日刊IWJガイド「自虐?インパクト?新・民主党ポスターの文言が話題!野党共闘のネックを宜野湾市長選より探る~3日連続インタビュー最終日は『仮面の日米同盟』著者の春名幹男さん!!~TPPも緊急事態条項も、国会から目が離せません!」2016.1.28号~No.1232号~


■■■ 日刊IWJガイド「自虐?インパクト?新・民主党ポスターの文言が話題!野党共闘のネックを宜野湾市長選より探る~3日連続インタビュー最終日は『仮面の日米同盟』著者の春名幹男さん!!~TPPも緊急事態条項も、国会から目が離せません!」2016.1.28号~No.1232号~ ■■■
(2016.1.28 8時00分)

 おはようございます! 葦澤美也子です。
 ちびっこが高熱を出し「インフルか???」と慌てて小児科に連れて行きましたが、インフルエンザではありませんでした(ホッ)。だんだん流行ってきているようですね。皆様もお気をつけ下さい!

 さて、昨日発表された民主党の新ポスターが早速ネットをにぎわしています。

・民主党 新ポスター コピーは「民主党は嫌いだけど…」(毎日新聞)
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160128/k00/00m/010/062000c

 白無地のポスターの中央に、「民主党は嫌いだけど、」と少し小さめの文字で前置きし、「民主主義は 守りたい」と大きく打ち出し、ポスター下部に「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください」と小さめに添えられています。

 新聞各紙の見出しには「自虐」の文字が躍り、ツイッターなどのネット発言ではネガティブな意見が多数を占めています。今回の“自虐”コピーは、話題集めのためのものだろうとは思いつつ、あえて苦言を呈したいと思います。

 民主党さん。私たちは以前、あなたたちに「止める役割」を期待して、政権運営を委託しました。しかし、期待したほど「止める」役割を担ってもらえなかったと失望した人たちが、民主党を「嫌い」になってしまったのではないですか。

 私は民主党を「嫌い」ではありませんが、何がダメだったのか、きちんと総括してほしいと思っています。

 何よりも今、本当に「止める役割」を期待してほしいと思うなら、まずは「野党共闘」への姿勢をきちんと打ち出してください。

 折しも、民主党の最大の支持母体である「連合」会長の、「共産党排除」発言について、批判的な記事がでたばかりです。

・進まぬ野党共闘…“黒幕”は共産党嫌いの「連合」神津会長
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174091

 「民主主義を守る」ために、今、最優先すべきことは、改憲へと突き進む自民党を中心とする改憲勢力を「止めること」なのか、それとも野党共闘から共産党を排除することなのか、どちらなのか、はっきりしてください。

 後者が最優先であり、反共が第一で、改憲勢力をとめるのは二の次、というのであれば、そうはっきりとおっしゃってください。民主党の立ち位置が明確になっていっそスッキリします。そうではない、憲法の改悪、特に緊急事態条項の創設は何をさておいても阻止すべきだ、というなら、共産党と手を組んででも、という必死の姿勢をお示しください。

 「今すぐ信じなくてもいい」ではなく、今すぐ、あなたがた民主党を、もう一度信じるか、やはり信じられないか、私たちが民主党に対して抱いているもやもやを払拭して、白黒、どちらであっても答えが出せるようにしてください。

★本日の日刊ガイドは、以下の内容でお届けします。

■宜野湾市長選「オール沖縄」敗北から見えた、野党共闘の課題とは(佐々木隼也)
【中継番組表】
■米軍は日本を守らない!? 本日28日15時から、最新刊『仮面の日米同盟』の著者・春名幹男氏のインタビューを中継します!(安道幹)
■「5人を日本に止めようと一番尽力したのは私です」~蓮池透氏が岩上安身に語った拉致問題の舞台裏!安倍総理の「拉致問題神話」ついに崩壊!?(原佑介)
■TPP調印内容の確認、精査は大丈夫?本日、甘利大臣金銭授受疑惑報告の記者会見へ
■緊急事態条項とTPP問題を学ぶならこの1枚!「饗宴VI」DVD、一般販売中!
■新刊書籍も好評販売中! 『前夜・増補改訂版』『米国が隠す日本の真実』ほか
■わとはぷ! 今年から使われる中学社会教科書について

 まずは、沖縄帰りの佐々木隼也記者より、今回の宜野湾市長選挙の総括をお伝えします!

