┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに〜ウクライナのゼレンスキー大統領が11の野党の活動停止を発表! 政府に批判的、親ロシア的勢力をすべて排除し異論を封殺!? 期間は戦争が終わるまで!
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┠■皆さまへ緊急のお願いです!! 3月のご寄付・カンパは18日までに月間目標額の38%の達成率にとどまっています! 昨年8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額未達分の259万4787円が加わり3月末までに729万9055円必要となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!
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┠■【中継番組表】
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┠■ツイッター「IWJ_Sokuho」3月20日、ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! ロシア軍が初めて実戦で極超音速ミサイル「キンジャール」でウクライナ軍の大規模な地下武器貯蔵施設を破壊! 「バスティオン沿岸ミサイルシステム K-300P」で黒海に面する要衝オデッサにあるウクライナ軍の電子情報センターを破壊、オデッサの東のマウリポリは市中激戦、西のミコライウを空爆! 一段ギアの上がったロシア軍の攻撃は何を意味するのか!?
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┠■岸田総理がインドのモディ首相と会談! 会談後の会見でウクライナ情勢をめぐりロシア非難を強調する岸田総理に対し、モディ首相はウクライナ危機に触れず!!
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┠■ミコラ・アザロフ元ウクライナ首相がNATO・ウクライナ軍のドンバス地方への驚くべき作戦計画を暴露! NATOはウクライナ領内に4個旅団(陸上2、海上1、航空1)を配備する計画だった! NATOは2022年の年末までに紛争を誘発しロシアに対して核兵器を使用して第3次世界大戦を起こすつもりだった!? この驚くべき元ウクライナ首相の投稿をIWJは全文仮訳!さらにアザロフ元首相に直撃メール取材!
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┠■ウクライナ国家親衛隊・極右・ネオナチのアゾフ連隊の拠点マリウポリで加熱化するプロパガンダ合戦! ロシア軍が9日爆撃した産科小児科病院はアゾフの拠点だったとするロシア側主張に、ファクトチェックでは肯定も否定も!!
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■はじめに〜ウクライナのゼレンスキー大統領が11の野党の活動停止を発表! 政府に批判的、親ロシア的勢力をすべて排除し異論を封殺!? 期間は戦争が終わるまで!
おはようございます。IWJ編集部です。
ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、ウクライナのゼレンスキー大統領はウクライナ議会での野党の活動停止を発表しました。
20日付けロシア国営『RT』は、「ゼレンスキー大統領は20日、国家安全保障・防衛評議会(NSDC)の決定を発表した」「議会第2党の『野党プラットフォーム-生活のため』を含む11の野党の活動を停止すると発表した」と報じました。
『RT』の記事によると、活動停止のブラックリストに載せられたのは、第2党の「生活のため」のほか、政権に厳しい批判者であるブロガーのアナトリー・シャリイが設立したシャリイ党、1月に英国外務省が「クレムリンがゼレンスキーの代わりにウクライナを担当させたがっている」と発表したエフゲニー・ムラエフが代表を務めるナシ党などです。
政府に批判的、ロシアに親和的な政党はすべて活動を認めないという方針で、活動期間停止は「戒厳令の期間中」、つまり「ロシアとの紛争が続く限り」とのことです。
※Ukraine suspends opposition parties President Volodymyr Zelensky explained the clampdown by citing possible links to Russia(RT、2022年3月20日)
https://www.rt.com/russia/552321-ukraine-zelensky-opposition-parties/
このニュースが事実であれば、「民主主義や法の支配といった基本的な価値」は、どこへ行ってしまったのでしょうか。
■皆さまへ緊急のお願いです!! 3月のご寄付・カンパは18日までに月間目標額の38%の達成率にとどまっています! 昨年8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額未達分の259万4787円が加わり3月末までに729万9055円必要となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!
IWJ代表の岩上安身です。
IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)と算出させていただきました。
昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、3月で8か月目に入りました。
3月1日から18日までのご寄付・カンパは142件、160万5213円です。18日間で月額目標額420万円に対して38%の達成率となっています。
今期8月1日から2月末までの7ヶ月間の累計の不足分は、470万4268円となっております。
さらに今月3月の月間目標額のうち未達成分の259万4787円が加わりますと、3月末までに、729万9055円が必要となります。このままですと、不足額が雪ダルマのように膨れ上がっていきます!
どうか会員の皆さまのお力で、3月もIWJをお支えください!
