■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「東京都知事選、野党統一候補・鳥越俊太郎氏に岩上さんが単独独占インタビュー！出馬に至った経緯、宇都宮健児氏との2回の面会の内容など、気になることを岩上さんがすべて聞きました！／7月10日の参院選投開票日は特番を配信！『改憲阻止』に向けた次なる準備を！」2016.7.16日号～No.1401号～■■■（2016.7.16 8時00分）

　おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

　7月10日に参院選の投開票が行われ、ひと息つく暇もなく始まった東京都知事選挙。「リベラル側」は、既に立候補を表明していた宇都宮健児氏が、「出馬取りやめ」という苦渋の決断をくだし、「野党統一候補」として立った鳥越俊太郎氏に一本化されることになりました。

　その鳥越候補に、昨日7月15日、岩上さんが単独独占インタビューを敢行！後段で改めて佐々木隼也記者に報告してもらいますが、出馬に至った経緯や、掲げる政策、宇都宮氏との2回の面会の内容、そして女性スキャンダルの噂の審議まで、岩上さんが直撃していますので、ぜひ、動画アーカイブをご覧いただきたいと思います。

　7月14日（木）の告示日を皮切りに、IWJでは、参院選と同様、都知事選の各候補者の街頭演説を精力的に中継・取材しています。鳥越候補、増田寛也候補、小池百合子候補の「主要3候補」はもちろん、”元ジャーナリスト”の上杉隆候補や、かつて「政界の牛若丸」の異名をとった山口敏夫候補、スマイル党党首のマック赤坂候補など、可能な限り多くの候補者の街頭演説を中継・取材し、東京が抱える様々な課題や今回の選挙戦の争点を可視化してゆきますので、どうぞ、ご注目ください！

★本日の日刊ガイドは、「ウィークエンド版」として、一週間の振り返りをお届けいたします。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■＜★昨日の岩上さんによるインタビュー報告★＞東京都知事選、野党統一候補・鳥越俊太郎氏に岩上安身がインタビュー！土壇場で出馬表明した経緯とは？政策は？・・・気になる疑問をすべて聞きました！（佐々木隼也）
┠■＜★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★＞「パナマ文書」をめぐり中央大学名誉教授・富岡幸雄氏にインタビュー／7月10日、参院選開票特番を配信（平山茂樹）
┠■＜★IWJが報じた1週間総まとめ★＞ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が都知事選に立候補／宇都宮健児氏が出馬取りやめの苦渋の決断／都知事選が告示、各候補者が第一声（平山茂樹）
┠■＜★お知らせ★＞「改憲への危機感」について寄稿文をお寄せください！
┠■＜★お知らせ★＞IWJスタッフ新規募集中！次の焦点は改憲のかかった「国民投票」です！ぜひ一緒に働きましょう！（平山茂樹）
┠■わとはぷ～What happened today？（太田美智子）
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◆中継番組表◆

＊＊2016.7.16 Sat.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

■□■□■東京都知事選関連■□■□■

【Ch5】12：00～「東京都知事選 増田寛也候補 歩行遊説」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※東京都知事選 増田寛也候補の歩行遊説を中継します。

【Ch4】16：00～「東京都知事選 鳥越俊太郎候補 街頭演説 ―応援弁士 長妻昭・民進党代表代行、小池晃・日本共産党書記局長」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京都知事選 鳥越俊太郎候補の街頭演説を中継します。

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【IWJ_KOCHI1】13：30～「原子力ムラの内実を知る男 牧田寛氏が語る『四電のジレンマvs消費者主権の展望』」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kochi1
※牧田寛・高知工科大学大学院工学研究科助教を講師に迎えて開催される講演会を中継します。

【IWJ_OSAKA1】14：00～「ちょっと待って！その『水道』の民営化」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※「特定非営利活動法人AMネット」ほかが主催の講演会を中継します。講師は、岸本聡子氏（オランダ・NGO トランスナショナル研究所）、奈須りえ氏（東京都大田区議会議員）。

