【献本御礼】山下幸夫著・編集、斎藤貴男著、保坂展人著、足立昌勝著、海渡雄一著『「共謀罪」なんていらない?! これってホントにテロ対策?』(合同出版)

記事公開日:2016.12.26 献本御礼(ブックレビュー)
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山下幸夫様から『「共謀罪」なんていらない?! —これってホントにテロ対策?』をご恵贈いただきました。

山下幸夫 著・編集、 斎藤貴男 著、 保坂展人 著、 足立昌勝 著、 海渡雄一 著
「共謀罪」なんていらない?! —これってホントにテロ対策?
合同出版 2016/12/15


 「共謀罪」法案とは、「一言で言うと、政府が新しくつくろうとしている治安維持のための刑事法」、「2003年、04年、05年に共謀罪法案として提出され、国会の審議でその内容の問題性が厳しく問われた法案」だと、著者は本書で解説しています。

 この過去三度廃案となった「共謀罪」法案が、「テロ等組織犯罪準備罪」と名前を変えて、2016年9月の臨時国会へ提出し早期採決することが、政府・与党によって検討されていました。政府は「2020年に開催される東京オリンピックを見据え、テロ対策を強化するため」だと説明しています。

 しかし、「臨時国会ではTPP(環太平洋経済連携協定)承認案などを優先させる」との理由から、同法案の提出は見送られました。

 著者は「名称を『共謀』という表現を『計画』に変えて見たところで、法案の内容はこれまで廃案となってきたものとなんら変わりない」と強調し、「政府の示す組織犯罪集団の定義はあいまいで、市民運動や集会に参加した市民にまで操作範囲を広げられてしまうおそれがある」として警鐘を鳴らしています。

 このような情勢の中、共謀罪法案の「基本的な情報」や「市民社会に与えるその危険な本質」について、ジャーナリスト、研究者、そして弁護士などの立場から、その問題点を本書では指摘し、一般市民向けにわかりやすく解説しています。

 本書とともに送付いただいたメッセージには、「この本が、反対運動の気運を高めるツールとなることを願っています」との、著者の言葉も添えられていました。

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