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■宜野湾市長選「オール沖縄」敗北から見えた、野党共闘の課題とは

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。先日24日投開票の宜野湾市長選を、1週間前から現地取材し、その選挙戦の模様をお伝えしてきました。

 普天間基地の辺野古移転を容認している、安倍政権「代理」の現職・佐喜真淳候補と、辺野古移転反対を掲げる「オール沖縄」「野党共闘」の代理である志村恵一郎候補の一騎打ちは、佐喜真氏の勝利で幕を閉じました。

詳細は、別途、総括記事にて報告いたしますが、今回、投票率が上がった分は、ほぼすべて、自公が推す佐喜真側に票が投じられました。オール沖縄が押した新人・志村候補が一方的に敗れた、というわけではありません。

 詳しくは記事に譲りますが、つぶさに見ていくと、この宜野湾市長選に勝つために、安倍政権が、しっかり選挙戦略を固め、研究してきたことが分かります。

 宜野湾市の世論調査では、7割以上の人が「県内移設反対(つまり辺野古移設反対)」でした。なので、与党側候補が勝っても、「これで民意が辺野古移設を容認したとは言えない」という野党側の意見も目立ちます。

 しかし、「そんなことは、選挙戦が始まる前から分かっている」というのが、自民党・安倍政権の本音でしょう。だからこそ、佐喜真側は、この選挙戦で「普天間基地の危険性除去」のみを訴え、「辺野古」というワードは、一度も口にしませんでした。狡猾な戦略です。

 「辺野古移設」の争点化を避け、これまでの4年間の経済政策や、現職市長としてのネームバリューを全面に打ち出したのです。

 また、市民の生活により身近な、給食費半額や老人ホームの民営化などの経済政策を「実績として打ち出し、実績のまだない志村氏との「差」を明確にしました。

 普天間基地問題で、争点をぼやかされてしまった志村陣営としては、それこそ、これまでの佐喜真市政の数々の問題点を指摘し、追及し、対案を全面に打ち出すべきだったのではないでしょうか?

 しかし、IWJが選挙戦の最中に、期日前投票を終えた人を対象に出口取材を行った結果では、佐喜真氏に入れた人も、志村氏に入れた人も、「経済や福祉分野ではどっちもどっちでしょう」という声が、圧倒的でした。

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・2016/01/19 【宜野湾市長選】悪質な誹謗中傷ビラも…「基地反対の街」熾烈な選挙戦が繰り広げられる宜野湾市内レポート&期日前投票の出口取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283287

・2016/01/22 【沖縄】宜野湾市長選 宜野湾市内の選挙戦の模様(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284042
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 他にも、今回、佐喜真氏側勝利の裏には、それこそ「死にもの狂い」の選挙運動を行った自民党員の鬼気迫る動員・勧誘や、安倍総理や菅官房長官が市議に電話をかけるなど、水面下での動き、創価学会の期日前投票に焦点を絞った動員など、数々のファクターがあります。詳細は総括記事に書きたいと思います。

 もう一つの要因は、オール沖縄側の準備不足ではないでしょうか。

 当初は伊波洋一氏を出すはずが、二転三転して、結局は無名の志村氏に、わずか4か月前に一本化できたこと。ネットで志村氏で検索しても、検索結果の一番上に出てこず、街宣予定なども告知がされていないなどのネット戦略の甘さ…挙げればキリがないでしょう。これも、詳細は記事でご覧いただきたいと思います。

 大事なポイントは、この選挙を振り返ることは、これからの参院選を考える上で、大きな手がかりを与えてくれるということ。「終わった選挙の話」ではないのです。

 これから、参院選を控える野党は、早く結集し、本来ならば今の時点で、選挙戦略を練っていなければならない時期に来ているように思います。

 しかし、肝心の野党第一党の民主党のなかで、いまだに「共産党との共闘は言語道断」という根強い声もあり、足並みが揃いきっていないのが実状です。これは本当にまずい。

 IWJでは現在、民主党の最大の支持母体であり、共産党との共闘に消極的になっている要因である、「連合」に取材をし、その真意を聞いています。この取材結果についても、記事をIWJのサイトにアップします。この日刊ガイドで告知しますので、お見逃しなきように、お願いします!

