日刊IWJガイド 「これまでになかった弾圧が始まった? 経産省前で突如抗議中の市民らが逮捕! 明らかに狭まった市民活動の『範囲』」2015.5.30日号~No.990号~


■■■ 日刊IWJガイド 「これまでになかった弾圧が始まった? 経産省前で突如抗議中の市民らが逮捕! 明らかに狭まった市民活動の『範囲』」2015.5.30日号~No.990号~ ■■■
(2015.5.30 8時00分)

おはようございます! IWJの原です。

昨日午前9時59分、鹿児島県・口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生しました。山を駆け降りた火砕流は海岸にまで到達し、噴煙は高さ約9000メートル(9キロ)まで上がったということです。今後も爆発的な噴火が発生する恐れがあり、これまで「3」だった噴火警戒レベルが「5」に引き上げられました。

気象庁が噴火警戒レベルの運用を07年に始めて以来、レベル5が発表されたのは初めてのことだそうです。

幸運にも、避難指示を受けた住民ら137人全員が夕方までに、船やヘリコプターで10キロほど離れた屋久島への避難を終えたということです。今回の噴火で72歳の男性が頭にやけどを負ったほか、持病のある82歳の男性が体調不良を訴えているようですが、命に別状はないそうです。

安倍総理は避難の長期化に備え、仮設住宅の必要性を含めて検討するよう山谷えり子防災担当大臣に指示。鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長は、避難期間について「1日で帰れるのか、1週間なのか10日なのか、今は全く読めない」と語りました。

口永良部島の噴火で、過去100年の間で最も被害が大きかったのは、1933年12月24日から34年1月11日にかけて、数回起きた噴火で、集落の一つが全焼し、死者8人、負傷者26人にも上ったようです。

やはり今回の噴火で死者が出ず、迅速な避難ができたのは不幸中の幸いといったところでしょうか。それでも住民の皆さんは、さぞ不安なことと思います。皆さんが1日も早く帰還できるよう、心よりお祈り申し上げます。

※1933~34年に死者8人=口永良部島・新岳の噴火 時事通信

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015052900975

改めて自然の猛威に驚かされ、人間の無力さを感じますが、九州電力は、「川内原発再稼働の判断には影響を与えない」と発表しました。かねてより火山リスクを過小評価する原子力規制委を批判してきた東大地震研究所・中田節也教授も、口永良部島で最大の噴火があったとしても川内原発には影響ない、との見解を示したようです。

確かに周りは海ですし、川内原発まで直線距離にして150キロメートルほど離れているので、その点がひとまず安心してよさそうです。ですが、火山大国・日本では、口永良部島で起こったような噴火がどこでも起こりうるということを重大に受け止めなければならないでしょう。改めて思います。

桜島などの噴火リスクは決して過小評価できません。火山は予知できません。今回の口永良部島の噴火も、気象庁は「(爆発的噴火の)前兆はなかった」と発表しました。火山学者が口を揃えて火山の予知はできない、としています。今回も予知はできませんでした。

こうした現実が突きつけられているというのに、なぜ九州電力は破局的噴火をモニタリングで予知できるなどと言えるのか。そして規制委は、核燃料を冷却して運び出すには「5年かかる」と言いながらも、なぜ九電の主張を受け入れられるのか、疑問です。まるで火山が予知できるかのような前提で、7月下旬にも再稼働をしようとしていますが、改めて「火山予知などできない」という前提で議論し直すべきではないでしょうか。

■安倍政権は日本経済など眼中になく「富国強兵路線を目指しているだけ」?

