日刊IWJガイド 「真珠湾攻撃の起源は日露戦争にあった!? 孫崎享氏インタビューを通して、戦後70年を迎える日本の『今』と『過去』を考える」2015.8.3日号~No.1055号~


■■■ 日刊IWJガイド「真珠湾攻撃の起源は日露戦争にあった!? 孫崎享氏インタビューを通して、戦後70年を迎える日本の『今』と『過去』を考える」2015.8.3日号~No.1055号~ ■■■
(2015.8.3 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 昨日は、高校生がやってくれましたね!

 現在、国会の参議院で審議されている安全保障関連法案に反対し、高校生ら若者5000人が渋谷で抗議デモを行いました。

 IWJでは、その模様を早速記事にまとめ、Webにアップしています! 高校生らは、「実際に自分たちが徴兵されるかもしれない」と、真剣に怯え、そして怒っています。ぜひ、下記URLからご覧ください!

※【スピーチ全文掲載】「私たちは戦争に加担したくない。そんな形で人を殺したくない」 16歳が訴える!高校生らが安保法案に反対してデモ~酷暑の中、主催者発表で5000人が参加!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256101

※【インタビュー全文掲載】「安倍総理は、話を聞かないクラスの男子と同じレベルだ!」~14歳、中学2年生が切実に訴える、戦争、そして徴兵制への恐怖
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256114

 昨日はもうひとつニュースが。朝からNHKで「見どころのある場面」がありましたね。というのは、国会で安倍総理に対して2回にわたり質問した「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表である山本太郎参議院議員が、午前9時から放送されたNHK「日曜討論」に出演し、与党側との討論に臨んだのです。

 山本議員をはじめ、国会での議席数が少ない社民党、日本を元気にする会、新党改革に与えられた時間は、各1分計4回のみ。この限られた時間で山本議員は、「原発×戦争」リスクや、安倍総理によるイラク戦争に対する総括の有無、集団的自衛権と米国による「リバランス」(再均衡)の関係などについて、鋭い発言を連発しました。

 山本議員による発言の全文書き起こしは、IWJのホームページに緊急アップしましたので、ぜひ、ご一読いただければと思います。

※【発言全文掲載】「いつまでアメリカやグローバル企業のATMを続けるのか」~安保法案めぐり、山本太郎参議院議員がNHK「日曜討論」で吠える!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256073

 また、山本議員による国会での質疑全文も、IWJのホームページに掲載していますので、こちらもあわせてご覧ください。8月1日に行われた岩上さんによる山本議員へのインタビューは、準備が整い次第アップいたしますので、少々お待ちください。

※【質疑全文掲載】「原発にミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!「福島の事故のようにまた泣き寝入りか」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

※【スピーチ全文掲載】「憲法で33年飯を食って来たが、今日、初めて何が憲法かが分かった。これなんですよ!」水島朝穂教授がSEALDs集会で熱弁 ~ベルリンの壁崩壊直前のドイツと国会前が今、重なる
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255866

■戦後70年、日本の「過去」と「今」を検証する~『日米開戦の正体』をめぐり、岩上さんが孫崎享氏にインタビュー!

 日本はなぜ、真珠湾攻撃という「最悪」の選択肢を選んだのか――。

 今年も、まもなく8月15日がやってきます。今年は戦後70年という節目の年。さらに安倍内閣による解釈改憲で戦争法案がゴリ押しされようとしている危機的な夏です。「戦後」はすでに終わり、「新たな戦前」が始まろうとしているとは、岩上さんが数年前から言っていたことですが、今年はじめてそれを実感しています。

 改めて、なぜかつての大日本帝国が、あのような愚かな戦争に突き進んでいったのか、しっかりと検証してみる必要があるように思います。この先に、愚かな繰り返しをしないためにも、今こそ絶対に必要なことだろうと思います。

 本日は、IWJではお馴染みの元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上さんがインタビュー。孫崎氏の新刊『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を選んだのか』に即して、日露戦争から真珠湾攻撃に至る歴史を、徹底的にお聞きします。

 『坂の上の雲』を書いた作家の司馬遼太郎にちなんで「司馬史観」とも言われますが、現在の日本人の間では、日清・日露戦争は「正しい戦争」であり、明治時代は「栄光の時代」だったという歴史観が広く共有されているように思います。

 しかし孫崎氏は、この『日米開戦の正体』の中で、「真珠湾への道は日露戦争での”勝利”から始まっている」と記しています。

 日露戦争で日本の戦費は、なんと国家予算の8倍もかかりました。しかもその8割を外債でまかないました。つまり、外国の資本家から借金したのです。ところが、日本が形勢有利な状況で講話に持ち込んだものの余力のあったロシアは負けたとはおもわず、賠償金を払いません。なんだったらもう一回やるか、という調子です。

