日刊IWJガイド「安倍政権の圧力で、ANAインターコンチネンタルホテルが一歩後退? 市民からは、安倍総理の『虚偽答弁』を否定することには全くならないという、報道をつぶさに検証した上での力強い見解も!」2020.2.20日号~No.2716号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに〜安倍政権の圧力で、忖度ゼロの回答をしてきたANAインターコンチネンタルホテルが一歩後退? しかし市民からは、安倍総理の「虚偽答弁」を否定することには全くならないという、報道内容をつぶさに検証した上での力強い見解も!
┠■ウインドウズ7のサポート終了と、OSの更新に伴い、IWJの創業時から使い続けてきたPCが一度に6台不調に! 買いかえが必要となりました! IWJの財政は大ピンチです! 2月1日から19日までのご寄付・カンパの実績は114万9178円で、すでに2月の下旬に入ろうとしながら、月間目標額の21%にとどまっています! コロナ危機と戦い、NHKが決して報じない安倍政権の腐敗ぶりについての真実の情報をお届けするIWJがこの財政危機を乗り越えられますよう、皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!
┠■【中継番組表】
┠■新型コロナウイルス 北海道で4例目の感染確認!! 新たな感染者はいつどこで感染したか追跡できない「市中感染」の可能性大!! さらに、共同通信社の職員が感染者運転のハイヤーに乗車していたことが明らかに!! うち1人はなんと安倍総理番の若手女性記者!? 総理の身近にまでウイルスの影が!
┠■「ダイヤモンド・プリンセス」に乗り込んで、感染症対応の原則を無視した「悲惨な現実」を告発した、感染症の専門家・岩田健太郎神戸大教授を、「悲惨な現実」の責任者・橋本岳厚生労働副大臣が下船させ、攻撃のツイート!!
┠■安倍政権の圧力で、忖度ゼロの回答をしてきたANAインターコンチネンタルホテルが一歩後退? しかし市民からは、安倍総理の「虚偽答弁」を否定することには全くならないという、報道内容をつぶさに検証した上での力強い見解も!
┠■小泉進次郎環境大臣が、この緊急事態のただ中で、コロナウイルス感染症対策本部を堂々欠席! 自民党議員には新型肺炎を「神風邪」などと呼び、不正追及逃れや憲法改悪のきっかけに利用しようという悪辣な目論みも!
┠■<今後の岩上安身によるインタビュー>岩上安身は本日2月20日と21日には、北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏へインタビューを録画で行います! 録画配信の日時は決まり次第お知らせいたします。
┠■IWJでは記事の寄稿、写真や動画の投稿、情報の提供もお待ちしています!ぜひIWJまでお問合せください!
┠■【スタッフ募集・テキスト班】「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~
┠■【スタッフ募集・動画班】YouTube用動画編集の経験者優遇! 時給1300円~にアップしました!
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~
┠■【スタッフ募集・その他条件】週休2日、深夜割増あり、契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!
┠■【スタッフ募集・在宅テレワーク】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!
地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能です。ぜひご応募ください!
┠■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています!
報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに〜安倍政権の圧力で、忖度ゼロの回答をしてきたANAインターコンチネンタルホテルが一歩後退? しかし市民からは、安倍総理の「虚偽答弁」を否定することには全くならないという、報道内容をつぶさに検証した上での力強い見解も!

 おはようございます。IWJ編集部です。
 
  「桜を見る会」の「前夜祭」をめぐる問題で、2月17日の衆議院予算員会の場で野党側が安倍晋三内閣総理大臣に「ANAインターコンチネンタルホテル東京」からの回答書面を提示し、この問題が大きな局面を迎えています。

 宴会などの主催者が仮に政治家であっても請求書や見積書を必ず発行し、宛名を空欄にした領収書を出すこともないという同ホテルの毅然とした回答は、安倍総理の主張と大きく食い違っており、安倍総理のこれまでの答弁が虚偽であった可能性が濃厚となりました。

 ※さらに揺らいだ首相答弁の信頼性 野党「作り話では」(朝日新聞、2020年2月18日)
 https://www.asahi.com/articles/ASN2L6S40N2LUTFK011.html

  SNS上などでは安倍政権に「忖度」しない同ホテルの対応を絶賛する声も多く聴かれました。ところが翌18日、ANAインターコンチネンタルホテル東京は国会の質疑の件に関し、「返答を差し控える」と述べたことを時事通信社によって報じられました。

 ※ANAホテル「返答控える」 「桜を見る会」前夜祭めぐる食い違い(時事ドットコム、2020年2月18日)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021801106&g=pol

  これには一転、ネット上でも落胆ムードが漂いました。自民党の森山裕国対委員長が記者団に対し「ホテルのしかるべき方が『大変ご迷惑を掛けている』と自民党本部に来たと聞いている」と発言しており、どうやら安倍総理がANAの幹部を呼び出し、何らかの「圧力」をかけたと思われる動きがあったと見られています。これに対して立憲民主党の安住淳国対委員長が抗議を入れました。

