日刊IWJガイド・ウィークエンド版【参院選まであと15日!】「本日11時より、岩上さんが東電による『メルトダウン』隠蔽に関して郷原信郎弁護士に緊急インタビュー!/イギリスのEUからの離脱が確定、キャメロン首相が辞意表明/IWJでは各党各候補者の街頭演説に関する記事を続々とアップしています!」2016.6.25日号~No.1380号~


■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版【参院選まであと15日!】「本日11時より、岩上さんが東電による『メルトダウン』隠蔽に関して郷原信郎弁護士に緊急インタビュー!/イギリスのEUからの離脱が確定、キャメロン首相が辞意表明/IWJでは各党各候補者の街頭演説に関する記事を続々とアップしています!」2016.6.25日号~No.1380号~ ■■■
(2016.6.25 8時00分)

 おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 世界は今、大きな曲がり角を迎えているようです。

 昨日6月24日、イギリスでEU(欧州連合)からの離脱の是非を問う国民投票が行われ、離脱派が52%の票を獲得して48%の残留派をわずかに上回り、過半数に達しました。この結果、これから2年をかけ、イギリスはEUとの離脱協議に入ります。1973年に前身のEC(欧州共同体)に加盟して以降、43年にわたるイギリスのEU加盟に終止符が打たれることになりました。ヨーロッパは、分裂の危機を迎えることになったと言えます。

 今回の国民投票の結果を受け、イギリスのキャメロン首相は辞意を表明。10月の党大会後に辞職し、イギリスでは新たな首相を選ぶ選挙が行われることになります。

 イギリスによるEU離脱決定を受け、6月24日の東京市場は大混乱に陥りました。円高が急激に進み、一時1ドル=99円に。これは2年7ヶ月ぶりの値です。日経平均株価も、一時下げ幅が1300円を超えるなど大暴落しました。

 この事態を受けて麻生太郎財務相は緊急の会見を開き、「足もとの為替に極めて神経質な動きがみられる。世界経済や市場に与えるリスクを極めて憂慮している」と述べました。しかし、円安・株高で輸出企業と富裕層のみが儲けるアベノミクスにおいて、どんな操作を行おうと、外的要因で思惑はこなごなです。

 アベノミクス・ブームに乗せられて、株に手を出した個人投資家は、これまでも乱高下相場で痛い目にあってきましたが、今回は絶叫に近い悲鳴が聞こえてきそうです。また、こうした中でいつも気になるのは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用する国民年金資金です。今回の株価暴落により、いったいいくらの国民の年金が消えたのか、その額ははかりしれません。

 今回、イギリスでEUからの離脱派が残留派を上回った背景には、EU各国からイギリス国内に流入し続けている移民や難民が、英国人の雇用を脅かしている、というイギリス国内での認識があります。今回の結果を受け、フランスの極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首はただちに歓迎の意を表明。「フランスや他のEU加盟国でも国民投票の実施が必要だ」と語りました。また、米大統領選挙で共和党の指名権獲得を確実にしているドナルド・トランプ氏にとっても、追い風となることは間違いありません。

 移民・難民を排斥する極右の台頭により、イギリス発、フランス経由、そしてアメリカ着で、戦後の国際秩序がみしみしと音を立てながら崩れ始めているように感じます。同時にこれは、冷戦後に国民国家の役割を相対化してきたグローバリズムにも、ブレーキをかけるものとなる可能性があります。

 さて、今回のイギリスによるEUからの離脱確定は、日本の参議院議員選挙にどのような影響をもたらすでしょうか。日本人にとっては何よりも最大の気がかりです。

 自民党改憲草案を見れば一目瞭然ですが、安倍総理が目指す改憲とは、「緊急事態条項」を創設することで基本的人権を停止させるとともに、集団的自衛権を行使して米軍とともに世界中で戦争をする「国防軍」を創設しつつ、天皇を「象徴」ではなく「元首」と戴く「祭政一致の国家神道」の復活を含意するものです。

 これは、日本が戦前に復古し、国権を強化するベクトルと、米国にどこまでも忠実につき従ってゆく属国化、果ては植民地化へのベクトルという矛盾した真逆の方向を向く2つのベクトルを同時に抱えこむもので、いずれその矛盾によって破綻しかねないように思われます。

