日刊IWJガイド「情勢が見え始めた野党共闘の行方! 野党はまだまだ自公政権を脅かせない! ならば超攻撃的ディフェンスを! 安保法制と裏表で、安保法制より重大! 安倍政権が狙う緊急事態条項の本当の恐ろしさとは? 岩上安身による水島朝穂氏インタビュー報告!」2016.2.14日号~No.1249号~


■■■ 日刊IWJガイド「情勢が見え始めた野党共闘の行方! 野党はまだまだ自公政権を脅かせない! ならば超攻撃的ディフェンスを! 安保法制と裏表で、安保法制より重大! 安倍政権が狙う緊急事態条項の本当の恐ろしさとは? 岩上安身による水島朝穂氏インタビュー報告!」2016.2.14日号~No.1249号~ ■■■
(2016.2.14 8時00分)

 おはようございます。普段は高原でキャベツを育てています、IWJ新人記者兼季節就農者の山本愛穂(まなほ)です。IWJのオフィスでは、インフルエンザや季節性の風邪が大流行していますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 インフルエンザを吹き飛ばすような明るく前向きなニュースを冒頭から!…お伝えしたいところですが、今日も脱力の連続。宮崎謙介元議員が不倫騒動で議員辞職したものの、他にも議員辞職に値する閣僚は沢山いるのではないでしょうか。

福島第一原発事故後の追加被曝線量の長期目標である年 間1ミリシーベルトを、何の根拠もないと発言した丸川珠代環境相、歯舞を読むことすらできなかった島尻安伊子沖縄・北方担当相、そして何よりも巨額の金銭授受疑惑を報じられながら、検察が動く気配もない、甘利明元経済再生相――。

今日も相次ぐ安倍内閣の不祥事にまつわる、ウィルスが増殖しそうなニュースで溢れていますが、そんな中、あまりにも“不気味”なニュースが話題となっています。

 今月11日、兵庫県西宮市久保町の路上で、駐車中の乗用車から煙が出ているのを通行人男性が見つけ、110番。後部座席に「七輪」が置かれ、運転席で男性が死亡していたというのですが、捜査関係者によると、車内に残っていた免許証や、免許証の名義人が知人に送信したメールなどから、死亡した男性は兵庫7区(西宮、芦屋市)選出の山田賢司衆議院議員の元秘書の男性だと見られるとか…。すでにネットでは、様々な憶測や山田議員に関する「黒い噂」が飛び交っていますが、この事件についてはIWJも今後、注目し続け、出せるタイミングで続報を出したいと思います。

★本日のラインナップ
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠【中継番組表】
┠■情勢が見え始めた野党共闘の行方!野党はまだまだ自公政権を脅かせない!だったらデンバー・ブロンコスのような攻撃的なディフェンスを!(原佑介)
┠■安保法制と裏表で、安保法制より重大!安倍政権が狙う緊急事態条項の本当の恐ろしさとは~岩上安身が水島朝穂氏に全編クライマックス・インタビュー!(佐々木隼也)
┠■マスコミ報道にイラつく高市大臣の国民をバカにした態度が止まらない!~マイナンバーの奨学金利用で日本はさらに教育後進国に!?(城石エマ)
┠■英語化はなぜ「愚民化」なのか?グローバル化は中世への逆戻り!?岩上さんによる施光恒氏へのインタビューを、本日再配信!
┠■TPPに遺伝子組み換え作物・・日本の農業はお先真っ暗・・でも、まだ希望の光があります~金子信博教授(横浜国立大学大学院環境情報研究院)インタビューの録画配信のお知らせ(山本愛穂)
┠■今後も注目のラインナップが目白押し!岩上さんによる注目インタビューと講演スケジュール
┠■「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」のDVD、サイン入りも絶賛発売中!『前夜増補版』もよろしくお願いします!
┠■わとはぷ~What happened today?(山本愛穂)
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◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.14 Sun.**

【Ch4】13:00~「安倍政権NO!☆ 0214大行進 in 渋谷 民主主義を取り戻せ!戦争させるな!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「安倍政権NO!☆ 実行委員会」によっておこなわれる、集会と大規模デモの模様を中継します。

