日刊IWJガイド・非会員版「ハマスの『アルアクサの洪水』作戦は、ネタニヤフ首相はまったく知らなかった!? それともイスラエルの『偽旗作戦』だった!?」2023.10.19号~No.4048号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ハマスの奇襲「アルアクサの洪水」作戦は、ネタニヤフ首相はまったく知らなかった!? それともイスラエルの「偽旗作戦」だった!? IWJはこの問題に関して行われたシカゴ大学のジョン・ミアシャイマー名誉教授のインタビューと米国情報当局の報告書を報じた『CNN』の13日の記事を分析! まるで2001年の「9.11」のように、情報は届いていたのに、イスラエルと米国の政治指導部がスルーした可能性が! この結果、イスラエルの攻撃は「自衛」という名目で「民族浄化」を進める大義名分を手に入れた!? 今後はこれを理由にして、さらなる2国家解決の形骸化とガザ北部への侵攻と占領、違法入植が進む!?

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。9月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます! 必ずやサバイバルします! どうか、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■バイデン大統領がイスラエルに到着! しかし、ガザの病院への空爆で500人以上の犠牲者が!! 病院爆破はイスラエル軍の空爆と見られるが、イスラエルはハマスへ責任転嫁!! この非人道的な事件の勃発で、バイデン大統領とヨルダン、エジプト、パレスチナ自治政府の首脳の会談が中止へ! ヨルダン政府は「中止」と発表、ホワイトハウスは「延期」と発表! バイデン大統領の中東訪問は裏目に!? あるいはアラブ諸国側とバイデン大統領の会談・接触を白紙にするためにイスラエルはこの作戦を遂行した!?

■【本日のニュースの1撃!】

■【第1弾! 米国と世界の真実! 米国の外交・経済のトップに多くのユダヤ人が食い込み、米国民であるより前にユダヤ人である民族性を優先しても問題化しない!】(『ANN news』2023年10月12日)
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■はじめに~ハマスの奇襲「アルアクサの洪水」作戦は、ネタニヤフ首相はまったく知らなかった!? それともイスラエルの「偽旗作戦」だった!? IWJはこの問題に関して行われたシカゴ大学のジョン・ミアシャイマー名誉教授のインタビューと米国情報当局の報告書を報じた『CNN』の13日の記事を分析! まるで2001年の「9.11」のように、情報は届いていたのに、イスラエルと米国の政治指導部がスルーした可能性が! この結果、イスラエルの攻撃は「自衛」という名目で「民族浄化」を進める大義名分を手に入れた!? 今後はこれを理由にして、さらなる2国家解決の形骸化とガザ北部への侵攻と占領、違法入植が進む!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 日本のマスメディアは、日々、相変わらず、「なぜイスラエルはハマスの急襲に気が付かなかったのか」という、問いの立て方からしてピンボケな記事や番組を毎日のように流し続けています。しかし、この問いの立て方は、根本的に間違っており、「あのモサドとイスラエルがなぜ、ハマスの奇襲をあたかも見抜けなかったかのように宣伝しているのか」と改めて問いを立て直すべきです。

 9.11の時の米政府も、まったく同じようなプロパガンダを行いました。我々の政府は善意にもとづいているのだが、人間らしく少し、迂闊なところも、弱点もある。民主主義政府は人間的な政府だ。

 しかし、奇襲をかけてきた「敵」は許し難い、「非民主的」な「悪魔的な軍勢」であり、妥協は不可能で、「殲滅」しなくてはなりません。

 なぜなら、人間的な政府は、これからも隙をつかれてしまうことがあるからです。なので、その隙をこれからも、人間の感情を喪失したような「ヒューマン・アニマル(人獣)」どもによる「悪魔的軍勢」は、卑劣な奇襲をかけてくるからです、といったプロパガンダのロジックは、第2次世界大戦開戦の際、パールハーバーの奇襲を起こした日本人を「イエローモンキー」と呼ばわりした時にも、「9.11」の同時多発テロの際、対象を無限大に広げた「テロリスト」という言葉にもあてはまるロジックなのです。

 実際には、どうなのでしょうか。

 イスラエルの政治指導部や同盟国のバイデン政権は、ハマスが「アルアクサ洪水」作戦を実施することを、エジプトの情報機関やモサド、CIAなどを通じて、事前に知っていた可能性が高いと指摘されています。

 このことは、10月11日の【IWJ号外】イスラエル・ハマス戦争勃発特集! 「本日のニュースの連撃4連弾!」の中の【第2弾! イスラエルはハマスの大規模奇襲作戦を事前に知っていた!?】エジプトの情報当局が10日前にネタニヤフ首相に警告! ネタニヤフ首相は「フェイクニュース」だと否定! 一方、イスラエル人ジャーナリストは、ガザ地区の厳重な境界をハマスが突破したことを「何かおかしい、非常に奇妙だ」と指摘!! 「イスラエルの油断」という、しきりに流された第一報は、意図的な情報操作だった!?(『タイムズ・オブ・イスラエル』)で、IWJは、いち早くお伝えしてきました。

