日刊IWJガイド「本日15時より、急遽、京都入りした岩上さんが、中東の国際関係を専門とする同志社大大学院の内藤正典教授へトルコの自爆テロ事件と混迷するシリア情勢についてインタビューします。是非、Ch1をご覧ください!」 2015.10.15日号~No.1128号~


■■■ 日刊IWJガイド「本日15時より、急遽、京都入りした岩上さんが、中東の国際関係を専門とする同志社大大学院の内藤正典教授へトルコの自爆テロ事件と混迷するシリア情勢についてインタビューします。是非、Ch1をご覧ください!」 2015.10.15日号~No.1128号~ ■■■
(2015.10.15 8時00分)

 おはようございます。IWJの芹沢あんずです。

 いま私は、久しぶりの筋肉痛に見舞われています。というのも昨日、IWJがチームで出場する11月8日(日)のフレンドリーランに向けた練習を、みっちりしたからです。

 このイベントは、孫崎享さんが大会委員長を務めるもので、IWJは20kmの駅伝に出場します。ということで昨日は、孫崎さん、そしてさらに、元レンジャー隊員・井筒高雄さんを迎えて、ランニングの練習を行いました。井筒さんはイベント本番も、IWJチームの助っ人として、走ってくれることになりました!本当に心強いです…。

 お天気にも恵まれ、最高の練習日和。ずっと事務所で毎日働き詰めのスタッフも多く、運動不足解消とリフレッシュも兼ねた、良い機会となりました。岩上さんは残念ながら、足の怪我がまだ治っていないため、GoProを付けて自転車で並走し、その場の雰囲気を実況でお伝えしました。

 練習では、IWJでウェブを担当している前園さん(元埼玉栄高校陸上部。全国都道府県対抗女子駅伝大会出場経験あり。ランナー)が皆のコーチとして、本番に向けてのタイムアタックや、たすきを渡すトレーニングを行いました。最後は、孫崎チームと井筒チームに別れ、1人あたりおよそ1kmのたすきリレーをしました。クタクタでしたが、久々の爽やかな疲れに、皆、笑顔でした。

【練習の模様はこちら】
http://www.ustream.tv/recorded/75478041

 「第5回国際大使館フレンドリーラン」の詳細は、以下のURLよりご覧いただけます。

 まだ参加を受け付けているようですので、興味のある方はぜひ、ご確認してみてください!

【大会HPはこちら】
http://amia.jp/friendlyrun5

■本日は15時よりCh1中東の国際関係を専門とする同志社大大学院の内藤正典教授へインタビューをします!

 トルコの首都アンカラで10月10日に起きた、自爆テロとみられる2回の爆発により、現在までに死者は95人、負傷者は246人に達しました。

 このテロ事件を受け、中東の国際関係を専門とする同志社大大学院の内藤正典教授へのインタビューが急遽決定しました! そのため、昨日岩上さんは、フレンドリーランの練習の後、事務所へ戻ると、スタッフへ作業を指示した後、本日のインタビューに向けて、自宅で着替え、京都へ向けて出発しました。あまりの切り替えの早さに、スタッフは付いていくのに必死です。

  内藤教授は11日、ご自身のツイッターで「トルコの首都アンカラでのテロ。史上最悪の惨事。かつて60年代末に、左派の学生や労働者とトルコ民族主義の極右が衝突して多くの犠牲者を出したが、その再現を思わせる。こういう時、トルコでは様々な陰謀説が飛び交う。今回、野党は一斉に政府を批判。警備とインテリジェンスの脆弱性に対する非難」と発言しています。

 テロのあった集会は、 トルコ全国から14000人が参加する「平和的なもの」で、最近のトルコにおけるPKKとトルコ軍との衝突を止め、平和を求めるものだったそうです。日本で言うなれば、国会前に集まった若者たちの集会と同じような、平和を希求する集会だったといいます。

 いったいなぜ、このような悲劇が起きてしまったのでしょうか。

 トルコでのテロ事件は、状況が複雑過ぎて、現在、内藤さん以外に詳細に語れる人がいないような状況です。私も内藤教授のインタビューを視聴し、現在のトルコの情勢について勉強したいと思います。皆さまもぜひ、ご覧ください。