 この1週間の宜野湾市長選取材は、現状のオール沖縄、そして全国の野党共闘に共通する課題を、浮かび上がらせるものでした。そういう意味では、「収穫」もあったと思います。市民が今後の参院選を闘ううえで、きっと参考になると思いますので、ぜひ、総括報告記事をご覧になってください! アップしましたら、お知らせいたします!

 さて、重要なヒントをつかむ取材ができた、とはいっても、今回はスタッフ2人が沖縄へ長期出張取材。厳しいIWJの財政事情が、より厳しい状態になってしまいました。

今後もIWJはこうした地方選挙や、もちろん今年の夏の参院選を、フルパワーで報じていくつもりですが、そのためには、どうしても財政面での、みなさまのご支援が必要不可欠です。

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…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.28 Thu.**

【Ch4】10:00~「【児童相談所問題】晃華学園事件 第7回口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※晃華学園事件の第7回口頭弁論後の報告会を中継します。

【Ch6】12:30~「日本外国特派員協会主催『仮面の日米同盟』著者・国際ジャーナリスト 春名幹男氏 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※日本外国特派員協会主催、『仮面の日米同盟』著者・国際ジャーナリストの春名幹男氏による記者会見を中継します。

【Ch1】15:00~「岩上安身による早稲田大学客員教授・春名幹男氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※『仮面の日米同盟』著者、春名幹男氏(国際ジャーナリスト)に、岩上安身がインタビューします。

【Ch4】18:00~「連帯・共同21シンポジウム『戦争法廃止 辺野古新基地建設阻止の国民的共同を』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「連帯・共同21」主催のシンポジウムの模様を中継します。報告者は、黒澤いつき氏(あすわか共同代表)、小森陽一氏(東京大学大学院教授)、中野晃一氏(上智大学国際教養部教授)、元山 仁士郎氏(SEALDs RYUKYU)。

【Ch2】18:30~「『中長期ロードマップの進捗状況』に関する会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力が開催する、「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見を中継します。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「市民講演会『安保法制のどこが問題なのか これから何をなすべきか』講演・広渡清吾氏」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「安全保障関連法廃止!学者・学生・弁護士の共同行動」が主催する、市民講演会の模様を中継します。広渡清吾氏(専修大学教授・東京大学名誉教授、元日本学術会議会長)が講演します。

【IWJ_SHIZUOKA1】18:30~「市民からの選挙協力☆激おこ!参院選・衆院選勉強会@浜松」
視聴URL: http://m.ustream.tv/channel/iwj-shizuoka1
※座間宮ガレイ氏が講師として登壇する、参院選・衆院選勉強会の模様を中継します。座間宮ガレイ氏講演のオフレコ部分については、音声をミュートにしてお送りいたします。何卒ご了承下さい。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.29 Fri.**

【録画配信・Ch5】15:00~「【緊急学習会】 フランケンフィッシュ・遺伝子組み換え鮭がすぐそこに」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※ 1月21日に行われた「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」主催の緊急学習会の模様を録画配信します。

【IWJ_KYOTO1】18:00~「シンポジウム『京都で考える同性パートナーシップ制度――個人と家族のかたち』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「同志社大学FGSS」主催(「同志社大学アメリカ研究所第一部門研究」共催)のシンポジウムを中継予定です。

【Ch未定】18:30~「立憲デモクラシー講座『憲法9条の削除・改定は必要か』講師:杉田 敦氏(法政大学教授、政治学)」
※「立憲デモクラシーの会」主催の「立憲デモクラシー講座」を中継します。講師は法政大学教授の杉田敦氏。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

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(前半の続き)…

 本日の注目配信はこちら! 岩上さんが、3日連続インタビュー、最終日の今日は、共同通信外信部記者として長年国際報道に携わり、『CIA秘密のファイル』の著者でもあるベテラン国際ジャーナリスト、早稲田大学でも教鞭をふるう春名幹男さんをお迎えしてお届けします。安記者からのご紹介です!

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■米軍は日本を守らない!? 本日28日15時から、最新刊『仮面の日米同盟』の著者・春名幹男氏の、岩上さんによるインタビューを中継します!

