日刊IWJガイド・非会員版「米国・国際社会の反対をふりきって、イスラエルがイランのイスファハンに報復攻撃! イランの極超音速ミサイルがゲームチェンジャーに!」2024.4.20号~No.4206


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~米国を含めた国際社会の反対をふりきって、イスラエルがイランのイスファハンに報復攻撃! イスラエルの極右閣僚の1人、ベン-グヴィル国家安全保障相が「しょぼい!」と『X』に投稿するほどしょぼい攻撃! イスファハンにはイランの核施設があり、一種の警告か!? それとも国内向けパフォーマンスか!? 一方、イランは、イスラエルや米国では迎撃不可能な極超音速ミサイル「ファタ2」を、いつでも、イスラエルの各施設に撃ち込むことができる! イランとイスラエルの形勢は、ここへきて、大きく逆転!

■経済的にピンチのIWJへの応援・ご支援をお願いします!! IWJへのご寄付・カンパの月間目標額達成率は、先月3月は162万2511円、目標額の41%の達成率でした! 11月から3月までの5ヶ月間は連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、今期5ヶ月間の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■元側近の小島敏郎氏による『文藝春秋』の手記で再浮上した小池百合子都知事の学歴詐称疑惑!【後編】2020年の都知事選出馬直前に駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された「カイロ大学声明」は、日本人の元ジャーナリストが原案を書き、小池氏や現千代田区長の樋口高顕氏らが関与した、学歴詐称疑惑の隠蔽工作だった!! 小池知事は記者会見で記者の質問をはぐらかし続け、隠蔽工作への関与について答えず! 小島氏はFCCJでの記者会見で、「2020年の都知事選での経歴詐称は時効が成立したが、次の選挙で『カイロ大卒』と書けば、刑事告発の要件が整う」と表明!

■本日のニュースの一撃

■【第1弾! 国連安全保障理事会で、パレスチナの国連加盟に、米国が唯一、反対! 米国は拒否権を発動して、申請を阻止! ロシアのワシリー・ネベンザ大使は、米国による拒否権発動は孤立した動きだと批判、イスラエル大使の発言にアラブ諸国の代表団は退席!】(『AP』19日ほか)「二国家解決」を支持すると言い続けてきた米国の欺瞞が露わに! 嘘ばかりついて、ダブル・スタンダードを貫く米国とイスラエルの「本音」は、結局、イスラエル国家のみの建国しか認めないゴリゴリのシオニスト! 国際社会で両国を信じる国家はほとんどいない!!
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■はじめに~米国を含めた国際社会の反対をふりきって、イスラエルがイランのイスファハンに報復攻撃! イスラエルの極右閣僚の1人、ベン-グヴィル国家安全保障相が「しょぼい!」と『X』に投稿するほどしょぼい攻撃! イスファハンにはイランの核施設があり、一種の警告か!? それとも国内向けパフォーマンスか!? 一方、イランは、イスラエルや米国では迎撃不可能な極超音速ミサイル「ファタ2」を、いつでも、イスラエルの各施設に撃ち込むことができる! イランとイスラエルの形勢は、ここへきて、大きく逆転!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 19日の未明、米国を含めた、国際社会の反対と制止をふりきり、イスラエルがイランに対して攻撃を行いました。世界中が、両国間の攻撃のエスカレーションを懸念しているのに、それに逆行する行動です!

 イランの主要なニュースソース『メーア・ニュース・エイジェンシー』は、19日、この攻撃を次のように報じています。

 「『メーア・ニュース・エイジェンシー』によると、午前4時頃、イランのイスファハン(テヘランの南約340kmにある古都)の北部と東部地域で複数の爆発音が聞こえた。

 ある情報筋が『メーア・ニュース・エイジェンシー』に語ったところによると、爆発音は、イスファハン上空で3台の超小型航空機が破壊されたことによるものだという。小型飛行体に関するデータは、まだなく、残骸の捜索が行われている最中とのこと。

 また金曜日(19日)には、タブリーズ(イラン北西部の都市)のヴァディ・エ・ラフマット地域の防空システムが不審な飛行物体に発砲した。今のところ被害の報告はない」。

※Iran destroys several micro air vehicles over Isfahan(メーア・ニュース・エイジェンシー、2024年4月19日)
https://en.mehrnews.com/news/214072/Iran-destroys-several-micro-air-vehicles-over-Isfahan

