日刊IWJガイド「本日13時からジャーナリスト・鳥越俊太郎氏に岩上さんがインタビュー!/待機児童問題めぐり注目の民主党・山尾志桜里議員の国会答弁をアップ!/まもなく審議入りするTPPに対し、国連人権理事会の専門家が『非民主的』と警鐘!」~2016.3.23日号~No.1287号~


■■■日刊IWJガイド「本日13時からジャーナリスト・鳥越俊太郎氏に岩上さんがインタビュー!/待機児童問題めぐり注目の民主党・山尾志桜里議員の国会答弁をアップ!/まもなく審議入りするTPPに対し、国連人権理事会の専門家が『非民主的』と警鐘!」~2016.3.23日号~No.1287号~■■■
(2016.3.23 8時00分)

 おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 ここ数日、この「日刊IWJガイド」冒頭では、Web班、会員管理班など、記者以外のスタッフからご挨拶をさせていただいています。

 本日は、日頃は岩上さんのスケジュール管理やインタビューのアポイント、イベントの運営などを行っている事務班の神野明里から、皆さまに向けてご挨拶をさせていただきます。

■「できるコトを、できるヒトが」~事務班・神野明里からIWJご支援のお願い

 おはようございます!この日刊ガイドで何度か登場した浅野百衣(もえ)さんや谷口直哉さんと一緒に一般事務で働いております、神野明里 (じんのあかり)と申します!日刊IWJガイドには初めて登場させていただきます。

 一般事務は、基本的に事務所での仕事が多いのですが、岩上さんが登壇するイベント等に同行することもあります。先日の3月18日には、「オールジャパン 平和と共生」の集会が行われた文京シビックホールで、私はチラシ配布やIWJ会員登録の手続きをさせていただいていました。

 たくさんのIWJの会員様にお会いすることができ、とても嬉しかったのですが、その時、「あら、あなた若いわね。あ、最年少の(城石)エマさんね?」と2~3名の方にお声がけいただきました。。。違うのです。わたしはエマさんではないうえに、エマさんは最年少ではないのです。実は、22歳の私が現在IWJの本部常勤スタッフの最年少なのです!

 私がIWJに入ったのは昨年12月のことでした。IWJで働くために愛媛県から上京してきました。その頃のIWJ事務所はドタバタと大忙しで、12月20日の「饗宴VI」に向けて準備をしていました。そしてそこに入った私が最初に担当した仕事は、サイン用書籍の発注でした。10社以上の出版社の方とやりとりをしながら、私はなんだか不思議な気分になっていました。

 なぜなら、愛媛でIWJのサイトを見ていた私にとって、「饗宴」というイベントはとても遠くに感じ、本当に現実に催されているイベントなのか・・・?と疑うレベルだったからです。

 実際、働かせていただくことになってからというもの、多くの人にIWJのサイトを見ていただくこと、そこに価値を感じてもらい、ご支援していただくことの大変さを学びました。IWJが会費とドネーション(ご寄付・カンパ)で成り立っていることは、皆さんご存知の通りですが、そもそもは、ネット上で無償で情報の発信を始めた岩上さんに対し、何人かの方が「ぜひ続けてもらいたいので、寄付・カンパをしたい」とお申し出をくださったことが始まりだった、という話を、私はつい最近知りました。

 ドネーションという仕組みには、私の大好きな言葉の一つ、「できるコトを、できるヒトが」という言葉がぴったりな気がします。人それぞれの、無理をしないレベルでのお気持ちぶんのカンパが支援につながる、すごく素敵なかたちだと思っています。IWJのサイトを見るのが日課だ、という方は、ぜひこのIWJをご支援いただけると嬉しく思います。

 また、IWJを支える方法は、カンパだけではありません。今、隣にいる人へ、家族へ、お友達へ、あるいはSNSで、「IWJという市民に寄り添うメディアがあってね…」とIWJのお話をしていただき、またお薦めしていただけると、とても助かります。

 現在の会員様の数は5831名(3月22日現在)ですので、1人の会員様が1人のお友達へ紹介していただくと、単純計算で1万人を超えちゃいます!大切な方へ、IWJをお薦めしていただき、お一人だけ会員になっていただければ、幸いです。また、皆さまが自信を持ってお薦めしたい!と思っていただけるようなメディアにしていきたいと思います。

 一般事務では、会員様と直接やり取りをさせていただくことが多いため、皆さまからの温かいお言葉も直接いただくことも多々あります。岩上さんを始めスタッフ一同は、このような温かいお言葉をいただくことで、さらに頑張ることができます。ありがとうございます。いくつかご紹介させていただきます。

——————————————-

・5年前の今日、岩上さんのサイトを知り、以来色々なことを勉強させていただいてます。感謝です。もっともっと大勢のサポーターが増えることを祈ってます。今回の大変な事情を重く見て、震災の記念日にIWJをサポートすることにしました。岩上さんあってのIWJですのでくれぐれも健康には気をつけて大切なお仕事をお続けください。

・真実を追及し報道してくださり感謝しています。ほとんど闇に包まれつつある今の日本に差し込む、一筋の光のように思っています。有難うございます。

・いつも魂のこもった報道ありがとうございます!夫が骨折し予定外の出費に泣いてます。ですが、IWJ さんが活動休止になったりしたら泣くどころじゃすまないです。貧乏ですが、健康に感謝しダブルワークで頑張ります。カンパします!

——————————————-

 ありがたいお言葉をいただき、心より御礼申し上げます。みなさんのご支援あってこそ、IWJは今日も突っ走ることができます。本当にありがとうございます。

 今は無料で動画や記事をお楽しみの方も、ぜひこの機会に会員になってください。1ヶ月間はお試し期間ですので、まずは、一般会員もしくはサポート会員を1ヶ月間、試してみてはいかがでしょうか。

 「あのインタビュー見たかったけど、予定入って見れなかった…」「このイベント参加したかったのに行けなかったー!」

 ・・・という方にとって、「これが見たかった!」と思える動画がきっと出てくるはずです。見落としてしまった動画をアーカイブとして振り返って見ることができるのは、会員様だけの特権です!ちなみに一般会員だと、直近1ヶ月以内のアーカイブを見ることができ、サポート会員ですと、なんと、これまでの全ての動画をみることができます!

