日刊IWJガイド 「デマ」を振りまく作家とその大親友の総理の“愚”! かたや「報道すべきことを報道してほしい」と釈明した自民党は「朝ナマ」から遁走する矛盾!2015.6.28日号~No.1019号~


■■■ 日刊IWJガイド 「デマ」を振りまく作家とその大親友の総理の“愚”! かたや「報道すべきことを報道してほしい」と釈明した自民党は「朝ナマ」から遁走する矛盾!2015.6.28日号~No.1019号~ ■■■
(2015.6.28 8時00分)

おはようございます。IWJの原です。

昨日は渋谷がすごいことになっていました。戦争立法に反対する若者たちが声を上げ、多くの聴衆が集まりました。

どこを見渡しても「本当に止める」「9条壊すな」「戦争立法絶対反対」といったプラカードが林立。渋谷の駅前は、戦争立法反対の世論に完全に「ジャックされた」と言っても過言ではありませんでした。

23歳の男子学生はIWJのインタビューに「僕たちは国のために生きているのではない。自分の生き方を全うするために生きている。そのために憲法があるので、政府には憲法を守ってほしい」と語りました。

なぜ、学生の彼らが、こんな当たり前のことを休日の街頭で訴えなければならないのか。その不条理さを、ぜひ、多くの方々に気づいてもらいたいと思います。

とはいえ、彼らの集会には悲壮感はなく、ヒップホップミュージックの軽快な音が妙に心地よかったりもします。

また、若者の求めに応じ、維新の党を含めたオール野党が集結。維新の党の初鹿明博議員は、「皆さん、『維新の党大丈夫かな?』と思っていますよね? でも、安心してください。私がいる限りは絶対にこの法案を簡単に通すような真似はしない。確実に反対し、しっかりと採決をさせないよう、党の中で、全力で頑張ります」とスピーチで誓いました。その言葉に嘘はないか、ちゃんと見守ってまいりましょう。

昨夜、徹夜でアップしたので、是非、ご一読ください!

※2015/06/27 “ジャック”された渋谷ハチ公前、若者らが戦争立法に「No!」――「なんで『法律を守れ』なんて渋谷のど真ん中で言わなきゃいけないんだよ!」民主、維新、共産、社民、生活の野党議員も集結!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250840 

■百田「沖縄のどこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはずだ」

 安倍総理の「お友達」で、『永遠の0』の作者にして、この間までNHKの経営委員を務めていた、小説家・百田尚樹氏の暴言が大きな波紋を広げています。

 昨日の日刊IWJガイドでも触れましたが、今月25日に開かれた自民党の勉強会で、百田氏は「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」と発言。のちに「私的な集まりで軽口で言ったにすぎない」などと釈明しましたが、与党の会合で報道機関への圧力を求めたことは冗談で済ませるわけにはいきません。

報道陣に公開された冒頭で、百田氏は、「反日とか売国とか、日本をおとしめる目的で書いているとしか思えない記事が多い」と展開。自民党議員らは「そうだ!」と盛り上がったそうです。

※「沖縄の尊厳・報道の自由を威圧 放言飛んだ自民勉強会」朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASH6V5TZMH6VUTFK01G.html 

百田氏の暴言はこれにとどまらなかったようです。

なんと百田氏…

「もともと田んぼの中にあり、周りは何もなかった。基地の周りに行けば商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした。そこを選んで住んだのは誰なのかと言いたくなる」
「飛行場の地主は年収何千万円だ。六本木ヒルズとかに住んでいる」
「ですから基地が移転したら、えらいことになる」
「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはずだ」

…などとのたまっていたそうです。

直視できないくらい酷い発言です。戦中、日本政府に捨て駒にされ、戦後は米軍に占領され、長い間差別を受け続けてきた沖縄。百田氏の言い方では、まるで沖縄が好き好んで米軍に擦り寄っているかのようですが、沖縄の方々の尊厳を踏みにじるのも大概にしろ、と胸ぐらをつかんで怒鳴りつけたい思いです。

