日刊IWJガイド「政府主催の『明治150年記念式典』共産党は欠席を公表!他の野党は!? IWJは政府式典に反対する2つの集会を取材します!」2018.10.23日号~No.2231号~(2018.10.23 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~政府主催の「明治150年記念式典」共産党は欠席を公表!他の野党は!? IWJは政府式典に反対する2つの集会を取材します!
┠■【中継番組表】
┠■<昨日の岩上さんのインタビュー報告>米国覇権の陰りと中国の台頭、これは21世紀最大のテーマ!メディアが伝えない中国の本当の姿とは?中国通のエコノミスト・田代秀敏氏に岩上安身がインタビュー!
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―■東京医科大学、昭和大学医学部に続き、順天堂大学でも不正入試が発覚!
┠■<お知らせ>
┠―■第8期の決算詳細をIWJのサイトにてご報告させていただいています。8月から始まった第9期のご寄付・カンパの金額は8・9月の2ヶ月分で目標額の55%です。岩上さんは自らの報酬を50%削りましたが、それでもこのままではIWJが苦境を乗り切るのは困難です!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
┠―■ IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ
┠―■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!
┠―■スタッフ募集~ぜひ、私たちと一緒にIWJで働きませんか?
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■はじめに~政府主催の「明治150年記念式典」共産党は欠席を公表!他の野党は!? IWJは政府式典に反対する2つの集会を取材します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日10月23日、政府は東京都千代田区の憲政記念館で明治150年記念式典をおこないます。元号が「明治」に改められたのが10月23日だったことから、満150年となる本日、三権の長や国会議員らを迎えて式典をおこなうということです。

※10月に明治150年記念式典 政府(朝日新聞、2018年8月11日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13631548.html

 首相官邸ホームページには、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」と書かれ、「基本的な考え方」として「明治の精神に学び、更に飛躍する国へ」、「施策の方向性」として、「明治以降の歩みを次世代に遺す施策」、「明治の精神に学び、更に飛躍する国へ向けた施策」などがあげられています。これにともない、「明治150年」にあたる今年は、政府が主導し、国や地方公共団体から民間組織まで、様々な催しがおこなわれています。

※内閣官房「明治150年」関連施策推進室
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/meiji150/portal/

 しかし、いずれも「日本の近代化」を過剰に美化し、自画自賛することが目的で、日清・日露戦争以降の周辺諸国侵略や植民地化、関東大震災時の朝鮮人虐殺に象徴される他民族虐殺、アイヌや琉球などに対する同化政策など、負の歴史には全く目を向けていない、都合のいいものばかりです。

 日本共産党の小池晃書記局長は昨日10月22日、「150年の前半は、侵略戦争と植民地支配に向かった負の歴史がある。明治以降を丸ごと祝い、肯定するような行事に参加できない」として、共産党として欠席することを表明しました。他の野党はどうするのでしょうか?

※共産、明治150年式典欠席へ 「前半は負の歴史」(産経新聞、2018年10月22日)
https://www.sankei.com/politics/news/181022/plt1810220033-n1.html

 本日は復古主義、歴史修正主義の色濃い政府主催の「明治150年」記念式典に対抗し、午後2時から衆議院第二議員会館前で「『明治150年政府式典』当日・対抗市民アクション」がおこなわれます。『九月、東京の路上で』の著者であるライターの加藤直樹氏やアクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 wam 前館長の池田恵理子氏らが登壇するこの集会を、IWJは生配信します。

【IWJ・Ch4】14:00~
「明治150年政府式典」当日・対抗市民アクション ~ゲストスピーチ:加藤直樹氏(ライター/『九月、東京の路上で』著者)、池田恵理子氏(アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 wam 前館長)、北宏一朗氏(在野の「日本軍の毒ガス戦」研究者)ほか
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 また、本日午後3時からは衆議院第二議員会館 1階 多目的会議室で、「村山談話を継承し発展させる会」による「緊急集会!『明治150年礼賛式典』を徹底批判!侵略の隠蔽と歴史の歪曲にNO!」がおこなわれます。琉球大学の高嶋伸欣名誉教授や、IWJでもおなじみの元外務相情報局長の孫崎享氏、一橋大学の田中宏名誉教授、京都大学の高山佳奈子教授、元文部科学省官僚の寺脇研氏らが登壇するこちらの集会は、録画での取材になります。準備ができ次第、ツイッター等で配信の予定をお知らせいたします。

