日刊IWJガイド 2015.3.15日号 ~No.914号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.3.15日号 ~No.914号~ ■■■
(2015.3.15 8時00分)

おはようございます。日々の中継などを担当している石川優と申します。

もう今年もそろそろ、桜の季節が近づいてきました。野球好きの私にとっては、球春到来の季節です。

ここ最近、プロ野球もネットで試合を見れる時代になり、球場に足を運ぶことも遠くなってしまいましたが、今年こそは、球場に行こうと密かに計画中です。野球場の息遣い、本当に楽しいですよ。皆さんも、ぜひ、たまには球場にお出かけになってはいかがですか。

■本日の配信オススメ

さて、本日は、福島Ch1にて「第4回福島国際専門家会議 事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心」を中継いたします。
朝9時から、夕方6時までの長丁場の中継となりますが、是非、御覧ください。

福島原発事故から4年が経ちましたが、いまだ、福島第一原発は危機的状況下にあります。
漏れ続ける汚染水と放射能。放射能封じ込めの遮水壁、汚染水を貯留しているタンクは増え続けるばかりで、課題は山積みです。
先日、汚染土壌を保管する中間貯蔵施設への運び込みも始まりました。

本日中継するシンポジウムのタイトルには「福島県民の安全・安心」とありますが、その安全安心のためには、福島第一原発の危機的状況を脱することが、まず、求められているのではないでしょうか。

週に2回ある東京電力の定例会見ですが、ここ最近は、汚染水が海洋へ漏れでていたことがわかったりと、事故がいまだに継続中であることをあらためて思い知らされます。

本日のシンポジウムには、内堀雅雄・福島県知事や福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一氏らが登壇予定です。
ちょうど、今から4年前は、福島第一原発の3号機が爆発したあとで、まさに最大の危機的状況の最中でした。

本日9時からの中継にご注目下さい。

配信チャンネルは
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1】です。

また、本日の再配信は、昨日に引き続き、「日米合同委員会に迫る 会員限定再配信シリーズ」の第3弾として、昨年11月に岩上さんがインタビューした『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビューの第2弾を夕方5時より会員限定再配信致します。

岩上さんも火曜日に出演しているテレビ朝日系列で朝8時から放送の「モーニングバード」。
木曜日のコーナー「そもそも総研」が日米合同委員会について取り上げ、テレビ朝日の玉川徹氏が鳩山由紀夫元総理と、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』の著者である矢部宏治氏にインタビューしていました。
私もこのコーナーをたまに見ることがあります。民放の地上波では他になかなか見られない見応えのある番組コーナーです。

が、残念なことに、テレビ番組のコーナー枠ということもあって、わずか15分程で終わってしまいます。それも朝の通勤時間帯で、見逃したり、物足りなかったりすることもしばしばです。

矢部氏には昨年2度、岩上さんがインタビューし、合計で6時間超にもなるロングインタビューとなりました。
日米合同委員会とは何か、日本と米軍の官僚が月に2度会合し、何を話し合っているのか。

是非、IWJの「日米合同委員会に迫る会員限定再配信シリーズ」も御覧ください。

※2014/10/13 「戦後再発見双書」プロデューサーが語る、日米関係に隠された「闇の奥」~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/181723

※2014/11/02 国際社会の「敵国」であることを自ら望む日本の病 ~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー第2弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/201949

会員限定再配信はこちらから御覧ください
→夕方5時より~【http://iwj.co.jp/wj/member/limited

IWJは、日々の取材活動を継続するための運営費を必要としています。IWJのような独立メディアは、広告収入に依存しないため、どうしても皆様のご支援が必要です。
私は、現場の中継を担当しておりますが、IWJは取材した映像は、基本、そのまま、ありのままの形としています。
現場では、その他のメディアも取材にきていることもありますが、収録した映像は、僅かな1、2分の映像しか使われなかったり、ただ、撮っただけで、お蔵入りとなることも多いようです。

時には、IWJだけしかカメラ撮りをしていないこともしばしばあります。そうした取材の中には、とても重要なものだったりすることもあります。

今後もIWJは、できるだけ多くの情報をお届けできるよう、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■米国は「戦略的にコアのない、バラバラに分裂した帝国である」 ~カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー IWJ特報200・201号を発行

先週は、アムステルダム大学教授でオランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏のインタビューについてのメールマガジンIWJ特報を発行致しました。

カレル・ヴァン・ウォルフレン氏には、昨年12月に岩上さんがインタビューしました。

※2014/12/18 ウクライナ危機、イスラム国、TPP…アメリカ帝国主義の世界戦略を読み解く ~岩上安身による『日本に巣喰う4つの“怪物”』著者 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214711

ウクライナにおけるネオナチ勢力のクーデター、サウジアラビアの原油増産によるルーブル通貨の下落、マレーシア航空機撃墜事件など、今、ロシアをめぐる緊張が高まり続けています。

ちょうど、先週は、鳩山由紀夫元総理大臣が、ウクライナ南部のクリミア半島を訪問しました。鳩山氏のクリミア半島訪問には、先日のイスラム国による邦人人質事件に関し、邦人2人の救出のため、独自にシリアに渡り、イスラム国側と交渉をしていた一水会の木村三浩氏も同席していました。

カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、インタビューの中で、「ウクライナの危機もアメリカによって引き起こされた。ヨーロッパの多くの人々、日本の人々はこれを理解していない。ネオナチがウクライナにいる。すべては米国の経済的帝国主義だ」と指摘しました。