 ただそのウルトラナショナリズムと米国隷従のどちらにも共通するのは、日本国民の主権、人権、利益、権利が最小化されてゆくという点です。国民主権、基本的人権の尊重や平和主義といった、戦後の日本社会が日本国憲法を通じて守ってきた人類普遍の原理を覆し、戦後の国際秩序に対して挑戦し、孤立化を招くものです。米国の陰に隠れてさえいれば、あとは国内の国民の声も国際社会の米国以外の国々も無視するという、岩上さんいわく「ジャイアンに依存スネオファシズム」が極大化されます。

 この時、「スネオ化」した日本の支配層は、「国民は総活躍しろ、血を流せ、死ぬまで働け、ためこんでいる金は吐き出せ、働けなくなったら死ね」と先日の麻生氏の発言を現実化してゆくのでしょう。その意味で、今回のイギリスにおける危機は、日本にとっても対岸の火事ではありません。英国の危機よりも、日本の危機の方がはるかに深刻であるというべきでしょう。

 悲惨な戦争の記憶とともに築きあげられた平和と人権を守る戦後秩序を守るか、あるいは戦前の軍国主義とも少し違う「スネオファシズム」体制に突入してゆくのか。今回の参院選では、有権者一人ひとりに対し、このような問いが突きつけられていると言えます。

 今週、IWJでは6月22日に公示を迎えた参院選の取材に、最も時間を割きました。本日の「日刊IWJガイド」は、ウィークエンド版として、今週の岩上さんによるインタビューとIWJによる取材成果をふり返ってゆきたいと思います。

★本日の「日刊IWJガイド」ラインアップはこちら!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★本日の岩上さんによるインタビューのお知らせ★>「マムシの善三」主導で作成された東電「メルトダウン隠蔽」報告書の謎に迫る!郷原信郎弁護士インタビュー!(原佑介)
┠■<★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★>”重量級国会ウォッチャー”宮崎信行氏をゲストに招いての参院選特番第3・4弾を配信!
(平山茂樹)
┠■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>「日本会議」や「神道政治連盟」の正体とは?/激戦必至の東京選挙区、民進党の蓮舫候補、小川敏夫候補の街頭演説を中継!/青森県から野党統一候補の田名部匡代(たなぶまさよ)氏が第一声!(平山茂樹)
┠■<★お知らせ★>IWJで一緒に働いてみませんか?“本気”の仲間を募集中!(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆

**2016.6.25 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch1】11:00~「岩上安身による郷原信郎弁護士インタビュー」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※郷原信郎弁護士へ岩上安身がインタビューします。

【IWJ_OSAKA1】12:00~「参院選 民進党 大阪選挙区 尾立源幸候補 街頭演説 -応援弁士 蓮舫代表代行」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※参院選 民進党 大阪選挙区 尾立源幸候補の街頭演説の模様を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・熊本】12:45~「参院選 熊本選挙区 阿部広美候補 街頭演説 -弁士 志位和夫 日本共産党委員長ほか」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※参院選 熊本選挙区 阿部広美候補の街頭演説の模様を中継します。

【IWJ_AICHI1】13:20~「参院選 共産党 愛知選挙区 須山初美候補 街頭演説」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aichi1
※参院選 共産党 愛知選挙区 須山初美候補の街頭演説の模様を中継します。

【IWJ_NARA1】13:55~「参院選 民進党 奈良選挙区 前川清成候補 街頭演説 -応援弁士 池田真紀氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=nara1
※参院選 民進党 奈良選挙区 前川清成候補の街頭演説の模様を中継します。

【IWJ_OSAKA1】17:00~「大阪の未来を結ぶ市民共同街宣」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※市民による共同街宣を中継します。スピーチは、渡部結氏(日本共産党大阪選挙区候補)、平松邦夫氏(元大阪市長)、中野雅司氏(企業経営者)、笑福亭竹林氏(落語家)、市民有志。

【IWJ_AOMORI1】17:30~「民進党 街頭演説会 -弁士 青森選挙区 田名部 匡代候補、細野豪志 衆議院議員」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1
※民進党による街頭演説会の模様を中継します。