IWJの会員数は現在3254人です。そのうちサポート会員は1130人です(2022年2月28日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2243円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人6459円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!
伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています! IWJも例外ではありません!
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、どうしても声を大にして、お伝えしなければならないことがあります!
改憲による緊急事態条項の導入と、米国による中国との戦争に日本が巻き込まれる現実的な懸念が、迫っているからです!
また、ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難が、どのような第2幕を迎えるか予断を許しません。
台湾をめぐる米中の対立と、このウクライナ危機が連動する可能性も、しきりに取り沙汰されています。その場合、ウクライナがそうであるように、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となってしまいます。日本がウクライナのような運命をたどり、戦場と化してしまうようなことは絶対に避けなければいけません!
IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。
※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine
2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。
こうした「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝えるイエローペーパーばかりですが、これは本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。我々は、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道をいく仕事をし続けます。
戦争は発火した時が、最終段階です。その前に、政治的・経済的・社会的な不満がマグマとしてたまっているのであって、戦争が勃発する前にそのマグマの存在を明らかにし、対話と議論によって平和的解決の道を探して、「戦争」という「政治的解決の最終手段」に至る前に、未然に防ぐことが一番重要です。
特定の政党や、特定の政治団体などから、隠れ資金を受け取ったことなど、IWJは1度もありません! 市民の皆さまに直接、真実をお届けすることができるのは、市民の皆さまから直接の、会費、ご寄付・カンパによるお支えがあってこそです!
非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!
その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。
マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。
本年、2022年は、本当に日本の分水嶺の年となります!
決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2022.3.21 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh1・大阪】14:00~「アフガニスタン最新取材報告&ウクライナ問題を読み解く学習会 ―登壇:西谷文和氏(フリージャーナリスト)」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
「イラクの子どもを救う会」、「路上のラジオ」主催の学習会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine
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◆中継番組表2◆
**2022.3.22 Tue.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
【IWJ速報3月19日】ツイッター「IWJ_Sokuho」ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! バイデン大統領と習近平主席がオンライン会談! 「ロシア軍が空爆した」マウリポリの劇場で奇跡的に死亡者ゼロ!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503649
「テロリズム・アナリスト」リタ・カッツ氏がワシントン・ポストに寄稿!「欧米のネオナチは『超国家主義的民族国家』を作るためにウクライナに集まっている」!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503642