 ぜひこの機会に、IWJへの会員登録をご検討ください。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※お問い合わせはこちら
shop@iwj.co.jp

-----

※ご寄付・カンパのお振込先は、以下の口座になります。

【城南信用金庫(1344)】新橋支店(022)普通472535
【ゆうちょ銀行(9900)】〇〇八(008)普通3080612
【みずほ銀行(0001)】広尾支店(057)普通2043789
【楽天銀行(0036)】第一営業支店(251)普通7068848

-----

 神野さんでした!

 さて、本日の「日刊IWJガイド」では、本日13時から配信の岩上さんによる鳥越俊太郎氏インタビューの告知から、野党共闘を阻止すべく安倍政権が開始した日本共産党への驚くべきネガティブキャンペーンの実態、さらにはまもなく国会での審議が始まるTPPに対する国連人権理事会からの「警告」まで、盛りだくさんの内容でお届けします。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■「できるコトを、できるヒトが」~事務班・神野明里からIWJご支援のお願い(事務班・神野明里)
┠■【中継番組表】
┠■今日のニュース・フラッシュ~今日のニュース・フラッシュ~ベルギーで「同時テロ」発生か/トランプ氏の外交姿勢明らかに/防衛省が「PAC3」配備、他(平山茂樹)
┠■<★本日の配信★>最前線に立ってファシズムと対峙してきたジャーナリスト・鳥越俊太郎さんに岩上さんがインタビュー!!(原佑介)
┠■「共産党は破防法の調査対象」!~迫る北海道補選!安倍政権と鈴木貴子議員のタッグが野党共闘へ攻撃を開始!?(佐々木隼也)
┠■「保育園落ちた日本死ね!!!」国会議員として初めて国会で取り上げた民主党・山尾志桜里議員の2月29日国会答弁ハイライトをアップしました!愚劣な野次に冗長答弁、安倍政権・与党議員の「レベルの低さ」がもろに出てます!(城石エマ)
┠■「TPPの署名または批准をしないことが、民主的に選ばれた議会の責務」!! 国連人権理事会の専門家がTPPの国際法および国際人権規約違反を示唆して警告!!(太田美智子)
┠■3月26日と27日、神戸学院大学・上脇博之氏に2日間「連日」インタビュー! 上脇氏が刑事告発した8議員の正体とは~「第5号・猪口邦子議員」(平山茂樹)
┠■「フクシマ 5年目の真実」制作中――本日17時と17時半より、Ch7で予告編を配信します(高橋敬明)
┠■なぜ安倍政権がファシズムなのか!その問いに嫌というほど答えちゃう商品、取り揃えています!(原佑介)
┠■DVDやオリジナルTシャツを期間限定「50%OFF」で大セール中です!!在庫切れが続出しておりますので、皆さん、お早めにチェックしてください!!!(原佑介)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2016.3.23 Wed.**

【Ch4】11:45~「保育園!!!私たち声をあげます!保育園落ちたの私と私の友だちだ。保育士辞めたの私だ。国会大作戦」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi4
※「ママ・パパ・保育士(潜在も)国会へ!有志」による、意見交換と国会議員に要望を伝えるアクションを中継します。山尾志桜里議員も参加予定。

【Ch1】13:00~「岩上安身によるジャーナリスト鳥越俊太郎氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※ジャーナリストの鳥越俊太郎氏に岩上安身がインタビューします。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch7】17:00~、17:30~「フクシマ5年目の真実 <予告編>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※今月10日と11日、IWJ・高橋記者と須原カメラマンが福島取材をおこなった、「フクシマ
5年目の真実」シリーズ(全4回)の録画配信の予告編を配信します。シリーズ第1回目の配信は、3月28日(月)20:00~を予定しています。

【Ch5】18:00~「日本外国特派員協会主催 原子力規制委員会 田中俊一委員長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「日本外国特派員協会」主催の、原子力規制委員会 田中俊一委員長 記者会見を中継します。

【IWJ_OSAKA1】15:00~「国相手の大飯原発止めよう裁判第17回法廷後の報告交流会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※大阪地裁でおこなわれる第17回法廷終了後の報告・交流会を中継します。ゲストは原子力規制を監視する市民の会 阪上武氏。

【録画配信・Ch6】19:00~「新聞労連プロデュース『日本の安全保障と沖縄』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※3月14日に収録した、「新聞労連」企画のトークイベントを録画配信します。出演はジャーナリストの安田浩一氏ほか。

============

◆中継番組表◆

**2016.3.24 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch未定】12:30~「日本外国特派員協会主催 ジャーナリスト・青木理氏、大谷昭宏氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏 記者会見」
※「日本外国特派員協会」主催の記者会見を中継します。

【Ch1】16:00~「岩上安身による渡辺和俊・日本共産党 京都府委員長インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※渡辺和俊・日本共産党 京都府委員長へ、岩上安身がインタビューします。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■今日のニュース・フラッシュ~ベルギーで「同時テロ」発生か/トランプ氏の外交姿勢明らかに/防衛省が「PAC3」配備、他

 昨日も世間では様々なニュースが飛び交いました。以下、フラッシュ形式でお伝えしたいと思います。

【1】ベルギー・ブリュッセルで同時テロか!? 空港と地下鉄で爆発、少なくとも32人が死亡~その裏で、イスラエルがパレスチナへの侵攻を開始

 昨日、ベルギーのブリュッセル空港と地下鉄で相次いで爆発が起き、あわせて32人が死亡、多数が負傷するという事件が発生しました。ベルギーの公共放送であるVRTは、この爆発が自爆テロによるものであると報じています。ベルギー政府は爆発を受け、テロ警戒レベルを最高の「4」に引き上げました。