 19日、イラン国営メディア『プレスTV』は、この攻撃を、次のように伝えています。

 「『プレスTV』のジスー・ミーシャ・アーマディによると、イスファハンの軍高官であるミハンドゥースト少将は、イスファハン東部で聞かれた大きな音は、3機の小型無人機による防空システムの作動に関連したものであるとの以前の報道を確認したという」。

※『プレスTV』の19日のXへのポスト
https://x.com/PressTV/status/1781196364673585431

 イスラエルの攻撃は、実に意外なことに、ミサイルや爆撃機を用いた大規模な空爆ではなく、4つのローターを持つ小型のクアッドコプター(クアドロコプター、クアッドローターとも呼ばれるヘリコプター)によるもので、その数は不明ですが、(先日13日に行われた)イランの300を超えるドローンとミサイルによるイスラエルへの攻撃とは比較すべくもないほどわずかなもので、イランの防空システムによって、3機が撃墜されました。イランにダメージがあったという情報はありません。

 19日付『プレスTV』は、イランの防空システムが、イスラエルのクアッドコプターを、イスファハン近郊で撃墜する映像をXにポストしています。

※『プレスTV』の19日のXへのポスト
https://x.com/PressTV/status/1781184347837534451

 この攻撃の「しょぼさ」については、イスラエルの極右閣僚の1人であるイタマール・ベン-グヴィル国家安全保障相が、19日のXへのポストで「Dardaleh!(ヘブライ語のスラングで、しょぼい、弱々しい、がっかり、みっともない、を意味する)」と、一言、嘆くほどでした。

※イタマール・ベン-グヴィル国家安全保障相の19日のXへのポスト
https://x.com/itamarbengvir/status/1781195747255255220

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■経済的にピンチのIWJへの応援・ご支援をお願いします!! IWJへのご寄付・カンパの月間目標額達成率は、先月3月は162万2511円、目標額の41%の達成率でした! 11月から3月までの5ヶ月間は連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、今期5ヶ月間の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの財政は、本当に厳しい状況にあります!!

 3月は31日間で、135件、162万2511円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 しかしながら、この金額は、月間目標額の41%の達成率にとどまっています。

 今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月まで、5ヶ月連続で目標金額に到達しておらず、この5ヶ月間の不足額の合計は、972万3789円にもなってしまいました。

 もし、4月も目標未達となると、年の半分が未達確定となり、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう具体的な可能性が出てきました。

 4月のご寄付・カンパの状況は、4月1日から19日までの19日間で、66件、322万4000円です。

 これは、月間目標額の81%に相当します。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 4月こそは、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.4.20 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.4.21 Sun.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.4.22 Mon.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】イランによるイスラエルへの報復攻撃は失敗か成功か!? スコット・リッター氏が「イランによる報復攻撃は、今世紀最大の勝利のひとつとして、歴史に残る」とする論考発表! 題名は「4月のミサイル」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522688

古賀氏「絶対戦争しないなんて国、日本は変な国として尊敬されている」、漫画家・東村アキコ氏「この15年ぐらいで、ムードがすごく変わってきた。男の子たちが戦争をしたがっているような会話が多い」~10.22シンポジウム「平和主義を捨てた日本」―登壇:古賀茂明氏(元経産官僚)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519260

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■元側近の小島敏郎氏による『文藝春秋』の手記で再浮上した小池百合子都知事の学歴詐称疑惑!【後編】2020年の都知事選出馬直前に駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された「カイロ大学声明」は、日本人の元ジャーナリストが原案を書き、小池氏や現千代田区長の樋口高顕氏らが関与した、学歴詐称疑惑の隠蔽工作だった!! 小池知事は記者会見で記者の質問をはぐらかし続け、隠蔽工作への関与について答えず! 小島氏はFCCJでの記者会見で、「2020年の都知事選での経歴詐称は時効が成立したが、次の選挙で『カイロ大卒』と書けば、刑事告発の要件が整う」と表明!

