日刊IWJガイド「『熊本地震は日本全体の危機』〜立命館大学歴史都市防災研究所・環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏にIWJ代表・岩上安身が本日、緊急インタビュー!熊本の地震と『南海トラフ地震』とのつながりに迫る!/被災現地へIWJ特派チームが本日、急行!/あらかじめ原稿を用意していた菅官房長官の『緊急事態条項は重い課題』発言!会見は八百長芝居か!?ドサクサまぎれの『惨事便乗型全体主義』改憲を許すな!」2016.4.17日号~No.1312号~


■■■日刊IWJガイド「『熊本地震は日本全体の危機』〜立命館大学歴史都市防災研究所・環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏にIWJ代表・岩上安身が本日、緊急インタビュー!熊本の地震と『南海トラフ地震』とのつながりに迫る!/被災現地へIWJ特派チームが本日、急行!/あらかじめ原稿を用意していた菅官房長官の『緊急事態条項は重い課題』発言!会見は八百長芝居か!?ドサクサまぎれの『惨事便乗型全体主義』改憲を許すな!」 2016.4.17日号~No.1312号~■■■
(2016.4.17 8時00分)

 おはようございます!IWJ記者の原です

 断続的に激しい揺れに襲われている九州地方。昨日も熊本県や大分県を中心に、震度5〜6の強い余震が続きました。

 警察と消防、自衛隊などが捜索・救出活動を続けています。熊本県によると、これまでに41人(16日23時時点)の死亡が確認されており、家屋倒壊や生き埋めといった通報が多数あることから、県警などは逃げ遅れた人がいないか確認を進めているということです。また、2000人以上が怪我をし、病院を訪問しているそうです。この震災でお亡くなりになった皆さんのご冥福をお祈りしますとともに、まだ安否がわかっておられない皆さんのご無事を願うばかりです。

 建物の損傷や倒壊もあちこちで起こっており、大きな余震がくるたびに室内の置物が倒れたり、崩れかけの建物がさらに形を歪めるという状態で、室内で過ごすことを不安に思う皆さんは野外で避難生活を送ったりもしていますが、昨夜からは雨に強風も加わり、現場はさらに過酷を極めているようです。

 連日深夜に大きな地震が頻発したせいで、熊本を中心に九州地方では、まったく眠れていない方もたくさんいらっしゃると思います。また、大きな地震がくるたびに大きな不安やストレスにもさいなまされることでしょう。心身ともにお疲れになられていると思いますが、どうか周囲と声をかけ合い、互いに励まし合いながら気を強くお持ちになってください。

 今は支援物資などが少ない地域も多いかと思いますが、徐々に支援物資も届きますし、外部からの支援団体も続々入ってくるはずです。九州の方から「地震になれていないので本当に怖い」という声がIWJにも寄せられていますが、東日本大震災の経験からも、環境は必ずよくなっていくと思いますので(というより、よくしないといけません)、本当に大変かと思いますが、絶対に希望を捨てることなく、今しばらくご辛抱ください。

 今回の地震を受け、IWJでも今日からスタッフを現地へ特派させることにしました!今年の3.11には福島取材を担当し、最近では東電会見などでも鋭い質問を連発し、存在感を発揮している高橋敬明記者、そしてこの日刊IWJガイドで毎日ご挨拶しているテキスト班の安道幹記者が現地取材にあたります!

 羽田から佐賀へ飛行機で降り立ち、大きめのワゴン車に、精いっぱいの支援物資をつめ込んで、熊本を中心とした被災現場へ向かいます。水などが足りず、困っている方は、ぜひ、ご連絡をください。少量であっても必要な物資をお届けしつつ、現地から情報を発信します!

 被災者の皆さんに可能な限り寄りそい、被災地の状況をこれまで以上に情報発信していくことで復興の一助を担っていきたいと思いますので、皆さま、どうかIWJの取材活動をご支援ください!IWJは未だに経営危機を脱していません。出張費は本当に苦しい出費ではありますが、九州で史上最大とも言われる地震が発生した今、どうしても現地から取材し、発信しないわけにはいきません。現地には少しばかり、支援物資も運びたいと思っています!精一杯頑張りますので、どうかご支援、よろしくお願いします!

 IWJ熊本チャンネルで断続的に中継しますので、よろしくお願いします!