 IWJでは「明治を疑う!朝鮮半島と日本」と題した特集を組んでいます。ぜひこちらもご覧ください。

※【特集】明治を疑う!朝鮮半島と日本
https://iwj.co.jp/wj/open/truth-meijiperiod

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◆中継番組表◆

**2018.10.23 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】14:00~「『明治150年政府式典』当日・対抗市民アクション ~ゲストスピーチ:加藤直樹氏(ライター/『九月、東京の路上で』著者)、池田恵理子氏(アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 wam 前館長)、北宏一朗氏(在野の「日本軍の毒ガス戦」研究者)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 政府は本日、今年明治維新から150年となることを記念した式典を憲政記念館で開催します。明治からの日本の歴史は、植民地支配と侵略戦争によって国力を増大させる帝国主義国家、女性を差別・抑圧した人権無視の歴史です。明治150年を礼賛する安倍政権に対し抗議する市民アクションを中継します。

 IWJは、明治維新の正体を明らかにするため、有識者へのインタビューや取材をおこなってきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/truth-meijiperiod
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【タイムリー再配信 275・IWJ_Youtube Live】19:00~「北朝鮮ミサイル危機迫る沖縄!今問われる『自己決定権』から『東アジア共同体』構想を考える! 岩上安身による『沖縄謀叛』編著・鳩山友紀夫氏・松島泰勝氏・木村朗氏インタビュー!(前編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2017年9月に収録した、岩上安身による『沖縄謀叛』編著の鳩山友紀夫氏(元内閣総理大臣)・松島泰勝氏(龍谷大学教授)・木村朗氏(鹿児島大学教授)インタビューの前編を、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/399010

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◆中継番組表◆

**2018.10.24 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【タイムリー再配信 276・IWJ_Youtube Live】20:00~「北朝鮮ミサイル危機迫る沖縄!今問われる『自己決定権』から『東アジア共同体』構想を考える! 岩上安身による『沖縄謀叛』編著・鳩山友紀夫氏・松島泰勝氏・木村朗氏インタビュー!(後編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2017年9月に収録した、岩上安身による『沖縄謀叛』編著の鳩山友紀夫氏(元内閣総理大臣)・松島泰勝氏(龍谷大学教授)・木村朗氏(鹿児島大学教授)インタビューの後編を、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/399010

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■<昨日の岩上さんのインタビュー報告>米国覇権の陰りと中国の台頭、これは21世紀最大のテーマ! メディアが伝えない中国の本当の姿とは? 中国通のエコノミスト・田代秀敏氏に岩上安身がインタビュー!

 今年に入ってトランプ大統領がふっかけた高関税に対し、中国は報復関税を発動して応えました。世界のどの国も経験したことがない30年にもわたる経済成長を続け、今や米国と張り合う経済大国となった中国。量的のみならず、質的にも「日本人の想像を完全に超えたスケール」で急成長している中国の姿を知るために、昨日10月22日、岩上さんは『中国経済の真相』(中経出版、2013年6月)の著者で中国通の、エコノミストの田代秀敏氏にインタビューをおこないました。

 インタビュー前半では、中国には98年以降、100回以上足を運んだという田代氏から、急変する中国経済の本当の姿を知るための、具体的な話を聞くことができました。田代氏によると、インターネットサービス大手のテンセントが、決済機能をつけたメッセージアプリ「ウィーチャットペイ」によって、アマゾンに迫る世界最大級のオンライン・マーケットであるアリババの決済サービス「アリペイ」に激烈な競争を挑んだ2014年より、中国社会のキャッシュレス化は、急速に進みました。この2014年というのは、購買力平価(PPP)だてで、米中のGDPが逆転した年でもあります。

 今や中国では、ホテルやレストランの支払いはもちろん、ネギ一本買うのも、屋台で食事するのも、スマホによるモバイル決済が当たり前となり、財布を持たないのが常識だと田代氏は語ります。さらに、スーパーなどでは、スマホ決済のさらに先を行く顔認証での買い物も、導入されているそうです。中国では、スマホを利用するにもパソコンでインターネットを利用するにも、必ず実名登録をおこなわなければならず、インターネット上の個人情報は、すべて国家が発行した証明書とリンクしています。

 そのため、例えば不払いなどの不正や、ビジネス上での不履行などをおこなった場合は、個人のアカウントにそれらの記録が残り、「格付け」されるため、不正行為や素行不良は激減したそうです。

 紙幣を持っていても受け取りを拒否されるので、「カネ(紙幣)さえあれば何でもできる」という考えやふるまいは通用しなくなり、誰もがモバイル端末に自分の行動記録が残ることを意識せざるを得なくなって、泥棒も詐欺も不正取引もできなくなったとのこと。これを中国では「孔子・孟子の理想がデジタル社会で実現した」と表現するそうですが、岩上さんはこれを「デジタル・エチカ」と呼びます。内面が変わらなくても、行動様式が変わってしまうのです。

