┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~昨日29日の国会で加速した安倍政権の「主権売り飛ばし」政策!さらには改憲勢力のみで衆議院憲法審査会が開催!緊急事態条項の危険性を説いてきた永井幸寿弁護士へのインタビューを扱った「岩上安身のIWJ特報!」を発行します!
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】元徴用工訴訟をめぐり韓国大法院が三菱重工業に損害賠償の支払いを命じる!三菱重工業は日本政府見解を盾に反発!
┠―【2】カジノ大手企業のラスベガス・サンズが大阪万博決定に祝福メッセージ!万博もカジノも「建設地は夢洲であり、公共設備やインフラを必然的に共有することになるでしょう」とハイエナ宣言!
┠■<お知らせ>
┠―■<ファンドレイジング・イベントに関するお知らせ> ファンドレイジング・イベントの開催は、一進一退の状態が続いている岩上さんの体調を考慮した上で、12月下旬以降に延期することにいたしました。当初の予定よりも遅れることになり申し訳ございません。ですが、開催に向けて準備は進めていますので、ぜひ続報をお待ちください!
┠―■今期がスタートした8月1日から11月29日までのご寄付・カンパの目標達成率は76.2%。目標の4分の3のご寄付は寄せられました。ありがとうございます。ですがまだまだ目標額を下回っており、気が抜けません。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いします!
┠―■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビューDVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!
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■はじめに~昨日29日の国会で加速した安倍政権の「主権売り飛ばし」政策!さらには改憲勢力のみで衆議院憲法審査会が開催!緊急事態条項の危険性を説いてきた永井幸寿弁護士へのインタビューを扱った「岩上安身のIWJ特報!」を発行します!
水産資源管理の強化や養殖業への企業参入促進を柱とする水産改革法案が11月29日、衆議院本会議で賛成多数で可決されました。野党は漁業者への説明不足や審議期間の短さからこの法案の成立に対し強く批判しています。
※水産改革法案が衆院通過=野党は「拙速」批判(時事通信、2018年11月29日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112900752&g=pol
水産資源は一部の大企業の利益のために存在しているわけではありません。そのために中小業者や消費者の利益・権利を守るために、様々な制度や規制が長い時間をかけて構築されてきました。そうした相互扶助のための枠組みを破壊する安倍政権の様々な政策を、東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木宣弘教授は再三批判してきました。漁業権に関しては『亡国の漁業権開放――協同組合と資源・地域・国境の崩壊』(筑摩書房、2017年)(https://amzn.to/2KFEyNG)があります。この本は、今後の対策を考えるための必読書と言えるでしょう。岩上さんによる鈴木教授へのインタビューもあわせてご覧ください。
※「食料は武器、標的は日本」TPP11、日米FTA、日欧EPAで日本農業は壊滅!安倍政権に貿易政策は任せられない!~6.11岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科 鈴木宣弘教授インタビュー 2018.6.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/424311
※「本物の保守」がすべきことは「国を守ること!」米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾 2018.6.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425083
参議院で審議されている水道法改正案も問題が大きい法案です。社民党の福島みずほ参議院議員は29日の参議院・厚労委員会で、やはり安倍政権の特徴である政策形成の歪みとして、水道民営化政策の立案における利益相反の疑いを指摘しました。
福島議員は「ヴェオリア社に伊藤万葉さんという方がいらっしゃいます。2016年7月16日の下水道のシンポジウムでこう言っています。『ヴェオリアの伊藤です。私は営業本部PPP推進部というところにおります。現職にてプロジェクトエンジニアとしてPPPや官民連携等の提案業務を担当しております』」と質疑の冒頭に述べました。
そして、「内閣府のPPP/PFI推進室から資料をいただきました。伊藤万葉氏、採用期間2017年4月1日から2019年3月31日まで現職」との事実を挙げた福島議員は、「まさにこの政策で最も利益を得る可能性があるヴェオリア社の担当者が、内閣府のPPP/PFI(民間資金等活用事業)推進室(の政策調査員)にいる。これって、受験生が自分の答案を採点するようなものじゃないですか!ズルじゃないですか!この法案で海外の失敗事例が検証されないのはヴェオリア社が入っているから、利害関係者が入っているからじゃないんですか!」と強く批判しました。野党議員席からは「腐ってる」との憤りの声が上がりました。
しかし、同推進室の石川室長は、 専門的な知識を得るために政策調査員を公募した際に、伊藤万葉氏を採用したとして、「政策調査委員は参事官等の職務を助け、政策の調査を行う」役職であるから、「政策の立案には関わっていない」などとの詭弁を弄した答弁に終始しました。
