日刊IWJガイド「小池百合子東京都知事が今年も『関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式』への追悼文を送付しないと明言! 朝鮮人虐殺事件をなかったことにしたいのか!?/自民党が『新潮45』への『「LGBT」支援の度が過ぎる』との寄稿に対し杉田水脈議員を『指導』! 安倍総理も批判コメント! 雑誌発売から半月も経っての遅すぎる態度表明!!/日本ボクシング連盟山根会長が生放送を条件にテレビで一連の問題について説明することを発表!!/【動画班からお知らせ】8月6日より日々の現場からの中継が『ユーストリーム』から『ツイキャス』に替わります!/他」2018.8.3日号~No.2150号~


■■■ 日刊IWJガイド「小池百合子東京都知事が今年も『関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式』への追悼文を送付しないと明言! 朝鮮人虐殺事件をなかったことにしたいのか!?/自民党が『新潮45』への『「LGBT」支援の度が過ぎる』との寄稿に対し杉田水脈議員を『指導』! 安倍総理も批判コメント! 雑誌発売から半月も経っての遅すぎる態度表明!!/日本ボクシング連盟山根会長が生放送を条件にテレビで一連の問題について説明することを発表!!/【動画班からお知らせ】8月6日より日々の現場からの中継が『ユーストリーム』から『ツイキャス』に替わります!/他」2018.8.3日号~No.2150号~ ■■■
(2018.8.3 8時00分)

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日もまた、全国的に猛暑の1日でした。

 岐阜県多治見市で40.2度を観測したのを始め、岐阜、愛知、三重など東海各地で40度前後になりました。東京都心でも37.3度を観測していますが、本日も同じくらいまで気温が上昇すると予想されています。夜間も25度を下回らない「熱帯夜」となるところが多く、「危険な暑さ」に注意が必要です。

 2年後の夏、本当にこんな「危険な暑さ」のなかでオリンピックを開くつもりなのでしょうか!? 疑問が日々、ますます膨らんでゆきます。

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】小池百合子東京都知事が今年も「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」への追悼文を送付しないと明言! 朝鮮人虐殺事件をなかったことにしたいのか!?
┠――【2】全国知事会が、日本国憲法の上にある日米地位協定の改定を提言! 全国紙が一面トップで報じるべき大ニュースを、大きく報じたのは沖縄の二紙だけ!?
┠――【3】自民党が『新潮45』への「『LGBT』支援の度が過ぎる」との寄稿に対し杉田水脈議員を「指導」! 安倍総理も批判コメント! 雑誌発売から半月も経っての遅すぎる態度表明!?
┠――【4】日本ボクシング連盟山根会長が生放送を条件にテレビで一連の問題について説明することを発表!!
┠■<お知らせ>
┠―■【動画班からお知らせ】8月6日より日々の現場からの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わります!
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!
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◆中継番組表◆

**2018.8.3 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】10:35目処~「林芳正 文部科学大臣 定例記者会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 林芳正 文部科学大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた林芳正文科大臣記者会見の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9E%97%E8%8A%B3%E6%AD%A3
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【Ch4】16:30~「国会パブリックビューイング 第1回シンポジウム 国会を、取り戻す。―国会可視化が政治を変える―」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 現実の国会の審議の様子を街角で上映することで、「国民の代表機関」の実態を多くの人たちに向け可視化し、透明性を高めることを目的とする取り組み「国会パブリックビューイング」の第1回シンポジウムを中継します。パネリストは、国会パブリックビューイング代表の上西充子氏(法政大学教授)、評論家・荻上チキ氏、逢坂誠二衆議院議員。岩上安身による上西充子氏、逢坂誠二衆議院議員へのインタビューは以下のURLからご覧ください。

※岩上安身による法政大学教授・上西充子氏インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414128
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/422082

※岩上安身による立憲民主党逢坂誠二衆院議員インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/417694
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【Ch6】18:30~「本当にやるの? 川崎で イスラエル軍事エキスポを考えるシンポジウム ~パレスチナ・武器輸出入・監視社会・オリンピック~」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