 おはようございます。IWJの安(あん)と申します。

 本日28日(木)15時から「岩上安身によるジャーナリスト・春名幹男氏インタビュー」の模様を中継致します!

 安全保障関連法案が「可決・成立」してしまった昨年の国会論戦の中で、安倍総理は、集団的自衛権の行使を容認することこそが、日米同盟の強化につながり、中国や北朝鮮に対する抑止力を向上させることができるのだ、と繰り返し強調しました。「日米同盟によって米国が日本を守ってくれるのだから、日本も米国を後方支援しよう!」これが安倍総理が主張してきた理屈です。

 ですが、そもそも何か有事があったとき、米国は本当に日本を守ってくれるのでしょうか?

 春名氏は最新刊『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』(文春新書)の中で、機密解除された日米の公文書を緻密に分析しながら、この点を徹底的に追及していきます。すると、ほとんどの日本人には知らされていない驚くべき事実が浮かび上がってきます。

 春名氏は、本書の中で、集団的自衛権行使容認の前提となった「日米新ガイドライン」では、実は「米軍への日本防衛への関与は以前よりも後退している」と指摘します。さらに政府はその事実を隠すため、英語版ガイドラインを日本語版に翻訳する際に、作為的な翻訳を行っていたことを突き止めていきます。

 ひとつ例を上げてみます。

 例えば、海空の防衛作戦での自衛隊の役割について、新ガイドラインの日本語訳では「自衛隊は、日本を防衛するため(略)作戦を主体的に実施する」とありますが、英語の原文では「The Self-Defense Forces will have primary responsibility for conducting…operations…to defend Japan」となっています。

 「primary responsibility」は「主たる責任」「第一次的な責任」と訳すのが、より正確だと春名氏は指摘します。つまり、新ガイドラインでは「日本を防衛する第一義的な責任は日本にある」と書かれていることになります。訳文とニュアンスが随分違いますね。

 米国は日本の防衛義務について、ガイドラインの改訂が行われるたびに少しづつ、巧妙に、米軍の関わりを薄めてきた・・・本書では、公文書の緻密な分析によって、その経緯を検証しています。

 他にも、沖縄返還や、尖閣諸島の領有権問題をめぐって、春名氏は公文書を徹底的に読み解き、「米軍は、日本を決して守ってはくれない」という驚愕の事実を突き止めています。そんな馬鹿な、という方、ここから先は、インタビューをぜひ、ご覧になって、ご自身の目と耳でお確かめください!

 米軍に守ってもらえないのだとしたら、いったい何のための集団的自衛権行使容認だったのか。憲法を実質的に違反して強行採決までして可決した安保法制ですが、今後、米軍に利用されるだけ利用されて、肝心要の対中国の局面では、米軍をあてにできないとしたら、日本は踏んだり蹴ったりではないですか。安保法制賛成派、日米同盟バンザイ派こそ、ぜひとも、今日のインタビューをご覧になってもらいたいと思います!

 日米同盟の知られざる真実について、岩上さんが春名氏に徹底的にお話をうかがいますので、どうぞご注目ください! 拡散も、よろしくお願いします!

【視聴URL】 http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php

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 安記者よりお伝えしました!岩上さんによるインタビューは、続々決定しています。

■今後のインタビュー等スケジュール

1/28(木) 15:00~ 春名 幹男さん

2/4(木) 15:00~ 津田 敏秀さん

2/8(月) 14:00~ 本山 美彦さん

2/11(木) 14:00~ 太田 昌克さん(後編)

2/13(土) 13:30~ 水島 朝穂さん

2/15(月) 【司会】19:00~20:00 山本太郎・小林節 対談

2/18(木) 14:00~15:00 中野 晃一さん

2/23(火) 13:00~15:00 高山 佳奈子さん

 上記のスケジュールをチェックして、ぜひ楽しみにお待ちください!
昨日行われた蓮池透さんのインタビューレポートは、原佑介記者よりお伝えします!

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■「5人を日本に止めようと一番尽力したのは私です」~蓮池透氏が岩上安身に語った拉致問題の舞台裏!安倍総理の「拉致問題神話」ついに崩壊!?