【Ch6】14:00~「オッサン政治に無理チョコを 弁護士×ママ×高校生」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「デモ系女子のガールズトーク」のキャッチコピーで開催される「トマトの会」主催のトークイベント。ゲストは太田啓子氏(明日の自由を守る若手弁護士の会、怒れる女子会)、武笠由美氏(特定秘密保護法を考える女子会@足立、ひらけごまネット)、ちるちる氏(T-ns SOWL)。

【IWJ_AICHI1】14:00~「DemosKratia Parade 2016 winter ~愛のない安倍政権を止めるバレンタインデー名古屋大行進~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「DemosKratia Parade」主催の第二弾となる集会とパレードの模様を中継します。

【IWJ_HYOGO1】14:30~「改憲学者・小林節が叱る!安保法制が許されないワケ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※小林節・慶応義塾大学名誉教授を講師に迎え開催される、兵庫県保険医協会主催による講演会を中継します。

【録画配信・Ch5】16:30~「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278278
※2015年12月11日に収録した、「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)」を録画配信します。

【再配信・Ch1】18:00~「岩上安身による『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349
※2016年1月26日に行われた、「岩上安身による『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー」を再配信します。Twitterアカウント @IWJ_ch1 にて、本インタビューの模様を実況ツイートします。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.15 Mon.**

【IWJ_FUKUSHIMA1】13:30~「第22回『県民健康調査』検討委員会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※「第22回『県民健康調査』検討委員会」の議事は、(1)基本調査について、(2)詳細調査について、(3)中間取りまとめについて、(4)その他。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch未定】17:30~「第二東京弁護士会主催・安全保障法廃止に向けた街頭宣伝行動」
※第二東京弁護士会が主催する、「安全保障法廃止に向けた街頭宣伝行動」を中継予定。

【Ch未定】19:00~「『みんなが聞きたい 安倍総理への質問』刊行記念イベント第二弾!<政治>こそ、山本太郎の天職だ! 小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS 山本太郎さん(政治家)」
※「集英社インターナショナル」が主催する、『みんなが聞きたい 安倍総理への質問』刊行記念イベント第二弾を中継します。小林節氏(慶應義塾大学名誉教授)、山本太郎・参院議員が登壇。司会・進行は、IWJ代表・岩上安身が務めます。

【録画配信・Ch6】21:00~「ドキュメンタリー映画『望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”』長塚洋監督×原田正治さん(被害者遺族)×田口真義さん(裁判員経験者)×会場・上映後のトークセッション <予告編付き>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2016年2月11日に収録した、ドキュメンタリー映画『望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”』上映後のトークセッションを録画配信します。本配信の冒頭では、映画の予告編をお送りいたします。

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■情勢が見え始めた野党共闘の行方!野党はまだまだ自公政権を脅かせない!だったらデンバー・ブロンコスのような攻撃的なディフェンスを!

 グッモーニン!原です。スーパーボウルはデンバー・ブロンコスが優勝しましたね。個人的には爆発的な攻撃力を誇ったパンサーズが勝つと思っていたのですが…まさか止め切るとは…やりやがったな、ボン・ミラー!

 僕も全部は視聴できていないのですが、ブロンコスのディフェンスはマジすごかった・・・。ラッシュの連続で何度もサックを食らわせ、パンサーズの攻撃をことごとく食い止めました。アメフトでは、「インターセプトはタッチダウン2発分」とも言われますが、それくらい守備が生み出す攻撃性には、重い価値が置かれていますので、防戦一方の野党もそろそろ攻撃的なディフェンスに出てほしいな、と思います。

 熊本では全国に先駆けて野党共闘が実現し、市民連合がこれを後押ししました。そこで今度は山形でも動きが。維新の党が今月9日、参院選山形選挙区に無所属で立候補する元参院議員舟山康江さん(民主・社民推薦)の推薦を決定。山形選挙区では、共産党も独自候補を決定していますが、民主、維新、社民がともに推薦を出した今、候補者を自主的に降ろす可能性は高いと思われます。