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■ツイッター「IWJ_Sokuho」3月20日、ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! ロシア軍が初めて実戦で極超音速ミサイル「キンジャール」でウクライナ軍の大規模な地下武器貯蔵施設を破壊! 「バスティオン沿岸ミサイルシステム K-300P」で黒海に面する要衝オデッサにあるウクライナ軍の電子情報センターを破壊、オデッサの東のマリウポリは市中激戦、西のミコライウを空爆! 一段ギアの上がったロシア軍の攻撃は何を意味するのか!?
IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。
※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho
20日、ウクライナにおける戦況が一段と激しさを増したようです。現地時間で19日、ロシア軍が18日にイワノフランコフスク州にあるミサイルと弾薬を貯蔵していた巨大地下軍事施設に極超音速ミサイル「キンジャール」を打ち込み、破壊したと発表したことは、昨日お伝えしました。
ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、「3月18日、極超音速空中弾道ミサイルを備えたキンジャール航空ミサイルシステムが、イヴァノフランキフスク地域のデリャティン村にあるウクライナ軍のミサイルと航空弾薬の大規模な地下倉庫を破壊した」と発表しました。
イワノフランコフスク州デリヤティンは、ウクライナ西部、ルーマニア都の国境から100キロ弱、ポーランド国境からは約150kmに位置します。
※【速報2026】RIA、19日:コナシェンコフ報道官「3月18日、極超音速空中弾道ミサイルを備えたキンジャール航空ミサイルシステムが、イヴァノフランキフスク地域のデリャティン村にあるウクライナ軍のミサイルと航空弾薬の大規模な地下倉庫を破壊した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505425215588732928
「キンジャール」は、マッハ10(音速の10倍)で飛行する極超音速ミサイルで、空中発射型、射程は2000~3000キロ、核弾頭を搭載することも可能です。非常に高速であるため、「迎撃不可能」とされています。
ロシアは極超音速ミサイル開発では、先端的な地位にあり、すでに2018年には「キンジャール」の発射実験に成功しています。ロシア国防省は2018年3月、キンジャールを搭載したミグ31戦闘機が発射訓練を実施したと発表しています。
プーチン大統領は、2018年の年次教書演説で極超音速滑空ミサイル「アバンガルド」の開発を発表。「いかなる防空・ミサイル防衛手段でも対処できない」、「理想的な兵器」だと述べていました。
※極超音速核ミサイル「キンジャール」 ロシアが発射実験成功の映像公開 「米のMD突破できる」(産経新聞、2018年3月13日)
https://www.sankei.com/article/20180313-2ILKYCNPBRKLVN4EQMMMQTVPFE/
極超音速ミサイルは、中国も開発に成功し、2021年夏には、実験で、極超音速滑空体を搭載したミサイルを地球1周させてから、極超音速滑空体を投下し、この滑空体が中国に戻って中国国内の目標物付近に着弾させています。
米国のマーク・ミリー統合参謀本部議長は、中国の実験成功を知り、1957年にソ連が世界初の人工衛星スプートニクを打ち上げた時の衝撃に匹敵するとして、『スプートニクの瞬間』だと述べていました。
※中国が実験の極超音速ミサイル、「地球を一周」 米軍幹部が指摘(CNN、2021年11月18日)
https://www.cnn.co.jp/usa/35179637.html
米国は極超音速ミサイルの開発に取り組んでいるものの、まだ実験段階で十分な成果を得たとは発表されていません。欧米諸国の安全保障問題にとっては非常にリスクの高い段階に、ロシア軍の攻撃が一段ギア・アップした感があります。
英国防情報当局は、ロシア軍が無差別攻撃を含む「消耗戦に移行し始めた」と分析、無謀な砲火使用で民間人の犠牲がさらに拡大すると警告しました。
『The Guardian』は、「(戦況における)驚くべき進展の1つは、ロシアが防空を回避できる高度な極超音速ミサイルを使用したことだ」と指摘しました。
※【速報2038】TheGuardian:驚くべき進展の1つは、ロシアが防空を回避できる高度な極超音速ミサイルを使用したことだ。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505432625405587458
「防衛専門家は、ウクライナ軍がそのようなミサイルによる攻撃から身を守ることができないため、これには紛争をさらに『拡大する手段』があると警告した」
紛争をさらに「拡大する手段」とは、何を意味するのでしょうか。民間人の犠牲だけではないかもしれません。
※【速報2039】TheGuardian:防衛専門家は、ウクライナ軍がそのようなミサイルによる攻撃から身を守ることができないため、これには紛争をさらに「拡大する手段」があると警告した。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505432675976310785
岩上安身は以下のようにツイートしました。
「ロシア軍が極超音速ミサイルを使用したことが、この戦争の局面に大きな影響を与えている。現在の防空システムでは迎撃できない速度。これを報じる英紙ガーディアンの報じ方が不気味である」
