森氏の後任は誰に!? 「構造的な課題」を解決するためには後任の選任過程に「透明性のあるプロセス」が必要と、武藤敏郎事務総長自ら認識しておきながら、選考委員会委員長を御手洗冨士夫氏にした理由説明せず!! 2021.2.18

記事公開日:2021.2.18 テキスト

 2021年2月12日、森喜朗氏が、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長辞任を評議委員・理事会合同懇談会で表明した。

 その後の記者会見で、元大蔵・財務事務次官、日本銀行副総裁等の経歴を持つ武藤敏郎事務総長は、後任会長の選任は「透明性あるプロセスで」が必要であり、「説明責任」を果たすとしたが、会長を決める選考検討委員会を設け、その委員長には、御手洗冨士夫名誉委員長に決定したと唐突に発表した。選考過程について、何一つ「説明責任」は果たされず、その選考過程も「透明化」されていない。