ロシアと戦って、日本に残ったのは、借金の山だったのです。こういう現実は、司馬史観では描かれません。今の日本も、戦争になったら、間違いなく財政破綻するでしょうが、もちろん、安倍内閣やその信者は、全然そんなことを考えていません。無責任の極みです。

 日本は、戦後、財政状況が逼迫します。国家予算の3割が借金の返済、さらに3割が満州に進出した軍事費。残り4割で全てを賄わなきゃいけないのですから、もうメチャクチャな財政状況です。米国やイギリスといった列強との国力の差は歴然としていたにも関わらず、増税を繰り返して軍拡を強行。その結果、国内の経済はますます停滞し、不満を抱いた人々の中から急進的な勢力が台頭します。これが、その後の軍部の独走につながっていきました。

 今回のインタビューでは、この日露戦争から話題をスタート。衆議院で安全保障関連法案を強行採決した安倍政権の現在の状況も踏まえつつ、じっくりとお話をうかがいます。

 孫崎氏には、今回のインタビューの予習編として、6月8日に岩上さんがインタビューを行っていました。その際には、安保法制、TPP、AIIB、中東情勢など、現在の時事的な問題を中心にお話をお聞きしました。ぜひ、こちらの動画アーカイブを、今日のインタビューの前にご覧いただければ、と思います。アーカイブは、ぜひ、会員になって皆様、ご覧ください。サポート会員ならいつでも、過去のすべてのアーカイブを無制限に見ることができてお得です!

※2015/06/08 ”史上最悪の愚策”真珠湾攻撃を行った当時の日本と似通っている現在の安倍政権~安保法制、TPP、AIIB、中東情勢について、元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248422

…(後半へ続く)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.8.3 Mon.**

【Ch4】15:30~「『川内原発2号機の工事の計画の認可』と『川内1,2号機の保安規定認可』に対する異議申立・意見陳述報告と川内原発1号機再稼働の問題点に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※川内原発1号機の再稼働を目前にして行われる記者会見を中継する予定です。
説明者は、「たんぽぽ舎」の山崎久隆氏、作家の広瀬隆氏、元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏。

【Ch1】17:00~「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がお話をうかがいます。

~関連記事はこちら~
・2015/06/08 ”史上最悪の愚策”真珠湾攻撃を行った当時の日本と似通っている現在の安倍政権~安保法制、TPP、AIIB、中東情勢について、元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248422

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見の模様を中継します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(前半の続き)…

■憲法で保障されている「学問の自由」をないがしろにする安倍政権の正体

 衆議院で強行採決され、参議院に審議の場を移した安全保障関連法案。9割の憲法学者が「違憲」だと指摘するこの法案に対して、全国から強い批判の声が上がっています。

 IWJでは、7月31日に行われた、学者と学生による共同行動の模様を、テキストとスチール写真、ハイライト動画をまじえた記事としてアップしました。

 「『専守防衛にいささかの変更もない、戦争に巻き込まれることは絶対にない』と断言に次ぐ断言を重ねていますが、もし、彼が言っていることが彼の本心であるとすれば、法案を理解していない『馬鹿』だということになります」と痛烈に安倍総理を批判した専修大学教授・廣渡清吾氏のコメントをはじめ、学者・学生のコメントを多数取材して掲載していますので、ぜひ記事をご一読いただければと思います。

※2015/07/31 キャンパスから生まれた共同行動! 学生と学者が「民主主義はこれだ!」で4000人の集会とデモ ~闘病中の坂本龍一氏がメッセージ「安保法制はクーデターに近い」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255733

 また、IWJでは、学者の方や一般の市民の皆様から、この安全保障関連法案に対する寄稿・コメントを募っています。これまでにお寄せいただいた寄稿・コメントは、下記のページに集約していますので、こちらもぜひご一読ください。

※安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0

 ここでは、その中から、一橋大学大学院言語社会研究科准教授・小岩信治さんの寄稿をご紹介したいと思います。

 「ちょうどいまは多くの大学で期末試験・レポート提出の時期です。レポート1つ書くにしても、卒業論文をまとめるにしても、大学では学生が、小さくても1つの専門の宇宙を探求します。私たち研究者の活動もその延長にあります。人が時間をかけて学んでいくこと、その蓄積によって確立される専門性を軽視することは、学ぶことの否定であり、そのような社会は決して豊かになりません。

