日刊IWJガイド「戦争法案に批判的な報道機関は『懲らしめなければいけない』!? 自民党大西英男氏は議員の資格なし!」2015.7.1日号~No.1022号~


■■■ 日刊IWJガイド「戦争法案に批判的な報道機関は『懲らしめなければいけない』!? 自民党大西英男氏は議員の資格なし!」2015.7.1日号~No.1022号~ ■■■
(2015.7.1 8時00分)

おはようございます。IWJの原です。

今日から7月です。本当に慌ただしい日々の連続で、あっという間に今年ももう半分が過ぎてしまいました。時が過ぎるのは早いもので、ウカウカしていると明日にも除夜の鐘が聞こえてきそうで不安です。

■新幹線内で焼身自殺!? 動機は? 自殺は絶対ダメ!

今日も書くことは山ほどあるのですが、さすがにペンが重いですね。

昨日30日午前11時半頃、神奈川県小田原市で、新横浜―小田原間を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で、男性が自分で油をかぶり、ライターで火を付けて亡くなりました。他にも50代の女性が死亡し、26人が重軽傷だということです。

昨日のテレビはこのニュース一色だったのではないでしょうか。焼身自殺だとみられています。自殺した男性は東京都杉並区の71歳の男性の免許証のコピーを所持しており、神奈川県警は身元の特定を進めています。

男は新幹線の先頭車両の通路を前方へ歩いてきて、最前列に座っていた60代女性のテーブルに千円札数枚を置き、「拾ったからあげる」と話しました。男はいったん後方に去ったあと、再び最前列付近に現れ、ポリタンクに入った液体を自分にかけたといいます。女性が「やめなさい」と声をかけると、男は「あなたも逃げなさい」と答えたあと、ライターで火をつけたようです。

男性はなぜ、自殺したのでしょうか。他の乗客に避難を勧めていることからもテロではなさそうですが、動機がわかりません。ショッキングなニュースですし、乗客の皆さんは大変驚かれたことと思います。

これがトンネル内で起こっていたら大惨事になったのではないか。

すぐに思い出すのは、リニア新幹線の計画です。東京・品川-名古屋間の2027年の先行開業を目指し、事業を進めていますが、全長286キロのうち86%がトンネルを通る計画のリニアで、このような乗客による突発的な自殺事故が起きたら、どうなるのか。

リニア新幹線の計画には、無理が山ほど潜んでいますが、これはマスコミ界で最大級のタブーとされ、ほとんど、実態を取り上げることができません。IWJでは、これまで何度か、そうしたタブーを破り、リニア新幹線の問題に切り込み続けてきました。この機会にぜひ、IWJのアーカイブからご覧ください。

・【特集】構図は原発と同じ!? IWJが追う「マスコミ最大のタブー」リニア中央新幹線問題
http://iwj.co.jp/wj/open/%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A

・2015/04/13 マスコミ最大のタブー「リニア中央新幹線」問題に迫る! 「陰の財界総理」こと葛西敬之・JR東海名誉会長の正体とは?~岩上安身によるジャーナリスト・樫田秀樹氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242464

当たり前ですが、何があっても自殺はしてはいけません。ひとまず、事件の続報を待ちたいと思います。

※新幹線火災、放火容疑で捜査 死亡の男は東京の71歳か 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASH6Z5WMZH6ZULOB03G.html 

■水蒸気噴火発生! 箱根山が噴火警戒レベル「3」に

そして小田原のすぐお隣、箱根では昨日、箱根山の大涌谷周辺で、ごく小規模な噴火が発生したと気象庁が発表しました。水蒸気噴火だと推定しています。

大涌谷の想定火口域周辺から半径約700メートルの範囲で、小規模噴火に伴って噴石が飛散する可能性があるとし、気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。

気象庁によると、30日の現地調査で、30センチ程度の噴石が大涌谷の40~50メートルの範囲内に飛んでいたことを確認したとのこと。新たな噴気孔の周囲では、火山灰などの堆積物が盛り上がりマウンド状になっており、近くの箱根ロープウェイ大涌谷駅でも降灰があったといいます。