さて、本日は12:30より、「アベノミクスはアホノミクス」を指摘し続けているエコノミスト・浜矩子氏に、岩上さんがインタビューします。

日銀は量的緩和と称して日本国債の大量購入し、国の借金の肩代わりをしています。

本来、中央銀行である日銀は“最後の貸し手”であって、いざという場面で民間の金融システムを守ることで、初めて通貨の安定も図られるが、今は“最初の貸し手”となっているうえに、その相手が政府なのだから非常に危うい状態にある。浜さんはこう分析します。

市場にお金を流し込むことでバブル状態をつくり出し、デフレから脱却しているかのような雰囲気を醸し出したい。そんな考えで進められていますが、景気回復の実感がない人は7割を超え、実質賃金は下がる一方。機械受注も2月は再びマイナスに転じ、GDPもパッとしない。

それもそのはずで、浜さんは、日銀含めた「チーム・アベ」が考えているのは日本経済ではなく、富国強兵路線を目指しているだけなのだと指摘します。

「アホノミクスによって、強いものをより強く、大きいものをより大きくする。大手企業の収益が改善し、勝ち組の勝利度がさらに高まればいいのです。それが富国の部分であり、あとは憲法改正で強兵を確実なものにして、大日本帝国を取り戻すという筋書き」

※エコノミスト浜矩子氏が看破する「チーム・アベ」の欺瞞 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159319/3

安倍政権が進める「アベノミクス」と「戦争法案」のつながりを鋭く指摘する浜さんのインタビューにご期待ください!

(後半へ続く)・・・

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.5.30 Sat.**

【Ch1】12:30~「岩上安身によるエコノミスト・浜矩子氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※IWJ代表・岩上安身による浜矩子氏へのインタビューの模様を中継します。安倍政権と黒田日銀による金融・財政政策の問題点を中心に、お話をうかがう予定です。

~関連記事はこちら~
・2013/03/12 「アベノミクスは『アホノミクス』」~岩上安身による浜矩子氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67024

【IWJ_KANAGAWA1】13:00~「5.30 かながわアクション(集会とパレード)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kanagawa1
※横浜・大通り公園から行われる、安倍政権にNOを訴える集会・パレードの模様を中継します。

【IWJ_IBARAKI】13:00~「シンポジウム『原子力 自由な意見?批判の抑圧は、破滅への道 ~旧動燃、旧サイクル機構、原子力機構に差別是正を求める~』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※茨城県東海村で行なわれるシンポジウムを中継。「旧動燃」思想差別事件の当事者からの訴えも予定している。

【IWJ_KYOTO1】13:30~「戦争をさせない!集団的自衛権NO!5/30京都決起集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※元外務省国際情報局長・孫崎享氏による講演、瀬戸内寂聴さんのスピーチの模様等を中継します。

【IWJ_EHIME1】13:30~「日韓市民共同歴史シンポジウム 安倍政権の歴史認識を問う ― 河野談話・村山談話から『安倍70年談話』―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ehime1
※「えひめ教科書裁判を支える会」、「平澤・愛媛市民交流会」が主催。安倍政権の歴史認識を問う、日韓市民共同歴史シンポジウムの模様を中継します。

【IWJ_AOMORI1】13:30~「第30回『4.9反核燃の日全国集会』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※「第30回4・9反核燃の日全国集会実行委員会」が主催。原発・核燃施設に反対を訴える集会の模様を中継します。

【IWJ_OKAYAMA1】14:30~「三田茂先生 講演会 『私が東京を去り、岡山に移住した理由・一開業医の判断』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※和気町PRに関するプロジェクト設立を記念して、東京で多くの子ども達を被曝対応で検査し続けてきた三田医師による講演会の模様を中継します。

【IWJ_KYOTO2】14:45~「映画『6.30 石川・宮森Z機墜落事件』斎藤勝監督トーク」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※映画『6.30 石川・宮森Z機墜落事件』の斎藤勝監督によるトークの模様を中継します。

【IWJ_AOMORI1】16:00~「原水禁 全国交流集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※アップルパレス青森で行なわれる「原水禁 全国交流集会」を中継予定。

【IWJ_OSAKA1】18:30~「生活フォーラム関西 定例講演会『オール沖縄から民主主義を学ぶ』 ―講師 玉城デニー・衆議院議員」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「生活の党と山本太郎となかまたち」幹事長の玉城デニー議員が、「オール沖縄から民主主義を学ぶ」と題し、講演。主催は、「生活フォーラム関西」。

【IWJ_OKINAWA1】19:00~「どぅなんちま ゆんたく広場 ―与那国島の魅力を学び、未来を考える」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※与那国島で行なわれる、パネルディスカッションを中継予定。奥田進一氏(拓殖大政経学部教授)、池尾靖志氏(立命館大他非常勤講師)、Ra Mason氏(琉球大法文学部客員研究員)らが登壇予定。

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・・・(前半の続き)

■安倍政権による答えにならない答えの連続に、野党が審議拒否!

