日刊IWJガイド・番組表「自民党が改憲議論本格化、まずは『緊急事態条項』から!改憲の論点整理し、憲法審査会に提示へ/『過労死ライン』を容認!?政府の打ち出す「働き方改革」の驚愕の中身!/アルカイダ攻撃作戦中に米軍のオスプレイが墜落、自衛隊F-15戦闘機が那覇空港で立ち往生も!」2017.2.2日号~No.1602号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「自民党が改憲議論本格化、まずは『緊急事態条項』から!改憲の論点整理し、憲法審査会に提示へ/『過労死ライン』を容認!?政府の打ち出す「働き方改革」の驚愕の中身!/アルカイダ攻撃作戦中に米軍のオスプレイが墜落、自衛隊F-15戦闘機が那覇空港で立ち往生も!」2017.2.2日号~No.1602号~ ■■■
(2017.2.2 8時00分)

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>自民党が改憲議論本格化、まずは『緊急事態条項』から!改憲の論点整理し、憲法審査会に提示へ(原佑介)
┠■【中継番組表】
┠■<ご報告>長谷川幸洋氏、IWJが送った「ニュース女子」についての質問状にいまだ回答なし!
┠■<IWJスタッフ募集のお知らせ>HELP!「会員管理」「一般事務」「記者・リサーチャー」「動画」「Web」の5職種でスタッフ募集中!(原佑介)
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】<昨日のトランプ>トランプ大統領、最高裁判事に保守派を指名でバランスに変化?米3州の司法長官が入国禁止令に反発し、提訴!入国禁止、世論調査で半数が支持!トランプ大統領が日本の為替政策を批判!安倍総理、菅官房長官も珍しく異議?(原佑介)
┠――【2】「過労死ライン」を容認!?政府の打ち出す「働き方改革」の驚愕の中身!(原佑介)
┠――【3】築地市場・水産仲卸組合で「移転慎重派」早山豊氏が移転推進派の現職を破り、新理事長に選出!(福田玲子)
┠■<昨日の岩上さんによるインタビュー報告>岩上さんが『戦場へ征く、戦場から還る』著者の神子島健氏(成城大学ほか非常勤講師)に4時間のロング・インタビュー!トランプ大統領による「アメリカ・ファースト」のゆくえは?(平山茂樹)
┠■<新着記事>アルカイダ攻撃作戦中に米軍のオスプレイが墜落!沖縄での墜落機と同じMV-22~導入から30年超えのF-15戦闘機が那覇空港で立ち往生も!日本政府はいつまで米軍戦闘機に大金を払い続けるのか!?(城石エマ)
┠■<特別寄稿>残土「東京ドーム50杯分」の行方も未定!?『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』で第58回日本ジャーナリスト会議賞を受賞したジャーナリスト・樫田秀樹氏がIWJに寄稿!最新情報をレポート!(ぎぎまき)
┠■わとはぷ〜What happened today?1940年の今日は帝国議会で「反軍演説」が行われた日!
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■<はじめに>自民党が改憲議論本格化、まずは『緊急事態条項』から!改憲の論点整理し、憲法審査会に提示へ

 おはようございます。IWJでテキストに関わる業務を担当している原佑介と申します。

 衆参ともに3分の2以上の議席を改憲勢力が占めている――その頭の痛い事実がいよいよ猛威をふるうかもしれません。

 自民党憲法改正推進本部が一昨日1月31日の幹部会で、改憲項目の論点を整理し、党の見解を国会の憲法審査会に提示する意向を確認しました。2月7日から専門家を招いた勉強会をスタートさせるということです。

・自民の改憲論点整理、まず緊急事態条項から議論(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS31H3H_R30C17A1PP8000/

 しかも、勉強会でまっさきに議論されるのは、やはりIWJがかねてより警鐘を鳴らしてきた「緊急事態条項」。IWJは2015年の段階から、「2016年の参院選の真の争点は緊急事態条項だ」と言い続けてきました。ついに動き出すか…と、身構えずにはいられません。