 おはようございます。IWJの原です。

 昨日は岩上さんが北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫さんの兄で、「拉致被害者家族会」元事務局長の蓮池透さんに単独インタビューを行いました。

 先月刊行した『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)が衝撃の告発書であると話題を呼んでいますが、透さん本人の口から直接聞く拉致問題の舞台裏は、やはりこれまでの常識を覆すものでした。

 同書は、世間一般では「拉致問題解決の功労者」であると思われている安倍総理と中山恭子・元拉致担当大臣が、実はほとんど何もしていなかったことをありありと告発しています。例えば、薫さんたち5人の拉致被害者は、02年に「一時帰国」として帰国しましたが、薫さんらを日本にとどめようと尽力したのは安倍総理であるという説が定着していますが、それは事実ではないと指摘しています。

 これを国会で指摘された安倍総理は、「当時は5人の被害者を北朝鮮に戻すという流れだったが、私は断固として反対した」と強弁し、「極めて不愉快だ。何の意味があるのか」「あなたが批判することが北朝鮮の思うつぼだ」などと逆上。

 同書でいろいろと「冷淡」な一面を暴露されてしまった中山議員は、「この本については事実と異なることがたくさん書かれている」「(透氏は)工作関係者に利用されている」「この本は北朝鮮のある種の工作活動」などと激しく口撃しました。

 岩上さんのインタビューのなかで透さんは、「安倍総理が(帰朝に)反対したというのであれば、そもそも最初から『一時帰国なんて駄目だ』と言わないといけない。自分でいうのも何ですが、5人を日本に止めようと一番尽力したのは私です」と断言します。

 透さんはさらに、「安倍総理は、朝日の記者に『北朝鮮には帰らない、という了解を5人から得るため、5人の携帯電話に電話し、確認をとった』と語ったと言っている。しかし、弟は携帯電話なんて持っていなかった」と衝撃の告白。「明らかにおかしい」と安倍総理の矛盾を指摘されました。

 また、中山恭子議員については、「一般人をつかまえて名指しで『工作員』呼ばわりする。そんな名誉毀損、人権侵害は、長い参議院の歴史の中で前代未聞のことらしいですよ。何が『良識の府』か」と失笑していました。しかし、これは笑って済ませていいことなのか、と岩上さんが念押ししたところ、法的措置も「真剣に考える」とおっしゃっていました。

 安倍総理と中山議員の裏話だけでなく、インタビューでは他にも拉致問題の経緯・経過や、拉致問題に対する政府の信じられない怠慢な姿勢、さらには拉致問題解決へ向けて日本がとるべき政策など、多岐にわたるお話をお聞きしました!拉致問題は全国民が残らず強い関心を示した国民的テーマだったはずです。

 テレビなどの報じた情報とあまりにも落差のある真実。お見逃しになった方は、ぜひ、会員登録して、インタビューをご覧になってください! 話が尽きなかったので、続編が行われることになりました! 近いうちに日程を組みます! スケジュールが決まり次第、この日刊やWebサイト、あるいはツィッターなどで、お知らせしますので、お見逃しなく!今回は前編ということになりましたが、急ぎ記事化しますので、こちらにも、ご注目ください! ぜひ、拡散もよろしくお願いします!

【関連記事】

※2015/12/21「安倍さんは拉致問題を政治利用して総理大臣にまでなった」――拉致被害者家族・蓮池透氏が会見で「真相」を暴露! ~安倍総理は国会で「誹謗中傷」「北朝鮮の思うつぼ」と“逆ギレ”!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279851 ------------------

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 私も、先日、テレビで国会中継を見ていて、中山恭子議員の口から「工作員」「ご自身は気付いていないが利用されている」等の言葉を聞いたときは、開いた口がふさがりませんでした。上品なイメージのあった方なのに、考えていることはネトウヨ並みだったのか、と思うと、ショックです!

 インタビューでは、他にも、安倍総理や中山恭子さんが、拉致被害者家族にどのようなことを直接、言ったりしていたのか、秘話が明かされています! ぜひ、会員向けのアーカイブで、チェックしてください!