※ 岩上安身@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1505510725867155461
「続き。ガーディアンは、「ウクライナ軍はそのような(極超音速の)ミサイルによる攻撃から身を守ることができない」ため、「紛争をさらに『拡大する手段』がある」という防衛専門家のコメントを掲載した。「拡大する手段」をウクライナ軍が持っているはずはない。NATOが提供する、ということになる」
※ 岩上安身@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1505512407204261890
「続き2。NATOは、何を提供するのか。通常兵器で、現状、極超音速ミサイルを上回る兵器は見当たらない。極超音速ミサイルの開発に成功し、実戦配備しているのはロシアと中国のみ。米国は開発中。この兵器を上回るのは核兵器しかない。ガーディアンの記事中のコメントは核の使用を匂わせるものなのか」
※ 岩上安身@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1505519506671947779
ゼレンスキー大統領は、NATO諸国が戦闘に巻き込まれるのを嫌って提供をためらい続けてきた防空システムを執拗に要請しており、「ウクライナの上空を封鎖せよ!」と叫び続けてきました。
しかし、「キンジャール」の前では、NATOが防空システムを提供しようが、無力です。
『The Guardian』は、「これらの武器(キンジャール)の使用は、戦闘を解決するための新たな試みに先行した。ゼレンスキー大統領は、モスクワとの『有意義で公正な』会談を求めた」と伝えています。
ロシア軍の攻撃が一段ギア・アップしたのではないか、と思われる要素は他にもあります。
19日、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、「(ロシア軍は)バスティオン沿岸ミサイルシステム(K-300P)」を使用して、オデッサ州にある軍の無線偵察施設を破壊したと、発表しました。
※【速報2032】ロシア国防省報道官は、ウクライナ南部オデッサ州にある軍の無線偵察施設をミサイル「バスチオン」で破壊したことも発表した。ウクライナ軍はマリウポリが面するアゾフ海へのアクセスが一時的にできなくなったとした。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505426022392492032
4つの対空ミサイルシステム、ガイダンスとターゲット指定のための1つのレーダーステーション、複数の3つの設置ロケットランチャー、ロケットおよび砲兵器の12の倉庫、および軍事機器の蓄積場所などを攻撃した、ということです。
「K-300P(またはバスチオン-P)」とは、沿岸防衛用地対艦ミサイルシステム。空母打撃群・輸送船団・揚陸艦艇等の水上艦を沿岸から攻撃することを目的とします。
2016年、ショイグ国防相はプーチン大統領と国防省の代表者との会談で「K-300Pは、海上で350キロメートル、陸上で約450キロメートルの距離で海と地上の標的を破壊することができる」と述べていました。
ロシア軍はさらに、オデッサの東に位置するマリウポリと、西に位置するミコライウへの攻撃を強めています。
マリウポリは、ロシアから陸路でオデッサにつながる経路にあり、ロシアにとって重要な戦略的拠点です。ロシア軍はマリウポリ市内中心部まで入り、戦闘を繰り広げているとのことです。
ウクライナは、マリウポリでの激しい戦闘の後、初めてアゾフ海へのアクセスを失ったことを認めました。これはロシアにとって重要な戦果となる可能性があります。
※【速報2042】TheGuardian:ウクライナはマリウポリでの激しい戦闘の後、初めてアゾフ海へのアクセスを失ったことを認めた。これはロシアにとって重要な成果となる可能性。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505432809774583809
『BBC』は、ロシア軍の攻撃は病院、教会、無数のアパートを襲い、マリウポリ当局は住宅の約80%が損傷または破壊され、その3分の1が修理不可能であると推定される、と報じました。
オデッサに通じる陸路の要衝、ミコライウは連日、爆撃が続いているとされますが、18日は、軍事基地2カ所がロシア軍に空爆されました。
『CNN』は、攻撃を受けた現場を特定して、その惨状を伝えています。
「軍事基地内にいたウクライナ兵数十人が殺害された。現地時間の18日午前6時ごろ、『ロシアの戦闘機2機が爆弾とみられるものを5発投下』。兵舎の複数の建物を破壊したという」
※【速報2050】CNN:軍事基地内にいたウクライナ兵数十人が殺害された。現地時間の18日午前6時ごろ、「ロシアの戦闘機2機が爆弾とみられるものを5発投下」。兵舎の複数の建物を破壊したという。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505436255051747331
『The New York Times』は、「ロシア軍がミコライウを奪おうとするのは、オデッサに通じる唯一の通路が、この街のヴァルヴァリブスキー橋だから」だと分析し、「この橋を奪取すれば、ロシア軍兵士は黒海沿岸を西に進み、ウクライナ海軍の司令部と国内最大の民間港であるオデッサまで押し寄せることができる」と指摘しています。
