■■■日刊IWJガイド・番組表「【参院選まであと31日】安倍総理が『いわくつき』の選挙区・山形で農協票固め!/常習犯に注意!憲法改正の『本丸』を経済政策で隠す『自民の手口』再び!/米大統領選、ヒラリー対サンダースに幕!?ヒラリー候補、民主党指名獲得を確実に!」2016.6.9号~No.1364号~■■■
(2016.6.9 8時00分)
おはようございます!IWJ記者の原です。
参院選投開票日まであと31日。つまりあと1カ月です!きっと、あっという間です!はやくもウズウズしますね!IWJは毎日カウントダウンを行い、完全に選挙モードで各党の動きを伝えるとともに、今回の選挙の争点が、改憲勢力が3分の2の議席を確保するのを阻止する選挙であることを訴えています。
もし、3分の2の議席を改憲勢力にとられ、改憲発議が可能になってしまったら、「緊急事態条項」を持ちだしてくるのは間違いなく、岩上さんは、「それは現行憲法秩序を完全に麻痺させる全身麻酔を施すに等しいことだ。しかもその麻酔は延長に次ぐ延長で永遠に眠りから醒めない」と強く警鐘を鳴らしています。
岩上さんはさらに、「国民が眠っている間に好き勝手に『政令』という名の違憲の法律を次々と出して、この国のかたちを変える国家改造手術を施してしまえる。米国に都合のよい戦争に参加するためだ。改造後の国家は、今の日本とまったく似ても似つかないものとなる。こんな恐ろしい『ナチスの手口』『ショッカーの手口』を何としても阻む必要がある」とこれまでにも繰り返し訴えてきました。
しかし、与党・自公も着実に「勝ち」に向けて動いています。
安倍総理は昨日、参院選に向けた全国遊説を山梨県からスタートし、甲府駅前で支持を訴えました。安倍総理は消費税増税の再延期に理解を求め、共産党などと野党共闘を展開する民進党を「こんな勢力にこんな勢力に子どもたちの未来を託していいのか。絶対に負けるわけにいかない」といつもの調子で批判したそうです。
その安倍総理は本日9日、山形県を訪問し、農業者らと対話するとのこと。今回の参院選では、野党統一候補として前回の参院選にも出馬した舟山康江氏と自民党の月野薫氏が激突する山形選挙区ですが、実はこの山形、なかなかの「いわくつき」の選挙区なんですね。
前回の参院選・山形選挙区では、自民党の大沼瑞穂議員が27万票超を獲得し、当選。対抗馬となった元「みどりの風」の政調会長である舟山康江氏は25万票超で惜敗という結果になりました。このときは、自民党のTPP政策に危機感を抱いた山形農政連が舟山氏に推薦を出したことも影響し、結果、かなりの大接戦となり、山形は全国で最後まで当確が出なかった選挙区として注目を集めました。
ところが、「事件」はそのあとに起こりました。
投開票から10日も立たない2013年7月30日、山形県庄内地方の農業協同組合がコメの販売手数料でカルテルを結んでいた疑いが強まったなどとして、公正取引委員会は、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で、農協や上部組織のJA全農山形など約10カ所を立ち入り検査。農協によるカルテル疑惑がかけられたのは初めてのことでした。
※山形・庄内の5農協カルテル容疑 コメ販売手数料で(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG30016_Q3A730C1CC0000/
農協関係者の間には「なぜ山形・庄内にこの時期に?」との疑問が広がり、やはり、参院選山形選挙区で舟山氏を推薦したことへの「制裁」ではないかとの憶測が飛びました。
岩上さんはこれについて、「政治的な思惑によって行政の公平性や公正性は歪められたことになる。たいへんな『事件』で、許されるはずがない。政治的な『弾圧』だと言っていい」と批判しています。
