■■■ 日刊IWJガイド・番組表「被災地のために使うはずのテレビ会議で自身のおにぎりを要請!?熊本地震の現地対策本部長・松本文明氏が事実上の『更迭』/『報道の自由度ランキング』日本は72位、それでも菅官房長官は『わが国で報道の自由は極めて確保されている』と強弁!/本日は『血税乱費外遊』舛添要一都知事が6年前に自民を離党した日!」2016.4.22日号~No.1317号~ ■■■
(2016.4.22 8時00分)
おはようございます!勤務中、いまだにひざ掛けを手放さない冷え性の神野明里スタッフの横で、Tシャツ姿で汗を拭っている、城石エマと申します。IWJには、冷え性と暑がりが混在していて、今がいつの季節かよくわかりません。
季節が初夏の気配を漂わせてきているとはいえ、寒い、暑いは人それぞれ。代謝や血のぬくもりも人によって、年齢によっても全く違います。
被災地熊本でも、寒さに震える人、血行が悪くてエコノミークラス症候群になりやすい人、人それぞれであろうと思います。
4月14日夜に起こった九州地方の地震により、4月21日現在、地震の直接の被害によって亡くなった方は48人、避難生活のストレスなどが原因と考えられる震災関連死で亡くなった方は11人になり、この震災全体での死者は59名となりました。
17日から熊本に入り、現地の方々へ支援を続けながら取材を行う、緊急特派チームの安道幹(あんみちまさ)記者と高橋敬明(のりあき)カメラマンにも、そろそろ疲労の色が見え始めています。
岩上さんが「休みを取るか?交代要員を送ろうか?」と打診したところ、リーダー格の高橋カメラマンから、「いや、2人で大丈夫、頑張ります」との返事。気力で頑張り抜こうとしてくれています。この2人は中継記者として毎回ガンガン現場に行っているので、2人が欠けた分、日々、中継の人手のやりくりが大変になっています。日頃は事務をしているスタッフも現場へ。4/24北海道・京都の補選の特別中継配信スケジュールとも重なり、IWJは本部スタッフも全員、疲労でパンパンの状態です。
それでも熊本・大分の被災者のことを思えば、弱音など吐いていられません!私も含め、休日を返上して出勤するなどして、この非常時に対処しています。
九州現地で取材&支援に取り組む特派チームの様子については、このあと、ぎぎまき記者よりご報告いたします!
本日冒頭は、Web班チーフの伊藤理スタッフより重要なお知らせをお伝えいたします。
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■<重要なお知らせ>本日13時から予定していた、サーバーメンテナンス工事は延期とさせていただきます
おはようございます。Web班チーフの伊藤です。
昨日の日刊IWJガイドやメールでご案内しておりました、本日4月22日(金)13時からのサーバーメンテナンス工事(一部サービスの停止)についてですが、昨日の準備作業中に、どうしても解決のできないほころびが見つかってしまったため、本日は中止として、メンテナンス工事を延期とさせていただいと存じます。
外注のエンジニアとともに、本番のための準備工事を数週間重ねてまいりましたが、最後の最後で厚い岩盤に阻まれてしまい、昨日深夜、解決にはあと数日はかかってしまうだろうという結論に達しまして、今日の本工事は急遽断念せざるを得なくなりました。
ご案内をしておきながら、会員の皆さま、IWJご利用の皆さまには大変申し訳ありませんでした。
ですので、本日は、記事閲覧、会員ログイン、ショッピングなど、通常通りご利用いただけますので、何卒よろしくお願いいたします。
今日からもう一度仕切りなおして、準備が整い次第、改めまして、メンテナンス工事のご案内をさせていただきたいと思います。
ご理解・ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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伊藤チーフでした!