(後半へ続く…)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.6.28 Sun.**

【IWJ_IBARAKI1】13:30~「『聞いてみよう 福島のはなし』 ―お話 双葉町出身・大沼勇治氏」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※「あべこうし後援会・脱原発とうかい塾」主催。福島県双葉町出身で、双葉町中心街の入り口に掲げられた看板の標語「原子力 明るい未来のエネルギー」の考案者である、大沼勇治氏による講演の模様を中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「集団的自衛権・安保法制の正体 ―講師 孫崎享氏(元外務省国際情報局局長)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「『戦争する国づくりを許さない』意見広告実行委員会」主催。孫崎享・元外務省国際情報局長による、安倍政権による安全保障政策に関する講演の模様を中継します。

【再配信・Ch4】15:00~「砂川裁判の元被告ら、安倍政権『安保法案・合憲論』を徹底批判 ~天木直人氏『米国の司法介入が判明、高村副総裁の主張は吹っ飛ぶ!』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249653
※2015年6月18日に行われた、砂川裁判の元被告らと米国の司法介入を裏付ける公文書を和訳した外交評論家の天木直人氏らによる記者会見を再配信します。
土屋氏や天木氏らは、砂川裁判の争点が、自衛隊の憲法適合性をめぐるものではないことに加え、米国介入の証拠とされる公文書が見つかり、最高裁判決の根幹が揺らいでいる以上、その判決に安保法案の「合憲根拠」を見い出すことはできない、と強調しました。

【再配信・Ch5】18:00~「安保関連法案『反対』で孤軍奮闘する村上誠一郎議員、自民党執行部の問題を告白、報じないマスコミの姿勢も批判」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248667
※「日本弁護士連合会」が主催の院内集会を再配信します。テーマである「『安全保障法制』を問う」の模様を再配信します。
前日弁連会長の山岸憲司氏と大学時代の同級生だったという自民党・村上誠一郎衆議院議員も参加。村上氏が紹介され、挨拶を行うと、「自民党頼むぞー」などの声援が飛び、拍手で迎えられました。

【再配信・Ch1】20:00~「吉良よし子・日本共産党議員×笹山尚人弁護士×岩上安身による労働法制鼎談 第一部」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※2015年6月26日に中継した、「吉良よし子・日本共産党議員×笹山尚人弁護士×岩上安身による労働法制鼎談 第一部」を再配信します。

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(…前半の続き)

■沖縄二紙を応援しよう!

沖縄タイムスは「田んぼで、何もなかった」「飛行場の地主は年収何千万円だ」という百田氏の暴言について、次のように反論しています。

「米軍普天間飛行場が建設された場所は沖縄戦の前、宜野湾村の集落があった。宜野湾市史によると、1925年は現在の飛行場に10の字があり、9077人が住んでいた。宜野湾や神山、新城は住居が集まった集落がほぼ飛行場内にあり、大山などは飛行場敷地に隣接する形で住宅があった」

「地主の75%は200万円未満の軍用地料しか得ておらず、実態は百田氏の発言した内容と大きくかけ離れている。

 沖縄防衛局が発表した2011年度の軍用地料の支払額別所有者数(米軍・自衛隊基地)によると、地主4万3025人のうち100万円未満の地主が全体の54.2%に当たる2万3339人で最も多い。次いで100万円以上~200万円未満が8969人で20.8%を占め、200万円未満の割合が75%にのぼった」

※「百田氏『商売目的で居住』 普天間飛行場めぐり」東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062601002291.html 

※「百田氏発言『普天間飛行場、元は田んぼ』『地主年収、何千万円』を検証する」沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=121681&f=i 

「つぶさないかん」と名指しされた琉球新報、沖縄タイムスの2紙は26日、「政権の意に沿わない報道は許さないという“言論弾圧”の発想そのもの」だとする共同の抗議声明を発表しました。

