■■■ 日刊IWJガイド・番組表「『加計学園』問題でついに安倍総理の『黒子』竹中平蔵氏らが声を上げる!? 医療の自由競争に寺脇研氏が反論!/7・2都議選☆『豊洲移転反対』で30年間在籍した自民党を離党した立石晴康候補と、築地移転反対を訴える森山高至候補の応援に入る一級建築士・水谷和子氏と東京中央市場労働組合執行委員長・中澤誠氏にIWJが単独インタビュー!」2017.6.28日号~No.1748号~ ■■■
(2017.6.28 8時00分)
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>「加計学園」問題でついに安倍総理の「黒子」竹中平蔵氏らが声を上げる!? 医療の自由競争に寺脇研氏が反論!(城石エマ)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>(ぎぎまき)
┠――【1】国家戦略諮問会議の民間議員、竹中平蔵パソナグループ会長らが再び会見!前川喜平氏に反論するも発言内容はまるで官邸からの使者!?
┠――【2】トランプ・米大統領がホワイトハウスの定例会見で行き過ぎたメディア規制!テレビカメラの入室とライブ中継を禁止! CNNは似顔絵画家を投入!?
┠――【3】「東京はヘイトスピーチ多発地帯」で東京新聞が主要8党にアンケートを実施!自民のみ、ほぼゼロ回答!?
┠■<★7・2都議選★>「豊洲移転反対」で30年間在籍した自民党を離党した立石晴康候補と、築地移転反対を訴える森山高至候補の応援に入る一級建築士・水谷和子氏と東京中央市場労働組合執行委員長・中澤誠氏にIWJが単独インタビュー!(原佑介)
┠<お知らせ> 民主主義も立憲主義も破壊する安倍総理の改憲案「緊急事態条項」の独裁パワーは北朝鮮どころではありません。『前夜~増補改訂版』でその恐ろしさを噛みしめて! まだ間に合います!(関根かんじ)
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<はじめに>「加計学園」問題でついに安倍総理の「黒子」竹中平蔵氏らが声を上げる!?医療の自由競争に寺脇研氏が反論!
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おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。
「加計学園」問題をめぐり、ついに安倍政権の「黒子」が表立って動き出しました。
「黒子」とは、パソナグループの会長・竹中平蔵氏のこと。安倍総理のブレーンと言われ、民間議員として「国家戦略特区諮問会議」(議長・安倍総理)の有識者を務める竹中氏らが、6月26日、記者会見を開き、前川喜平・前文科省事務次官への反論や、新設校を1校に絞ったのは「日本獣医師会の要望だった」などと表明しました。
・特区諮問会議の民間議員が会見 前川前次官に反論(NHK、2017年6月27日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/k10011031421000.html
・獣医学部新設 諮問会議の民間議員会見(Youtube、2017年6月26日)
https://www.youtube.com/watch?v=O9wSQgBamHE
獣医学部新設の条件を「『広域的に』獣医師系養成大学等の『存在し』ない地域に『限り』」などとして、実質的に加計学園1校しか応募できないような条件を付した問題については、6月15日の文科省の再調査結果により、萩生田光一官房副長官の指示であることを証明する内部メールが出てきていますが、当の萩生田官房副長官は雲隠れして記者会見も開かず、山本幸三地方創生担当大臣が、「自分が指示した」と、泥をかぶる発言をするなど、「茶番」めいた展開が続いています。
さらに、安倍総理自身は応募を1校だけに絞ったことについて、「獣医師会等からこういう要請があった」などと弁明してきました。
これに対し、日本獣医師会顧問の北村直人氏は、5月24日の民進党のヒアリングで、「獣医師会の要望があったから1校新設になったというのはまったく違う」と断言。山本地方創生担当大臣も6月9日の会見で、日本獣医師会から「広域的に存在しない地域に限る」という条件を求められたことはなかったことを認めました。
・加計学園疑惑調査チームの議員らが日本獣医師会の北村直人顧問から聞き取り(民進党、2017年5月24日)
https://www.minshin.or.jp/article/111833
・山本大臣閣議後記者会見(平成29年6月9日)
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg15527.html
