【IWJブックレビュー】ユニークな視点で解き明かす中国 オーヴィル・シェル、ジョン・デルリー共著 古村治彦訳『野望の中国近現代史 帝国は復活する』(ビジネス社)

 翻訳者である古村治彦様から『野望の中国近現代史 帝国は復活する』をご恵贈いただきました。

 本書では、1840年の第一次アヘン戦争から現代までの中国近現代史において活躍した、11名の知識人たちの「人物列伝」を綴りながら、「偉大な復興(Great Rejuvenation)」を遂げた現在の中国を、「富強」、「恥辱」、「復興」をキーワドに解明しています。

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【IWJブックレビュー】12人の「昭和」を聴く、対談集 半藤一利著『昭和史をどう生きたか』(東京書籍)

 東京書籍様から『昭和史をどう生きたか』をご恵贈いただきました。

 半藤氏がこれまで行なってきた対談の中から選び抜いた、昭和史に関連する12編。昭和を生き抜き、作品のテーマとしてきた日本を代表する作家・研究者と徹底的に議論しています。

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【IWJブックレビュー】安保政策の専門家が検証する「安倍政権の真の狙い」とは 柳澤協二著『亡国の安保政策——安倍政権と「積極的平和主義」の罠』(岩波書店)

 岩波書店様から『亡国の安保政策——安倍政権と「積極的平和主義」の罠』をご恵贈いただきました。

 著者の柳澤協二氏は、元防衛官僚で、小泉政権、第1次安倍政権、福田政権、麻生政権で内閣官房副長官補(安全保障担当)を務めた安全保障のプロフェッショナルです。岩上安身による単独インタビューをこれまで通算4回受けていただいた他、昨年末の「饗宴Ⅳ」でもパネリストとしてご登壇いただきました。

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【IWJブックレビュー】専門家による巨大建築への提言 森まゆみ編『異議あり! 新国立競技場 2020年オリンピックを市民の手に』(岩波書店)

 森まゆみ様から『異議あり!新国立競技場 2020年オリンピックを市民の手に』をご恵贈いただきました。

 この本は、「明治神宮と国立競技場を未来へ手わたす会」の公開勉強会をもとにして作成されたブックレットで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの会場となる新国立競技場の問題をテーマとしています。景観の問題、費用の問題、機能の問題などが、建築家や弁護士の方々によって説明されています。(2014/04/29発行 【IWJウィークリー47号 GW特大号】より転載)

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【IWJブックレビュー】会見に通い続けたジャーナリストの鋭いまなざし 木野龍逸著『検証 福島原発事故・記者会見3 欺瞞の連鎖』(岩波書店)

 『検証 福島原発事故・記者会見3 欺瞞の連鎖』を著者である木野龍逸(きの・りゅういち)さまからご恵贈いただきました。

 この本では、さまざまな角度から、福島原発事故に関する記者会見の問題点について述べられています。汚染水問題、原発の収束作業に取り組む作業員の不足問題、「子ども・被災者支援法」がどのように「骨抜き」にされていったのか、東電の国家事故調査委員会における虚偽説明および不十分な情報公開の実態、そして「福島復興加速指針」といった再建計画が取り上げられています。

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【IWJブックレビュー】「立憲主義を守る」観点から説く対談集  阪田雅裕著『「法の番人」内閣法制局の矜持』(大月書店)

 『「法の番人」内閣法制局の矜持』を、大月書店編集部さまからご恵贈いただきました。

 安倍政権による集団的自衛権を容認する憲法第九条の解釈変更が議論となっています。この動きに対し、本書の著書である阪田雅裕氏は異議をとなえています。

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【IWJブックレビュー】『転校生』の原作者がせまる、戦争を支えた文化たち 山中恒著『少国民戦争文化史』(勁草書房)

 山中恒氏から『少国民戦争文化史』をご恵贈いただきました。

 山中氏は戦争をテーマとする児童文学を数多く執筆されています。本書は、太平洋戦争中に書かれた児童文学作品を通して、その当時の「少国民」がどのような文化環境に置かれていたのかを明らかにしようとしています。

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【IWJブックレビュー】毎日新聞記者が追った「秘密会」の真実 日野行介著『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(岩波新書)

 前双葉町長の井戸川克隆様から『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』をご恵贈いただきました。

 著者の日野行介氏は毎日新聞の記者で、福島第一原発事故による健康影響の調査に関する問題を追及しています。取材をしているうちに、福島県と県立医大が「秘密会」を行い、事前に調査結果の公表方法や評価について決めていたこと、さらにはその議事録の改ざんまで行われていたことが明らかになりました。本書では、その過程と調査の実態とが明らかにされています。

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【IWJブックレビュー】「茶色」だけしか許されない世界を描く、寓話からの問いかけ ランク パヴロフ、ヴィンセント ギャロ、藤本 一勇、 高橋 哲哉『茶色の朝』(大月書店)

 IWJの熱心なサポーターでいらっしゃる榊原千鶴様から 『茶色の朝』をご恵贈いただきました。

 今回はカテゴリーとしては「絵本」です。前半は11ページの短い物語、後半は哲学者である高橋哲哉氏からのメッセージで構成されています。

 前半の物語の中では、「茶色以外の猫」が「処理」され、「茶色だって言い張るには無理」がある犬は処分され、「茶色新報」以外の新聞は廃刊になり、図書館や本屋の棚からは「茶色の」という形容詞なしで「犬」や「猫」という単語を使用している書籍が次々と消えて行きます。

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【IWJブックレビュー】40年に渡るシリーズ最終巻! 辻真先著『戯作・誕生殺人事件』(東京創元社)

 IWJの熱心なサポーターでいらっしゃる榊原千鶴様から 『戯作・誕生殺人事件』をご恵贈いただきました。

 いつもこのコーナーで紹介している本はいわゆる「お固い」本ですが、今回はミステリーです。ミステリー本の紹介というのは、いかにネタバレをしないようにご紹介するかがミソでして。正直、難しいものではありますが、トライしてみようと思います。

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