 ※「自民がホテルに圧力」と抗議 立民・安住国対委員長(東京新聞、2020年2月19日)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021901001280.html

  ただ、この一連の報道をめぐっては様々な見方がなされています。

  まず、ANAインターコンチネンタルホテル東京は時事通信の問い合わせに回答する形で「回答を差し控える」と述べていますが、どのような質問に対してそう答えたのかが伏せられている、という指摘です。

 ※作家・青木俊氏のツイート(2020年2月19日)
 「この記事は肝心の時事側がどんな質問をしたのかが伏せてある。だからホテルの『返答を控える』が、単に国会での与野党の質疑への感想を聞かれて『そういう質問への返答は控える』と言ったのか、今後国会からの要請について「返答を控える」と言ったのかわからない」
 https://twitter.com/AokiTonko/status/1230013312890372096?s=20

  このツイートに続ける形で、ANAインターコンチネンタルホテル東京があたかも総理官邸の「恫喝」に怯えたかのような印象を与える記事にすることで世論の流れを作ろうとしているのではないかという仮説が立てられています。

  ホテルとしてむやみに「個別取引の詳細」を開示しないと述べているものを、対象を曖昧にして「回答を差し控える」と答えたとすることで、野党側に送られた回答文書の証拠能力を薄めるような印象操作記事であると疑う向きもあるようです。

 ※りもね氏のツイート(2020年2月19日)
 https://twitter.com/a88gy247/status/1229793891706032128

  また、同ホテルは「回答を控える」と言ってはいますが、決してこれまで野党議員に示してきた書面による回答を「撤回」したわけではないという点に着目する人もいます。

 ※弁護士・渡辺輝人氏のツイート(2020年2月19日)
 「もうANA側の答えは確定しているので、そのあとに口を閉ざしても、安倍首相側に有利にはならない。むしろ、安倍首相の虚偽が確定した状態でことがすすむことになる」
 https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1229942398945382400

  さらに続くツイートで、仮に安倍総理サイドから「守秘義務」を盾に「口封じ」をされたとしても、ホテル側が立憲民主党の辻元清美議員に対して既に明確な回答をしている以上、それは事実として確定していることに変わりはないとしています。

  つまり、安倍総理がいくら事後的に「圧力」をかけても、虚偽の答弁をした可能性には影響がない、ということです。もっとも、ホテル側が今後国会の質疑に関することについて回答しないということは、17日の衆議院予算委員会で野党が要求し続けた、安倍総理からの質問に対する「ホテルの書面による回答」を提出しなくて済む「口実」にはなったという意見もあります。

 ※GORO氏のツイート(2020年2月19日)
 https://twitter.com/youmetiger/status/1229795591145820167?s=20

  また、自民党が呼びつけたのは「全日空(ANA)」の幹部であり、「インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)」の幹部ではなかったのではないかという点に着目した見解も見られます。

 ※のり☆えもん氏のツイート(2020年2月19日)
 https://twitter.com/norihoshiemon/status/1229920323807563776?s=20

  ANAインターコンチネンタルホテル東京など、かつては「全日空ホテル」と呼ばれていた国内のホテルは、現在は日本の航空会社であるANAとイギリス資本のINGの合同会社により運営されています。しかも、持分はIHGが7割以上を占めるため、国内企業の名前を冠していても実質的には「外資系」です。

  アメリカやイギリスの法律では、株式を公開している企業が外国の政治家や公務員へ便宜供与や優遇的な取引をすると、禁固刑を伴う罰則を科せられる場合があります。日本でも、国際調和のため不正競争防止法の中に同様の規定が設けられていますが、実際に適用されるケースは多くありません。

  つまり英米の法制度に照らせば、ホテルが安倍総理主催の「前夜祭」を破格の安さで受注したことそのものが、法に抵触することにもなるわけです。こうした法制度があることにより、ホテルを経営するIHGは「政治家に対して特別扱いをすることはない」といったような、安倍政権に「忖度」しない回答を辻元議員に送り、その内容を「撤回」することも当然ありえないという見立てがされています。

 ※中林香氏のツイート(2020年2月18日)
 https://twitter.com/kaokou11/status/1229766447267794945?s=20

 ※監査法人・EY Japan「米国FCPA及び英国贈収賄禁止法の日本企業への影響」(中林氏のツイートより)
 https://www.eyjapan.jp/library/issue/info-sensor/pdf/info-sensor-2011-08-11.pdf

  国内企業であり、しかも安倍政権発足以降は先日の武漢のチャーター便などを受注するなど、政府から何かと恩恵にあずかっているANAの幹部であれば、安倍総理の胸先三寸でどうにでもできると官邸は考えていたかもしれません。

  しかし、ホテルの経営主体はオランダ人をCEOに持つイギリスのIHGです。安倍総理がANAインターコンチネンタルホテル東京を意のままにしようとするのであれば、IHGの幹部に「圧力」をかける必要が出てくるはずです。しかし、外交でも何一つ成果を出せていない今の政権に、そうしたことができるのか、実際にそんな無謀なことを言ったとしても、そのあげく、どれほど大きなカウンターを国際社会から受けることになるのか、そこは疑問です。

  ネット上で様々な憶測が飛び交い、ホテル側の態度が「一歩後退」したことについて失望する声が多く聴かれる中、「闘うのは市民。ホテルはこれまでいい仕事をしてくれたのだから、自分たちがそれを活かす番だ」というもっともな意見も見られました。

 ※shira氏のツイート(2020年2月18日)
 https://twitter.com/shirassh/status/1229782383928336389?s=20

  そのためにも我々は政府の監視をより強め、NHKをはじめとする御用メディアの印象操作に乗せられないよう、注意深くニュースを見ていく必要があるでしょう。IWJは権力におもねることなく、あらゆる方面で噴出している安倍政権の腐敗ぶりを厳しく追いかけていきます!