一方、記者会見をした竹中平蔵氏ら民間議員らは、新設校を1校に絞ったことについて、「日本獣医師会の要望を踏まえてのもの」「既得権側がさまざまな条件をつけてきた」「曲げたのはむしろ獣医師会の側」などと、安倍政権の主張をそのまま代弁しました。獣医師会側の主張と真っ向から対立する言い分です。
加計学園の獣医学部新設が認められたプロセスについて、「行政がゆがめられた」と主張する前川氏に対するこの「民間議員」らの反論については、後ほど、ニュース・フラッシュでお伝えいたします。
許しがたいのは、前川氏の記者会見や「共謀罪」法案の国会中継は一切スルーのNHKが、安倍政権の「代弁者」たちの記者会見をライブ中継した事実です。
岩上さんは、「前川前次官の先日の会見は、中継せず、国家戦略特区の竹中ら民間委員による反前川会見を中継する、これがNHK。前川会見を中継したIWJと正反対の姿勢である。前川会見は、排他的な日本記者クラブで行ったもので、我々のような非会員には、質問させない。なのに中継はしない」とツイートしています。
・岩上安身ツイート(2017年6月27日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/879483274568925184
日本獣医師会は22日に総会を開き、「国家戦略特区による獣医学部の新設に係る日本獣医師会の考え方について」という声明を発表しました。「地域・職域の偏在は見られるものの全国的な獣医師総数は不足していない」などと断言した日本獣医師会のこの声明は、昨日、IWJで全文公開したのでぜひ、ご一読ください。
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※「全国的な獣医師総数は不足していない」――「国家戦略特区の全国展開」安倍総理の突飛な発案で獣医師の需給バランスはガタガタに!? 日本獣医師会の声明を全文掲載! 2017.6.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/386082
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安倍総理の「国家戦略特区を全国展開」発言に対して、元文科省官僚の寺脇研氏はFacebookで、「とんでもない話。『お友達』批判をかわすために他大学の参入をどんどん認めようというのだろうが、これでは獣医師業を自由競争にしてしまうことになる。その先は医師、歯科医師の自由競争、そして自由診療… 誰でも同じ医療が受けられる時代が終わってしまう」と指摘。
・寺脇研氏のFacebook投稿(2017年6月24日)
https://www.facebook.com/ken.terawaki.9/posts/889657497839451?pnref=story
これに対し、池田信夫氏の「アゴラ」常連の元通産賞・八幡和郎氏がFacebookで「こんな考え方をするのは岩盤規制の権化である前川氏や寺脇氏などごく少数だと信じたい」などとコメントしていますが、需要と供給のバランスを考えずにどんどんと新規参入を認めれば、供給過剰や過度の競争が起きることは、目に見えています。
・八幡和郎氏のFacebook投稿(2017年6月24日)
https://www.facebook.com/kazuo.yawata/posts/1506716792735869?pnref=story
何でも競争原理に任せればうまくいくという、竹中平蔵氏や八幡和郎氏のような新自由主義的な考え方が教育や医療に持ち込まれれば、どのようなことになるでしょうか。
岩上さんは、2014年7月16日、『市場と権力』著者の佐々木実氏にインタビューをし、竹中氏の人物像や思想、利害関係を深く掘り下げました。こちらのインタビューは、6月29日より2夜連続で再配信いたしますので、どうぞお見逃しなく!サポート会員の方は、以下のアーカイブをご視聴いただけます!
※「竹中平蔵の正体」 〜岩上安身による『市場と権力』著者・佐々木実氏インタビュー 2014.7.16
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/154302
さらに、竹中氏が会長を務める人材派遣会社「パソナ」については、今年3月にIWJ記者が淡路島へ飛び、そこら中が「パソナ」の所有物になっている不可思議な実態を取材してきました。これも、過疎や投資不足に悩む地方の窮状につけこむようにして、土地を無償で提供させ、地方自治体の予算をもぎとる、加計学園の手法と共通するやり方です。安倍晋三氏の「お友だち」が、この国のあちこちの地方自治体に寄生し、地方財政を食い物にしている現状が浮かび上がってきます。
この「パソナ島」状態の現実についても、記事化いたしますので、いましばらくお待ちください。
寺脇氏には岩上さんが6月14日にインタビューをし、現在、「タイムリー再配信」中です。本日21時からは、最終回を配信いたしますので、ぜひ、ご視聴ください!