 また、実名登録が前提であることから、ネット空間上での匿名での罵倒や個人攻撃などの、いわゆるネトウヨ的振る舞いも不可能とのことです。言論と決済における個人の責任という意味では、中国社会を劇的に良い方向に変えたと、田代氏は評価していました。

 日本の中では、歴史的な経緯にもとづく歪んだ優越感や思い込みから、中国に関する数々のウソが、まかり通っています。そのひとつが「中国は人件費が安い」というものです。しかし、例えば通信機器大手ファーウェイ(華為)の日本法人の大卒初任給は40万円と、同業の代表的な日本企業ソニーの大学卒初任給21万8000円の約2倍です。

 また、NPO法人「若年層のアニメ制作者を応援する会(AEYAC)」が2016年におこなったアンケート調査では、日本のアニメーターの全体の90%以上が非正社員、50%以上が平均月給10万円未満と答えています。一方、中国トップクラスのアニメ製作スタジオ「彩色鉛筆動漫」は2018年6月に、新たに日本法人を立ち上げて、日本のアニメーターの獲得を目指しているそうです。劣悪な労働環境で働かされている日本のクリエイターたちが、中国企業の日本法人に向かう日は近いかもしれません。

 インタビュー後半で岩上さんは、米国のペンス米副大統領が10月4日におこなった、対中国政策に関する演説に触れました。「中国政府が、政治、経済、軍事的手段とプロパガンダを用いて、米国に対する影響力を高め、(中略)我が国の国内政策や政治活動に干渉している」と、中国に対する激しい非難の言葉が並ぶ演説ですが、田代氏はすかさず、「これは、ほとんど悲鳴ですね。米国の悲痛な叫びです」と述べました。岩上さんは、「しかも、貿易戦争は米国から仕掛けたのに、という話ですね」と、呼応しました。

 先述したように、スマホ決済が本格化して紙幣による売買行為が片隅に追いやられました。日本企業の人件費が中国企業の人件費を上回っていたのは、今は昔の話です。これは、かつては事実だったかもしれません。それもつい最近まで。しかし、中国における「数年」は、現代の日本における「数十年」の変化に匹敵します。

 田代氏はインタビュー中に何度も、日本社会がいまだに、日清戦争以来の「ニッポン勝った、シナ負けた」という歪んだ優越感を引きずっており、そのために現実を認識する目がくもっていることを指摘しました。岩上さんは、キャッシュレス社会や世界初のハッキング不能な量子通信衛生の打ち上げ成功など、今の中国が手がけ、実現していることが、好むと好まざるとに関わらず、我々の未来であることは間違いがないと応じました。

 中国は世界最大の石油輸入大国であり、米国からも大量の石油を輸入していますが、この最中、まったく逆に中国の方が輸入をやめ、アフリカのナイジェリアとアンゴラからの輸入で代替してしまったのです。米国が中国を追い詰めるどころか、米国の仕掛けた貿易戦争は、自国内の業者をいたずらに追い込んでいます。こうした実情は日本のマスメディアは一切報じていません。

 衰えを見せない経済成長のみならず、新技術の大胆な導入によって、中国は世界を大きく変えようとしています。米国覇権の陰りと中国の台頭、これによって米中の覇権交代が平和のうちにおこなわれるのか、それとも戦争へと突き進むのか、これは21世紀最大のテーマであると、岩上さんは強調します。しかし、まだ多くの人が、この重要な変化に気づいていません。あるいはかたくなに、目をそむけようとさえしています。

 田代氏には引き続き、米中の覇権交代のドラマについて、そして現実を認識し、理解するのが確かに難しい中国の質的・量的な変化と成果について、詳しく話をうかがう予定です。次回のインタビューの日程が決まり次第、お知らせします!

 昨日のインタビューの録画は現在、急いでアップ作業中です。録画をアーカイブにアップできるまで、もうしばらくお待ちください。

 田代氏のサイン入り書籍『中国経済の真相』(中経出版、2013年6月)は、IWJ書店にて近日中に発売開始予定です。なお、IWJ書店をご利用していただくには、会員登録が必要です。ぜひ、この機会に会員登録もご検討ください!

