■■■ 日刊IWJガイド 2015.5.31日号~No.991号~ ■■■
(2015.5.31 8時00分)
おはようございます。IWJスタッフの原です。
鹿児島県・口永良部島の新岳が爆発的噴火を起こしてから、まもなく丸2日が経とうとしています。気象庁は昨日、連続噴火は午前10時50分頃に停止した模様だと発表しましたが、「今後も爆発力が強い噴火や規模の大きい噴火が発生する可能性もある」として引き続き厳重な警戒を呼び掛けました。
口永良部島から避難された137名の全島民の皆さんは、屋久島の公民館などで過ごしているそうです。慣れない避難所生活でかなりお疲れになられているでしょう。特にご高齢者や病気されている方々は身体的にも厳しい状況のはずです。避難は長期化が予想されており、屋久島では対策会議が開かれているということですが、少しでも良い環境で過ごせること、そして早期帰還が実現することをお祈りします。
昨日午後8時34分、小笠原諸島周辺を震源地とするマグニチュード8.5の地震が発生し、東京都小笠原村と神奈川県二宮町では震度5強を観測しました。震源地はもともと地震の起こりやすい地方だということですが、ここまで大きな地震は珍しいようです。5強ともなれば、かなり大きい揺れです。地震は全国にまたがり、九州や沖縄、果ては台湾まで揺れたのだとか。
東京のIWJオフィスは震度4だったようですが、それでもかなり揺れました。東日本大震災のことを少し思い出しました。首都圏直下地震が起こると言われて久しいですが、今から警戒は怠れませんね。
昨日の地震直後、「大地震が東京を襲ったとき、IWJでは誰がすぐに動いて現場に飛べるのか、事前に決めておかなければいけないな」と岩上さんがつぶやいていましたが、油断せず、そうした備えもしておかなければなりません。
皆さんも今から、非常食などの避難用品の準備は万全にしておいてくださいね。
■与党内からも「戦争法案」に慎重な審議を求める声
連日、いわゆる「戦争法案」をめぐって国会審議が紛糾していますが、自民党内からも慎重な声が上がり始めています。
二階俊博総務会長は昨日、テレビ東京の番組で、国会審議について「時間なんか制限する必要ない。質問する方も『これ以上は(質問が)ありません』というところまでやらなければいけない」との認識を示しました。先日、訪中し、習近平国家主席とも面会してきたばかりの二階氏ですが、ここでも存在感を示せるのか、見ものです。
谷垣禎一幹事長は昨日、佐賀市で開かれた党会合で、「まだまだ理解できていないという声が多いのも事実だ」と認め、「丁寧に国会審議を進め、基本的な考え方を安倍総理にもしっかり説明していただかないといけない」と語りました。
「時間なんか制限する必要はない」というのはまさにそのとおりで、今国会で成立しなければならない理由などないはずです。安倍政権が急いでいるのは、米国で合意してきた「日米新ガイドライン」を一刻も早く実行可能なものにするためという、極めて不純な動機しかありません。
衆院を80時間で通過させるとしていますが、国民を、国会を開始せず、存分に時間をかけて審議に臨んでいただきたいものですし、二階氏、谷垣氏は口先だけで終わらせず、党内でその指摘を堂々と主張してもらいたいと思います。
※谷垣自民幹事長、安保法案に理解不十分=二階氏は「徹底審議必要」時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015053000219
(後半へ続く…)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.5.31 Sun.**
【IWJ_SAITAMA1】9:30~「5.31オール埼玉総行動『9条こわすな・戦争させない』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-saitama1
※「集団的自衛権を行使容認した閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会」が主催。鳥越俊太郎氏が出演する安倍政権の安保政策に反対を訴える集会の模様を中継します。
【Ch4】13:00~「5・31さようなら原発 Live&Talk 川内・高浜原発 再稼働のボタンを押させない!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※:「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」が主催。川内・高浜原発再稼働に抗議するライブ&トークの模様を中継します。
【IWJ_KYOTO1】14:30(出発)~「これあかんやつや 2015怒りたい女子会デモ!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「怒りたい女子会」主催。八坂神社~四条河原町~京都市役所前を練り歩く予定。
【初公開・撮りおろし録画配信・Ch1】19:00~「岩上安身による国立科学博物館・人類史研究グループ長・篠田謙一氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※2015年5月18日に行われた、岩上安身による国立科学博物館・人類史研究グループ長・篠田謙一氏インタビューの模様を録画配信します。