★「忖度」の根っこにあるのは官邸による官僚幹部人事の掌握!? 元文科省官僚・寺脇研氏が文科省の後輩・前川喜平前事務次官の「素顔」を語る!岩上安身によるインタビュー!(3)
[YouTube Live] https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?view=2&flow=grid
なお、同じ自民党内でも、石破茂・前地方創生担当相は、安倍総理のこの「全国展開」発言に、「数だけ増やすのではなく、産業獣医師への処遇を改善するほうがいいのではないか」と、異を唱えています。また今回の問題について公文書の扱いが混乱している状況についても、「事務的なことでこんな混乱があってたまるか。公務に関し複数の人が目を通したものは行政文書であり、残すことを徹底しないと、また同じことが起きる」と、警鐘を鳴らしています。
しかしこうしたまともな見解が主流とならないのが、今の自民党と政府の異常さということに他なりません。
・石破氏、首相表明に疑問「獣医師の処遇改善優先を」(共同通信、2017年6月27日)
https://this.kiji.is/252063420638986244
・自民・石破茂前地方創生担当相「4条件が証明されれば、やればいい」 文書の扱いめぐり「こんな混乱があってたまるか」(産経、2017年6月25日)
http://www.sankei.com/politics/news/170625/plt1706250010-n1.html
加計学園をめぐっては、「今治加計獣医学部を考える会」共同代表の黒川敦彦氏が、市議会の資料から加計学園の獣医学部の坪あたりの建築単価が鉄骨造の実的な建築単価の倍になると指摘し、「補助金が建築費の半分だから、単価を倍に水増しして、今治市からの補助金だけで、大学を建築しようとしているのでは、ないでしょうか?」と疑問を呈しました。
・黒川敦彦氏のFacebook投稿(2017年6月25日)
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1699930390030981&set=a.851507641539931.1073741827.100000421093843&type=3&theater
黒川氏は6月9日、IWJの取材に答えた際にも、「今治市と内閣府と加計学園が結託して建築の準備をし、建築を進めてきたことは明白だと思います」と断言していました。ぜひ、下記のアーカイブよりご覧ください。
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※加計「一転再調査」でも公表時期示さず―「安倍総理は『調査を速やかに』と指示出すも、実は『隠蔽』『時間稼ぎ』を画策か!?」―民進党 国会対策委員会「加計学園疑惑調査チーム会合」で追及 2017.6.9
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/382648
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疑問・疑惑が次々噴出し、その度に安倍政権の「ボロ」が出て来る加計学園問題。IWJはマスコミとは一線を画した報道を続けていきますので、どうぞ、今後もIWJの活動を、みなさまの会費でお支えください。
6月26日現在、IWJ会員は5903名様で、6000人の大台まであと97名と迫ってきました!どうぞ、まだ会員にご登録いただいていない方は、この機会にぜひ、ご登録をお願いいたします!
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みなさまには大変お手数ですが、ぜひ、「足あと」のご協力をお願いいたします!
ここで、ご寄付くださったみなさまが「足あと」の「ご寄付の理由」にお寄せくださったご投稿をご紹介します!
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日本の大手マスコミが頼りないので、IWJを頼りにしています。子供達の未来の為にも、よろしくお願い致します。(A様)
腐りきったマスコミの中で、燦然と輝く数少ない魂をもったジャーナリストたちを応援したい気持ちからです。いつまでもジャーナリズムを見せてください。僅かな寄進で申し訳ありません。(千々松 泰明様)
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みなさま、ご寄付の熱いご支援と、温かなお心遣いのメッセージ、本当にありがとうございます!
