日刊IWJガイド 2015.1.10日号 ~No.850号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.1.10日号 ~No.850号~ ■■■
(2015.1.10 8時00分)

また、今朝もぎぎまきかよ~!って言わないで下さい。

おはようございます、ぎぎまきです。。。。。

ダウンしているスタッフのピンチヒッターで、やたらと出しゃばっている私ですが、今日までと思って辛抱して読んでいただけたら幸いです。。。。

(開き直って)おはようございます!IWJのぎぎです!!今日も元気に行きましょう!!!!!

と言いたいところなのですが、少しだけ心が折れている私です。

昨日の日刊ガイドを担当したスタッフの江本さんが、このガイドを新たなメディアに育てたいという岩上さんの思いを受けて、「IWJドロップス」という新たなネーミングを考案してくれました。

それに対し、早速、沢山の反響をいただいています。ありがとうございます!今朝は、まず、皆さまからいただいたアイデアをご紹介します。

*K.O様より*
ありがちですが「IWJかわらばん」、なんちゃって~。
横文字だったら「Wake Up IWJ」なんてのは?
お呼びでない?こりゃまた失礼いたしましたぁ~!
(↑岩上さんにしかわからないかも‥)

*S.S様より*
「日刊IWJガイド」の名前候補に、
「ブレイクアウト IWJ」(Break out IWJ)
前後は逆でもいいかと。
昔に聴いたイギリスのバンドのヒット曲のタイトルを思い出して、
調べてみたら、使えるのではないかと思いました。
今も活躍されてますし、イメージはいいと思いますよ。
爽やかですし。

*t様より*
「from IWJ」はいかがでしょうか。
字の通りで、意味はありません。

*D様より*
江本さんの「IWJドロップス」に是非一票と思ってお便り差し上げました。
さまざまな色があることは、こういう組織にとって本当に重要なあり方とわたしも痛切に思います。
いっそ「七色ドロ ップスIWJ」だって良いくらいだ、とわたしは思います。
水曜日に原くんがなんと言って朝の挨拶をしてくるか、
今日はぎぎさんが何に怒っているか、そういうことが日々楽しみなのです。

K.O様、S.S様、t様、D様、ご意見を寄せていただき、ありがとうございました。こうしたフィードバックは、私たちの励みになります。他にもこんなのはどうですか~?という案があれば、皆様もぜひアイデアをお寄せ下さい!

さて、それはさておき。。。。

「今日はぎぎさんが何に怒っているかが楽しみ」というD様のコメントを読んで、私はハッとしました。私、毎回、怒っていたんですね。。。

自覚がないだけに、結構、ショックでした。穏やかに生きたいと、心がけてきたつもりなので。。。

ですが、無理もありません。

やっぱり私は、怒っているんです。色んなことに!

今もまた、怒っているんですよ。世話ないですよね。読んで下さっている方には申し訳ないのですが、今日も私は怒りでプンプンなのです。

昨日、夕方頃に、私の携帯に娘の学校から1通のメールが届いていました。子どもたちを狙った殺人予告メールが、区の危機管理室に届いたというのです。「子どもに危害が及ばぬよう、細心の注意を払っていただくようお願いいたします」との一文が添えられてありました。

取材中でしたが、身体の毛という毛が逆立つほどの衝撃が走って、気が気ではありませんでした。幸い、学校で何か事件が起きたわけではなかったものの、この1通のメールで、何人の親を不安にさせ、子どもを怖がらせたことか。

普段は一人で帰る子どもたちを迎えに行くために、親によっては職場に迷惑をかけることにためらいながらも、スケジュール変更を強いられるかもしれません。このメールが悪質ないたずらだったとしても、子どもを守るために親も先生たちも必死に走り回るわけです。

いたずらであろうと、本気で害意のあろうと、こういう脅迫を許してはいけない、と心から思いました。

いたずらやデマであっても、悪質なものは、放置していたら、いつか、取り返しのつかない事件につながってしまうかもしれない。

2年前、取材で初めて訪れた新大久保でヘイトスピーチやヘイトデモを目の当たりにしてから、また、関東大震災直後に起きた、朝鮮人や中国人留学生の大虐殺という事実を知ってから、「見過ごす」ことの怖さを身にしみて感じるようになったのだと思います。

ヘイト問題と、今回のこの殺人予告メールを一緒くたに語ることはできませんが、子どもを無差別に「殺す」、特定の国籍を対象にして無差別に脅迫する、というのは、明らかに、犯罪です。

不審メールについては、警察が捜査に動いてくれているようですが、こうした、愚かで、醜悪な行為は許されないのだという空気が社会に根付いていなければ、同様の問題は減らないだろうと思います。

そして、それを強く感じたのが、昨日の取材現場でした。

昨日、元朝日新聞記者の植村隆氏が、度を越したバッシングに対し、「名誉毀損」で文藝春秋と、西岡力東京基督教大教授を提訴しました。

西岡力氏とは、植村氏が過去、従軍慰安婦の証言を元に書いた記事を「捏造」と一方的に決め付ける記事を週刊文春誌上に書いた人物。その記事によって、植村氏はいわれなきバッシングや嫌がらせにあってきました。