~関連記事はこちら~
・2013/08/15 「6万年前に同じ能力を持った人々がアフリカを出て、世界に広がった」――日本人はどこから来たか。DNAが語る系譜 ~岩上安身による篠田謙一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/96484
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(…前半の続き)
■「古賀vs古舘」騒動に苦言を呈した、まさかの“あの人”
元経産官僚の古賀茂明氏がテレ朝「報道ステーション」の出演最終日に安倍政権のメディア介入を批判し、古舘伊知郎キャスターと言い争いになった問題で、「報ステ」の前身番組だった「ニュースステーション」のキャスターを務めた久米宏さんが毎日新聞のインタビューに応じ、「報ステ」に苦言を呈しました。
昨日付の毎日新聞で、久米氏は安倍政権のメディア介入について「安倍政権はけじめがないですよね。NHKの会長にお友達を連れてきたところなんか、ルール違反でしょう。民主主義がわかってない」と批判。安倍総理と頻繁に会食し、政権との距離を保てないマスコミも悪いと主張しました。
「ビデオを2回見返しても、(古賀氏が)何のことを言っているのかがよくわからなくて、ちょっと欲求不満でしたね」と語り、「どういう経緯であの話になったのか。もし、僕が司会だったら、最後まで聞いたんじゃないですかね」と指摘をしました。
古賀茂明さんには一昨日、岩上さんがインタビューしたばかりです。週刊文春が古舘氏が「俺には組がバックについている」などとスタッフを恫喝したテープがある、などと報じているが、そのネタ元がテレ朝のスタッフであり、官邸とも気脈を通じていることを暴露しました。週刊文春が書いている記事が事実なら古舘氏のキャスター生命は終わり。もしそうでないなら、名誉毀損で訴えるべき。そう古賀さんは語り、古舘キャスターを守ろうとしないテレ朝の姿勢を批判しました。
※2015/05/29 「官邸からみれば『報ステは抑えたから大丈夫』」 重要な審議も総理の暴言も報道されない!? メディア介入強める安倍政権に古賀茂明氏が憤り~岩上安身インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247178
久米さんはさらに最近のテレビは面白くないとし、「ラジオは何をしゃべっても、どこからも何にも言ってきませんからね(笑)。政治家やNHKの悪口なんか結構やってますよ」とも。ぜひ、タブーなきIWJで久米さんの思いの丈を語ってくれればいいのですが…皆さんも、観てみたくありませんか?
■翁長知事がワシントンに到着! ハワイ知事は海兵隊受け入れに前向き
昨日に続き、翁長沖縄県知事の動向をお報せします。
翁長雄志知事は日本時間の昨日早朝、ホノルル市内でハワイ州のデービッド・イゲ知事と会談し、在沖米海兵隊のうち2700人がハワイに移転する再編計画について、イゲ知事は「日米で決まれば実施に向けて協力したい」と述べ、現行計画を受け入れる考えを示しました。
ただしイゲ知事は「沖縄の米軍基地に関することは日米両政府が決める。(米側では)ワシントンが決めることになる」と述べ、州政府としては直接の関与はしないとの考えを示しました。
その翁長知事は昨日夜、ついにワシントンに到着。米政府側は辺野古移設を普天間問題の「唯一の解決策」として推進する立場を説明する見通しです。翁長知事は6月3日に米国務省のヤング日本部長と国防総省のアバクロンビー副次官補代行とそれぞれ国務省で会談し、普天間飛行場の県外移設を訴える予定です。
引き続き、「オール沖縄」の戦いに注目です。
■南シナ海の中国・人工島をめぐる日中対立に警戒を
南シナ海では、米中の動きがいよいよ慌ただしくなってきたような気がします。
中国が領有権論争のある南シナ海のスプラトリー諸島の岩礁などで人工島を造っている問題で、米国防総省のウォーレン報道部長は29日、中国が人工島の一つに兵器を持ち込んだと発表しました。現在もあるかは不明です。
米国は中国が埋め立てる岩礁などを領土と認知しない立場を示しており、米中間で厳しく対立が続いています。カーター米国防長官は、中国を非難し、今後も南シナ海で偵察活動を続ける方針を表明しました。
カーター米国防長官の非難を受け、中国外務省の華春瑩副報道局長は昨日、「米国側は歴史、法理、事実を無視し、中国が南シナ海でとっくの昔に形成した主権と権益について勝手なことを論じている」と反論。
中国共産党系メディア「環球時報」は25日の論説で、米国が中国に人工島建設の停止を要求することをやめなければ、米国との「戦争は避けられない」とする論説を掲載したばかりです。経済で強く、深く結びついている米中が戦争することはない、という見方は強いですが、南シナ海の人工島をめぐる動きに、警戒が必要そうです。IWJはまた別途、この件を詳しくまとめて報じたいと思います。
■明日5月31日 岩上さんが講演! 参加費無料で先着20名様まで!