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<重要なお知らせ>本日13時から予定していた、サーバーメンテナンス工事は延期とさせていただきます
┠■【中継番組表】
┠■「九州緊急特派チーム」取材5日目のご報告〜熊本地震に関する災害支援緊急募金のお願い(ぎぎまき)
┠■<ニュース・フラッシュ!>熊本地震の現地対策本部長・松本文明氏が事実上の更迭か/「報道の自由度ランキング」、日本は72位に降格/北海道5区補選、安倍総理は北海道入りを見送り、熊本被災地へ/「日本一低次元な議員」お維・足立康史議員の小学生レベルの悪態が止まらず国会中断(城石エマ、平山茂樹、青木浩文)
┠■<★本日の配信告知★>国民は大恩ある自衛隊員を裏切るな!「自衛隊を活かす会」主催、「戦場における自衛官の法的地位を考える」を本日17時より中継!(原佑介)
┠■<★新着記事★>黙っていたら、自分たちの権利がなくなるだけ~SEALDs 福田和香子さんと語る、日本の政治と選挙と、女性――最新記事アップロードのお知らせ(山本愛穂)
┠■<★新着記事★>原発保有国が抱えるリスクは、地震による事故だけではない~日本でも懸念される、”原発テロ”の可能性――新着記事アップロードのお知らせ(山本愛穂)
┠■<★新着記事★>北海道5区補選のサマリー(青木さん)
┠■武器部品の受注に揺れる家族の姿から、武器産業による経済再建と平和主義の矛盾を問う~青年劇場『雲ヲ掴ム』が公開中です!
┠■わとはぷ~What happened today?~今日は、「血税乱費外遊」で批判集中の舛添要一都知事が、6年前に自民党を離党した日!(城石エマ)
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◆中継番組表◆
**2016.4.22 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_HOKKAIDO1】「衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙に関する中継」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1
※衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙に関する中継を行います。
【IWJ_KYOTO1】「衆議院京都第3区選出議員補欠選挙に関する中継」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※衆議院京都府第3区選出議員補欠選挙に関する中継を行います。
【Ch4】14:00~「舛添要一 東京都知事 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※舛添要一 東京都知事による定例会見を中継します。
【Ch5】15:00~「冤罪の温床=ニセ可視化・盗聴拡大・密告奨励 刑訴法等改悪を許さない国会議員と市民の集い」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「盗聴・密告・冤罪No!実行委員会」主催の集会を中継します。原田宏二氏(元北海道警察警視長。道警の裏金問題を告発)の特別講演ほか。
【Ch4】17:00~「シンポジウム『戦場における自衛官の法的地位』を考える」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「自衛隊を活かす会」主催のシンポジウムを中継します。登壇者は、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏ほか。
【Ch6】17:00~「熊本震災被害置き去りのTPP関連法案審議再開強行ふざけるな!永田町アクション3」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「TPP断固反対!市民連合」の呼びかけで行われる永田町アクションを中継します。
【Ch7】18:30~ 「立憲デモクラシー講座 『言論の自由と自民改憲草案』ー講師 阪口正二郎氏(一橋大学教授、憲法学)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※「立憲デモクラシーの会」主催の連続講義「立憲デモクラシー講座」を中継します。講師は、阪口正二郎氏(一橋大学教授、憲法学)。
【再配信・Ch1】20:00~「『川内原発は地震の巣』――元GE技術者が指摘する日本の原発の致命的な欠陥 ~岩上安身による福島第一原発設計者・菊地洋一氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/675
※2011年4月21日収録の、岩上安身による福島第一原発設計者・菊地洋一氏インタビューを再配信します。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第181回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
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◆中継番組表◆
**2016.4.23 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_KYOTO1】13:00~「平和な沖縄・日本を創る 基地問題を考える4・23京都集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「京都沖縄連帯集会実行委員会」主催の集会を中継します。ゲストは伊波洋一氏(元宜野湾市長、「島ぐるみ会議」発起人)、発言者は永井友昭氏(米軍基地建設を憂う宇川有志の会)。
【IWJ_EHIME1】13:00~「伊方原発再稼働を許さない4・23 in 松山」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ehime1
※「伊方原発をとめる会」主催で開催される「伊方原発再稼働を許さない4・23 in 松山」を中継します。
【Ch未定】13:30~「金子兜太さんと平和・憲法を語る集い」
※「明治大学法学部」、「安全保障関連法に反対するオール明治の会」主催の集会を中継します。
【IWJ_HYOGO1】14:00~「安保法制廃止と今後の展開(仮題)~立憲主義・民主主義を回復するために」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※「兵庫県弁護士9条の会」主催の講演会を中継します。講師は青井未帆氏(学習院大学教授、憲法学)。
【録画配信・Ch4】17:00~「第二回東日本土壌プロジェクト報告会『見えてきたぞ、土壌放射能汚染』 〜ここまでありがとう!あと1年頑張ろう!!〜」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※3月27日に収録した、土壌プロジェクトの報告イベントを録画配信します。「みんなのデータサイト運営委員会」、「SFC 研究所 デジタル市民社会デザインコンソーシアム」共催。
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まずはぎぎ記者より、九州緊急特派チームの取材模様と、IWJからのお願いをご紹介いたします!