 (【前編】より続き)

 一方、小島氏は4月17日に日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行い、A氏が書いたという「カイロ大学声明」の原案を明らかにしました。

 そこには、このように書かれています。

 「1 小池百合子氏は1976年○月(原文ママ)にカイロ大学文学部社会学科を卒業しておりカイロ大学の卒業名簿にその記載がある。

 2 卒業の判定は大学としての公正な審理と手続きを経てなされたものである。

 3 にもかかわらず、不幸にも、日本の一部メディア、言論人、議会人などからカイロ大学の認定を疑問視する声が後を絶たない。

 4 このような言動は、カイロ大学およびカイロ大学卒業生の名誉を著しく傷つけるものであり、看過できない。

 5 この文書は、一連の言動に対する警告であり、現在、かかる言動を精査の上、日本、エジプト双方の法令にもとづき適切な対応を検討している」。

 これに対し、駐日エジプト大使館が発表した「カイロ大学声明」の日本語全文は、以下の通りでした。

 「カイロ大学は、1952年生まれのコイケユリコ氏が、1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する。卒業証書はカイロ大学の正式な手続きにより発行された。

 遺憾なことに、日本のジャーナリストが幾度もカイロ大学の証書の信憑性に疑義を呈している。これはカイロ大学及びカイロ大学卒業生への名誉毀損であり、看過することができない。

 本声明は、一連の言動に対する警告であり、我々はかかる言動を精査し、エジプトの法令に則り、適切な対応策を講じることを検討している」。

※PRESS CONFERENCE: Koike and the Cairo Document(FCCJ、2024年4月17日)
https://www.youtube.com/live/-r9xQdbcH6E

 文面は、ほとんどそっくりです。

 「私は、はからずも、小池知事の学歴疑惑の隠蔽工作に加担してしまいました」。

 FCCJの会見で、そう語った小島氏は「Aさんが声明文の原案を作成すると、翌日、小池知事から、カイロ大学学長のサインが入った声明文が送られてきました。わずか1日。時差もあるのに、驚異的な速さ」だと指摘しました。

 さらに小島氏は、声明が英語と日本語のみで、アラビア語では作成されておらず、「しかもカイロ大学のホームページではなく、駐日エジプト大使館のフェイスブックにだけ、掲載された」とした上で、「駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載するというのも、Aさんのアイディア」だったと、明らかにしました。

 小島氏は、「学歴詐称は、公職選挙法違反に問われかねない行為」だとした上で、「ただそれ以上に、隠蔽工作に、現職の知事が関わったことは重大な問題」だと訴えました。

 「もし、正式な手続きを経て、カイロ大学を卒業しているのであれば、なぜ隠蔽工作をしなければならなかったのか?

 あるいは、なぜ声明文の内容をどうするのか、という相談を、私やAさんにしてきたのか?

 卒業していないから、そう考えるのが相当だということではないでしょうか」。

 FCCJの記者会見で、こう投げかけた小島氏の疑問に対し、前述の小池都知事の定例会見での答弁は、論点をずらしてはぐらかすばかりで、何も答えていなかったことが、よくわかります。

 小島氏は「経歴詐称は公職選挙法違反だが、時効は3年。前回、2020年の都知事選の時効は、すでに成立しています」とした上で、FCCJで記者会見を行った理由を、つぎのように述べました。

 「しかし、今後、小池百合子さんが公職につくための選挙に立候補する、その時に、『カイロ大学卒業』と書けば、その時点で犯罪が発生することになります。

 カイロ大学を卒業していなければ、禁錮以上の刑に処せられ、公民権が停止される可能性があります。

 小池知事がカイロ大学を卒業した、という主張は、カイロ大学が卒業したと認めている、ということと、卒業証明書と卒業証書(?要確認)がある、ということしかありません。卒業したという、卒業実態を示す証拠は、何ら示されておりません。

 ですから、現在の段階は、公民権の成否が、外国に握られている。それは、大きく国益を損ねる状態であると考えております」。

 会見で小島氏は、声明の原案を書いたA氏について、「いずれ身元を明かすことはあるか?」という質問に対し、「結論はイエスです」と答え、次のように述べました。

 「手記に書きましたように、私はずっと、小池さんに近い人だと思われてきて、(しかし)神宮外苑再開発は問題だという話をしておりました。

 Aさんも同様に、神宮外苑再開発は、すべきではないということで、Aさんと話をしていました。

 Aさんも、私を小池さんに近いと思っていたので、『小島さんは、本当に小池さんと戦う気があるのか?』という念押しをされた上で、情報交換を始めました。

 私のメールをAさんにも見せ、Aさんのメールも、私が確認をしました。コピーではなく、証拠として保全されている、パソコンの画面で確認しました。

 小池さんはまだ、次の選挙に出るということを表明していませんが、選挙に出るということで、カイロ大学卒業ということを書けば、その段階で、公選法の経歴の犯罪が成立します。これは刑事問題として、刑事告発の要件が整ったということになります。

