日刊IWJガイド「戦争を拡大しようとしているのは米国! 武器供与と訓練について、米報道『米軍とウクライナ軍の接触の発表に消極的だった米国から一転』」2022.04.20号~No.3506号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」4月19日、ウクライナは現地18日にロシア軍が大規模攻撃開始と発表! 米ポリティコはバイデン政権によるウクライナへの武器供与と訓練について「米軍とウクライナ軍の接触を発表することに消極的だったこれまでの米国から一転した」と報道! 中国人民大学王文氏がロシア国営『RT』で「2022年春、戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、気候災害が重なりかつてない共振を起こす」と警告!

■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた442万4064円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます! 3月は31日間で、506件、592万6084円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

■ご寄付者様からメッセージをいただきました。「イエローペーパーだらけの日本で最後の防波堤としての役割を担ってるメディア」「真実は一つだと、どこにも忖度せず囲われずの姿勢を貫いて」「記者クラブメディアと一線を画す発信を今後も期待しています」等々、感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がお返事を書かせていただきました。

■【中継番組表】

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

■【号外第19弾】に関するご指摘とお詫び、訂正のお知らせ
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■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」4月19日、ウクライナは現地18日にロシア軍が大規模攻撃開始と発表! 米ポリティコはバイデン政権によるウクライナへの武器供与と訓練について「米軍とウクライナ軍の接触を発表することに消極的だったこれまでの米国から一転した」と報道! 中国人民大学王文氏がロシア国営『RT』で「2022年春、戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、気候災害が重なりかつてない共振を起こす」と警告!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報
@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 ウクライナ現地時間の18日、ロシア軍がウクライナ東部のドネツク、ルガンスクの戦線で大規模攻撃を開始したとのことです。

 ワシントン・ポストは18日付けで、ウクライナのゼレンスキー大統領が「ロシア軍は、長い間準備してきたドンバスへの戦いを始めた。ロシア軍全体の大部分が、この攻勢に参加している」と述べたと報じています。

 また、同じワシントン・ポストの記事では、ウクライナの国家安全保障・防衛評議会のオレクシー・ダニロフ事務局長が「ロシアはドンバスとハリコフのほぼ全戦線に沿って攻撃し、2つの小都市で突破した。幸いなことに、我が軍は持ちこたえている」と発表したと報じています。

※【速報4690】ワシントン・ポスト18日「ウクライナ東部ドンバス地方で、ロシア軍が大規模攻撃を開始。ゼレンスキー大統領は、『ロシア軍は、長い間準備してきたドンバスへの戦いを始めた』と述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516246133668184064

※【速報4691】続きWP18日「ウクライナ国家安全保障・防衛評議会ダニロフ事務局長『ロシアはドンバスとハリコフのほぼ全戦線に沿って攻撃し、2つの小都市を突破した。幸いなことに、我が軍は持ちこたえている』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516246772833992704

 一方、ロシア側は、18日時点では何も発表しなかったようです。ロシア国営メディアの『RT』は18日付けで、ゼレンスキー大統領やダニロフ事務局長の発表をもとに、ウクライナ側が「戦争の第2段階」が始まったと述べていると報じています。

 『RT』は「ロシア国防省は、月曜日の地上作戦についてコメントしなかった」とした上で、前線の特派員から、戦闘や砲撃、ミサイル攻撃が行われたと報告があったと報じています。

※【速報4692】ロシア『RT』18日「ゼレンスキー大統領とその顧問『ロシアの攻撃の第二段階が始まった。ドネツク、ルガンスク、ハリコフの各戦線で激しい戦闘があったとの報告。ウクライナ軍が戦線を維持している。ロシア軍の大部分はこの攻勢に参加』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516248882451460098

※【速報4693】続き『RT』「ロシア国防省は月曜日の地上作戦についてコメントしなかった。前線の特派員からは、イジュムの南、セベロドネツクの北、ドネツク市の西で激しい戦闘があったとの報告。ハリコフ、ニコラエフ、ドネツク北西部では、砲撃やミサイル攻撃が行われたとの情報」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516249514570842112

 一方、米ネットメディアのポリティコは、18日付けでこの大規模攻撃を報じた上で、西側諸国がウクライナに兵器を支援していることを報じています。

 ポリティコは、ウクライナが戦闘機と共に、現在使用しているソ連製の防空システムと、新たなNATOの防空システムの両方を求めていると報じています。

 さらにポリティコは、これに対してバイデン米政権が先週、「榴弾砲18門と弾薬4万発を含む新しい(武器支援の)パッケージ」を発表し、18日にはペンタゴンの防衛担当の高官が「米国のトレーナーがウクライナ軍にその使い方を教える予定だ」と記者団に語ったことを報じています。