安保法案、いわゆる「戦争法案」の審議状況の続報です。

昨日も、「戦争法案」に関する審議が紛糾し、衆院平和安全法制特別委員会は民主、維新、共産の各党委員が退席し、審議は開始からわずか1時間で中断。野党が審議拒否をしたのです。結局、質疑は後日に先送りとなり散会しました。

もし、大阪都構想の住民投票が賛成多数という結果になっていたら、維新の党は安倍政権との結束を強め、今回のような野党の連携はとれなかった。そうみる向きもあります。「オール沖縄」「オール大阪」に続き、「オール野党」は安倍政権と対峙し、歯止めとなることができるのか。僕のツイッターのタイムラインでは期待が高まっているようです。

「年内に民主党だけではなく他の野党まで含めた幅広い結集をしたい」 「(目指す規模は)100人以上。100人の固まりができれば、1回(の衆院選)で過半数を取ることはできる」。維新の党の松野頼久代表が今月24日に行った会見で、野党再編に言及していましたが、さっそく野党が固まって与党に対応しようとしているようですね。

また、共産党の志位委員長の質疑がすごいと話題になっていますが、それも昨年の衆院選で票を伸ばした賜物ですよね。議員数が増え、質疑の時間をより多く獲得することができました。自民の大勝ばかりが取り沙汰されますが、地道な投票がこうして実を結んでいるともいえます。

肝心の昨日の審議ですが、僕は別の仕事で観られなかったので、朝日新聞を引用させていただきます。

「政府は、従来の周辺事態法から『周辺事態』という事実上の地理的制約を取り除き、米軍やそれ以外の他国軍を地球規模で後方支援できるよう、法律の内容を変更。これに伴い、重要影響事態をどう判断するかが焦点となっていた。

民主党の後藤祐一氏が、中東の産油国で軍事的衝突が起き、日本経済には影響があるが、軍事的な波及がない場合には『周辺事態には該当しない』とする1998年の外務省局長答弁が今も維持されているかどうかを質問。だが、岸田文雄外相が直接答えていないとして、後藤氏が同じ質問を繰り返した。野党側は岸田氏の答弁が不十分だとして退席。委員会の理事間で調整が続いた」

※「安保法案めぐる外相答弁に反発 野党側委員ら退席」朝日新聞

http://digital.asahi.com/articles/ASH5Y3GR2H5YUTFK004.html

安倍政権は明らかな憲法違反の法律を通そうとしており、これまでの政府見解もすべてひっくり返しているわけですから、真っ向から質疑に応じようとすればするほど厳しい立場に追い込まれるのは当然です。しかも10本もの法案を一括にしているわけですから、議論なんてまともに進むはずがありません。

カッカした安倍総理は一昨日、質問中の民主党・辻元清美議員に対し、「早く質問しろよ!」などと野次を飛ばしましたが、この下品さには安倍総理の身内も頭を抱えているようです。

自民党の谷垣幹事長は「正直申しますと、中身で国民がいろいろどうだろうと思っていることがあるから、それについてしっかり質疑をしていくということが本来でして。挑発上手な方もいらっしゃるので、挑発に乗らないようにやっていただきたい」と指摘(挑発さえしてなかったのですが…)。

井上義久・公明党幹事長は「不用意な発言なのかなあとは思う」と述べ、野次の最中、安倍総理の隣の席に座っていた中谷元・防衛相は「不規則発言というか、野次は議論の妨害になる。お互いに慎まないといけない」と話しました。

