かもがわ出版様から『沖縄謀叛』をご恵贈いただきました。
鳩山友紀夫、大田昌秀、松島泰勝、木村朗 著
沖縄謀叛 かもがわ出版
2017/8/3
『「構造的沖縄差別」に抗して』と題した座談会と論考集などで本書は構成されています。「構造的差別」という言葉で表現されはじめた沖縄問題の起源と歴史を記しつつ、「抵抗か独立か東アジア共同体に向かうのか」を論じています。
著者は、元内閣総理大臣で現在は東アジア共同体研究所理事長を務める鳩山友紀夫氏、2期8年務めた元沖縄県知事で2017年6月12日死去された大田昌秀氏、龍谷大学教授で『沖縄独立論』の著者である松島泰勝氏、そして鹿児島大学教授で東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表である木村朗氏の4名です。
本書の冒頭で木村氏は、自己決定権を求める声が沖縄ではますます高まっていることを紹介。その上で、自己決定権を踏まえた沖縄の将来像である「東アジア地域での平和交流拠点としての沖縄」という構想が、まさに鳩山民主党政権が提起した「東アジア共同体」構想であったことを強調しています。
木村氏は続けて、本書で示された筆舌に尽くしがたい沖縄戦での体験や「琉球処分(琉球併合)」以来続けられてきた沖縄差別、すなわち日本人のなかにある根拠なき優越意識とその裏腹にある蔑視・差別意識への告発に、いまこそ真剣に耳を傾けなければならない、と訴えています。
また、92歳で他界された大田氏には、「座談会においても平和への強い思いを語られた大田先生に対してあらためて大きな敬意を表す」として追悼の意がそえられ、本書の「はじめに」は結ばれています。 同書の帯の「大田さん、最期のメッセージ」との言葉が印象的です。
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