 ポリティコは、このバイデンバイデン大統領の発言に注目しています。

 「この発言は、米軍とウクライナ軍の接触を発表することに消極的だったこれまでの米国から一転したもの」であるというのです。

 たしかに、これでは米国が戦線の後衛と武器の支援、ロジスティックスを担い、さらに衛星情報の提供、事実上の戦争指揮、新兵器の訓練までにない、ウクライナは前線に兵を張り付けているだけになっており、実態としては米軍とロシア軍の対決です。陰に隠れていた米軍は、その姿を現しつつあります。バイデン大統領も米軍も「米国は参戦していない」という建前を維持できなくなりつつあるようです。

 また、このポリティコの記事は、英国主導で「英国製の対艦ミサイル、東欧諸国の戦車、オーストラリアからの装甲車など」が、急いでウクライナに送られるための準備が進められていると報じています。

 さらに「スロバキア政府関係者はポリティコに対し、ウクライナに射程距離約25マイルの自走式ズザナ155ミリ榴弾砲を最大16台売却する交渉を続けていることを認めた」「スロバキアは最近、S-300防空システム1基をウクライナに輸送し、その後、米国、ドイツ、オランダのパトリオット砲台がウクライナに送られた」と報じています。

 また「チェコ共和国は、最大20基のRM-70多連装ロケットランチャーをウクライナに納入したと報じられている」とのことです。

 米国とその同盟国は、経済も国民生活も破綻し、ウクライナ軍だけでは対ロシアとの戦争の遂行を維持できないところにきているにもかかわらず、お構いなしに、破壊力の大きい兵器を次々に送り、「総力戦」を行わせようとしています。米国とNATOにウクライナ国民のためにも一時停戦を、などという気持ちは微塵もありません。本当に世界大戦レベルにまで、対ロシア戦を拡大しようとしているのは米国とその同盟国の方です!

※【速報4694】米POLITICO18日「戦争の新たな局面。ロシア軍は月曜夜、ウクライナ東部戦線に大規模な砲撃とロケット弾を放った。ウクライナ当局によると、北はハリコフから南はマリウポリまで広がる新しい攻勢の始まり」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516250674073595904

※【速報4695】続きPOLITICO「西側の支援はウクライナの期待に必ずしも応えていない。キエフ政府関係者は以前から、戦闘機と、すでに使用している旧ソ連のシステムと、ロシアのミサイルや戦闘機をより正確に打ち落とせるNATOの新兵器の両方からなる防空システムの充実を求めてきた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516251407292137472

※【速報4696】続きPOLITICO「バイデン政権は先週、榴弾砲18門と弾薬4万発を含む支援を発表。米トレーナーがウクライナ軍に使い方を教える予定だと、防衛当局高官が月曜日にペンタゴンで記者団に語った。これまで米軍とウクライナ軍の接触の発表に消極的だったが、一転したもの」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516252860434255874

※【速報4697】続きPOLITICO「英国製の対艦ミサイル、東欧諸国の戦車、オーストラリアからの装甲車など、その他の兵器は、戦場に急行するための準備が進められている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516253768626892801

※【速報4698】続きPOLITICO「スロバキア政府関係者はPOLITICOに対し、ウクライナに射程距離約25マイルの自走式ズザナ155ミリ榴弾砲を最大16台売却する交渉を続けていることを認めた。スロバキアは最近、S-300防空システム1基をウクライナに輸送し」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516254461257465856

※【速報4699】続きPOLITICO「その後、米国、ドイツ、オランダのパトリオット砲台が到着し、ウクライナ国内の防空を補強している。チェコ共和国はまた、最大20基のRM-70多連装ロケットランチャーをウクライナに納入したと報じられている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516254869958848516

※【速報4700】続きPOLITICO「このシステムは、最大12マイルの距離までロケットを打ち込むことができ、ウクライナの備蓄にすでにある旧ソビエト軍のBM-21グラードランチャーから派生したものである」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516255313300979713

※【速報4701】続きPOLITICO「ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は先週、ビデオメッセージで、旧ソ連時代の装備に代わる新兵器を求め、防空、航空機、長距離ミサイルと大砲、対艦ミサイルを最優先事項として挙げた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516255611541155841

※【速報4702】続きPOLITICO「月曜日にはウクライナのアンドリイチュク大佐がソ連時代のミサイル在庫が減少しているため、スウェーデン製のNASAMS(ノルウェー製高性能地対空ミサイルシステム)の提供を嘆願。NASAMSは、米国、リトアニア、オランダ、ポーランド、スペインで運用」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516256615112257539

 こうした米国の主導による紛争の規模拡大や長期化は、もはや「想像」の段階を超えて、「現実」レベルの問題として、「第三次世界大戦」や「核戦争」が懸念される段階にさしかかっています。

