■■■ 日刊IWJガイド・番組表「本日、第三次安倍内閣の内閣改造!IWJは新大臣就任会見を生中継!/混迷を極めるベネズエラ、国会で少数与党のマドゥロ大統領は新憲法制定のための制定議会選挙を強行、さらに野党指導者を連行!」2017.8.3日号~No.1784号~ ■■■
(2017.8.3 8時00分)
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>本日、第三次安倍内閣の内閣改造!IWJは新大臣の就任会見を中継します!(林俊成)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】作業員5人が被曝した大洗事故は「レベル2」原子力規制委が暫定評価!日本原子力機構の杜撰な経営に田中俊一委員長は「同じことを繰り返す危惧をもっている」と懸念を表明!(ぎぎまき)
┠――【2】混迷を極めるベネズエラ、国会で少数与党のマドゥロ大統領は新憲法制定のための制定議会選挙を強行、さらに野党指導者を連行!(林俊成)
┠――【3】福田康夫元総理、安倍政権を「日本の破滅」と歯に衣着せぬ批判! そして見えてきた「内閣人事局」の問題(段田亜由美)
┠■<★岩上さんのインタビュー報告★>日本が「基地」も「原発」もやめられないのは「朝鮮戦争」に起源があった!? 岩上安身による『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』著者・矢部宏治氏インタビュー(城石エマ)
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本日、第三次安倍内閣の内閣改造!IWJは新大臣の就任会見を中継します!
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おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。
本日8月3日、第三次安倍内閣の内閣改造がおこなわれます。
今回の改造では、麻生太郎財務大臣、菅義偉官房長官、自民党の二階俊博幹事長、高村正彦副総裁など「骨格」となる人物は留任する見通しです。その他に、世耕弘成経済産業大臣、吉野正芳復興大臣、公明党の石井啓一国土交通大臣の留任が内定していると報じられています。
防衛大臣は、稲田朋美前防衛大臣の辞任に伴い、岸田文雄外務大臣が兼務していましたが、第二次安倍内閣で防衛大臣を務めていた小野寺五典元防衛大臣が内定しているとされています。
また岸田外務大臣は、外務大臣留任がうわさされていましたが、結局自民党の政調会長に内定した模様です。
共謀罪法案の審議で無能をさらけ出した金田勝年法務大臣、加計学園問題で矢面に立っていた山本幸三地方創生担当大臣と松野博一文部科学大臣、電波停止発言の高市早苗総務大臣、丸川珠代五輪担当大臣らは交代する見込みです。
これまでに入閣が内定したと報じられているのは、茂木敏充自民党政調会長、田中和徳自民党国際局長、松山政司参議院国対委員長、中川雅治参議院議員らです。その他に、安倍総理と距離をおく野田聖子衆議院議員、林芳正参議院議員の入閣も検討されているとされています。
また、安倍総理は伊吹文明元衆議院議長に文科大臣に就任するよう要請しましたが、固辞されました。加計学園の獣医学部新設認可の是非が今月末に決まるとされ、文科大臣は、誰が引き継ぐにしても、引き続き加計学園での追及の矢面に立たされることになると見られています。
そして加計学園問題のキーパーソンの一人、萩生田光一官房副長官は、自民党の幹事長代行に内定しているようです。
その他に入閣の可能性が取り沙汰されているのは、「八紘一宇」発言の三原じゅん子参議院議員、元オリンピック選手の橋本聖子参議院議員などです。橋本参議院議員は、丸川五輪担当大臣の後任でしょうか。石破茂衆議院議員、小泉進次郎衆議院議員は入閣しない模様です。
本日IWJでは、新大臣の就任会見を中継する予定です!会見の開始時間やチャンネルは、内閣改造発表後に確定するため、詳細につきましては、IWJホームページや以下のツイッターをご確認ください。
@iwakami_staff
https://twitter.com/iwakami_staff
こうしたIWJの取材活動は、皆様の会費をもとにおこなわれています。まだ会員にご登録いただいていない方は、この機会にぜひ、会員にご登録いただき、会費でIWJをお支え下さい。
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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
またIWJの活動は、会費だけですべてを賄うことはできません。今後とも、継続的なご支援を何とぞよろしくお願いいたします。
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いずれにしても、今回の改造は、留任・閣僚経験者が多い、新鮮味の無いものになりそうな雰囲気ですが、そもそも肝心の総理大臣が安倍総理のままである以上、改造したところでまったく期待できません。
本日発売の週刊文春では、安倍総理の「腹心の友」が経営する加計学園が、安倍総理の選挙の応援に職員を派遣し、公職選挙法に違反した疑いがあると報じています。
・加計学園 安倍氏選挙応援で公選法違反の疑い(文春オンライン、2017年8月2日)
http://bunshun.jp/articles/-/3564
IWJは今後もこの問題に注目していきます。
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◆中継番組表◆
**2017.8.3 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
■□■□■内閣改造関連■□■□■
※内閣改造関連調整中
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。
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◆中継番組表◆
**2017.8.4 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【ツイキャス・IWJ_KYOTO1】18:15~「せんそう 次の世代にどう伝える?~ヒロシマの被爆者が語る―講師:米澤鐡志さん」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1
※「原爆と原発を考える京都市民の会」主催の講演会を中継します。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
作業員5人が被曝した大洗事故は「レベル2」原子力規制委が暫定評価〜会見で田中俊一委員長が原子力機構の経営責任を批判「同じことを繰り返す危惧をもっている」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/394224
