■■■日刊IWJガイド・日曜版「【本日タイムリー再配信】朝鮮戦争再開の危機迫る! しかし『中朝一体神話』はマスコミの作り上げた嘘！ 岩上安身による横浜市立大学名誉教授矢吹晋氏インタビュー＜エッセンス版 in 112min＞／龍谷大学法学会・犯罪学研究センター共催講演会『ヒトラーの裁判官 ～著者をお招きして～』講演者ヘルムート・オルトナー氏（ジャーナリスト）を録画配信！」 2017.12.24日号～No.1927号～ ■■■
（2017.12.24 8時00分）

　おはようございます。IWJ編集部です。

　日刊IWJガイド・日曜版をお届けします。

　一昨日12月22日、視聴者の方からIWJ記事の訳文に関するご意見・ご指摘のメールをいただきました。まことにありがとうございます。数点のご指摘がありますので、翻訳を担当した尾内達也からそれぞれお答えいたします。

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【ご指摘その1】
　大メディア不信の今日この頃、IWJの活動は安心して情報を得られる貴重なメディアです。本当にありがとうございます。さて、北朝鮮に関して、３８North報告の和訳を読ませていただきました。いくつか気になる点があったので原文を読みました。僭越ですが、気になったところをお伝えいたします。

＜＜＜suggesting that North Korea’s nuclear arsenal could eventually be upgraded to consist of larger yield thermonuclear weapons.＞＞＞
「これは、北朝鮮の核保有が最終的により大きな爆発力をもった熱核兵器（※IWJ註）にまで達したことを示している。」とありますが、「すでに達した」のでなく、その可能性を言っているので、「これは、北朝鮮の核兵器が、ゆくゆくはさらに大きな爆発力を持つ熱核兵器にアップグレードされる可能性を示している。」の方が良いと思います。

【IWJより回答】
　この箇所は、今後の可能性を示すcouldとそれに関連したlarger yieldを読み落としたことによる誤訳でした。お詫びいたします。ここは次のように訂正させていただきます。

　「これは、北朝鮮の核兵器が、いずれは、さらに大きな爆発力を持った熱核兵器にアップグレードされる可能性を示している」

【ご指摘その2】
　THAADはまだ日本語訳がないと思いますが、terminalとは、ミサイル再突入から着弾するまでの最終段階を指すので、「終末」より最終段階高高度防衛システムの方がいいような気がします。

【IWJより回答】
　訳語を調べてみますと、「終末高高度防衛ミサイル」、「高高度ミサイル防衛システム」、「終端高高度地域防空ミサイル」、「サード」など、さまざまで、訳語としては、「終末高高度防衛ミサイル」が多いような印象があります。調べてみますと、相手国の中距離弾道ミサイルが、大気圏再突入から着弾するまでの段階を、terminal（最終段階）と呼んでいますが、その目的としては、それが達成可能かどうかは別として、落下段階のミサイルを大気圏外の高高度で撃ち落とすことにあるようです。大気圏内の核爆発は被害が大きくなるからです。

　ここで撃ち漏らしたミサイルは、パトリオットで対応することが想定されています。したがって、訳語としては、システムの目的から決めれば、「大気圏外高高度防衛システム（あるいはミサイル）」がベターかと思います。ただ、その場合、ミサイルの落下段階を表す、「最終段階」や「終末」という言葉が消えてしまいます。どこを強調するかになってくると思われます。

　IWJとしては代表の岩上安身の判断で、高高度ミサイル防衛システムとして訳語を統一していきたいと思います

【ご指摘その3】
　中見出しの「因果評価」は、「推定被害者数」でしょう。

【IWJより回答】
　これは単純なミスでした。お詫びして訂正します。

【ご指摘その4】
＜＜＜These casualty numbers are estimates based on narrow assumptions.＞＞＞は、「この死傷者数は、上記の仮説を前提にしている。」ではなく、「この死傷者数は、控えめな見積もりである。」

【IWJより回答】
　このご指摘はよくわからなかったのですが、narrow assumptionsが、「控えめな見積もり」という評価を含んでいるのを、前後の文脈から、読み取ることは難しいように思いました。「背景」の箇所で、今後の爆発能力のアップグレードの可能性に触れていますが、爆発確率のシナリオ設定の後では、やや、唐突な印象があります。

　むしろ、narrow assumptionsはbroad assumptionsと対になっているのではないでしょうか。広範囲な地域を前提にしたシミュレーションではなく、東京とソウルに限定した狭い範囲でのシミュレーションであるということではないでしょうか。

　したがって、訳文としては、「これらの死傷者数は、東京とソウルに限定した推定である」がベターかもしれません。

【ご指摘その5】
　＜＜＜With possible thermonuclear yields with the same number of weapons,．．＞＞＞

　「兵器の数は同じでもそれが水爆だったら、死者の数は130万人から380万にのぼるだろう」は、「同じ数の熱核兵器で、現在想定されている核出力としても、死者の数は130万人から380万と大きな幅がある」でしょう。

【IWJより回答】
　ここでの文脈は、これまで推定され一般に言われていた現実の北朝鮮の爆発力（15kt-25kt）と、9月3日の水爆実験で明らかになった現実の爆発力(108kt-250kt)の比較だと思います。その比較の対象点は、水爆か原爆かで、爆発力（15kt-25kt）は原爆が、爆発力(108kt-250kt)は水爆が前提されていると考えました。そのため、その比較が明確にわかるように、上記のように訳出しました。

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　この度、ご指摘をいただきまして、それまでスルーしていた箇所を改めて考える機会を持てました。ご指摘がなければ、考えることはなかったと思います。まことにありがとうございました。今後も、重要資料の翻訳作業は、シリーズとして発表していく予定ですので、今後とも、ご指導・ご指摘いただければ幸いでございます。どうかこれからもIWJをご支援ください。よろしくお願いします。

　本日は日曜版のため、番組表のみのご案内となることをご了承ください。

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◆中継番組表◆

＊＊2017.12.24 Sun.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_KYOTO1】19：00～「龍谷大学法学会・犯罪学研究センター共催講演会『ヒトラーの裁判官 ～著者をお招きして～』―講演者：ヘルムート・オルトナー氏（ジャーナリスト）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1

　12月19日収録。ヘルムート・オルトナー氏を招いて開催された講演会を録画配信します。
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【タイムリー再配信 90・IWJ_Youtube live】21：00～「朝鮮戦争再開の危機迫る! しかし『中朝一体神話』はマスコミの作り上げた嘘！ 岩上安身による横浜市立大学名誉教授矢吹晋氏インタビュー＜エッセンス版 in 112min＞」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

　12月8日収録の、岩上安身による矢吹晋氏インタビューを再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/407125

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◆中継番組表◆

＊＊2017.12.25 Mon.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch未定】13：45～「自衛隊を活かす会 第15回シンポジウム 北朝鮮の核・ミサイル問題にどう臨むか」

　「自衛隊を活かす会」主催によるシンポジウムを中継します。
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【Ch2】17：00～「東京電力 定例会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

　東京電力による記者会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

訴訟リスクちらつかせ委員に圧力？専門委員会では議事録も作成せず！どこまでも不透明な大学設置審に矢田わか子氏「公開したら何か不都合なことが生じるんですか？」――民進党
森友・加計学園疑惑調査チーム会合
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408336

来年4月より福島原発作業員の5割が対象となる労務費を適正化。放射線量の低減で『野戦病院から普通の現場になった』と1日約7,000円減!?
――「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408229

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　それでは今日も1日、よろしくお願いします。