 18日付ロシア国営『RT』に、中国人民大学シルクロード学院副院長で常務院長、王文(Wang Wen)氏による「世界はより危険になり、第3次世界大戦の可能性が高まっている~より多くの学者が、新たな世界的紛争の可能性が高まっていると推定している」という寄稿が掲載されました。

 侵攻している側のロシアの国営メディアに論文が掲載されるのも一見不思議な話ですが、王文氏は「プーチンは失敗を許さず、バイデンはあきらめず、その結果、ロシアは核兵器を使用せざるを得なくなる可能性がある」と、西側がロシアを不用意に追い詰めることのリスクを警告しているのです。これは、中国の学者は、ロシア側をこれ以上追い詰められたら核を使用するぞとロシアの「本気」を代弁してもらったようにも見えます。

 論文は、戦争の危機の他にも食糧危機、経済危機、新型コロナウイルスによるパンデミック、気候変動の危機が重なっていることを指摘し、それらの解決のための世界の協力がロシアの軍事介入で中断し、世界が分裂したことを危惧した上で、次のように結論づけています。

 「振り返ってみると、悲劇はしばしば5つの原因によってもたらされる。戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、そして気候災害である。2022年春、その五つの側面がかつてない共振を起こすとは、人々は予想だにしなかった。世界は最も危険な瞬間の前夜を迎えているのかもしれない。

 私たちはどうすればいいのだろうか。今こそ、フランクリン・ルーズベルト大統領の言葉を見直す時ではないだろうか。『戦争を終わらせることよりも、すべての戦争の始まりを終わらせることを望む』」

※【速報4703】ロシア『RT』18日、中国人民大学シルクロード学院副院長、常務院長 王文(Wang Wen)氏寄稿「世界はより危険になり、第3次世界大戦の可能性が高まっている。より多くの学者が、新たな世界的紛争の可能性が高まっていると推定している」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516262794643279874

※【速報4704】続き『RT』「ロシアとウクライナの武力衝突は長期化し、世界をより危険な場所にしている。表面的には西部と南部でのキエフ軍とモスクワ軍の闘争。しかし本質は、東欧における冷戦的な対立の発生。米国とNATO軍事圏の果てしない戦略拡張に対するロシアの本格的な反撃」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516264046114533376

※【速報4705】続き『RT』王文氏寄稿「米国とNATOは正式に軍隊を派遣していないにもかかわらず、金融制裁、情報封鎖、情報支援、衛星航法、空宇宙技術など、ほとんどすべての手段を駆使してロシアを包括的に締め付けている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516264895368818689

※【速報4706】続き『RT』王文氏寄稿「紛争が始まって約2ヶ月の間に、西側諸国はロシアに対して5000以上の制裁を課した。これは、米国が過去40年間にイランに課した制裁の50%以上にあたる。NATO諸国からのさらなる軍事支援と金融制裁はまだ続いている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516265320629293056

※【速報4707】続き『RT』王文氏寄稿「これが火に油を注ぎ、ロシアの反撃をさらに刺激していることは間違いない。特に、ジョー・バイデン大統領がロシアのプーチン大統領の政権離脱について語ったことは、モスクワに自国の存続を脅かすものとして映った」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516265564989435908

※【速報4708】続き「第三次世界大戦勃発の可能性が高まっていると推定する学者も増え、核戦争に発展する可能性さえあると結論づける。事態は世界的な大災害に向かっている。プーチンは失敗を許さず、バイデンはあきらめず、結果、ロシアは核兵器を使用せざるを得なくなる可能性がある」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516266679260815360

※【速報4709】続き『RT』「戦争によって何百万人ものウクライナの農民が家を追われ、春の播種時期を逃し、ウクライナの農産物輸出が減少している。ウクライナは世界の重要な農産物輸出国の一つで、小麦とトウモロコシはそれぞれ世界の主食作物の輸出額の10%と15%を占めていた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516267540288520194

※【速報4710】続き『RT』王文氏寄稿「ウクライナの小麦の輸入依存度が25%を超える国は14カ国ある。その中にはリビアの43%、バングラデシュの28%が含まれる。適切な価格の輸入代替品がなければ、いくつかの発展途上国の都市は深刻な飢饉に直面する可能性がある」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516267894140960776

※【速報4711】続き『RT』王文氏寄稿「戦闘による食糧不足とエネルギー価格の上昇により、ますます多くの国の生産が制限されている。米国、EU、アルゼンチン、トルコでは深刻な物価上昇に見舞われ、欧米のインフレ率は過去40年間で最高を記録している」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516268290179743747

※【速報4712】続き『RT』王文氏寄稿「このままでは、イーロン・マスクが予言した『2022年の春か夏頃に起きるかもしれない。遅くとも2023年までに』という経済危機が、本当に起きてしまうのではないか」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516269256916484099