※ブリュッセル同時テロか 空港や地下鉄で爆発 死者多数(朝日新聞、2016年3月22日【URL】http://bit.ly/1RcYiGV

 ベルギーでは3月18日、パリ同時多発テロ実行犯グループのサラ・アブデスラム容疑者が逮捕されていました。これを受け、レインデルス副首相兼外相や捜査関係者らは、報復テロの可能性があるとして警戒を呼び掛けていました。

 安倍総理は今回の事態を受け、「多くの市民が犠牲となったことについて、強い憤りと同時に衝撃を受けている。いかなる理由があろうとも、テロは断じて許されない」とテロを非難し、「国際社会と連携して対応していかなければならない」と述べました。

 この衝撃のテロ事件の裏で、3月22日、なんとイスラエルがヨルダン川西岸のパレスチナ自治区への侵攻を開始したとの情報が入ってきました。事前に準備していたのか、それとも今回の事件に便乗したのか、詳しいことはまだ明らかになっていませんが、IWJでは引き続き情報収集を行います。

 IWJでは、いち早く今回の事件に関する情報を@IWJ_sokuhouアカウントで発信しました。現在も情報が錯綜している状況ですが、最新情報が分かり次第、引き続き、TwitterやFacebookでお伝えします。

【2】米大統領選、トランプ氏の外交姿勢が明らかに 「在日米軍基地は米国にとって利益にならない」

 これまで外交・安全保障政策についてほとんど発言してこなかったドナルド・トランプ氏が、口を開きました。TPPや対日貿易問題など、経済面での対外政策については発言してきましたが、安全保障面(軍事)での発言は初めてのことです。

 3月21日、トランプ氏はワシントンで開かれた親イスラエル系ロビー団体「アメリカ・イスラエル公共問題委員会」の会合で演説し、「私の最優先事項はイランとの破滅的な合意を破棄することだ」と述べ、オバマ政権が進めたイランとの「核合意」を破棄する考えを示しました。これはイスラエルが強く求めていた政策であり、トランプ氏は、親イスラエル/反イランの立場を明らかにしたことになります。

 また、在日米軍基地に関して、「米国にとって利益になるとは思わない」と発言。「米国はとても強く豊かな国だったが、今は貧しい国だ。債務超過国だ」とし、多額の費用をかけてアジア太平洋地域に米軍の存在感を維持することについて「割に合わない」との考えを示しました。これは、オバマ政権の「リバランス(肩代わり)」政策の延長で、日本側にさらなる経済的・軍事的負担を求める意志を明らかにしたものです。

※在日米軍基地に利益なし トランプ氏が外交姿勢示す(沖縄タイムス、2016年3月22日【URL】http://bit.ly/1pZez8m

 「親イスラエル」の立場を明確にし、オバマ政権の外交・安全保障政策を踏襲する考えを明らかにすることにより、これまで「反トランプ」のキャンペーンを張っていた既存の権力層が、方向転換をするかもしれません。これでますます、アメリカ大統領選挙からは目が離せなくなりました。

 なお、「IT長者」やウォール街の金融関係者たちが、米国流の勝手連である「スーパーPAC」を通じて民主党のヒラリー・クリントン氏を支援し、「反トランプ」のキャンペーンを張っていた実態に関しては、『金融権力』『人工知能と21世紀の資本主義』などの著書がある京都大学名誉教授の本山美彦氏に岩上さんが詳しくお聞きしていますので、ぜひ、下記URLから動画アーカイブをご覧ください!

※2016/03/14 岩上安身が京都大学名誉教授・本山美彦氏に直撃インタビュー第2弾! 世界経済を牛耳る「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」の正体とは~「トランプつぶし」で米大統領選への介入開始か!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291942

※「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」そしてネオコンが「反トランプ」のネガティブキャンペーンを開始した!?~トランプ氏の集会が「中止」、その背景にあるものとは
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292176

【3】防衛省が「PAC3」配備~防衛省さえ守れればそれでいいのか!?の声も

 中谷元・防衛相は3月22日の定例会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、地対空誘導パトリオット「PAC3」を、市ヶ谷の防衛省敷地内の他、埼玉県の朝霞訓練場と千葉県の習志野演習場の計3ヶ所に配備したことを明らかにしました。防衛省敷地内のPAC3に関しては、今後、期限を区切らずに常駐させる考えです。

※「PAC3」部隊、防衛省に常駐へ・・・都心防衛で(読売新聞、2016年3月22日【URL】http://bit.ly/1U3VuOV

 しかし、PAC3に関しては、その能力について疑問の声があがっています。元内閣官房副長官補(安全保障担当)の柳澤協二氏は、2013年4月10日に岩上さんのインタビューに応じ、「落とせるような飛び方をしてくれれば落とせる、ということしかありません。100パーセントはあり得ません」と指摘しています。

※2013/04/10 政府が緊急配備した「PAC3」で北朝鮮のミサイルをすべて撃墜はできない!~岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏 緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/73357

 しかも、PAC3の迎撃半径は15~20キロしかなく、都心では防衛省を除き、国会や他の官庁、皇居にも配備されていないので、仮に北朝鮮がこれらの場所にミサイルを撃ってきたとしたら、迎撃することができません。防衛省は、防衛省だけが守られればよいと考えているのでしょうか。そして、何より最大の標的となるのが、原発です。しかし、2015年7月29日の山本太郎参議院議員の質疑により、政府は原発に弾道ミサイルが直撃するケースに関して想定していないことを明らかにしています。

※【質疑全文掲載】「原発にミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!「福島の事故のようにまた泣き寝入りか」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

 原発のように本当に弾道ミサイルから守らなければならない所はがら空きにさせておきながら、防衛省の敷地内にだけPAC3を配備する日本政府の対応は、無責任なものであると言わざるを得ません。