箱根山周辺では、火山性地震が多発。29日には183回、30日には午後3時までに571回も発生し、震度1~3の地震も19日午前7時半から30日午後3時までに13回起きたといいます。

振り返れば箱根山が火山性地震を増加させ、噴火警戒レベルが2に引き上げられたのは今年のゴールデンウィーク中のことでした。IWJは当時、火山学者の先生に取材して記事にまとめましたが、そこには、事態を矮小化しようとする自治体の姿がありました。

もっとも繁盛するGW中に噴火の危機に見舞われるというのも、とんだ災難だったとは思いますが、しかしここは御嶽山の噴火の教訓も活かし、行政は安全側に立った価値判断をくだしていただきたいと願ってやみません。引き続き、山の様子と行政の動向に注視が必要です。

※2015/05/10 【IWJブログ】「明らかなごまかしだ」――火山性地震が止まない箱根山 観光客離れを危惧する自治体が用いた「視覚的トリック」に火山学者が苦言
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/245186

…(後半へ続く)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.7.1 Wed.**

【ツイキャス・IWJ_YAMAGUCHI1】11:30~「上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟 山口県庁前抗議行動」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_yamaguchi1
※上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟前に、山口県庁前で行われる抗議行動を中継します。

【Ch4】14:00~「0724安倍政権NO!☆ 首相官邸包囲 7/1 記者会見と内閣府への申し入れ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※7月24日に行われる、安倍政権に「NO」を突きつける首相官邸包囲行動に先立って行われる、記者会見と内閣府への申し入れを中継予定。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会・田中俊一委員長による定例会見の模様を中継します。

【ツイキャス・IWJ_YAMAGUCHI1】16:30(予定)~「上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟後の裁判所前報告集会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_yamaguchi1
※上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟後に、山口地方裁判所前で行われる報告集会を中継します。

【再配信・Ch1】18:00~「『マスコミ懲らしめるため経団連に働きかけを』自民党勉強会での発言に懲りない大西英男議員、過去にはセクハラ野次やNHKへの圧力も~岩上安身のインタビューではTPPで『聖域』は守られないと暴露!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/78774
※2013年5月14日に行われた、「岩上安身による自民党・大西英男議員インタビュー」の模様を再配信します。
このインタビューで大西議員は、TPPに関して自民党が掲げた農産品の「聖域」について、「すぐにではなく、いずれ関税撤廃ということ。自民党の多くの議員も同じ考えだ」と述べ、聖域など口約束に過ぎないことを暴露しました。

【録画配信・Ch4】19:00~「6.24元自衛官とNGOが語る安保法制案」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2015年6月24日に行われた、「6.24元自衛官とNGOが語る安保法制案」を録画配信します。井筒高雄氏(元・陸上自衛官 レンジャー隊員)、佐藤真紀氏(JIM-NET 事務局長)が登壇しました。

【再配信・Ch1】20:00~「全体が“山谷”化した日本――事件は『貧困と裕福』の境目で起こる?新宿西口バス放火事件、オウム事件…『死刑弁護人』安田好弘弁護士に岩上安身が『生きる権利』を訊く! ~後半」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250390
※2015年6月24日(水)に中継した、「岩上安身による安田好弘弁護士インタビュー」の後編を再配信します。
安田弁護士は、自身の弁護士としての原点である「山谷争議団事件」や、1980年に社会を震撼させた「新宿西口バス放火事件」の知られざる悲しい真実を語りました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(前半の続き)…

■大西英男議員に議員の資格なし 報道機関「懲らしめなければいけない」

大西英男議員を党内に置いておいてよいのか、自民党のモラルが問われています。

自民党の大西英男衆院議員は昨日30日午後、国会内で記者団の質問に答え、戦争法案に批判的な報道機関について「懲らしめなければいけないんじゃないか」と主張し、さらに「誤った報道をするようなマスコミに対して広告は自粛すべきじゃないか」と語りました。あまりに愚かしく、国会議員として不適任であると断じざるを得ません。

※「報道機関を懲らしめる」=広告自粛を-自民・大西議員 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015063000604 

大西議員は25日の自民党勉強会「文化芸術懇話会」の中で、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」と発言し、党から厳重注意処分を受けていました。