【Ch6】18:00~「いま、一(イチ)から『立憲民主主義』を考える」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「ガチで立憲民主主義を考える会」主催によるイベントを中継します。講師は、水上貴央氏(青山学院大学)・中野晃一氏(上智大学)・奥田愛基氏(一橋大学大学院生)・津田大介氏(ジャーナリスト)。

【IWJ_CHIBA1】18:30~「2016 参院選千葉選挙区 合同・個人演説会 in 浦安」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=chiba1
※参院選 千葉選挙区 合同・個人演説会の模様を中継します。

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◆中継番組表◆

**2016.6.26 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_HYOGO1】13:30~「この国に未来を築こう -安全保障関連法に反対する関西圏大学有志の会共同集会〜第1部・白井聡さん(京都精華大学専任講師)講演」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=hyogo1
※「『この国に未来を築こう』実行委員会」主催、「18大学有志の会」共催による集会の、白井聡氏(京都精華大学専任講師)講演会部分を中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「いま、問い直す台湾『ひまわり運動』―民主主義の作り方」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※「自由と平和のための京大有志の会」主催、「京都大学台湾留学生会」共催による勉強会を中継します。基調報告は、呉叡人氏(中央研究院台湾史研究所副研究員)。

【IWJ_KYOTO2】17:00~「参院選 京都選挙区 日本共産党 大河原壽貴候補 街頭演説 -弁士 志位和夫委員長」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto2
※参院選 日本共産党 京都選挙区 大河原壽貴候補の街頭演説の模様を中継します。

【録画配信・IWJ_AICHI1】18:00~「名古屋大学人の会 連続セミナー(第3回)シリーズ『民主主義を考える』(1)『18歳が選挙権を持つ意義』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※6月23日収録の「名古屋大学人の会 連続セミナー」第3回を録画配信します。講演者は本秀紀氏(名古屋大学教授・憲法学)。

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■<★本日の岩上さんによるインタビューのお知らせ★>「マムシの善三」主導で作成された東電「メルトダウン隠蔽」報告書の謎に迫る!郷原信郎弁護士インタビュー!

 おはようございます!記者の原です。

 この日刊IWJガイドが届くのが朝8時ですから、今から3時間後、岩上さんによる郷原信郎弁護士インタビューが行われます。

 今回お聞きするテーマは、東電の「メルトダウン隠蔽」問題。

 東電がメルトダウンをようやく認めたのは事故から2ヶ月後の5月でしたが、今年2月、東京電力のマニュアルに照らせば事故から3日後の2011年3月14日の時点で1、3号機は「メルトダウン」と判断できていたという事実が明らかになりました。

 なぜそんな重大な事実が隠蔽されたのか。東電は第三者委に調査を任せることにし、今月16日、調査結果が発表されましたが、その報告書は驚くべき内容でした。

 2011年3月14日夜の記者会見で武藤栄副社長(当時)に対し、清水正孝社長(当時)が広報担当社員を通じて「炉心溶融」などと記載された手書きのメモを渡させ、「官邸からの指示により、これとこの言葉は使わないように」などと耳打ちさせたとし、「清水社長が官邸側から、対外的に『炉心溶融』を認めることについては、慎重な対応をするようにとの要請を受けたと理解していたものと推認される」と結論付けたのです。

 官邸の指示!?国家ぐるみの隠蔽だったのか!?と思ってしまいますが、当時首相だった菅直人氏は、ただちに「『炉心溶融』という表現を使わないように指示したことは一度もない」と反論。当時官房長官だった枝野幸男氏は「参院選を目前にした公表は選挙妨害の疑いも免れない」「厳重に抗議する」として法的措置も検討するということです。

 清水前社長の記憶はあいまいで、第三者委は当時の官邸にいた政治家には聞き取りを実施しておらず、「官邸の誰から具体的にどんな指示、要請を受けたかを解明するに至らなかった」として、追加調査もしない方針です。