※【速報2053】NYT:ロシア軍がミコライウを奪おうとするのは、オデッサに通じる唯一の通路が、この街のヴァルヴァリブスキー橋だからだ。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505436370658947073
岩上安身は、極超音速ミサイルが実戦で用いられた時から、報道のトーンがこれまでと変わったことをツイートで指摘しています。
「ロシア軍が苦戦という報道がしきりと流されていたが、このミコライウを奪取すると、ロシア軍は陸路でのオデッサ攻略が見えてくる。着々と駒を進めているのが現実ではないか。極超音速ミサイルの、史上初の実戦使用によって、急激に戦局が変わったとは思えない。戦況の報道が歪んでいるのではないか」
※岩上安身@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1505524184319131651
「オデッサは戦略上の要衝であり、ウクライナ第3の都市。ここを落とすと、ウクライナは首都キエフと、ウクライナ民族主義の揺籃の地、西部が残され、その西部の中心地リヴィウが的となるだろう。NATOは、介入するのか否か」
※岩上安身@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1505529319913050115
ロシア軍が攻撃した軍事基地では、約80人が死亡した可能性があるとされています。
18日から、ロシア軍による攻撃が激しさを増しているように見えます。
16日マリウポリの劇場攻撃以降、国連安保理におけるロシア非難は一段と高まっており、ロシアは17日に提出した「ウクライナにおける支援のアクセスや市民の保護などを求める決議案」を取り下げ、18日の安保理でも「(米国が関与したウクライナによる)生物兵器の開発計画」は欧米諸国に一蹴されたことは、20日の日刊IWJガイドでお伝えしました。
ロシアのネベンジャ国連大使は「安保理メンバーは我々の言うことに耳を傾けてくれない。プロパガンダ(宣伝)ではなく事実を提示しているが受け入れてもらえない」、と訴えていました。
※はじめに〜ツイッター「IWJ_Sokuho」3月19日、ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! バイデン大統領と習近平国家主席が2時間弱のオンライン会談! ロシアを援助すれば制裁も辞さないとする米国、欧米諸国による「無差別制裁」を批判する中国! 米紙は会談直前「バイデン、プーチンへの助けを中国に求める」と論説! 国連安保理はロシアが提出した「米国によるウクライナでの生物兵器研究開発」疑惑を、米国をはじめとする6カ国が共同で「ロシアの嘘と偽情報だ」と一蹴! 「ロシア軍が空爆した」マリウポリの劇場で奇跡的に死亡者ゼロ!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50434#idx-1
18日は、ロシア国内でもいくつかの動きがありました。
「ロシア安全保障会議」が開催され、プーチン大統領はテレビ会議を通じて作戦会議を行いました。
会議の出席者は、以下の通りです。
ミハイル・ミシュスティン首相、ヴャチェスラフ・ヴォロディン国務長官、メドヴェージェフ安全保障会議副議長、アントン・ヴァイノスタッフ長、ニコライ・パトルシェフ安全保障会議長官、ウラジミール・コロコルツェフ外相、セルゲイ・ラブロフ外相、セルゲイ・ショイグ国防相、連邦安全保障会議長アレクサンダー・ボルトニコフ、外国諜報機関セルゲイ・ナリシキン所長、環境保護、生態学および輸送のための大統領の特別代表セルゲイ・イワノフ。
※【速報2064】クレムリンによると、18日「ロシア安全保障会議」が開催され、プーチン大統領はテレビ会議を通じて作戦会議を行った。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505447463183806465
ロシア連邦安全保障理事会によると、プーチン大統領は、多くの国際電話をしたことを報告した、とのことですが、詳細は公表されていません。「ロシア安全保障会議」は、週1回のペースで開催されており、3月3日、3月11日も開催されました。
同じ18日、モスクワのルジニキ・スタジアムで、ロシアによる2014年のクリミア併合8周年を祝う式典が開かれました。主催者によると、式典には20万人以上が集まったということです。プーチン大統領は現在ウクライナで展開している「特別軍事作戦」の意義を強調しました。
※【速報2068】モスクワのルジニキ・スタジアムで18日、ロシアによる2014年のクリミア併合8周年を祝う式典が開かれた。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505448691460902914
プーチン大統領は式典で、以下のように「ウクライナ侵攻」の正当性を主張しました。
「現状の苦しみ、ジェノサイド(集団殺害)から人々を救う。これこそが主要な理由であり、動機であり、目的だ。このために我々はドンバス(ウクライナ東部地域)とウクライナでの軍事作戦を開始した」
「あの選択がいかに正しく、タイムリーであったのかは、この数年で確信的に証明された」
「ウクライナ東部で起きていることを見ればすべて明らかだろう」
同時に、北京パラリンピックで、開幕前日に出場を拒否されたパラリンピック選手たちのために、ロシア独自の「パラリンピック」が開催されました。
プーチン大統領は、以下のように述べ、怒りを表明しています。
