5月9日(土)の「第41回 69(ロック)の会〜IWJ NIGHT〜」にぜひご参加ください!
「 69(ロック)の会」は、もうご存知の方がほとんどかもしれませんが、松田美由紀さん・マエキタミヤコさん・小林武史さん・岩井俊二さん・そして岩上安身が発起人となって起ち上げました。現代を読み解くさまざまなテーマについて考える会として、今回で41回目の開催となります。
http://69nokai.com/top.html
今回の「69(ロック)の会」はIWJ主催となり、今この人にお話をお聞きしたい! というゲストのみなさまにお越しいただき、岩上安身がお話をうかがいます。【中国との関係について】【TPP(とりわけ保険医療問題)】【沖縄の基地問題】という3つのテーマでお届けします。
残席がわずかになりました!
ぜひご参加ください!
- 日時:2015年5月9日(土)20時〜22時半(19時半開場)
- 会費:3,500円(軽食、ドリンク飲み放題・会場受付にてお支払い)
- 会場:東京都 代官山近辺某所(お申込後にお知らせいたします)
参加申込は https://pro.form-mailer.jp/fms/55ad86bc76969
応募多数の場合は、締め切らせていただく場合があります。ご了承下さい。
メールを受け取れるアドレスにてお申し込みいただきますよう、また、携帯などのアドレスはできるだけ避けていただきますよう、お願い申し上げます。
届いたメールが、迷惑メールのフォルダに入っているかもしれません。ご注意をお願いします。
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☆☆☆☆ ロックの会 ~IWJ NIGHT~へ寄せて ☆☆☆☆
岩上安身より、みなさまへ
5月9日(土)のロックの会でオーガナイザーを務めさせていただく、岩上安身です。安倍総理が訪米して、いろいろ大事なことを国民の意向も聞かず、国会にもはからず、勝手に決めてきてしまいましたね。安保法制を夏までに決めるとか、TPPを大絶賛するとか、「国のかたち」にかかわる重大事を、米国の議員におもねる形で「約束」してしまいました。このツケは、国民ひとりひとりにふりかかってきます。
安倍総理の訪米直後に行われる今回のロックの会「IWJ NIGHT」では、第1に、今後、ますます重要な焦点となる中国との関係について、第2に、TPP(とりわけ保険医療問題)、第3に沖縄の基地問題の3つのテーマについて、識者をお招きして、お話しをうかがう機会にしたいと思います。
まず、中国との関係について。勃興する大国・中国とはどんな国なのか。安全保障の面でも、経済面でも、中国について知らないと何も議論が始まりません。GDPで日本を抜きさり、購買力平価ではすでに米国をも抜いた巨大な経済大国・中国と今後、どうつきあっていくか、考えないわけにはいきません。そもそも現代の中国について我々はどれだけ何を知っているか、自問自答する必要があります。
10年前はおろか、5年前、3年前の情報でも、中国については古びてしまうと言われています。それほど変化が激しく、猛スピードで発展・成長をとげています。AIIB(アジアインフラ投資銀行)に日米以外の主要国がほとんど参加。世界の覇権を担っていた米国にとって代わろうというほどの勢いを見せ、世界経済の中心に位置しはじめた中国。ユーラシアの東から西まで、交通のインフラを整備する現代のシルクロード構想も掲げています。
他方で軍拡や汚職の横行などの問題も抱えています。北朝鮮との伝統的な友好関係も不調となり、北東アジアの不安定要素が拡大しつつあります。
中国にノーというにせよ、中国とビジネスをするにせよ、現在の中国のありのままを知らなくては話になりません。
ご登壇いただくのは、1963年中国の山東省栄成市生まれ、日本に留学し、北海道大学で工学博士号を取得。ソフトブレーン株式会社の創業者で、現在は経営コンサルタントや評論家として活動している宋文洲さんです。今後、日本と中国が相互理解のために知っておく必要のあること、現在の中国の長所と短所を含めた実像、そして中国とのつきあい方について、率直なお話をおうかがいします。
第2のテーマ。TPPは社会のありとあらゆる領域に影響を与えることになりますが、その中でも今回はすべての国民に影響を与える保険医療の分野にスポットをあてます。お話をうかがうのは、「TPPを慎重に考える会」や「TPP違憲訴訟」を率いる山田正彦元農水大臣と、北海道がんセンター名誉院長で、内部被曝問題や農薬の健康被害の問題にも詳しい西尾正道さんです。
「肺炎で2週間の入院で200万円請求された」「歯を1本抜くのに下で1000ドル(1ドル120円として約12万円!)、上で1500ドル(約18万円)」「保険料が割高で、4人家族の毎月の医療保険料が2000ドル(約24万円)だった」