 いったい何が真実なのか、一般の国民にはひどくわかりづらい話ですが、気になるのは、今回の第三者委には、「マムシの善三」と呼ばれる、東京地検特捜部出身の佐々木善三弁護士が参加していること。佐々木弁護士は、舛添氏の政治資金をめぐる調査にも参加し、事実認定が「舛添知事寄り」だとして批判を受けたばかりです。

 同じく検察官出身の郷原弁護士は、自身のブロクで、今回の調査報告書について「思い切り『東電寄り』の認定を行っている」と指摘。また、清水社長は事故直後に体調不良で入院しており、彼が行った福島原発事故への対応は、極めて僅かなものでしかないため、もし、清水社長が、「炉心溶融」という言葉を使わないように官邸から指示を受けたのだとすれば、それは強烈に印象に残っているはずであると喝破。報告書の矛盾を鋭く列挙されています。

※「マムシの善三」、東電「第三者委員会」でも依頼者寄りの“推認”
https://nobuogohara.wordpress.com/

 民進党の足を引っ張りたいのか、参院選直前のこのタイミングで公表された、ほころびだらけの報告書。今日はこの問題について、岩上さんががっつりと郷原弁護士のお話しをお聞きしますので、ぜひ御覧ください!

■<★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★>”重量級国会ウォッチャー”宮崎信行氏をゲストに招いての参院選特番第3・4弾を配信!

 今週は、6月20日(月)と21日(火)の2日連続で、参院選の当落予想を行う特別番組「運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン!」の第3弾と第4弾を中継・配信しました。

 ゲストには、第1弾と第2弾に続き、元日本経済新聞記者で”重量級国会ウォッチャー”の異名をとる宮崎信行氏をお招きしました。第3弾では、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方の3ブロックを、第4弾では各選挙区の具体的な票読みと比例代表の予想を行いました。

※2016/06/20 【特番・第3弾】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル! ~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン!ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310449

※2016/06/21 【特番・第4弾】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン! ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310661

 今回の選挙で野党は「安倍政権の暴走ストップ」を合言葉に、全国の一人区で「野党統一候補」を立てることに成功しました。しかし、全国の情勢を見てみると、やはり西日本を中心に、自民党が選挙に圧倒的に強いことが改めて実感されます。関西ではおおさか維新の強さが目立ち、このままだと、改憲勢力が大幅に議席を伸長する可能性が高まってきました。

 だからこそ、「改憲勢力3分の2」を阻止するためにも、「3分の2」という事態が現実になったら、個々人がどんな目にあうのか、その情報を可能な限り、ひろげ知らせていくことが急務です!取り返しがつかないことを、ネットをやらないテレビに頼っている地方の年配の方々などにも隅々まで届けるようにする必要があります!

 野党が勝てる可能性がある一人区では、絶対に勝ちを取りこぼさないこと。そして複数区では、自民や公明党やおおさか維新などの改憲勢力に対して、護憲を訴える野党候補が競り勝って、1議席でも多く食い込むことが重要だと思います。

 何より大切なことは、危機感をもった有権者が、一人でも多く投票所に足を運んで「非改憲勢力」へ一票を投じることです。自民の選挙区では野党候補が分が悪く死票になりそうだ、と思っても、比例区の票がありますから、くれぐれもあきらめずに、投票所へお運びください!

 宮崎氏をゲストに招いての特番は、第1弾で北海道・東北地方と関東地方を、第2弾では中部地方と関西地方を扱っています。こちらをご覧いただければ、お住まいの選挙区が現在、どのような状況なのか、宮崎氏の的確な分析により、手に取るようにお分かりいただけるかと思います。ぜひ、下記URLより動画アーカイブをご覧ください!

※2016/06/06 【特番】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン!ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/306736

※2016/06/10 【特番・第2弾】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン! ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/307827

■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>「日本会議」や「神道政治連盟」の正体とは?/激戦必至の東京選挙区、民進党の蓮舫候補、小川敏夫候補の街頭演説を中継!/青森県から野党統一候補の田名部匡代(たなぶまさよ)氏が第一声!

【1】安倍政権を裏で支える「日本会議」や「神道政治連盟」の実態に迫る!宗教学者・島薗進氏に取材した検証レポートをアップしました!