 自民党は、元全農山形県本部副本部長の月野薫さんを擁立すると発表しています。JA出身者を立てたというのは、TPPへの署名が農家の反感を買っていることを理解しているからです。しかし、ここで農家の票が割れればおもしろいことになりそうです。

 さらに4月に迫った、夏の参院選の前哨戦となる北海道5区補選。「新党大地」の鈴木宗男代表が反共を掲げ、それまで徹底的に批判していた自民党の候補者の推薦を決定するなど、「タヌキ」っぷりを露呈し、野党共闘にケチがついた感がありました。

 が、一昨日になって、共産党がすでに公認した新人・橋本美香氏を取り下げ、民主党が推薦した新人・池田真紀氏で野党候補の一本化が実現する見通しが強まったとの報が。民主党本部と共産党中央委員会は、統一候補の擁立についての判断は各党の地方レベルの協議結果に委ねると決定。安保関連法廃止などを盛り込んだ協定書を結ぶ協議に入り、政策協定がまとまれば一本化する予定です。

 そしてここへきて、もうひとつ、「参院選の前哨戦」が急浮上。不倫議員として、一躍メジャー議員へと躍り出た自民党・宮崎謙介衆院議員。辞職を表明しましたが、3月15日までに辞職が認められれば、4月24日に京都3区の補選が実施されることになるのです。

 補選にあたって民主党は、前回、同区で落選し、比例復活した泉健太衆院議員を担ぎ出す意向を示しています。泉議員が出馬のために辞職した場合、民主党の比例代表近畿ブロック名簿で次点の北神圭朗元衆院議員が繰り上げ当選することになります。泉議員は前回2014年の衆院で54900票を獲得。不倫・宮崎議員に敗れたものの、わずか3500票差ですから、補選ではひっくり返すことができる、と踏んだのでしょう。

 しかし、対安倍政権の野党共闘がしきりに叫ばれている中、他の野党と調整もせずに、そろ~っと議席を「プラス1」しようと画策する民主党に、「結局、自分たちのことしか考えていないのかよ」といった批判の声を上がっています。

 山形の野党共闘の行方、そして北海道5区、京都3区の補選についての詳報はWebにアップしました!それぞれの地域の前回の得票数などを計算し、選挙の行方を分析しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください!スーパーボウルでビヨンセが行った、話題のパフォーマンスについても触れています!

 参院選までもう5カ月。ひとつひとつの選挙を、結果だけでなく、その過程も大切にしていかなければいけない時期にきています。まだまだ自民党には勝てそうにない情勢ですから、せめて攻撃的なディフェンスを大事にしていきましょう。IWJは熊本取材も行なったばかりで、取材費もかかっております。これからますます忙しくなりますので、どうかご支援のほど、よろしくお願いします!

※2016/02/14 情勢が見え始めた野党共闘の行方!野党はまだまだ自公政権を脅かせない!だったらデンバー・ブロンコスのような攻撃的なディフェンスを!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287272

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※取材活動費の源泉となるご寄付・カンパもよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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 原記者、ありがとうございました!続いては佐々木記者より、岩上さんによる水島朝穂先生インタビューの報告です!

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■安保法制と裏表で、安保法制より重大!安倍政権が狙う緊急事態条項の本当の恐ろしさとは~岩上安身が水島朝穂氏に全編クライマックス・インタビュー!

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 IWJでは、安倍政権が憲法改正で最初に狙う緊急事態条項の危険性について繰り返し警鐘を鳴らし、僕も本ガイドで何度も何度も「危ないよ!」と叫んできました。

 …が、昨日行われた岩上さんによる憲法学者の水島朝穂・早大教授のインタビューを聞いたら、自分が、この条項の恐ろしさの半分も実感できていなかったことを、思い知らされました。

 昨年末のIWJの特大イベント『饗宴VI』で登壇した升永英俊弁護士は、客席に向かって「みなさん、この条項のことを考えたら腰が浮くほど恐ろしくなって、そんなふうに座ってなんかいられませんよ!」と呼びかけ、この条項に危機感をお持ちであるはずの参加者のみなさんですら、「え…?」と戸惑った空気が流れていたのですが、今は僕も、この時の升永弁護士の焦りが分かります。