■ウインドウズ7のサポート終了と、OSの更新に伴い、IWJの創業時から使い続けてきたPCが一度に6台不調に! 買いかえが必要となりました! IWJの財政は大ピンチです! 2月1日から19日までのご寄付・カンパの実績は114万9178円で、すでに2月の下旬に入ろうとしながら、月間目標額の21%にとどまっています! コロナ危機と戦い、NHKが決して報じない安倍政権の腐敗ぶりについての真実の情報をお届けするIWJがこの財政危機を乗り越えられますよう、皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。本日は、IWJの財政状況とともにIWJの創業時から使い続けてきたパソコンの寿命が尽きかけており、機材の状況もピンチであることをお伝えさせていただきたいと思います。

 皆様から頂いた大切なご寄付・カンパによって活動しているIWJでは、できる限り経費を節約するために、2010年12月の創業時にまとめて買い入れたパソコン(PC)をずっと大切に使い続けてきました。

 ところがこれらの古いPCに搭載されている基本ソフト(OS)のウィンドウズ7のサポートが、今年1月に終了となりました。サポートが終了すると、ウイルス対策のためのアップデートがされなくなります。セキュリティー上、非常に危険になるので、そのまま古いOSでPCを使い続けるわけにはいかなくなります。

 会員の皆様の個人情報も多数扱うIWJでは、セキュリティー重視の観点から、先日、専門家の手によってこれら古いPCのOSを最新のウィンドウズ10に更新しました。

 ところがこの直後から、起動や使用中の安定性などに不具合の起きるPCが続出。6台のPCは専門家から寿命と判断され、早急に買い換えなければいけなくなってしまいました。

 現在、社内で問題なく使えるPCの数が限られてしまい、通常業務にも大きな支障が起きています。

 また、「岩上安身によるインタビュー」を社外で行う場合、パワーポイントを映し出すためのモニターを持ち出しているのですが、視聴者の方から「画面が小さく、文字が読みにくい」というご意見をいただき、先日、画面の大きなモニターを1台、新たに購入いたしました。

 第10期の後半に入り、特に1月、2月に入ってからの、IWJの財政はますます厳しくなっています。そのような中で、今回のPC機材の新規購入は、セキュリティー確保のために、絶対に必要な設備投資なのですが、財政上は大きな負担となっています。

 どうか、皆様からの暖かいご支援をよろしくお願い致します!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 今期第10期となるIWJは、昨期第9期に引き続き、あらゆる支出を見直し、岩上安身の報酬もそれまでの50%に削減した上で、1年間のご寄付・カンパの目標額を5400万円に設定しています。

 この5400万円を12か月で割ると、1か月あたりは450万円となります。期首の8月1日から1月31日までの6か月間のご寄付・カンパの目標額は、2700万円ですが、この間のご寄付・カンパは2065万8919円にとどまり、約634万1081円の不足となっています。

 このため、2月1日以降の今期第10期の残り6か月間で、3334万1081円が集まらなければ、今期の目標額は達成できません。これは、1か月あたりの平均にすると、555万6847円となります。2月からのご寄付・カンパの目標額は、毎月約556万円となります。

 2月1日から19日まで19日間のご寄付・カンパの実績(暫定)は114万9178円で、すでに2月の下旬に入ろうとしていますが、月間目標額の21%どまりです。これは大ピンチであると言わざるをえません。期首の8月1日から2月19日までの総額で見ても2180万8097円と、この期間の目標額の72%の達成率にとどまっています。

 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。2月13日現在の会員数は4950名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

 IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!

 現在一般会員の方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!

 サポート会員にご登録いただくと、全てのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。また、サポート会員の比率が高まれば、その分だけIWJの経営は安定します!