※参議院 インターネット中継 厚生労働委員会(2018年11月29日)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
こうした基本的な情報が開示されないまま、政策が立案され、国会での質疑で小出しに明らかになる事態は、極めて異常です。こうした状況に対し、感覚が麻痺している日本社会ではありますが、ここで踏みとどまらねばなりません。
水道民営化の問題点は、拓殖大学の関良基教授が以前から問題点を指摘してきました。今年7月の西日本豪雨災害を受けて、関教授とまさのあつこ氏に岩上さんがインタビューした際に、下記のご著書にサインをいただきました。在庫には限りがございますので、お早めに下記URLよりご購入のお手続きをお願いします。
※問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー 2018.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924
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【関良基さん、まさのあつこさんサイン入り】社会的共通資本としての水
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=411
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同じく29日、非常に警戒すべき動きがありました。衆議院憲法審査会が今国会で初めて開かれ、自民党の新しい幹事が選任されました。一方、立憲民主党や国民民主党などは、与野党の合意がないまま開催が決まったことに抗議する意味合いで審査会を欠席しました。NHKは、相変わらず野党が「反発」などと偏向した報道を続けています。
※衆院憲法審査会 初開催も立憲民主党など欠席(NHK WEB NEWS、2018年11月29日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181129/k10011727761000.html
しかし、来年の参議院選や統一地方選に向けた日程を逆算すると、来年になってから改憲発議をすることは困難だろうとの観測の下、楽観論が識者にも広がっているように思われます。たしかに、常識的に考えれば、問題法案目白押しの今国会で政府および与党が改憲にまで手を付けるはずがない、のかもしれません。けれども、安倍政権に常識が通じないことも確かではありませんか。本当に今国会で改憲発議が起きないと断言できるでしょうか?
そこで本日より、まぐまぐで「岩上安身のIWJ特報!」の402号以降を順次発行していきます。5月21日に収録した岩上さんによる永井幸寿弁護士インタビューの後編に入ります。最新の自民党改憲草案の緊急事態条項の危険性を訴える内容になっています。402号に関しては、永井弁護士の言うとおり「『災害をダシにして憲法変えてはいけない』というのは、東日本大震災の被災者の言葉です。これはぜひ、皆さんに理解していただきたい」ので、ぜひご覧ください。
さらに、永井弁護士と岩上さんのやり取りを通じて、意外な気付きもありました。29日の日刊ガイドでも扱った、安倍政権が12月中にまとめる新たな「防衛計画の大綱」において、海上自衛隊の護衛艦「いずも」の空母化と「いずも」に搭載する最新ステルス機「F35B」を100機も導入するという問題がありますが、この極端な軍事力の増強策が、集団的自衛権と緊急事態条項とに結びついている可能性です。
「緊急事態」なるものの意味は、自民党案では野放図に広がっています。一口に「災害」と言っても、一般的に想像されている大地震や大洪水のみならず、原子力災害、さらには軍事災害もそこには含まれているからです。
しかも驚くべきことに、どこで「災害」が起きたら「緊急事態」なのか自民党の緊急事態条項案では明確ではないのです。つまり、地理的制限が示されていないのです。ここで集団的自衛権との関連が浮かび上がってきます。つまり、中東などで起きた軍事衝突が発生した際に、日本が集団的自衛権を行使すべく、軍事的介入を行うことを狙いとして「緊急事態」を宣告することが、自民党案では可能なのです。
この集団的自衛権プラス緊急事態条項の構図を読み解かないと、護憲派は決定的に立ち遅れる可能性があります。このことを想定しないと、日本の沿岸部を防衛するのにはまったく必要がないし、近隣諸国を刺激することになる空母やその艦載機を爆買いするという、軍事戦略上においても、破綻寸前の国家財政にとっても百害あって一利なしの軍拡がなぜ起きているのか理解できません。この空母の問題から広がる深刻な展望は、もっと広く共有されるべきです。
なお、まぐまぐを利用されていない方でも、下記の緊急フルオープン再配信をぜひともご覧いただきたく存じます。下記URLよりご視聴ください。
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【タイムリー再配信 293・IWJ_Youtube Live】20:00~「いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー(前編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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なお、集団的自衛権プラス緊急事態条項の構図に注意して、改めて見返していただきたい岩上さんによるインタビューがあります。それは日米安保体制の下で日本が主権を失っている実態を暴いた作家・書籍編集者の矢部宏治氏へのインタビューと、財政破綻寸前の日本経済の現状を広く知らしめるべく試みたエコノミストの田代秀敏氏へのインタビューです。お二方とも今後に新インタビューを予定しています。岩上さんの、心臓発作からの体調不良につき、延期してしまっていますが、体調が落ち着きましたらば、必ず実現させるべく調整して参りますので、ご支援のほど何とぞよろしくお願いします!