特に安倍政権になってからは、なかなか意見が一致しない与野党ですが、今回ばかりは「あの野次はない」との見方で一致しました。

国会での議論さえままならない状態で違憲法案が成立する。そんなことになれば、立憲主義も民主主義も崩壊します。「オール野党」は安倍政権と対峙できるのか。今後も紛糾必至の国会審議に、引き続き高い関心を注ぐ必要がありそうです。

※首相やじ、自民・谷垣氏「挑発に乗らないように」 TBS

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2504598.html

※安保議論「総理が答えるのが一番いい」 公明・井上氏 朝日新聞

http://digital.asahi.com/articles/ASH5Y3VSZH5YUTFK00H.html

※防衛相「やじはお互いに慎むべき」

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H24_Z20C15A5EAF000/

■強まる安倍政権によるメディア圧力! 古賀茂明氏が「報ステ」の舞台裏を告発!

ポツダム宣言は「承知していない」「読んでいない」。下品な野次にとどまらない安倍総理の衝撃発言が、ろくろく報じられていないようですね。

NHKに至ってはなんと、「早く質問しろよ!」という野次も報道しなかったとか。僕はテレビを逐一チェックしていないので真偽は定かではありませんが、昨日の岩上さんによる元経産官僚・古賀茂明さんのインタビューを聞いた限り、「さもありなん」といったところでしょうか。

昨日中に記事化もしましたので、お見逃しになられた方は是非ご覧ください。

※2015/05/29 「官邸からみれば『報ステは抑えたから大丈夫』」 重要な審議も総理の暴言も報道されない!? メディア介入強める安倍政権に古賀茂明氏が憤り~岩上安身インタビュー!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247178

「報ステ」の生放送中に「I am not Abe」を掲げたことで、安倍政権の面々から名指しで圧力を受け続けている古賀さんですが、インタビューではテレ朝の内部事情を告発し、一見戦っているようにみえる報ステも、実はすでに官邸の魔の手に侵食されているという実情を紹介しました。詳しくは記事をご覧ください。

「報ステ」でさえ追い詰められているのだから、他も推して知るべしといったところでしょう。古賀さんによると、ある自民党議員がオフレコの記者懇の場で、TBSのNEWS23に出演している岸井成格さんを名指しし、「岸井さんは頑張っているからな。あの人は気をつけたほうがいいよ」などとほのめかしたそうです。

岸井さんは秘密保護法などのときも声をあげたジャーナリストで、安倍政権の戦争法制には一貫して反対を表明しています。「狙われやすい」人物ではあるかもしれません。IWJは岸井さんが登壇した集会なども取材してきましたので、一度ご覧ください。

※2013/11/26 「攻めて闘う方法を」──緊急反対集会・ジャーナリストは秘密保護法案と日本版NSCに反対する

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113521

安倍政権がメディア介入に力を入れてきたことが功を奏し(?)、大手メディアの中には自粛、萎縮がかなり蔓延しつつあると古賀さんは見ます。

潤沢な資金に恵まれているはずの大手メディアが徐々に口数を減らし、肩身を狭くし、存在感を薄めてゆく一方で、IWJは貧しいながらも胸を張り、言うべきことを言い続けています。あとは皆さんのお力で、どうか存在感をアップさせていただけませんか? 岩上さんによる古賀さんインタビューは、一般会員であれば1ヶ月間、サポート会員であればいつでも視聴いただけます。

どうか会員となり、IWJをご支援ください。よろしくお願いします。

※会員登録はこちら

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※カンパもお願いします。

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■どうなる辺野古! 翁長知事がハワイで直談判、その成果は?