声明では、百田氏の発言は「民主主義の根幹である表現の自由、報道の自由を否定する暴論にほかならない」と指摘。政権与党である自民党の国会議員が百田氏の発言を引き出しており「看過できるものではない」と批判しました。

※「沖縄2紙が共同抗議声明 言論弾圧の発想そのもの」東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062601002468.html 

この件は百田氏が単なる一作家にとどまらず、安倍総理と非常に親しく、ふたりで共著も出すほどの絆で結ばれている人物であることが大問題なのです。安倍総理はこうした「デマゴーグ」である百田氏との深い結びつきを、どう考えているのか、説明する責任が問われて然るべきです。

また、この件について「ハゲの面汚しである」とカンカンに怒っている岩上さんは、「百田がそう抜かすなら、全力であの二紙を応援しないと」とツイートし、琉球新報、沖縄タイムスへの支援を呼びかけています。
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/614451297543008257 
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/614125834710859777 

沖縄以外の県にも届きますので、買って応援しましょう! 百田氏が「つぶさなあかん」と言ったのであれば、それだけファシストにとって目障りな、素晴らしい報道と論陣を張っているという証拠。絶対につぶさせません!

沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/note/?file=purchase 

琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/info/page-79.html 

■百田氏の暴言に熱狂し、同調する自民党の三流議員の醜態

自民党は昨日27日、この問題を受け、勉強会「文化芸術懇話会」の代表を務める木原稔青年局長を更迭する方針を決定しました。

木原氏は勉強会後、悪びれるどころか、自身のfacebookに「政治家はリアリティを持って、言葉を大切に発信力を強化すべきと学ばせていただきました」などと投稿しました。百田氏のデマから何を学んだというのか。木原稔45歳、末恐ろしい男です。

そりゃ更迭されるわ、とも思いますが、これはトカゲの尻尾切りでしかありません。党内の役職の更迭など、痛くもかゆくもありませんから、ダメージなどなし。世間体を考えての、形ばかりの処分でしょう。

そもそも、勉強会の場にいた自民党議員らは、百田氏の発言を批判するどころか、喝采を送り、同調していたのですから、全員同罪のはずです。

勉強会では、かつて「孫崎享をNHKで起用するな」と迫った(に等しい)大西英男衆院議員は、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」などと主張しました。

さらに井上貴博衆院議員が「福岡の青年会議所理事長の時、委員会をつくってマスコミをたたいた。日本全体でやらなきゃいけないことだが、テレビのスポンサーにならないのが一番こたえることが分かった」と同調しました。

長尾敬衆院議員は「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは戦後保守の堕落だった。左翼勢力に完全に乗っ取られている」などと発言しました。

繰り返しになりますが、これらはいずれも、沖縄の差別と抑圧の歴史をまるで無視した暴言です。在特会のデマ宣伝にも等しい、歴史的事実を踏まえない、デマにもとづいた暴言です。そもそも、戦後の沖縄差別の歴史は、一貫して政権与党だった自民党に大きな責任があります。

それを差し置いて「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは戦後保守の堕落」などとのたまう…思い上がりも甚だしい、百歩も二百歩も譲っても、全員、議員辞職すべき暴言です。

長尾氏は発言の趣旨について「反社会的な行動をする人がいる実態がある。報道すべきことを報道してほしいということだ」と説明しました。

釈明にもならない釈明ですが、一体、何が言いたいのか。反社会的な行動をする人物とは、誰のことか。

結局、長尾議員のいう「反社会的」というのは「反自民党的」という意味であって、「報道すべきことを報道してほしい」というのは、「大人しく自民党の主張に従った報道をしろ」という意味でしかありません。