※日本が「基地」も「原発」もやめられないのは「朝鮮戦争」に起源があった!? 岩上安身による『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』著者・矢部宏治氏インタビュー 2017.8.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/394226
※失敗したアベノミクス・異次元金融緩和の副作用!? 人口減少にも関わらずバブル化する不動産市場・サブリース契約の地獄!~日銀が発表した英語論文の謎に迫る!岩上安身が田代秀敏氏に7.1インタビュー第2弾! 2018.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426176
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◆中継番組表◆
**2018.11.30 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【録画配信・兵庫 IWJ_Youtube Live】18:00~「前川喜平さんに聞く 朝鮮学校無償化除外問題」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
11月24日に収録した、元文部科学事務次官の前川喜平氏による講演を録画配信します。「I(アイ)女性会議ひょうご」、「在日本朝鮮民主女性同盟兵庫県本部」が主催。これまでIWJが報じてきた前川喜平氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3
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【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「首都圏反原発連合」の呼びかけで毎週金曜日に開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0
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【IWJ・エリアCh3・京都】19:00~「立命館大学先端研公式イベント 鼎談 岸政彦・小川さやか・松尾匡『楽しい反緊縮──借金返さナイト』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3
登壇者に、経済学者・松尾匡氏、人類学者・小川さやか氏、社会学者・岸政彦氏らを招いて開催されるトークイベントを中継します。主催は「立命館大学大学院先端総合学術研究科」。
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【タイムリー再配信 293・IWJ_Youtube Live】20:00~「いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー(前編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
5月21日に収録した、岩上安身による永井幸寿弁護士インタビューの前編を、公共性に鑑みフルオープンで再配信します。これまでIWJが報じてきた永井幸寿弁護士関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AF%BF
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421982
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◆中継番組表◆
**2018.12.1 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh1・愛知】14:00~「『第18回リベラル政治懇話会』山尾しおりさんおおいに語る」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党・衆議院議員の山尾志桜里氏を迎えて開催される「第18回リベラル政治懇話会」の模様を中継します。これまでIWJが報じてきた山尾志桜里議員関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B1%B1%E5%B0%BE%E5%BF%97%E6%A1%9C%E9%87%8C
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【IWJ・Ch4】18:30~「#国会パブリックビューイング『第2話 働き方改革―ご飯論法編』完成記念試写会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
「国会パブリックビューイング」主催。働き方改革関連法案の国会審議から加藤勝信厚生労働大臣(当時)と安倍総理の新たな答弁をとり上げた約30分の番組「第2話 働き方改革―ご飯論法編」の完成記念試写会を中継します。上映に加え、第1話「高プロ危険編」に潜んでいた「ご飯論法」、さらに入管法改正案審議に潜んでいる「ご飯論法」についての解説もあります。
8月3日に収録した「国会パブリックビューイング」の第一回シンポジウム、11月3日に収録した「第1話 働き方改革 ―高プロ危険編―」13分ダイジェスト版上映の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0
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【タイムリー再配信 294・IWJ_Youtube Live】20:00~「いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー(後編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
5月21日に収録した、岩上安身による永井幸寿弁護士インタビューの後編を、公共性に鑑みフルオープンで再配信します。これまでIWJが報じてきた永井幸寿弁護士関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AF%BF
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421982
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
【第396-401号】岩上安身のIWJ特報!いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434774
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■<ニュース・フラッシュ>
【1】元徴用工訴訟をめぐり韓国大法院が三菱重工業に損害賠償の支払いを命じる!三菱重工業は日本政府見解を盾に反発!