日本のような、充実した公的医療保険制度が存在しない米国では、誰もが経験しうる病気や怪我で人生が狂ってしまうことが日常茶飯事となっています。ガンになった人の6割が自己破産を余儀なくされているとか。TPPに入るということは、アメリカのルールを押し付けられることを意味します。アメリカの製薬会社、民間の医療保険会社などは、てぐすねひいて日本の市場開放=公的医療保険制度の解体を待ち望んでいます。
日本の医療・保険分野の市場開放も求められています。医療が営利目的となり、公的な健康保険制度が縮小され、医薬品が製薬会社の儲けのために高値で売買されるようになり、これまでの公的医療保険制度が国民のセーフティネットとして機能しなくなった時、日本はどんな社会になってしまうのか。山田、西尾両氏の見解をうかがいたいと思います。
最後は、沖縄問題と対米関係について、沖縄3区選出で、生活の党と山本太郎となかまたち所属の玉城デニー衆議院議員をお呼びして、お話をうかがいます。
玉城議員は、辺野古移設問題について米議会軍事委員らと協議をするため、4月20日から23日の日程で米国を単独で訪問。沖縄県の翁長雄志知事から託された辺野古移設反対を訴える書簡を、米議会関係者に手渡したといいます。
辺野古では、今日も辺野古新基地建設反対の市民らと、工事を断行しようとする海上保安庁、沖縄防衛局とのにらみ合いが続いています。海保は市民らに怪我を負わせ、抗議船を転覆させるなど、かなり手荒い手段を用いて市民らの排除を続けています。
沖縄は昨年の名護市長選、県知事選、衆院選で、辺野古新基地建設反対を掲げる「オール沖縄」が全勝をおさめ、「辺野古No!」の民意を示しました。にも関わらず、安倍政権は辺野古を強行し、訪米した際には「新日米ガイドライン」に合意し、世界中で展開する米軍の戦争に付き従おうとしています。玉城議員には、沖縄の現状と対米関係についておうがかいしたいと思います。
以上、多彩なテーマでお届けする「ロックの会~IWJ NIGHT」、どうぞご期待ください。
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☆今回、「明日戦争が始まる」などを発表された詩人・宮尾節子さんと、演奏家・田中一夫さんが追加ゲストとして参加することが決定しました!
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「明日戦争がはじまる」
宮尾節子
まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった
インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった
虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった
じゅんび
は
ばっちりだ
戦争を戦争と
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる
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2014年1月22日に宮尾節子さんがTwitterでつぶやいた「明日戦争がはじまる」を、岩上さんがリツイートし、その後、何万回もリツイートされ、マスコミにも取り上げられるほどの大反響を呼びました。岩上さんが宮尾さんの詩集の帯の推薦文を書いたご縁もあり、今回、宮尾節子さんが「69の会」に参加してくださることになりました。
演奏家・田中一夫さんのアフガニスタンの民族楽器「ラバーブ」の生演奏とともに、宮尾節子さんが「明日戦争が始まる」の朗読を披露していただきます。
宮尾節子さんが特別寄稿してしてくださった【IWJブログ】はこちらです。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208868
※宮尾節子さんのプロフィール
宮尾節子
高知県出身。飯能市在住。1993年現代詩ラ・メール賞受賞。2014年初頭ツイッターに「明日戦争がはじまる」を公開。数万件のリツイートが繰り返され、各種メディアで話題になる。
既刊詩集に「くじらの日」「かぐや姫の開封」「妖精戦争」「ドストエフスキーの青空」「恋文病」「明日戦争がはじまる」(オンデマンド版)「宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる」「牛乳岳」(電子書籍)など。
※田中一夫さんのプロフィール
田中一夫
1988年よりトルコの民族音楽演奏グループ「ASYA(アッシア)」を主宰しトルコの民謡を中心とした演奏を行う。詩人,舞踏家,彫刻家,画家等いろいろなジャンルのアーティストとのコラボレーションを展開。
2001年「ROSSA(ロッサ)」を結成しライブハウス等で演奏活動を行っている。*今回使用する楽器「ラバーブ」はアフガニスタンの民族楽器で25年前にパキスタンのペシャワールで入手。当時はアフガニスタンには入国できず数百万人規模でアフガニスタンからパキスタンへの難民が入国されており、戦禍を逃れた楽器であった。多くの共鳴弦が張ってあり大変深みのある音色を持つ楽器である。