そうした不自然な「事件」が起きたあと、今回は、山形農政連は「圧力」に屈したのか、舟山氏への「推薦」はせず、「自主投票」にとどめると決定。野党共闘で共産党の約3万票が舟山氏に流れてくる可能性はありますが、JA票が与野党に分裂すれば、どちらが当選するかはまったくわかりません。
安倍総理はこうした険しい状況を打破するため、今日、山形入りし、参院選勝利の基礎固めを図るものと思われます。逆に言えば、安倍総理がこの山形選挙区を重視している、ということ。迎え撃つ舟山康江さんは元農水省の官僚であり、農政に精通しています。そうした立場から、旧民主党時代からTPPに強い懸念を抱き、山田正彦氏らと一緒になって「TPPを慎重に考える会」を立ち上げ、同党内でTPP反対派を形成してきました。
その後、TPPを推進する民主党主流派と決別して「みどりの風」結成に動き、「みどりの風」が解散した今回は無所属でこの選挙に臨みます。信念を貫き通している舟山氏は、今回の選挙において、第一次産業を守り、TPPに反対する「シンボル」のような候補です。彼女が勝つか、負けるかは、山形だけの問題ではなく、日本中の農業に依存する地方に影響を与えるでしょう。
安倍総理は国会閉会後、地方視察の日程を増やしていますが、全国の各地で、山形選挙区のような、与野党どちらの候補が勝つかわからない「紙一重」の選挙区が存在します。そこで競り勝つか、競り負けるかが、勝負の分かれ目です。
詳しくは、元日経新聞政治部記者で「ヘビー級国会ウォッチャー」の宮崎信行氏をむかえて6月6日に行ったIWJ特番「参院選を徹底予想分析スペシャル!第一弾」をご覧ください。舟山氏の対抗馬である自民・月野候補に関する岩上さんの独自情報も紹介されています!
明日、さっそく第二弾として西日本方面の情勢分析も行います!憲法改正がかかった運命の参院選投開票まであと31日、紙一重の闘いを乗り切るため、それぞれができることを全力でやりきりましょう!それぞれにやれることはあるはずです!みんなで街にでましょう!
※【特番】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン!ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/306736
詳しくは後ほど、各記者が報告しますが、本日もIWJは選挙報道に全力を尽くします!
IWJの精力的な取材には経費がかかります。どうか、IWJの取材活動を有料会員として支えてください!現在の会員数は、昨日段階で5989 名様となっております!まもなく6000人台に再々到達しますが、まだ足りません…。どうかよろしくお願いします!皆さまからいただくご寄付・カンパも取材活動費として充てさせていただきますので、ご支援のほど、なにとぞよろしくお願いします!
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┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>常習犯に注意!憲法改正の「本丸」を経済政策で隠す「自民の手口」再び!/米大統領選、ヒラリー対サンダースに幕!?ヒラリー候補、民主党指名獲得を確実に!/宮城県教育委員会は「言論弾圧」!?蔓延するファシズムの空気に警戒を!(原佑介)
┠■背水の陣!社民党・福島みずほ議員の「ずんずん街宣ツアー」にIWJが密着!朝9時から夕方6時までCh5で中継!(ぎぎまき)
┠■いまだに「トリクルダウン」を信じている!?東京選挙区の自民党公認候補者・朝日健太郎氏の「トンチンカン」な言い分!(安道幹)
┠■田中康夫氏が東京選挙区で「おおさか維新」から出馬表明し記者会見!「おおさか維新とベクトルは同じ」!?IWJは緊急事態条項への認識を確認!(安道幹)
┠■「これは氷山の一角。終わりではない」パナマ文書報道を担当した記者3人がシンポジウム!本日18時よりCh4で録画配信します!(佐々木隼也)
┠■岩上さんインタビュースケジュールご紹介!