注意を受け、大西議員は28日に自身のFacebookで「谷垣禎一 幹事長より厳重注意処分を受けた。平和安全法制の国会審議が山場を迎える中で、私の発言で混乱を呼んだことを心より反省し、処分を謹んでお受けした」と反省の弁を述べていたのですが、あくまで自民党に迷惑をかけたことを反省しただけで、自身の発言そのものはまるで反省していないことを自ら暴露しました。

※大西英男議員Facebook
https://www.facebook.com/0024hideo

誰もがご存知のように、憲法21条は表現の自由を保障しています。つまり報道の自由がある。それをわからない議員がいるのであれば、その議員は憲法99条で定められている「憲法尊重擁護義務」に違反しています。憲法違反の議員は立憲主義国には必要ありません。すぐにバッジを返上していただきたい。

また、13年5月14日に岩上さんがインタビューした際には、TPPに関して自民党が掲げた農産品の「聖域」について、「すぐにではなく、いずれ関税撤廃ということ。自民党の多くの議員も同じ考えだ」と述べ、聖域など口約束に過ぎないことを暴露しました。これも国民を欺くものであり、自民党を応援したJAをごまかし、利用した、ということを自ら明らかにした発言でした。全国のJAはなぜ、こんなにやすやすと自民党議員に騙されるのか、どこまで有権者は愚かなのか、と慨嘆せざるを得ません。

※JAが「殺される」理由 ~TPP参加で「聖域」の関税を守る気のない自民党と、それでも安倍政権を支えるJAの不条理
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/212270 

よく言えば、大西議員は、思っていることは何でも口走ってしまう、実に素直な御方なのでしょう。ちなみに大西議員は昨年、上西小百合議員に「子供を産まないとダメだぞ!」など野次を飛ばした筋金入りのセクハラ議員でもあります。議員には向いていません。というか、議員でいる資格がありません。繰り返しますが、こうした議員を選出した有権者は、猛省していただきたい。

自民党はこのような人間を党内に置き続けていいのか。何の処分もないのであれば、自民党は大西議員と同じ思想を持つ「言論弾圧集団」だと見られても仕方がありません。それでよろしいのでしょうか。

適切な処分が必要ですし、野党の皆さんも徹底的に追及していただきたいと思います。

ちゃんと大西議員を「懲らしめて」ください。

■奮闘する維新・初鹿議員と自民に擦り寄る大阪維新の矛盾

維新の党の初鹿明博議員が奮闘しています。

維新の柿沢未途幹事長は昨日30日、初鹿副幹事長が共産党の志位和夫委員長らと一緒に安全保障関連法案の廃案を集会で訴えたなどとして厳重注意しました。初鹿氏は「党に迷惑をかけた」として副幹事長としての辞表を提出し、これが受理されました。

初鹿議員は今月27日、SEALDsが渋谷で開いた戦争法案反対集会に登壇。志位委員長、菅直人元首相らと手を握り合い、廃案を訴えました。

※2015/06/27 “ジャック”された渋谷ハチ公前、若者らが戦争立法に「No!」――「なんで『法律を守れ』なんて渋谷のど真ん中で言わなきゃいけないんだよ!」民主、維新、共産、社民、生活の野党議員も集結!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250840 

共産党は「大阪都構想」に反対だったことから、初鹿議員の今回の行動には大阪維新組を中心に批判が噴出していたそうです。・・・でも大阪都構想は、大阪の自民党も反対していましたよね。オール大阪で反撃に遭って敗北したのを大阪維新の皆さんは忘れたのでしょうか。

もし大阪都構想の恨みが理由であれば、自民党と戦争法案の修正協議やら対案を出すやら、自民党に擦り寄ることだって同じようにおかしいはずです。

なにはともあれ、維新の亀裂が日に日に目立つようになってきました。ちなみに初鹿議員は昨日、院内で行われた「言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会」に参加。この集会は作家・百田尚樹氏の「沖縄二紙は潰さないかん」発言と、それを後押しした大西議員らに対する抗議集会だったのですが、登壇者の皆さん、実に熱かった! これは必見です!