 また現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 IWJの有料会員制度は1ヶ月1000円、支払いをまとめてお得な1年1万円の一般会員と、1ヶ月3000円、まとめてお得な年3万円からのサポート会員の2種類です(全て消費税別)。会費は、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行を含む)でお支払いいただけます。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2020.2.20 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】15:30~「共同会派『新型コロナウイルス合同対策本部第3回会議』―内容:新型コロナウイルス感染症対策の現状について、内閣官房、厚生労働省よりヒアリング」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 共同会派「新型コロナウイルス合同対策本部第3回会議」を中継します。これまでIWJが報じてきた新型肺炎関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e8%82%ba%e7%82%8e
——————-

【タイムリー再配信 562・IWJ_Youtube Live】19:30~「~被ばく後のあしたを見つめる~ 長寿命放射性元素体内取込み症候群とトリチウムの危険性について 西尾正道氏講演会(いわき市)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2018年9月に収録した、「いわき放射能市民測定室たらちね」主催の西尾正道氏講演会を再配信します。これまでIWJが報じてきた西尾正道氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%a5%bf%e5%b0%be%e6%ad%a3%e9%81%93

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431058

========

◆中継番組表◆

**2020.2.21 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
——————-

【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

拡大一途のコロナウイルスの「市中感染」!! 五輪中止・実施の決断は!? 水質が「下水」並みのお台場でトライアスロンを強行するのか!? 橋本聖子五輪担当大臣記者会見で、IWJ記者等が質問!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467961

すでに国内で相当数蔓延!? ウイルス検査を保険に入れるべき!役人仕事「THE 利権」による被害~2.18共同会派「新型コロナウイルス合同対策本部会議」医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏による講演
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468011

「秋田市・新屋演習場へのイージス・アショアの配備は白紙に。山口県萩も反対。受け入れ先が無いかもしれないのになぜ予算付ができるのか?」社民党・福島みずほ参院議員~2.18 これでいいのか!大軍拡予算案・防衛省交渉
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467967

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■新型コロナウイルス 北海道で4例目の感染確認!! 新たな感染者はいつどこで感染したか追跡できない「市中感染」の可能性大!! さらに、共同通信社の職員が感染者運転のハイヤーに乗車していたことが明らかに!! うち1人はなんと安倍総理番の若手女性記者!? 総理の身近にまでウイルスの影が!

 新型コロナウイルスの「市中感染」が次々に拡大しています。昨日19日、北海道南部の渡島地方に住む60代の男性と、札幌市に住む40代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになりました。北海道での感染確認は合わせて2人を合わせて4例目となりました。

※新型ウイルス 北海道で4例目の感染確認 60代男性(NHK NEWS WEB、2020年2月19日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292301000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_011

※「市中感染」の可能性 北海道で3例目の新型ウイルス感染確認(NHK NEWS WEB、2020年2月19日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012291671000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_031

  60代と40代の男性は、少なくとも発症前2週間の海外渡航歴はなく、すでに北海道で感染が確認されていた2人との接触もないとされており、いつどこで感染したか追跡できない「市中感染」の可能性があるとされています。ということは、今後、こうした「市中感染」が各地でさらに拡大していくことはもはや避けられないと思われます。

 院内感染も拡大しています。日本国内で初めて新型コロナウイルスの感染により死亡した80代の女性が一時入院していた「相模原市中央病院」で、新たに入院中の80代と70代の男性がウイルスに感染していることが明らかになりました。

 「相模原中央病院」は、17日「安全が確認されるまでの間、外来診療を休診させていただくこととしました」と外部からの来訪者をシャットアウトしています。

※新型ウイルス 相模原の病院で2人の感染を確認(NHK NEWS WEB、2020年2月19日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012291781000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_027

 このうち80代の男性は持病のために今月6日から入院していましたが、17日に発熱し肺炎と診断され、18日に検査を受けた結果ウイルスに感染していることが明らかになったとされています。これを受け、病院側が同じ部屋に入院していた患者を検査したところ、新たに70代の男性の感染が明らかになりました。こうなると、ウイルスは和歌山の済生会有田病院のように、院内全体に広がり、出入りした医師や医療従事者、患者、見舞い客、それらの家族にまで感染が拡大してしまうおそれがあります。

 さらに、新型コロナウイルスの衝撃は、首相官邸にも及んでいます。

 東京都が16日に発表した新型コロナウイルス感染者の一人であるハイヤー運転手の60代男性が、1月末から2月初めにかけて4日間、共同通信の業務に従事しており、10名が男性運転手のハイヤーに乗車していたことが判明しています。

※「共同通信の10人 感染者運転のハイヤーに乗車」官房長官(NHK NEWS WEB、2020年2月18日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200218/k10012290271000.html

 驚くことに、この10名の中に安倍総理番の若手女性記者が含まれていたと報じられています。

※コロナウイルスで自宅待機の共同記者は「総理番」だった(NEWSポストセブン、2020年2月18日)
https://www.news-postseven.com/archives/20200218_1543008.html

 女性記者やその他ハイヤーに乗車した職員に症状はないとされていますが、共同通信は、該当する職員10人のうち、乗車から2週間が経過していない3人については、自宅待機をさせることを明らかにしました。この3人の中には、総理番の女性は含まれておらず、彼女を含んだ残りの7人は乗車から2週間が経過しているため、業務に復帰しているとされています。

■「ダイヤモンド・プリンセス」に乗り込んで、感染症対応の原則を無視した「悲惨な現実」を告発した、感染症の専門家・岩田健太郎神戸大教授を、「悲惨な現実」の責任者・橋本岳厚生労働副大臣が下船させ、攻撃のツイート!!
さらに岩田教授を乗船させた医師が実名で反論も!!

