NHK出版新書様から『がんで死ぬ県、死なない県 なぜ格差が生まれるのか』をご恵贈いただきました。
松田智大 著
がんで死ぬ県、死なない県 なぜ格差が生まれるのか
NHK出版新書 2017/1/11
「日本人の2人に1人がかかる」といわれるがんですが、その中で近年注目を集めているのが、がんと地域の関係性を調査した「全国がん罹患(りかん)モニタリング集計」です。
国立がん研究センターでは、都道府県が実施する「地域がん登録」のデータをもとに、部位ごとの罹患率や死亡率を公表しています。2016年に公表したデータ(2012年調査)では、初めて47都道府県のデータが揃い、これによって様々な比較が可能となったそうです。
本書では、その調査責任者である著者・松田智大氏が、がんを取り巻く様々な地域差を明らかにするとともに、医療格差の実態と課題を浮き彫りにしています。
男性の県間死亡率格差は最大1.4倍、乳癌リスクは東京都が全国一位、現在読者が居住している県が「かかりやすい」がんとその理由は? 青森県や大阪府は、なぜ他県に比べて「亡くなりやすい」のかなど、国立がん研究センターの調査から、都道府県ごとのがんの特徴に迫り、見えてきた実態と課題を明らかにしています。
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