 内藤教授はツイッターで、このテロ事件を受けて、日本のこれから歩む道にも、警鐘をならしています。

 「日本が原発を売ろうとしているトルコでは、このようなテロが現実のものとなっている。原発がテロや攻撃の対象となりうる国に原発を輸出すべきではない。おまけに地震国」

 「世界に一つぐらい、戦争はしないという国がないと救いがないのが、今の世界の状況。日本は針路を間違えている」

 私もそう思います。トルコに、間接的にも直接的にも、関わりを深くする日本は、この事件を深くとらえ、「日本ではどうか」と真剣に考えをめぐらせなければいけませんよね。犯人は誰か、まだわかりませんが、「イスラム国」(IS)に対する対決姿勢をトルコ政府が深めたところでこの事件は起きたので、テロは他人事ではすみません。米国務省のホームページには、ISを壊滅させるべく組まれた有志国連合に、「JAPAN」の名前がはっきり刻まれています。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/16372106/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E4%BD%9C%E6%88%90%E7%94%A8/%E8%A8%98%E4%BA%8B%E8%B2%BC%E4%BB%98/WS000053%20%283%29.JPG

ISの側から見れば、日本もトルコも同じ敵対サイドにいることになります。もし、日本で平和的なデモの最中に爆破テロが起きたら……想像すると頭がクラクラしてきます。集団的自衛権の行使を閣議決定しまった、安保法制を強引に「可決」してしまい、自衛隊が海外のどこにでも派遣され、武器の使用もできることになってしまった今、何の遠慮もしないでしょう。

トルコだけでなく、日本の今後を見通す、その意味でも、大注目のインタビューになると思います。

 以下に、内藤先生へおこなったこれまでのインタビューをご紹介します。本日15時からのインタビューに備えての予習として、是非ともご覧ください。

・「2014/06/18 ISISの台頭で緊迫する中東情勢と集団的自衛権の行方 ~岩上安身による内藤正典・同志社大大学院教授インタビュー」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/147377

・「2013/06/25 『どの国にもトルコを不安定化させるに足る充分な動機があった』~同志社大学大学院グローバルスタディー研究科長・同教授 内藤正典氏インタビュー」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86802

・「2013/01/23 内藤正典氏(同志社大教授)インタビュー」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/54705

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.15 Thu.**

【Ch4】12:30~「日本外国特派員協会主催 日本共産党・志位和夫委員長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会主催の日本共産党・志位和夫委員長による記者会見を中継予定です。

【Ch1】15:00~「岩上安身による内藤正典・同志社大大学院教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※同志社大大学院教授の内藤正典氏に岩上安身がインタビューします。

【Ch5】15:00~「日本外国特派員協会主催 河野洋平元衆議院議長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※日本外国特派員協会主催の河野洋平・元衆議院議長による記者会見を中継予定です。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch6】18:30~「川内原発2号炉再稼働反対!官邸前アピール行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「原子力規制を監視する市民の会」主催の首相官邸前で行われる、川内原発二号機再稼働への抗議行動を中継予定です。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.16 Fri.**

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:30~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

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(前半の続き)…

■日本では勤労世代の女性の3分の1、男性の4分の1が「貧困」という現実!?

IWJが取材した、2015年9月11日の「フードバンクかわさき講演会 その2」のテキスト付き記事を、昨日アップしました。このイベントでは、日本の「貧困」の実態について、かなり衝撃的な内容が紹介されました。

講演したフードバンクかわさきの代表・高橋実生(たかはし みお)さんは、現在の日本の「貧困」の実態について「現在、20代から64歳までの勤労世代の貧困率も高く、女性で3分の1、男性で4分の1にものぼっている」と説明しました。この数値が本当であれば、現在の日本は、非常に厳しい状態であるといえます。

高橋さんによると、日本には厳しい貧困問題があるにも関わらず、食品ロス(「賞味期限前に捨てられる規格外品」など)は、年間500万トンから800万トン、これは、お米の年間生産量に匹敵し(※)、その中には賞味期限よりも相当前に捨てられるものも多くあるといいます。
※農水省によると平成26年度のお米の総生産量は843.5万トン