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■「九州緊急特派チーム」取材5日目のご報告〜熊本地震に関する災害支援緊急募金のお願い
おはようございます。IWJで記者をしています、ぎぎまきです。昨日に続き、「九州緊急特派チーム」の取材報告をお届けします。
震度7を最初に観測した地震から1週間がすぎた昨日21日、安・高橋記者は、土砂降りに見舞われる熊本市東区内の駐車場から中継を開始しました。
一見、どこにでもある駐車場という風景ですが、カメラをズームした先に映るのは、一階部分がぺしゃんこに潰れたマンション。一気に、普段の生活が失われてしまった場所であることを再認識させられます。
安・高橋記者は駐車場に停められた車一台一台の様子をうかがいながら、車中で避難生活を送る方の話を聞いてまわりました。長い方ではすでに車中泊6日目を迎え、たまに車から出て身体を動かしたりしながら、「エコノミークラス症候群」の予防もされていました。
なぜ、避難所に行かず、わざわざ車の中に留まるのか、映像を見て不思議に思われる方もいるかもしれません。
一番の理由は、いくら避難所であっても「余震が怖い」から屋内は避けたい、とのことです。車はもともと振動を吸収するようにできているので、揺れは家にいるより小さくて済むそうです。過去最多の余震の数を記録しているほどですから、車の中で1週間を過ごしてでも屋内にいたくない、という恐怖は相当のものなのだろうと思います。
昨日、高橋記者に電話で話を聞いたのですが、取材をかねて必要な物資をお渡しすると、「本当に助かります。ありがとうございます」と、感謝を口にしてくださる方もいらっしゃるそうで、避難所に沢山の物資を寄付するのとはまた違い、一人一人に必要なものを届けられている、という実感があるとのことです。
大手マスコミでの経歴が長い高橋記者にとって、取材対象者に物品やお金を渡すことは完全な「NG」という「基本文法」が体に染み込んでいます。熊本に行く前は支援物資を渡すという行為そのものを「偽善的」だと考えていたようです。「明日、熊本へ行って」と、岩上さんから告げられ、取材のための緊急発進には慣れている高橋カメラマンは、すぐに「行きます!」と返事をしたそうですが、「行ったら支援物資を届けて」と続けて言われた時には面くらったそうです。岩上さんと高橋カメラマンのやりとりは、以下のテキストにおさめられています。昨日も書きましたが、いい意味で業界の「常識」に風穴を開けてゆく、岩上さんの「非常識」が、よくあらわれています。
※2016/04/19 関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933
高橋カメラマンは、岩上さんに言われた時にハッとしたそうですが、実際に現地へきて、支援物資を配布しながら取材を続ける中で、業界で叩き込まれてきた固定観念が絶対的なものではなかったことに気づいたそうです。
「取材と支援は両立する」というIWJならではの被災地におけるこの取材方法は、皆さんからの応援があってこそ成り立つものです。これまでに皆さんから寄せられた募金を支援物資の購入費にあてながら、もう少し、現地での取材と支援活動を続けたいと思います。
※日々の取材&支援情報はこちらに集約しています!