 文部科学省による教育、人文・社会科学系学部・大学院に関する組織改編についての通達(2015年6月8日)も、政府・与党に都合のいい成果(お金を生み出す)を出せば「専門」として認め、そうでなければ素人の集団とする見方に基づきます。

 自然科学系を一括して予算重点配分の価値ありと言えるのかという問題もありますが、ここでそれは措くとして、立憲主義とともに、『専門軽視』によって、憲法で保障されている『学問の自由』(第23条)が問われています。なお、私は文化政策・マネジメントを専門とする大学に所属した経験があり、その立場からすると、教育・人文・社会系を統合して地域社会・文化をマネジメントする学部や専攻の設置に誘導することは、『学問の自由』に抵触する可能性とともに教育の劣化を招く危険があります。この分野の教育プログラムの構築と実践には研究と教育の蓄積、つまりは高度な専門性が必要だからです。

 こうした諸問題を引き起こす『専門性の軽視』を、安保法制についての議論は端的に示しており、そのような現状がこれ以上続かないことを強く願い、私は今回の声明に賛同しています」

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.197】 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 一橋大学大学院言語社会研究科准教授・小岩信治さん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00197

 ここで小岩さんは、「専門」と「素人」を恣意的に峻別する現在の安倍政権による教育行政の欺瞞をするどく指摘するとともに、ある一つの「宇宙」を形成する学問の「専門性」を軽視することは、憲法で保障されている「学問の自由」に反することであると記しています。今回の安全保障関連法案に端的に表れている現政権の憲法軽視の態度は、こうした学問全般に対する姿勢にも通底している、というわけです。

 安倍政権は現在、国立大学から人文社会系の学問を一掃しようとしている、という話があります。大学で人文社会系の学問(私の場合は国文学でした)を学んだ身として、大変な危機感を覚えます。小岩さんが言うように、学問はそれ自体でひとつの「宇宙」を形成しています。「宇宙」をないがしろにし、破壊してしまう権利は、時の一政権にはありません。

 学者の方以外にも一般市民の方々から多数メッセージをお寄せいただいています。その中から、ひとつ紹介したいと思います。

 「私が生まれた昭和17年、不殺傷を旨とすべき仏教僧侶であった父は、当時の臨済宗大本山妙心寺管長の檄に従って、大日本帝国陸軍の一兵卒となり、支那大陸に派遣され、病弱の身で、渋々と大東亜戦争を戦い、昭和20年2月に支那中部で戦死。遺骨は無く、死因は戦病死とされましたが、おそらくは餓死したのでしょう。

 昭和20年3月10日のアメリカ空軍による東京大空襲では、約10万人が焼き殺され、東京市の東半分が焼け野原に変わりました。浅草に住んでいた私たちも被災し、家は焼失、祖母が行方不明に成りました。当時3歳だった私は母に負われて脱出し、小さなやけどですみました。

 戦争は人間が作り出す最も悲惨な災厄、気違いにしか出来ない残酷な殺し合い、甚大な環境破壊です。絶対にやってはいけない。

 私はもともと論争嫌いで、政治的人間ではないですが、今の日本の政治には、何とも言いがたい怖れを感じています。安倍晋三政権による新聞・テレビ等マスコミへの言論統制、労働法の改悪、教育機関への介入、なかんづくアメリカに追随するための、集団的自衛権の行使容認=海外での武力行使の解禁のくわだて、これらは我々日本国民の生存権、基本的人権を侵そうとする試みだと感じています」

 原稿をお寄せくださったこの男性は、元国土交通省技官。太平洋戦争で中国に派遣され、餓死されたというお父様の戦争体験を、切々と書いていらっしゃいます。「今の日本の政治には、何とも言いがたい怖れを感じています」と、安倍政権に対する「怖れ」をはっきりと語っていらっしゃいます。

 私は、戦争を体験していません。もちろんこれからも、体験したくもありません。しかし、日本が戦争する国にならないようにするためには、少しでも戦争のことを「知る」必要があると思います。零戦が飛びかうような華々しい戦闘だけが戦争ではありません。戦争遂行するための財政も、一人一人の国民の負担、苦しみ、犠牲も、戦争の現実です。日本軍の戦死者の大半は、敵の銃弾で散ったのではなく、餓死だったそうです。末期には、仲間を殺して食べた実例も報告されています。このむごたらしさこそ、戦争です。日々、皆さんが送ってくださる寄稿を噛み締めつつ、我々も、戦争のことを「知る」努力をしたいと思います。

 IWJの特集ページでは、この他にも、本当にたくさんの方からの寄稿・コメント・メッセージを掲載しています。ぜひ、特集ページにアクセスしてみてください!

■復刻版「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、新発売!!