 8月29日・30日に川崎市のとどろきアリーナで開催される軍事見本市「ISDEF JAPAN」(イスラエル防衛&国土安全保障エキスポ)に反対する会が主催となり開催される、緊急シンポジウムを中継します。パネラーは、奈良本英佑氏(法政大学名誉教授)、杉原浩司氏(武器輸出反対ネットワーク〈NAJAT〉代表)、首藤久美子氏(反五輪の会)。武器輸出入、イスラエル=パレスチナ紛争、東京オリンピックという3つのテーマから、今回の軍事エキスポの問題点を論じます。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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◆中継番組表◆

**2018.8.4 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆中継番組表◆

これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。

→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

安田好弘弁護士「今の死刑の状況は約100年前の『幸徳事件』時点より以前に戻ってしまった」~森達也氏、オウム事件で死刑執行された弁護人らが上川陽子法務大臣の13人の死刑執行を糾弾!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428439

「速やかに再訓練を!」 平成29年度原子力事業者防災訓練でCランクに墜ちた東京電力に対し更田委員長が憤る!!~8.1 原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428737

オウム元幹部13名死刑執行に抗議の記者会見 10名が再審請求中の執行という前代未聞の事態! ~死刑制度反対4団体主催による7月26日朝のオウム元幹部6人死刑執行に対する抗議記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428367

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■<ニュース・フラッシュ!>
【1】小池百合子東京都知事が今年も「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」への追悼文を送付しないと明言! 朝鮮人虐殺事件をなかったことにしたいのか!?

 小池百合子東京都知事が、昨年に引き続き今年も、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典に追悼文を送らない方針であることを明かしました。8月1日の東京新聞による単独インタビューに答えたことで明らかになりました。

※「朝鮮人追悼文 今年も控える」 小池都知事、市民団体再考要請へ(東京新聞、2018年8月2日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018080202000135.html

 例年、関東大震災のあった9月1日に墨田区の都立横網町公園にある東京都慰霊堂で、東京都慰霊協会主催の大法要が営まれます。そして同じ日、その慰霊堂のすぐ横にある朝鮮人犠牲者追悼碑の前では、日朝協会などが主催で「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」がおこなわれます。「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」への追悼文は、歴代都知事が送っていましたが、昨年小池都知事は突然、追悼文を送らない方針を表明しました。

 昨年、小池都知事や担当部署である東京都の都建設局は「大法要で都知事として、全ての犠牲者に哀悼の意を示しているため、今後は個別のものには対応しないということで整理した」と答えていますが、震災による犠牲者を追悼することと、震災をきっかけにした混乱に乗じて特定民族を狙い撃ちにした虐殺事件を反省し、犠牲者を追悼して後世に語り継ぐことは全く別の問題であることは言うまでもありません。前者は自然災害による犠牲者であり、後者は人の手による虐殺です。「個別のものには対処しない」ので「整理」したですむ話ではありません。

 レイシズムが日本国内で増殖しつつある今、むしろ今まで以上にこの事件にスポットライトをあてて、現代に生きる我々自身の問題として真剣に受けとめるべき出来事のはずです。

 小池都知事は東京新聞のインタビューでも昨年同様「慰霊の気持ちには変わりはない」と答えていますが、昨年追悼文を送らないことを表明して以降、朝鮮人虐殺事件を「反省する気持ち」や「検証する気持ち」、「後世に語り継いでいく気持ち」や「二度と起こさないように誓う気持ち」については一切語っていません。小池知事の判断や言動は、レイシストを調子づかせこそすれ、ポジティブな結果を招く可能性は一つもありません。

 IWJは、決して大袈裟ではなく、小池都知事が「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」への追悼文を送らないことについて、民族差別を増長させ、歴史改竄や2つの民族の緊張をいたずらに激化させかねない、大変危険な兆候だととらえています。ぜひ、以下の記事をご覧ください。

※「極右政治家」の本性! 「関東大震災での朝鮮人虐殺はなかったか?」との質問には明確に答えず! 震災被災者を追悼したから虐殺被害者に追悼文を出す必要はない!? ~小池百合子都知事会見 2017.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396292