http://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake
支援物資の購入費は日々、10万円を超えています。「自分は直接行けないけど、支援物資の購入費に役立ててほしい」という方がいらっしゃいましたら、先日、開設した「IWJ災害支援緊急募金受付口座」にぜひ、募金をお寄せください!安・高橋記者が責任を持って、現地で避難生活を続ける方一人一人に直接、必要な物資をお届けします。この募金の収支は、IWJ全体の収支とは別に、使途を明らかにします。また、仮に残金が出た場合は、継続的に被災者支援を行える団体等にお渡しして、支援をお願いするようにいたします。
※【IWJ災害支援緊急募金受付口座】はこちら
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/24943
■郵便振替口座
口座記号番号/00110-0-602512
■銀行からの振込の場合
銀行名/ゆうちょ銀行
支店名/ゼロイチキュウ店(〇一九店)
店番/019
預金種目/当座
口座番号/0602512
口座名称/(株)インディペンデントウェブジャーナル
口座名称(カナ)/カ)インディペンデントウェブジャーナル
もちろん、安・高橋記者の長期取材にも活動経費がかかっています。そして、こうしたIWJの毎日の活動を維持するために、全セクションのスタッフが今日も全力で業務にあたっています。IWJの活動そのものに賛同し、ご支援いただける方がいらっしゃいましたら、どうかIWJ本部あてにご寄付・カンパの応援をよろしくお願いします!
まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひ会員となってIWJが安定的な活動を続けられるように、お支えください。IWJは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパによって活動を継続することができています。どうぞよろしくお願いします。
※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願いします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員登録はこちらです
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
今日も、皆さまから届いたあたたかいメッセージの一部をご紹介させていただきます。
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・些少ですがカンパします。被災者の方々を支援することに役立ててください。
また、この大地震を利用することしか考えていないような安倍政権の愚かさを徹底的に糾明してください。
・先日カンパしたばかりですが、今回のは熊本取材に対する応援の気持ちです。自分にとって被災地支援の最もしっくりくるかたちは、少なくとも今この段階では、きちんとした取材と報道をして下さるメディアの応援だと思っているためでもあります。良い報道をこれからもよろしくお願いします。くれぐれもお気をつけて。
・緊急事態条項阻止を目標に全力を尽されている岩上さまはじめIWJのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。「戦犯の亡霊たち」に負けないように、これからも頑張りましょう。今日、寄付させていただきました。先ほど、熊本の被災者の方々への救援物資のカンパ+物資を届ける為の車代の足しにと、少ないですが一万円送金しました。皆さんのお役に立ちますよう…。
・経営危機の最中にも関わらず人道支援も捨てず報道に挑む姿に感銘を受けています。些少ですが二万円をお送りしました。九州現地での物品購入の足しにしてください。
・九州震災特派:少額ですが、IWJ(高橋、安記者)の活躍に期待。
・被災者支援有難うございます。皆様の健康も心配です。どうぞ無理はなさらずに。特に岩上さんにお願いします。少額のカンパですみません。
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みなさま、ありがとうございます!