 かつて、IWJが初めて作ったTシャツ「TRUE DEMOCRACY」シリーズの復刻版が、新発売です!!

 「TRUE DEMOCRACY」、つまり「真の民主主義」。IWJがキャッチフレーズとして使用している言葉です。とても良い響きを持った言葉だと思います。

 岩上さんは、一昨日の山本太郎参議院議員インタビューで、早速このTシャツを着用。ありがたいことに、インタビューの最後では山本議員にも着ていただき、アピールをしていただきました。

 私も、このTシャツを着ていざデモの取材へ、といきたいところですが、この1年ですっかり太ってしまい、悲しいことにサイズが合わないかもしれません…。この夏は、このTシャツを着るためにランニングをして汗を流し、ダイエットに励みたいと思います。

 IWJスタッフは、デモなどの取材の際、この「TRUE DEMOCRACY」Tシャツを着て取材に駆けまわっています。お見かけした際は、ぜひ声をかけてみてくださいね。

 再販売の強いご要望のお声を多くいただいていた、ブラック×レッドに加えて、新色として生成り(ナチュラル)×エンジ、ネイビー×イエローの2色が加わりました。

 S、M、L、XLのサイズをご用意しております!! 僕は念のため、XLとL、Mサイズの3種類を購入したいと思っています。

 絶賛発売中です。この機会にぜひ、お買い求めください。

・ブラック×レッド
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140

・生成り(ナチュラル)×エンジ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=141

・ネイビー×イエロー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=142

■IWJではスタッフを募集しています!

 IWJでは、現在、テキスト(記者・編集者)、中継・動画編集、Web関連の各部門で、新規スタッフを募集しています。「我こそは!」という方は、ぜひ、下記のフォームからご登録ください。スタッフより、折り返しご連絡を差し上げます。

<スタッフ募集フォーム>
http://bit.ly/1ALJypQ

 ここでは、私が日々行っている、テキスト関係の業務内容についてご紹介します。テキスト班では、各種リサーチ(新聞記事やブログ、Twitterなどの情報を収集し、資料としてまとめる作業です)の他、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成、各種原稿の記事構成、メルマガの編集などを行います。

 もちろん、現場に行って、中継・取材し、会見などで質問をすることがすべての仕事の大前提です。その意味で、この仕事では、記者的なフットワークの軽さとエディターシップの両方が求められている、と言えるでしょう。

 こう書いてしまうと、なんだか難しそうに感じますが、私も最初は何も分からず、無我夢中でした。失敗もたくさんしました。もちろん今も、自らの力不足を反省する毎日です。

 しかし、やり甲斐のある仕事であることだけは間違いない、と思います。ジャーナリストや編集の仕事に少しでも興味がある方、あるいはそうでない方も含めて、どうぞドシドシご応募ください! お待ちしています!

■本のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 みなさんには、お気に入りの本屋さんがありますか? 読書が趣味の私は、ジュンク堂や紀伊國屋、丸善といった大型書店から、コンパクトな街の本屋さんまで、色々な本屋さんに行きます。本屋さんはそれぞれ陳列の仕方やPOPなどで個性を出しているので、いつまでいても飽きません。最近では、伝統のあるリブロ池袋店が閉店してしまったのが残念なニュースでした。

 実は、IWJも本屋さんをやっているんです! その名も「IWJ書店」。おかげさまで、大変なご好評をいただいています。最近では、孫崎享氏の『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』や、「違憲」発言で一躍時の人となった早稲田大学教授の長谷部恭男氏の著書『憲法と平和を問いなおす』がすぐに売り切れとなりました。

 ここで、IWJ定額会員の皆様に嬉しいニュースがあります! 早稲田大学教授で憲法学が専門の水島朝穂氏の著書『ライブ講義 徹底分析!集団的自衛権』の販売を新しく開始いたしました!

 水島氏は、これまでに岩上さんのインタビューを2回受けている他、7月31日に行われた安保法案に反対する学生と学者の抗議行動でもスピーチをしているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

※【スピーチ全文掲載】「憲法で33年飯を食って来たが、今日、初めて何が憲法かが分かった。これなんですよ!」水島朝穂教授がSEALDs集会で熱弁 ~ベルリンの壁崩壊直前のドイツと国会前が今、重なる
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255866

※2015/07/12 「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本 水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583

※2013/09/10 「憲法は守るものではなく守らせるもの」~岩上安身による水島朝穂教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/101043

 他にも、慶應義塾大学名誉教授・小林節氏の著書と、労働問題に詳しい笹山尚人弁護士、学習院大学教授・青井未帆氏のサイン入り著書を新しく入荷しています。ぜひ、この機会にお買い求めいただければ、と思います。

 他にもこの「IWJ書店」では、「福沢諭吉神話」を批判する杉田聡氏の書籍などを、ご本人のサイン入りでお買い求めいただけます。

 この「IWJ書店」のご利用には、IWJ定額会員へのご登録が必要です。ぜひ、会員にご登録いただき、豊富な品揃えの「IWJ書店」をご利用ください!