・【国会ハイライト】蓮池透さんは北朝鮮の「工作関係者に利用されている」!? 中山恭子議員の “誹謗中傷”の全容!透さん「バカバカしい。もう国会議員やめたら?」と証言!文・岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283417

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■TPP調印内容の確認、精査は大丈夫?本日、甘利大臣金銭授受疑惑報告の記者会見へ

 TPPの調印は2月4日に予定されているそうです。あと1週間しかないんですが、国会を見ていても、TPPについて議論の深まる気配がありません。昨日の国会でも、TPPに関しての安倍総理の答弁では、「日本のGDPを14兆円拡大する」とか「戦略的意義」とか、いつも通りの抽象的で何がなんだかわからない言葉ばかりが並んでいます。また、特に根拠も示さず「国民皆保険制度が脅かされるようなルールは、一切(←ここを強調)ありません」とも言っていました。ずいぶん強気ですが大丈夫なんでしょうか?

 「TPP政府対策本部」のホームページ( http://www.cas.go.jp/jp/tpp/ )によると、1月26日に「TPP協定の案文(英文テキスト)が公表されました」となっているのですが、リンクを見ても、私にはちんぷんかんぷん(ちなみに、経済に疎い私は1月7日に公表された日本語仮訳もちんぷんかんぷんです……)。いったい誰がきちんと内容を精査して調印に至るのかのプロセスも、報道を見ていてもよくわかりません。

 昨年10月に伝えられた「大筋合意」という言葉は、その後微調整が可能という雰囲気を漂わせていました。しかしその後、臨時国会も開かれず、調整しようにも議論ひとつできないまま越年となりました。国会では安倍総理が「TPPに調印したあと、法整備のための議論が行われる」と言っていましたが、順序が逆ではないでしょうか。

 甘利明経済財政・再生相は、疑惑の調査に1週間費やし、本日記者会見の予定です。疑惑がつのる中、昨日の国会では、TPPの署名式に甘利大臣を派遣する方針を説明し、野党が反対を表明しています。

・甘利氏派遣、野党認めず TPP署名式(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H0X_X20C16A1EAF000/

 一昨日には、「日本では10年間で、TPPがなかった場合と比べて国内総生産(GDP)が0.12%減少し、約7万4000人の雇用が失われると分析した影響試算を米国のタフツ大が公表」との報道もありました。

・TPP 日本のGDP減少 雇用も喪失 米タフツ大試算(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00m/020/121000c

 いっそ今回署名しなくて済むなら、疑惑についてもっと追及せよ!TPP再考の機会にすべし!とも思うのですが、2月4日がマストの日付であるなら、まずはTPPの内容をきちんと明らかにして少しでも論議すべきだったのではと思います。あと1週間、最善を尽くして質問して欲しいと、野党の皆さんにはにお願いしたいと思います。

 署名後には、国会で国内法の整備のための議論が始まるとのこと。「何が問題かわからないうちに可決されていた」ということがないよう、私たち一人一人もきちんと学んでおかなければいけませんね。

 TPP問題についての特集はこちらです!

・特集 TPP問題
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/tpp-fta

・【特集】IWJが追ったTPP問題
http://iwj.co.jp/wj/open/tpp

 一昨日、岩上さんがインタビューした『英語化は愚民化』の著者・施光恒先生は、TPPの中に公共事業の入札をすべて英語でできるようにしろ、という項目がある、ということが取り上げられていました。

 これはいずれ、中央官庁から市町村役場に至るまで、公用語として英語を用いるようにする、ということを意味しており、TPPの先にあるのは、司法権の空洞化だけではなく、言語権の空洞化であり、日本が英語化されるということは、米国資本にとって都合のよい言語植民地になるということなのだ、と、明らかにしています。日本英語化改造計画は、日本人を二分してしまうだろう、とも明らかにしました。これも、TPP関連で、ぜひ、ご覧になっていただきたいインタビューです!

 こちらも続編が予定されています!ぜひ、会員登録の上、アーカイブをご視聴ください!

・2016/01/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

■緊急事態条項とTPP問題を学ぶならこの1枚!「饗宴VI」DVD、一般販売中!

 これまで入荷待ちで予約販売となっていた「饗宴VI」のDVDが、ついに一般販売を開始しました!「国家緊急権」がメインテーマだった「饗宴VI」。今国会でも、報道でも、だんだん取り上げられる頻度が増えてきました。ご来場になれなかった方は、ぜひ、DVDで内容をお確かめ下さい!