来月末に迎えるIWJの今決算期は、一時最大1200万円の大赤字になるかもしれないという危機に瀕しましたが、みなさまからのこうしたご支援により、なんとか徐々に、明るい見通しも見えてまいりました。近いうちに再々度の試算をして、約1ヶ月後に迫った今期の決算の見通しを報告しますので、どうぞ、お待ちください。
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◆中継番組表◆
**2017.6.28 Wed.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
■□■□■□東京都議選関連■□■□■□
【ツイキャス・IWJエリアCh2・東京】14:30~「東京都議選・武蔵野市 民進党 松下玲子候補 演説会 ―応援弁士:ゲスト:辻元清美議員、福山哲郎議員、山尾志桜里議員」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2
※東京都議選・武蔵野市 民進党 松下玲子候補 演説会を中継します。
【Ch4】15:00~「東京都議選・文京区 共産党 福手裕子候補 街頭演説 ―応援演説:志位和夫委員長」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京都議選・文京区 共産党 福手裕子候補 街頭演説を中継します。
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【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。
【録画配信・Ch6】18:00~「共謀罪法案を廃案に!講演会 平和に生きる権利のはなし ―山城博治氏(沖縄平和運動センター議長)、井筒高雄氏(元自衛隊レンジャー隊員・VFPJ代表)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※6月22日に収録した「DAYS JAPAN」が主催、「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(平和を求める元自衛官と市民の会)」の協力により開催された講演会を録画配信します。
【タイムリー再配信 13・IWJ_YouTube Live】21:00~「『忖度』の根っこにあるのは官邸による官僚幹部人事の掌握!? 元文科省官僚・寺脇研氏が文科省の後輩・前川喜平前事務次官の「素顔」を語る! 岩上安身によるインタビュー!(3)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※6月14日収録の、岩上安身による元文科省官僚・寺脇研氏インタビューを再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/383440
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◆中継番組表◆
**2017.6.29 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。
【タイムリー再配信 14・IWJ_YouTube Live】21:00~「『竹中平蔵の正体』 〜岩上安身による『市場と権力』著者・佐々木実氏インタビュー(1)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2014年7月収録の、岩上安身による佐々木実氏インタビューを再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/154302
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
大洗・JAEA作業員被曝事故:田中俊一委員長「プルトニウムを扱いはじめたのも昨日今日の話ではない」と被ばく管理、放射線管理の在り方に疑問――原子力規制委員会 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/383436
共謀罪:「中間報告」という強行採決の動きに「このままでは法の支配ではなく、人の支配になってしまう」――共謀罪の廃案を求め、民進、共産、自由、社民の野党4党が街頭演説
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/383488
「中間報告」という異例の「禁じ手」に市民7000人が抗議の叫び!――共謀罪法案強行採決に反対する国会前緊急大抗議行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/383491
【IWJ検証レポート】「これは官邸マターだ」「行政の長も激怒している」〜「頭に来た」総理の圧力は防衛省にも!?「統幕長訪米文書」めぐり、裏では強制捜査が!! 衝撃の意見陳述書を公開!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/385740
都内の大学に保育士育成の学科を創設し、一定の保育士の活動後には学費の免除を! 「保育士を自ら作っていく政策」を提案~東京都議選・北多摩2区 民進党 興津秀憲候補 街頭演説
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/385671
安倍政権のやっている説明責任の放棄は立憲主義の放棄だ!メディアが今動かなかったら、日本の状況は変わらない――立憲デモクラシーの会が記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/385675
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<★7・2都議選★>「豊洲移転反対」で30年間在籍した自民党を離党した立石晴康候補と、築地移転反対を訴える森山高至候補の応援に入る一級建築士・水谷和子氏と東京中央市場労働組合執行委員長・中澤誠氏にIWJが単独インタビュー!