第2次世界大戦中に、広島と名古屋の三菱重工業の軍需工場で働かされた韓国人の元徴用工や元女子勤労挺身隊員らが、同社に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審判決が29日、韓国大法院(最高裁)より言い渡されました。韓国大法院はいずれも三菱重工業の上告を棄却し、原告10人(うち5人が死亡)にそれぞれ8000万~1億5000万ウォン(約800万~1500万円)を支払うよう命じる判決を出しました。
※韓国最高裁、三菱重工にも賠償命令 元徴用工らの訴訟(朝日新聞、2018年11月29日)
https://www.asahi.com/articles/ASLCX74NSLCXUHBI03C.html
韓国大法院(最高裁)から元徴用工への賠償を命じられたことに対し、三菱重工業は29日、「日韓請求権協定及びこれに関する日本政府の見解並びに日本の確定判決に反するもので、極めて遺憾」とするコメントを発表しました。
※三菱重工が反論「極めて遺憾」 元徴用工への賠償命令(朝日新聞、2018年11月29日)
https://www.asahi.com/articles/ASLCY3PS5LCYULFA007.html
日本政府の見解の誤りや、それを持ち出して韓国側に反発する企業の姿勢の問題点に関しては、再三この日刊ガイドでも訴えてきました。2007年の日本の最高裁判決と矛盾するような発言を平気でする安倍晋三総理や河野太郎外相は、必ずや外交史に残る大失敗であったとの評価が定着することでしょう。歴史の事実や、これまでの判決にもとづいた議論ができない「アベ政治」は、国際社会における日本の評判を貶め続けています。
岩上さんは、元徴用工訴訟に詳しい岩月浩二弁護士にお話をうかがっています。本インタビューで言及された歴史的事実や条約および判決の出典を補足するテキストを付して掲載しています。ぜひ下記URLよりご覧ください。
※韓国大法院判決に対する安倍総理・河野太郎外相の反論は外交史に残る大失敗である!2007年、日本の最高裁は徴用工個人の請求権を認めている!! 徴用工を酷使した暗い歴史に目を背け、現代において奴隷的外国人労働力として再現しようとする安倍政権~岩上安身による岩月浩二弁護士インタビュー 2018.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435874
【2】カジノ大手企業のラスベガス・サンズが大阪万博決定に祝福メッセージ!万博もカジノも「建設地は夢洲であり、公共設備やインフラを必然的に共有することになるでしょう」とハイエナ宣言!
11月24日、カジノ大手企業のラスベガス・サンズ(本社:米国ネバダ州ラスベガス)は、2025年国際博覧会(万博)の開催地が大阪に決定したことを受け、ジョージ・タナシェヴィッチ氏(同社グローバル開発担当責任者)の名でお祝いのメッセージを日本語で発表しました。
※ラスベガス・サンズ 2025年大阪・関西万博の開催決定を祝福(サンズ・ジャパン、2018年11月24日)
http://sandsjapan.com/news/release/20181124/
このことになぜ敏感に反応し、警戒しなくてはいけないのか。それは次のような背景があるからです。
安倍政権は今年7月に、カジノ導入を目玉とするIR(統合型リゾート)法案を強行採決させました。このIR法案の拙速な成立には、トランプ米大統領の大口献金者でありイスラエルのネタニヤフ政権を熱烈に支持する、ラスベガス・サンズの会長であるシェルドン・アデルソン氏の要望が反映されていることが強く疑われています。
この点は、下記の岩上さんによる高橋和夫・放送大学名誉教授インタビューで扱っています。あわせて、フリージャーナリストの横田一氏による寄稿もご覧ください。
※イラン核合意から離脱し、エルサレムに大使館を移したトランプ政権の「異常」な中東政策は、キリスト教福音派の預言成就願望とユダヤロビーに答えたもの!? 〜 岩上安身による放送大学・高橋和夫名誉教授インタビュー 2018.5.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421493
※【特別寄稿】嘘八百の「売国的」安倍政権が強行のカジノ法案が参院で審議入り!(ジャーナリスト・横田一) 2018.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427186
さて、ラスベガス・サンズによる大阪万博開催に対する祝福メッセージですが、なかなか直接的な物言いをしています。「ラスベガス・サンズは、2025年大阪・関西万博の開催を心よりお祝い申し上げます」と始まるこのメッセージは、「我々は、誘致を実現するために大阪府関係者が発揮した粘り強さ、リーダーシップ、ビジョン、そして安倍総理と松井大阪府知事をはじめ、日本政府、経済界、自治体のチームワークが功を奏した官民一体のオールジャパン体制によるご尽力に深い感銘を受けました」と続いていきます。