 「ダイヤモンド・プリンセス」に自ら乗り込んだ医師、岩田健太郎神戸大教授がYoutubeの動画で発した船内の状況の告発が大きな注目を集めています。動画内で岩田教授は「ぜひこの悲惨な現実を知っていただきたい」と、強く訴えています。

※ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。(岩田健太郎氏のYoutube動画)
https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&t=318s

※クルーズ船内「悲惨な状態」 神戸大・岩田健太郎教授、厚労省を告発(ニューズウイーク、2020年2月19日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/post-92447.php

※ダイヤモンド・プリンセス号の感染対策は「むちゃくちゃ」。船内に入った岩田健太郎さんが告発(全文書き起こし)(ハフポスト、2020年02月19日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kentaro-iwata_jp_5e4c9998c5b6eb8e95b48b6a

 岩田氏は神戸大学感染症内科教授で、感染症の専門家です。アフリカでエボラ出血熱、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)の対策にあたった経験があります。

 岩田教授によれば、「(『ダイヤモンド・プリンセス』の)中の方からいくつかメッセージをいただいて『怖い』と、『感染が広がっていくんじゃないか』という事で私に助けを求めてきた」ため、乗船方法を探って、18日に厚生労働省関係者の導きで、「DMAT(災害派遣医療チーム)の一員としてDMATの仕事をただやるだけだったら入れてあげる」と言われて乗船したとのことです(この「厚生労働省関係者」が高山義浩医師。後段で詳述します)。

 ところが船内では、「アフリカに居ても中国にいても」感じなかった恐怖を感じたと言います。

 岩田教授は、「自分はプロ」なので、「自分がエボラにかからない、自分がSARSにかからない方法」そして「他の人をエボラにしない、他の人をSARSにしない方法」を熟知しており、「アフリカにいても中国にいても怖くなかったが、『ダイヤモンド・プリンセス』の中はものすごく悲惨な状態で、心の底から怖いと思った」と、驚きと恐怖感をまじえて語っています。

 岩田教授は、「ウイルスが全くない安全なゾーン(グリーンゾーン)とウイルスがいるかもしれない危ないゾーン(レッドゾーン)というのをきちっと分けて『レッドゾーンでは完全にPPEという防護服をつける』『グリーンゾーンでは何もしなくていい』と、こういうふうにきちっと区別することによってウイルスから身を守るというのは我々の世界の鉄則」だといいます。

 ところが、「ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない」「どこの手すりと、どこのじゅうたん、どこにウイルスがいるのかさっぱり分からない状態」で、いろんな人がその場その場で「PPE(防護服)をつけてみたり手袋をはめてみたり、マスクをつけてみたり、つけなかったりする」状態だといいます。「熱のある方が、自分の部屋から出て歩いて行って医務室に行ったりするってことが通常で行われている」とのことです。

 DMATや厚労省の職員、検疫官が陽性になったのは、感染症の防護がまったくなっていなかったからだ、ということも岩田教授は明らかにしました。

 高山氏は「聞いたら、そもそも常駐しているプロの感染対策の専門家が一人もいない。時々いらっしゃる方はいるんですけど、彼らも結局ヤバいなと思ってるんだけど何も進言できないし、進言しても聞いてもらえない」と語っています。

 岩田教授は18日の夕方に、舩を降りるよう命じられました。理由は「感染管理の仕事」をしたからだそうです。DMATの現場トップから「感染の仕事をやるべきだ」と言われたにもかかわらずです。岩田教授は「とにかく岩田に対してすごいムカついた人がいる」「誰とは言えないけどムカついた」「だからもうお前はもう出ていくしかない」と言われたと述べています。

 岩田教授は、DMATのメンバーは現在、「自分たちが感染する」という「恐ろしいリスクの状態にいる」にいると言います。しかもメンバーは医療従事者であり、「帰ると自分達の病院で仕事するわけで、今度はそこからまた院内感染が広がってしまいかねない」というのです。想像するだに悪夢です。多くの人がたのみの綱とする医療従事者や医療機関が、感染拡大の巣となってしまうのです。

 岩田教授は、「(中国は)少なくとも透明性があること、情報公開をちゃんとやることが国際的な信用を勝ち得る上で大事なんだってことは理解しているらしい」が、それに対して「日本は、ダイヤモンド・プリンセスの中で起きていることは全然情報を出していない」と言います。この点は、2月16日に岩上安身が緊急インタビューを行った、上昌広医師と同じ認識です。

※パンデミック前夜!? 日本人間で感染爆発!?
2月13日からフェイズが変わった!「不要な」水際対策で「ダイヤモンド・プリンセス」が犠牲に!~岩上安身によるインタビュー 第983回
ゲスト医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467819

 そして「やはりこれ、日本の失敗な訳ですけど、それを隠すともっと失敗」であるとして、「誰も情報公開しない以上は、まあここでやるしかない」と考えて告発をYoutubeに投稿したのだと言います。「悲惨な現実を知って」もらうことで、「DMATやDPAT(災害派遣精神医療チーム)や厚労省の方々がですね、あるいは検疫所の方がもっとちゃんとプロフェッショナルなプロテクションを受けて、安全に仕事ができるように」望むとしています。