 19日、社民党の福島瑞穂議員から緊急事態条項について問われた安倍総理は、「改正案の中身については、憲法審査会においてご議論いただきたい」と逃げの一手でした。この条文の内容が議論の俎上にあがり、多くの国民の知るところになれば、こんな危険なものを改憲して持ち込もうだなんて許せないっ!となってしまうので、ひたすらごまかし、逃げ回っているのでしょう。言い換えると、それほどまでに、緊急事態条項は危険な条項である、ということです。

※超重要!!【国会ハイライト】ついに国会で緊急事態条項の危険性が取り上げられる!緊急事態条項は「ナチスドイツの国家授権法と全く一緒だ」福島議員が追及!なんと安倍総理は中身について答弁せず逃走!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283468

 その後、民主党・岡田代表の追及でも、昨日の共産党・志位委員長の追及でも、同様に、「(自民党の改憲草案の)個々の内容について政府としてお答えすることは差し控えさせていただく」と議論から逃げ続けています。

 昨日の志位委員長からの質問に対する安倍総理の答弁では、「大規模な災害が発生したような緊急時において国民の安全を守るため、そして国民自らがどのような役割を果たすべきかを憲法にどのように位置づけるかについては、極めて重く重要な課題と考えている」と発言をしていました。そうであるならば、もう3年余り前から自民党の改憲草案は公表しているのだから、その草案の条文にもとづいて議論をしたらいいじゃないですか。

 自然災害の時に必要だと聞くと、普通の人は、そうなのかも、と思ってしまう、それが「緊急事態条項」のワナであることは、これまでもIWJでは、繰り返しお伝えしてきました。そんなに必要なものなら、日本がなんでも追随するお手本の米国にもきっとあるでしょう、と思っていたら、ないんですね、これが! 米国には、憲法に国家緊急権の記載がないんです! ご存知でしたか? この点について、しっかり教えてくださった升永弁護士のお話も、ぜひ皆さんに広く共有していただきたいと思います。インタビューは会員向けのアーカイブでどうぞ!

・2016/01/11 岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

 安倍総理は、施政方針演説では「正々堂々と議論する。逃げることなく答えを出していく」とおっしゃっていました。しかし、福島議員の追及に続いて、岡田代表の追及からも逃げ出し、志位委員長の追及からも、またも逃げに終始した安倍総理。

TPPしかり、安保法制しかり、「ごまかし続けて、世間が気がつかないうちに時間稼ぎ」という技が何度も繰り出されています。こうした子どもだましのウソに惑わされ、安保法制やTPPの二の舞にならないよう「緊急事態条項」の危険性について、ぜひご一緒に学び、今、憲法改正を許してはならない!! という危機感を広めていきましょう! 他のイシューと違い、改憲によって緊急事態条項が創設されたら、もう取り返しがつきません。

※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

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◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり? ~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体
岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか
青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?
井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

■新刊書籍も好評販売中! 『前夜・増補改訂版』『米国が隠す日本の真実』ほか

 憲法は、私たちの生活や権利すべてに関わるものですから、自民党改憲草案に潜んでいる危険も多岐にわたります。『前夜・増補改訂版 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』は、緊急事態条項はもちろん、経済的な側面についても解説されています。

 澤藤統一郎弁護士は「自民党案は資本の活動に、非常に親和的なアプローチ」「新自由主義的な改正」と指摘し、梓澤和幸弁護士、岩上さんとともに、TPPのISD条項との関連なども話し合われています。

 もはや憲法改正「前夜」。夜が明けてしまわないうちに、ぜひともお読みください!

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
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※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 『米国が隠す日本の真実』も、ぜひぜひお読みいただきたい一冊です。この本の企画立案者で執筆陣の一人、木村朗・鹿児島大学教授は、原発に反対したために国策捜査・えん罪の被害者となった佐藤栄佐久・前福島県知事の「日本の内実は民主主義国家ではなく、中央集権的な官僚支配を本質とする『全体主義国家』『検察ファッショ国家』」という言葉を引用しています。

 そして、ドイツのジャーナリスト、故ロベルト・ユンクが、「原子力の導入によって公共の秩序と安全の確保が最優先される結果、一般市民の言論・思想の自由が失われる監視社会、全体主義国家=『原子力帝国』が到来することを予見していた」とも書いています。

 岩上さん、植草一秀さん、川内博史さんとともに、こちらも多岐にわたる「戦後日本のタブー」について語り、書かれていますので、ぜひよろしければ、IWJ書店でお買い求めください!