【IWJ_AOMORI1】18：45～「大間で自由にみんなで語ろう2016」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1
※「大間原発反対現地集会実行委員会」主催のイベントを中継します。

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◆中継番組表◆

＊＊2016.7.17 Sun.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJ_AOMORI1】12：00～「第9回大間原発反対現地集会」
視聴URL： http://twitcasting.tv/iwj_aomori1
※「大間原発反対現地集会実行委員会」主催による第9回目の大間原発反対現地集会を中継します。

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■＜★昨日の岩上さんによるインタビュー報告★＞東京都知事選、野党統一候補・鳥越俊太郎氏に岩上安身がインタビュー！土壇場で出馬表明した経緯とは？政策は？・・・気になる疑問をすべて聞きました！

　おはようございます。IWJの佐々木です。

　昨日は、岩上さんが鳥越俊太郎・野党統一候補に単独独占インタビューを行いました！！

※2016/07/15【東京都知事選】岩上安身による野党統一候補・鳥越俊太郎氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/317473

　こちら、都知事選投開票日まではフルオープンですので、多くの方に拡散していただければ幸いです！30分とコンパクトなインタビューですので、どなたでもサクッとご視聴いただけること請け合いです。

　詳しい内容は本編をご覧になっていただくとして・・・個人的に気になっていたのは、直前に「おりる」という苦渋の決断をした宇都宮健児さんと2度にわたる面会で何を語ったかですよね。

　この面会での会話についても、鳥越さんは赤裸々に話してくれました。

　そしてもう一つ気になる点は、やはり政策についてです。鳥越さんは宇都宮さんの政策集を託されましたが、選挙戦はじまってからの第一声や街宣では、あまり言及されていません。

　特に宇都宮さんが念を押したという築地市場移転（豊洲新市場汚染）の問題、横田基地のオスプレイ配備の問題、東京外環道建設問題の3点。他にも東京都には、国家戦略特区やブラック企業の問題、舛添前都知事が自民党の虎の尾を踏んだと言われているカジノ問題など、課題が山積しています。

　鳥越さんは、上記すべての問題について「反対の立場です」と断言しました。しかし、築地や外環道の問題についてはすでに動き出している問題なので、「現実的な対応を考えなければならない」とも。今後、熟慮していくそうです。

　インタビューでは短い時間ですが、この政策についてもふんだんに語っていただいていますので、ぜひぜひ、本編の動画をご覧ください！

　また、鳥越氏のご著書を、ご本人のサイン入りで「IWJ書店」にて販売していますので、こちらもぜひお買い求めください！

※残り僅か!!【鳥越俊太郎さんサイン入り】『君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=215

※残り僅か!!【鳥越俊太郎さんサイン入り】『がん患者』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=216

■＜★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★＞「パナマ文書」をめぐり中央大学名誉教授・富岡幸雄氏にインタビュー／7月10日、参院選開票特番を配信

【1】中央大学名誉教授・富岡幸雄氏に岩上さんがインタビュー～「パナマ文書」が明らかにしたグローバル企業による租税回避の実態に迫る！

　7月9日（土）、岩上さんは中央大学名誉教授の富岡幸雄氏にインタビューを行いました。この日のインタビューでは、5月28日に続き、安倍総理による「消費税増税の再延期」という「新しい判断」について、さらにはグローバル企業による「タックスヘイブン」利用の実態を告発した「パナマ文書」に関して、岩上さんがお話をお聞きしました。

※2016/07/09 「グローバル経済の闇のメカニズム」を暴く！パナマ文書から消費増税まで～『税金を払わない巨大企業』の著者・富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー第2弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/315653

　「パナマ文書」が明らかにしたように、一部の富裕層と大企業だけがアベノミクスで潤い、その多くが租税回避して税収不足を消費税増税により庶民にツケを回す、などということがあっていいわけはありません。不公平きわまりない話です。しかし、安倍政権は「パナマ文書」の調査すら行う素振りも見せません。これは、重大な問題です。

　インタビューでは、世界最悪の「タックスヘイブン」と言われるロンドンのシティと米国の実態に迫りました。また、世界の税制格差を巧みに利用した巨大企業の戦略、日本の「税制回避の否認防止規定」などについても詳しくお聞きしましたので、ぜひ動画アーカイブをご視聴ください！