※【速報4713】続き「(中略)振り返ると、悲劇はしばしば5つの原因でもたらされる。戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、そして気候災害。2022年春、その五つの側面がかつてない共振を起こすとは、人々は予想だにしなかった。世界は最も危険な瞬間の前夜を迎えているのかもしれない」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516270285674414080

※【速報4714】続き『RT』王文氏寄稿「私たちはどうすればいいのでしょうか。今こそ、フランクリン・ルーズベルト大統領の言葉を見直す時ではないだろうか。『戦争を終わらせることよりも、すべての戦争の始まりを終わらせることを望む』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516270810381840384

 ウクライナのEU加盟は、「特別扱い」で早期に実現するのでしょうか。

 18日付けロイターは「ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、欧州連合(EU)加盟に関する質問書に対する回答を正式に提出した。これにより、数週間以内にEU加盟候補国の地位を獲得できるとの考えを示した」と報じました。

 「ゼレンスキー大統領は『EU加盟候補国の地位付与を巡る手続きは数週間以内に実施されると確信している』」と語っているとのことです。

※【速報4715】18日付ロイター「ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、欧州連合(EU)加盟に関する質問書に対する回答を正式に提出した。これにより、数週間以内にEU加盟候補国の地位を獲得できるとの考えを示した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516314257914470401

※【速報4716】続き18日付ロイター「ゼレンスキー大統領『EU加盟候補国の地位付与を巡る手続きは数週間以内に実施されると確信している』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516314683057532931

 一方、今週ワシントンでオンラインと対面で開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議への米国の参加に関して、ロイターとブルームバーグが正反対の報じ方をしています。

 18日付けロイターは「米財務長官、G20会合を一部欠席へ 対ロ圧力強化を強調=高官」と題し、「イエレン米財務長官が、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシアを国際的な金融機関から排除すべきとの米国の見解を強調するために、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の一部を欠席すると、財務省高官2人が18日に述べた」と報じました。

 「一部」とはありますが、「欠席」することを強調しています。

※【速報4717】ロイター18日「イエレン米財務長官が、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシアを国際的な金融機関から排除すべきとの米国の見解を強調するために、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の一部を欠席する」財務省高官2人が明らかに
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516316323248504836

 他方、19日付けブルームバーグは「イエレン米財務長官、一部のG20会議に出席へ-ロシア参加でも」と題し、「(G20会議に)ロシア当局者が参加した場合でも、イエレン米財務長官は自動的に会議をボイコットするわけではないと米財務省当局者が明らかにした」と報じました。

 しかもブルームバーグは記事の締めくくりに「バイデン大統領は3月24日、ロシアはG20から排除されるべきだと述べたが、こうした計画に弾みがついている兆しはない」とまで書いています。

 国際的な影響力を持つ通信社の間で、同じニュースがこれほど正反対に報じられることは珍しいのではないでしょうか。

※【速報4718】ブルームバーグ19日「今週ワシントンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にロシア当局者が参加した場合でも、イエレン米財務長官は自動的に会議をボイコットするわけではないと米財務省当局者が明らかにした」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516319510978240515

※【速報4719】続きブルームバーグ19日「イエレン長官は一部会議への出席を見送るが、ロシアのウクライナ侵攻による経済的影響に的を絞った会議には参加する」「イデン大統領は3月24日、ロシアはG20から排除されるべきだと述べたが、こうした計画に弾みがついている兆しはない」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516320064982913025

 18日、ロシア国営テレビ『ロシヤ24』は、ウクライナでロシア軍が捕らえた2人の英国人戦闘員の動画を放送しました。一方、ウクライナの治安機関SBUは、ウクライナで拘束された親ロシア派の政治家ビクトル・メドベチュク氏の動画をフェイスブックに公開しました。

 18日付け英ガーディアンは、ロシア軍に捕らえられた2人の英国人をショーン・ピナー氏(48歳)とエイデン・アスリン氏(28歳)と報じています。

 アスリン氏の家族によると、アスリン氏はロイヤル・アングリアン連隊(英国の歩兵連隊)の元兵士で、現在はウクライナに移住し、ウクライナ人の妻と結婚。ウクライナ海兵隊の正規の所属だということです。

 ガーディアンの記事によると、アスリン氏はロシアのテレビの動画で、「メドベチュク氏が拘束され、私とエイデン・アスリンと、メドベチュク氏を交換することを検討していることは承知している」と述べ、「メドベドチュク氏との交換に協力してほしい」と、ボリス・ジョンソン英首相に呼びかけたということです。

 一方、その後映し出されたアスリン氏について、このガーディアンの記事は「ウクライナの極右組織アゾフ大隊の紋章(つまりナチスの親衛隊の紋章)が入ったTシャツを着て椅子に座った」と描写しています。アスリン氏は「ボリス・ジョンソン氏が本当にイギリス国民のことを思っているのなら、彼はきっと助けてくれるはずです」と語ったとのことです。