【IWJ熊本Ch】
http://www.ustream.tv/channel/iwj-kumamoto1

【ツイートはこちらから流します!】
https://twitter.com/IWJ_AreaCh1

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもお願いしています!どうかIWJの活動をご支援ください!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 被災地の不足している物資や避難所情報はYahoo!でまとまっていますので、参考にしてみてください!
http://news.yahoo.co.jp/story/147

 日本赤十字社が義援金を受け付けていますので、被災地支援をされたい方は、こちらをご参照ください!
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/28/

 IWJにも被災地情報や、役立つ震災時の豆知識など、どしどし情報提供をお寄せください!
office@iwj.co.jp

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■阿蘇山が小規模噴火!熊本地震との関係性は?鹿児島大・井村隆介准教授に直撃取材!(原佑介)
┠■川内原発の基準地震動620ガルで大丈夫!?伊方原発には今も1422本の使用済み核燃料が!(原佑介)
┠■<★本日の配信告知★>本日15時から、立命館大学歴史都市防災研究所・環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏に岩上さんが緊急インタビュー!熊本の地震と「南海トラフ地震」とのつながりに迫ります!(城石エマ)
┠■熊本地震で悪質なヘイトデマが横行!関東大震災で朝鮮人大虐殺を煽動したデマも復活、そして「戒厳」も復活!?(佐々木隼也)
┠■カウンター抗議女性への警察官による「首絞め」事件で、ついに新宿警察署が被害女性の告訴状を受理!警察による過剰警備・過剰規制は是正されるのか(原佑介)
┠■「パナマ文書」続報!!パキスタン大統領は「検査入院のため」イギリスへ逃避!!スペインの産業大臣が辞任!!中国では人権派弁護士を一時拘束!!EUは大企業の収益や納税情報開示の厳格化を求める法案検討へ!!(太田美智子)
┠■あらかじめ原稿を用意していた菅官房長官の「緊急事態条項は重い課題」発言!会見は八百長芝居か!?ドサクサまぎれの「惨事便乗型全体主義」改憲を許すな!(安道幹)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆

**2016.4.17 Sun.**

【Ch8】「九州緊急特派チームによる熊本地震被災地レポート」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=8
※IWJ・高橋敬明記者と、IWJ・安道幹記者が熊本地震の被災地より現場の模様をレポートします。開始時間は追って、ツイッター【 @iwakami_staff 】で随時告知します。

【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO2】「衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙に関する中継」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido2
※衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙に関する中継を行います。

【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO1】 13:30~「バイバイ大間原発はこだてウォーク」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido1
※大間原発の建設中止を訴え、函館市街をデモ行進する「バイバイ大間原発はこだてウォーク」を中継します。コースは千代台公園から五稜郭公園。

【IWJ_KYOTO1】 14:00~「第7回 左京フォーラム 日本は戦争に向かうのか」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※講師に京都精華大学専任講師・白井聡氏を招いて開催される、第7回目の「左京フォーラム」を中継します。

【Ch1】15:00頃~「M7.3の熊本地震は南海トラフ地震の前兆か!?岩上安身による環太平洋文明研究センター立命館大学・高橋学教授インタビュー!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※環太平洋文明研究センター立命館大学・高橋学教授に岩上安身がインタビューします。

【録画配信・Ch4】17:00~「4・14盗聴法・刑訴法改悪反対!院内集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※4月14日収録の「社会文化法律センター」「自由法曹団」などが共催で開催した院内集会の模様を録画配信します。

【録画配信・Ch1 シリーズ特集・政治とカネ~自民党の正体10】 20:00~「もはや自民党のお家芸?青木一彦議員(島根)の収支報告書に『600万円』の出所不明金!岩上安身による神戸学院大学・上脇博之教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月26日に収録した、岩上安身による神戸学院大学・上脇博之教授インタビューを録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2016.4.18 Mon.**

【Ch8】「九州緊急特派チームによる熊本地震被災地レポート」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=8
※IWJ・高橋敬明記者と、IWJ・安道幹記者が熊本地震の被災地より現場の模様をレポートします。開始時間は追って、ツイッター【 @iwakami_staff 】で随時告知します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch1 シリーズ特集・政治とカネ~自民党の正体11】19:00〜「岩上安身による神戸学院大学・上脇博之教授インタビュー 〜内閣官房機密費について」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月26日に収録した、岩上安身による神戸学院大学・上脇博之教授インタビューを録画配信します。

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続いては城石エマ記者が「南海トラフ地震」の危険性と、岩上さんによる緊急インタビュー決定のお知らせです!

■<★本日の配信告知★>岩上さんが京都へ飛んでゆきます!本日15時から、立命館大学歴史都市防災研究所・環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏に岩上さんが緊急インタビュー!熊本の地震と「南海トラフ地震」とのつながりに迫ります!