【2】参院選・開票特番を配信～女優の松田美由紀さん、”ヘビー級国会ウォッチャー”の宮崎信行氏がゲスト出演し、6月22日からの選挙戦を総括

　参議院選挙の投開票日が行われた7月10日、IWJでは”ヘビー級国会ウォッチャー”の宮崎信行氏をゲストにお招きし、参院選投開票特別番組を配信しました。番組内では、各政党の開票センターで取材を行ったIWJ記者と電話をつなぎ、記者会見やインタビューの様子をレポートしました。

※2016/07/10 【特番・第5弾】運命の分かれ道・2016年夏の参院選・投開票スペシャル！～改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/315913

　番組前半では、女優の松田美由紀さんにもご登場いただき、今回の参院選の結果に関して、感想をお話していただきました。選挙期間中、ご自身のTwitterで「緊急事態条項」の危険性について情報発信を行っていた松田さん。自民党、公明党の与党の当確情報が次々と入ってくるなかで、非常に強いショックを受けていらっしゃるようでした。松田さんがTwitterで発信した「緊急事態条項」の危険性に関しては、IWJのホームページ上で記事としてアップしていますので、ぜひご一読ください。

※【特別掲載】女優の松田美由紀さんが永井幸寿弁護士に訊く！～テレビがまったく報じない「緊急事態条項」って何？ どんなふうに「緊急事態条項」は危ないの？
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/314618

※2016/06/28 ラスト IWJ☆NIGHT～運命の分かれ道・2016年夏 参院選スペシャル～隠された真の争点・改憲による緊急事態条項導入を阻止せよ！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310152

　番組後半では、北は北海道選挙区から南は沖縄選挙区まで、各党各候補者の当落情報を確認し、宮崎氏に勝因・敗因を分析していただきました。また、東京選挙区から無所属で出馬し、惜しくも落選した三宅洋平氏と電話をつなぎ、岩上さんが、改憲に向けた「国民投票」に関する考えについて聞きました。

　今回の参院選を「天下分け目の戦い」と位置づけ、6月22日の公示日から全力をあげて報じ続けてきたIWJにとって、選挙戦を総括するような番組となりました。ぜひ、動画アーカイブをご視聴ください！

■＜★IWJが報じた1週間総まとめ★＞ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が都知事選に立候補／宇都宮健児氏が出馬取りやめの苦渋の決断／都知事選が告示、各候補者が第一声

【1】”ニュースの職人”鳥越俊太郎氏が東京都知事選挙に立候補表明！「憲法改正ということが射程に入ってきたことが参院選の結果を見てわかった」

　都知事選告示の2日前、ジャーナリストで”ニュースの職人”を自称する鳥越俊太郎氏が、都知事選に出馬の意向を表明しました。IWJでは、鳥越氏の記者会見の模様を取材・中継しました。

※2016/07/12【速報！】”ニュースの職人”鳥越俊太郎氏が東京都知事選挙に立候補表明！「憲法改正ということが射程に入ってきたことが参院選の結果を見てわかった」～宇都宮健児氏との調整は!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/316577

　出馬の経緯について鳥越氏は、「私が自分で手をあげたら、いろんなルートで野党につながって、『じゃあ支持しますよ』という話になった。野党から出馬の要請を受けた、ということではありません」と語り、野党統一や市民連合という枠組みでの出馬ではないと述べました。

　一方、会見の途中では、民進党の都連が7月11日に出馬を要請した、元経産官僚の古賀茂明氏が飛び入りで登壇する場面も。古賀氏は、「先週電話で話した際には、鳥越さんは都知事選には出ないとのことでしたので、私に話が来ましたが、急きょ出るとのことだったので、それなら（自分はおりて）応援します」と語り、自身の出馬取り下げを明らかにしました。

【2】「大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退という判断をしました」――7月13日、宇都宮健児氏が緊急記者会見を開き、都知事選への立候補を取りやめる苦渋の決断！