 「危ないよ!」どころではありません。少し下品ですが、おしっこで例えるならば、チビるどころの話ではなく、血尿が脳天から噴き出すくらいのヤバさです。

 安保法制よりも、さらに重大。安倍政権が集団的自衛権の行使容認や安保法制の暴力採決で強行してきた、憲法9条の破壊が、この緊急事態条項で完遂する。それほど恐ろしいものなのです。

 水島さんによれば、憲法9条は「内」と「外」に対して、人々の自由と平和を保障するものであり、安倍政権はまず安保法制で「外」に対して自衛隊が武力行使をできるようにしました。ここで、憲法9条の半分が破壊されたんですね。そして今度は、この緊急事態条項で日本「国内」の僕らの自由や人権を奪うことによって、憲法9条を完全に破壊するものなのです。

 「その目的は、市民の戦力化。最後まで国民を戦力として利用すること」であると、水島さんは指摘しました。

 この緊急事態条項の恐ろしさは、海外の事例や、過去の大日本帝国の事例から、いくらでも教訓として学ぶことができます。

 安倍政権は「海外の多くの国には緊急事態条項がある。日本もそのスタンダードに合わせなければならない」などと吹聴しますが、それはまったくの大嘘です。確かに、海外にも緊急事態条項と同様の憲法、法律があります。しかしそれらには、必ず「チェック機能」や「歯止め」が盛り込まれています。それでも、「これは恐ろしすぎる」として、為政者もその発動には常に躊躇しているような代物なのです。

 翻って自民党が目論む緊急事態条項には、こうした「チェック機能」や「歯止め」が一切、省かれています。書かれているのは単純に、「緊急事態の際には、時の内閣に全権力が集中しますよ。法律も自由に作るし、予算も自由に使うけど、国民は無条件に言うことを聞け!」ということのみです。

 水島さんはインタビューで、かつて大日本帝国で緊急事態宣言が発動され、何が起こったか――憲法が空洞化する恐ろしい瞬間があり、戒厳令とセットになって国民に降りかかる寸前だった――という歴史の闇を紹介しました。

 さらには海外の事例も紹介。それとの比較によって、安倍政権の緊急事態条項がいかにクレイジーかを浮き彫上がらせました。

 早口でまくしたて、膨大な知識をこれでもか、と視聴者に投げてくる。しかし1から10まで分かりやすい。そんな全編クライマックスのようなインタビューです。ぜひ多くの方に観ていただき、そして観せていただければと思います。

 見逃した!という方のために、後日、再配信を行います。しかしIWJ会員であれば、以下の動画記事より、いつでも全編をご覧になることができますので、ぜひこの機会に、会員登録をオススメいたします!

・岩上安身による水島朝穂・早稲田大学教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146

【会員登録はこちら!】
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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※過去の水島先生への岩上さんによるインタビューアーカイブはこちら!

・2013/09/10 「憲法は守るものではなく守らせるもの」~岩上安身による水島朝穂教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/101043

・2015/07/12 「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本
水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583
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 佐々木記者、ありがとうございました!次は、現役学生ながら、事務作業も記事の執筆もこなす、城石エマ記者から、マイナンバーと奨学金にまつわる憤怒必須のニュースです。

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■マスコミ報道にイラつく高市大臣の国民をバカにした態度が止まらない!~マイナンバーの奨学金利用で日本はさらに教育後進国に!?

 おはようございます!IWJ学生記者の城石エマと申します。

 「この人はどこまで国民をバカにしているんだろう?」

 国会で「電波停止」の発言をしたことが取り沙汰されている高市早苗大臣が、2月12日、総務省で定例記者会見を行いましたが、その様子を見て、ため息が止まりません。

 高市大臣の「電波停止」発言については、数日前にもご紹介いたしました。詳細を知りたい方は、ぜひ以下の記事をご参照ください!記事全編は会員にご登録いただいた方のみ、ご視聴・お読みいただけます。この機会にぜひ、会員にご登録ください!