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おはようございます。テキスト班の原佑介です。
築地市場移転が大きな争点となっている、「7.2都議選」ですが、築地市場を抱える中央区では、たったひとつの議席を争い、壮絶な選挙戦が展開されています。
昨日、IWJは先日まで自民党に所属していた、現職の立石晴康候補にインタビューしました。立石議員は築地市場の豊洲移転に強く反対する立場から、約30年間も所属してきた自民党を、先月になって離党。厳しい選挙戦を、党の後ろ盾なしに闘っています。
昨日のIWJ・青木浩文記者によるインタビューでは、「80年間無事故という実績から考えても、築地ブランドには価値がある」と主張。1981年に都議に当選した立石氏ですが、都議会での初めての質問は、築地市場の再整備を訴えるものだったとも語りました。
「豊洲は東日本大震災で土地が液状化した。歴代知事は、豊洲の土壌汚染を基準値以内に収めるとして、860億円もかけたが、いまだにベンゼンが基準値の100倍という状況だ。豊洲に移転すれば、今後、さらに都民の貴重な税金から支払うようになる。自民党にいると、党議拘束で豊洲移転に賛成しなければならないが、それはいかん。もちろん(離党は)寂しいが、感情の問題ではない」
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※「はっきり言ってがっかりしました」小池都知事の「築地は守る、豊洲は活かす」宣言―「地方政治は劇場じゃない! 生活そのもの」―都議選・中央区 元自民党・無所属 立石晴康候補インタビュー 2017.6.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/385764
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立石氏は、自民党にも気骨ある都議会議員がいたという証のような存在だと思います。
他方、築地市場移転問題では、同じく中央区から無所属で出馬した建築エコノミストの森山高至候補を忘れるわけにはいきません。昨日も朝から、月島駅や銀座一丁目駅前で築地市場の移転反対を訴えました。青木記者は、築地近くの波除神社で行われた森山候補の遊説を取材。
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※「都知事と都民ファーストが本当に『食の安心安全』『築地ブランド』を守るとおっしゃるならば、豊洲移転の方針は撤回すべき!」―日本共産党・小池晃参議院議員が都議選・森山高至候補の応援 2017.6.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/385762
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さらに、森山候補の応援に入る一級建築士の水谷和子氏と東京中央市場労働組合執行委員長の中澤誠氏に、お話をうかがいました。
小池知事の「移転の方針」について中澤氏は、「中身は誰が何回聞いてもよくわからない。どうも、1回みんな(豊洲へ)移転して、移転している間に環状2号線を通して、(築地を)オリンピックの駐車場にして、戻りたい人が戻るということなのか?」と困惑した様子。水谷氏は、「去年の11月には、(築地を)更地にしてオリンピック用の駐車場にすると、都と民間建設会社の間に契約ができていた。五輪のために更地にすることが第一目標だったのでは?」と懐疑的でした。
さらに水谷氏は、土壌汚染の残る豊洲への移転については、「地下水の水位管理ができていないことが最大の問題」と指摘。たった1年前に導入した排水ポンプが目詰まりを起こし、すでに当初予定の10分の1しか能力を発揮していない事実を指摘し、「今回の改修工事に25億円かかるそうだが、毎年その金額をつぎ込むのか?」と、豊洲への市場移転を強行した場合の、現実的な財政負担の重さについて言及しました。
中澤氏も水谷氏も、小池知事の「方針」が「非現実的」であることを、重ねて強調しています。水谷氏は、具体的なことが一切見えてこない小池知事の発表を受け、「正直なことを言わずにずっと進めてきたのが豊洲移転。石原慎太郎元都知事がそうだった。それと同じことを小池さんもしている」と、厳しく指弾しました。
お二人へのインタビューは、7月1日21時より録画配信いたしますので、お見逃しなく!
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<お知らせ> 民主主義も立憲主義も破壊する安倍総理の改憲案「緊急事態条項」の独裁パワーは北朝鮮どころではありません。『前夜~増補改訂版』でその恐ろしさを噛みしめて! まだ間に合います!
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おはようございます。WEB班の関根かんじです。
6月18日、共謀罪の異例の採決をもって、通常国会を終えた安倍政権に対し、野党は、「加計学園」問題を追及すべく、憲法53条に基づき、民進、共産、自由、社民4党120人の衆議院議員、参院は4党+1会派72人の、いずれも「4分の1以上」の議員名簿とともに、臨時国会召集を求める要求書を提出しました。
しかしながら、安倍総理は、野党との面会すら拒否。2015年秋の臨時国会を開かなかったように、今回も「憲法違反」をゴリ押しして押し通すのでしょうか!?
