青井未帆様から『憲法と政治』をご恵贈いただきました。
私たちは「政治が憲法を強引に乗り越える」さまを目撃した――。
2015年9月、安全保障法制が強行的な形で採決されるまでに至った国会での一連の出来事を、同書では上記のような言葉で表現しています。
著者の青井氏は現在学習院大学大学院法務研究科教授で、専攻は憲法学です。2013年2月の首相の私的諮問機関である安保法制懇の再開、2013年夏の内閣法制局長官人事、2014年7月1日に行なわれた閣議決定など、この国の形を変えたと言われる安保・外交政策の転換について、さらには「改憲機運」の醸成がどのように進められてきたかを、ひとつひとつていねいに検証しています。その上で、国会・内閣法制局・裁判所の責務にも言及しています。
また、2016年4月に発生した熊本地方の大地震に関連させる形で菅義偉官房長官が述べた、「(憲法改正による緊急事態条項の親切は)極めて大切な課題だ」との発言に対して、「現在ある法制度や、新たな法律の制定によって対応できない事態というのは、現実には極めて限られている」と注意を喚起した上で、「災害に便乗して、政治の失敗や怠慢を憲法問題にすり替えて、国のあり方の根本を変えることがあってはならない」と、強調しています。
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