「不幸なことにここ数年来、主要な国際スポーツ大会において、その精神と特性に似つかわしくない事態が頻繁に引き起こされてきた。我々は何度も誹謗中傷や偏向した言動、怒りに満ちた敵対心に直面してきたのだ。ピエール・クーベルタンが語った理想は整然と破壊され、スポーツの尊厳は洗い流されてきた」
「平等主義は道理に合わない正義やダブルスタンダードに置き換えられ、スポーツの純粋さは政治的に偏ったアンチドーピングへとすり替えられた」
※【速報2073】現地時間3月18日、ロシアのハンティ・マンシースクで、独自の“パラリンピック”が開幕した。北京パラリンピックにあって、ロシア選手団は開幕前日に参加を禁じられた。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505450206069882882
セルゲイ・ラブロフ外相は、18日、『RT』のインタビューを受けました。『RT』は19日、約35分間のインタビュー動画を公開しています。
※【速報2077】RTが19日、セルゲイ・ラブロフ外相へのインタビューを公開。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505454963262074882
ロシアのラブロフ外相は、「制裁を乗り越え、国内経済を制裁に適応させる」と述べ、「世界の警察官のように振る舞おうとする米国が支配する世界観を、決して受け入れない」と述べました。
「現在ウクライナで見られるのは、西側の戦略的方針の真髄、すなわちロシアを疎外し、封じ込め、ロシアの発展を終わらせるとともに、世界の政治、経済、スポーツ、芸術、貿易、科学、教育におけるロシアの役割をゼロにしようとするものだ」
ラブロフ外相は、西側諸国は完全に米国に支配されており、EUはほとんど無力だと指摘しました。
「西側諸国にいつか頼ることができるという幻想がこれまであったとしても、そのような幻想はもはやない」
その一方で、ラブロフ外相は、ロシアは西側に対してドアは閉ざしていないが、西側がロシアに対してドアを閉めているとの認識を示しました。
ラブロフ外相は、中国、インド、ブラジルなど多くの国が、警察官のように振る舞う米国に命令されることを望んでいないと述べ、米国の一極覇権主義を批判し、ロシアは東側に目を向けると述べた。
「米国が望んでいるのは地球村のようなものではなく、米国村のような、あるいは強国が支配する酒場のような一極集中の世界だ」
ラブロフ外相は、エリツィン大統領の時代から2004年3月からずっと、18年に渡ってロシアの外務大臣を務めてきました。知的な交渉力のある人物として知られるラブロフ氏ですが、彼が発したEUへの幻滅と米国へのラディカルな批判は、ロシア外交の方針転換の徹底を強く印象づけるものでした。
ラブロフ外相は19日、ウクライナとの停戦協議について、アメリカが妨害していると主張しました。
「ウクライナとの交渉において、ロシアの最低限の要求さえ認めさせないよう、アメリカがウクライナの代表団をおさえ込んでいる」
米国やEUへの決別ともいえる、ラブロフ外相の言葉はこれからのロシアの進路を示しているといえそうです。それは、世界全体の動きを牽引し、連動していく可能性があります。欧米諸国の方が孤立に向かわないとも限りません。
国際投資アナリストの大原浩氏は、『ismedia』に発表したテキストで、「総合すれば、バイデン政権の(派兵ではなく)『経済制裁重視』のスタンスは、中間選挙を意識した『米国民を喜ばせようとする』ものだと考える」という見解を示しています。
※【速報2112】国際投資アナリスト大原 浩氏:「総合すれば、バイデン政権の(派兵ではなく)『経済制裁重視』のスタンスは、中間選挙を意識した『米国民を喜ばせようとする』ものだと考える」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505467782410170368
大原氏は、バイデン政権が落とし所も見通せないまま、対露経済制裁を乱発した、と批判しています。
「あまりにも経済制裁にシフトしたバイデン政権の手法は大変危険だと考える。(略)西側経済も『世界経済市場』を通じて東側(旧共産主義諸国)への依存を高めているのだ」
そして、資源国であるロシアが「西側」から離れていくことで、欧州や日本が苦しむことになる、と指摘しています。
「そうなれば(ロシアがエネルギー禁輸措置などに出れば)、『制裁』を受けるのは、結局欧州や日本だ。米国は、自国の需要の大半を賄える、欧州や日本とは違った『巨大な資源国』である。他国のことを考えないバイデン政権の身勝手な行動には憤りさえ感じる」
「バイデン政権が経済制裁を強化すればするほど『バイデグフレーション』(バイデン+スタグフレーション)が進むということだ」
「どちらがどちらを制裁しているのかわからない『泥沼の経済制裁戦争』」
大原氏は「バイデン政権は『経済制裁でロシアをやっつける』と息巻いているが、経済制裁ではイランも北朝鮮も倒せなかったことを忘れてはならない」とし、「むしろ、バイデン氏の政策が世界市場に大混乱を引き起こし、『自由主義経済の国々に制裁」を加えることになるのではないか」と警鐘を鳴らしています。
※【速報2120】大原氏:むしろ、バイデン氏の政策が世界市場に大混乱を引き起こし、「自由主義経済の国々に制裁」を加えることになるのではないかと恐れている。
hhttps://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1505468425371787266
■岸田総理がインドのモディ首相と会談! 会談後の会見でウクライナ情勢をめぐりロシア非難を強調する岸田総理に対し、モディ首相はウクライナ危機に触れず!!
