小林節様から『「憲法改正」の真実』をご恵贈いただきました。
樋口陽一著、小林節著
『「憲法改正」の真実』
集英社新書 2016/3/17
安倍首相は、2016年夏の参議院選挙において、改憲の発議に必要な3分の2議席以上を与党で獲得し、明文改憲に踏み切ることが、最大の目標であると公言しています。
しかし、自民党による憲法改正草案には、「改憲派」の憲法学者でさえ、「これでは、国家の根幹が破壊され、日本は先進国の資格を失う」、と驚愕したといいます。
本書の著者は、自民党のブレインでありながら、反旗を翻した「改憲派」の重鎮、慶應義塾大学名誉教授である小林節。そして、「護憲派」の先導者にして、憲法学界の最高権威、東京大学・東北大学名誉教授である樋口陽一のふたりです。
自民党草案全体を貫く「隠された意図」とは何か、憲法から「個人」が消え「人」になることによってどのような衝撃がもたらされるのか、安倍首相が再優先で取り組みたいとした「緊急事態条項」は、自民党が主張するような「お試し」改憲などではなく、「本丸」であると指摘するなど、ふたりの著者が数々の鋭い分析を行い、非常に分かりやすい言葉で語っています。
今夏の参院選前に、1人でも多くの方に手にとっていただきたいお薦めの一冊です。
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タイトル | 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2) |
著者 | 前泊 博盛 |
実施期間 | 2013年3月~ |
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発行部数 | 3刷5万部 第一弾の『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は9刷22万部 |
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