※「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」に、追悼文を送らない方針を決めた小池百合子都知事に都庁前で『九月、東京の路上で』を読み聞かせ!?~「小池知事は歴史を直視しろ」!! 2017.8.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396887

※今まで出してきた追悼文は不適切だったのか!?「朝鮮人犠牲者追悼式典」は余計なことなのか!? 実行委員長が怒りの会見!! ~30m先では極右がヘイト慰霊祭!? 2017.9.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396998

※【抗議声明/声明とりまとめ:加藤直樹(「九月、東京の路上で」著者)】小池都知事の朝鮮人虐殺犠牲者追悼メッセージ取りやめに抗議します
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398345

【2】全国知事会が、日本国憲法の上にある日米地位協定の改定を提言! 全国紙が一面トップで報じるべき大ニュースを、大きく報じたのは沖縄の二紙だけ!?

 全国知事会(会長・上田清司埼玉県知事)は7月26日から2日間、札幌市で、47都道府県の知事らが一堂に会する全国知事会議を開きました。そこで、日米地位協定の抜本的な見直しを盛り込んだ「米軍基地負担に関する提言」が、米軍基地のない自治体を含め、全会一致で採択されました。

 これは、沖縄県の翁長雄志知事の要請を受け、全国知事会が2016年に設置した「全国知事会米軍基地負担に関する研究会」の調査結果を踏まえたもので、全国知事会が日米地位協定の改定を提言するのは初めてです。

 日本国憲法の上位法として日米地位協定があり、国会の上部組織として、日米地位協定を運用する日米合同委員会があるとされる、日本の対米従属の実態。日米地位協定改定の提言は、全国紙が一面トップで報じるべき一大ニュースですが、大きく報じたのはほぼ沖縄県の二紙のみでした。

※知事会、地位協定の改定要求へ 全会一致で初の提言(琉球新報、2018年7月28日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-770353.html

※社説[日米地位協定改定]国民の声と受け止めよ(沖縄タイムス、2018年7月29日)
https://this.kiji.is/396087809188054113

 全国知事会の提言には、「日米地位協定を抜本的に見直し、航空法や環境法などの国内法を、原則として米軍にも適用させること」「事件・事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立入の保障」「騒音規制措置の実効性ある運用」「米軍基地の整理・縮小・返還の積極的な促進」などが含まれています。

※米軍基地負担に関する提言(案)(全国知事会、2018年7月27日)
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/20180725-25-1shiryou.pdf

 全国知事会の提言を受け、米軍基地を抱える15都道府県で構成される渉外知事会(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は7月30日、米軍に対して「米軍関係者の犯罪防止の義務化」「米軍基地周辺住民の安全確保への責任」などを求めた「特別要望文」を、外務・防衛両省に提出しました。

 要望文ではまた、「日本政府が日米地位協定改定の必要性を認識し、行動に移すことが必要」と指摘し、改定案を早急にまとめ、米国政府と交渉するよう求めています。日米地位協定は1960年に締結以降、一度も改定されていません。

※「米軍に犯罪防止義務付け」を要望 基地抱える知事会(朝日新聞、2018年7月31日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL7Z6GFHL7ZUTIL07H.html

 全国知事会はまた、6月の大阪北部地震や7月の西日本豪雨など、相次ぐ巨大災害を受け、事前の防災対策から復旧・復興までを一元化する「防災省」の創設を、日本政府に求める緊急提言もしています。「防災省」の創設は、9月の自民党総裁選への出馬が見込まれる石破茂衆院議員も提唱しています。

 ただ、「防災省」設置に関する議論は、健全な地方自治が保たれることを前提に、慎重に進められるべきものでしょう。このことに関し問題なのは、石破氏が「防災省あるいは防災庁という役所がないのは一体どういうことか」と切り出した上で、続けて言及している内容です。ここで石破氏は、あえて「災害」の語が含まれていない、米国の連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency, FEMA)が参考になったと述べています。さらに危険視すべきは、「アゴラ」というサイトに掲載された石破氏の論稿が、「防災省」設置案から、自民党改憲草案へと話題を移していることです。この点は警戒が必要な部分です。