岸田文雄総理は19日、インドのニューデリーでモディ首相と会談を行いました。
岸田総理は会談後の会見で、次のように語っています。
「モディ首相とは、ウクライナ情勢について、1対1の夕食会も含めてかなり長時間、非常に突っ込んだやり取りをしました。
私からは、ロシアによる侵略は、アジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、モディ首相に対して自由で開かれた国際秩序を維持するためにも、プーチン大統領に対する働き掛けを含めさらなる協力を求めたということでありました。
モディ首相とは、まず、力による現状変更はいかなる地域でも決して許してはならないということ、紛争の平和的解決を求める必要があること、戦闘の即時停止と事態の打開に向け、連携して対応していくということ、そして、ウクライナ及び周辺国に連携して支援をしていくことを確認しました。
また、今回の侵略も踏まえ、国連安保理改革をなんとしても前進させなければならない、こうした認識を共有しました。両国が協力してそのためのモメンタムを作り出していく事で一致いたしました。
また、インドはロシアと歴史的に緊密な関係を有していますが、今回の会談でウクライナ情勢をめぐり、モディ首相との間で一歩踏み込んだ連携を確認することができたと感じており、その意味で有意義な会合であったと考えています」
※日印首脳会談等についての会見(首相官邸、2022年3月19日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0319kaiken2.html
一方、この日印首脳会談について、ロシア国営『RT』は、次のように報じています。
「(前略)インドは、ウクライナでの軍事行動に対するロシアを公然と非難する圧力に抵抗し続けている。(中略)
しかし、インドの首相はウクライナ危機には直接触れず、『地政学的な出来事が新たな課題を突きつけている 』と述べるにとどめた。その代わり、日印のパートナーシップをさらに強化し、『インド太平洋地域と世界レベルでの平和、繁栄、安定を促進する 』と述べた。(後略)」
※Japan pushes India to denounce Russia(RT、2022年3月20日)
https://www.rt.com/news/552318-japan-india-russia-ukraine/
このニュースは20日の『RT』のトップニュース扱いでした。岸田総理がインドのモディ首相に対し、「モスクワと距離を置き、経済関係を断絶するよう」圧力をかけたと、ロシアのプーチン政権の代弁者である国営メディアがトップ扱いで報じているということです。
インドは、2月25日に採決した、ウクライナへのロシアの侵攻を非難する国連安保理決議に、中国、アラブ首長国連邦(UAE)等と共に棄権しました。
また、ロシアを非難し、即時撤退を求めた3月3日の国連総会決議でも、中国など35カ国と共に棄権しています。
自国のエネルギー安全保障という現実的な選択をしたインドに対し、日本は米国への「忠誠」を示し、ロシアから敵視される道を突き進んでいます。
■ミコラ・アザロフ元ウクライナ首相が、NATO・ウクライナ軍のドンバス地方への驚くべき作戦計画を暴露! NATOはウクライナ領内に4個旅団(陸上2、海上1、航空1)を配備する計画だった! NATOは2022年の年末までに紛争を誘発しロシアに対して核兵器を使用して第3次世界大戦を起こすつもりだった!? この驚くべき元ウクライナ首相の投稿をIWJは全文仮訳!さらにアザロフ元首相に直撃メール取材!