┠■わとはぷ~What happened today?(神野明里)
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◆中継番組表◆
**2016.6.9 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch5】9:00~「福島みずほ 神奈川ずんずん街宣ツアー」
視聴URL Ch5: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
視聴URL CAS・IWJ_ch5: http://twitcasting.tv/iwj_ch5
※福島みずほ参議院議員による「神奈川ずんずん街宣ツアー」を中継します。12時以降は、USTREAMでの中継と同時に、「CAS・IWJ_ch5」でも配信を行う予定です。
【IWJ_YAMAGATA1】14:00~「安倍晋三総理 街頭演説」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=yamagata1
※霞城セントラル前で行われる、自由民主党・安倍晋三総裁の街頭演説を中継します。
【IWJ_YAMAGATA1】15:20~「安倍晋三総理 街頭演説」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=yamagata1
※ヤマザワ南陽店で行われる、自由民主党・安倍晋三総裁の街頭演説を中継します。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【録画配信・Ch4】18:00~「第17回報道実務家フォーラム『「パナマ文書」はこうして取材・報道した』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※6月2日に開催された、第17回報道実務家フォーラムを録画配信します。主催は「早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース取材報道ディスカッショングループ」。
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◆中継番組表◆
**2016.6.10 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch1】18:30~「【特番・第2弾】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン! ゲスト:元日経新聞政治部記者・宮崎信行氏、司会:岩上安身、プレゼンター:IWJ記者」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※特番・第2弾を中継します。ゲストは元日経新聞政治部記者の宮崎信行氏。
【Ch未定】18:30~「立憲デモクラシー講座 第12回 ―講師 岡野八代氏(同志社大学大学院教授・政治学)『女性と政治と憲法と』」
※「立憲デモクラシーの会」主催の連続講義「立憲デモクラシー講座」を中継します。講師は、岡野八代氏(同志社大学大学院教授・政治学)。
【Ch未定】19:00~「T-nsSOWL 安倍政権の退陣を求める国会前抗議」
※「T-nsSOWL」主催の国会前抗議を中継します。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】17:30~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8
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■背水の陣!社民党・福島みずほ議員の「ずんずん街宣ツアー」にIWJが密着!朝9時から夕方6時までCh5で中継!!
おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。
一日一日がカウントダウンです!!!参院選までのこり31日となりました!IWJの取材は、これからますます選挙戦に大幅シフトしていきますのでよろしくお願いいたします!
今日は「注目の候補者密着取材」を敢行します!
その候補者とは、岩上さんのインタビューにも何度も応じていただいている、IWJではおなじみの、社会民主党の福島みずほ参議院議員です!IWJの中継にも、毎日のようにお顔を出されています。今回改選を迎える福島議員は、比例から立候補し、再選を狙います。
市民が集まるところに福島みずほ議員の姿あり――。
議員会館内で市民集会を開催するには、国会議員の名前で集会部屋の利用を申請する必要があります。私は数々の市民集会を取材してきましたが、福島議員事務所が申請していたケースがかなりの割合を占めていました。福島議員はそうした一般市民と国政とをつなげるパイプの役割を長年果たし、またご本人も集会に常に顔を出し、市民の意見に耳を傾け、市民の声をダイレクトに国会で代弁してきた市民派の代表的な議員です。
国会にいるのが当たり前のような福島議員ですが、「今回の選挙は厳しいものになる」という声もあちこちから聞こえてきます。福島議員自身の人気があっても、所属する社会民主党の党勢の凋落がはなはだしく、比例で同党が苦戦すれば、福島氏も沈んでしまう可能性があるからです。
もし、福島議員が落選すれば、国会質問を通した鋭い追及がなくなるばかりか、国会内での市民集会も自然としぼんでいってしまうかもしれません。市民運動全般にとっての危機だと言えるでしょう。
現在、連日行なっている街宣活動でも、福島議員はこれまでのように街宣車の上から演説を行うのではなく、地べたに立ち、道行く人々ひとりひとりに語りかけています。福島議員は弁護士であり、議員人生18年のベテラン議員ですが、客観的に見て、これだけ素朴な市民感覚を持ち続け、きさくで、市民との距離も近い議員は他にいないと思います。これは思想・信条・政策に関係なく、左右を超えて全議員を見渡した上での話です。
今、福島議員の応援に集まるボランティアの数が急激に増えてきています。自分たちが放っておいても自力で余裕で当選してくるだろう、などと傍観的な態度では、福島議員を再選させられないかもしれない、という危機感が急速に広がりつつあるということです!応援に駆けつけている市民の一人に話を聞くと、「福島みずほは国会に必要だ!」と確信する理由の一つに、やはりこのブレない市民感覚と距離感があると言います。
「山本太郎が3年前に起こしたような市民のうねりを起こしたい」。その市民いわく、市民のうねりがあれば、福島みずほ議員をもう一度国会に送ることができると希望を語っていました。逆に言えば、このままでは厳しい結果が待ち受けているかもしれないということです。
本日IWJが行う「福島みずほ 神奈川ずんずん街宣ツアー」の中継では、福島議員がとりくむ選挙活動と、福島議員を応援する市民の姿を報じられればと思います!中継は朝9時からCh5です!