答えにならない答えを繰り返し、会話を成立させることさえ難しい安倍政権に見切りをつけ、直接、安倍政権の「親分」と話し合うため訪米しているのは沖縄県の翁長県知事です。

昨日は訪問先のハワイで、今月17日に墜落したオスプレイの墜落現場周辺の基地の状況などを視察したようです。

翁長知事は、民主党のハワイ州選出のメイジー・ヒロノ上院議員らと面談し、辺野古新基地建設は県民の根強い反対があり、実行するわけにはいかないと説明し、「普天間は県外」と訴えました。ヒロノ氏は「ハワイにも基地は多くあるが、米政府はハワイの意見を聞かずに何でも進めるということはしないし、できない」と応じたようです。

日本とはえらい違いですが、それこそが正しい民主主義の在り方ですよね。翁長知事は米側から対案を出すよう求められ、国防総省にも伝える、との言質をとったようです。

さっそく手応えありか?…と思いきや、米国務省は、ワシントンで翁長知事の対応をするのは、知事が希望していた次官補ではなく、格下の日本部長だと発表しました。また、米国務省のラスキー報道部長は一昨日の会見で、辺野古新基地建設が「唯一の解決策だ」との見解を改めて翁長氏に伝える考えを示してもいます。

この戦いの道は険しく、長そうですが、「オール沖縄」の翁長県政はまだ始まったばかり。日本の運命を位置づけると言っても過言ではない沖縄問題。日本中のどこに住んでいても、無関係ではいられません。翁長知事の動向から目が離せませんね。

■火炎瓶テツさんが逮捕、なぜ?

一昨日、IWJでもお馴染みの火炎瓶テツさんが逮捕されたという衝撃のニュースが流れました。産経にはじまり、各社が報じています。もちろん、IWJも取材を進めております。

すぐに詳細を報じますが、一部メディアでは、まるで過激な活動家らが経産省に集まり、建物内に強引に侵入しようとした。そんな彼らは反原発でもあった…といった調子で報じられていました。

しかし、事実は少し違ったようです。火炎瓶テツさんの人柄を知る人などはおわかりになられているかと思いますが、彼は過激派と呼ばれるような人間ではありません。特別に擁護するつもりはありませんが、これまでも抗議中にいろんな人が踏み入れていた門の前(一応敷地内)に踏み入れたところ、なぜか今回ばかりは逮捕されたという展開だそうです。

他の記者らが取材を重ねている最中であるため、僕も詳細はわかりませんが、表現の自由、市民活動に対する弾圧が強まり始めたのではないかという懸念は拭えません。IWJはこの問題を追い、他メディアとは違った厚い記事を出しますので、もう少々お待ちください。

続報をお待ちください。

■わとはぷ!のコーナー

今日は「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」の日だそうです。

1982年、「関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会」(長っ!)が提唱した、「関東地方環境美化運動の日」に由来するということです。

僕は自炊もしており、普段、コンビニ弁当も食べなければ缶ジュース、ペットボトル飲料もあまり飲みません。事務所では毎日、昼飯に豆乳をかけたグラノーラを食べています。1パックで3週間くらいもつBIGサイズなので、袋がゴミと化すまでにはしばらくかかります。普段、特に買うものがないせいで、自然とゴミも出ません。しいて言えば、お茶の葉っぱくらいでしょうか。

タバコも辞めたので灰も溜まりませんし、お酒も飲んでいないので空き缶も出ません。ちょいちょいTSUTAYAで映画のDVDをレンタルしますが、それだってレシートごと返却するのでゴミにはなりません。しかも移動も自転車だという筋金入りのエコ野郎です。別に無理しているわけではないのですが、こんな地味な生活を送っているせいで、週の半分は1円も使わずに1日を終えます。

我ながら「関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会」に「1日委員長」を任命されて然るべきレベルに達していると思いますが、残念ながら同会は1983年(僕の生まれる前)に解散し、その後、1984年に「空き缶等環境美化推進連絡協議会」が設置され、1997年には「関東甲信越静美化推進連絡協議会」に名称変更されたそうです。

会の名称が何であれ、無駄にゴミを出さないで生活するよう僕たちも常に心がけ、どうにかこのビューティフルアースを後世に残していきましょう。それでは今日も1日、どうかよろしくお願いします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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