【岩上安身より】第8期の第一四半期の現状報告とご寄付のお願い


 岩上安身よりみなさまへ

 いつもIWJをご支援いただきありがとうございます。
 岩上安身です。

 第8期の第一四半期の収支のおおよその結果を受け、あらためてみなさまに現状のご報告とご寄付のお願いをさせていただきます。

 先日来日刊IWJガイドでも窮状をお知らせしていますが、経理で現段階の数字をまとめました結果、8月9月10月ともに、収入のうちみなさまからのご寄付額が予算を大幅に下回り、月別の収支が三ヶ月連続でマイナスとなる見通しで、三ヶ月間の累計は約700万円のマイナスとなる見込みです。

 当初は、必要経費を考えますと毎月600万円のご寄付が必要という認識でおりましたが、経費を徹底的に引き締めていく企業努力もし、500万円のご寄付収入で賄えるよう、予算計画の見直しをしました。機材や備品はなるべく修理して使い、人件費を抑えるために残業を減らすよう、スタッフにも通達しています。作業を大きく見直し、効率化もすすめてまいりました。サイトの開発など、当初予定していたものを延長したり中止したりしています。

 この三ヶ月のみなさまからのご寄付額は8月123万円、9月294万円、10月は政局と選挙がありインタビューも質量ともに充実していたため474万円と、どの月も目標の500万円を下回り、これが累計収支のマイナスにひびいてしまっています。

 衆議院選挙に関する、各地で候補者の街宣や会見を追いかける取材ではみなさまからもたくさんの反響をいただきましたが、そのような外部要因のなくなった11月には、20日現在でご寄付総額が60万円と、これまでになく低迷してしまっています。本当にこのままだと深刻です。

 選挙のようなイベントが一段落し、しかも残念な結果に終わってしまい、肩を落としている方もいるかと存じます。こうしたときこそ独自の企画で仕掛けていくときであると思います。アグレッシブに取材やインタビューを行っていく準備をしていますし、みなさまからリクエストもたくさんいただいております。お伝えしたいこと、お伝えしなくてはいけないことはたくさんあります。

 IWJの現在の活動を会費だけで賄うためには、倍近くの方に会員になっていただくか、または現在約6000名の会員様すべてが月会費3000円のサポート会員になっていただければ財政問題は一挙に解決することになります。あるいは、6000名の会員様全員が一律でひとり一万円のご寄付を会費とは別に出してくだされば、これでも問題は解決します。しかし、現在一般会員としてご登録下さっている会員様の中には、「生活は苦しいけれども、IWJさんにはぜひ存続してほしいので」と、なんとか月1000円を捻出してくださっている方もすくなくなく、一般会員の枠をなくすようなことは、どうしてもできません。

 ですのでその差額を、できる方に、可能な分だけご負担いただければと、折りに触れ、ご寄付のお願いをさせていただいています。

 このままでは、「饗宴」はもちろんのこと、昨年約60名のみなさまをお呼びして開催した「ファンドレイジング・イベント」の開催さえままならないのでは、と危ぶまれましたが、設立以来続いてきた年末のイベントはなくすわけにはまいりません、今年もささやかながら「IWJ設立7周年記念ファンドレイジング・トークイベント」は開催することに決定いたしました。

 本日、参加申し込み受け付けフォームを開設いたしましたので、ぜひ、みなさまご参加ください。参加費の設定が高めとなっておりますが、これは厳しい財政状況に直面しているIWJを支えるための活動資金集めのイベント&パーティーであると、どうかご承知おきください。

※12/23(土)IWJファンドレイジング・トークイベント ご予約受付フォーム
http://bit.ly/2BJ7YG3

 このままご寄付・カンパが低迷し毎月の赤字が拡大していくようでは、IWJは年を越せないかもしれません。会社の資金が尽きたときには(このままですと間近ですが)、これまで何度か行っていたように、私個人の乏しい貯蓄をIWJに注ぎ込む以外ありません。このままIWJが弱体化していけば、それは限りなく戻ってくる当てのない投資となります。

 これまでもIWJのピンチは何度もみなさまのお力で救っていただきました。大変ありがたく、これまで7年間続けてこられたIWJの歴史は、会員として支えてくださっているみなさまと一緒につくってきた奇跡のような時間だったのだと、感謝しております。

 現在、ファンドレイジング・イベントの準備に加え、インタビューも続々決まりつつあります。ここを乗り切れば、残りの三四半期でまた挽回するチャンスも出てくると思います。「IWJを見るまでまったく知らなかった」と言われるようなエッジのきいたインタビューと、大手メディアが決してしない取材を続け、充実したコンテンツを配信し続けていくつもりです。

 みなさま、IWJが年を越せ、来年もこれまで同様、いえ、これまで以上の取材・報道活動に邁進できますよう、どうかご寄付をお願いいたします。

岩上安身拝

ご寄付・カンパのご案内ページはこちらから
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※この文章は11月29日に記載したものです。