日刊IWJガイド「『聖域も関税撤廃しちゃいました』けど『いい結果』!? もはや安倍政権の嘘と裏切りは異次元レベルに ~カナダでは総選挙でリベラル勢力が圧勝!世界に広がる平和主義と、逆行する日本」2015.10.21日号~No.1134号~


■■■ 日刊IWJガイド「『聖域も関税撤廃しちゃいました』けど『いい結果』!? もはや安倍政権の嘘と裏切りは異次元レベルに ~カナダでは総選挙でリベラル勢力が圧勝!世界に広がる平和主義と、逆行する日本」2015.10.21日号~No.1134号~ ■■■
(2015.10.21 8時00分)

 おはようございます!IWJで記者をやっている佐々木隼也と申します。

 あれ…僕がパラレルワールドに迷い込んだのでなければ、確か安倍総理はTPPの大筋合意を受けて、JAでの講演で「国益にかなう最善の結果を得ることができた。約束を守ることができた」と言ってましたよね…。

 ところが、です。

昨日、政府は農林水産品2328品目のうち、8割以上が関税撤廃される、としれっと公表しました。「死守する」と言っていた「聖域(農産品重要5品目)」についても、3割が関税撤廃の対象となるそうです。

 まさに「国益」のバーゲンセール。まるで異世界に迷い込んでしまったような気分です。安倍政権が「異次元の」と言っていたのは、「異次元レベルの売国」ということだったのでしょうか…。

 ということで昨日、森山裕農水大臣の定例会見に行き、どんな言い訳をするのかを聞いてきました。すると大臣は、今回90%以上の品目が関税撤廃となったカナダを持ち出し、「それに比べたら日本は19%守れた。他の参加国に比べて群を抜いて高い。しっかり守れた。いい結果になった」とガッツポーズでした。

・2015/10/20 森山裕・農林水産大臣 定例会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271156

 みんなで一斉に服の脱がし合いをし、アイツは全裸になった、俺は靴下は守れた、いい結果になった…なんて言えるわけないですよね。

 輸出産品も、国の事情も全然違うのに、単純に自由化率の「数」だけを比べて「あいつには勝った」などという主張が、関税撤廃で損害を被る農家にまかり通るわけがありません。

 ちなみに鉱工業品を含めると、日本の関税は品目数、貿易額ともに95%が撤廃されることになります。ほぼ丸裸です。

 関税自主権は国の主権の根本に関わる話です。また、間違えてはならないのは、裸で「グローバリズム」という搾取のサバンナに放り出されるのは、安倍政権や官僚、一部の財界トップではなく、我々、一般の国民だということです。

 「頑張って守った」という農産品分野でもこの有り様なのですから、その他の教育や医療、知的財産などの非関税障壁分野では、さらに譲歩していることは必至です。まだ交渉内容の全貌は明らかにされていませんが、非常に危惧されます。

 結局、TPPの本質は米国と多国籍企業が日本人の富と仕事を奪うことにあり、安倍政権はそのおこぼれにあずかろうとするハイエナだった、ということですね。これは、TPP交渉を現地取材したPARC(アジア太平洋資料センター)の内田聖子さんや、山田正彦・元農水相、民主党議員の篠原孝さんが報告会で暴いています。

 この報告会の模様を、ぜひご覧になり、裸の王様に丸裸にされようとしているこの国の現状を、知っていただければと思います。

・米国の狙いは最初から日本の富の収奪だった!「TPPは目くらましで日米並行協議が問題」 ~TPPアトランタ閣僚会合出張報告で専門家、国会議員らが警告!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269513

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■?一方カナダでは政権交代でリベラル勢力が圧勝!TPPの今後にも変化が…

 森山大臣が「ドングリの背比べ」の相手に選んだカナダで、昨日、大きな動きがありました。

 昨日投開票が行われた総選挙の結果、中道左派の野党・自由党が圧勝。2006年から政権を率いてきた保守党のスティーブン・ハーパー首相は早々に敗北宣言し、10年ぶりに政権交代が成し遂げられました。

 注目すべきは、この総選挙の争点の一つがTPPだったことです。ハーパー首相は今回の大筋合意を一つの「成果」として選挙戦を闘いましたが、カナダ国民がそれに「NO!」を突きつけたということになります。