【4】米国へ331キロのプルトニウム移送開始~東海村に核燃料輸送艦が入港

 昨日3月22日、茨城県東海村の港に、英国の核燃料輸送艦「パシフィック・イグレット」が停泊する様子が確認されました。日本から米国に向けて、東海村で保管されているプルトニウムを運ぶ役割を担っているものと思われますが、日米両政府は核物質防護の観点からプルトニウムの輸送ルートや日程を明らかにしていないので、詳細は分かっていません。

※プルトニウム、米へ移送か…東海村に輸送船停泊(読売新聞、2016年3月22日【URL】http://bit.ly/1UhkqTj

 日本には現在、国内におよそ47トンのプルトニウムが保管されています。日本政府は、そのうち331キロのプルトニウムに関して、2014年3月に行われた核安全保障サミットで、米国側に返還することを約束していました。今回運ばれるのは、その331キロのプルトニウムであると見られます。

※【IWJブログ】核安全保障サミット、日米がプルトニウム返還で合意 その政治的意味とは
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131920

 日本がこれまでに47トンものプルトニウムを蓄積することになったのは、原発で出た使用済み核燃料を「再処理」してプルトニウムを抽出し、それを再び原発で燃料として使用する「核燃料サイクル」をエネルギー政策の柱として採用し続けてきたからです。

 しかし、この「核燃料サイクル」は、高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止によって頓挫したままです。にも関わらず、日本は原発の再稼働を通してプルトニウムの蓄積を継続しようとしています。プルトニウムの保持は、核兵器の保持にそのまま直結します。米国によるプルトニウムの返還要求の背景には、核兵器を保持したいという日本側の隠された欲望を牽制する狙いがあるものと見られます。

 こうした「核燃料サイクル」とそのコインの裏表にある潜在的核保有に関して、岩上さんは1988年に締結された日米原子力協定(包括協定)の日本側交渉官だった遠藤哲也氏に単独インタビューを行っています。核をめぐる戦後史の一端がうかがえる必見のインタビューです! ぜひ、IWJの定額会員に登録してご覧ください。

※2014/02/12 核燃料サイクルと「核技術抑止」政策のこれから 日米原子力協定の交渉担当者・遠藤哲也氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124876

 以上、本日のニュース・フラッシュでした。次は原佑介記者に、本日13時から配信する岩上さんによるジャーナリスト・鳥越俊太郎氏インタビューの告知をしてもらいます!

■<★本日の配信★>最前線に立ってファシズムと対峙してきたジャーナリスト・鳥越俊太郎さんに岩上さんがインタビュー!!

 おはようございます! 記者の原です。本日、ついに岩上さんが、ジャーナリスト・鳥越俊太郎さんに単独インタビューします!ご本人はジャーナリストと呼ばれることを嫌い、「ニュースの職人」を名乗っているとの情報もありますが、とにかく、僕はこの日をとても楽しみにしていました。

 鳥越さんは、日本きっての報道人として知られ、先月2月29日には、今月末で「NEWS23」を降板する岸井成格氏や田原総一朗氏とともに、高市早苗総務相による「電波停止」発言に抗議し、率先して声をあげました。

※2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」 田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637

 思えば、鳥越さんは、ことあるごとに著名なジャーナリストの先頭にたち、安倍政権の暴走に抗ってきました。

 例えば、2013年11月、秘密保護法が国会に上程された後に「テレビジャーナリスト」たちが会見を開き、反対の声をあげました。タイミング的にはちょっと遅く、列席者の中には「通ると思えなかったこの法案が、もしかしたら通るかもしれない」と悠長なことをおっしゃっているジャーナリスト(名をあげるのはちょっと気の毒がしますが、岸井さんです)もいました。

 が、鳥越さんは「安倍政権が求めているのは秘密保護法だけではない。NSC法案を司令塔に秘密保護法を用い、最終的には集団的自衛権の行使に踏み切る」と予言し、「日本のレジームを『戦争ができる国』に変えることが、今回の法案の背景にあることを見抜いて、国民全体でこの法案に反対しなければならない」と危機感を持って語られていました。鳥越さんの懸念は今、現実のものとなっています。

※2013/11/11 TVジャーナリストたちの遅すぎた抵抗「この法案が通るとは思えなかった」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/111100

 その3ヶ月後の2014年2月には、日弁連で講演し、「安倍総理は、『憲法によって縛られている』という意識がない」と批判したうえで、「安倍政権はファシズム化していると思います。ヒットラーと同じとは言わない、ヒットラーほどたいへんなシロモノとは思わないが、今やっていることは独裁だ」と非難していました。今から2年以上前に、すでに安倍政権の本質を見抜き、全力で声を上げてこられていたんですね。

※【IWJブログ】鳥越俊太郎氏「安倍政権はファシズム化している。ヒットラーと同じとは言わないが、今やっていることは独裁だ」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/125879

 2015年6月には、国会前抗議で「安倍政権が今やろうとしているのは、あのアドルフ・ヒトラーがやっていることと同じ。『安倍ドルフ政権』を、このまま放置していいわけがない。国民が立ち上がって、『安倍ドルフ晋三』が耳を塞いでも聞こえるような声で反対の声を上げるしかない」と呼びかけ、大きな拍手を集めました。テレビでも活躍する著名なジャーナリストの中で、ここまでハッキリおっしゃる方はさすがにレアです。その潔さをとても頼もしく思います。

 昨日はベルギー・ブリュッセルの空港と地下鉄で自爆テロが発生しましたが、昨年7月1日、参考人として衆議院の安保特別委員会に招かれた鳥越さんは、安保法制に関しても次のように指摘されています。

 「私がもしイスラム原理主義のテロリストだとすれば、まず最初に考えるのは新幹線です。新幹線と原発と言われていますが、原発はある程度セキュリティーがちゃんとしてます。しかし、新幹線のセキュリティーはないに等しい。誰かが爆弾を持ち込んで爆破してもですね、なんの不思議でもない。おそらく1000人を超える犠牲者が出るだろう」

 岩上さん率いるIWJも、鳥越さんと同じ角度から安倍政権の危険性を指摘し、日本におけるテロ事件発生の可能性にも言及し、警鐘を鳴らし続けてきました。今日のインタビューでは、岩上さんも遠慮なく「リミッター」を外し、歯に衣着せずに、(主に安倍政権の)あらゆる社会問題に言及すると思いますので、絶対にお見逃しなく!!