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■黙っていたら、自分たちの権利がなくなるだけ~SEALDs 福田和香子さんと語る、日本の政治と選挙と、女性――最新記事アップロードのお知らせ
おはようございます。テキスト班の山本愛穂です。
本日は、3月5日に行われた、アジア女性資料センター・ユースグループ主催による「SEALDs 福田和香子さんと語る政治と選挙――身近な問題から選挙で何が変えられるか考えてみよう!」の記事アップロードのお知らせとご紹介です。
福田和香子さんといえば、国会前のコールでもお馴染みのSEALDsの中心的メンバーのひとりとして、実名と大学名を公表し、声を上げてきた人物です。しかし、昨年夏、SEALDsを中心とした若者による、安保法案への反対デモが大きな注目を集め、TVやインターネットでメンバーの姿が拡散するようになると、同時に彼らは陰湿で攻撃的なバッシングを受けることになりました。
福田さんも、匿名のバッシングにさらされ続けているひとりです。
「インターネットで批判してくる人が、お前のブラのサイズは、みたいなことを聞いてくる。なんの関係があるのかと言いたいけれど、見た目のことを含めて、男の子には言わないような性的なバッシングは日常茶飯事。デモにいくと、結婚できないよ、と言われたこともあります」――。イベントで福田さんは、自らが受けたバッシングや性差別についてこう話しました。
各国の社会進出における男女格差を示す指標である「ジェンダーギャップ指数」ですが、2015年日本は101位――。日本の女性議員比率だけを見れば11.60%で、世界ランキングの順位は147位です。
日本の社会やメディアにおける、こうしたジェンダーバイアスとはどんなものか、そしてこれから、女性はどうやって政治に参加していくべきなのか――。福田さんが、自らの実体験や同世代の友人を例に、真剣に語ります。
本記事を担当したライターは、IWJテキストスタッフの花山格章です。福田さんの活き活きとした言葉づかいを残しながら、まとめました。こちらの記事は、下記からぜひお読みください!
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※2016/03/05 「しぶとくて、うるさくて、めんどくさい女がどんどん増えればいい」――黙っていたら、自分たちの権利がなくなるだけ」 ~SEALDs 福田和香子氏が語る日本と政治と、女性
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290517
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■原発保有国が抱えるリスクは、地震による事故だけではない~日本でも懸念される、”原発テロ”の可能性――新着記事アップロードのお知らせ
さらに山本愛穂です。
再び私からは、「原発リスク」に関する新着記事アップロードのお知らせをいたします。
熊本地震から、約1週間が経過しました。地震発生後、IWJでは、熊本地震との関連性が疑われ今後3年以内に起こると言われる南海トラフ地震や、仙台・伊方原発の危険性などについて、東洋大・渡辺満久教授(地理学・地形学)への緊急電話取材や、岩上さんによる立命館大学環太平洋文明研究センター・高橋学教授インタビューなどを行いました。
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※こちらの動画を合わせてぜひご覧ください!
・2016/04/17 東洋大・渡辺満久教授、国の断層評価「地形学の常識から言えばありえない」と批判!〜本震は想定できた?「地震調査研究推進本部の見誤りが被害を拡大させた可能性」も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/297511
・2016/04/17 M7.3の熊本地震は南海トラフ地震の前兆か!? 岩上安身による立命館大学環太平洋文明研究センター・高橋学教授インタビュー!(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/297447
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さて、今日ご紹介する記事ではもうひとつ、別の視点から、原発保有国が抱える恐ろしいリスクについて検証します。それは、「原発テロ」の危険性です。
現地時間3月22日に、ベルギーの首都ブリュッセルでISによる同時多発が起きたことは記憶に新しいですが、実はこのテロのあと、放射性物質研究所の職員が何者かに殺害される事件が発生していたことは、日本ではあまり知られていません。同時多発テロとの関連性は証明されていないものの、ベルギーでは2012年ごろ、原発の元作業員2名がISに加入しており、原発上空で不審なドローンが確認されたことが明らかにされています。
停止中も含め、54基の原発を抱える日本にとって、自然災害のみならず、原発テロのリスクは対岸の火事では済まされないのではないでしょうか。
ベルギーでの「原発テロ」に関する多面的な情報が、日本の新聞ではほとんど手に入らないことを踏まえ、IWJでは、翻訳チームが協力して、ベルギーでのケースを中心に、核安全保障サミットの内容、ずさんな安全対策や警備の現状に関する情報をまとめました。
記事の後半では、「原発テロ対策が”ザル”なのは、ベルギーだけではない」との項で、各方面でご活躍される識者の発言をもとに、日本でも高まる「原発テロ」の危険性に迫ります。
こちらの記事には岩上さんによる過去のインタビュー動画も多数紹介しています。どうぞご覧ください!!