ここで言うところの「官民一体のオールジャパン体制」とは何の関わりもありませんと感じる人々も多いのではないでしょうか。しかし、大阪万博の公式ウェブサイトにズラリとならんだ協賛企業(オフィシャルパートナー)のリストを見れば、何らかの形で、自分が働いている会社も大阪万博に関係があると気づかれる方もいるかもしれません。
※オフィシャルパートナー・オフィシャルサポーターについて(2025日本万国博覧会誘致委員会事務局ウェブサイト)
https://www.expo2025-osaka-japan.jp/
オフィシャルパートナーになるためには、「現金:200万円(税込)以上 現物:400万円相当以上の商品・サービスの無償提供」が必要とのことです。200万円ないし400万円「以上」ですから、予想もつかない金額が動いているかもしれません。そうなると、一見無関係な誰かにそのツケが回っているに違いありません。
そこで、先に述べた「官民一体のオールジャパン体制」とは何か、と考える必要があります。注目するのは、ラスベガス・サンズも大阪万博のオフィシャルパートナーであることです。この祝福メッセージにも次のようにあります。
「ラスベガス・サンズはこれまで2025日本万国博覧会誘致委員会のオフィシャルパートナーとして支援してきました。大阪・関西万博は、大阪が掲げる統合型リゾートの計画と密接な関係があります」とはっきり書いてあります。それでは、カジノ大手企業が述べている、万博と統合型リゾート(IR)の密接な関係とは何でしょうか?祝福メッセージは以下のように続きます。
「いずれも建設地は夢洲であり、公共設備やインフラを必然的に共有することになるでしょう。したがって大阪・関西万博は、統合型リゾートを世界に紹介するプラットフォームにもなります」
すなわちこの祝福メッセージの意味は、大阪万博の準備として電気や水道を通し、建造物などを造るために公共投資が行われるはずですが、その跡地にはカジノ大手会社が統合型リゾート(IR)を建てますよ、という宣言なのです。これが「官民一体のオールジャパン体制」で推し進めている計画です。
ギャンブル依存症だったという、あるスタッフに言わせると、ラスベガス・サンズの意図は、まるでパチンコの潜伏確変(大当たり確率が高まっているが、通常の画面の台のこと)や、アシスト・リプレイタイム(ART、リプレイと払い戻しが続く当たり)突入間近のスロットを狙う「ハイエナ」という立ち回りそのものだ、とのことです。言い換えれば、自らは現金投資せずに、大当たりだけをいただこうというやり口です。この元ギャンブル中毒者の訴えをぜひ広めてください!カジノ建設のお膳立てを税金でまかなおうとする大阪万博には、警戒が必要です!
■<お知らせ>
■<ファンドレイジング・イベントに関するお知らせ> ファンドレイジング・イベントの開催は、一進一退の状態が続いている岩上さんの体調を考慮した上で、12月下旬以降に延期することにいたしました。当初の予定よりも遅れることになり申し訳ございません。ですが、開催に向けて準備は進めていますので、ぜひ続報をお待ちください!
現在IWJでは、活動運営資金を集めるためのファンドレイジング・イベントの開催を予定しております。
当初は、11月下旬から12月上旬の間をめどにファンドレイジング・イベントの開催を考えていました。しかし、岩上さんは10月30日に軽い心臓発作に見舞われてから発熱や下痢などの症状が続いており、11月下旬から12月上旬の開催は困難な状態です。
岩上さんの体調を考慮した上で、イベント開催は12月下旬以降に延期することにいたしました。ファンドレイジング・イベントを心待ちにしていた皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
そんな中、JCJなどとともに活動されている「放送を語る会」の今井様より激励のメッセージをいただきました。大変ありがとうございます。下記に掲載させていただきます。
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岩上さま、IWJさま
岩上さんの回復を祈ります。
また、苦しい中懸命な努力をしている皆さんに「頑張れ」とエールを送ります。
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当初の予定より遅れてしまいましたが、イベントを開催したいという強い思いを持っている岩上さんは、早く仕事に戻りたいという気持ちを抑えて、今は療養に専念しています。岩上さんの留守を預かるスタッフも、イベントの開催に向けて準備を進めております。もし年内の開催ができなかった場合でも、来年にニューイヤーイベントとしてファンドレイジング・イベントを開催することを検討してもいます。
イベントの形式や日程、ゲストの先生方などはまだ確定していませんが、準備が進み次第お知らせいたしますので、ぜひ続報をお待ちください!