かなり衝撃的な事実です。貧困で苦しむ国民がいるにも関わらず、一方で、まだ食べることのできる食品を湯水のごとく廃棄しているということになります。高橋さんは、食品ロスが多く起こる理由として、流通業界では、製造から賞味期限までの3分の1が過ぎると店頭に並ぶことなく捨てられる、『3分の1ルール』という決まりがあることについて、説明しました。

また、高橋さんは、このような「食品ロス」の実態に目をつけ、貧困層に無償で食料などを支援する「フードバンクかわさき」を設立し、「賞味期限前に捨てられる規格外品」などを無料で引き取り、無料で生活困窮者に配布するといった活動を展開しています。

アップした記事では、他にも、ひとり親世帯の貧困率や、生活保護の実態についても紹介しています。記事全文は会員さんのみご覧いただけますので、会員登録がお済みで無い方は、是非お手続きいただき、ご確認ください。日本に住んでいる多くの方に知っていただきたい、深刻な内容になっています。

2015/09/11 【神奈川】「餓死と生活苦の自殺をなくしたい」~女性の3分の1、男性の4分の1が「貧困」で苦しむ中、年間「食品ロス」が800万トン! 食品廃棄の現実!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/263373

■IWJ定額会員登録のお願い ~ぜひ、多くの方々にオススメしてください!

 安保法案、TPP、マイナンバーなどなど、私たちに直接関わる問題は尽きることがありません。こうした問題をもっともっと多くの方に知っていただきたい!

ぜひ、まだ会員でないという方は、会員になっていただきたいです!
会員登録をしていただくと、限定記事や動画などをお楽しみいただけます。しかも、初月無料です…!

 また、少しでも多くのみなさまへ、現場のありのままを可視化したいという気持ちで、日々奮闘している岩上さんと、IWJスタッフですが、会員登録していただくことで、財政面でご支援していただくことになります。何卒ご検討いただけましたら幸いです。

 また、「もう会員です!」という方にお願いです。周囲の方に、IWJのことを紹介していただけないでしょうか。Twitterでつぶやいたり、Facebookでシェアしてくださるだけでも構いません。市民の皆さんが本当に必要としている情報を伝え続けるために、できるだけ多くの方にIWJのことを知っていただき、会員になっていただきたいと願っています。

 IWJの会員数は、10月14日現在、5,722人です!会員に登録してくださった皆様、本当にありがとうございます!

…ですが、実は、毎月15日には、会員の方の人数が、ガクンと減ってしまうのです。理由は、会費が未払いになっている方を、有効会員のカウントから外す作業を毎月15日に行うからです。今月も15日になってしまいました。スタッフ一同、この日はヒヤヒヤしてしまいます…会費のお手続きがお済みでない方は、こちらをご覧になって、思い出して手続きしてくださると幸いです。手続きについてわからない方は、遠慮なくIWJまで、ご連絡ください。

 なお、まとめて年払いですと、毎月お支払いいただくよりもお得です! ぜひ、お切り替えもご検討くださいね。

 また、自動引き落としのお手続きをされると、会員継続の手続きや、振り込み忘れがなくなり、たいへん便利です! せひ、ご活用ください!

 どうか、IWJに活動にご支援いただくとともに、会員にご登録いただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 IWJでは現在、スタッフを大募集中です!事務スタッフ、経理スタッフ、テキストスタッフを募集しています。

<一般事務および会員管理スタッフ>

 一般事務は、外部の方々へ、電話やメールでインタビューのごお願いをしたり、岩上さんのスケジュールを調整したり、イベント開催の準備や、新しいスタッフの方の面接の下準備をしたり…IWJをまわす中核部分であります。

 会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなど、PC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています!