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※2016/04/21 原発保有国が抱えるリスクは、地震による事故だけではない~ベルギーでは、元原発作業員がISに加入か?――日本でも懸念される、“原発テロ”の可能性
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/298459
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山本記者でした!!
続いて、経理も総務も事務も担うIWJの柱!山田きさらぎスタッフより、昨日初日を迎えた青年劇場『雲ヲ掴ム』のゲネプロ見学へ行ったご報告です!
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■武器部品の受注に揺れる家族の姿から、武器産業による経済再建と平和主義の矛盾を問う~青年劇場『雲ヲ掴ム』が公開中です!
おはようございます。経理兼総務兼事務スタッフの山田です。
青年劇場・代表の福島明夫さんが奥様ともどもIWJの会員でいらっしゃるご縁で、昨日初日を迎えた新作『雲ヲ掴ム』(中津留章仁=作/演出)のゲネプロ見学へ昨日行ってきました。今日は、同作品についてご紹介させていただきます。
創立52年となる「青年劇場」は、昨年10月に、日本国憲法制定の舞台裏を描いた作品『真珠の首飾り』(作・ジェームス三木)の再演でも話題となった社会派の劇団です。タッグを組む作・演出の中津留章仁さんは、2011年9月に東日本大震災と原発事故を真正面から扱った『背水の孤島』という作品で三つの演劇賞を受賞するなど、気鋭の劇作家です。
作品の舞台は、下町にある家族経営の町工場。先代から続く武器部品の受注をめぐって揺れ動く家族の姿を描いています。不況が続く中、生活のために武器部品の受注を増やしたい母と、ひとを殺しうる武器の部品を作り続けることをためらう息子など、それぞれの思いや葛藤が、リアルな人物描写により描かれていて、見応えのある会話劇となっています。
作・演出の中津留章仁さんは、「2015年10月防衛装備庁の発足」というニュースをうけ、「防衛装備庁はなぜ必要なのか?」という疑問を感じ、この作品を着想、日本の武器産業が、経済性を優先していることの弊害を問う作品にしたい、と考えたそうです。
「自国の防衛のみならず、海外への武器輸出がすでに行われているが、まず、そのことの是非を問いたい」と述べる中津留さんは、「日本が武器産業をとおして経済を建て直していこうとすることと、憲法で守られているはずの平和主義との矛盾など、現代社会が直面している問題を、この作品をきっかけに考えていただきたい」と、思いを語りました。
公演は、4/21(木)~4/30(土)紀伊國屋サザンシアター(タカシマヤタイムズスクエア)にて行われています!!みなさまもぜひ、お運びください。
※青年劇場『雲ヲ掴ム』の詳細はこちらから!
www.seinengekijo.co.jp/top.html
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山田さんでした!
■わとはぷ~What happened today?
