氏、SEALDsの奥田愛基さん、橋本紅子さんなど。
そして、「戦争の過去・現在・未来のリアル」の第三部は、井筒高雄氏、志葉玲氏、孫崎享氏、柳澤協二氏と、今年も豪華かつ重厚な面々です。毎年、パネラーには重厚な面々が並び、中身の素晴らしさには誰からも文句がつかないのですが、ただひとつ、「女性の登壇者がいない!」とご批判を頂戴していました。
今年は、内田聖子さん、青井未帆さん、橋本紅子さんと、輝く活躍をされている女性ゲストを3人、パネラーとしてお迎えすることができました。
さらなる詳細は、決定次第、この日刊ガイドで紹介して行きます。年末の日曜日、お忙しい時期かと思いますが、忘れてはいけませんので、今から掌に油性マジックで「12月20日 饗宴」と記入していただければ、お忘れになることはないかと思います。出演者の先生方のサイン会もシンポの幕間に開きます! 掌にダイレクトでサインをいただいてしまってください! 饗宴でお待ちしています!
■安保法制賛成・反対議員をリスト化しました! きたる参院選のご参考に
自民・公明の与党による「採決の強奪」によって「可決・成立」してしまった集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案。IWJでは、この安保法案と特定秘密保護法について、各議員が賛成したのか、反対したのか、それとも欠席したのか、一目で分かるリストを作成いたしました! これもIWJお得意の「可視化」のひとつです。
例えば、千葉県選出の国会議員が、安保法案と特定秘密保護法の採決において、どのような投票行動を取ったのかを調べたい場合は、「▼選択3 衆参選挙区 都道府県別」で「千葉県」にチェックを入れるだけ。19名の議員の投票行動に加え、選挙区、政党名、そして、各議員のホームページのリンクが表示されます。
※【特集】安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リスト 絶対忘れない!「強奪された票決」~次の参院選では「明文改憲」が現実に
http://iwj.co.jp/feature/anpo-giin/
来年夏の参議院議員選挙は、安倍総理が目指す「明文改憲」を巡って、天王山の戦いになります。このリストを見れば、安保法案と特定秘密保護法という”稀代の悪法”をめぐり、各議員がどのような投票行動を行なったかが一目で分かりますので、ぜひ、参院選での投票の参考にしていただければ、と思います。
なお、この特設ページは、参議院議員選挙に向けて、さらに情報を追加していく予定です。そこで、このリストの「特記事項」に掲載できる各議員の情報を皆様から広く募集いたしますので、投票行動の参考になる情報をどしどしお寄せください。
※安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リストへの情報提供フォーム
https://form.jotform.me/52192429254456
いただいた情報は、IWJできちんと裏取りをしてからアップ致します。確証を得られない場合は、掲載できない場合もありますので、ご了承ください。
■TVUパック、無事更新の御礼と、ご寄付・カンパへの「足あと」のお願い
IWJはおかげさまで、皆様からの会費とご寄付・カンパによって活動を継続することができています。先日来、緊急のご寄付・カンパをお願いしていた「TVUパック」に関しても、回線についてはIWJが自前で組むことにして、安上がりにし、無事継続の手続きを完了しました、皆さんのご寄付・カンパのおかげです、ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
ここで、ご寄付・カンパをお寄せいただいた皆様に、ひとつ、お願いがございます。カンパをいただきました際には、お手数で申し訳ございませんが、「足あと」を残していただけないでしょうか。
実は、金融機関の入金票へ連絡先をご記入いただいても、個人情報保護のため、その連絡先はIWJにほとんどの場合通知されません。IWJに通知される情報は、カタカナ表記のお名前だけです。そのため、どなたか特定できない場合もあります。
漢字表記のお名前、会員の方でしたら会員番号、あるいはメールアドレスなどの連絡先など、どなたかはっきりと特定できて、ご連絡がつくような手がかりをお残しいただきたいと存じます。
ですので、以下のページより、ご寄付・カンパをお寄せいただいたことを事務局へお知らせいただけましたら幸いです。
※ご寄付・カンパの「足あと」はこちらにご記入ください
https://pro.form-mailer.jp/fms/d4d3812d16982
ご寄付・カンパをいただいた際には、金額の多寡にかかわらず、そのたびごとに必ず入金確認と御礼のメールを差し上げております。メールが届いていないなどの場合(迷惑メールに振り分けられてしまっている場合もありますが)、我々がどなたか特定できず、御礼のメールを差し上げられずにいる、ということも考えられます。一週間、二週間経っても、何も音沙汰がないという方、ぜひ、ご連絡をお願いします。今後とも、IWJの活動にご支援のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ
11月と12月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!