2010年から2014年のユーロマイダン・クーデターの直前まで、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領の下で、首相を務めたミコラ・アザロフ氏が、自身のフェイスブックで、次々に、ウクライナの真実を暴露しています。
現在、NATO諸国およびその同盟国のメディアは一斉に、ウクライナのゼレンスキー大統領の声だけを報道していますが、それは明らかに偏向報道です。
なぜなら、ゼレンスキー大統領の一連の発言は、米国のヌーランド国務次官補(当時)とパイアット・ウクライナ大使(当時)の策謀で起こした2014年のユーロマイダン・クーデターのときの親欧米派の系譜の言説だからです。
アザロフ元首相は、クーデターで国を追われたヤヌコーヴィチ大統領の系譜の言説です。
欧米メディアの報道だけをそのまま流して思考停止せず、クーデターで国を追われた側の報道にも耳を傾けることが、紛争の真の解決には必要でしょう。
アザロフ氏による最も重要で衝撃的なフェイスブックへの投稿、NATOによるロシアへの核攻撃計画と第三次世界大戦に関する3月4日の投稿をIWJは仮訳しました。
※ミコラ・アザロフ氏の3月4日のフェイスブックの投稿(ロシアで最も視聴率の高いテレビ局「チャンネル1」に出演したアザロフ氏の動画出てきます)
https://www.facebook.com/nikolayjanovich/videos/495041808661305/
翻訳したテキストは、上記の「チャンネル1」の動画を共有したアザロフ氏の投稿に添えられたもので、以下のアザロフ氏のフェイスブックを3月4日まで遡っていくと見ることができます。
※ミコラ・アザロフ氏のフェイスブック
https://www.facebook.com/nikolayjanovich/
以下が、アザロフ元首相がフェイスブックに投稿した記事の翻訳となります。
「メディアに出演したときの情報をコメントなしで投稿します。
そして、ここに真実があります。
2021年12月以降、ロシアはNATOがウクライナ領内に4個旅団(陸上2、海上1、航空1)を配備する計画についてデータを入手しました。そして、この航空旅団は、核弾頭を搭載できるものでした。
NATOは2022年夏の安保理でこの兵力配備を合意したいと考えていました。そして、2022年の年末までに紛争を誘発し、ロシアに対して本格的な核軍事行動を開始したことでしょう。
つまり、NATOは、ロシアに対して核兵器を使用して第3次世界大戦を起こすつもりだったのです」
アザロフ氏の衝撃的な投稿は、さらにこう続きます。
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■ウクライナ国家親衛隊・極右・ネオナチのアゾフ連隊の拠点マリウポリで加熱化するプロパガンダ合戦! ロシア軍が9日爆撃した産科小児科病院はアゾフの拠点だったとするロシア側主張に、ファクトチェックでは肯定も否定も!!
ウクライナ南西部の都市マリウポリで19日、市議会が「一部の住民がロシア領へ強制的に移送させられている」との声明を出しました。
黒海に面した港湾都市のマリウポリは、ドネツク州ですが、ドネツク人民共和国には含まれておらず、ウクライナ内務省が管轄する準軍事組織「国家親衛隊」に所属する極右・ネオナチのアゾフ連隊の拠点です。現在、ロシア軍とウクライナ軍との間で最も激しい戦闘が行われている場所の一つです。
20日付けCNNは、「声明は、この1週間で数千人が連れ去られたと主張。ロシア軍が、女性や子どもら1000人以上が避難していたスポーツクラブの建物などから違法に人々を連れ出したとしている」「住民らはロシア軍の拠点で携帯電話や書類を調べられた後、ロシア国内の遠隔地へ送られているという」「声明によると、ボイチェンコ市長はロシア軍の行為について、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる強制連行のようだと非難」などと報じています。
※市民数千人をロシア領へ強制移送か 南東部マリウポリ(2022年3月20日)
https://www.cnn.co.jp/world/35185132.html
15日にはロシア軍が病院を占拠し、患者や医療従事者ら400人を人質にした、16日には市民らの避難所となっている劇場をロシアが空爆したと報じられ、そのいずれもがウクライナによる発表です。
※ウクライナ「ロシアが病院占拠」 マリウポリ、劇場大破も(日本経済新聞、2022年3月17日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR170700X10C22A3000000/
マリウポリでは、3月9日にロシア軍が産婦人科、小児科を有する病院を爆撃。ウクライナ政府は6歳の少女を含む3人が死亡、17人が負傷したと発表し、「非人道的」とロシアを非難する声が高まりました。
9日付けCNNは、ロシア軍によるマリウポリでの病院爆撃について、「マリウポリ市議会は破壊された病院の動画を投稿し、ロシア軍が複数の爆弾を空から投下したと非難。『破壊は甚大だ』『子どもたちが最近治療を受けていた医療施設は完全に破壊されている』と述べた」と報じました。
また、「ゼレンスキー氏はメッセージアプリのテレグラムで『産科病院に対するロシア軍の直接攻撃があった』『人々や子どもたちが残骸の下敷きになっている。残虐行為だ。世界はいつまでテロを無視する共犯者でいるのか』としている」と報じました。
※ウクライナ南部の産科・小児科病院に爆撃、大統領がロシアの「残虐行為」非難(CNN、2022年3月10日)
https://www.cnn.co.jp/world/35184673.html
他方で10日付けロイターは、ポリャンスキー国連次席大使が10日、「偽ニュースはこうして生まれる」と題して、7日に「病院は軍事施設に転用され、配置されたウクライナ軍部隊が攻撃している」とのロシア側の文書を表示したツイートを紹介しています。
※ウクライナ小児病院空爆は「偽ニュース」=ロシア国連次席大使(ロイター、2022年3月10日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-hospital-idJPKBN2L70JE
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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