【IWJブックレビュー】最愛の母との日々をつづった自叙伝 町亞聖著『十年介護』 (小学館文庫)

 TOKYO・MX「ニッポン・ダンディ」に出演中の岩上安身の共演者である、フリーアナウンサーの町亞聖さんご本人から、著書『十年介護』をご恵贈いただきました。

 町さんは高校3年生の時から、くも膜下出血で倒れたお母様の介護を続けてこられました。本書では、介護を続けながら、学業と仕事に奮闘してこられた町さんの半生が綴られています。(2013/06/26発行【IWJウィークリー第8号】より転載)

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【IWJブックレビュー】郷土史家が丹念に掘り起こす閉ざされた史実 水谷英志著『薩摩義士という軛 宝暦治水顕彰運動の虚実』(ブイツーソリューション)

 郷土史家(歴史社会学)である著者の水谷英志(みずたに・ひでし)氏より、新著『薩摩義士という軛 宝暦治水顕彰運動の虚実』をご恵贈いただきました。

 「宝暦治水(ほうれきちすい)」とは、1754(宝暦四)年から1755(宝暦五)年にかけ木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)流域で行われた治水工事であり、江戸幕府の命で工事を担当した薩摩藩は、四十万両にわたる多額の経費と、千人近い藩関係者を派遣し、80人を超える犠牲者を出したとされています。

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【IWJブックレビュー】実践者が説く、仕事中心思考からの脱却術 日野瑛太郎著『脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法』 (技術評論社)

 著者の日野瑛太郎様から『脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法』をご恵贈いただきました。

 第1章『日本の職場は理不尽なことばかり』、第2章『社畜にならないための考え方』のあたりは日本に蔓延する、長時間労働を美徳とする考え方や有給取得をめぐる問題に関して非常に真っ当な指摘が続きます。

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【IWJブックレビュー】13人の論客が分析する日米関係の実相 孫崎享・木村朗編『終わらない<占領>~対米自立と日米安保見直しを提言する!』(法律文化社)

 鹿児島大学教授の木村朗様から『終わらない<占領>~対米自立と日米安保見直しを提言する!』をご恵贈いただきました。

 14章の小論からなる本書は、戦後史の実相、政権交代と普天間基地問題の返還、米軍再編と在日米軍基地から見える本質、東アジア領土問題の真相など、多岐にわたるテーマを深く追求した一冊です。

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【IWJブックレビュー】各界著名人たちによるTPPへの提言 日本農業新聞取材班『TPP いのちの瀬戸際~壊国協定のベールをはぐ〜』(創森社)

 日本農業新聞論説委員長の緒方大造様から『TPP いのちの瀬戸際〜壊国協定のベールを剥ぐ〜』をご恵贈いただきました。

 2012年4月に発売された『まだ知らされていない壊国TPP 〜主権侵害の正体を暴く〜』の続編となる今回の新作は、前作発売から2013年7月までに日本農業新聞に掲載された記事が収録されています。交渉参加国との事前協議、政権交代、安倍晋三総理による交渉参加表明、日米合意、交渉への正式参加など、一連の動きを取材し、TPPの本質に迫り続けた取材班の記録が記されています。

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【IWJブックレビュー】農業経済学者からの警鐘「TPP、遺伝子組み換え、狂牛病…。安さの追求は命を削ること」 鈴木宣弘著『食の戦争~米国の罠に落ちる日本』(文春新書)

 東京大学大学院教授の鈴木宣弘様から『食の戦争 米国の罠に落ちる日本』をご恵贈いただきました。

 「食の安全とは何か」。改めて考えさせられる一冊です。

 第1章『戦略物資としての食料』では、安さを求める消費者の性質や、経済学的視点からみる食の将来性など、「食料」を中心とした我々が抱える問題点を提示。第3章、第4章では、『食の戦争』をテーマに、遺伝子組み換え作物からTPPまで、「世界をとりまく食の政治問題」が論点ごとに紹介されています。

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【IWJブックレビュー】証言から追う、憲法研究へ向かわせた戦場体験 水島朝穂著『戦争とたたかう――憲法学者・久田栄正のルソン戦体験』(岩波書店)

 早稲田大学教授で憲法学がご専門の水島朝穂氏より、『戦争とたたかう~憲法学者・久田栄正のルソン戦体験』をご恵贈いただきました。

 久田栄正氏(1915―1989)は、太平洋戦争に兵士として従軍し、フィリピンのルソン島で凄惨な戦場を経験します。終戦後、内地への帰還途中で日本国憲法に出会い、深く感激して憲法学研究者の道に進みました。本書は、久田氏の最後の赴任校である札幌学院大学の同僚となった水島朝穂氏が、戦中の膨大な資料を参照しつつ聞き取りを行った記録です。

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【IWJブックレビュー】岩上安身が共著に加わった『選挙を盛り上げろ!』(影書房)のご紹介(「IWJウィークリー」73号より)

 11月16日投開票日の沖縄県知事選で、翁長雄志氏が現職の仲井真弘多氏を破りました。政府とのコネクションを強調した仲井真氏とは対照的に、共産、社民、沖縄社会大衆、さらには一部の自民党系の地元議員まで巻き込み、保守、革新の区別のない「オール沖縄」で勝利を勝ち取った翁長氏。基地問題に真摯に向き合う県民一人一人の投票行動が、基地移設推進派へと寝返った仲井真氏、ひいては対米従属を強める安倍政権への異議申立てに結びついた結果であると言えるでしょう。

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【IWJブックレビュー】等身大のブルース・リーに迫る、貴重な証言集 チャン・チャップリン著『ブルース・リーの実像 〜彼らの語ったヒーローの記憶』(オルタナパブリッシング社)

 岩上さんの空手の後輩にあたる川保天骨さんより、『ブルース・リーの実像 〜彼らの語ったヒーローの記憶』を恵贈いただきました。

 子供の頃から、金曜ロードショーなどで放送されるジャッキー・チェンの映画を、よくリビングで家族と観ていた記憶があります。放送翌日は必ず、それぞれジャッキー・チェンになりきった友だちたちと「アチョ~!」「アタタタ〜!」などと奇声を発して殴りあいました。「酔拳」などは、特に面白がって真似した覚えがあります。

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【IWJブックレビュー】陸山会事件と鈴木宗男事件のキーパーソンによる、サバイバル対談集 佐藤優・石川知裕共著『逆境を乗り越える技術』(ワニブックス)

 ワニ・プラス様から『逆境を乗り越える技術』をご恵贈いただきました。

 衆議院議員在職中に陸山会事件で東京地検特捜部により起訴され、現在も最高裁上告中の石川知裕氏。うつ病寸前までいったと明かす石川氏が節目ごとにその助言により助けられたという、作家の佐藤優氏との対談集です。

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