※「災害大国日本、防災省つくって経験蓄積を」石破氏(朝日新聞、2018年7月16日)
https://www.asahi.com/articles/ASL7J5K82L7JUTFK00M.html

※石破茂氏「豪雨災害など:“防災省”創設は喫緊の課題」(アゴラ、2018年7月14日)
http://agora-web.jp/archives/2033719.html

 というのも、自然災害に限らず「緊急事態」の発生時に、FEMAは軍や州政府に対する強力な指揮権を行使できるのではないか、と警戒の目で見られているからです。さらに問題視すべき点は、このFEMAという官庁が、ニューオリンズのハリケーン・カトリーナ襲来に際し、災害復興と称して大規模な建設事業を特定の企業に発注するなどしていたことです。これは、あからさまな便宜供与にあたります。これら以外にも、FEMAに関しては、数々の問題が指摘されています。

※ナオミ・クライン著、幾島 幸子・村上 由見子訳『ショック・ドクトリン―惨事便乗型資本主義の正体を暴く』(岩波書店、2011年)(https://amzn.to/2KlOWIG)第20章。

 このように問題が多いFEMAを持ち出しつつ、西日本豪雨災害に便乗するように「防災省」設置の持論を開陳する石破氏の思惑は、防災対策に前向きに取り組んでいこうとする全国知事会の意思とは、大きく性質が異なるものと想像されます。このように、石破氏の「防災省」設置論は、自民党改憲草案との関連もあわせ、一層の検証を要すると思われます。

 西日本豪雨への対応やカジノ法案、「働かせ方」改革法案、参院定数6増など、各種世論調査を見ても、国民との乖離が甚だしい安倍晋三政権、あるいは「防災省」を総裁選のネタにしようとしている石破氏といった両者に、おそらく期待はできないでしょう。しかし、より身近な存在であり、国民生活に寄り添った政策を打ち出せる地方の知事が一致して、現政権に対し圧力をかけ続けていけば、今や惨憺たる有様の自公連立政権に変化をもたらすことができるかもしれません。

【3】自民党が『新潮45』への「『LGBT』支援の度が過ぎる」との寄稿に対し杉田水脈議員を「指導」! 安倍総理も批判コメント! 雑誌発売から半月も経っての遅すぎる態度表明!?

 自民党の杉田水脈衆院議員が7月18日発売の「新潮45」2018年8月号の特集「日本を不幸にする『朝日新聞』」に「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題する文章を寄稿し、批判が広がったことを受けて、自民党から指導を受けたことがわかりました。

※杉田議員の「LGBTは生産性がない」発言に5000人が猛抗議!「生産性なんて言葉で私達をはかったりするな!! 生きているだけで価値がある!! 」~0727杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前抗議 2018.7.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428434

 自民党は、8月1日付のホームページに「LGBTに関するわが党の政策について」と題して「平成28年5月、『性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方』が取りまとめられ」、公約として公表したことを紹介した上で、杉田水脈議員に対して「個人的な意見とは言え、問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現があることも事実であり、本人には今後、十分に注意するよう指導したところです」と発表しました。

※LGBTに関するわが党の政策について(自由民主党、2018年8月1日)
https://www.jimin.jp/news/policy/137893.html

 この指導を受けて杉田議員は昨日2日、「真摯に受け止め、研さんに努めていく」と、事務所を通じてコメントを発表しました。

※「真摯に受け止める」と杉田水脈衆院議員(共同通信、2018年8月2日)
https://this.kiji.is/397676905791734881?c=39546741839462401

 また、安倍総理は視察先の宮城県で記者団の質問に対し、「人権が尊重され、多様性が尊重される社会を目指すのは当然だ。これは政府、与党の方針でもある」と答えました。

※安倍首相「多様性尊重は当然(ロイター、2018年8月2日)
https://jp.reuters.com/article/idJP2018080201001370?il=0

 しかし、雑誌の発売が7月18日であったことを考えると、大炎上した上で半月も経ってからの党からの指導、安倍総理の批判というのでは、あまりにも遅きに失したと言えるのではないでしょうか。

【4】日本ボクシング連盟山根会長が生放送を条件にテレビで一連の問題について説明することを発表!!