 他方でメドベドチュク氏は、「包囲されているマリウポリの守備隊と市民と、私とを交換してくれるよう、ウクライナ側に懇願している」と語っていると、ガーディアンは報じています。

 記事は、「ロシアとウクライナのプロパガンダが深刻にエスカレートしたことを意味し、両国間で捕虜交換が公に提案された初めてのケースである」とした上で、「2人の英国人戦闘員の中心的な関与は、ジョンソンに介入するよう圧力をかけるだろう」と報じています。

※【速報4720】英ガーディアン18日「ウクライナでロシア軍に捕らえられた2人の英国人戦闘員が、ロシア国営テレビでボリス・ジョンソンに解放を求め、プロパガンダ合戦が劇的にエスカレートしている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516325842426556417

※【速報4721】続き英ガーディアン18日「映像は、ショーン・ピナー氏とエイデン・アスリン氏が、ウクライナが親クレムリン派の政治家ヴィクトール・メドベチュク氏を解放するのと引き換えに、英国首相に自分たちを解放する手助けをするよう呼びかける様子を映したものだ」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516326297370308611

※【速報4722】続き英ガーディアン18日「月曜日に国営ロシヤ24で放映されたこの映像の中で、2人がどれだけ自由に会話できたかは不明。ロシアによる放送と同時に、ウクライナの対外情報機関は、ウクライナの親ロシア派政治家メドベチュク氏が、同じく交換を求める映像を公開した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516327159287382023

※【速報4723】続き英ガーディアン18日「プーチンとゼレンスキーへのアピールで、メドベチュクは自らと交換に、包囲されているマリウポリの防衛隊や民間人の脱出を認めてほしいと頼んだ」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516328055823904770

※【速報4724】続き英ガーディアン18日「この映像は、ロシアとウクライナのプロパガンダが深刻にエスカレートしたことを意味し、両国間で捕虜交換が公に提案された初めてのケースである。2人の英国人戦闘員の関与は、ジョンソンに介入するよう圧力をかけるだろう」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516328664647958528

※【速報4725】続き英ガーディアン18日「英国外務省(FCDO)はここ数日、2人の家族に支援を提供しているが、ウクライナの現地で情報収集や領事支援を行うには限界がある」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516329487688138757

※【速報4726】続き英ガーディアン18日「ショーン・ピナー氏(48歳)『私自身はよくしてもらっている。私が置かれている状況を十分に理解している。食事も水も与えられている。言えるのはそれだけだが、私とエイデン・アスリンと、メドベドチャク氏との交換に協力してほしい』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516330428583620608

※【速報4727】続き英ガーディアン18日「その後、ウクライナの極右組織アゾフ大隊の紋章が入ったTシャツを着て椅子に座ったアスリン(28歳)が映し出された。『ボリス・ジョンソン氏が本当にイギリス国民のことを思っているのなら、彼はきっと助けてくれるはず』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516331217142312966

※【速報4728】続き英ガーディアン18日「家族によると、ピナー氏はロイヤル・アングリアン連隊の元兵士。4年前にウクライナに移住。ウクライナ人の妻と出会い、現在はウクライナの海兵隊隊員。ボランティアでも傭兵でもなく、ウクライナの法律に従い、正式にウクライナ軍に所属」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516332899288629248

※【速報4729】続き英ガーディアン18日「ピナー氏の家族『私たち家族は現在、同じくロシア軍に拘束されているエイデン・アスリンの家族とともに外務省に働きかけ、ジュネーブ条約に従って捕虜としての権利が守られるように努めています』」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1516333512097517570

■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた442万4064円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)としておりましたが、支出をさらに削って、4月からは月間目標金額をさらに下げて400万円といたしました。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、4月で9か月目に入りました。

 今期スタートの8月1日から3月末までの8か月間の累計の不足分は、あと297万8184円となりました。

 また、今月4月は1日から18日までの18日間で、206件、255万4120円、目標額の64%のご寄付・カンパをいただいています。ありがとうございます。

 従って、3月末までの不足分297万8184円に、4月の未達分144万5880円が加わり、442万4064円が必要となります。今月4月を含めて、期末までの残り4か月で赤字雪ダルマを削って、不足分がゼロになるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3202人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年4月18日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1382円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人4026円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 また、この目標額には、3月16日に宮城県・福島県で震度6強を記録した、福島県沖で発生した地震の際に起きた大規模停電の影響による、インタビューや動画配信に必要な設備の故障の修理費用、約70万円も含まれております。

 この故障が応急処置ではなく、完全に修理することができないと、再配信ができません。現在、対応中ですが、再配信ができず、ご不便をおかけしていて、申し訳ありません。ご理解をたまわれればと思います。