昨夜、徹夜で記事を書き、ウェブ動画班も編集して、緊急アップしたので、是非御覧ください! IWJでは現在、百田氏にスポットを当てた批判記事も作成中ですので、そちらもご期待ください!

・2016/06/30 「沖縄の歴史も知らず、簡単に沖縄のメディアを潰せると思うな」――反撃の狼煙上がる! 百田尚樹氏に「絶対潰さなあかん」と名指しされた沖縄2紙の記者が語った“覚悟”!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251181

■無料で、IWJの会員様限定コンテンツをお試しいただけます!!

突然ですが、ここでIWJ事務スタッフの中山より、サポーターのみなさまにお知らせがあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

IWJ会員様向けの事務を担当しております、中山裕規と申します。

日頃、「日刊IWJガイド」をご覧くださっている岩上安身サポーターズクラブ会員様には、IWJ会員様限定のコンテンツをご利用いただけておりませんが、IWJ会員へ登録していただけますと、IWJへのご入会くださった当月中は、月末までの期間、無料でIWJ会員様限定コンテンツをご利用いただけます!!

月の初めに会員登録いただけますと、より長い期間、ご利用いただけますので、IWJならではの情報をじっくりお試しいただけます。

是非、この機会に、こちらから、会員登録していただき、IWJの会員様限定コンテンツをじっくりお試しくださいませ!!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

一度、じっくりお試しいただきまして、ご継続いただけましたら幸いです。

是非、ご検討ください。
よろしくお願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上、中山からのメッセージでした。中山ゆうき、まだ新入りですが、なかなか優秀で頑張り屋なのです。3月に岩上さんの指示でWeb班からコンバートされてきたのですが、今では会員管理班のチーフ的な存在になっています。頼もしいです。

僕からもお願いです。どうか会員として、IWJを支えてください。

IWJは取材しなければならないことが山ほどあるにも関わらず、それに見合ったスタッフの数がいない、募集したいが、そんなに多くは雇えない…こうした、とても歯がゆい思いをしています。

その日のうちにアップしたいホットな記事も、人手が足りず、なかなか翌日、もしくは翌週にアップする、ということも“ざら”にあります。

こんな大変な時代ですら、今こそIWJの働き時だと自負しています。どうか、IWJを大きく育ててください。大手メディアもひっくり返るような立派な記事を量産してみせます。

カンパも受け付けております。皆さんのお支えは、IWJの取材費、運営費とさせていただきます。どうか、IWJをご支援ください。よろしくお願いします。

※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php 

※カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html 

■ 映像好き、来たれ!~中継・動画編集スタッフ緊急募集のお知らせ

もういっちょう! 今度はキャメラマンであり、事務スタッフでもある谷口より、みなさまにお知らせがあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

IWJのカメラマン兼事務スタッフの谷口です。

現在IWJでは、中継・動画編集を担当していただくスタッフを募集中です。IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードする作業をメインに担当していただきます。

動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です! 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません! 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです。
 
経験や知識を持っているに越したことはありませんが、何よりもまず第一に、映像とIWJに対する情熱を重視します。

フリーランスの方などで兼業も可能ですので、ふるってご応募ください。また、ご紹介をくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

 <スタッフ募集フォーム>
  http://bit.ly/1ALJypQ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

…ということで、IWJでは、ともに働く仲間を募集しています! テキスト系の記者、編集者志望の方も大募集! Web関連の仕事も超大募集中です!

テキスト系をご希望の方に必要なのは、「気合い」と「情熱」と「タフさ」だけです。むしろ、大雑把に言えば、それ以外の余計なものはいらないくらいです。この3点セットは、その気になれば誰でも持ちうるものですので、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ち(?)で、是非IWJにお越しください!

<スタッフ募集フォーム>
 http://bit.ly/1ALJypQ 

■「岩上安身のIWJ特報!」発行! ナショナリズムを問う!

昨日、「岩上安身のIWJ特報!」を2本連続で発行しました!