　7月13日夜7時45分、元日弁連会長・宇都宮健児氏が緊急記者会見を開き、都知事選への立候補の取りやめを表明しました。

　宇都宮氏は会見で、野党で候補者を一本化できなければ、野党に期待する市民側や社会運動に亀裂が入りかねないこと、保守の候補者が分裂し野党側にチャンスがあること、そして「野党統一候補」の鳥越氏が宇都宮氏の政策集について賛同を示したことが、出馬取りやめに至った理由だと説明しました。

　鳥越氏は、宇都宮氏が掲げてきた政策については「全部賛成できる」と発言されたようです。宇都宮氏は、具体的に、築地市場移転の撤回や、横田基地のオスプレイ配備の反対、東京外環道建設反対の3つの政策については念を押したとのこと。鳥越氏はそれらについても賛成の意を示したということです。

※2016/07/13 東京都知事選 宇都宮健児出馬予定候補による出馬に関する報告記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/316919

　立候補取りやめという苦渋の決断をくだした宇都宮氏の意志と政策を、鳥越氏が今後の選挙戦で活かしていくことができるのか、注目されます。

【3】都知事選が告示！IWJでは鳥越俊太郎候補、増田寛也候補、小池百合子候補の第一声を中継！

　7月14日（木）、東京都知事選が告示されました。参院選が終わったばかりですが、7月31日（日）の投開票日まで、約2週間にわたり熱い選挙戦が繰り広げられることになります。

　IWJでは告示日の14日、鳥越俊太郎候補、増田寛也候補、小池百合子候補の第一声を現場から中継しました。

　鳥越候補は新宿駅前でマイクを握り、「住んでよし、働いてよし、環境によし」の東京を目指すと訴えました。安倍政権下で悪化した格差の是正や、増大する非正規雇用問題の解消、そして「緑のなかで、非常にゆったりと過ごせるような東京を作りたい」などと訴えた鳥越氏は最後に、「私が当選すれば、初めて『東京都民に耳を傾ける知事』が誕生することになります」などと語りました。

※2016/07/14【東京都知事選】「住んでよし、働いてよし、環境によし」「みんなに都政を取り戻す」～野党統一候補・鳥越俊太郎候補が新宿駅前で告示後第一声、SEALDs奥田愛基氏も応援「鳥越さんに力を貸してほしい」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/317105

　千代田区の事務所前で第一声をあげた増田寛也候補は、開口一番、「都政の混乱に終止符を」と語り、都政に山積している課題として「子育ての不安」「高齢化への不安」「災害に対する不安」を挙げ、その解消に全力であたることを訴えました。

　驚いたのが、増田氏が「自然エネルギーの活用」を掲げたことです。増田氏は原子力損害賠償支援機構の運営委員や、経産省の作業部会で使用済み核燃料最終処分場選定の委員長を務め、都知事選の公示日前日まで東電の社外取締役を務めるなど、これまで原子力ムラを渡り歩いてきた人物です。何かの冗談としか思えない、滑稽な第一声です。

※【東京都知事選】増田寛也候補 告示日 第一声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/317102

　小池百合子氏の第一声は、池袋駅前でした。「一人の人間として組織やしがらみを超えて戦っていく」――。所属する自民党から推薦を得られず、「孤軍奮闘」を余儀なくされた小池氏ですが、この日は多くの支援者が集まり、意外にも、幅の広い層から支持を得ていることをうかがわせます。

　忘れてはならないのは、小池氏が生粋の改憲派だということです。小池氏は安倍政権による憲法改正を強力に後押しする日本会議の議員懇談会の副会長であり（安倍晋三氏は同会の特別顧問）、過去にはあの在特会の講演に登壇するなど、レイシストたちとのつながりも取り沙汰されている人物です。

※2016/07/14【東京都知事選】小池百合子候補 告示日 第一声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/317111