※配信はこちらから
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

===================================

 原記者、ありがとうございました! 次は佐々木隼也記者に、昨日政府が閣議決定した日本共産党に関するある答弁書について、レポートしてもらいます!

■「共産党は破防法の調査対象」!~迫る北海道補選!安倍政権と鈴木貴子議員のタッグが野党共闘へ攻撃を開始!?

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 安倍政権が、共産党に対して攻撃的な姿勢をあらわにしました。

 昨日、安倍政権は閣議で、日本共産党について「『暴力革命の方針』に変更なし」とする答弁書を閣議決定しました。答弁書は、1982年に公安調査庁長官が「共産党は破壊活動防止法(破防法)に基づく『調査対象団体』の一つである」と国会で答弁したことに触れ、「現在においても破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」「警察庁としては、現在においても共産党の『いわゆる敵の出方論』に立った『暴力革命の方針』に変更はないものと認識している」などとしています。

 この件についてIWJは早速、日本共産党に取材しました。すると広報担当者は、山下芳生書記局長の国会内での会見でその件について触れるので、会見に来て欲しいとの回答。記者クラブに属していないIWJは国会内に入ることができないため、担当者と交渉し、取材許可を得ました。会見は国会記者クラブの主催とのことで質問はできませんでしたが(クラブ記者以外の質問や出席を制限する記者クラブの姿勢には今後も引き続き抗議していきます)、バッチリ撮影してきたので、ぜひ以下の動画記事をご覧ください。

※2016/03/22 日本共産党・山下芳生 書記局長 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293023

 会見で山下書記局長は、1989年の国会質疑--共産党の不破哲三氏による石山陽・公安調査庁長官への質問において、この「調査対象団体」なる定義が、破防法の規定ではなく公安調査庁内の「内部ルール」であることを指摘。さらに破防法ができて36年間、一度も「問題あり(またはその疑い)」の報告をしていないこと、加えてこの1989年の国会質疑以降、今に至るまで、そうした報告が行われていないことをあげ、「憲法上の結社の自由に対する不当な侵害であり、改めて厳重に抗議する」と述べました。

 山下書記局長の「怒り」の会見の模様、上記の詳細な説明はぜひ、動画記事をご覧いただければと思います。短い会見ですので、時間のない方でも、サラッと視聴できます。

 ちなみに政府の答弁書というのは、議員からの質問主意書に(1週間以内に)答えるものなのですが、今回この質問主意書を出したのは、あの鈴木宗男氏の娘・鈴木貴子衆院議員です。

 鈴木貴子議員といえば、「新党大地」代表の宗男氏が、4月24日投開票(12日告示)が迫る北海道5区補選や夏の参院選で自民党を支援する方針を打ち出したことにあわせ、民主党を離党。「野党共闘」に水を差す動きをしています。

※2016/01/30 「ちょっと『市民連合』ってよくわかりませんので…」って岡田代表、まさか!?―自民党への「転身」が噂される鈴木貴子議員の何様な発言、そして鈴木宗男氏の「男の勝負」とは!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285069

 このタイミングで共産党を攻撃することによって、共産党も含めた野党統一候補への反感を広げる--。鈴木議員と政府与党によるチームワークによる「選挙戦術」が、もう始まっているものとみられます。山下書記局長も会見で、「質問者(鈴木貴子議員)には、野党共闘を攻撃をしたい、という意図を感じる」と警戒の念を述べていました。

 「何でもあり」の様相を呈してきた選挙戦・・・様々な攻撃を受ける「草の根」の市民運動の動きも、IWJはどんどん精力的に報じていきたいと思います。市民と、そして野党の結集についてはぜひ、以下のIWJのアーカイブをご覧ください。

 IWJでは、北海道の補選以外にも、参院選(または衆参ダブル選)を見据えた、日本全国各地で胎動している市民連合、野党共闘の動きを、可能な限り報道し、可視化していきたいと思っています。しかしそれには多くの人員とコストがかかります。現在財政難で規模縮小の窮地に立たされているIWJには、ダブルパンチです。どうか、今後のこうしたIWJの取材活動を、みなさまの手で支えていただければ幸いです。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※2015/12/20 SEALDsなど5団体が「非自民」の「市民連合」結成!来年夏の参院選にむけ「個人の尊厳と自由が蔑ろにされる安倍政権の諸政策にトータルで対抗していく」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279815

※2016/02/19 野党5党が「選挙協力」「安倍政権打倒」で合意!沖縄選出・照屋議員「『オール沖縄』の戦いと共通のものがある」~民主・維新・共産・生活・社民が安保法廃止法案を共同提出
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287888

===================================

 佐々木記者、ありがとうございました! 次は城石エマ記者に、待機児童問題の発火点となった民主党・山尾志桜里議員の国会での質疑に関して、レポートしてもらいます!

■「保育園落ちた日本死ね!!!」国会議員として初めて国会で取り上げた民主党・山尾志桜里議員の2月29日国会答弁ハイライトをアップしました!愚劣な野次に冗長答弁、安倍政権・与党議員の「レベルの低さ」がもろに出てます!

 おはようございます!IWJ学生記者の城石エマと申します。

 「保育園落ちた日本死ね!!!」

 2月15日に「はてなダイアリー」の匿名ブログに投稿されて以降、あっという間に注目を集めたこのブログを、初めて国会で取り上げたのが誰だったか、覚えていますか?