 感染症の専門家として使命感をもって「ダイヤモンド・プリンセス」に乗り込んだ、この岩田教授を船から追い出したのは誰なのか。どうやら厚生労働副大臣の橋本岳衆議院議員であることが、橋本副大臣が岩田教授を次のように攻撃しているツイートから判明しました。

 「なお昨日、私の預かり知らぬところで、ある医師が検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました。事後に拝見したご本人の動画によると、ご本人の希望によりあちこち頼ったあげくに厚生労働省の者が適当な理由をつけて許したとの由ですが、現場責任者としての私は承知しておりませんでした」

※橋本岳氏のツイート(2月19日)
https://twitter.com/ga9_h/status/1229946164620869632?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1229946164620869632&ref_url=https%3A%2F%2Fdaily-rose.com%2Fhashimotogaku-iwatakentarou%2F

 「お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました。多少表情は冷たかったかもしれません。専門家ともあろう方が、そのようなルートで検疫中の船舶に侵入されるというのは、正直驚きを禁じ得ません」

※橋本岳議員のツイート(2月19日)
https://twitter.com/ga9_h/status/1229946490124025856

 岩田教授に対して「すごいムカついた人」とは橋本副大臣だったことがうかがわれます。しかし、奇妙なことに、この橋本岳議員のツイートに対して岩田教授は橋本議員には会ったことがないとツイートしています。

 「橋本岳さんにはお目にかかっていません」

※岩田健太郎氏のツイート(2月19日)
https://twitter.com/georgebest1969/status/1230012986162479104?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1230012986162479104&ref_url=https%3A%2F%2Fdaily-rose.com%2Fhashimotogaku-iwatakentarou%2F

 橋本副大臣のツイートに対し、ネット上では批判の声があがっています。生物学者の池田清彦早稲田大学名誉教授はこうツイートしました。

 「ダイヤモンド プリンセス号に乗り込んで、その余りにも酷い感染症対策を動画で知らせた岩田健太郎に対して、俺の許可を得ないで、勝手に乗り込んでけしからんといったことを、厚労省の橋本岳副大臣がいっていますが、国民の健康より自分の面子が大事な厚労省副大臣って何ですかね」

※池田清彦氏のツイート
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1229965740528164864?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1229965740528164864&ref_url=https%3A%2F%2Fkininarunoki.com%2Fhashimoto-gaku%2F

 そもそも厚労副大臣が、厚生労働省関係者のアドバイスで乗船した感染症の専門家に「侵入」と言うこと自体おかしいのですが、その言葉に「俺の許可を得ないで、勝手に乗り込んで」という、やたらに権力をふるいたくて仕方がない橋本副大臣の本音が表れています。

 一方、乗船中の乗客を名乗る方が、船内の検疫の様子だとして動画をツイートアップしています。

※だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中乗客)@daxa_twさんのツイート(2月3日)
https://twitter.com/daxa_tw/status/1224338339467276290?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1229994789329747968&ref_url=https%3A%2F%2Fdaily-rose.com%2Fhashimotogaku-iwatakentarou%2F

 2月初めの動画ですが、これを見ると、誰も防護服を着用せず歩き回っています。橋本副大臣自身も防護服を着けずに乗船していた可能性は十分あります。岩田教授の言う悲惨な現実とは、まさにこれを指しているのではないでしょうか。岩田教授の見聞が、誇張されたものではないことを証明するものだといえます。

 岩田教授の告発が真実であれば、乗船者と検疫官や医療関係者、そして国民を守るために告発した感染症の専門家を、「悲惨な現実」を創り出した張本人である橋本副大臣が、気に入らないからと追い出したわけです。信じがたい話です。この状況を世界中が注視しており、人命と日本という国の信用の両方がかかっているのです。

 ここまで原稿を執筆したところで、2月19日の午後11時頃、岩田教授の告発に関して、新たに重要な情報がもたらされました。岩田教授に対して乗船方法をアドバイスしたという高山義浩氏という方が、自らのフェイスブックに、岩田教授の乗船と下船の顛末を、詳しく解説しているのです。

※高山義浩氏のフェイスブック・ページ
https://m.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2703278763058947&id=100001305489071

 高山氏のフェイスブックによれば、高山氏は医師であり、厚生労働省に以前勤務し、現在は厚生労働省技術参与であるとともに、沖縄県立中央病院に勤める感染症医、在宅医であり、行政医でもあります。

 高山医師は、岩田教授が動画内で発言した「厚生労働省で働いている某氏から電話がきて『入ってもいいよ』と、『やり方を考えましょう』ということでした」という言葉に対して、「これ、私ですね。ただし『入ってもいいよ』とは言っていません。その権限はないので」とフェイスブックで述べています。

 また、同じく岩田教授の「DMATの職員の下で感染対策の専門家ではなく、DMATの一員としてDMATの仕事をただやるだけだったら入れてあげる」との発言に、「これ、私。ただし、『入れてあげる』とは言ってません。その権限はないので」とも述べています。