 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 今回の熊本での地震、すでに深刻な被害の状況が判明し始めていますが、この地震が九州地方での局地的な災害にとどまるかどうか、現時点ではまだ断言できないようです。

 今、もっとも警戒されるのが、「南海トラフ地震」との関連性。指摘するのは、関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員で、4月9日に行われた「ロックの会〜IWJ Night」でも巨大地震に警鐘を鳴らした医師の青木正美先生です。

 今回の熊本での地震について、青木先生は16日夜、岩上さんとのお話の中で次のように述べたといいます。

 「今の東大や京大や東北大の地震学の研究者の誰も、活断層地震がこれだけ連続的に動いた記憶はないと思います。これは伊方原発に向かって行ってますしね(実際、その通りになりました)。これから起こる南海トラフ地震は巨大なものになるのでは?阿蘇山をはじめ、あの辺りの活火山もマグマが上がってくると思います」

 青木先生には、15日未明にも岩上さんが取材をしています。ぜひ、こちらの記事をご参照ください!

※2016/04/15 【公共性に鑑みフルオープン!】日本最大の活断層「中央構造線」が動いた!?「南海トラフ地震」まで残り時間は30年?関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員・青木正美氏に岩上安身が直撃取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/296858

 さらに、この地震と南海トラフ地震との関連性について、重要な指摘をされている専門家の方がいます。立命館大学歴史都市防災研究所・環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏です。

 「現代ビジネス」に緊急寄稿した高橋学教授は、青木先生と同じく、「熊本地震は南海トラフ地震の前兆かもしれない」とした上で、次のように記されています。

 「この地震は、非常に『いやな位置』で発生した地震である。というのも、この震源が阿蘇山のすぐふもとを走る布田川断層であると考えられるからだ。阿蘇山というのは、長野、静岡、愛知、和歌山から四国を突き抜け、九州に至る巨大な断層の集中帯の上にある。このことを考慮すると、最悪の場合、長野や静岡、四国、九州で、今回と同じような内陸直下地震が立て続けに起こる可能性があるのだ」

 こうした内陸直下型地震が立て続けに起きた先に、「南海トラフの巨大地震」が起こるといいます。高橋教授は、「熊本地震を単体のものとしてとらえず、日本全体の「危機の前兆」と認識し、対策を講ずる必要がある」とも語っています。

※4月16日現代ビジネス(http://goo.gl/qKhlgH
「『熊本地震は南海トラフ地震の前兆かもしれない』専門家が警告」

 「南海トラフ地震」とは、ユーラシアプレートという大きな陸のプレートに、フィリピン海プレートという海のプレートが潜り込み、限界に達して跳ね返ってくる時に起こる地震のこと。この「南海トラフ地震」についても、先述の青木先生が、4月9日の「ロックの会」で青木先生が非常に分かりやすくご説明しています。ぜひ、こちらの記事の後半に目を通してみてください。

※2016/04/15 【公共性に鑑みフルオープン!】日本最大の活断層「中央構造線」が動いた!?「南海トラフ地震」まで残り時間は30年?関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員・青木正美氏に岩上安身が直撃取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/296858

 「南海トラフ地震」の怖さは、「地震」の破壊力だけにあるのではありません。真の怖さは、この地震がまさに、四国電力伊方原発、そして、中部電力浜岡原発の直下で起こる可能性が高い点にあります。浜岡原発や伊方原発の使用済み核燃料プールが崩れたり、電源が失われて冷却できなくなったりすれば、核燃料が溶け出し、放射性物質が広範に放出されてしまいます。

※南海トラフと浜岡原発の位置(「化学業界の話題」)
http://blog.knak.jp/2012/04/post-1055.html

 今回の熊本地方の地震を受けても、安倍内閣は川内原発を停めていません。専門家の方々が指摘する通り、この地震がさらなる巨大地震につながる可能性を考慮して、政府は今すぐ日本中の原発を止めるべきでしょう。

 こうした緊急事態を受け、本日急遽、岩上さんが関西入りし、立命館大学の高橋学教授にインタビューを行うことが決まりました!超重要なインタビューになること間違いなしです。本日15時からの配信に、ぜひご注目ください!チャンネルは1番です!

【IWJ Ch1】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php

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 城石エマ記者でした!続いては、本日より熊本入りする安道幹記者です!

■あらかじめ原稿を用意していた菅官房長官の「緊急事態条項は重い課題」発言!会見は八百長芝居か!?ドサクサまぎれの「惨事便乗型全体主義」改憲を許すな!

 おはようございます。IWJで現場中継やテキスト作成を担当している安(あん)と申します。本日より熊本の被災地取材に高橋記者とともに行ってまいりますので、どうかご支援のほど、よろしくお願いします!精一杯取材してきます!