 それは、民主党・山尾志桜里議員です。答弁の声をもかき消すほどの野次を物ともせず、張り上げた声で毅然と安倍総理を問い詰める山尾議員は、「総理の天敵」とも呼ばれ、存在感を放っています。

 山尾議員は、年明け以降、これまで6回にわたり、総理に待機児童問題を突きつけてきました。今回アップしたのは、2月29日、山尾議員が「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログを最初に紹介した、衆院予算委員会答弁のハイライトです。

 安倍総理はブログについて、「匿名である以上確かめようがない」などと言って取り合おうとせず、与党席からは「本人出せよ」「誰が書いたんだよ」と下品な野次が飛び交いました。

 後になって、この野次を発したのが、その昔、幼い頃の安倍総理の家庭教師を務めたという自民党の平沢勝栄議員が発したものであることが判明しました。これには多くの国民が怒りの声をあげましたが、平沢議員はその後も、自身のブログで「(日本死ねの)ブログの表現が必ずしも適切でないという私の考えには、今も何ら変わりはない」と憮然とした態度を取り続けています。

 野次は1つや2つではなく、国会全体が騒然とするほど各方面から飛ばされました。答弁に立った安倍総理は、山尾議員の質問を「揚げ足取り」と呼びながら、肝心の質問内容には答えず、総理の後ろでは、麻生太郎財務大臣が腕組みをしながらニタニタ笑いを浮かべ、そのまわりで与党議員たちが愚劣な野次を飛ばしていました。

 「これが日本の政治を動かす政権か」と考えると、非常に恥ずかしくなってしまいます。

 ブログの投稿者が誰なのか、この投稿が本物なのか、安倍総理や与党議員がこだわるポイントは、ことごとくずれています。問題の真の焦点は、この投稿が多くの親たちの共感を得たという事実のはずです。

 「ブログが匿名かどうか」とか、「言葉遣いが乱暴だ」とかにこだわり続けるのは、政権としてこの問題に本気で取り組んでこなかったやましさがあるからではないでしょうか?

 2月29日の国会答弁は、注釈も付けつつ該当部分を全文掲載しました。安倍政権の待機児童問題に対する「生ぬるい態度」への批判に火をつけたこの日の答弁を、ぜひ、ご一読ください!

※【02.29国会ハイライト】「保育園落ちた日本死ね!!!」待機児童に悩む親たちの悲痛な叫びに安倍総理が「匿名である以上確かめようがない」と無神経発言! 与党議員らは「本人出せよ」の下劣な野次!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293075

===================================

 城石エマ記者、ありがとうございました! この待機児童の問題に関しては、読売テレビの「そこまで言って委員会NP」の番組中、パネリストとして出演していた俳優の津川雅彦氏が、「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログ主に対して、「書いた人間が××(死ね)ばいいよ」(××は規制音)などと、信じがたい暴言を発しました。

 IWJでは現在、この問題について昨日の「日刊IWJガイド」で第一報をお伝えしたぎぎまき記者が、問題のシーンを放送した読売テレビを含め、各所への取材を敢行中です。まとまり次第、記事として発表しますので、どうぞご注目ください。

 次は太田美智子記者に、まもなく国会での審議が始まるTPPについて、注目の動きに関してレポートしてもらいます!

■「TPPの署名または批准をしないことが、民主的に選ばれた議会の責務」!! 国連人権理事会の専門家がTPPの国際法および国際人権規約違反を示唆して警告!!

 おはようございます! IWJテキスト班の太田美智子です。

 3月8日に閣議決定したTPP承認案と関連法案について、政府・与党は明日、3月24日に衆参両院でTPP特別委員会を設置すると発表しました。政府は、この特別委員会での集中審議を経て、今国会中に同法案を成立させようと目論んでいます。

 米大統領選では、共和党のマルコ・ルビオ氏が撤退したことでTPPに賛成する候補者は、同じく共和党のジョン・ケーシック候補のみとなり、協定発効の見通しが不透明になってきましたが、「交渉参加反対」を掲げて政権与党に返り咲いた自民党・安倍政権は、このまま突っ走るのでしょうか?

 ところで、2月4日にニュージーランドで行われたTPP署名式直前、国連人権高等弁務官事務所のウェブサイトに、TPP参加12ヵ国の政府に対して「現状では、民主的に選ばれた議会の責務として、TPPの署名を止めるか批准を止めるかの二択しかない」と呼びかける専門家の声明が掲載されました。

・Statement by the Independent Expert on the promotion of a democratic and equitable international order, Alfred de Zayas, on the upcoming signing the Trans-Pacific Partnership(【URL】http://bit.ly/1KqGlDA

 この声明を出したアルフレッド・デ・サヤス氏は、国連人権理事会から任命された「独立の専門家」として、「民主的で公正な国際秩序」推進のため、その障害となる問題や提案を報告書にまとめ、国連総会や国連人権理事会に提出しています。

 サヤス氏は声明の中で、秘密交渉によって「大筋合意」されたTPPは「非民主的であり、市民的・政治的権利に関する国際規約第19条および第25条に明らかに違反」していること、透明性および説明責任をはじめとする国際法の基本原則に違反している可能性があること、投資家が政府を訴えるISD条項は「規制萎縮」を招くため、撤廃すべきであることなどが指摘されています。

 この声明の全訳を含め、詳細は記事としてアップしますので、どうぞご注目ください 。また、ISD条項の危険性については、以下の岩上さんのインタビューもご覧ください! サポート会員でない方はサポート会員になっていただけると嬉しいですが、この動画だけを購入することも可能です。ぜひご検討ください!

※2013/04/11 「ISD条項はクーデターに近い」~TPPの危険性について、その本質を議論する―岩月浩二氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/73528

 また、3月30日には「TPPを批准させない3.30国会行動」、4月3日には東京文京区の全水道会館で「報告集会・TPP協定の全体像とその問題点」が予定されています。いずれも、IWJでは中継を行う予定です。

 参加できる方はぜひ現地に、参加できない方はぜひIWJの中継をご覧ください! そして、IWJへのご支援を、ぜひともよろしくお願いします!