 それぞれあと1人ずつ、お願いしたいと思っています! ぜひ、よろしくお願いします。応募条件などは、下記を御覧下さい。

◆応募条件
※「【職種1】 -事務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは経理・総務スタッフも募集しています。現状の人員ですと、処理すべき事務量が多く、経理と総務事務をこなしきれません。現在のスタッフが悲鳴をあげており、ヘルプしてくださる方を急募いたします。IWJの屋台骨を支える、とても大事なお仕事です。

 経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています!応募条件などは、下記を御覧下さい。

◆応募条件
※「-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

 「テキスト」全般に関わる仕事で、現場に出て取材をし、記事を書く、いわゆる「記者」だけにとどまりません。文字起こし、各種リサーチ、パワーポイントの作成、Twitterでの実況、原稿のリライトや注釈付けといった具合に、幅広い作業が含まれます。

 そのすべてを一人でこなせないといけない、というわけではありません。その人の適性や置かれた条件に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能ですので、地方在住でもパソコンさえあれば、テキストスタッフとしてお手伝いいただくこともできます。現に、多くの皆様に文字起こしやサマリーライターなど、様々な仕事をしていただいています。

 また、英語をはじめ、中国語、フランス語、ドイツ語など、外国語に堪能な方も募集しています。特に、シリアの空爆の問題が重要なニュースとなっている今、IWJもこの問題を追いかけています。ですので、ロシア語やアラビア語ができる方を、大・大歓迎しております!

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

■「安保法制」に反対する方々より、メッセージを募集しております。

 現在も引き続き、IWJでは、全国の学者の方々、そして一般の市民の皆様から、この「戦争法案」に対する寄稿・コメント・声明文を募っています!これまでにお寄せいただいた寄稿・コメントは、下記URLよりご覧いただけますので、是非ご確認ください!

※安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0

 本日は、多数いただいたご寄稿の中から、福島県立医科大学医学部・末永 恵子さんのご寄稿を紹介します!

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■「Vol.250 だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起こらない 福島県立医科大学医学部・末永 恵子さん」

 ご存知のように福島では、原発事故によって人々は故郷や生業が奪われ、人生を狂わされました。被害者は国や東電の安全神話に「だまされていた」とこぼしました。

 今から70年前にも、敗戦を迎えたこの国の人々は、軍部に「だまされていた」と言いました。誤った国策によって多くの人命が奪われ、生活の基盤となる経済・社会・文化が破壊されました。「だまされていた」ことの代償は、途方も無く大きいものでした。

 しかし、国民は単に「だまされていた」だけの被害者なのでしょうか。伊丹万作のエッセイ「戦争責任者の問題」の中で、彼は「だますものだけでは戦争は起こらない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起こらない」と述べています。

 だとすれば、「だまされること」についての責任が国民、とくに大人にはあるはずです。

 先の戦争の際「暴支膺懲」(「暴虐な中国を懲らしめよ」の意)というスローガンが新聞・ラジオで喧伝され、国民はこれに踊らされました。そして、「聖戦」に命をかける気運がみなぎっていったのです。

 そして、現政権が安保法制をゴリ押しする際に挙げるのが、まさに「中国の脅威」です。相手を非難して自己を正当化する脅威論(「こちらは平和を望んでいるのに、敵側が一方的に戦争を望んでいる」)は、戦争を始めたがる政権が世論を操る時に使ってきた古典的常套手段でした。

 ナチの国民啓蒙・宣伝大臣だったヨーゼフ・ゲッベルスは、「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」と述べていました。

 このような宣伝手法を含めて現政権がナチスに学ぼうとしていることは、「ナチスの手口を学んだらどうか」という麻生発言や、自民党若手有志による「文化芸術懇話会」(「心を打つ『政策芸術』の立案」を設立目的とする)の結成からも容易に推測できます。

 先の敗戦と原発震災の悲惨さに思いを致せば、このような宣伝に煽られて、三度目の「だまされていた」を言うわけにはいきません。たくさんの人々が、現政権の嘘と無責任さに気付き、安保法制案の目指すものが戦争であることを見抜いています。廃案しかありません。

(末永恵子 福島県立医科大学医学部)

【寄稿URLはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00250

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 末永先生のご寄稿を拝読させていただき、主体的に情報を集める大切さや、なにか起きた時、だまされないように自身の頭で判断する必要があるとつくづく思いました。

 過去、戦争が起こった際、傲慢にも自分たち日本国民が、中国国民よりも上等な民族であるかのように見下し、侵略していたのは日本側なのに、抵抗する中国を「けしからん、懲らしめよ」などと言って、他国の領土に土足で上がり込む侵略戦争を「聖戦」と正当化していたわけですね。これから日本で生きるにあたり、「だまされて」踊らされないようにしたいです。

 現在も寄稿は募集中ですので、是非お送りください。

【宛先はこちら! 】
office@iwj.co.jp

■「IWJ書店」をぜひご利用ください!