 引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難は、米英とNATOによる、ウクライナへの事実上の「参戦」という段階に至っています。「同盟国」である日本も、いつ巻き込まれるかわからない可能性があり、他人事ではありません。

 米軍のウクライナへの武器支援が功を奏し、予想以上にロシア軍が足踏みをし、逆に勢いづいたウクライナと米国・EU諸国は、「ロシアは全欧州を侵略しようとしている」などと誇張したプロパガンダを展開し、その上で「ロシアを弱体化させる」ために反撃に転じようとしています。

 ウクライナ軍は、ついにロシア領土内で、不正規戦を仕掛け始めました。彼らは「パルチザン」と称していますが、別の角度から見れば、これは「テロ」と呼ぶこともできます。そして、こうした不正規戦を後押ししているのは、米国・米軍なのです。

 米国とNATOの真の狙いは、恒久的に欧州を軍事的に支配し、ロシアを弱体化することになるということが、ここにきて明らかになりました。このロシアのウクライナ侵攻は、その戦略を推し進めるための口実として、巧妙に利用されました。「テロ」に踏み込んだウクライナが、米国に対してロシアを「テロ支援国家」に認定するよう迫っているのはブラック・ジョークのようです。

 このウクライナ侵攻から始まったロシアへの圧力が、極東に飛び火して、台湾をめぐる米中の対立と連動する可能性もありえます。

 その場合、ウクライナや東欧・西欧がそうであるように、日本が米国にとって都合の良い対中ミサイル前線基地となってしまう危険性があります。日本がウクライナのような運命をたどり、国土を戦場として提供してしまうようなことは絶対に避けなければいけません!

 また、日本政府が米国の対ロ制裁に「忠実」に従い、アジアの中では最も強い制裁を加えたため、ロシアは日本を「非友好国」扱いとし、極東において軍事演習を行って、威嚇しています。

 日本が台湾有事によって、米国の戦争に巻き込まれた時、中国だけでなく、北朝鮮やロシアも同時に相手にしなくてはならない可能性すらあるのです。今、いたずらにロシアとの関係を悪化させることは、日本にとって負担やリスクが増えるだけで、何もメリットがありません。

 日本には原発が51基(そのうち稼働中のものは9基、稼働していない原発もプールに燃料がたくわえられている)存在するのです。これらは核自爆装置のようなものです。日本は戦争をできる国ではないのです!

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、8年前、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。ぜひ、以下の特集を御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。

 そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。

 ロシア軍によるウクライナへの「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝える思考停止のイエローペーパーに頼っていては、真実は見えてきません。

 公平に見て、ウクライナと米国のプロパガンダは、ロシアのプロパガンダよりはるかに巧みで、大胆かつ強引であり、ウクライナをロマンチックに見せたり、ロシアを悪魔に仕立て上げたりして、ハリウッド映画のように、多くの人を惹きつけています。

 しかし、そのプロパガンダを、日本のメディアが鵜呑みにして垂れ流しをしているようでは、本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。

 こんな偏向報道ばかりの状態が続けば、その先には、国の命運を分けるような分岐点で大きな判断ミスを招き、愚かなマスメディアが愚かな世論誘導をしてしまう可能性を否定できません。

 我々IWJは、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道を歩み、客観的で、中立的で、公正な報道をし続けます。

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国が、ゆるぎなく、軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではありません。

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかりが行われ続けているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことが、市民の皆さまのお力で可能となっているのです。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとして活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 本年、2022年は、参院選もあります、主権を外国に売り渡すがごとき、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます! 3月は31日間で、506件、592万6084円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方170名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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m.y. 様
徳永 彰宏 様
T.T. 様
弓矢健児 様
K.O. 様
月谷小夜子 様
津田泰正 様
K.K. 様
落合正明 様
加藤弘吉 様
T.M. 様
K.N. 様
s.i. 様
荒井伸夫 様
永山直道 様
H.H. 様
Y.I. 様
山崎 明 様(さきの字は「たつざき」ですが、機種依存文字となり、メール配信できないため、ここでは「崎」で代用させていただきます。ご了承ください)
S.K. 様
峰 摩都香 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

■ご寄付者様からメッセージをいただきました。「イエローペーパーだらけの日本で最後の防波堤としての役割を担ってるメディア」「真実は一つだと、どこにも忖度せず囲われずの姿勢を貫いて」「記者クラブメディアと一線を画す発信を今後も期待しています」等々、感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がお返事を書かせていただきました。

 ご寄付者様からメッセージをいただきました。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身が返信を書かせていただきます!

 嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、ぜひお寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!