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<★岩上さんのインタビュー報告★>日本が「基地」も「原発」もやめられないのは「朝鮮戦争」に起源があった!? 岩上安身による『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』著者・矢部宏治氏インタビュー
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おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』――。
多くの人の疑問をガツン!とストレートにぶつけた作家・編集者の矢部宏治氏が、8月17日に新刊『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』を刊行するのにあわせ、昨日岩上さんが矢部氏にインタビューを行いました。
「基本的人権」を定めた日本国憲法がありながら、福島原発事故後も原発依存を続けるのはなぜなのか、沖縄に米軍基地が集中する差別的状態が続いているのはなぜなのか。
矢部氏は前2作『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(ともに集英社インターナショナル)で、日本国憲法の上位に「日米合同委員会」が位置するという、日米だけの「異常な」法体系の存在を明らかにしました。
新刊は、そうしたこれまでの矢部氏の「日米関係研究」を、あまり政治的意識の高くない普通の会社員の人たちにも知ってもらいたいというコンセプトのもと、これまでの総集篇としてまとめられています。
本書の中でも特に重要なのは、こうした「歪んだ日米関係」が、「朝鮮戦争」を起源としている事実を明らかにした点です。1950年6月25日に開戦した「朝鮮戦争」で日本が米国に戦争協力をさせられる過程で、米国のジョン・フォスター・ダレスの提案により、こうした日本の米軍への戦争協力体制が、占領終了後、今日に至るまで70年も続くこととなりました。
ダレスの「法的トリック」として使われたのが、「国連加盟国が国連安保理と国連軍特別協定を結んで国連軍に基地を提供する」と定めた国連憲章43条と、「43条に基づく国連軍が機能しない間は、五大国はそれに代わって軍事行動をとることができる」とした国連憲章106条です。この2つを利用して、ダレスは合法的に米国が日本を占領し続ける体制を築いたのでした。
そして今もなお、朝鮮半島は緊張の只中にあります。トランプ大統領は1日にも「(金正恩を抑える)戦争が起きるなら、向こう(極東)でやる。大勢が死ぬが、ここではなく向こう側で(極東側で)死ぬ」と、あいかわらず威勢のよい、そして遠慮も責任感もない言葉を放っています。トランプ氏にとっては「向こう側」であっても、私達にとっては「こちら側」、日本を含む極東一帯です。
・「北朝鮮と戦争をやるなら向こうで」とトランプ氏 共和党議員に(スプートニク、2017年8月2日)
https://jp.sputniknews.com/politics/201708023950787/
なお国内では6月、米軍嘉手納基地の特殊作戦機が航空自衛隊の救難ヘリに空中給油を行うという、日米の共同訓練が日本海で行なわれていたことがわかりました。しかし防衛相は「平素より恒常的に実施しているものであり、対外的影響も限定的と考えられる」として、これを公表していません。
・米軍特殊作戦機が空自救難ヘリに給油 防衛省訓練公表せず(日刊ゲンダイ、2017年8月2日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210667/2
また北海道では、8月10日から28日まで日米共同訓練が予定されており、それに伴って、米海兵隊の輸送機オスプレイが青森県三沢市の米軍三沢基地に初飛来しています。
・オスプレイ道内広域飛行 8月10~26日に初訓練(北海道新聞、2017年7月29日)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/122337
・訓練で初飛来 きょうから三沢(毎日新聞、2017年7月29日)
https://mainichi.jp/articles/20170729/ddl/k02/010/084000c
そして先月4日の北朝鮮のICBM発射成功の発表の際には、新月の8月22に空爆の可能性を示唆する記事も出ています。
・北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射に成功と発表 トランプ政権が8月22日に北を空爆も(nifty、2017年7月6日)
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-401009/
この時制の重なりが、杞憂であればいいのですが、気になるところです。
なお「広告連動企画」ということで決まった今回のインタビューは、内容のあまりの濃さに当初予定されていた1時間ではとても収まりきらず、約3時間半に延長。それでもすべてを語り尽くしたとは言い切れないくらい、矢部氏のご研究は密度が高いのです。
「1000万人くらいの人に知ってもらいたい」という矢部氏の言葉どおり、この問題は日本の「最暗部」であり、日本国民一人ひとりに密接に関わってくる問題です。インタビューをお見逃しになった方はぜひ、アーカイブをご視聴ください。なお、アーカイブは1時間ほどの尺に編集をした後に、1年間フルオープンといたします。記事は近日中にアップいたしますので、どうぞお待ちください。
昨日のインタビューをご覧いただいたみなさまもぜひ、矢部氏の新刊『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』をお手にとてみてください!わかりやすい言葉で、衝撃の事実に迫る矢部氏の本は、どの作品もスラスラと読めてしまいますが、特に今回の新刊は新書で、とっても読みやすくなっています。
ここで!この日刊IWJガイドをここまでお読みくださったみなさまだけに、特別なお知らせです!なんと、矢部氏からIWJ会員様30名限定で新刊をプレゼントしていただけることになりました!以下のフォームにご応募いただいた方から先着でプレゼントいたします。すでに、インタビューをご覧になった方からのご応募もいただいており、残りはわずかとなっておりますので、どうぞみなさま、お急ぎくださーーーい!
【IWJ会員様限定!!】矢部宏治氏 新刊「知ってはいけない―隠された日本支配の構造」プレゼント企画 応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScUBVrnPjqU0rytwccAUzQ1WAkOB5pBKztm98HgfaSNZjxfDQ/viewform
インタビューを見逃してしまったけど、新刊の発売日までとてもとても待てない!という方は、どうぞ、下記の立ち読みサイトをクリックしてみてくださいね!
【立ち読みサイトはこちら】
http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/japan-taboo#info
それでは今日も1日、よろしくお願いします!
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170803
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】