 さらに、岩田教授の「DMATのチーフドクターと話をして、そうすると『お前にDMATの仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし、おまえは感染の仕事だろう、感染の仕事やるべきだ』という風に助言いただきました」との発言には、「これ事実です。岩田先生は、これで自分は感染対策についての活動ができるようになったと理解されました。ただ、船には、DMATのみならず、厚労省も、自衛隊も、何より船長をはじめとした船会社など、多くの意思決定プロセスがあります。その複雑さを理解されず、私との約束を反故にされました。せめて、私に電話で相談いただければよかったんですが、そのまま感染対策のアドバイスを各方面に始めてしまわれたようです」と述べて、その後の下船に至る顛末が説明されています。

 岩田教授がいう船内の「悲惨な状態」に関して高山氏は全面否定はしていませんが、異なるニュアンスでとらえています。ゾーニングについても「しっかり行われています。完全ではないにせよ」と、岩田教授の発言を部分否定しています。

 さらに「でも僕がいなかったら、いなくなったら今度、感染対策するプロが一人もいなくなっちゃいますよ」との発言に対しては、「これは間違いです。毎日、感染症や公衆衛生を専門とする医師が乗船して指導しています。ご存知なかったんだと思います。まあ、ご自身に比べればプロのうちに入らないと言われると、返す言葉もありませんが・・・」と反論しています。

 岩田教授の動画と共に、高山医師のフェイスブックの書き込みもぜひご覧になって、複数の視点からの情報を比べてみてください。この高山医師の書き込みに関して、岩上安身が次のようにツイートしました。

 「岩田健太郎医師に、船の中に入れるように助言したのは私です、という人物が名乗りを上げました。この方の言い分も聞く必要があります。それぞれの主観の相違もあるでしょうが、そうやって複数の視線と証言が出てきてこそ、現場のリアルな姿が像を結ぶのだと思います。

※岩上安身のツイート(2020年2月20日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1230179341150982144

 IWJでは、多様な情報を収集し、感染拡大のあくまでリアルな姿を追及していきます。

■小泉進次郎環境大臣が、この緊急事態のただ中で、コロナウイルス感染症対策本部を堂々欠席! 自民党議員には新型肺炎を「神風邪」などと呼び、不正追及逃れや憲法改悪のきっかけに利用しようという悪辣な目論みも!

 政府が遅まきながら発足させた新型コロナウイルス感染症の対策本部ですが、その資質はともかくとして全閣僚がこのメンバーに入っています。そうした中、小泉進次郎環境大臣が、今月16日に行われた会合を欠席し、代わりに政務官を出席させていたことが、18日の国会で日本共産党の宮本徹衆議院議員の指摘により明らかになっています。

 宮本徹議員は、小泉進次郎大臣の様子を自身のツイッターで、以下のようにツイートしました。

※宮本徹議員のツイート(2020年2月18日)
https://twitter.com/miyamototooru/status/1230071854968107009
https://twitter.com/miyamototooru/status/1229610058901647360

 「昨日の質問をメディアが大きく報じたので、やっと反省していただけました」

 「16日に開催された、政府の新型コロナウイルス対策本部に、小泉環境大臣が欠席しています。環境省によるとその日は『公務』はおこなわず、一日『政務』だったとのこと。その日、よこすか平安閣では、小泉氏の後援会の新年会。新年会を優先したのか、新型コロナ対策の真剣さを疑う声がよせられています」。

※小泉環境相、後援会行事を優先 16日の新型肺炎巡る会合欠席(東京新聞、2020年2月18日)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021801002147.html

※小泉大臣 「コロナ会議」欠席し地元新年会に出席(テレ朝NEWS、2020年2月19日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000176629.html

 この日、小泉環境相が対策本部の会合を欠席したのは、地元・神奈川で行われた後援会の「新年会」に出席するためだったことがわかりました。パンデミックのおそれが叫ばれている状況下でこの「呑気」ぶりですが、小泉環境相もさすがに反論の余地なしと思ったのかあっさり事実関係を認めたようです。

 国際会議においても、意味不明な「ポエム」発言を連発してスウェーデンの16歳の女性にも及ばない「不勉強ぶり」を世界に晒した小泉環境相ですが、大臣でありながら環境についても医療や衛生についても、真面目に取り組む姿勢が皆無であることがよく分かります。

 もっとも、対策本部のメンバーに名を連ねる閣僚以下、多くの自民党議員はこの新型肺炎の深刻さを自覚しているどころか、とんでもない認識を持っていることが疑われる情報も出てきています。

※安倍政権内部で新型肺炎は“神風邪” 憲法改正に利用の動きも(NEWSポストセブン、2020年2月19日)
https://www.news-postseven.com/archives/20200219_1542661.html

 IR汚職や「桜を見る会」など、不祥事の追及をかわすために新型肺炎を利用し、さらには「憲法改正」の契機にすることを目論むなど、人命軽視も甚だしいこの認識が「神風邪」などというおぞましい言葉を生み出しているようです。小泉環境相が対策本部を平然と欠席するのも、こうした姿勢の表れと言えます。