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・2016/02/09 メディア規制を強める安倍政権・高市大臣がテレビへ「電波停止」の恫喝的発言!BPO委員長代行の是枝裕和氏が「放送法」のカラクリを暴く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707
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 渦中の高市大臣が行った2月12日の記者会見には、IWJからも阿部洋地(あべひろくに)記者が取材に駆けつけました!取材に集まった報道陣からは、「電波停止」発言について質問が相次ぎました。

 高市大臣は、自身の発言がメディアを賑わせている状況に相当イライラしているらしく、記者会見では、「『気に入らないから統制する』というようなことを申し上げたこともありません」「度々、『高市大臣がまた電波の停止に言及』といったようなことを報道されていますけれども、現存する法律を全くこれは否定すると、この法律はおかしいという答弁を現職閣僚がするわけにはまいりません」と語気を強めていました。

 「法律に書いてある通りに答弁しているだけです」という態度は、一見まともなようで、よくよく考えればとんでもなく国民をバカにした態度です。放送法や電波法には確かに、総務大臣が業務停止命令を行える規則について書かれています。その詳細については、先に上げた記事をご一読いただきたいと思います。ですがそもそも、法律は憲法の下に置かれるものですよね?憲法21条には、表現の自由が保障されていますよね?

 ところが高市大臣に言わせれば、「憲法が保障する自由、権利、これは公共の福祉のために用いるべき」だそうです。何をもって公共の福祉とするのか、何をもって政治的公平性とするのか、これらは時の政府の一存で決めていいものではないはずです。

 法律的根拠を示しながら滞ることなく答弁をし、質問者を論破してくる高市大臣の姿はなかなか威圧的でさえありますが、答弁をよく聞いていると、「大事なことは政府が決める」という、安倍政権特有の傲慢な態度が透けて見えてきます。野党やマスコミは、そういうところをこそ、突いていくべきです。

 さて、もう一つ、総務省といえば、マイナンバーです。実は、国民の知らないところで、マイナンバーが奨学金の返還に利用される計画が進んでいるようです。

 奨学金を運用する日本学生支援機構の所管官庁は文部科学省。文科省は、マイナンバーを使って貸与者の所得を把握し、所得に応じた返還額を設定して、返還を「楽」にさせてあげよう、そしてうまく行けば焦げ付きを減らせそうだ、と目論でいるのです。

 「返還が楽になる」と言えば、国民の賛成を得られそうだと考えるのでしょうが、国民が望んでいるのは「給付型奨学金」の拡充です。OECD諸国の中で、大学授業料の無償化も、給付型奨学金もどちらもないのは、なんと日本だけだそうです。衝撃的ではないですか?

 マイナンバーを利用して貸与者の所得を把握し、返せる分は徹底的に取り尽くす。文科省の新たな計画が、日本をさらに教育後進国に導くことは、火を見るより明らかです。

 奨学金にまつわる問題は、以下の記事をご参照ください!記事全編は会員にご登録いただいた方のみ、ご視聴・お読みいただけます。この機会にぜひ、会員にご登録ください!

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・【質疑全文掲載】すでに奨学金の返還延滞者のデータを収集中? 命が「金」で買われるのか!? 事実上の赤紙「経済徴兵制」を山本太郎議員が追及! 若者の首を絞める奨学金問題に切り込む!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256271

・2014/03/27 先進国日本の異常な奨学金制度に抗議「これは借金だ」 学生らが文科省に給付型奨学金の設置を要望
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131494
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 城石さん、ありがとうございました!

 次は、・・・再び、佐々木記者の登場、岩上さんによる施光恒さんへのインタビュー、再配信のお知らせです!

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■英語化はなぜ「愚民化」なのか?グローバル化は中世への逆戻り!?岩上さんによる施光恒氏へのインタビューを、本日再配信!

 おはようございます!再び、IWJの佐々木隼也です。

 本日18時よりCh1(→http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1)で行われる、岩上さんによる政治学者・施光恒(せ・てるひさ)氏へのインタビューは、要必見です!

