みんなで語る「改憲への危機感」寄稿文 Vol.9 今、私たちにできることはなんだろう 土田黎子さん

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 野党共闘及ばず 3分の2の議席を占められてしまった。私はこの3年間 微力ではあったが安倍政権に対して声をあげつづけて声も嗄れ、疲れて、年だし、この活動も参院選まで・・・と思い定めていた。

 しかし緊急事態条項発議と国民投票が迫っている、というこの国の緊急事態に、安倍の力を押し返すためのほんの一駒でもいい、力にならなければ・・・と今一度 自分を勇気づけている。

 緊急事態が宣言されたら オセロゲームの駒が白から黒へと一挙にひっくり返ってしまうように、その瞬間、私たちの基本的人権も主権も平和も奪われてしまうらしい。国の大借金を残し、核燃料のゴミ処理を残し、戦争できる体制を残してしまった私たち大人。そのうえ、私の子どもや孫の世代に独裁者が出現するような時代を残すとしたら。。。なんとしても国民投票に勝たなければならない。

 安倍側はすでに着々と計画を練っているだろう。だから私たちも国民投票に向けて、効果的な方法をなんとか考え出さなければ・・・。ことの重大さを知らないのんびりした人に向けて、また知ろうとしない人に向けて、何か効果的な方法はないか。お互いに必死でアイディアを出しあう時だ。

 私が弱い頭で一生懸命考えたアイディアは、ミニミニ新聞を出すこと。IWJがその情報力と若い力を生かして、緊急事態条項や国民投票に関する事実の情報、新聞テレビでは知ることのできない情報、知ってお得な情報、井戸端会議的な情報などを織り交ぜて、説得力のあるやさしい日本語で、一枚のハガキにセンスよくレイアウトして、ネット上にアップする。

 私たちは、それを取り込んで、昔流行った「幸福のハガキ」のように友人知人に送り、それを受け取った人がそれをコピーしてまた友人知人に送り・・・。友人からハガキで受け取ると、ネットで受け取ったのとは違った受け止め方をするのではないだろうか。ネットをやらない人に向けても効果的なのではないだろうか。宛名書きの面には、私信やこれを何人かの友人に出して欲しい旨を書く。ハガキだけでなく手渡しもできる。

 このようにハガキニュースno.1、no.2と積み重ねていったら、情報がかなりいき渡っていくのでは?

 アイディアを出し合って なんとしても安倍の野望を食い止めようではありませんか。必死で闘っている学者・弁護士・ジャーナリスト、また、学生の方々に感謝します。職を賭して、自分の将来をかけて、今、言うべきことを言っているみなさんを尊敬します。彼らの身が危うくならないように。今、国民の数の力が必要な時です。がんばりましょう!

(土田黎子さん)