 また、アベノミクスの実相に鋭く迫る、これまでの岩上さんによる田代氏へのインタビューは、以下のURLからご視聴いただけます。あわせてご覧ください。

※異次元金融緩和の重大かつ深刻な弊害!出口を模索しようにもわずかな金利上昇で日本経済は大混乱!? アベノミクスの無残な最期!~6.18岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー 2018.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/424996

※失敗したアベノミクス・異次元金融緩和の副作用!? 人口減少にも関わらずバブル化する不動産市場・サブリース契約の地獄!~日銀が発表した英語論文の謎に迫る!岩上安身が田代秀敏氏に7.1インタビュー第2弾! 2018.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426176

 なお、昨日のインタビューの前日21日の夕方には台湾東部で、日本製の特急列車が脱線事故を起こし、死者18人と負傷者187人を出しています。インタビュー冒頭で、岩上さんはこの速報ニュースを紹介しました。事故車両が「日本製車両である」ことを、大手メディアは、見出しでは報じていません。田代氏は「新幹線の安全神話が崩れたという、大変なことですね。日本がモノづくり大国であると言うなら、はっきり報じるべきです」と指摘しました。

 中国では時速300kmで走る高速鉄道網が、すでに1万9000kmも張りめぐらされています。これは、他国の高速鉄道網の合計を上回っています。日本が世界のどこかの国を相手に「新幹線」を売り込むという話が、すでに夢幻と消えてしまったことを、我々は知るべきです。
 
■<ニュース・フラッシュ>
■東京医科大学、昭和大学医学部に続き、順天堂大学でも不正入試が発覚!

 医学部の不正入試をめぐる問題で、順天堂大学でも女子受験生の合格ラインを男子受験生よりも高く設定し、不利になるように操作していたことがわかりました。

※順大、女子不利の疑い 医学部入試、合格ライン高く設定(東京新聞、2018年10月22日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018102202000247.html

 東京医科大学の不正入試問題をきっかけに、文部省は全国81大学の医学部を対象にした緊急調査をおこない、その中で順天堂大学は2013年から2018年の男子の合格率が女子の1.67倍と最大でした。

 また、この緊急調査の結果を受けて、10月15日に昭和大学が記者会見を開き、医学部の入試で女子受験生への差別はなかったものの、現役と1浪の学生に得点を加算したり卒業生の親族を優遇していたと発表したばかりでした。

 本日午後5時半より、東京医科大学の不正入試について、「『東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会』による記者会見」がおこなわれます。IWJはこの記者会見を取材します。中継の可否については現在確認中ですので、わかり次第お知らせいたします。

 東京医科大学による女子受験生差別については、問題発覚直後の8月3日、東京医大新宿キャンパス前で大規模な抗議活動がおこなわれました。IWJでは抗議活動を中継し、動画とテキストによる記事としてアップしていますので、ぜひご覧ください。

※女性受験者の点数一律減点問題に憤った市民が東京医大新宿キャンパス前で抗議!他の大学でも女性受験者差別が横行!? 「男性に下駄を履かせる日本の差別構造そのものを変えなければ!」 ~ #20180803東京医大性差別受験抗議 2018.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428888

■<お知らせ>
■第8期の決算詳細をIWJのサイトにてご報告させていただいています。8月から始まった第9期のご寄付・カンパの金額は8・9月の2ヶ月分で目標額の55%です。岩上さんは自らの報酬を50%削りましたが、それでもこのままではIWJが苦境を乗り切るのは困難です!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 第8期(平成29年8月1日~平成30年7月31日)の決算状況について監査を受けたあとの詳細をIWJのサイトにて、ご報告させていただいております。

※IWJ第8期の決算状況のご報告(平成29年8月1日~平成30年7月31日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37944

 皆さまにはたくさんのご支援をいただいたにもかかわらず、第8期は赤字となってしまいました。IWJでは設立当初より、活動にご賛同いただいている多くの方からの会費・ご寄附・カンパが、そのまま活動のための大事な収入源となっています。今後はより一層経費削減に努め、第9期は赤字にならぬよう、今以上に気を引き締めてまいりたいと存じます。今後とも変わらぬご支援を何とぞよろしくお願い申し上げます。

 連日お伝えしておりますが、IWJは今期より支出を厳しく締め、かわりに1ヶ月のご寄付・カンパの目標金額を450万円に引き下げました。

 今期第9期に入ってからの実績は、8月は目標額の32%、9月は目標額の77%。8月1日から9月30日までにいただいたご寄付・カンパは348件、492万7556円、目標額2ヶ月分の合計である900万円の55%にとどまっています。10月は1日から22日までのご寄付・カンパは、129件、213万2065円、目標額の47%となっており、10月も3分の2が過ぎましたが、まだ目標額の半分に届いておりません。第9期のスタート早々、大変厳しい状況です。

 目標額の半分程度のペースで第9期が続いていくと、約3,000万円の赤字となってしまいます。こうなると、岩上さん個人で穴埋めできる損失ではなくなり、IWJの存続にかかわります。

 私たちの呼びかけに温かいご支援で応じてくださったみなさまには、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。IWJではみなさまからいただいた大切な会費やご寄付・カンパを無駄にしないようあらゆる経費を削減するように努力を重ねています!