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 先程、月会費1100円ならびに寄付として1000円を、御社ご指定のゆうちょ銀行口座に振込致しました。ご確認の程、宜しくお願い致します。

 昨今、IWJさんではウクライナ情勢に対する発信に力を入れてらして、私も参考にし、賛同する所が多く、ウクライナ戦争を巡って日本では、イエローペーパーだらけかと暗澹たる気持ちでいる所に、最後の防波堤としての役割を担ってるメディアとして、信頼感が増してるところです。

 一方で、6月には参議院選挙の公示が控えていますので、今後はそちらの取材・記事にも強く期待したいところであります。ウクライナやコロナに目を奪われて、気が付いたら参議院選挙だったとならない為にも、世間に対して目を開かせる記事を発信してください。

 戦争はすぐには止められませんが、自分の国の悪政は投票で止められます。

 昨今はネットの悪影響で、正しい意見表明に対しても匿名者の中傷や罵詈雑言が絶えません。

 IWJさんの発信に対してもそのような行為をする者が散見されますが、真実は一つだと、どこにも忖度せず囲われずの姿勢を貫いて、みんなで渡れば怖くないの記者クラブメディアと一線を画す発信を今後も期待しています。

(野島哲朗 様)

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野島哲朗 様

 ありがとうございます!

 確かに、ウクライナ危機だけを報じていて、国内の参議院選挙がどうなるか、おざなりにしていいはずがありません。

 しかし、今回の選挙の最大のテーマは、「戦争を選ぶのか、参戦を拒み、平和を望むのか」ということにならざるをえないと思います。そして、そのテーマは、現在のウクライナ・ロシア戦争の拡大がどこまでいくのか、ということと無関係ではないだろうと思います。

 米国とNATOによる、ウクライナへのとめどない武器支援だけでなく、ロシアの北方北極圏で、NATO未加盟のフィンランド、スウェーデンも参加した米国主導でのNATO北極圏大演習が行われ、この北のエリアも新たな戦場となりうることが明らかとなりました。

 ロシア・ウクライナの西方に位置するポーランドなどの東欧や、さらに西方の西欧諸国だけが、拡大するロシア戦争に「参戦」してゆくのではなく、「北極圏」にも「戦線」が形成される可能性があり、当然、極東ロシアを攻撃する東方の「戦線」も形成されることが予想されます。ここ極東では、日本の自衛隊と在日米軍基地のプレゼンスがありますが、中国と北朝鮮とも睨み合う場所でもあり、対ロシア戦と、第2次朝鮮戦争と、台湾を巡る戦乱が、同時に連動して起こりうる場所でもあります。

 そんな時、日本はどうするのか?

 すべての戦争に「参戦」してゆくのか?

 その時、日本の経済や、企業活動や、国民の暮らしは、平時の状況を保てるのか否か、社会的混乱も想定した上での議論を誰もまともにしておらず、そんな「知的空白」とも呼ぶべき状態が続いている状態で、6月を迎えて、選挙で有権者が十分に考えずに(考えられずに)投票して、あとで「そんなはずじゃなかった!」と悔やんでも「後悔先に立たず」ということになりそうです。

 日本では、ゼレンスキー大統領の国会演説で、自民党や維新などの右派だけでなく、中道の立憲民主党、果ては共産党の志位委員長までがスタンディングオベーションしてしまったのは、痛いというほかありません。

 共産党はその後も、ウクライナ危機をどう見るのか、という姿勢を変えていません。赤旗も他の大手メディアとさして変わらず、共産党各議員のツイートなどでの発言も、親ウクライナで、反ロシアのままです。この構図を拡張していけば、米国の主導する戦争に賛成する方向に向かわざるをえず、「反戦」を貫くためには、根本的な事実認識を、党として改めなければなりません。

 ウクライナの人々の人権が、ロシア軍の侵攻によって侵害されたと怒るなら、同じウクライナの国民が暮らすドンバスのロシア語話者の住民が、8年間もウクライナ軍とネオナチ民兵に殺され続けてきたことになぜ、触れないのか。なぜ、知ろうとしないのか。このまま、知っているなら、なぜ痛みを覚えないのか。ドンバスの住民の人権が侵害されることは、どうでもいいのか。侵害されたことはあるが、たいして人は死んでいない、などと言うのか。このまま、ウクライナ政府のプロパガンダ、つまりは米国のプロパガンダに乗っかり続けていくのか。

 米国が、同盟国とブロックを形成し、ロシアが中国やインド、ブラジル、南アフリカ、イラン等々の国々と結びついて、別ブロックを形成した時に、共産党がロシアと中国を非難するサイドに立つならば、「第2の冷戦(あるいは熱戦)」において、前者の立場に立つことになり、自民党と何も変わらず、政治的な存在価値はなくなります。