 新しく首相になる自由党党首・ジャスティン・トルドー氏は「変化すべき時が来た」と国民にメッセージを発し、今後は中間層を支えるリベラル政策を推し進めるとのことです。

 TPPに関しては、トルドー氏は自由貿易自体は推進派ですが、「TPPの交渉は透明性を欠いている」と主張するなど、批准には慎重な姿勢を示しています。だからといってTPPが漂流するかと言えば微妙なようですが、少なくとも、ハーパー首相よりはTPPには懐疑的で、世界中のTPP反対の市民たちは、その動向に注目しています。

 このように、今、世界ではファシズムとグローバリズムに抗う「パシフィズム(平和主義)」的な動きが大きくなっています。

 イギリスの第一野党である労働党では、党首選で「最左派」のジェレミー・コルビン氏が圧勝。米国でも大統領選における民主党候補選びで、自ら民主社会主義者を自称するバーニー・サンダースがヒラリー・クリントン氏の対抗馬に急浮上。ヒラリー氏を急旋回させるに至りました。

・【岩上安身のツイ録】寝ぼけている民主党の議員へ ~「対米追従」「新自由主義」路線からの大転換が進む欧米諸国、安倍政権とは真逆の方向へ転進中!英国では「極左」扱いのジェレミー・コルビン氏が圧勝!「戦争法案成立後」の時代を見通せ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266061

 欧州各地でも、ギリシャのチプラス首相やスペインのポデモス運動など、グローバリズムに対抗する動きが強くなっています。

 翻って、日本ではどうでしょうか?

 自民党・安倍政権はそうした世界の潮流とは逆行して、ファシズム的な政治手法を強める傾向にあります。対する野党も、共闘に水を差す動きがあるなど、この世界的な潮流に乗り切れていないような気がします。

 世界の動きから取り残されつつある日本は、米国への隷属を深めながら、周囲の国々から孤立し、独裁的な属国への道を歩んでしまうのか。今後の国民の意識の広がり、そして野党結集の動きを、これからもIWJは追い続け、可視化していきたいと思います。

・2015/10/08 日本共産党が提唱する「国民連合政府」、その狙いと実現可能性に迫る!世界的に追い風が吹く左派への支持を共産党は取りつけられるか? ~岩上安身による志位和夫委員長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269515

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.21 Wed.**

【Ch4】13:00~「災害対策を理由とする【憲法改正】についての報道及び関係者向け意見交換会 ~緊急事態条項『国家緊急権』の創設は必要か~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※小林 節・慶應義塾大学名誉教授、兵庫県弁護士会弁護士 永井 幸寿氏らが登壇予定。主催は、「被災者支援に携わる有志弁護士の会」。

【Ch3】 14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch5】17:00~「医師によるお話会と活動報告会 福島とつながる ~医師と共に避難ママを支える活動の軌跡~第2回お話し会(山田真先生のおはなし)と活動報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「NPOココロとカラダを育てるハッピープロジェクト」が主催のお話会&活動報告会を録画配信します。10月18日に行われました。

【IWJ_HYOGO1】18:00~「九条の会 ひがしなだ 講演会『安倍内閣が目指す日本、 日本国憲法がめざす日本~2015年安保闘争の分岐に立って~』 ―講演 石川康宏・神戸女学院大学教授」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※「九条の会 ひがしなだ」主催の講演会を中継予定です。

【Ch6】19:30~「民主党 ”声援&請願” メッセンジャーVol.2」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※民主党本部前で行われる、「 ”声援&請願” メッセンジャー」の第2弾を中継します。

【録画配信・Ch4】20:00~「これからどうなる?安保法制―学生×学者×弁護士トークセッション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※10月19日に行われた、「学生×学者×弁護士トークセッション」を録画配信します。主催は、「YCU安保法制を考える会」。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.22 Thu.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch未定】18:00~「緊急座談会!元陸自レンジャー隊員と語らう戦場のリアル、自衛隊の実態を知っていますか?」
※10月14日に行われた、井筒 高雄氏(元陸自レンジャー隊員)、伊勢崎 賢治氏(東京外国語大学大学院教授)、雨宮 処凛氏(作家、活動家)、諏訪原 健氏(SEALDs)らが登壇した緊急座談会を録画配信予定。

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(前半の続き)…

■参院選後に「ナチス以上」の強権性を帯びる独裁憲法を目論む安倍政権!