 もうひとつは、小池百合子さん側から、民事訴訟を起こされるという、ふたつのケースが考えられます。

 訴訟、あるいは法廷で戦うという段階になれば、すべてを明らかにいたします」。

 米国に拠点を置く中東地域のニュースメディア『パンオリエントニュース』の記者は、次のように質問しました。

 「小島さんの手記の中では、小池氏が卒業証明書などを偽造しているという、証拠を示していないように思います。

 本日の記者会見での発言も、小島氏のご意見、お気持ち、ゴシップに過ぎないと、個人的には受け止めました。それは、名誉毀損にもなると思います。

 小島さんは小池氏にクビにされたということがあって、それでこのような発言をされているという人もいます。

 このような告発をするのであれば、証拠を出す責任は、告発する側にあると思いますが、本日はそのような証拠はないと考えています。

 ファクトをダブルチェックし、裁判でそれが証明されてから、記者会見を行うよう、お願いしたい」。

 これに対して小島氏は、次のように反論しました。

 「今回の手記の中に登場する人物は、4人です。私、Aさん、樋口さん、小池さん。

 この4人は、メールが真実だとわかっています。

 これは、小池さんの記者会見での質問を見ても、『これは事実ですか?』という質問に対して、一切答えていません。

 この4人が知っているのですから、この4人に、まずお聞きになったらいかがでしょうか?

 まず、私は、今答えております。

 私とAさんは、コンタクトを取っています。私が代理をして説明しております。

 そして、私は法律屋でありますから、裁判官、あるいは検察庁には、すべてを出すと。そのタイミングも、申し上げました。

 そしてもうひとつ。4月12日の知事の記者会見で、『小島氏から、カイロ大学から声明文を出した方がいいんじゃないかっていう話はあったんでしょうか? 覚えていらっしゃいますか?』という質問が、記者からありました。

 小池さんの答えは、こうです。

 『あまり覚えていませんね』。

 ということなので、覚えていないということであれば、今日出した(配布した)メールです。これは、その時のメールです。そのメールが本物かどうか、ということは、小池さんが一番よく知っています。

 鮮明に覚えていないのならば、記憶を喚起していただきたいと思いまして、メールを提出いたしました。

 小池さんに聞く機会は、都庁の記者クラブが毎週あります。私はその記者さんの質問に、大いに期待しております」。

 また、会見に参加した郷原信郎弁護士は、2020年に自身がFCCJで行った記者会見を振り返り、次のように質問しました。

※「『カイロ大首席卒業』は小池氏の原点。劇場型小池都政がどれだけまやかしだったかということの根本だと思っている」! 郷原信郎弁護士が日本外国特派員協会で小池百合子東京都知事の学歴についてオンライン記者ブリーフィング!(日刊IWJガイド、2020年6月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20200610#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/44280#idx-6

 「4年前(2020年)の6月(9日)に、私とロンドンの黒木(亮氏、作家)さんで、ここで小池百合子氏の学歴詐称問題について、記者会見を行いました。

 ちょうど、それに間に合わせるように、この『カイロ大学声明』が出されて、小島さんの手記の中でも、『郷原と黒木亮の外国人記者会見の前に、すべて済ませます』(正確なメール文面は、『明日の4時から郷原と黒木亮が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます』)というようなことが書いてありました。

 しかもその声明が、この記者会見が始まる1時間半余り前に、エジプト大使館のフェイスブックに出されて、なぜか、今日も最初に質問されていた、(『パンオリエントニュース』の)記者の方が、全文を持って『これについてどう思うか』と質問されたことを覚えています。

 なぜ、それをご存知だったのか、というのは、要するに小池さんサイドから、事前に知らされていたんじゃないかとしか思えないんですが、それほど、この外国人記者クラブでの会見を、小池さんが特に、それに間に合わせようと、非常に気にしていたということについて、何か思い当たることが、もし小島さんの方でおありでしたら、お話しいただきたいと思います」。