今から6年前の本日、2010年4月22日この日、参議院議員の舛添要一氏が、自民党を離党し、新党改革を結成しました。
現東京都知事の舛添氏は、2001年7月の参議院議員選挙で自民公認候補として比例区から出馬し初当選、その後、第一次安倍、福田、麻生の各内閣で厚生労働大臣を務めました。
自民党改憲草案にも積極的に携わり、2005年の起草から一貫して「集団的自衛権を認めるべきだ」と訴え続けてきました。
2013年に任期満了で参議院議員を退職後、2014年に東京都知事に立候補、田母神俊雄元航空幕僚長や、「脱原発」を訴えた宇都宮健児弁護士、細川護熙元総理大臣らを破り当選して今に至ります。
「2020年東京オリンピック開催」や「社会保障の充実」を掲げ都知事に就任した舛添氏ですが、先日4月8日、日本共産党都議団の調査によって、「血税乱費外遊」の実態が明らかになり、大きな批判を生んでいます。
まだ1期目にある舛添都知事がこの2年間に行なった海外出張の、1回の平均費用は約2663万円、総額は2億1305万円でした。莫大な費用の原因として、日本共産党都議団は、豪華スイート・ルーム(最高額1人19万円)や、ファーストクラス・ビジネスクラスの多用(最高1人230万円)、空港でのVIPルーム借り上げ(1回165万円)、随行員の多さなどなど、様々に指摘しています。
驚くべきその内訳に、庶民感覚のかたまりである私は開いた口がふさがりません…。報道を受けた舛添都知事は、「私がいちいちどのホテルを選べというようなことを言うわけではない」「出張費削減に向けた精査チームを立ち上げる」などと弁明する一方、「二流、三流のホテルに泊まっていると、(訪問先の要人から)『その程度か。じゃあ会わない』と言われる」と、どうにも腑に落ちないこだわりを見せました。
こと、ホテルの経費にはこだわりを見せる舛添知事ですが、調査にあたった日本共産党都議団によれば、これまで舛添知事がホテルで訪問先要人と面会した際には、すべて同じホテル内の会議室を別途借りて行なっており、宿泊料とは別にさらに数十万円を支払っているとのこと。
安全性の大切さを否定するわけではありませんが、うん千万円というお金(※都民の血税)を、その内訳や詳細も把握せずに使う感覚は、あまりに一般人とはかけ離れています。
というかそもそも、「都知事が泊まるホテルのレベルで外国からの評価が左右されるような都政をしているというなら、それこそ問題だろ!」と突っ込みたくなります。
一方では、子どもの貧困やワーキング・プア、保育士の低賃金などが深刻な問題として多くの国民を苦しめている中で、「東京世界一」を目指す都知事の舛添さんには、ぜひ、「都知事だからお金がかかって当たり前」という感覚を捨て、都民の生活向上に都税を使い、他国の要人を感心させてほしいところです。
舛添知事のトンデモ外遊経費の実態については、近日中に記事にまとめますので、お待ちください!ちなみに、熊本などを襲った大地震で大勢の被災者が溢れ出ているにもかかわらず、欧州やロシアへ外遊に出かける姿勢を崩さない安倍総理について、岩上さんはツイッターで「ふざけるのも甚だしい。国内でこれほどの危機がありながら外遊!?辞任して私費で行け」と怒りをあらわしましたが、これに対し、ネトウヨの皆さんからは「舛添に言え!」という声が多数届いているとのことです。
※岩上さんツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/722408339552935936
舛添都知事はヘイトスピーチの規制に前向きだったり、韓国との友好路線を前面に打ち出したりしていることから、ネトウヨの皆さんからは嫌われているようです。でもネトウヨの皆さん、ご心配なく。IWJは舛添氏が都知事になる前から、その政治家としての資質を検証し、批判的に報じてきていますので、ぜひ、記事をご覧ください!
※【IWJブログ・東京都知事選】「性的異常者を都民に押しつけるのは犯罪」~舛添氏の婚外子の告発
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124234
※2014/02/06 【東京都知事選】舛添要一を都知事にしたくない女たちの会が会見 「女性は、舛添氏だけには入れちゃだめ!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123902
※【東京都知事選】舛添要一氏のドメスティックでパブリックな問題〜「介護の舛添」という化けの皮
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/121340
※【東京都知事選】舛添要一氏の嘘とごまかし 雇用、原発、福祉、そして「政治とカネ」 ~政策にも多くの矛盾点
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123192
最後に、舛添知事の血税豪遊が取り沙汰される直前、来日して多くの日本国民の共感を呼んだ、「世界一貧しい大統領」ことウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領の言葉をご紹介します!
「お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。(中略)お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」
※2014年10月29日ハフィントン・ポスト(http://goo.gl/rW31Eq)
舛添都知事には、ぜひムヒカ前大統領の爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいと思います。本日もIWJをよろしくお願いします!
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