 至るところに英語の文字が並び、安倍政権は学校での英語授業を強化推進し、舛も東京都知事は東京オリンピックに向けて英語案内ボランティアの育成を掲げ、TPPでも貿易や地方の公共事業にいたるまで英語のテキスト作成を求められている、英語強制大国・日本――。

 施さんは、ベストセラーとなっている最新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)で、日本で進められている英語化政策に強い危機感を示し、以下のように警鐘を鳴らしています。

 「安倍政権の成長戦略は、外資を日本に呼び込むためのもの。英語化の推進も、その一環だ。だが、それが進むと日本人は国語を失い、知のレベルが低下する。20年後には、深く思索することができない、日本語も英語もあやしいグローバル・エリートたちが、国を動かすようになってしまうだろう」。

 グローバル化…それ自体は良いことなのでは…?

 ――そう思われる方もいるかもしれません。しかし、施さんは、「グローバル化は進化ではなく、中世に逆戻りすることだ」と断言します。中世時代に起きたグローバル化とはいったいどのようなもので、そしてどんな弊害を生んだのでしょうか?

 気になるその答えはぜひ、本日の再配信をご覧になっていただければと思います!

 なお、忙しくて再配信が観れない…という方、IWJの会員となっていただければ、いつでも以下の動画記事より全編をご覧になることができます。家事の合間に、今週来週の日曜日の2回に分けて、などなど、ちょっとずつ観ることもできます。忙しい方こそぜひ、会員登録をオススメいたします!

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・2016/01/26 「英語化」の裏にあるビジネス利権。アメリカの属国だった日本は、これから植民地になっていく!?
~『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

・会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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 佐々木記者、今度こそありがとうございました。続いては、私より農業関連インタビューの録画配信のお知らせです。

■TPPに遺伝子組み換え作物・・日本の農業はお先真っ暗・・でも、まだ希望の光があります~金子信博教授(横浜国立大学大学院環境情報研究院)インタビューの録画配信のお知らせ

 次は山本より、大変お待たせいたしました、金子信博教授(横浜国立大学大学院環境情報研究院)インタビューの録画配信のお知らせです。

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【録画配信・Ch5】
横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)
[収録日時] 2015年12月11日(金)13:00~
[配信日時] 2016年2月14日(日)16:30~
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 農業を始めとする第一次産業は、きつい・汚い・危険の3K労働として忌避される傾向にあります。私が季節労働に従事してきた日本各地でも、万年人手不足、外国人労働者に頼らざるを得ない現状を、2年間目の当たりにしてきました。

 跡継ぎが途絶え、全国で増えていく耕作放棄地――。

 私を含め、「将来は自分で農業をしたい!」と希望する、若手新規就農希望者が増加傾向にありますが、「家族経営」を目指す農村とのミスマッチなどで、なかなか自分の畑を手にすることができません。

 それに、運よく耕作放棄地を手に入れたとしても、長年手入れをしていない、荒れ地と化した畑の状態を、いったいどう回復させればいいのでしょうか!トラクターをリースしたら数百万円、さらに養分がなくなった土壌を復活させるために、肥料を大量投入したらまたコストがかかってしまいます。それに・・・え?肥料はそんなにいらない?そもそも、耕す必要がない??金子先生、本当でしょうか?!

 インタビューを行った金子教授は、農学ではなく、土壌生体学の専門家。畑の土を耕さない、保全農業の「不耕起」という農法を用いることで、土壌の多様な微生物が元気に活動し、長い目でみると荒れているように見える土の状態を回復させる、という仮説を、試験地で科学的に証明する研究をされています。

 人手不足に悩む農村からカメラをぐっとひいて、国際的な文脈でとらえても、TPPによる安価な農産物の流入や、モンサントを筆頭とするGMO=遺伝子組み換え食品など、今の日本の農産業には暗雲ばかりが立ち込めています。

 暗澹たる状況で、日本の農業はどうすれば食の安全を確保し、生き残ることができるのか。そこで、一見非常に非力にも思える、有機農法や保全農法がどういった役割を担う可能性があるのか、金子教授に聞きました。