※日本国憲法第53条:内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない
国会はもとより、現行憲法すら満足に尊守できない安倍総理は、6月24日、神戸市で開かれた「神戸『正論』懇話会」設立記念講演で改憲に言及。「自民党の憲法改正推進本部で衆参両院の憲法審査会に提出する改憲案の検討を急ぐ。きたるべき臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に自民党の案を提出したい。2020年は、新しい憲法が施行される年にしたい」とアピールしました。
おかしな話です。「きたるべき臨時国会」について語るならば、前述のように、国会議員の4分の1以上の要求にしたがい、憲法の規定通り、まさに、「今」こそ招集するべきなのです。2015年には無視した臨時国会の閉会を、今回は白々しく「きたるべき」などと先延ばしを宣言する。支離滅裂です。
そんな安倍総理の言葉を裏づけるように、自民党憲法改正推進本部の保岡興治本部長は、9条、教育無償化、大規模災害などの際に国会議員の任期を延長する「緊急事態条項」、参院選の「合区」解消の「改憲4項目」を提示しました。9月には「たたき台」を出すという、手際のよさです。
しかし、6月19日付の産経新聞の記事を読むと、ちゃんと「『緊急事態条項』の創設は賛成が53・0%と半数を超えた」と書いています。やはり安倍総理の本丸は、「緊急事態条項」の創設であるとしか思えません。
※【産経・FNN合同世論調査】安倍晋三内閣の支持率、8・5ポイント減の47・6% 加計学園の対応が影響か(産経新聞、2017年6月19日)
http://www.sankei.com/politics/news/170619/plt1706190010-n1.html
なお昨日27日、民進党・山井和則国対委員長は自民党の竹下亘国対委員長と国会内で会談し、あらためて臨時国会と衆院予算委員会などの閉会中審査を早急に開催するよう重ねて要求しました。しかし竹下氏から、「安倍総理が加計問題について追及されることを嫌がっている」と、拒否されたことを明らかにしています。
・自民「首相は加計追及嫌がる」臨時国会開催を拒否(共同通信、2017年6月27日)
https://this.kiji.is/252372842198779386
自民党内部からここまで臆面もない言葉が出るとは驚かされますが、今回の安倍総理とその取り巻きのふるまいが常軌を逸している事は、党内でも十分に自覚されており、まともに追求されれば太刀打ちなどできない事もわかっている、ということでしょう。
常日頃「丁寧な説明」などとお題目のように唱えながら、言行が一致したことのない幼稚な安倍総理には、すでに何を言ってもムダかもしれませんが、このようなお子ちゃまな行為を恥と思わないトップを抱えてしまっている、自民党そのものの危機にも敏感にならなければ、とりわけ都議選というタイミングの今、自民党議員の皆さまご自身の足元も、いずれ危うくなるのではありませんか?
そして、自民党のトンデモ発言といえば稲田朋美防衛相、この方も常日頃から、周囲が唖然となる発言を放ってくれていますが、27日に板橋区若木で開かれた松田康将候補の応援集会でもまた、「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願い」と、自衛隊法61条*に抵触する発言で、応援どころか思い切り足を引っ張る結果となりました。
・都議選応援「防衛省、自衛隊として」 稲田氏、後に釈明(朝日新聞、2017年6月27日)
http://www.asahi.com/articles/ASK6W6K8FK6WUTFK017.html
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*自衛隊法
第61条(政治的行為の制限)
隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法をもつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。
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民進党他、野党議員の皆さんには、このようなおよそ法治国家の首相・大臣とは思えないふるまいを、ゆめゆめ放ったままにはされませんよう。国民はしっかり見ています。
話を戻します。「共謀罪」はテロ対策ではないのに、「『共謀罪』の成立要件を改めたテロ等準備罪」という枕言葉を記して国民の目をごまかしたのと同様、「緊急事態条項」でも、「大規模災害などの際に国会議員の任期を延長する」というフレーズが、刺身盛りのプラスチック製の菊の花のように添えられているのです(ほんものの菊の花は、ちゃんと毒物を分解する酵素を増加させるといいますが、プラスチック製の偽物にはそんな効能はありません。見せかけだけです)。
ところで「緊急事態条項」って何? と、まだその内容を知らないみなさまは、書籍『前夜~増補改訂版』を一読されることをおすすめします。「大規模災害などの際に国会議員の任期を延長する」という、もっともらしいフレーズに覆い隠された真相を目の当たりにし、震え上がってしまうかもしれません! 民主主義も立憲主義も根底から破壊する「独裁パワー」は、北朝鮮どころではないのです。
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