 自民党改憲草案が記す「緊急事態条項」は、ファシストたちが居酒屋で、「こんな憲法があったらいいよなぁ」と酔った勢いで作ったとしか思えない代物で、シラフの我々からしたら、「平成ももうすぐ終わりそうだっていう時代に何を馬鹿な夢をみてるんだ!」と、どやしつけずにはいられない内容です。

 緊急事態条項の条文をみると、内閣総理大臣は震災や内乱、戦争「等」といった非常時に「緊急事態」を宣言することができ、宣言後は、内閣だけで「法律と同一の効力を有する政令」を制定できるとされています。そして国民は、「国その他公の機関の指示に従わなければならない」と定められています。

 これぞまさに麻生太郎副総理が言うところの「ナチスの手口」(2013年7月29日、国家基本問題研究所にて)で、ナチスは一般的に「全権委任法」で権力を掌握したと思われていますが、実際には憲法の「国家緊急権」を利用し、当時もっとも民主的といわれたワイマール憲法を無効化したことで全権委任法など、次々と悪法を成立させ、独裁体制を築いていったんですね。

 ドイツ近現代史が専門の東大教授・石田勇治氏は、岩上さんのインタビューで、安倍政権が創設を目指す「緊急事態条項」は、ナチスが悪用した「国家緊急権」に、「全権委任法」を合体させた恐ろしい条項だ、と語気を強めて指摘しています。

※参院3分の2議席で日本でも現実に!安倍政権が「学ぶ」「ナチスの手口」とは何か?絶対悪ヒトラー独裁政権の誕生過程を徹底検証! ~岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー2016.7.1
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/313466

 「憲法9条こそが改憲の本丸だ」という声も多くありますが、「憲法を無効化できる憲法」である緊急事態条項が通ってしまえば、もう憲法9条を変える必要だって必要なくなるといえます。また、緊急事態条項宣言には期限も明確には設けられておらず、その気になれば半永久的に緊急事態を継続できる欠陥品になっています。

 ちなみに、2015年11月にテロが起きたフランスでも非常事態宣言は発令されました。フランスの非常事態宣言は、集会の禁止や裁判所の令状なしに家宅捜査を認めるなど捜査権限を強化するもので、これまで5度にわたって延長が繰り返され、現段階では今年7月まで続くといわれています。

・フランス非常事態、来年7月まで 延長を閣議決定(産経)
http://www.sankei.com/world/news/161210/wor1612100037-n1.html

 安倍政権は、東京五輪を盾に「テロ」の脅威をことさら強調し、今国会で「共謀罪法案」の成立を目指していますが、緊急事態条項も一連の流れで創設させようというシナリオでしょうか。

 IWJはこの緊急事態条項創設の動きを迎え撃つべく、今夜よりシリーズ特集として連続再配信を開始します。本日放送するのは、2015年12月19日に行った、岩上さんによる永井幸寿弁護士インタビューです。

 永井弁護士は、阪神・淡路大震災以降、被災地で21年間にわたって災害関連法制に関わり、東日本大震災の際は日弁連災害復興支援委員会の委員長も努めました。永井弁護士は、災害時に必要なのは政府の権力強化ではなく、むしろ被災現場の自治体の権限を強化するほうが重要であると指摘し、「災害時に国家緊急権は必要ない」と断言されています。

 また、緊急事態条項が「テロ対策」になるかという点についても、「国家緊急権はテロで発動するに当たらない。なぜなら、テロは犯罪。大きな犯罪が起きても、平常時の統治機構は機能する」と一蹴。さらに、日本国憲法が過去の反省から、あえて緊急事態条項を設けていないという歴史的事実も紐解きました。

 緊急事態条項の危険性を知る上で、これ以上にわかりやすいインタビューはありません。ぜひ本日18時からの再配信をご覧ください!