■問題を木原氏個人に矮小化してはならない

ご覧のように、この勉強会は百田氏という特異なキャラクターが暴走し、その百田氏を招いた木原氏だけに責任がある、という話ではないのです。この勉強会に参加した自民党議員全員に問題があるわけで、事は木原氏の更迭だけではすまされません。

ちなみに、自民の佐藤勉国会対策委員長は26日、国会内で木原氏を呼んで事情を聞き、「委員会に迷惑をかけている。しっかり反省して欲しい」と注意したようですが、この佐藤勉氏自身、記者懇の場で「テレビは新聞と違うんだから公正公平じゃないといけない。最近どっか古賀さん使ったんだって? 勇気あるよなあ」などと述べ、元経産官僚・古賀茂明を番組で起用したMXテレビを牽制した人物だというのですから悪い冗談としか思えません。

※2015/05/29 「官邸からみれば『報ステは抑えたから大丈夫』」 重要な審議も総理の暴言も報道されない!? メディア介入強める安倍政権に古賀茂明氏が憤り~岩上安身インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/35219 

自民党が今回の問題を本当に申し訳ないと思っていて、ちゃんと事態を収拾させたいのであれば、木原氏個人の問題に矮小化してはいけません。まずは会自体を清算したうえで、これまでの数々の自民党によるメディア圧力も洗いざらい総括しなければならないでしょう。

…まぁこれは気が遠くなるような膨大な作業になるでしょうし、そこまでの自浄力は誰も期待していないので、是非ここは一度、下野していただければよいかと思います。

あ・・・twitterで、とても参考になる図を見つけました。「『文化芸術懇話会』議員事務所の連絡先一覧」なるものです。せっかくなので貼っておきますね。ぜひ、皆様、お役立てください。次の選挙まで、保存版ですよ。

https://twitter.com/MetalGodTokyo/status/614440168200646657/photo/1 

■「報道すべきことを報道してほしい」という自民党議員が番組前にドタキャンする不思議

昨日27日未明、自民党議員が「朝まで生テレビ!」をドタキャンし、話題になっています。「体調が悪く、病院に行くので、徹夜はできない」というのが理由だそうです。どうせ仮病だろ…とは言いませんが、別の議員を用意すればよかったのではないかとは思います。

そのくせ「報道すべきことを報道してほしい」などとは噴飯物ですね。ちなみに公明党も欠席。理由は「自民党と、与党として足並みをそろえたい」というものだったようです。もうどこまでも自民にくっついていく「下駄の雪」であることを、隠そうともしないんですね。

自民党・河野太郎議員がブログでその舞台裏を綴っています。短いのですべて引用します。

『あるテレビ局の記者が、議員会館の私の部屋で油を売っている。

「週末の番組に自民党の若手議員をよんで安保法制について議論をしてもらう企画をしているんです。」

「へーえ、おもしろそうじゃん。でも野党はよばないの」

「いや、野党の若手もよんで討論みたいな企画なんです。」

「自民党は誰がでるの。」

「声はいろいろかけてるんですけど、党本部から出演が禁止されたみたいで、まだ誰もOKしてくれないんです。」

「じゃ、俺が出ようか。」

「いや、若手議員に出てもらおうという企画なんで。」

ふん、どうせ四捨五入すれば私は百歳だよ。』

※「週末の企画|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり」
http://www.taro.org/2015/06/post-1614.php 

…安保法案の議論になれば分が悪いと悟っていのでしょう。

公開討論からの遁走は自民・公明がよく使う手です。都知事選の時もそうでした。IWJの取材も全然受けようとしません。自民党はそれぞれが公人であり、国民に対する説明責任があるということをまったく理解しておらず、選挙で勝ちさえすれば、あとは閉じこもって好き勝手できると思い込んでいるようです。

■もっともっと取材したい! IWJを支えてください!