 いよいよ2015年も残すところあと2カ月とちょっととなりました。

 来年2016年は、日本という国のあり方が根底から問われる年になりそうです。いよいよ安倍総理の悲願である憲法改正の発議の賛否が、参院選という形で問われることになります。

 安倍政権が参院選で勝利した暁には、まず手始めに、緊急事態条項「国家緊急権」の創設を掲げ、国民投票を行う予定だそうです。

・2015/05/01 自民党が憲法改正で盛り込む「国家緊急権」はナチス以上!?
大震災の被災地で動いた弁護士らが全権委任法も含まれた国家緊急権の「正体」に迫る!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244316

 この緊急事態条項とは何か。ざっくり言うと、政府が「緊急事態だ」と決めれば、緊急事態だから、という大義名分のもと、法律の改正や国民のあらゆる自由・権利を制限することが可能になる、というとんでもない条項です。つまり国の最高法規である憲法に、時の政権の恣意的な判断によって独裁が可能になると書き込んでしまう、というものです。

 本日は、この条項をめぐり、とても興味深いイベントがあります。その名も、「災害対策を理由とする【憲法改正】についての報道及び関係者向け意見交換会」。IWJでも、Ch4で13時から、ばっちり中継します。

 安倍政権はこの条項を、原発事故や破局的な大災害の時に、法律や個人の権利が障害となり、スピーディな救助活動や対策が十分に講じられない、としてその必要性を主張しています。表向きは。

 ということで、この意見交換会では、「賛成」「反対」両方の立場から論客が講演とパネルディスカッションを行い、実際に被災者支援に携わった関係者からも意見を聞く、という、おそらく当事者である自民党内でも行われていないだろう、現実的な観点から、この条項を考えるものです。

 「反対」の論客には、憲法学者の小林節さんも登壇予定です。これはぜひ、多くの人に観てもらいたいと思います!!

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■?10月27日に憲法鼎談『前夜』の続編、やります!そして書籍『前夜』も改訂します!!

 自民党の改憲草案の「ヤバさ」は、この条項だけではありません。細部を読み解くと、いくつもいくつも、いくつも、危険な文言が堂々と散りばめられています。

 2013年、岩上安身と弁護士の梓澤和幸氏、澤藤統一郎氏は、この改憲草案を逐条で読み解く鼎談を行い、共著『前夜―日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』にまとめました。ということで、ぜひこの『前夜』をお買い求めください!

 …と言いたいところなのですが、なんとこの『前夜』、ご好評につき、現在品切れとなってしまいました…!

 「今こそ購入したい!」という方、申し訳ございません!…ということで、岩上さんが、版元に増刷をかけあい、澤藤弁護士、梓澤弁護士、岩上さんの著者3人の鼎談を追加で行い、それを加筆掲載した【増補改訂版】を出すことになりました!

 まずは10月27日に行われるこの再鼎談を、ぜひご覧下さい!!!

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■?「パンツ疑惑」を完全否定した高木復興相

 昨日は、IWJは農水大臣のほかにも、注目すべき大臣の定例会見に臨みました。「下着泥棒」疑惑で今、巷を賑わせている高木毅復興大臣です。

・2015/10/16 父親の高木孝一元敦賀市長が「50年後、100年後に生まれた子どもが片輪になるかもしれない」が「原発は金になる」と言い放った約30年前、息子は女性宅に侵入して下着を盗んでいた!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270810

 高木大臣の会見ではもちろん、「知人の女性宅に不法侵入してパンツを盗んだ過去」を週刊誌に報じられたことについて、事実なのか?という質問が飛びました。

【会見の動画記事はこちら】
・2015/10/20 高木毅・復興大臣 定例会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271158

 週刊新潮には、被害にあった女性の家族の証言まで載っており、かなり詳細に事件の内容が書かれています。しかし高木大臣は、「週刊誌に書かれているようなことは一切ない」と全否定。何を聞かれても、「事実ではない」の一点張りでした。

 IWJも地元・福井県の住民へ電話取材をし、「地元では有名な話」として語り継がれているほどなのですが、それが事実無根とは…。こちらは、かなりの精力取材を行っている週刊誌の続報を待ちたいと思います。

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■マイナンバー流出の責任の所在は?IWJ記者が高市総務相に質問!