 昨日のこの日刊ガイドにも書きましたが、日本ボクシング連盟の山根明会長による助成金の不正流用や暴行疑惑など、数々の不正が7月27日に日本ボクシング連盟の都道府県連盟有志によって告発され、連日ワイドショーを賑わすばかりでなく、ネットでも炎上し、一般紙でも取りあげられています。

※数々の疑惑を告発された日本ボクシング連盟の山根明会長は、「日大のドン」田中英寿理事長とツーショット写真を撮るほどの仲良し!? 競技の垣根を越えてスポーツ界が腐敗している!?(日刊IWJガイド、2018年8月2日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37385

 これを受け、連盟はホームページに、山根明会長が生放送を条件にテレビで一連の問題について説明することを発表しました。

 同ホームページ上では「一般社団法人日本ボクシング連盟 山根 明 会長は最近の当連盟の一連の指摘事項に関し、生放送を条件としてテレビ放映により、皆様にご説明することにしました。放送局や時間帯が決まりましたら、追って掲載し、お知らせいたします」と記されています。

※ご報告3(一般社団法人 日本ボクシング連盟、2018年8月2日)
http://jabf0.blog.fc2.com/blog-entry-1291.html

 ホームページ上にはこれだけしか書かれていないため、詳細が全くわかりませんが、これがもしテレビ局1社のみによる「独占生中継」ということになれば、高視聴率目当ての民法キー局が独占権を得るために生ぬるい質問を事前に用意し、山根氏側とすり合わせておく、などという抜け駆けも可能ではないかと疑われます。このような茶番をさせないためにも連盟は、テレビ局のみならず、インターネットメディアも含めて全てのメディアが自由に参加でき、質問は全て受け付けて答えるというオープンな会見を開くべきです。

 IWJでも本日以降、日本ボクシング連盟に対し、こうした申し入れをおこなってオープンな記者会見をおこなうよう、働きかけていく予定です。

 なお、山根会長は1日に岐阜市で行われた全国高校総合体育大会のボクシングの開会式を「緊急入院」を理由に欠席していました。

※山根明会長、生放送条件に一連の問題説明へ 日本ボクシング連盟がサイトで発表(サンケイスポーツ、2018年8月2日)
https://www.sanspo.com/sports/news/20180802/box18080217320004-n1.html

■<お知らせ>
■【動画班からお知らせ】8月6日より日々の現場からの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わります!

 動画班からのお知らせです。

 IWJでは現在、岩上さんのインタビュー番組以外の中継配信、録画配信、再配信を主にユーストリーム(Ustream)を使ってお届けしていますが、先日、ユーストリームのサービスが全て有料化されると運営会社からアナウンスがありました。これを受け、IWJでは今までユーストリームで中継していたチャンネルを、順次「ツイキャス」に切り替えてまいります。

 岩上さんのインタビューを除いた2chから9chのメインチャンネルは、2018年8月6日(月)の配信から「ツイキャス」に切り替えます。一方、各都道府県にある地方チャンネルは2018年9月1日(土)の配信から「ツイキャス」に切り替えます(一部地域では現在でもツイキャスで中継をおこなっています)。

 また、インタビュー以外の「録画配信」「再配信」については8月6日より全て「ユーチューブライブ(YouTube Live)」に切り替えます。

 ツイキャス、ユーチューブライブのご視聴の際は、IWJトップページのメニューバー「チャンネル」から、今まで通りご覧いただけます。また、毎日の日刊ガイドでお届けしている番組表の視聴URLリンクもご利用ください。

■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!

 IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!

 報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。

<テキスト班>
 テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!

 このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!

 知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!

<事務・ハドル班>
 事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。

 ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。

 なお、「ハドル」、「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。

<ウェブ・動画班>
 ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。

 IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。

 皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともありますので、その点ご承知おきください。

 他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!

※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588

 さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。

 また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿にももちろん報酬をお支払いいたします。

※お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、松本聰、阿部洋地、城石裕幸、段田亜由美)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/