■3月26日と27日、神戸学院大学・上脇博之氏に2日間「連日」インタビュー! 上脇氏が刑事告発した8議員の正体とは~「第5号・猪口邦子議員」

 再び、平山です。この「日刊IWJガイド」で連日お伝えしていますが、3月26日(土)と27日(日)の2日間にわたり、岩上さんが神戸学院大学教授の上脇博之氏に「連日」インタビューします。

 上脇氏が取り組んでいる「落選運動支援の会」は、「政治資金疑惑」を切り口に、安保法に賛成した国会議員を今年夏の参議院選挙で落選させるため、次々と刑事告発を続けています。今までに告発した8議員について、連日紹介していますが、今日は「第5号」にあたる自民党の猪口邦子議員についてです。

 猪口議員は、2010年参院選の「選挙運動に関する収支報告書」に、同年5月10日から7月26日の間に、自民党から500万円、自身が代表を務める政党支部から17万円の寄付を受けたと記載しています。しかし、自民党の2010年度の政治資金報告書には、「公職の候補者」個人への寄付に関する記載はないといいます。

 つまり、猪口議員の政党支部は猪口議員個人に、計517万円の寄付を行ったということになります。しかし、猪口議員の政党支部の収支報告書には、この寄付に関する記載が一切存在していません。この「出所不明金」に関して、上脇氏は2016年3月2日付けで、猪口議員を政治資金規正法違反の疑いで千葉地検に告発しました。

 上脇氏は、この猪口議員の政治資金規正法違反の疑惑について、「500万円もの高額な明細書を、出納責任者が見間違えるとは思えません」と分析しています。詳細は、3月26日、27日の「連日」インタビューで岩上さんが詳しくお聞きする予定ですので、どうぞご注目ください!

■「フクシマ 5年目の真実」制作中――本日17時と17時半より、Ch7で予告編を配信します

 皆さん、おはようございます。IWJで記者兼カメラマンをしている高橋敬明です。3月10日と11日、福島で取材をしてきました。今回の取材では、2011年3月11日の福島第一原発事故によって、人生がガラッと変わってしまった、様々な境遇の方々を取材させてもらうことができました。

今も仮設住宅に暮らす楢葉町の住民たち。設立時から原発告訴団のメンバーに加わった、福島の自然を心から愛する”おばちゃん”。”フクイチ”で廃炉作業にあたる現役の作業員たち。そして、福島第一原発構内で行われた東電・廣瀬直己社長の「訓示」・・・。

 これらの取材成果を、「フクシマ 5年目の真実」と題して、近日中に4回シリーズで配信します。

 初回の配信では、楢葉町から避難している人たちが集まる仮設住宅を取り上げます。

 農家しかいなかった町に、突然やってきた原発。町は潤い、人々は東電が代金を一部負担してくれる旅行を楽しんでいたそうです。原発産業の”旨味”を知っている住民たちは、いま原発をどう思っているのか、迫りました。

 去年9月に避難解除が発表された故郷・楢葉に帰るかどうか迷う日々。アポなしの突然の訪問だったのにも関わらず、4人の楢葉住民が取材に応じてくれました。

 福島での取材には、”難しさ”が伴います。カメラに向かっては語りたくないこと、まだ語ることができないことがあったりするからです。今回の取材の仕込みをしている最中にも、ある福島県民の方に言われました。

 「どうせメディアは3月11日しか来ないんでしょ? ”事故から5年”でネタになるかもしれないけど、私達にとっては365日なのよ」――。

 全くもってその通りです。それでも、その方の声を含めて発信するのが、私たちの役目でもあると思っています。埋もれてはいけない声を埋もれさせないために、様々な方のご協力をいただきながら、取材してきました。

 まずは、その予告編(5分30秒)を本日、午後5時からと午後5時30分からの2回、Ch7で配信します。ぜひ、御覧ください!

※Ch7はこちらから!
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7

■なぜ安倍政権がファシズムなのか!その問いに嫌というほど答えちゃう商品、取り揃えています!

 再び原です!鳥越さんが『安倍ドルフ政権』『安倍ドルフ晋三』と言ったことでネトウヨは「左翼はすぐヒトラー持ちだすよなwww」とスレッドを立てていましたが、「ああ、こういうネトウヨみたいな思考回路がファシズムを育てるんだろうなぁ…」と思い至り、そういう意味でも鳥越さんには勉強させていただきました。

 なぜ安倍政権がファシズムなのか、その理由がわからないというネトウヨの皆さんは、自民党改憲草案が明記する「緊急事態条項」について勉強してみてください。超簡単にいうと、憲法とは、国家権力を制限し、国民の人権の保障をはかるものですが、緊急事態条項とは、その憲法秩序を「緊急事態」を理由に眠らせてしまい(一時停止)、権力を国家に集中し、国民の人権を制限する、まさしく「ナチスの手口」そのものです。

 詳しくはIWJで発売中の、岩上さん、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士が自民党改憲草案をあますとこなく読み解き、緊急事態条項の危険性について大幅加筆した『前夜・増補改訂版』、そして緊急事態条項に特化して警鐘を鳴らした国内唯一の徹底シンポジウムDVD「饗宴VI~『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」をお買い求めください! 今、この国で進行中の「ファシズムへの道」を、多くの人に拡散し、警鐘を鳴らしていただければと思います!!

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※DVD「饗宴VI」通常版
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

 そして、『米国が隠す日本の真実』も、ぜひぜひお読みいただきたい一冊です。岩上さんが、植草一秀さん、木村朗さん、川内博史さんとともに、憲法問題のみならず、原発、TPPなど、多岐にわたる「戦後日本のタブー」について分かりやすく解説しています。

 さらに、岩上さんが母校の早稲田大学で行った講義「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について」を収録した『「今を伝える」ということ』は、大手メディアの流す大本営発表に惑わされずにこの国でサヴァイヴするためにも、ぜひ、あわせてお買い求めください!