 さらにさらに、昨日はもう一本、高市早苗総務大臣の定例会見にも臨み、IWJ記者が質問しました。

 いよいよ昨日、マイナンバーの通知カードの送付が始まりました。高市大臣はこれまで、マイナンバーの流出を防ぐために各自治体のネットワークの強化を行うと強調しています。しかし、今年6月にセキュリティ強化を行なっている米国では、なんと2150万人の社会保障番号の流出が判明したと報じられているんです。

 万が一、同様の流出が起こった場合、責任の所在はどこにあるのでしょうか? その時は、流出した自治体がただ謝罪するだけなのでしょうか--?

 この根本的かつ、一番大事な質問を、なんとこれまで誰も、高市大臣にぶつけていませんでした。…ということで、IWJが質問しました!

 高市大臣はなんと答えたか。それはぜひ、以下の動画記事をご覧ください!

・2015/10/20 高市早苗・総務大臣 定例会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271160

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■?IWJの中継の「要」がピンチです…!

 そんなこんなで、大手マスメディアと政府の作り出す「空気」を一切読まずに、攻めの報道姿勢で、泥まみれで走り続けるIWJですが、その中継の要である、「TVUパック」と呼ばれる必殺機器がピンチです…!

 これは、8本の電波回線を束ねて、常に、どんな悪条件下でも安定した配信を行うという優れものなのですが、今、このシステムを継続していくための更新期限が迫ってきています。

【TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/tvu

 これから先2年間、新たに使用し続けるためには、合計198万円が必要とのこと…。スタッフ全員、顔面蒼白状態です。

 このTVUパックは、僕も取材で散々お世話になりました。福島県の山奥・鮫川村に、高濃度の放射性廃棄物の焼却炉を環境省が、住民の反対の声を無視し、地権者の同意書が「偽造」(犯罪です)されている状態にも関わらず、強行に建設・稼動しました。

 ローカルな、しかも山深い場所だからと、好き勝手やろうとしている国の姿勢に疑問を抱き、IWJは現地取材を敢行。目の届かないからと油断していた彼らの振る舞いを、これでもかと可視化しました。

 その際、お世話になったのがこのTVUパックです。TVUパックを担いでいかなければ、電波状況の悪い場所からの中継は困難になります。他のWi-Fiでは絶対に中継不可能な場所での取材を可能にしてくれたこの機器に、IWJはこれからもお世話になりたいと思っています。

 198万円という大金は、財政状況が常に崖っぷちのIWJには、とても手に負える金額ではありません。どうか、この機器の更新のために、ご寄付・カンパでのご支援をいただけないでしょうか。

 先ほども紹介したように、これからは日本全国津々浦々がその「当事者」となる、憲法改正や、安倍政権のファシズム政治がより勢いを増すでしょう。そうした動きと、それに対する市民の抗議の動きを、どこまでも出かけて行って可視化しなければならないと思っています。そのためにも、このTVUパックを手放すわけにはいきません。

 IWJの会員に登録していただき、財政基盤をより安定的にしていただくことでも、TVUパックの更新含めて、我々の取材活動の動力源となります。どうぞ、この機会に、会員にご登録、またご寄付・カンパをいただければ幸いです。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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■岩上安身のインタビューと講演のお知らせ

 10月と11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

【インタビュースケジュール】

・10月27日(火)15:30~
澤藤統一郎、梓澤和幸、岩上安身『前夜』鼎談

・11月5日(木)15:00~
元自衛官・末延隆成氏インタビュー

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

【講演情報】

・10月25日(土) 17:30~(1時間程度)
独り芝居公演「おわりのはじまり」の後に単独講演
(場所:箱根湯本 箱根菜の花展示室)

http://owahajihakone25.peatix.com/

・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

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■お詫びと訂正

 10月19日に発行いたしました日刊ガイドの、渋谷の抗議集会に関する話題の中で、「ステージに登壇した高校生のグループT-ns SOWLのユウキさんは、『安保法案が強行採決されたとき、このまま運動が落ち込んでいってしまうのではないかと、少しでも不安になった自分が恥ずかしい!』と語り、この日の人の集まりに、希望を見出している様子でした」としましたが、「ユウキさん」は、正しくは、「リュウキさん」でした。

 訂正するとともに、ご本人、関係者の方と、読者の方に、お詫び申し上げます。ご指摘いただいた方、ありがとうございました。

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■新スタッフを募集しています!