 ネット上でも「政府は当てにならない」という声がしきりです。新型コロナウイルス肺炎の蔓延で政府が最も危惧しているのは「国民の生命や暮らし」ではなく「政権維持」が保てないことであると、ほとんどの人の目に明らかになっているためでしょう。

※IWJでは、「ヤバすぎる緊急事態条項」特集を下記URLにまとめています。独裁国家も可能になってしまう「緊急事態条項」をなんとしても阻止するために、ぜひ一度ご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

■<今後の岩上安身によるインタビュー>岩上安身は本日2月20日と21日には、北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏へインタビューを録画で行います! 録画配信の日時は決まり次第お知らせいたします。

 岩上安身は本日2月20日と21日、北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏へ、集中して連続インタビューを行います。西尾氏には、原発・放射線被曝とがんについてお話をうかがいます。

 このインタビューは録画での収録となります。録画配信の日時など、詳しくは決まり次第お知らせいたします。

 他方、本日岩上安身が、西尾先生のインタビューを行っている時間に、IWJの中村尚貴記者が、浜松医療センターの矢野邦夫先生に取材を行う予定です。矢野邦夫先生は、感染症が専門で中村記者は、今回の新型コロナウイルスについて、医学的見地から矢野邦夫先生に専門家としてのご意見をうかがってくる予定です。録画収録となります。配信時間が決まりましたら改めてお知らせします。
 
■IWJでは記事の寄稿、写真や動画の投稿、情報の提供もお待ちしています!ぜひIWJまでお問合せください!

 京都市長選挙において、著名人の了解なし顔写真を使用し、「反共」の新聞広告を掲載したとされる門川大作候補陣営。「虚偽事実の流布を禁じた公職選挙法違反ではないか?」と門川候補に直接迫った、フリージャーナリストの横田一氏の寄稿記事はもうお読みになりましたでしょうか。

※【特別寄稿】「福山和人候補が市長になれば京都市庁舎に赤旗が立つ」!?
京都市長選で現職・門川大作候補の総決起大会で支持団体会長の立石義雄・京都商工会会頭が「反共」新聞広告に続き、嘘八百の反共演説!
2020.2.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466411

 横田氏は、IWJへの常連の寄稿者ですが、先月、IWJに初登場してくださったのは、元共同通信記者でフリージャーナリストの加治康男氏です。
加治氏からは「改憲への意欲は、安倍首相の最大の虚言だ」という驚くべき内容の記事が寄せられました。

 安倍晋三氏の改憲への執着は、右翼を欺くための虚言・ポーズに過ぎず、「改憲をやる」と言って右派・保守をひきつけておいて、決して改憲はせず、米国の指示に従い続けている。右派は安倍晋三氏の「改憲やるやる詐欺」に欺され続けている、という驚愕の指摘を綴ったレポートです。

※【特別寄稿】驚愕の分析!! 改憲への執着ポーズは安倍総理最大のハッタリ!? 安倍晋三の「正体」は「右翼」をも裏切る売国奴!? 2020.1.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465850

 このようにIWJは、外部のライターからの寄稿、写真や動画の投稿、情報の提供やネタ・企画の持ち込みなどもお待ちしています。

 もちろん掲載する責任はIWJが負いますので、ネットの掲示板のように中身が何であろうと、自由に投稿・掲載できるというわけではありません。内容に関しては事前に打ち合わせ、確認等をした上で、IWJのウェブサイト等で公開させていただいています。また、寄稿してくださった方には、原稿料などの謝礼もお支払いしています。

 寄稿記事、写真、動画情報などがございましたら、まずは下記のメールにてご連絡ください。お待ちしております。

※IWJお問い合わせメールアドレス
office@iwj.co.jp

■【スタッフ募集・テキスト班】「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました!

 パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。

■【スタッフ募集・動画班】YouTube用動画編集の経験者優遇! 時給1300円~にアップしました!

 動画班ではYouTubeにアップする動画の編集経験者を募集しています。取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください!

 経験・技術のある方はこれまで時給1200円からのスタートでしたが、新年から時給1300円からのスタートにアップしました!

■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~

 IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。

 動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~

 事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。

 ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。

 時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します!是非ご応募ください!

■【スタッフ募集・その他条件】週休2日、深夜割増あり、契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!

 すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。

 また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!

 なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。

 メディア業界はどこも、「裁量労働制」(注)をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。

 IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などはありません!

(注)「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。

 裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。

※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ~「裁量労働制」が労働者を殺す!~岩上安身によるインタビュー
第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264

■【スタッフ募集・在宅テレワーク】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!
地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能です。ぜひご応募ください!

 IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で在宅テレワークでの働き方を進めています。

 テキスト班はリサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などをお願いします。

 動画班は、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、YouTubeのIWJアカウント「Movie
Iwj」用の動画編集をお願いいたします。

 事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などをお願いいたします。

 首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています!
報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください!

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、永田由美、國府田響、木原匡康、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】