※【IWJ号外】イスラエル・ハマス戦争勃発特集! 「本日のニュースの連撃4連弾!」を号外としてお届け! 2023.10.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519007

※米政権、イスラエル・パレスチナ紛争激化の脅威について警告を受けていた(SPUTNIK 日本、2023年10月14日)
https://sputniknews.jp/20231014/17420340.html

※US intelligence warned of the potential for violence days before Hamas attack(CNN、2023年10月13日)
https://edition.cnn.com/2023/10/13/politics/us-intelligence-warnings-potential-gaza-clash-days-before-attack/index.html

 このことから、先述したように、これはイスラエルが、敵のハマスの作戦を知らなかったとトボけて、あえて奇襲やテロのダメージを受けてみせ、大仰に驚き、怒り、それに対して「報復」する我々の攻撃は正当化される、という「偽旗」作戦だったという解釈と、いや、ネタニヤフ首相は本当に知らなかった、あるいは知らされていなかったのだという両方の解釈が、マスメディア上では出てきました。

 たとえば、「偽旗」作戦だった可能性があるという理解は、11日の【IWJ号外】の中の第2弾でお伝えした、イスラエル国防軍の諜報部隊での勤務経験のあるイスラエル人ジャーナリスト、エフラット・フェニグソン氏が代表格です。

※【IWJ号外】イスラエル・ハマス戦争勃発特集! 「本日のニュースの連撃4連弾!」を号外としてお届け! 2023.10.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519007

 このほか、SNS上には、ハマスの奇襲攻撃は、イスラエルが知っていて奇襲させた、一種のイスラエルの「偽旗」作戦だったという「玉石混交」の情報が、大量に拡散しています。

 インターネット上のファクトチェックを行っているサイト、『ポリティファクト』は、8日、9日にSNS『インスタグラム』に書き込まれた「偽旗」作戦に関するポストを、9日付で紹介しています。

 「10月8日のインスタグラムの投稿によれば、『あなたはイスラエルが9.11以来リアルタイムで世界に対して行った最大の偽旗とサイコップを目撃している。(サイコップ(心理作戦)とは、標的とする人々の行動や感情に影響を与えるように設計された軍事作戦のこと)」。

 「10月9日の投稿にはこうある。『ハマスとはイスラエル政府の創造物であり、彼らはこれらの攻撃を計画し、大量虐殺のための支持を集めさせ、第三次世界大戦につながる可能性が高い』」。

 9日付『ポリティファクト』の結論は、「これは偽旗作戦ではない」というものです。

 「過去数世代にわたって、偽旗作戦(false flag operations)は実際に発生してきましたが、近年の歴史では、疑わしい陰謀論が実際の偽旗作戦よりも多く存在しています。

 専門家たちは、ソーシャルメディアで広まる『偽旗作戦』とされる噂には慎重な態度で接するべきだと警告しています。現在のイスラエル・ハマスの戦争が実際の偽旗作戦であるとする信頼性のある証拠は見当たりません」。

※The 2023 Israel-Hamas war is a “false flag.”(ポリティファクト、2023年10月9日)
https://www.politifact.com/factchecks/2023/oct/13/instagram-posts/false-flag-claims-amid-israel-hamas-violence-lack/#sources

 しかし、この『ポリティファクト』の結論は、軽々に下しすぎです。お坊ちゃん、お嬢ちゃんの通うプチブル大学の、処世術に長けた社会学の先生が、権力に不信感を抱かせるような情報は、ことごとく「陰謀論」としてレッテルを貼ってしまい、教官も学生も、早く安心し、安心させたがるような、退屈な社会学か何かの授業の結論のようです。

 現実には、謀略は、いつでも、どこにでも、存在するものです。「偽旗作戦」はなかったと断じるには、不都合なファクトが次々と指摘されつつあります。

 『タイムズ・オブ・イスラエル』や『CNN』の報道については、ネタニヤフ首相が、「フェイクニュースだ」として、乱暴に一蹴したようなやり方でゴミ箱行きにすることはできません。情報が具体的で説得力があります。

 しかも、イスラエルのツァヒ・ハネグビ国家安全保障顧問が、14日、ハマスによる7日の越境攻撃について、事前の情報分析に「ミス」があったと認めているのです。つまり、「情報は知っていたが分析にミスがあった」という弁明へと「後退」していっているのです。

※ハマス攻撃、事前分析に「ミス」 イスラエル安全保障顧問(AFP、2023年10月15日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3486255