※【岩上安身単独サイン入り】米国が隠す日本の真実
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※米国が隠す日本の真実
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

※【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193

 その他いろいろ取り揃えておりますので、ぜひ店頭を、チラ見しにきてください!

・IWJ書店はこちらです!(会員の方のみご利用いただけます)
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=16

■DVDやオリジナルTシャツを期間限定「50%OFF」で大セール中です!!在庫切れが続出しておりますので、IWJの脱・経営危機のために、皆さん、お早めにチェックしてください!!!

 天気がいい日が続きますね。駅まで歩いただけで汗をかいてしまい、上着を脱いだものの、「あ!やばい!今日、上着の下に着てきたTシャツ、いつもパジャマで着ているダサいやつだ!」と顔を赤くされた方も少なくないかと思います。季節の変わり目はつい油断しがちですし、「あれ、去年のこの時期何着てたっけ・・・?」とお困りの方も多いことでしょう。

 そ、こ、で!経営危機に直面したIWJでは現在、オリジナルTシャツなどの各種グッズを50%OFFにて販売中です!この売り上げはIWJの活動経費になり、赤字解消への一助となります! おかげさまで売れ行きは好調で、在庫切れが続出しております。皆さん、IWJの脱・経営危機のために、お早めにチェックしてみてください!

 個人的には「あじさいTシャツ」がおすすめです!これは、脱原発を訴え、官邸前を埋め尽くした2012年の「あじさい革命」にちなんで作ったTシャツです!そして一昨日、ついに東京も例年より5日早く桜の開花宣言が出されました。とにかく、今は花の季節ってことです!

 あじさいの花言葉は、(1)元気な女性、(2)辛抱強い愛情、(3) 一家団欒、家族の結びつき。

 元気な女性、もしくは「最近元気がないんだよなぁ」と感じる女性の皆さん、Tシャツほしいなぁと考えていませんか?パートナーのそっけない態度にテンションが下がりそうな方や、遠距離恋愛でなかなか相手に会えない皆さん、着る服に困っていませんか?家庭をお持ちの方は、ユニフォームがてら、一家みんなで着てみてはいかがですか?

 カラフルなあじさいTシャツが、皆さんの春を彩ってくれること間違いなしです!その他Tシャツ、DVDも大好評発売中ですので、IWJストアの半額商品をぜひ、この機会にご購入ください!

・【半額!!】Tシャツ あじさい
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=13

※セール対象のオリジナルグッズ一覧は以下のURLからご覧ください!
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=26

■わとはぷ~What happened today?

 今日は3月23日です。1976年のこの日、「児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件」が起きました。

 右翼の大物フィクサーと呼ばれていた児玉誉士夫の私邸に、小型セスナ機(PA-28-140型機)が突入、爆発炎上しました。この火災で児玉邸の2階一部が焼け、家政婦が負傷しましたが、別室で就寝していた児玉本人は無事でした。

 突入したのは、日活ロマンポルノなどに「前野霜一郎」の芸名で出演していた俳優の前野光保(当時29歳)という人物。右翼思想の持ち主で、現場で発見された遺体からは「七生報国」と書かれた日の丸の鉢巻が発見されました。

 当時、児玉誉士夫は「ロッキード事件」に関連し、ロッキード社の秘密代理人であったとして、衆議院での証人喚問が予定されていました。しかし、児玉は病気を理由に出席を拒否。児玉邸に突入した前野は、こうした児玉の態度が許せず、「天誅をくだすべきだ」と事件直前に友人に語っていたといいます。

 当時、アメリカのメディアはこの事件を取り上げ、「最後のカミカゼ」などと報じました。「カミカゼ」とは、もちろん旧日本軍の神風特攻隊のことを指します。旧日本軍は神風特攻隊の乗組員に対し、覚醒剤を打って恐怖感を麻痺させたり、特攻に失敗して帰還した乗組員を福岡県にあった「(陸軍)振武寮」と呼ばれる施設に収容して軟禁したりするといった処置を取っていたといいます。

 神風特攻隊には、若い乗組員の遺書などを通じて多くの美談が語り継がれていますが、歴史の裏にはこうした負の側面が隠されていることも忘れてはなりません。でなければ、無謀で不合理極まりない「カミカゼ」が、今後も繰り返されてしまうことになりかねません。

 実際、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件では、2機の飛行機はニューヨークのワールド・トレードセンターへの「特攻テロ」を敢行しました。自らの死をかえりみない「特攻」という手法を過剰に美化するのは危険ではないでしょうか。

 靖国神社の遊就館には、特攻で命を落とした若いパイロットの遺書が展示され、その御魂は「英霊」として祀られています。戦争で命を落とした方々に哀悼の誠を捧げるのは当然のことです。しかし、それが「英霊」と位置づけられた途端、旧日本軍による侵略戦争を肯定し美化するための政治的装置へと置き換わってしまいます。これこそ、戦死者に対する侮辱ではないでしょうか。

 IWJでは、靖国神社がはたす政治的役割をはじめ、国家が歴史や伝統を都合のいいように操作し、書き換えようとしていることを繰り返し報じてきました。安倍政権のもとで「右傾化」が進む今、このテーマに関しては引き続き報じてゆきますので、どうぞご注目ください。

※2013/08/02 陸軍兵站総監が指令した「ことごとく殺戮すべし」~戦慄の殺戮作戦自体を陸軍公式の「日清戦史」から抹消した参謀本部~岩上安身による井上勝生氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/94362

※2014/08/15 慰安婦問題、朝日「誤報」で高揚する「右派メディア」の主張を徹底論破~岩上安身による哲学者・能川元一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/161862

2014/11/13 「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時 ~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205612

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/