・【録画】11月17日(火)
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
・2015年11月19日(木)13:00~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク
・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー
・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー
・12月4日(金)15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授インタビュー
【講演情報】
・12月5日(土)19:00~
場所 : 島根県出雲市民会館
主催 : たたかうデモクラシー島根
※詳細が決まり次第、随時更新します!
■IWJスタッフ募集のお知らせ
IWJでは現在、スタッフを大募集中です。事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています。IWJは常に忙しく、仕事量は山のようにありますが、やり甲斐もそれに負けないほどたくさんあります。また、働く上でこれも大切なポイントですが、スタッフはみな仲がよく、チームワークもばっちりです。IWJ事務所はいつも和気あいあいとしていて、まるで合宿場のようでもあります。昨夜はキッチンでお鍋を作って、デスクで食べながらお仕事をいたしました。体も心も温まりました。
あなたもIWJで働いてみませんか。ご応募をお待ちしています。
<一般事務および会員管理スタッフ>
電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。
IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。
一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。
◆応募条件
※「事務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
<経理・総務スタッフ>
IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。
◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
<テキストスタッフ>
IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。
IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。
もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。
勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。
◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!
※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ
<中継・動画編集スタッフ>
IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。
動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です! 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。
また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません! 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!
◆応募条件
※「【職種5】-中継・動画編集スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
■会員の更新と継続に関する大切なお知らせ
ここで、IWJ会員管理班チーフの、中山裕規から、会員のみなさまに大事なお知らせです。
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IWJ事務局の中山裕規と申します。
会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。
11月分の会費の納入期限は、11月10日とさせていただいております。
会費をまだお納めいただけていない方は、近日中に、会員限定コンテンツのご利用を制限させていただくことになってしまうため、改めてご案内のメールをさせていただきます。
ご案内のメールを待たずとも、こちらのページからもご継続のお手続きをしていただけますので、ご継続のお手続きがお済みでない方は、ぜひ、お早めにお手続きをお願いいたします。
→ http://iwj.co.jp/info/whatsnew/information/23022