 以上を踏まえると、第3の解釈が成立します。それは、このハマスの奇襲攻撃が、「イスラエルにおける9.11」だったという解釈です。

 つまり、2001年に、イスラム系過激派組織アルカイダが、米国の国際貿易センターやペンタゴンに対して民間航空機を乗っ取って自爆テロを敢行した「9.11テロ事件」のときと同様に、ネタニヤフ政権もバイデン政権も、ハマスの奇襲攻撃の情報そのものは知っていたが、その情報の重要さに気が付かず、しかるべき対策をとらず、この情報をスルーしてしまったというストーリーです。

 このハマスの奇襲攻撃が、「イスラエルにおける9.11」だったという分析を行ったのは、『ワシントン・ポスト』のコラムニスト、デビッド・イグナチウス記者です。

 イグナチウス記者は、8日付『ワシントン・ポスト』の論説記事で、こう述べています。

 以下、同記者による記事全文の粗訳・仮訳となります。

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 9月は30日間で、335件、804万9400円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方124名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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オアナ シンイチ 様
M.M. 様
M.S. 様
N・S 様(N ティルデは機種依存文字なのでNで代用しています。ご了承ください)
M.K. 様
H.K. 様
マツモト ヤスアキ 様
W.Y. 様
今井 昌之 様
I.E. 様
M.T. 様
松永 保行 様
O.M. 様
Y.A. 様
M.K. 様
F.M. 様
ちえちゃん 様
M.H. 様
H.M. 様
与那覇大智 様

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 皆さま、生活物資全般のインフレ情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 10月は、18日までの18日間で、133件、203万3800円のご寄付・カンパ(月間目標額の51%)をいただいております! ありがとうございます!

 ただ、今月10月も残り3分の1となり、それでもまだ、ご寄付・カンパが目標金額の半分にとどまっております。IWJは、再び、赤字転落の危機を迎えております。今月も残すところ10日あまりとなりました。引き続き、どうぞご支援をよろしくお願いします!

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 第13期の2200万円を超える赤字は、IWJ創業以来初めての危機です。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。

 今期、第14期からは、支出を徹底的に削り、赤字を出さないだけではなく、黒字分を累積した赤字への返済にあてて、今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。

 他方、金融機関からの借り入れによって、毎月の返済額も約30万円ずつと、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります。前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約612万円が毎月、必ず必要となります。

 皆さま、どうぞ今こそ、IWJの救済のために、ご支援をよろしくお願いします!

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 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身

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◆中継番組表◆

**2023.10.19 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】17:00~「院内集会『日本の没落』―講演:内田樹氏(神戸学院大学名誉教授)」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch5

「立憲フォーラム」「戦争をさせない1000人委員会」共催の講演を中継します。これまでIWJが報じてきた内田樹氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%86%85%E7%94%B0%E6%A8%B9
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【タイムリー再配信 1102・IWJ_YouTube Live】18:00~「世界の『いま』は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第443回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏 <二日目・前半>」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2014年8月に収録した、岩上安身による板垣雄三氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたパレスチナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/palestina

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297

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◆中継番組表◆

**2023.10.20 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
———————-

【タイムリー再配信 1103・IWJ_YouTube Live】19:30~「世界の『いま』は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第443回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏 <二日目・後半>」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2014年8月に収録した、岩上安身による板垣雄三氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた板垣雄三氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%BF%E5%9E%A3%E9%9B%84%E4%B8%89

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

mRNAワクチンの繰り返し接種が自己免疫疾患の原因になるとの論文での指摘について、IWJ記者の質問に「直近の審議会でも『安全性において重大な懸念は認められていない』と評価されている」と武見大臣~10.17 武見敬三 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519175

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■バイデン大統領がイスラエルに到着! しかし、ガザの病院への空爆で500人以上の犠牲者が!! 病院爆破はイスラエル軍の空爆と見られるが、イスラエルはハマスへ責任転嫁!! この非人道的な事件の勃発で、バイデン大統領とヨルダン、エジプト、パレスチナ自治政府の首脳の会談が中止へ! ヨルダン政府は「中止」と発表、ホワイトハウスは「延期」と発表! バイデン大統領の中東訪問は裏目に!? あるいはアラブ諸国側とバイデン大統領の会談・接触を白紙にするためにイスラエルはこの作戦を遂行した!?