 どうぞ、もう一段のご支援を、よろしくお願いいたします!

 岩上さんは、代表取締役としての自らの役員報酬を、今期は50%カットすることを決断しました。それでもご寄付・カンパが目標額の半分というペースでは、穴を埋めることができそうにありません。

 そこで、あらためて2つのお願いをさせていただきたいと存じます。

 ひとつは、今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください!

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを一ヶ月間、アーカイブでお好きな時にご覧いただけます!

 入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4,000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します。」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

 もうひとつ、お願いしたいことがあります。このたび会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、会員の皆様にお願い申し上げたいと存じます。

 IWJは今日まで会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も会費を据え置いてきました。これにより一般会員の一ヶ月の会費1,000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費を926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。

 つきましては近日中に、一般会費を1,000円から1,080円(会費1,000円、消費税80円)に、サポート月会費を3,000円から3,240円(会費3,000円、消費税240円)とさせていただきたいと思います。

 第8期分としてIWJが国に納付した消費税額は578万円にもなりました。零細な会社にとって小さな額とは到底いえない重い負担です。

 以上のように外税形式に変更させていただくこと、どうぞご理解たまわりたいと存じます。なお、内税から外税へと切り替える時期についてはシステムの更新などが必要なために未定となっています。期日は後日改めてご連絡差し上げますので、何とぞご容赦ください。

 IWJは現在収支全体を徹底的に見直し、削減できるコストは大胆に削減しています。しかしコスト削減だけで経営を維持していくのには限界があります。肝心の取材活動費がまかなえなくなったら、本末転倒です。

 財政的には厳しいIWJですが、これまで以上に鋭く粘り強い独自の報道を続けていく所存ですので、一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 IWJでは、ご寄付・カンパをいただいたみなさまのお名前を、匿名希望の方を除いて、IWJサイト上で掲載しております。日刊IWJガイドでも、ご寄付をいただきましたみなさまへの感謝の気持ちを込めつつ、ここにお名前を掲載させていただきます。本日は、2018年9月にご寄付・カンパをいただいた方々をご紹介させていただきます。

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2018年9月

坂本 伸章様
藤井博之様
友田シズエ様
光武厚子様
永田 瑞木様
高木裕子様
S.T.様
山口靖様
t.k.様
T.T.様
―――――――――

 みなさま、本当にありがとうございます。頂戴いたしましたご寄付は、IWJの活動費として大切に使わせていただきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

■IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ

 IWJではただ今、会員数拡大第一弾キャンペーンとして、10月1日より新規入会、または無料サポーターから会員へお切り替えのみなさまにIWJオリジナルDVDをプレゼントいたしております。

 また、10月中に一般会員からサポート会員へのお切り替え、または都度支払いから自動払いにお切り替えいただいた場合にも抽選でプレゼントを差し上げます。

 サポート会員へお切り替えいただければ、IWJサイトのコンテンツがいつでも無制限でご覧いただけます。この機会にぜひ、IWJ会員へのご登録をお願いいたします。

※「IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ」
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37869

■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ」第一弾として、関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDを製作中です!予約受付を開始しました!数量限定の製作のため、ぜひお早めの予約申し込みを!

 「DVD化のためのIWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、https://amzn.to/2NwCHL8)の著者である関良基氏へのインタビュー全3巻と、前文部科学省事務次官の前川喜平氏へのインタビュー全3巻を製作中です。いずれも12月上旬発売予定です。

 DVDの詳細な内容は下記URLからご覧いただけます。こちらは数量限定となります。ただいまご予約を受付中です。ご購入のご検討、どうぞよろしくお願いいたします!

※IWJグッズ DVD
http://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=5

■スタッフ募集~ぜひ、私たちと一緒にIWJで働きませんか?

 IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!

 テキスト班は1~2名、事務・ハドル班とウェブ動画班はそれぞれ1名募集しています。

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!

※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588

 さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。

 また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿が採用された場合には、もちろん報酬をお支払いいたします。

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、上杉英世、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/