 さて、昨日の日刊ガイドでもお伝えしましたが、菅義偉官房長官が4月15日の記者会見で「緊急事態条項」について「極めて重く大切な課題だ」と発言したことを、IWJでは、看過できない発言として、問題視しています。

 この発言は、現在メディア報道が熊本地震に集中し、国民の気持ちが不安定となっている最中に、それを逆手にとって改憲への流れを作ろうとする「震災便乗型改憲」につながりかねない危険性をはらんでいます。こういう手口を、権力側はよく使いますので、メディアや市民側はよくよく警戒しなければなりません。

 15日の記者会見でこの発言が飛び出したのは、「ニコニコ動画」の記者が「今回のように予想もしなかった大きな地震が発生したことを踏まえますと、(略)早急な緊急事態条項の検討の必要性について、どうお考えになりますか?」と質問したことに答えたものでした。

 菅官房長官は次のように発言しています。

 「憲法改正については、国民の理解と議論が深まることが極めて重要であるというふうに思っております。そういう中で、今回のような大規模災害が発生したような緊急時において、国民の安全を守るために国家国民自らがどのような役割を果たすべきかを、憲法にどのように位置付けていくかということについては、極めて重く、大切な課題であるというふうに思っています。具体的には、国民的な議論と議会の深まりの中で、おのずと決まっていくんだろうと思います」

 この発言を受け、4月16日には日本経済新聞が「緊急事態条項『極めて重い課題』 熊本地震で官房長官」( http://s.nikkei.com/1Nt041T )と題した記事を出し、その後、ツイッターなどで映画監督の想田和弘氏が、「極めて典型的な火事場泥棒発言」と発言したり、岩上さんも「大問題です!火事場泥棒ならぬ大地震ファシズム!」と批判するなど、SNSでも色んな方が批判の声をあげました。

・岩上さんの4月16日のツイートはこちら
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/721024653402066944

 しかし、このような批判に対して、一部では「記者が質問したから答えただけじゃん。それを『煽ってる』なんて、言いすぎじゃないの?」と、菅発言を擁護する見方もあるようです。しかし、そのように「擁護」することはまったく見当違いだと言わざるを得ません。なぜなら菅官房長官は、ニコニコ動画の記者の質問に対して、明らかに用意された原稿を読み上げているからです。

・菅義偉 官房長官 記者会見【2016年4月15日午後】(7分40秒経過頃から、菅官房長官が読んでいる紙が映っています。ニコニコの記者による「緊急事態条項」の質問は9分19秒経過頃です)
https://www.youtube.com/watch?v=o4bb1PZPmts

 つまり、官邸側は、記者会見が行われる前に、メディア側からあらかじめ質問を受け取り、この日の記者会見で緊急事態条項について答えることを決め、そのための原稿を準備したことが推察されるからです。記者会見とは、本来、記者と真剣勝負の応答が行われる場でなくてはなりません。事前に質問を伝えるメディアもメディアです。これは政権と一部のメディアが気脈を通じた「八百長芝居」のようなものではないでしょうか。しかも、この問答がセットされたということは、地震による被害と混乱が広がっている最中だからこそ、この条項を国民に対して押し込むことができると、まさに確信犯的に判断したからではないでしょうか?何重にも悪質なやり方です。

 ちなみに、「憲法改正は国民の理解と議論の深まりが極めて重要だ」とした菅発言は、官邸側がこれまでも使ってきた表現です。しかし、これだけ緊急事態条項について懸念や不備が指摘されているにもかかわらず、国会で野党議員が質問しても安倍総理らは、その条文の具体的な内容については、いっさい答えようとしてません。卑劣きわまりないとはこのことです。

 緊急事態条項の危険性については、昨年の「饗宴Ⅵ」のDVDや書籍『前夜・増補改訂版』でも、具体的に論じていますので、詳しくはぜひ、こちらをご購入いただければと思います!

※DVD【岩上安身サイン入り】『饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※DVD『饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 またIWJでは、現在「脱・財政危機」に向けて、オリジナル商品を半額で販売中です!DVD「ドキュメント築地市場」を半額の750円(通常価格1500円)で、DVD「孫崎享×岩上安身 Deep Night」シリーズを半額の1000円(通常価格2000円)で、各種Tシャツを半額の1890円(通常価格3780円)でご提供させていただいています。在庫も少なくなってきていますので、どうぞこちらも、お早めにご購入ください!

※セール中のオリジナルグッズ一覧は以下のURLからご覧ください!
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=26

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 今回の熊本地方の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

本日の目次のコンテンツが全て入ったフルバージョンの日刊IWJガイドはこちらからご覧ください!

http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160417

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