 IWJでは6月18日、第2次・第3次安倍政権の閣僚のほとんどが所属する「神道政治連盟議員懇談会」や「日本会議議員懇談会」といった「宗教右派」の運動の実態と狙いについて検証するレポート記事をアップしました。

 ※【IWJ検証レポート】改憲への熱情の底にひそむ「国体復活論」~安倍政権を思想的に支える日本会議、神道政治連盟、そして伊勢神宮の「真姿」とは――宗教学の第一人者・島薗進氏(上智大学教授)に訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310114

 今回、IWJでは、東京工業大学教授の中島岳志氏との共著『愛国と信仰の構造~全体主義はよみがえるのか』(集英社新書)が話題を呼んでいる、宗教学者で上智大学教授・東京大学名誉教授の島薗進氏に取材を敢行。安倍総理の思想的バックボーンについて、詳しくお話をお聞きしました。

 安倍総理が改憲によって「取り戻そう」としている「美しい日本」とは、大日本帝国における、天皇を中心とした祭政一致の「神権国家」に他ならない、と島薗氏は喝破します。つまり、主権者は国民ではなくなってしまうのです。「国民主権」が奪われたら、基本的人権も、平和主義も、言論の自由も、すべて危うくなります。

 このことは、最近、ネットで拡散されている「創生日本」の集会で、第一次安倍政権で法務大臣を務めた長勢甚遠氏が、「国民主権、基本的人権、平和主義、これをなくさなければ本当の自主憲法ではないんですよ」などと発言していることからもうかがえます。

 では、今回の参院選で、私たち有権者一人ひとりは、どのような点に注意して投票すればよいのでしょうか。記事全編はIWJ定額会員の方のみお読みいただけますので、この機会にぜひ、会員にご登録ください!

【2】「大学卒業者の4割が非正規雇用。奨学金の利子も返せない。こういう学生を増やすことが本当に自己責任なのか」――参院選東京選挙区・蓮舫候補第一声!

 参院選が公示された6月22日の18時30分から、表参道交差点で東京選挙区の蓮舫候補が公示後初の街頭演説を行いました。

 応援演説の柿沢未途衆議院議員から「民進党代表代行として全国を飛び回るため、自らの選挙区でマイクを握るのは3日間しかないと言われている」と明かされ、玉木雄一郎衆議院議員からは「最も応援する必要のない候補者」と冗談交じりに紹介された蓮舫議員は、経済問題を中心に話しました。

 「安倍総理の経済政策は、税金を大企業・輸出企業に流し、結果としてみんなが潤うというものだったはずだ。しかし3年半経ったが輸出は伸びていない。大企業は確かに儲かったが、その利益はどこに行ったのか?」

 そう話す蓮舫議員は、「安倍さんの育ってきた50年前、日本はミラクルと呼ばれる高度経済成長を遂げていた。何もない時代から立ち上がって、物を作れば売れた。企業は利益を設備投資や雇用に回し、賃金を上げた。これが50年前の経済の好循環だ。今、日本は成熟国家になり、物があふれる国になった。総理には今の時代を見てもらいたい」とアベノミクスを批判しました。

※「政治は決して遠くない」高度成長期だった50年前の成功体験ではなく、成熟国家になった今の日本に合った再配分を!参院選東京選挙区・蓮舫候補第一声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310986

【3】激戦の東京選挙区!民進党は2議席獲得なるか!?元法相・小川敏夫候補の街頭演説をアップ!「働く人を大切にする!」と渾身の訴え!

 6月22日に東京都内で行われた2つの街頭演説に関して、テキストをアップしました。1つ目は、新宿伊勢丹前で行われた民進党の小川敏夫候補(東京選挙区)の街宣。もう1つは、新大久保で行われた民進党の有田芳生候補(比例代表)の街宣です。

 定数が5から6に増えた東京選挙区で、民進党は蓮舫代表代行と、この小川敏夫候補2人の当選を目指しています。この日は、応援演説に、民進党の岡田克也代表、長妻昭代表代行、最大の支持母体である連合の神津里季生(こうづ りきお)会長が駆けつけるといった力の入れようでした。