 「IWJ書店」では、岩上さんが単独インタビューした有識者の方々の書籍を販売しております。そしてなんと!
書籍には、有識者の方々の「サイン」が入っております。一般の本屋さんでは手に入れることのできない、貴重なものになっていますので、ぜひ、購入をご検討ください!

 また、10月7日に自民党本部で行われた記者会見で、安倍総理がはっきりと「改憲」(岩上さんによれば、「壊憲」)への意欲を語った今、ぜひ、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を読んでみてください!
『前夜』では、自民党改憲草案の恐ろしさを、徹底追及しています。

※『前夜 ~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』はこちらから
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 「IWJ書店」は、IWJの定額会員にご登録いただいた方のみ、ご利用いただけます。この機会にぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、サイン入りの書籍を「IWJ書店」でゲットしてみてください!

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■岩上さんのインタビュー・講演の情報のお知らせ

 10月と11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報を以下、お知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

 10月20日には、今年5月14日にIWJのインタビューに登場したくださった、ジャーナリストの田中宇さんが、再びインタビューにご出演してくださることが決定しました!
ぜひご注目を!

【インタビュースケジュール】

・10月20日(火) 16:00~(2時間程度)
 田中宇氏インタビュー(IWJ会員限定配信です! ご覧になりたい方は、ぜひ会員登録をよろしくお願いします!)

・11月5日(木)(現在調整中)
 元自衛官・末延隆成氏インタビュー

【講演情報】

・10月25日(土) 17:30~(1時間程度)
独り芝居公演「おわりのはじまり」の後に単独講演
(場所:箱根湯本 箱根菜の花展示室)
http://owahajihakone25.peatix.com/

・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

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■わとはぷ!のコーナー ~What happened today?~

 「地球には全人類を養う富がある
 人生は楽しいはずであるのに
 貪欲が人類を毒し
 憎悪をもたらし
 悲劇と流血を招いた」

 …唐突ですが、このフレーズをご存知ですか。

 これは、75年前の今日、1940年10月15日、米国で初公開されたチャールズ・チャップリン監督・主演の「独裁者」で、チャップリン扮する床屋のチャーリーが、独裁者ヒンケルと間違えられたままスピーチしたあのラスト6分間に及ぶ名演説の一節です。

 ヒトラーが脅威をふるっていた時代、ヒトラーの全体主義を強烈に風刺したこの作品は、製作の段階からドイツ当局が妨害活動を展開し、ドイツを刺激したくない米国やイギリスの政府当局も製作中止を求めたそうです。ですが、チャップリンの決意は揺らがず、無事10月に米国で公開。11月にはイギリスが続きました(ちなみにナチス・ドイツと同盟関係にあった日本での公開は1960年でした)。

 人類は、人種、宗教、性別などすべての領域を超えて幸せに暮らすことができるという、それが人々の普遍的な願いだということを、チャップリン扮するチャーリーが、独裁者に立ち向かうという形で独演している。カメラの中でたった一人、ほとんど瞬きもすることなく、こちらを見据えた迫真の演技。特に今の政治を前に、私たちにはとくに届くメッセージなのではないかと思います。

「愛を知らぬ者だけが憎み合うのだ!
独裁を排し
自由のために戦え!」

【動画URL】
https://m.youtube.com/watch?v=biAAmqaMCvo
独裁者 床屋の演説(日本語)

 また「独裁者」が見てみたくなりました! 演説の部分だけでもご紹介しておきますね!

今日もはりきって元気に頑張りましょう!

今日も一日、IWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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