 今回のインタビューは、体調を崩していた岩上さんの代打で、急遽私、山本が行いました。後から見返すともっとこれを聞けばよかったなと思うことが沢山あり、また進行もおぼつかないところあったりで、反省しきりです。ただ、金子先生のお話は、農業そのものに関心がある方も、実際に保全農法や有機農業を実践されている方も、さらに、TPPやGMOなど、国際的な農産業の問題に興味がある方も、多くのことに気づかされる、非常に有意義なものでした。

 配信の中盤では、実際に試験地の畑の様子を撮影しながら、「不耕起」の畑の説明も行います。撮影スタッフは、阿部洋地、映画や撮影に対する専門性が高いカメラマンです。阿部カメラマンが撮影・編集した畑の映像にも、ぜひご注目いただければと思います。

 また、IWJでは、今回のインタビューでも飛び出した「緑の革命」やその地続きにあるモンサントのGMO、TPPに切り込んだ取材を行ってきました。

 こちらのアーカイブもまとめて、ご紹介します。金子教授へのインタビュー前後に、昨今の農業を取り巻く現状の復習として、ぜひご覧ください。

◆「緑の革命」(=農薬漬け・肥料大量投入・過度な品種改良)による問題点
※2013/12/03 TPPで日本は「加害者」にもなる? ~「途上国の『伝統の知恵』を収奪していいのか」岩上安身による東大助教・神子島健氏インタビューhttp://iwj.co.jp/wj/open/archives/114680

※【IWJブログ・TPP特別寄稿vol.11】TPPの根底にあるもの ~ヴァンダナ・シヴァさんの本から考える(神子島健 東京大学助教)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/108037

◆農業のみならず、問題山積のTPPを追及
※2015/11/19 【敗戦・TPP】公式言語に「日本語が存在せず」の衝撃!しかも日本政府は要求すらしていなかった!?民主党による官僚ヒアリングで明かされた安倍政権の理解不能な「怠慢」 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275531

※2016/02/04 TPP交渉差止・違憲訴訟の会によるTPP協定署名に抗議する緊急記者会見(動画) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286001

※2016/02/05 報告集会 TPP協定の全体像とその問題点 ―市民団体による分析報告―(動画)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286062

■今後も注目のラインナップが目白押し!岩上さんによる注目インタビューと講演スケジュール

 現在確定している岩上さんによるインタビューを、以下に列挙します!2月16日(火)には、鳩山友紀夫・元総理のインタビューが決まりました!岩上さんによる鳩山元総理へのインタビューは通算3回目!うかがうのはもちろん、「あの世紀のスキャンダル」についてです!!超タイムリーなインタビューとなります!

 他にもアポイントメントの調整をさせていただいている方がたくさんいらっしゃいます。確定次第、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・2月15日(月)【司会】19時~20時 山本太郎氏・小林節氏 対談
※「<政治>こそ、山本太郎の天職だ!~小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS山本太郎さん(政治家)」と題したイベントの司会を岩上さんが担当します。イベントの模様を、IWJでしっかり中継します。

・2月16日(火)15時~ 鳩山友紀夫元総理
※元総理の鳩山友紀夫さんに、総理時代、普天間基地の「県外移設」をあきらめるきっかけとなった外務省の役人によるペーパーが、「虚偽」の内容だったことについて、岩上さんがお話をうかがいます。この「世紀のスキャンダル」について、鳩山氏は2月4日の講演で明らかにしました。その模様はこちらのIWJ記事でぜひ予習を!→(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285911

・2月17日(水)15時~ 樋口陽一さん(東京大学名誉教授)
※日本における憲法学の権威であり第一人者である樋口氏に、立憲主義が危機に瀕している現在の状況や日本国憲法改正草案の危険な内容などについて、岩上さんがインタビューします。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん(上智大学教授)
※「市民連合」結集の立役者である中野さんは、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者でもあります。野党共闘の必要性を訴えている中野さんは、今の煮え切らない民主党の動きをどう見ているのでしょうか?岩上さんがインタビューします。

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん(京都大学大学院教授)
※国際刑事法が専門の高山さんは、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です。その際の記事については、以下をぜひご覧ください。(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388
)。岩上さんによる、待望のインタビューです。

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん<後編>
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池さん。おうかがいしたいお話がまだまだ沢山あり、去る1月27日に行ったインタビューに引き続き、岩上さんがインタビューします。

