■■■ 日刊IWJガイド 2014.8.4日号 ~No.691号~ ■■■
(2014.8.4 8時00分)
Buenos dias!(おはようございます!)
IWJで記者をやったり、最近はスペイン語の記事を紹介している佐々木と申します。
スペインの夏はカラッとしてて空も高くて碧く澄んでいて、それはもう気持ちが良いらしいです。あー行ってみたいなスペイン!
今も多くの一般市民が犠牲となっているイスラエル軍によるガザ攻撃。このガザ侵攻について、とても熱心に、精力的に報道しているのがスペイン語圏のメディアなんですね。
ガザ市民の「日常」と「非日常」に寄り添い、米国やイスラエルの掲げる「正義」に懐疑的な視線を送り続けているのが、スペイン語圏の記者たちです。
いつもスペイン語圏の記事を邦訳してくださっている外注スタッフの方から、「こんな記事がある。翻訳料はいらないから読んで下さい」と、ガザを伝えるスペイン語の記事の翻訳を送っていただき、その筆致のリアリティーに驚かされました。
このスペイン語圏の記者たちが見て、伝えようとしているものを、僕も多くの人に伝えたいと思い、いま、記事にまとめています。
第一弾は、ガザの病院で不眠不休の治療を続ける医師の「絶望」、記者が避難民のごった返す国連学校で見た、ガザの子供たちの様子を記したものです。
・【ガザを伝える「第三の目」〈1〉】「なぜイスラエルは僕たちを殺すの?」米・イスラエルに追従しないスペイン語圏の記者が寄り添い伝える、ガザの「日常」と「非日常」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159466
また、昨夜アップした第二弾は、「人間の盾」としてガザで病院を守り続けるスペイン人とベネズエラ人に密着した記事です。
・【ガザを伝える「第三の目」〈2〉】「見て見ぬふりはできない」攻撃の最前線で病院を守り続ける二人の外国人 ~第三の視点が映し出す「人間の盾」という選択肢
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159855
彼らには、彼らが命を賭けて実行したい「正義」があり、しかし一人の親として、自分の命を犠牲にすることに葛藤しているんですね。僕らには中々理解できないかも知れない「人間の盾」という行為を、賞賛も否定もせず、ただすべてを伝える、という記者の姿勢に心を打たれました。…(後半に続く)
◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。
**2014.8.4 Mon.**
【Ch2】17:30~「東電会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見
【会員限定配信】15:00~「第12回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/15444
※2012年5月14日に行なわれた、「第12回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」を会員限定で配信いたします。勝俣恒久(かつまた・つねひさ)前東京電力・取締役会長が参考人として招致され、発言を行なっています
【会員限定配信】20:00~「都合の悪い地震動を採用しない規制庁に異議~川内原発の耐震に関する政府交渉」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/158355
※7月29日に行なわれた、川内原発の耐震に関する、原子力規制委員会・原子力規制庁との交渉を会員限定で配信いたします
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(前半の続き)…他にも、イスラエルで兵役拒否を訴えている若者グループ、ハマスのロケット弾におびえながらも、自分の子供の顔にガザで殺されている多くの子供たちの顔を重ね、「もうやめてくれ」と叫ぶ父親、この悲劇を取り巻く多くの一人ひとりの声、苦悩、決意、叫びを、スペイン語圏の記者たちは、書いています。
僕らは、世界で起こる出来事を、ほとんど日本語と英語のフィルターを通してしか知り得ません。しかし、世界には多様な言語があり、多様な見方があります。英語圏の報道が常に正しい、という認識が正しいとは限りません。
例えばマレーシア航空機撃墜に関しては、ウクライナ政府側が発表する英語圏のニュースの他にも、ドイツ語、ロシア語など、また違った視点からの見方、報じ方があります。マレーシアのナジブ首相がウクライナへ赴き、声明を発表していたことを、英語圏のメディアはほとんど報じようとしません。
一方向からの発信のみ受信してしまうと、都合の悪いことは流さない、という思惑に対して僕らは無抵抗のまま、いつしか洗脳されてしまいます。
僕らも、自分たちがそうした洗脳を受けないように、また一人でも多くの人に多様な見方を提示できるように、様々な言語圏の報道をより一層チェックしていきたいと思っています。
ちなみに、先ほど少し触れた、英語圏のメディアが隠したマレーシア・ナジブ首相のウクライナの声明については、8月1日・2日に分けて行われた、岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビューで、詳しく解説していますので、ぜひ、ご覧下さい!
・2014/08/01 重なりあうウクライナとガザ 中東の覇権国家・イスラエルをどう捉えればよいか~岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297
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