※【シリーズ緊急特集 緊急事態条項がいよいよ国会へ!・IWJ_YouTube Live】
自民党改憲案の最大最悪の問題点!「ナチスの手口」が迫る!「国家緊急権は権力に濫用されてきた」 〜岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

 また、「再配信を見る時間がない…!」という方のために、岩上さんによる永井幸寿弁護士インタビュー全編を文字起こしし、丁寧に注釈もつけたメルマガ「岩上安身のIWJ特報!第254-260号」もWebで特別公開しました!サポート会員、もしくはまぐまぐ有料会員しか見られないIWJ特報を無料で全編公開することは異例中の異例ですが、それほどきわどい時期にさしかかっているため、岩上さんの判断で公開に踏み切りました。

 ぜひ拡散し、緊急事態条項の危険性を広めていただければと思います。

※災害対応に「緊急事態条項」は不要!安倍政権の卑劣な「惨事便乗型全体主義」を警戒せよ!~永井幸寿弁護士インタビュー(メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」第254-260号より) 2016.6.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/312256

 IWJは緊急事態条項をどのメディアよりも詳しく掘り下げ、あらゆる角度からその危険性を検証してきました。ぜひ、改めて「緊急事態条項特集」をご覧ください。

※【特集】これこそ「ナチスの手口」! 9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」  この上ない危険性!!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

 また、岩上さんが梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党改憲草案の意図を逐条で読み解いた『前夜』の増補改訂版では、緊急事態条項について大幅に加筆しました。こちらも合わせてご購入ください。

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 安倍政権は数の力を背景に身勝手な振る舞いを続けていますが、こちらも、「もうこれ以上のアホはやめておけ」と攻勢に回らなければなりません。IWJはメディアの中で、その先陣を切っていきたいと思いますので、どうかご寄付・カンパによるIWJへのご支援をよろしくお願い致します。

※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願い致します。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 また、皆さんに会員登録していただくことがIWJの経営の安定に直結します。現在の会員数は5804 名様となっていますが、2月15日までには、どうか6000名にまで回復させていただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。

※会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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◆中継番組表◆

**2017.2.2 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch6】16:10~「なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク主催『中央省庁交渉報告と活動交流会』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「核燃サイクル廃止を求める中央省庁交渉」の報告と活動交流会の模様を中継します。

【Ch4】16:30~「第4回 TOKYO MXへの抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※TOKYO MXの報道バラエティ番組「ニュース女子」が高江のヘリパッド建設に反対する市民運動に対し「デマ」や「ヘイト」などの悪意に満ちた番組を放送したことに対する抗議行動の模様を中継します。

【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【シリーズ緊急特集 緊急事態条項がいよいよ国会へ!・IWJ_YouTube Live】18:00〜「自民党改憲案の最大最悪の問題点!『ナチスの手口』が迫る!『国家緊急権は権力に濫用されてきた』〜岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※ 2015年12月19日収録の「岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」を再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

【Ch5】18:00~「『次の内閣』民進党 法務部門会議 『共謀罪』法案に関する有識者ヒアリング-保坂展人・世田谷区長 『共謀罪はどのように国会で審議されてきたか』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※民進党の法務部門会議 「共謀罪」法案に関する有識者ヒアリングを中継します。

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◆中継番組表◆

**2017.2.3 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch未定】13:30~「『海外派遣自衛官と家族の健康を考える会』設立についての記者会見」
※発言者は、大竹進氏(整形外科医)、蟻塚亮二氏(精神科医)、高遠菜穂子氏(イラクエイドワーカー)。

【IWJ_YouTube Live】16:00~「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上安身がインタビューします。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

IWJ x UPLINK コラボ企画 映画『オマールの壁』DVD発売記念! UPLINK Cloud ストリーミング IWJ会員限定 50%OFFキャンペーン
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/359718

国のリーダーは茶化すべき!悪魔化すれば本当の悪魔になってしまう!?オリジナルの曲名はその名も「ABE’s blues」!!~伊勢崎賢治 Jam Session
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357878

原子炉直下に「黒い塊」、福島第一原発2号機の格納容器内部映像が公開~IRID(国際廃炉研究開発機構)、東京電力によるペデスタル内事前調査結果報告――東京電力 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/360215

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■<ご報告>長谷川幸洋氏、IWJが送った「ニュース女子」についての質問状にいまだ回答なし!