ひとつは、「知られざる福沢諭吉 侵略の肯定、そしてヘイトスピーチ 名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー(その8)」です。

こちらは・アメリカ独立宣言を訳しながら、抵抗権・革命権を意図的に外し、ルソーの社会契約説を歪曲・悪用して、議会開設前に、明治の国民は明治政府と社会契約を結んだのだから政府に従えと大嘘をつく福沢諭吉の高等な「知能犯」ぶりを徹底解明!

中国人に対して威張る英国人を見て、その中国人も英国人も「奴隷の如くに圧制し、その手足を束縛せんものを」と「血気の獣心」を禁じえないと世界征服の野心を告白する福沢諭吉の実像に迫っています!

もうひとつは、「『ナショナリズム』とは何か 今こそ、昭和史の教訓に学ぶとき ノンフィクション作家・保阪正康氏インタビュー(その1)」です。

ノンフィクション作家で、昭和史に詳しい保阪正康氏は、ナショナリズムには3つの層が存在する、と述べます。政府レベルでの「国家ナショナリズム」、相互理解をめざす国民レベルでの「庶民ナショナリズム」、そして感情だけの「歪みの伴うナショナリズム」の3つです。そのうえで保阪氏は、昭和の歴史を振り返りつつ、「庶民ナショナリズム」が欠落し、「国家ナショナリズム」と「歪みの伴うナショナリズム」が接続された地点において、戦争が起きるのだと指摘する。

今の時代はどうでしょう? 一昨日29日、戦争法案の国会審議をネット中継で観ていたのですが、民主・緒方林太郎議員が「先の大戦は侵略戦争だったと思いますか?」と質問したのに対し、答弁に立った山谷えり子国務大臣は「控えさせていただきたいと思います」と回答を拒否しました。議場は混乱し、すぐに速記は停止。議論が進みません。

とにかく、口が裂けても日本の侵略を認められない。日本は侵略などしていない、という、こうした山谷大臣の頑な態度に端的に表れている歴史修正主義的な姿勢こそが、保坂さんのいう「歪みの伴うナショナリズム」の象徴です。

そして大学にも日の丸・君が代を強い、何かにつけて愛国心を煽る「国家ナショナリズム」もじわりじわりと進んでいます。保坂さんの理屈で言えば、日本は本当に戦争に近づいていっています。

今こそ必読のIWJ特報、どうかご購読よろしくお願いします!
http://www.mag2.com/m/0001334810.html 

■わとはぷ!

今日は「20世紀最高の俳優」とも称されるアメリカの俳優、マーロン・ブランドさんの命日です。僕にとっては「ゴッドファーザー」のイメージがもっとも強い俳優さんです。

このマーロン・ブランドさん、両親の酒癖の悪さが影響したのか、ブランドさんは幼稚園児の頃から札付きの問題児で、学校では問題ばかり起こしていたそうです。

俳優になってからも台詞を憶えてこない、共演者の女性に必ず手を出す、癇癪を起こしてスタッフを困らせる…といった筋金入りのトラブルメーカーだったそうですが、僕が今日ここで強調しておきたいのは、ブランドさんが「差別と闘った男」であるということです。

ブランドさんは小学生時代、黒人が法の下で人種差別されていた当時のアメリカの状況があったにも関わらず、1人だけ、まるで肌に色など付いていないように黒人の生徒と仲良くしていたそうです。

ブランドさんは非白人の恋人や愛人が多かったことで知られており、最初の妻はインド系だったとか。1963年、キング牧師らが行った「ワシントン大行進」にもハリー・ベラフォンテやチャールトン・ヘストンら俳優仲間とともに参加。また、アパルトヘイトを扱った『白く乾いた季節』にはわずか4000ドルのギャラで出演し、ギャラは反アパルトヘイト団体へ寄付したという逸話もあります。

さらに、ゴッドファーザーではマフィアのドン、ヴィト・コルレオーネを演じ、アカデミー主演男優賞に選ばれましたが「アメリカ映画界の人種差別への抗議」を理由に受賞拒否! 格好良すぎます(ゴッドファーザーの演技すごかったですよね。個人的にはアル・パチーノ派なのですが)。

雨が続きますが、久しぶりに「ゴッドファーザー」でもレンタルして、憂さ晴らししますか。それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。
なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。