・3月1日(火)14:00~ 是枝裕和さん(映画監督)
※「誰も知らない」「海街diary」などで知られる是枝監督。「クローズアップ現代」のやらせ問題に関するBPO放送倫理検証委員会の委員も務め、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと自民党による報道圧力を批判されています。高市早苗氏による、「公平な報道をしない場合や、TVでテロを呼びかけた場合は、電波停止もありうる」との、放送法を悪用した威圧発言についても、しっかりインタビューします。なお、高市氏の発言については、アーカイブ、http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707をご覧ください。

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(九州大学准教授)<後編>
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の施光恒さん。1月26日に放送したインタビュー全編は、大好評をいただきました安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」の危険性について、まだまだおうかがいしたいお話が沢山あります。本後編インタビューにどうぞご期待ください。

■「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」のDVD、サイン入りも絶賛発売中!『前夜増補版』もよろしくお願いします!

 先日に引き続き、IWJ書店より、大人気商品のお知らせです。

 まずは、2015年12月20日に開催された「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」のDVDです。現在、まだ豪華登壇者によるサイン入りDVDも発売中です。

 ここのところ、民主党の岡田克也代表や社民党の福島瑞穂副党首や、内田樹教授など、各方面からの緊急事態条項の危険性への言及が相次いでいます。IWJでは、昨年から文字通り全力でこの問題に取り組んできました。

 饗宴VIの第二部では、升永英俊弁護士や永井幸寿弁護士を中心に、緊急事態条項の危険性を余すところなく、語っていただきました。会員の皆さまは、この条項の危険性を既にご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、愛蔵版に、ぜひご購入をご検討ください!

※『饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』DVD絶賛発売中!<こちらの商品は、現在Amazonでも取り扱いをしています!>
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

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岩上さんによる升永英俊弁護士、永井幸寿弁護士へのインタビューアーカイブも合わせてご覧ください!

※2016/01/11 岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

※2015/12/19 2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」 ~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

※こうしたアーカイブは、サポート会員になることで、全て無料で視聴することができます。財政難の折、ぜひサポート会員への登録変更をご検討お願いいたします!https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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 また、DVDとあわせて、『前夜増補版』をお読みいただくと、自民改憲草案の危険性がより理解しやすいと思います。こちらも合わせて、ぜひ、お読みいただければと思います。

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

↓その他、新作書籍も絶賛発売中です!↓

※【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

※【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193

■わとはぷ~What happened today?

 2月14日、今日はバレンタインデー。恋人に贈り物をする日、ということで、風習に地域差はあれど、主に発展途上国で定着している行事です。

 その起源は諸説ありますが、時はさかのぼって、ローマ帝国の時代。皇帝クラウディウス2世が、士気が下がるとの理由で、兵士の婚姻を禁止した際、キリスト教の司祭だった聖バレンタインが秘密裏に兵士同士を結婚させ、処刑されたとのこと。この処刑の日にちなんで、2月14日が選ばれたとのことです。

 ちなみに、日本では異性間のカップルの場合、主に女性が男性にチョコレートを贈る日として有名ですが、欧州諸国では、男性が女性に花などを送る日で、チョコレートというくくりも特にありません。こういった風習がなかった日本に、バレンタインデーという「イベント」が輸入されたのは、1958年頃だと言われていますが、輸入に際して、渡す方ともらう方のジェンダーが逆さまになったことには、当時の日本のジェンダーギャップなどが関係しているのか、気になるところです。

 なお、2013年頃から昨年まで東南アジアから欧州、中米まで各国を旅していましたが、バレンタインで女性が男性にプレゼントする国は、日本以外出会いませんでした。

 個人的には、こういったイベント自体の歴史や世界的な広がりや地域差には興味がありますが、バレンタインデー自体は毎年冷めた目で見ています。というのも、このイベントがあることで、儲かるのは一体どの業界なんだろうと思ってしまうからです。

 こういったイベントに惑わされず、大事な人には言えるときに大事だといつも伝えられるようでありたいと常日頃思う限りです。それでは、皆さま、本日もIWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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