※【岩上安身単独サイン入り】米国が隠す日本の真実
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※米国が隠す日本の真実
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 IWJ書店では、今までインタビューに応じてくださった方、饗宴にご出演くださった方のサイン入り良書も販売しております!昨日新たに、施光恒さんの本も発売になりました!

NEW!!
【施光恒さんサイン入り】『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=202

 その他いろいろ取り揃えておりますので、ぜひ店頭をちらりと覗きに来てください!

・IWJ書店はこちらです!(会員の方のみご利用いただけます)
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=16

■IWJから「SOS」! 経理の柱になってくださる方、緊急募集中です!

 IWJでは現在、経理担当者を緊急募集しています。年明け早々、これまで担当をしていたベテランの経理担当者が、体調不良で急遽IWJを離れることになりました。今、IWJは、会社の心臓部である経理担当者がいない、深刻な状態です。

 経理・総務としての実務経験をお持ちの方、簿記などの資格をお持ちの方、できれば決算まで手がけたことのあるベテランの方に、IWJの経理責任者をぜひ、お引き受けいただきたく、大募集中です! よろしくお願いいたします!

◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

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■わとはぷ ~What happened today?

 2年前の今日、尖閣・竹島を「固有の領土」と教科書に載せることが閣議決定しました。

・下村博文文部科学大臣記者会見録(平成26年1月28日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1343625.htm

 この年は、第二次安倍政権初の学習指導要領の一部改定が行われ、「政府方針や立場などを教科書づくりに反映させるよう、教科書作成の指針となる学習指導要領解説書などを改めた」のだそうです。その結果が反映された教科書は、今年の4月から使われます。

・「竹島、韓国が不法占拠」「尖閣、日本固有の領土」 地理・公民10点中9点が明記…記述“控えめ”一変(産経新聞 2015年4月6日)
http://www.sankei.com/life/news/150406/lif1504060031-n1.html

・尖閣と竹島、社会科の全教科書に記述 中学教科書検定(日経新聞2015年4月6日)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06H9R_W5A400C1000000/

 社会情勢が刻々と変化していく中で、歴史にまつわる新しい記述が増えていくのは当然のことです。しかし、以前はもっと多様な考え方のもと教科書会社の良心で編纂され、自治体が独自の基準で選ぶ余地があったように記憶しています。

 また、私が子どもの頃は、領土問題といえば「北方領土」でした。今はほとんどニュースで見かけることもありません。当時は冷戦下で、仮想敵としてのソ連との関係が大問題だったのでしょう。今は中国や朝鮮半島とどう関わっていくかが大問題だということなのですね。

 40年以上生きてきて、世界情勢と教育は密接に結びついていることが今はわかります。教科書以外に、いろいろな見方や知識があることも。

 しかし、子どもにとっては、知識の大半を占めるのは「教科書で教わること」です。一人の親としても、「教育」がどんな方向を向いているのか注視し、いろんな見方があることを教えていかなければならない時代だなぁ、と思います。

 IWJでは、大人にとっても子どもにとっても、多面的な見方の一助となるよう、埋もれがちな情報や市民の声をお伝えしていきたいと思います。例えば竹島問題なども、たくさんのコンテンツが残っています。興味のある方はぜひ、ご覧になってみてください。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AB%B9%E5%B3%B6%E5%95%8F%E9%A1%8C

 あらゆる既存メディアが萎縮して伝えなくなるようなことでも、IWJは岩上さんのリーダーシップのもと、完全に言論統制されるまでは、真実を伝え続けていきます。自主規制などいたしません! 言論統制など起こらないように、緊急事態条項など導入されないように、私たちの基本的人権が制限されないように、声を上げていきましょう! そして、IWJをお支えください!

 それでは、本日もIWJをよろしくお願いいたします!

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/