【Ch5】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
午後12時からは、スマホからも手軽に視聴できるツィキャスでの配信も開始します!
【ツィキャス・Ch5】
※http://twitcasting.tv/iwj_ch5
IWJは今後、候補者の取材を可能な限り続けていきたいと考えています!どうか、中継スタッフとしてお手伝いいただける方は、ご連絡ください!!次の選挙を悔いのないものにするために色々できることがあると思いますが、IWJのカメラで候補者を追い、その声を拡散することも、できることの一つだと考えています。技術がなくても、カメラ機材がなくても大丈夫です!IWJスタッフが教えますし、サポートしますし、機材もお貸しします。
今回、改選にかかる議員さんは沢山います。岩上さんのインタビューにも応じてくださった民進党の元法務大臣、小川敏夫氏(東京選挙区)もその一人。ヘイトデモの現場には必ず居合わせ、可決したばかりのヘイトスピーチ解消法の成立をリードしてきた民進党の有田芳生議員(比例全国区)もそうです。安保法反対では与党の解釈を根底から覆した「昭和47年政府見解」を根拠に「安保法廃案」を迫った小西洋之議員(千葉選挙区)もいます。
また、元アナウンサーの真山勇一議員(神奈川選挙区)の街宣には、今、アナウンサーの徳光和夫さんが応援に駆けつけているともいいます。選挙戦はすでに始まっているんですね。
「参院選における改憲勢力3分の2阻止」は、岩上さんが示したIWJの方針でもあります。憲法改正がかかった運命の参院選、IWJは全力で報じますが、資金も人手も足りません!どうか、「IWJを応援したい!」「中継を手伝ってもいいよ!」という方がいたら、ぜひ、お力添えをお願いします!!!!
現在、IWJは新規会員さんを募集していると同時に、全国で中継市民を募集しています!東京を始め、現在、募集しているのは、秋田・山形・栃木・群馬・長野・静岡・富山・石川・福井・滋賀・鳥取・島根・香川・高知・徳島・そして九州全域で中継市民を担当してくださる方です!また、こうした地方の地元の方がいなければ近隣の方で、さもなければ関東や関西から人を出します!出張費も負担しますので関東や関西在住の方でもぜひ、手をあげてください!
元気に動ける方なら誰でも歓迎です!できれば運転免許のある、機動力のある方希望!中継機材の扱い方については、IWJ本部のスタッフがレクチャーします。必要な場合、ビデオカメラなどの機材も回線も貸し出します。どしどしご応募ください!熱い夏を一緒に駆け抜けましょう!
※応募フォームはこちらからです!!!!
https://docs.google.com/forms/d/1VBZLYidHi8w1XNCJ1vu4NB82NENhjaz-5ASVxH5Kamc/viewform?c=0&w=1
※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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■「これは氷山の一角。終わりではない」パナマ文書報道を担当した記者3人がシンポジウム!本日18時よりCh4で録画配信します!