本日は夕方4時より、岩上さんが東京・新宿で「TPPで医療業界の未来はあるのか」と題して講演します。一般社団法人鍼灸マッサージ師会さんより、岩上さんへ講演依頼をいただきました。
今回の会では、先方の方からのお願いで「TPPとはそもそも何なのか」というところからわかりやすく解説する予定で、なんと、参加費は無料です。新宿にお立ち寄りの皆さんは、せっかくですからこの機会にTPP問題を整理してみませんか? 物販でIWJグッズも販売いたしますので、やはり新宿近辺に来られる方はフラッとお立ち寄りください。
今回の主催は一般社団法人鍼灸マッサージ師会さんになりますので、ご質問のある方、参加を希望される方は、IWJ宛ではなく、下記の連絡先へご連絡ください。
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連絡先: NPO法人医療を考える会事務局(山口充子さん)
Tel 03-3375-6151 Fax 03-3299-5275
※時間 16:00~18:30
※参加費:無料
※場所 ホテルローズガーデン新宿 別館 2階
※終了後のパーティーは締め切らせていただきました
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■浜矩子著『国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ』販売開始!
昨日は岩上さんがエコノミストで同志社大学大学院教授の浜矩子さんにインタビューしました。近いうちにアーカイブをアップしますので、見逃された方はアーカイブをご覧になってください。
これに合わせ、本日5/30(土)より、浜さんの最新のご著書『国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ』のサイン本をIWJ書店で販売開始しました!
限定10冊のみの販売なので、お早めにお買い求めください!
【浜矩子さんサイン入り】『国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=119
岩上さんによるインタビューは、会員限定で公開しています。古賀茂明さん、浜矩子さんのインタビューアーカイブも、一般会員であれば1ヶ月間、サポート会員であればずっとご視聴し、記事をお読みいただけます。
ぜひ、IWJ会員にご登録いただき、IWJの取材活動をお支えください。
何卒、よろしくお願いします。
※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※カンパも何卒、よろしくお願いします。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
■IWJ特報最新号「知られざる福沢諭吉 侵略の肯定、そしてヘイトスピーチ~名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー」(その6・7)発行しました!
毎号、圧倒的なボリュームとクオリティでお届けしているメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」最新号を発行しました! 前回に引き続き、「知られざる福沢諭吉 侵略の肯定、そしてヘイトスピーチ~名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー」をお届けしました。
今回も、安川氏の口から、福沢諭吉の信じがたい差別的・拡張主義的言説の数々が語られています。ひとつひとつを福沢の原典にあたりながら、じっくりと検証していますので、読みごたえたっぷりの内容になっています。
今号でまず、注目していただきたいのが、福沢諭吉が靖国神社の「効能」について言及していた、という事実です。福沢は、「戦場で死ねば、靖国神社に祀られる。だから、戦場で死ぬことは幸福なことだ」と、国民を思い込ませ、戦場へと動員する「装置」として靖国神社を大いに政治利用すべきことを説いていました。
他にも今号では、台湾人に対する無差別殺戮を煽動していた福沢諭吉のヘイトスピーチの数々や、福沢の「権謀術数による国権拡張主義」など、様々な論点から福沢諭吉の実像を検証しています。
福沢諭吉という歴史上の人物に焦点をあてて詳しく論じていくのは、彼が一万円札の肖像にもなっている有名な人物だから、というわけではありません。福沢を論じるというのは、明治から昭和初期にかけての時代を論じるということに他なりません。その過程で、軍事国家化・ファシズム化に突き進む現在の安倍政権に向き合いながら、これに対抗するためのヒントを見出すことができます。
そのひとつが、「良心的兵役拒否」です。これは、戦時において、たとえ徴兵されても、自らの心に照らして、戦争に参加したり、兵役に就いたりすることを拒否する、という態度を指します。
安川氏は、アジア・太平洋戦争において、この「良心的兵役拒否」を実践した人物として、2013年4月に亡くなった俳優の三國連太郎さんを挙げています。
被差別部落の出身である三國さんは、「なぜ、自分らを差別する国のために死ななければならないのか」と自問自答し、兵役を拒否。憲兵隊に連行され、最前線に投入されましたが、軍隊にいる間、自分の鉄砲に一度も弾を込めなかったのだそうです。
他にもこのインタビューでは、安川氏の口から様々なエピソードが語られています。中でも興味深いのが、福沢諭吉と丸山眞男を擁護し、安川氏への批判を展開した、「週刊金曜日」社長で評論家の佐高信氏の存在です。
佐高氏は、『週刊金曜日』誌上で、『三島(由紀夫)から「左翼学者」と難じられた丸山(眞男)を全否定して、反ファシズムの隊列など組めるのか』と安川氏を名指しで批判しています。しかし、福沢の「ヘイトスピーチ」を無視したうえで組むのだという「反ファシズムの隊列」とは何なのでしょうか? ファシストの親玉のような人物を許容しながら、反ファシズムを唱えるとは、滑稽ではありませんか。
このインタビューでは、このように、福沢諭吉の原典の検証以外にも、様々な興味深いエピソードが語られています。ぜひ、ご購読いただき、全編をお読みください!