 これに対して、小島氏は、次のように語りました。

 「2020年の6月の段階は、私は小池さんの再選で、都議会の方をずっと見ていたので、こちらの方については、あまり存じませんでした。実際、プレスカンファレンスが設定されているということは、その時には知らなかったです。

 そして、今の感想なんですけど、メールを確認させていただきました。Aさんに届いた、午後9時20分のメール。

 『明日の4時から、郷原と黒木亮が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます』。

 『全部済みます』じゃないんですよ。『済ませます』と。日本語で言えば、『済ませる』というのは、意志です。『私が、済ませる』。

 主語が書いていないんですけど、『その前に全部済ませます』の主語は、英語で書いたら、『私が』です。

 だからそこは、そういう日本語だと思っています」。

 さらに小島氏は、小池知事がFCCJを嫌がる理由について、「内閣記者会も都庁記者クラブも、質問する記者を指名するのは答える側」だと指摘し、「嫌な質問をする記者を指名しない、というガバナンス・支配が行われている。多くの人がFCCJを選ぶのは、そういうことがないから」との考えを示しました。

 小島氏は、日本のジャーナリストに対し、「絶望していると同時に、そうした忖度なく質問してほしいと、期待もしている」と語りました。

 なお、4月18日発売の『週刊文春』4月25日号は、小池氏の指示をA氏に伝えたとされる、現千代田区長の樋口高顕氏について、「月刊『文藝春秋』の発売日である4月10日から12日まで区役所に登庁せず、13日の公務をドタキャンするなど、行方不明となっていた」と報じています。

※《小池百合子“学歴詐称疑惑”》「文藝春秋」告発手記で渦中の千代田区長が「公務ドタキャン」行方不明になっていた!(文春オンライン、2024年4月17日)
https://bunshun.jp/articles/-/70292

■本日のニュースの一撃

■【第1弾! 国連安全保障理事会で、パレスチナの国連加盟に、米国が唯一、反対! 米国は拒否権を発動して、申請を阻止! ロシアのワシリー・ネベンザ大使は、米国による拒否権発動は孤立した動きだと批判、イスラエル大使の発言にアラブ諸国の代表団は退席!】(『AP』19日ほか)「二国家解決」を支持すると言い続けてきた米国の欺瞞が露わに! 嘘ばかりついて、ダブル・スタンダードを貫く米国とイスラエルの「本音」は、結局、イスラエル国家のみの建国しか認めないゴリゴリのシオニスト! 国際社会で両国を信じる国家はほとんどいない!!

 国連安全保障理事会は、18日(日本時間19日午前6時)、パレスチナの国連完全加盟への道を開く国連決議を採決しました。米国のみが反対し、拒否権を発動したため、この決議は承認されませんでした。

 19日付『AP』によると、安全保障理事会の常任5ヶ国、非常任10ヶ国の合計15ヶ国のうち、賛成は12、英国とスイスが棄権、米国がただ1国反対しました。

賛成:フランス、日本、韓国はこの決議を支持した。
棄権:英国、スイス
反対:米国

 ロバート・ウッド米国副大使は、反対の理由として、「(パレスチナが)国家とみなされる基準を満たしているかどうかについては、未解決の疑問がある」「ハマスがガザを支配している限り、パレスチナの国連加盟は認められない」と、主張しました。

 ウッド副大使は、「(パレスチナ国家の承認は)当事者間の直接交渉によってのみもたらされることを認めるものである」と、米国の立場を主張しています。

 パレスチナは現在、国連の「常任オブザーバー国」としてさまざまな会議に参加していますが、194ヶ国目となる正式な国連加盟国の地位を得ていません。

 193ヶ国の国連加盟国のうち、約140ヶ国はすでにパレスチナを承認していますが、仮に今、採決をすれば、「おそらくはるかに多くの国が承認」するだろうと、同『AP』は、推測しています。

※US vetoes widely supported resolution backing full UN membership for Palestine(AP、2024年4月19日)
https://apnews.com/article/un-vote-palestinian-membership-us-veto-8d8ad60d8576b5ab9e70d2f8bf7e2881

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、浜本信貴、木原匡康)

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