　今回の東京都知事選挙は、鳥越氏、増田氏、小池氏の3人が「主要3候補」と言われていますが、それ以外にも、「元ジャーナリスト」の上杉隆氏、元労相の山口敏夫氏、スマイル党党首のマック赤坂氏など、計21人が立候補を届け出ています。IWJでは、「主要3候補」を中心としつつ、候補者の街頭演説などを可能な限り取材・中継しますので、どうぞご注目ください！

■＜★お知らせ★＞「改憲への危機感」について寄稿文をお寄せください！

　7月10日に投開票が行われた参議院選挙では、自民党、公明党、おおさか維新の会の「改憲勢力」があわせて77議席を獲得。非改選の議員と、さらに改憲に賛成の意向を示している無所属の4議員をあわせると、参議院で3分の2議席に達することになってしまいました。安倍総理の「宿願」である改憲に向けて、いよいよ秒読み段階に入ったと言えます。

　うかうかしていると、国会での形だけの議論、そしてあっという間に改憲発議から「国民投票」までもっていかれてしまいます。国民が改憲の中身や、その重さについて、十分に考える時間があるとは思えません。IWJは岩上さんが先頭に立って、3年以上も前から、自民党改憲案のおかしさ、とりわけ緊急事態条項の危険性について警告を発してきましたが、世間に浸透させるのは本当に大変です。

　最近、やっと緊急事態条項の危険性が認識されつつあり、9条改正がカムフラージュに過ぎないことが、パロディ作品の中まで取り上げられるようになりました。以下、ぜひ、御覧になっていただきたいと思います。抱腹絶倒の傑作ですが、真実を言い当ててもいます。

※岩上さんの7月13日のツイートより
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/753311227791618049

　既存大手メディアは、選挙結果が判明するまでは「争点隠し」を行っていたにも関わらず、「改憲勢力」の3分の2議席到達が明らかになった途端、改憲について報じ始めました。「手遅れ」になってから、アリバイのために報じているとしか思えません。こうした既存大手メディアの権力にこびつつ、ポーズをとりつくろう偽善さには、本当に呆れ返るばかりです。

　しかし、ここで諦めてはいけません。大手メディアの報道を受けて、初めて今回の選挙が改憲のかかった、重大な選挙だったと気づいた方もいます。そうした中には、何も知らずに与党に票を投じた人もいます。のん気過ぎると、腹を立てる前に、この機をいかして、改憲の問題について、皆で考える気運を盛り上げたいと思います。

　そこでIWJでは、有識者の方々、それからこの「日刊IWJガイド」をご購読いただいているIWJ会員の皆様、サポーターの皆様、そしてこの参院選の結果を受けて、目前に迫った改憲への危機感について、寄稿を募りたいと考えています。

　以前にもIWJでは、昨年夏に国会で安保法制の審議が佳境を迎えた際、有識者の方々をはじめ、広く皆様方からの寄稿を募り、IWJのサイト上に掲載いたしました。今回も、その時と同じ要領で募集したいと思います。

※【特設ページ】安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%AE%89%E4%BF%9D%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%8F%8D%E5%AF%BE

　寄稿文は、下記のフォームで受け付けています。改憲に対する危機感について、ぜひ皆様のお考えをお寄せください！どうぞ、よろしくお願いいたします！

※IWJ寄稿文 投稿フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

　特に参院選では、全国各地でそれぞれ色模様の異なる選挙戦が展開されたはずで、全国各地の一般市民の方々の、見た、聞いた、参加したという政治参加の体験・経験もおりまぜて、ふり返りのレポートをしていただけたら、と思います。

　また、自民党改憲草案について、まだまだ理解していない、という人がかなりいることも明らかになっています。

※国会発議「急ぐべきでない」半数　憲法改正テーマに緊急調査 （京都新聞）
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160711000160

　抽象的な「改憲」の是非ではなく、今、問われているのは、具体的に示されている、自民党の改憲草案です。安倍総理は選挙の翌日には、「現行憲法を前文からすべて変えたい」と発言しました。ぜひ、現行憲法と自民党の改憲草案と、全部読み比べてください！