 TOKYO MX「ニュース女子」内で沖縄ヘイトデマを止めようともせず、むしろヘイトやデマに加担した、番組の司会である東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏と東京・中日新聞に対し、IWJはその責任の所在を問う質問状を1月30日(月)に送付しました。その回答期限を本日2月2日中とさせていただきましたが、いまだに回答はいただけていません。

 先方には、本日中に回答がない場合、「公開質問状」に切り替える旨をお伝えしていますので、このまま返事がない場合、IWJのホームページに質問状をアップさせていただきます。メディアとしての説明責任を果たさず、このまま沈黙を続けるのか、残り数時間、長谷川氏、東京・中日新聞の良心に期待しましょう。

※TOKYO MX「ニュース女子」が垂れ流した沖縄ヘイトデマ!「基地反対派」は日当をもらって救急車も停めるテロリスト!?デマで市民らをテロリスト扱いする悪質な番組内容を検証(第1弾)! 2017.1.8
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/355370

■<IWJスタッフ募集のお知らせ>HELP!「会員管理」「一般事務」「記者・リサーチャー」「動画」「Web」の5職種でスタッフ募集中!

 さて、ニュース・フラッシュに入る前にIWJからお知らせです!

 IWJでは現在、「会員管理」「一般事務」「記者・リサーチャー」「動画」「Web」の5職種でスタッフを募集しています!

 特に事務系のスタッフは大募集中!社会問題に強い関心はあるけど、重い機材を担いで現場に出るのはちょっと体力に自身がない…という方など、もしくすぶっていらっしゃるようでしたらまずはIWJにご応募ください!複数職種の応募も可能です!

 小さな会社ですので、いろんなシーンで皆さんのお力を発揮していただけると思います!先月いっぱいで、長めの「旅」に出てしまった安道幹記者がいなくなった分、記者・動画の席も空いております!

 「募集フォーム」送信後、別途、履歴書をご送付ください!

【応募フォームはこちらです】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

【緊急募集!「会員管理」スタッフ応募フォームはこちらです】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdkLdGhUdnaWc4r9GGWbymkh1d1aMY3_zHvAMGbE68WHmBHXA/viewform

■<昨日の岩上さんによるインタビュー報告>岩上さんが『戦場へ征く、戦場から還る』著者の神子島健氏(成城大学ほか非常勤講師)に4時間のロング・インタビュー!トランプ大統領による「アメリカ・ファースト」のゆくえは?

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 岩上さんは昨日、『戦場へ征く、戦場から還る』などの著作があり、主に「戦場文学」を素材として戦後日本社会の「戦争認識」に関する研究を行っている神子島健(かごしま たけし)氏に、4時間に及ぶロング・インタビューを行いました。

 今回、こうしたインタビューが行われるきっかけとなったのは、神子島氏がIWJに寄せた「『リメンバー・パール・ハーバー』と『アメリカ・ファースト』は戦後秩序を破壊する『日米合作』か」という原稿でした。

※【IWJブログ・特別寄稿】「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方(神子島健 成城大学ほか非常勤講師)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357288

 昨年末の安倍総理による真珠湾訪問を、トランプ大統領の「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」と関連づけ独自に分析したこの原稿を読んだ岩上さんが、神子島氏に取材を打診。トランプ氏が「大統領令」を連発するなど、「暴走」にストップがかからない状態となっているなかでの、非常にタイムリーなインタビューとなりました。

 昨年、オバマ大統領と安倍総理の間で演出された、「ヒロシマ」と「パール・ハーバー」をめぐる日米間の「和解」。しかしこれは、日米同盟が「軍事同盟」であることを前提とした「和解」に過ぎず、むしろ「軍事同盟」としての性格を強化するものであると、神子島氏はインタビューの中で語りました。

 では、「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ大統領のもとで、日米のこの「軍事同盟」はどうなるのか? 安倍総理の持論である「戦後レジームからの脱却」と「アメリカ・ファースト」が組合わさることで、世界から完全に孤立するのではないか?