おはようございます。IWJの佐々木です。
本日は、あの「パナマ文書」問題について、本日18時からCh4で超注目の配信があります。今世紀最大のスクープとも言われるこの文書が、どのように流出し、そしてどのように精査され、世界で同時多発的に一斉報道されたのか。その経緯と内実を、実際に調査にあたった担当記者たちが語る、というシンポジウムが6月2日、早稲田大学で行われたのです。
パナマ文書の報道は約80カ国・計400人の記者が、国や報道機関の垣根を超えて取り組みました。今回のシンポでは、日本版を担当した朝日新聞の奥山俊宏氏、共同通信の澤康臣氏、フリー記者のシッラ・アレッチ氏が登壇。生々しいエピソードを交えながら、今後のジャーナリズムのあり方について問いかけました。
この文書の調査は、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が主導して行われたと報道されていますが、実際には、ICIJの会員以外の記者も多く関わりました。文書の影響力が大きく、命の危険が及ぶほどの代物だったため、だからこそ記者たちは「信頼できる知人」の記者を頼り、直接会って話を持ちかけたと言います。こうして、これまではあり得なかった、報道機関の垣根を超えた「共闘」が生まれました。
澤記者は、「普段はライバルである新聞社の記者と、胸襟を開いて情報交換したことで、メディア間の望ましい競争と協力のバランスを学びました」と振り返り、今後の国際報道のあり方に希望を見出しました。
しかし、パナマ文書問題、そしてタックスヘイブンの問題はまだ「氷山の一角」に過ぎません。シッラ記者も、「これが氷山の一角であることを忘れてはならない。公表したリストをどう使うかはそれぞれのメディアの力量」と語り、「これで終わりではない」と意気込みました。
日本ではパナマ文書の問題は、各メディアによるたいした追及もなく、沈静化ムードが漂っているような気がします。しかしシッラさんの言う通り、これで終わりにしてはいけません。IWJは、これまでも民進党による追及会合や専門家のシンポジウム、そして識者へのインタビューや独自取材を通じてこの問題を掘り下げてきました。ぜひ今一度、以下のIWJの記事アーカイブをご覧になっていただき、多くの方へ拡散していただければと思います。
またIWJは、今、参院選報道を前面に押し出して全力を傾注していますが、一方で、岩上さんの指揮下、特別チームを組み、取材と調査を積み重ねています。近日中にそのせいかを公表できると思いますので、ぜひ、注目してください!本日18時からの録画配信をお見逃しなく!
・【IWJ検証レポート】「パナマ文書」徹底追及シリーズ第5弾!創価学会と「タックスヘイブン」の関係続報!? 「パナマ文書」に「SOKA
GAKKAI, INC.」の関係団体の名が! 創価学会本部に再度、直撃取材を敢行!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/301623
・一大スキャンダルなのに日本では調査されない!?民進党「パナマ文書調査チーム」による関係省庁へのヒアリングで、国税庁から驚きの発言
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/301231
・パナマ文書とうとう解禁!日本の有名企業名が続々登場するも日本政府は調査を放棄!?
次の革命はデジタルの力でもたらされる!岩上安身による『タックスヘイブンに迫る~税逃れと闇のビジネス』著者・合田寛氏インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/301082
・【IWJ検証レポート】「パナマ文書」徹底追及シリーズ第4弾!「格差の拡大は深刻な不正が原因だ」「次の革命はデジタルの力で」~「パナマ文書」告発者「名無しのジョン」の声明全文を一挙翻訳!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/301079
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■岩上さんインタビュースケジュールご紹介!
何度も繰り返しますが、参院選まで残り約1ヶ月!明日予定されている特番は、ぜひ、食い入るようにご覧ください!
・6月10日(金)19:00~(予定) 【特番】運命の分かれ道・2016年夏の参院選を徹底予想分析スペシャル!~改憲勢力の3分の2議席獲得の野望を阻止できるか!?危うしニッポン!第2弾
6月7日に続き、ジャーナリストで”国会ウォッチャー”である宮崎信行氏をお招きし、参院選の情勢を徹底分析する特別番組の第2回目を配信します。
前回は北海道・東北地方と関東地方を扱いましたが、今回は中部地方、関西地方を扱います!どうぞ、ご注目ください。
なお、第3回目以降では中国地方、四国地方、九州地方、比例全国区を扱います。もしかすると2回にわけるかもしれません。選挙情勢は刻々と変化しますので、回を経るごとに、それまでにお伝えした地方の選挙区の追加情報もお届けします。全国各地で、地元の情報をお持ちの方、ぜひ、情報をお寄せください!
※本日の「日刊IWJガイド」のフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160609