New!【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』
http://bit.ly/1Dj0GaN

New!【小林節さんサイン入り】『憲法改正の覚悟はあるか 主権者のための「日本国憲法」改正特別講座』
http://bit.ly/1JAcZ3t

New!【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』
http://bit.ly/1JCpqHB

New!【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』
http://bit.ly/1Oq1tqN

New!【青井美帆さんサイン入り】『国家安全保障基本法批判』
http://bit.ly/1gS9fiF

New!【青井美帆さんサイン入り】『憲法を守るのは誰か』
http://bit.ly/1Imo3jJ

New!【森まゆみさんサイン入り】『「青鞜」の冒険: 女が集まって雑誌をつくるということ』
http://bit.ly/1Ko5dbB

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
http://bit.ly/1Kgr6vU

【杉田聡さんサイン入り】『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集―「国権拡張」「脱亜」の果て―』
http://bit.ly/1IXYHqA

 この「IWJ書店」以外にも、IWJのサイトでは、「岩上安身によるスペシャルインタビュー」「饗宴」「クロストークカフェ」「Deep Night」などのDVD、岩上安身直筆サイン入りの『百人百話』第一・第二集、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党の憲法改正草案を逐条で読み解いた『前夜』などの書籍、Tシャツ、オリジナルステッカーなどをご購入いただけます。

 こうした書籍やグッズ、DVD販売の収益も、私たちIWJの活動の支えとなります。ぜひ、お買い求めください!

※IWJグッズのご購入はこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

■会員数5000人再到達のお知らせと第4期収支報告に関して

 おかげさまで、IWJの定額会員は、5000人を回復することができました。会員の皆様、そしてIWJを応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

 しかし、IWJの財政状況は、依然として厳しいのが現状です。先日公表させていただいた第4期決算収支報告では、19万円の黒字とすることができましたが、支出をかなりカットし、さらに岩上さんが自身の役員報酬から250万円、会社に寄付したことによるものです。

 特定秘密保護法、アベノミクス、集団的自衛権の行使容認、ウクライナ情勢、中東情勢、辺野古新基地建設問題など、IWJには報じなければいけないテーマが多数あります。

 なにとぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください。IWJスタッフの一人として、心よりお願い申し上げます。なにとぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、IWJでは、ご寄付・カンパも受け付けています。

※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■わとはぷ~What happened today?

 今日は8月3日です。1927年のこの日、神宮球場で第1回都市対抗野球大会が開幕しました。全国各地の企業・クラブチームが各都市を代表して出場するこの大会は、今年で86回目を迎えました。今年の覇者は、大阪市代表・日本生命。これまでに多くのプロ野球選手を輩出した、社会人野球の名門です。

 都市対抗といえば、選手のプレーももちろんですが、各チームの応援団による応援合戦が見ものです。強豪チームでは、その企業の新入社員はこの応援団に入り、合宿などを行って都市対抗の大会に備えるのだとか。野球が、新人研修の意味合いもかねている、ということですね。

 この都市対抗野球、私は小さいころ、東京ドームによく見に行っていました。というのも、父親が働いていた企業の野球部が、毎年のようにこの都市対抗の大会に出場していたからです。その企業の関係者が、家族揃って集まり、タオルやうちわを振って応援するのですが、プロ野球の応援とはまた違った一体感があり、子どもながらにとても楽しい思い出でした。

 しかし今は、長引く不況のため、企業に野球部を存続させるだけの体力がなく、廃部が相次いでいます。熊谷組、日産自動車、三菱ふそう、プリンスホテル、大昭和製紙、神戸製鋼、住友金属など、有名企業の野球部が次々と姿を消していきました。

 スポーツは、その時代を映す鏡です。安倍政権にはぜひとも、「アベノミクス」などにうつつを抜かすのではなく、社会人野球が盛り上がりを見せるような経済政策を取ってほしいと思います。

 二度と、神宮球場で学徒動員のセレモニーが行われた、あんな悲劇を繰り返してもらいたくないと、切実に思います。

 学徒動員については、東京大学教授の安冨歩氏が、IWJに絵を寄せています。ぜひ、下記URLからご覧いただければ、と思います。

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.184】 神宮競技場の記憶を継承する 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表 森まゆみさん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00184

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。
なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。