例えばかつて、IWJでは岩上さんが先日の大西英男議員に単独インタビューしましたが、大西氏はその際、自民党が掲げた農産品の「聖域」について、つい「すぐにではなく、いずれ関税撤廃ということ。自民党の多くの議員も同じ考えだ」と本音を漏らてしまいました。

これが農業関係者の知ることとなり、大西事務所には多くの問い合わせや批判が殺到したようで、軽いトラウマになったのでしょう。一連の流れは記事にまとめてありますので、是非ご覧ください。

※JAが「殺される」理由 ~TPP参加で「聖域」の関税を守る気のない自民党と、それでも安倍政権を支えるJAの不条理
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/212270 

いつまでも自民党を遁走させ続けておくわけにはいきません。戦争法案でも派遣法改正案でも、ちゃんと真剣勝負の議論をすれば、自民党は必ずボロを出し、理論はたちまち破綻するでしょう。

どうか皆さんのご支援で、IWJにもうちょっと力を与えていただけませんか? これだけ報じることがあるのに、人手が足りず、今日も事務スタッフまで現場に総出です。

本当はまだまだ、自民党内の記者会見や国会の取材、大臣会見の取材など、報じなければならないことが山ほどあります。全部手がけたいのですが、やろうとして無理をしたら、その前にスタッフが倒れてしまいます。社長の岩上さんが過労死寸前で倒れて、一命をとりとめましたが、社員やスタッフまで同じようなことになるとブラック企業になってしまいます。岩上さんは相変わらず、休んでいませんが、スタッフは全員週に一度以上の休日は守っています。

ブラック企業にもならずに、しかし日本の岐路ともいうべきこの分かれ道に、やるべき仕事は全部やり遂げたいともはやる、この気持ち、おわかりいただけたらと思います。人員を増やしていくしか、方法はありません。

IWJの取材活動は、皆さんのご支援で成り立っています。今後とも精力的な取材を重ねてまいりたいと考えていますので、どうか、IWJをご支援ください。何卒、よろしくお願いします!!

※会員登録のお願い
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php 

※カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html 

■わとはぷ!

1997年の今日、ボクシングのマイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールド戦の第3ラウンドで、タイソンがホリフィールドの耳を噛み切り、反則負けとなりました。タイソンの悪童っぷりを示す、有名な事件です。

身長180cmで、ヘビー級としては小柄ながら、巨漢のボクサーをガードごと薙ぎ倒す桁外れのパンチ力と、モハメド・アリばりのスピード、急所を正確にコンビネーションで打ち抜く高度なオフェンス技術、鉄壁のディフェンス技術を武器に次々に大男たちをマットに沈めたタイソン。5度もヘビー級チャンピオンのタイトル奪取に成功しています。

幼いころはいじめられっ子でしたが、大事にしていたペットの鳩を年上の不良グループの少年たちに虐殺され、我を忘れてその不良たちを殴り倒したことから自身の強さに気付き、徐々に荒んだ生活へ進みました。なんと、12歳までに51回も逮捕され、少年院でボクシングと出会い、すぐに才能を開花させます。

私生活はめちゃくちゃで、薬物使用などで何度も逮捕されています。人間としては褒められたものではありませんが、強烈なキャラクターと確かな強さは人を惹きつけてやみません。

今年2月に心臓発作で倒れた岩上さんは、IWJの部活として、キックボクシング部の活動を始めました。今年8月で56歳。30代までは空手の稽古もしていたそうですが、道場から遠ざかってすでに20年あまり。ブランクはあまりに長く、すでにお孫さんもいる年齢。体重も90kgを超えて、余計なお肉もつき過ぎています。心臓のこともあるし、大丈夫なのかと心配になりますが、また倒れた時には病院に運ぶのは自分の役目なんだろうなぁと思いつつ、そーっと見守っています。

生きるって、幾つになっても戦いなんですね、きっと!

やがてはシニアのキックボクシング界のマイク・タイソンのような存在になってくれることを期待しつつ、今日はこの辺りで筆を置きたいと思います。

それでは今日も1日、よろしくお願いします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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