 赤字に苦しむIWJではありますが、それでも一緒に働いてくれる新メンバーを募集中です! どうしても助けてくれる人員を必要としています!
募集しているのは、<一般事務><会員管理><経理・総務><テキスト>のお仕事です。

・<一般事務スタッフ>
 一般事務は、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのスケジュールを把握してのインタビューのアポ取りや、スケジュール管理、イベント開催の準備、ファイリングやその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動の軸となる重要なお仕事です。

・<会員管理スタッフ>
 会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなど、PC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)、募集しています!

・<経理・総務スタッフ>
 経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

・<テキストスタッフ>
 記者およびテキストスタッフも募集しています。これは「テキスト」全般に関わる仕事で、現場に出て取材をし、記事を書く、いわゆる「記者」だけにとどまりません。文字起こし、各種リサーチ、パワーポイントの作成、Twitterでの実況、原稿のリライトや注釈付けといった具合に、幅広い作業が含まれます。そのすべてを一人でこなせないといけない、というわけではありません。その人の適性や置かれた条件に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能ですので、地方在住でもパソコンさえあれば、テキストスタッフとしてお手伝いいただくこともできます。

※応募条件は「スタッフ募集フォーム」のページをご覧ください!
http://bit.ly/1ALJypQ

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■「サイン入り」の書籍を売る「IWJ書店」をご利用ください!

 これまで岩上さんがインタビューした識者の方々の書籍を販売する「IWJ書店」。定額会員にご登録いただいた方のみ利用できるサービスとなっています。この機会にぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、サイン入りの書籍を「IWJ書店」でゲットしてみてください!

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■わとはぷ!のコーナーです。

 本日10月21日は、今や「ハリウッドスター」として世界的にも有名な、渡辺謙さんの誕生日です。

 渡辺謙さんは1959年生まれ。岩上さんと同い年なんですね。岩上さんは、渡辺謙さんと関西テレビのニュースアンカーに一緒に出演し、「硫黄島からの手紙」について話したことがあるそうです。岩上さんの高校・大学時代の同級生が、映画のモデルとなった栗林忠道中将のお孫さんだとか。そしてその同級生の実兄が自民党の新藤義孝前総務大臣だそうです。奇遇ですね。

?・2011/02/10 「軍事力は補完。最終解決手段は外交だ」 ~岩上安身による新藤義孝衆議院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/110

 「ラストサムライ」や「インセプション」、「硫黄島からの手紙」など、多くのハリウッド映画に出演し、その存在感を発揮している渡辺謙さんですが、この夏は、その政治的な発言にも注目が集まりました。今年の8月1日、ツイッターで以下のように発信したのです。

 「一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても」

 このツイートはたいへんな反響を呼び、2万2000回以上もリツイートされました。

 そのうえで、自衛隊に対しては「震災の後、不眠不休で救助、救援活動に命を賭けていた自衛隊の皆さんの姿は今も目に焼き付いています。世界に誇れる方々です」と敬意を示しつつも、「国会での答弁から見えてきた、政府の定見なき推測だけで武器弾薬を携えて彼らを任地に向かわせる」と批判を展開しました。

 さらに、「硫黄島からの手紙」で自身が演じた栗林忠道中将に重ね、「未来のない戦いを強いられた栗林中将と何ら変わりがない気がしてならない」とコメントしたのです。

 このコメントが発せられると、くるわくるわ、ネトウヨからの批判、誹謗中傷。しかし、この凛とした発言に、多くの人が勇気づけられました。

 ぜひいつか、IWJでインタビューができたらと、切に願っています。

 それでは今日も一日、IWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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