　岩上さんは、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに、第2次安倍政権が発足した2012年末から、この自民党改憲草案を逐条で検討する鼎談を行いました。この鼎談シリーズは『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』として一冊の本にまとまっています。全国の書店やAmazonの他、IWJのサイトでもご購入いただけますので、この機会にぜひお買い求めください！

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

■＜★お知らせ★＞IWJスタッフ新規募集中！次の焦点は改憲のかかった「国民投票」です！ぜひ一緒に働きましょう！

　7月10日に投開票を迎えた参院選では、6月22日の公示日から18日間にわたる選挙期間中、各地方で行われた候補者の街頭演説の中継を中心に、多くの中継市民の皆さんにご協力をいただきました。本当に、どうもありがとうございました。

　IWJでは、中継市民に加え、引き続きレギュラースタッフの募集を行っています。参院選での自公勝利に気を落としているあなた！気を落としている暇はありません！すぐに改憲を問う「国民投票」がやってきます！ぜひ、IWJのスタッフとして「日本の危機」を報じる仕事に携わってみませんか。皆様のご応募、お待ちしています！

◇◆会員管理◆◇

　会員のみなさまがIWJのサービスを心地よくお使いくださることができるよう、会員情報をお預かりして管理しているところです。会費のお手続きやサイト利用のご相談などの対応もさせていただいています。

【応募条件】

　会費やご寄付・カンパの金額などの社内情報の秘匿を守れる、慎重さを要する作業が得意、という方。お客様とのコミュニケーションに慣れている方。メール作成やエクセル表作成に慣れている方。

◇◆一般事務◆◇

　岩上さんのスケジュール管理やインタビューのアポ取り、来客対応やイベント開催の準備など、まさにIWJの「プロデュース部門」（事務リーダー・谷口スタッフ命名）。IWJの活動の「屋台骨」となる重要なお仕事です。

【応募条件】

　多くの作業を、同時に手早く確実に進めることのできる方。スケジュール管理の得意な方。電話対応の得意な方。協調性のある方。

◇◆テキストスタッフ◆◇

　募集中のテキストスタッフには、2種類あります。（1）記者職：現場や電話での取材をして記事を書き、日刊ガイドのデスクも担当。リサーチャーやパワーポイント作成、編集業務も含みます。（2）ライター職：収録された講演や国会中継の文字起こし、短い要約記事を書く仕事。こちらは在宅でも可能です。

【応募条件】

　現場からナマの情報を伝えたい、という熱い思いをもった方。と同時に、地道に調べものをする粘り強さのある方。ある程度、文章スキルを身につけた方。

◇◆WEBスタッフ◆◇

　募集中のWEBスタッフには、2種類あります。（1）7月末をメドに進行中の、IWJサイトを今よりずっと使いやすくする「WEB大改造プロジェクト」のメンバー。各記事ページのデザイン変更、メニューの追加・整頓、スマホ対応の作業。（2）日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理の作業にあたるWEB班メンバー。

【応募条件】

　（1）「WEB大改造プロジェクト」メンバー（短期契約）：HTML／CSSコーディングの経験のある方で、Webデザインの得意な方、スマホ対応サイトの作成経験のある方、PHP、JavaScript言語の経験のある方。週2日以上出勤可能な方、在宅作業も相談可、夜勤可能な方歓迎。

　（2）WEB班メンバー（長期契約）：HTML言語を知っている、Web作成した経験がある方、Webのデータ入力を素早く、ミスなくできる方、夕方以降、夜遅い時間帯に主に作業できる方、チームワークで動くので、明るく、協調性のある方。

※スタッフへの応募はこちらから！
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

◇◆中継市民◆◇

【応募条件】

　特にありません。元気に動ける方なら誰でも歓迎です！できれば運転免許のある、機動力のある方希望！中継機材の扱い方については、IWJ本部のスタッフがレクチャーします。必要な場合、ビデオカメラなどの機材も回線も貸し出します。

※中継市民への応募はこちらから！
https://docs.google.com/forms/d/1VBZLYidHi8w1XNCJ1vu4NB82NENhjaz-5ASVxH5Kamc/viewform?c=0&w=1

※本日の「日刊IWJガイド」のフルバージョンは、下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-160716