ご本人だけではなく、朝日を退社した後の職場である北星学園にも卑劣な脅迫状が届き、さらには、二人の子どもたちまで、ネット上に写真がアップされ、脅迫を受けてきました。

植村氏の記事が「捏造」ではないことは、はっきりしています。当時、他のメディアも植村氏と同じ論調で記事を発表していました。なぜ、20年以上経っても、植村氏だけが執拗に狙われてきたのか。

植村氏が、朝日の記者であり、朝日を叩きたいという思惑が脅迫者らにあったからだろうと思われます。

植村氏は昨日、外国特派員協会と、参議院議員会館で記者会見を行いました。

15時からの外国特派員協会での会見の様子は、昨夜、すでに記事としてアップしていますので、ぜひお読み下さい!

15/01/09「出ていけこの学校から、出ていけこの日本から、売国奴」 “捏造記者”のレッテルを貼られた朝日新聞・植村隆元記者が反撃開始! 1650万円の損害賠償を求め提訴!」
記事URL:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223412

また、17時からの報告集会は、植村氏を応援する弁護士やジャーナリストがリレートークで思いを訴え、会場に入りきらないほどの市民が駆け付ける熱気溢れる集会となりました。

「これは、歴史修正主義の政権を初めて迎えた、私たちみんなの闘いです」。参加者の一人の言葉が、今も耳に響いています。この報告集会についても、本日中に記事をアップしたいと思いますので、ぜひお読み下さい。

その植村氏に、今日のお昼の12時から、岩上さんが単独インタビューを行います。昨日の外国特派員協会の会見や、報告集会を視聴できなかった方は、ぜひご覧下さい。

また、インタビューでは、会見よりもさらに掘り下げた話が聞けるはずです。私も、もちろん見ます!

そして、他にも配信があります。

(後半へ続く)…

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2015.1.10 Sat.**

【IWJ_KYOTO1】10:00~「『ルポ チェルノブイリ 28年目の子どもたち ~ウクライナの取り組みに学ぶ』白石草さんを励ます講演会と上映会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※OurPlanetTV代表の白石 草氏を励ます講演会。主催は、龍谷大学松浦研究室、さぽーと紡ぎ、京都・市民放射能測定所、OurPlanetTV

【Ch1】12:00~「岩上安身による 北星学園大学非常勤講師 植村隆氏(元朝日新聞記者 )インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※札幌市の北星学園大学に対し、同大の非常勤講師である植村隆氏(元朝日新聞記者)を辞めさせろ、という執拗な脅迫が行われている。IWJ代表・岩上安身が北星学園大学非常勤講師で元朝日新聞記者の、植村隆氏へインタビューします

【IWJ_OSAKA1】13:30~「パブコメ出そう!学習・討論会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「避難計画を案ずる関西連絡会」と「おおい原発止めよう裁判の会事務局」が主催のパブコメに関する学習・討論会。大阪のドーンセンターで行われる

【Ch4】14:00~「シリア講演会-講師 ジャーナリスト・元朝日新聞記者 川上 泰徳 氏、イスラミックサークルオブジャパン日本人部代表 前野 直樹 氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「中東ジャーナリストとして見たシリアを巡る情勢」というタイトルで、ジャーナリスト・元朝日新聞記者の川上泰徳氏が講演。また、イスラミックサークルオブジャパン日本人部代表 前野直樹氏が、「ダマスカス留学6年のムスリムの思い」を講演予定

【会員限定配信】18:00~「【鹿児島】川内原発、揺らぐ規制委の判断基準、火山地質学者が審査のありかたを批判~井村隆介・鹿児島大准教授インタビュー(聞き手:原佑介記者)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179508
※2014年10月8日に行われた、「井村隆介・鹿児島大准教授インタビュー」を再配信します。井村氏は、「例えば阿蘇カルデラは、この約27万年の間に4回大きな噴火をしています。1回目と2回目の間は十数万年空いているんですが、2回目と3回目の間、3回目と4回目の間は2~3万年しか空いていない」と述べ、噴火の周期は噴火リスクが低い根拠にはならない、と指摘しました

【会員限定配信】19:30~「『これでは北朝鮮と同じ』 自民党改憲案と集団的自衛権行使容認を徹底批判~岩上安身による小林節・慶応大学名誉教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/209456
※2014年11月28日に行われた、「岩上安身による小林節・慶応大学名誉教授」を会員限定再配信します。小林節・慶應義塾大学名誉教授は、集団的自衛権の行使によって、日本がイスラムのジハーディストたちのテロにあうリスクが高まると警鐘を鳴らしました

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~~会員限定配信の視聴方法(※視聴ページが変更になりました)~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,ログインIDとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

…(前半の続き)

本日、18時からは、昨年10月に行なわれた、井村隆介・鹿児島大准教授のインタビューをIWJの会員限定で配信します。聞き手は、IWJの原佑介記者。原子力規制委員会の規制基準に適合していると、審査をパスした川内原発の火山リスクについてお聞きしています。