 共産党が、方向転換を短期的にできなければ、6月の参議院選では、ウクライナ危機に際して、国会のロシア非難決議に加わらなかったれいわ新選組しか後は残らないでしょう。れいわが、どこまで、自覚的に日本の戦争体制構築や戦争遂行に反対できるかは未知数ですが、あの決議に反対した「政治的反射神経」には、注目をしておくべきだと思います。

 これから先は、メディア次第です。「ドンバスで(ロシア語話者への虐殺や殺戮は)なかった」というウソを断言した元ウクライナ大使と、「自らはネオナチではない」というアゾフ幹部のデマのプロパガンダをたれ流したテレ朝が、我々が批判したことで、その番組をネットから削除しなくてはならなくなったように、一歩一歩、デタラメだらけのマスコミの論調を変えていかないといけません。そうしないと、政治家や政党の認識、そして国民の認識も変わりません。

 6月までに、IWJだけで、やりとげられる仕事では到底ありませんが、それでも我々は全力を尽くして、頑張ります。どうぞこれからもご支援をよろしくお願いします。

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2022.4.20 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】15:00~「中国から略奪した文化財の返還を求める緊急集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「中国文化財返還運動を進める会」主催の緊急集会を中継します。これまでIWJが報じてきた日中関係関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E9%96%A2%E4%BF%82

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◆中継番組表◆

**2022.4.21 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

東電がALPS処理水海洋放出の「放射線影響評価報告書」に対するパブコメを4か月も放置!?「ありえない」との批判にも「現在集約中」と回答――4.13 院内ヒアリング集会 放射能汚染水海洋投棄反対!~共同申入れとヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504680

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■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【号外第19弾】に関するご指摘とお詫び、訂正のお知らせ

 会員の方より【号外第19弾】の翻訳について、ご指摘をいただきました。

※【号外第19弾】日本政府・マスメディア・御用学者らの偏向発言を信じるな!「ウクライナで何が起こっているのか」についての最も明確で包括的な説明の決定版!! 元スイス戦略情報部大佐で東欧専門家のジャック・ボー氏が「ウクライナで起こっていること」について明確で合理的に説明!!「分離・独立派」は分離も独立も求めていなかった!~第一部・戦争への道 2022.4.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504779

 「号外19弾」の冒頭で、「Centre Francais de Recherche sur le Renseignement」を「フランス知能研究センター」と訳しましたが、このRenseignementを「知能」とは訳せないのではないか、というご指摘です。

 Renseignementは英語のInformationに相当する言葉ですので、直訳すれば、「情報に関する研究のフランスセンター」となります。日本語としてより自然な「フランス情報研究センター」へ訂正させていただきます。

 ご指摘ありがとうございました。お詫びして訂正いたします。

 また、別の会員の方より、訳文の微妙で重要な点についてご指摘がありました。

 それは次の2か所です。

 「住民投票は『分離・独立』などではなく、米国が後ろ盾となったウクライナの新政権が、ロシア語を公用語と定めていたこれまでの法律を廃止したことに対し、著しく生活が不利となったロシア語話者が、ロシア語の使用と自治を求めたものだったのです。これが、『目から鱗』の事実の指摘その1です」

 「2014年2月23日、ウクライナの公用語をロシア語とする2012年のキバロフ・コレスニチェンコ法を廃止することだったからだ。ドイツの反乱者が、フランス語とイタリア語はスイスの公用語ではなくなると決定したようなものだ」

 ここの2か所のご指摘は、an official languageのanを正しく読み取れていない、というご指摘です。

 現状の訳文では、2か所とも、ロシア語「だけ」が公用語と誤読されてしまう可能性があります。ウクライナは、ウクライナ語も当然公用語ですので、ロシア語は公用語の一つでした。

 したがって、「住民投票は『分離・独立』などではなく、米国が後ろ盾となったウクライナの新政権が、ロシア語を公用語と定めていたこれまでの法律を廃止した」は「住民投票は『分離・独立』などではなく、米国が後ろ盾となったウクライナの新政権が、ロシア語も公用語の一つに定めていたこれまでの法律を廃止した」へ訂正いたします。

 また、「2014年2月23日、ウクライナの公用語をロシア語とする2012年のキバロフ・コレスニチェンコ法を廃止する」は、「2014年2月23日、ロシア語もウクライナの公用語の一つとする2012年のキバロフ・コレスニチェンコ法を廃止する」へ訂正いたします。

 さらに、ご指摘にはありませんが、「実際、これらの共和国はウクライナからの分離を求めていなかったが、自治の地位を持ち、公用語としてのロシア語の使用を保証した」は、「実際、これらの共和国はウクライナからの分離を求めていなかったが、自治の地位を持ち、公用語の一つとしてロシア語の使用を保証した」へ訂正いたします。

 ご指摘、誠にありがとうございました。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、城石裕幸、富樫航、渡会裕、中村尚貴)

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