 知名度と人気で蓮舫候補が当選確実だとしても(あと自民党の中川雅治候補、公明党の竹谷とし子候補も組織票で当選確実だそうです)、法曹三職の経験のある実力派候補・小川敏夫氏が2人目として入るかどうかは改憲勢力阻止のため重要なポイントとなります。

 他に残り3議席を狙う有力なライバルはバレーボール五輪代表の朝日健太郎(自民)、おおさか維新から出直して多くの人の驚きを誘った田中康夫氏、共産党の山添拓氏が争います。このなかで「改憲STOP!勢力」の候補は、小川敏夫候補(民進)、三宅洋平候補(無所属)、山添拓候補(共産)。社民党から出馬の増山麗奈候補も非改憲勢力ですが、知名度と組織力に劣り、当選圏内に入ってくるのは相当難しい見込みです。

 東京のど真ん中である新宿で、小川候補は何を訴えたのか?ぜひ、全編動画をご覧ください!

※2016/06/22「やらなくてはならないのは、働く人を大切にするということ」――民進党・小川敏夫氏(東京選挙区)が新宿伊勢丹前で演説~岡田克也代表、連合・神津里季生会長が応援
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/311047

 一方、民進党の比例代表から立候補している有田芳生候補は、5月24日に可決・成立した「ヘイトスピーチ対策法」の立役者らしく、新大久保で第一声を行いました。

 有田候補は、演説の中で、在日朝鮮人を対象とした排外差別デモや「ヘイトスピーチ」の危険性を訴えるだけでなく、「参議院選挙で与党が3分の2を占めてしまえば、この71年続いてきた日本の平和は崩される」と、安倍政権が進める改憲の動きに対しても、強く、鋭く、警鐘を鳴らしました。

※2016/06/22 「ヘイトスピーチ対策法」成立に尽力した民進党・有田芳生候補(比例代表)が東京・新大久保で第一声!「安倍政権のもとで、日本の平和が崩されようとしている」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/311055

【4】青森県から野党統一候補の田名部匡代(たなぶまさよ)氏が第一声!「平和をつかみとる!未来を守る!平和憲法を守る!生活を守る!この故郷、青森を守る!」

 全ての選挙区が一人区となった東北では、青森選挙区で民進党公認、野党統一候補の田名部匡代(たなぶまさよ)氏が第一声をあげた様子を、IWJは取材しました。

 宮沢喜一内閣で農林水産大臣を務めた田名部匡省(まさみ)氏の娘でもあり、衆議院議員も務めた田名部候補は、知名度もいくらか浸透しているようですが、青森選挙区は「自民王国」。今回の自民候補は、2010年、民主党に追い風の吹いていた当時にも当選をかっさらっていった超強力な現職・山崎力氏です。

 田名部候補は第一声をあげた日、他の候補者のように選挙カーの上からではなく、車の前に立ち、市民と同じ目線に立って語りかけました。

 「平和をつかみとる!未来を守る!平和憲法を守る!生活を守る!この故郷、青森を守る!」という力強い叫びの後には、自ら市民の間を縫って歩いて「ドブ板」姿を見せるシーンも。

 選挙結果を左右するのは、やはりこの「市民目線」であることは間違いありません。ぜひ、下記の記事から、田名部候補の演説と「ドブ板」姿をご確認ください!

※一人区・青森、自民一強の地で、野党共闘は力を発揮できるか!?~民進党・田名部匡代(たなぶまさよ)野党統一候補が第一声!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310933

■<★お知らせ★>IWJで一緒に働いてみませんか?“本気”の仲間を募集中!

 IWJでは、今回の参院選で街頭演説の中継をお手伝いしてくださる方を緊急で募集しています!「我こそは!」という方は、ぜひご応募ください。ただし、どの部署の応募に関しても、「IWJの取材活動や報道姿勢を理解している」方に限らせていただいています。また、ご応募の際は、あらかじめ履歴書も一緒にお送りください。

※スタッフへの応募はこちらから!
http://bit.ly/1ALJypQ

※本日の「日刊IWJガイド」のフルバージョンは、下記URLよりご覧ください!
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan_160625

それでは今日も1日、よろしくお願いします!