井村教授は、規制委の下した判断に真っ向から反論し、近隣の阿蘇カルデラは、巨大噴火を引き起こす量のマグマを充填している可能性があると指摘しました。川内原発は火山リスクに十分備えていないというのです。

桜島の火山活動は、今年に入ってにわかに活発化しており、巨大噴火の予兆があると、鹿児島気象台は警告を発しています。地元、鹿児島では不安が高まっているといいます。

改めて、井村教授の話から、川内原発の再稼動の是非を問いかけたいと思います。会員限定の配信です。ご関心のある方はこの機会にぜひ、会員になっていただけたら嬉しいです!まずは、告知記事をお読み下さい。

【桜島噴火の予兆!? 3 】姶良カルデラ超巨大噴火のマグマはすでに溜まっている!? 覚悟を決める鹿児島県民と楽観視をつらぬく原子力行政~井村隆介・鹿児島大准教授インタビューを再配信!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223555

そして、本日19時30分からは、同じく会員限定で、岩上安身による慶応大学名誉教授の小林節氏のインタビューを配信します。

このインタビューは昨年11月に行なわれましたが、1月7日にフランス・パリで起きた「シャルリ・エブド」本社で起きた銃撃事件を受けて、急遽、再配信を決定しました。

今回の銃撃テロ事件は、イスラム国への軍事作戦に乗り出そうとしていたフランスへの、イスラム国やそのシンパによるテロではないかという見方があります。

日本も集団的自衛権を行使して、米軍やNATOに追随し、イスラム国への武力攻撃に加担すれば、同じように、イスラムのジハーディストたちのターゲットになるかもしれません。そうなってからでは遅いと、小林氏は、警鐘を鳴らしていました。実に現実的な警告だったことがよくわかります。

「キリスト教圏とイスラム教圏の「文明の衝突」に、なぜ日本が首を突っ込むのか!?――改憲論者でありながら、安倍政権の集団的自衛権行使容認を批判する慶応義塾大学名誉教授の小林節氏へのインタビューを再配信!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223961

話が戻りますが、実は、植村氏の報告集会後に、嬉しいニュースがありました。

集会中、植村氏をずっと追ってきた北海道新聞の長谷川記者が、マイクを握り、「あの朝日叩きの最中、メディアはみんな萎縮してしまい、植村氏が脅迫されていることを知りながら書けませんでした」と語ったのです。

その長谷川記者から、集会後、声をかけられ、「あの時、情報発信してくれたのは、弁護士らが記者会見を開いた時、中継してくれたIWJの中継市民の方です。記者らはみんな、IWJの中継を見ていたんです」と言われたのでした。

中継を担当したのは、札幌の中継市民のカヨさん! とても意義のある、大きな仕事をしてくれました! お疲れ様でした! ありがとうございました!

こうした札幌発のコツコツとした情報発信の積み重ねが、全国の170名もの弁護士や新聞記者、一般市民の動きに連動して、ここまでつながったのだと思うと感無量です。

地方に広がるIWJの情報発信活動は、IWJの会員の皆様に支えられています。

ぜひ、IWJの会員に登録していただき、ご支援いただけますよう、よろしくお願いします。

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会員の登録のご案内
http://iwj.co.jp/join/

カンパのご案内
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

IWJ定額会員(サポート会員・一般会員)のみなさまへ、更新手続きについてお知らせいたします。

本日「1月10日」は、1月分会費のお支払期限でございます。昨日、1月以降分会費のご入金がまだ確認できないみなさまへ、改めまして、メールにて会費のご案内をお送りいたしました。ご多用のこととは存じますが、まだ更新がお済みでない方は、ぜひ1月以降も継続いただけますよう、お手続きのほどお願いいたします。

定額会員として継続的にご支援いただくことは、IWJにとって大きな支えとなっております。

なお、銀行振込をご利用の方で、会員登録名と異なるお振込名義の方が数名いらっしゃることから、更新ができないものが数件ございます。
お心当たりの方は、までご一報ください。

また、もしも会費のご案内が迷惑メールフォルダ等にも届いていない方がいらっしゃいましたら、再度お送りいたしますので、ご面倒ですが、まで、メールにてご連絡ください。
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また、今日は一つお願いがあります。

全国津々浦々、その土地土地で開催される講演会や集会や記者会見などを中継して欲しいと、IWJの事務所には、主催者や市民の方から連絡をいただくことがあります。

しかし開催日の直前、時には前日や当日にご連絡をいただくこともしばしばあり、そうなりますと、緊急出動しようとしても、人ぐりがつかなかったり、中継許可がとれないこともあります。ぜひ、時間に余裕を持って、事前にお知らせ下さい。

IWJの人員や活動の予算には限りがありますが、できる限り、お寄せいただいた情報やリクエストには、対応していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。中継依頼の連絡先はこちらまで→ office@iwj.co.jp

今朝もご挨拶が長くなってしまいましたが、本日もどうぞ、IWJをよろしくお願いいたします。

皆さまが穏やかな1日を過ごせますように(笑)。。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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