また、ファンドレイジング・イベントに関するアンケートはまだまだ受け付けていますので、ぜひ、皆様のご希望、ご要望をお聞かせください!ご回答は「IWJファンドレイジング・イベントに関するアンケート2018Autumn」よりお願いいたします。
※アンケートはこちらからお願いします。
【 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc1Pw-BQUaRe7WIuRV8lc-vKe0LZ4njOgLPhr4ipD8aqVp_8w/viewform 】
11月16日までに皆様からご回答いただいたアンケート結果の一部は、中間報告としてお知らせしております。
今回のファンドレイジング・イベントの形式については、一つのテーマに絞った上で、そのテーマに詳しい識者を3名から4名ほどお呼びする「シンポジウム形式」をご希望した方が19名、これまでのように多様なテーマでバラエティ豊かなイベント形式である「従来の形式」をご希望した方が1名となっております。
まだ確定ではありませんが、ほとんどの方がテーマをしぼった「シンポジウム形式」をご希望されていることを踏まえ、「シンポジウム形式」で準備を進めていきます。「従来の形式」ご希望の方には大変恐縮ですが、なにとぞ、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
アンケートにご回答いただいた方のご希望のテーマは様々ですが、やはり最も多いのは憲法改正問題です。また、改憲問題に関連して、緊急事態条項や、日米関係・在日米軍基地・沖縄問題などもご希望のテーマとして挙がっています。こうしたテーマについては、21世紀最大のテーマである米中覇権交代を抜きにして語ることはできないでしょう。
ファンドレイジング・イベントの参加費は、ご寄付分が上乗せされているので、やや高めで設定させていただくことになりますが、イベントの参加費は、すべてIWJの活動費にあてます。ファンドレイジング・イベント参加お申込みのご案内は改めて告知いたしますので、どうぞ、奮ってご応募ください。
今後とも、なにとぞ、IWJをよろしくお願い申し上げます。
■今期がスタートした8月1日から11月29日までのご寄付・カンパの目標達成率は76.2%。目標の4分の3のご寄付は寄せられました。ありがとうございます。ですがまだまだ目標額を下回っており、気が抜けません。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いします!
いつもIWJをご支援いただき、本当にありがとうございます。11月1日から29日までのご寄付・カンパは218件、525万0200円となっています。11月は今期に入って初めて1か月分の目標額を達成することができました!私たちのご支援の呼びかけに応じてくださった皆様、本当にありがとうございます。
ですが、まだまだ油断はできません。今期がスタートした8月1日から11月29日までのトータルのご寄付・カンパの目標達成率は、まだ76.2%にとどまっております! ようやく4分の3までたどりついた、というに過ぎません。現状ではまだまだマイナスです。
IWJでは年間を通じて、ご寄付・カンパが目標額に到達することを前提に予算計画を立てており、収入が見込みよりも落ち込むと人件費を含む支出が大赤字となり、IWJが存続できなくなる可能性があります。日本の民主主義の危機、そしてIWJ存続の危機を乗り越えられるよう、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
頂戴いたしました会費やご寄付は、IWJの活動費として大切に使わせていただきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください!
一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを一ヶ月間、アーカイブでお好きな時にご覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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また、一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!
※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18
そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。
サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4,000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。
どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。
サポート会員の森 瑞枝様より、下記の激励のメッセージをいただきました!いつもIWJを支えてくださり、大変感謝申し上げます。
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Days Japanも休刊となり、IWJの存続はますます重要です。
IWJが速報、分析とともにアーカイブの蓄積と公開に努力している事は、日本のジャーナリズム際立って重要な姿勢です。ものすごい志と努力なくしてはできないと思います。
いまIWJは困難な時期なので、先にメールでお伝えしたように、サポート会員を続けます。
岩上さんとともに、みなさん頑張ってください!
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(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)
■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビューDVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!
「DVD化のためのIWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、https://amzn.to/2NwCHL8)の著者である関良基氏へのインタビュー全3巻と、元文部科学省事務次官の前川喜平氏へのインタビュー全3巻を製作中です。いずれも12月上旬発売予定です。
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※IWJグッズ DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=5
それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!
IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、川上正晃、中村尚貴)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】