 18日に予定されていた、バイデン大統領とアラブ諸国首脳の会合が、ガザの病院が空爆されて500人以上の犠牲者が出た事件を受けて、中止となりました。

 バイデン大統領はイスラエル首脳と会談、そしてその後、ヨルダン、エジプト、パレスチナ自治政府の首脳と会談するはずでしたが、これらは中止となりました。

 病院への空爆は、イスラエル軍がやったと大方、思われていますが、イスラエル政府は否定し、ハマスに責任転嫁しています。しかし、ハマスがガザの病院を爆破する動機はなく、空爆など行えませんから、このイスラエル側の説明はにわかには信じられません。

 となると、イスラエル側は、バイデン大統領訪問というタイミングで、なぜ、このようなショッキングな攻撃が行われたのでしょうか?

 バイデン大統領は、日本時間午後5時ごろにイスラエルのテルアビブに到着しましたが、当初の中東訪問の目的の半分が吹き飛んだ形です。バイデン大統領は、人道回廊の設置や、ガザ南部のラファ国境検問所の解放について協議すると見られていました。

 バイデン大統領の中東訪問を、ホワイトハウスは、16日に発表していました。

 強行スケジュールのアラブ諸国歴訪を終えたアントニー・ブリンケン米国務長官は、17日、テルアビブでの記者会見で、「バイデン大統領が18日にイスラエルを訪問する」、「(バイデン大統領は)イスラエルおよび周辺地域、世界にとって重要な局面でここを訪れる」と述べました。16日付『AFP』、17日『ブルームバーグ』などが報じています。

 ブリンケン長官は、できる限り早急に「支援国と多国籍機関からの人道援助がガザ地区の民間人に届く」ようにする計画を、米国と協力して策定することにイスラエルが同意したことも明らかにしました。

 ブリンケン長官は、12日にイスラエルのテルアビブを訪問した後、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、サウジアラビア、カタールを歴訪して16日にテルアビブに戻っていました。振り返ると、大急ぎでバイデン大統領の中東訪問のための下準備をしていたとも見えます。

※米国務長官、アラブ諸国歴訪終了 イスラエルで調整模索(AFP、2023年10月16日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3486407

※米大統領、18日にイスラエル訪問-ヨルダンも訪れ紛争拡大予防目指す(ブルームバーグ、2023年10月17日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-17/S2NBU3T0G1KW01

 イスラエルのガザ完全包囲と、3000人以上の犠牲者を出しているとみられる集中的な空爆、そしてガザ北部に住む100万人の住民に対する24時間以内の退避勧告、そしてその後に待ち受けているとみられる地上侵攻について、アラブ諸国からはむろんのこと、国連からもやっと、「戦争犯罪」「民族浄化」だという批判が高まっています。

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■【本日のニュースの1撃!】

■【第1弾! 米国と世界の真実! 米国の外交・経済のトップに多くのユダヤ人が食い込み、米国民であるより前にユダヤ人である民族性を優先しても問題化しない!】(『ANN news』2023年10月12日)

 10月12日に、アントニー・ブリンケン国務長官は、イスラエルを訪問しました。

 このとき、ネタニヤフ首相と並んで行ったブリンケン国務長官のスピーチの冒頭に、どのメディアも注目していませんが、重要な言葉が含まれていました。

 「私は単に米国の国務長官としてだけでなく、1人のユダヤ人としてここに来ています。約束どおり防空システムの補充や弾薬の調達を実行しています。最初の軍事支援品は、すでに現地に到着しており、今後も続きます。アメリカはイスラエルの後ろ盾です」

 イスラエルに来た理由を、ブリンケン国務長は、こう述べたのです。

 米国の国務長官としてだけでなく「1人のユダヤ人として」ここに来ているというのです。

 だから、約束通りの軍事支援も行うし、アメリカは、イスラエルの後ろ盾なのだとも聞こえます。これは国務長官としての公権力を、「ユダヤ人」であるという民族的アイデンティティーを優先して「私物化」することなのです。

 ブリンケン国務長官は、ウクライナ系ユダヤ人の銀行家ドナルド・M・ブリンケンと、裕福なハンガリー系ユダヤ人の娘でソーシャライト(社交界の名士)のジュディス・フレームの間の息子として、1962年にニューヨーク州ヨンカーズに生まれました。

★問題なのは、米国の外交政策が、こうした外交トップのユダヤ系によって、国際法秩序よりも、ユダヤ民族の利益を優先した外交政策やイスラエル支持・支援に、強く傾く傾向があるのに、誰も問題にしないしできない、ということです。

 米国の外交トップがユダヤ系なのは、ブリンケン国務長官に限りません。

 国務省ナンバー2のヴィクトリア・ヌーランド国務次官もユダヤ系です。ヌーランド国務次官の父方の祖父は、ロシアから移民したウクライナ系のユダヤ人です。

 ウクライナに関与して、ユーロマイダン・クーデターで、親米政権を築き、ロシア人の迫害を始めて、今日のロシアとウクライナの紛争の下地を作り出したのは、間違いなく彼女の「手柄」です。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)

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