会費の納入につきましては、年会費でお納めいただくと、2カ月分値引きとなりまして、たいへんお得にご利用いただけます。ぜひ、お切り替えを検討下さい。また、銀行口座自動引落やクレジットカード自動決済による自動更新も、たいへん便利ですので、どうぞご利用をご継続いただけますようお願いいたします。
→ http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/23238
ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとお問い合わせくださいませ。
よろしくお願いいたします。
■わとはぷ!のコーナー
2012年の今日、第181回臨時会で野田政権が衆議院を解散しました。そして選挙に突入。結果、自民党が政権に返り咲き、今の安倍JAPAN体制が始まったわけです。
懐かしいですねぇ。政局でかなりバタバタしていましたね。民主党を離党した小沢一郎さんたちが「日本未来の党」なる政党を作って選挙に臨むも惨敗。民主も票を減らし、「日本維新の会」や「みんなの党」など、「第三極」と言われる勢力が議席を伸ばしました。
今や「日本未来の党」も「日本維新の会」も存在しません。維新の党が割れ、おおさか維新の会なる政党も誕生。そして前原誠司氏らは内部から民主党に解党を迫るなど、参院選を前にドタバタ劇が展開されています。
前原氏や細野豪志政調会長は、解党した上で維新の党と年内に新党を結成するよう呼びかけていますが、党内に同調の動きはかなり鈍い模様です。ツイッターでは、有田芳生氏が「断固として反対」、小西洋之氏は福島県議選の最中であることを挙げ、「同志の足を引っ張るような言動は厳に慎むべきだ」と強調しました。
前原氏は、野党共闘を提案した共産党を「白アリ」とこき下ろし、ほうぼうからブーイングを浴びています。大多数は、「お前が言うな」とか、「ブーメラン」といったものばかりです。前原氏は、違憲の安保法の廃止を求めないそうです。だったら、自公と何も変わらないでしょう。他の政策もことごとく自民と同じ。何のため野党にいるのか。その上、自分の在籍する党に対して、内部から「解党しろ」と迫るなど、土台から食いかじっている様は、まさしく自分こそ「白アリ」そのものではないか、と轟々の非難です。
前原氏、細野氏、江田氏、この三人で会談して、勝手に解党と新党を決めたっていうのですが、支持者を置き去りにしたこの動きの狙いは一体なんでしょうか? だいたい解党して新党を作ったって、中身は一緒じゃないですか。有権者がそれで、「ほほぉ、一新したねぇ、感心だねぇ。それじゃご褒美に一票差し上げるか」と票を投じてくれるとでと思っているのでしょうか?
こうした面々、皆さん、改憲支持者ともお聞きしています。本来ならば、自民党のトンデモ改憲草案の実現阻止のため、全力で備え始めなくてはならない時なのに。それとも、わざわざあさっての方向を向いて、ドタバタ茶番劇を繰り広げるのは、そうした時間を使わせないようにするためでしょうか? いいかげんもう、つきあいきれません。
さらに前原氏は、「おおさか維新の会」を率いる橋下徹大阪市長について、記者団に「改革のケミストリーは共有している」と、またまた訳のわからないことを語り、連携に意欲を示したそうです。前原氏の言いたいことは、自分たちは橋下氏と相性がいいということらしい。それならば、改憲派で、隠れ安倍政権支持派ということで、間違いないということですね。
※前原氏ら民主解党派、早くも腰砕け 菅元首相、小西氏ら反対論展開 産経
http://www.sankei.com/politics/news/151113/plt1511130044-n2.html
他方、民主党の蓮舫代表代行は、松野氏らの維新の党との連携について「統一会派をまずつくる」と強調。「下野して3年たって1強多弱は何も生まなかった。安保関連法も論戦で頑張ったが決定的に数で足りなかった」と語られています。しかし、岡田克也代表と同様、共産党との連携については「ない」と断言。
※民主・蓮舫氏、維新と「まず統一会派」 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK15H1I_V11C15A1000000/
※「革命うたう政党、ハードル高い」…共産との選挙協力で民主・蓮舫氏 産経
http://www.sankei.com/politics/news/151106/plt1511060043-n1.html
このような煮え切らない態度で、野党は、安倍政権が狙う自民党改憲草案の実現阻止が可能だと本気で思っているのでしょうか。このままでは2012年の総選挙の再現になる気がしてなりませんが・・・。それとも、「一生懸命頑張ったが、参院選では改憲勢力に議席3分の2を取られてしまった。かくなる上は、新しい自民党改憲草案を立派なものにしたい」などと言い出す気なのでしょうか。
残り8ヶ月、一票を投じる権利を持つ有権者として、政治家や政党の叩けるケツは叩いていきましょう! まずは「前原さん、細野さん、民主党を解党しなくていいから、ご自身が離党して橋下さんとご一緒にどうぞ」ということは申し上げたいと思います。
何か、秋の深まりとともに、日々、いろいろな人の素顔といいますか、腹の中まで明らかになってゆく、そんな季節ですね。年末までにはすっかり明らかにしたいと思います。
それでは今日も1日、よろしくお願いします!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】