 こちらは現在動画の編集作業中です。完了し次第アップいたしますので、今しばらくお待ち下さい! また、神子島氏が東京大学に提出した博士論文をベースにしたご著書『戦場へ征く、戦場から還る――火野葦平、石川達三、榊山潤の描いた兵士たち』を、神子島氏のサインを入れたうえで、「IWJ書店」で販売いたします。こちらは、通常の物販ページではなく予約制となります。ぜひ、お買い求めください!

※【神子島健さんサイン入り】『戦場へ征く、戦場から還る――火野葦平、石川達三、榊山潤の描いた兵士たち』(新曜社)5,616円(税込)

【ご予約方法・ご注意】
・氏名・送付先住所を明記の上、office@iwj.co.jpまでメールでお申し込みください。
・メールタイトルを『神子島健さんサイン本予約』として下さい。
・ご予約メールを受付後、お振込み先などの詳細をメールでお送りしますのでお待ちください。
・ご予約受付期間:2017年2月1日(水)~15日(水)
・支払い方法:振り込みのみ(クレジットカード決済やPayPal決済はご利用いただけません)
・2/15の予約締切り後、サイン本の手配を開始するので、商品到着は2月末ごろの予定。

■<新着記事>アルカイダ攻撃作戦中に米軍のオスプレイが墜落!沖縄での墜落機と同じMV-22~導入から30年超えのF-15戦闘機が那覇空港で立ち往生も!日本政府はいつまで米軍戦闘機に大金を払い続けるのか!?

 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 1月28日、中東のイエメンで米軍が過激派の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を攻撃していた作戦の最中に、米海兵隊のオスプレイ1機が墜落し、3人の負傷者が出ました。

 ロイター通信によると、同作戦中には米兵1名とアルカイダの戦闘員14人、約30人の現地市民が死亡。死亡した米兵は、トランプ政権下での初の犠牲者となったといいます。米兵のご冥福をお祈りします。

・イエメンで米兵4人死傷、トランプ政権初の軍事作戦で(ロイター通信、2017年1月30日)
http://jp.reuters.com/article/usa-yemen-qaeda-idJPKBN15E0L4

 オスプレイと言えば、昨年12月13日に沖縄県沖で墜落事故を起こしたばかり。今回の事故機も、沖縄での事故機と同じ、MV-22だったといいます。

 さらにイエメンでの事故から数日後の1月30日、沖縄の那覇空港では航空自衛隊那覇基地所属のF-15戦闘機1機の前輪タイヤが外れ、滑走路で立ち往生し、2時間近く滑走路が閉鎖される事態に陥りました。那覇空港は軍民共用空港のため、滑走路の閉鎖により民間の航空機も足止めを余儀なくされたといいます。

 昨年から日本国内だけでも、米軍機の事故が相次いでいます。9月にはAV-8Bハリアーが沖縄県沖で墜落、12月には沖縄県沖でオスプレイが墜落、同日、普天間飛行場に別のオスプレイの機体が胴体着陸しました。

 一方で、日本政府は2018年度にも、新たにMV-22オスプレイ17機を佐賀県・佐賀空港に配備する予定であり、本来は1機あたり約80億円のところ、1機あたり200億円を支払うとされています。また、F-15戦闘機については、導入から30年以上も経った古い機体に、防衛省が何十億円と改修費を計上し続けています。

 こうした高額な戦闘機への出費の積み重ねで、日本の防衛予算はどんどん膨張。2016年度の防衛予算は、過去最大の5兆2358億円にのぼる見込みです。

・防衛予算、補正で膨張 過去最大5兆2358億円に(東京新聞、2017年1月18日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201701/CK2017011802000122.html?ref=rank

 日本はいつまで米軍の「欠陥機」に大金を払い続けるのでしょうか?この問題について、以下の記事にまとめましたので、ぜひ、ご一読ください。

※アルカイダ攻撃作戦中に米軍のオスプレイが墜落!沖縄での墜落機と同じMV-22~導入から30年超えのF-15戦闘機が那覇空港で立ち往生も!日本政府はいつまで米軍戦闘機に大金を払い続けるのか!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/360731

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170202

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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