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■IWJカメラマンが渋谷で「eastern youth」の写真展を開催中!
ここでお知らせです。
プロスチールカメラマンでもあり、社労士としてIWJの顧問をしている平川さんが、現在、渋谷で写真展を開催しています。平川さん自身が撮り続けてきたバンド「eastern youth」の写真が並んでいるそうです。
「eastern youth」のメンバーは、これまでヘイトスピーチに対するカウンターにも個人参加しており、差別撤廃を訴えた「東京大行進」のときも、パレード出発前にスピーチをし、差別反対を訴えていました。
※2013/09/22 【東京】「差別をやめよう、一緒に生きよう」 新宿で差別撤廃を求める大行進 主催者発表で3000人の市民が参加
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/102713
日刊IWJガイドをお読みの方で、もし渋谷近辺をぶらぶらされていましたら、ぜひ写真展に立ち寄って観てください! 本日が最終日ですので、お見逃しなく! また、今日は渋谷O-Eastで「eastern youth」のライブもあるようです。よろしければそちらにも足を運んでみてはいかがでしょう。
【会期】2015年5月29日(金)~5月31日(日)
【開催時間】11:00~19:00 最終日は17:00閉場
【会場】LE DECO 5 (ギャラリー・ルデコ)
【会場住所】〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル 5F
【問い合わせ先】keco@smashingmag.net (平川)
※詳細
http://www.smashingmag.com/jp/archives/51841
■わとはぷ!のコーナー
今日は米国の映画監督クリント・イーストウッドの85歳の誕生日なのだそうです。無類の映画好きのIWJ佐々木記者がイーストウッド作品の大ファンなので、この日に僕が日刊IWJガイドになってしまったこと、なんだか申し訳なく思います…。
が、とりあえず、今日は僕が代理で言わせていただきます。
イーストウッドさん、誕生日おめでとうございます、と。
僕はイーストウッド作品が格別好きなわけではないので、ここで触れるのは見送ろうかなぁ~とも思ったのですが、このタイミングを逃せば、次は1年間後です。それに、来年、佐々木記者がこの日、運良く日刊IWJガイドを担当するとも限りませんので、今日は佐々木記者の分も頑張ります!
「J・エドガー」も「ミリオンダラー・ベイビー」も「グラン・トリノ」も、いまいちピンとこなかったのですが、西部劇の「許されざる者」だけは大好きです。この作品のおかげで西部劇が好きになりました。
昨年はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされるイラク戦争の帰還兵を描いた「アメリカン・スナイパー」が公開され、注目を集めましたね。日刊IWJガイドでも佐々木記者が書いていたと記憶しています。
陸軍公衆衛生司令部の統計などによると、陸軍現役兵の自殺数は04年から08年までに80%増加。2012年には最悪の年間320人に達しました。戦場での経験に起因するPTSDが主な原因だということです。この年、アフガニスタンとイラクで死亡した米兵は311人。自殺数は13年も254人、14年も268人と、いずれも戦死者数を大きく上回ったそうです。
※米兵の自殺、戦死より多く 長期化で心の傷深刻 沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=117386
こうした被害は日本でもすでに出ています。
先日の戦争法案に関する国会審議で、共産党の志位和夫委員長が、イラクなどに派遣された自衛隊員が帰国後、自殺したケースが54人にのぼることを指摘し、「非戦闘地域での活動でも、これだけの若者が犠牲となり、心の傷を負っている。活動範囲が拡大すれば、はるかに超える負担と犠牲を強いるのではないか」と迫りました。
安倍総理は他人事のように「胸の痛む話だ」とだけ返し、自衛隊員の自殺者増のリスクには触れず、遁走。志位委員長は「総理はリスクを語ろうとしない。自衛隊の活動範囲をこれまでの戦闘地域に大幅に拡大しながら、隊員の安全確保を言うのは自己矛盾。ブラックジョークのたぐいだ」と辛辣に批判しました。
僕はこれまでまだ、現役の若い自衛隊員に話を聞く機会に恵まれていません。彼らがどんな思いで、この国会の論議を見ているのか、聞いてみたいと思っています。
イーストウッド監督の誕生日から、話がどんどんそれていきましたが、佐々木記者はこのまとめ方で、許してくれるでしょうか。それとも、僕は「許されざる者」になってしまうのでしょうか。
それでは皆さん、今日も1日よろしくお願いします!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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