是非、発行されたばかりのIWJ特報をご購読下さい。
メールマガジン「IWJ特報」は、まぐまぐとブロマガでご購読いただけます。
まぐまぐ→http://bit.ly/1bRZgTa
ブロマガ→http://bit.ly/1hOF7O2

(後半へ続く…)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.3.15 Sun.**

【IWJ_FUKUSHIMA1】9:00~「第4回福島国際専門家会議 事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※「福島県立医科大学」が主催。
9:00 主催者挨拶 福島県立医大理事長 菊地臣一
9:10 特別講演「福島県の現状と課題解決に向けて」 福島県知事 内堀雅雄
9:40 基調講演「放射線防護文化の醸成に向けて;ICRP活動」Christopher Clement
10:10《県民健康調査事業の現状と復興に向けた現場活動》座長:大戸斉、阿部正文
13:30《アジアと旧ソ連の放射線防護と事故対応への取組》座長:大津留晶、Kenneth Nollet
16:50《総合討論》原発事故から4年;課題と教訓について 座長:山下俊一、Christopher Clement
以上の予定。

【IWJ_AOMORI1】12:30~「さよなら原発・核燃『3.11』青森集会」
視聴URL(UST青森Ch1): http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
視聴URL(ツイキャス青森Ch1): http://ja.twitcasting.tv/iwj_aomori1
※おはなし
・ アーサー・ビナードさん(詩人)「津軽海峡・核の冬景色」
・各地からの報告
デモ行進と県庁包囲行動:14時50分~16時 文化会館→新町通り→県庁
以上の予定。ツイキャス青森Ch1で、14:50からのデモ部分を中継します。そちらも是非御覧下さい。

【IWJ_AICHI1】13:00~「3.15 NO NUKES!DEMO原発ゼロを永遠に!NAGOYA ACTION」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「原発ゼロを永遠に!NAGOYA ACTION 実行委員会」が主催。ゲストスピーカーとして、ミサオ・レッドウルフ氏[首都圏反原発連合/NO NUKES MORE HEARTS]が発言予定

【Ch5】13:00~「松下政経塾 第34期生 共同研究「憲法フォーラム」未来の日本を考える ~憲法を国民の手へ~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※小林節氏(慶應大学名誉教授)、渡辺利夫氏(拓殖大学総長)、平沢勝栄氏(自民党衆議院議員)、前川清成氏(民主党参議院議員)らがパネリストとして登壇。「公益財団法人松下政経塾」が主催の「憲法フォーラム」を中継予定。

【IWJ_KANAGAWA1】13:50(出発)~「第3回 さよなら原発小田原パレード with LOVEデモ ~311忘れない 原子力より愛の力を?~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kanagawa1
※「さよなら原発小田原パレード」実行委員会が主催。
ビートルズの”ALL YOU NEED IS LOVE”(日本語版)を歌ったり、コールをしながらパレードが行なわれる予定。

【Ch4】14:00~「安倍政権の15教育法と教育現場 ―講師 大森直樹・東京学芸大学准教授」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※安倍政権が2018年度から導入を目指す道徳の教科化について警鐘を鳴らす、大森直樹・東京学芸大学准教授の講演を中継します。

【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ3】17:00~「国際社会の『敵国』であることを自ら望む日本の病 ~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー第2弾」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/201949
【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ】告知記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238700
※2014年11月2日に収録した、「岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー」を
【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ】と題して再配信する企画の第3弾です。
あらゆる国際協定の上位に位置する国連憲章において、いまだに国際社会の「敵国」であるとされている日本で、
隣国を口汚く罵るヘイトスピーチが横行し、河野談話の見直しなど歴史修正主義の勢いが強まり、さらには「核武装論」などが公然と唱えられている。
米国をはじめとする国際社会は、日本の軍国主義化と再軍備を警戒するのではないか。
そして、日本に在日米軍が存在するのは、そうした潜在的「敵国」である日本を、内側から封じ込めるためではないのか――。そう、矢部氏は指摘しました。

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~~会員限定配信の視聴方法~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

【再配信・IWJ_NARA1】20:00~「今中哲二氏講演会『今、原発を考えよう!垣根を越えて~』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-nara1
※昨日行われた、「避難者と未来をつくる会」と「生活フォーラム関西」が共催の、今中哲二氏(京都大学原子炉研究所)講演を再配信します。

(…前半の続き)

■自民党改憲案を徹底的に議論した「前夜」、発売中 自民党は本気で改憲草案をやりたい

2012年12月にスタートした自民党の憲法改正草案についての鼎談シリーズは、合計12回にも及びました。

映像では、こちらから、ご覧いただけます。
IWJサポート会員の皆様は、いつでもお好きなお時間にご覧いただけます。

※自民党の憲法改正草案についての鼎談
http://bit.ly/19gNdlN

是非、IWJの会員となって、お支え下さい。
会員登録をよろしくお願い申し上げます。
http://bit.ly/1zCebcF

自民党・憲法改正推進本部事務局長の礒崎陽輔氏(首相補佐官)は、朝日新聞のインタビューに 「憲法9条については、改正できないとは思っていない。自衛隊や文民統制の位置づけがない憲法ではいけないと思う。今すぐは無理でも、決してそれをやらないと言うことではない。憲法改正草案に書いてあることは全部やりたいことだが、できるところからやっていきたい」と、答えています。

自民党の憲法改正に関わる重要人物が、はっきりと改憲草案に書いてあることをやりたいと言及しています。

自民党改憲草案の中身については、「前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く」で、現行憲法との比較を通して、読み応えのあるものになっております。

憲法改正が現実のものとなってきている中、書籍「前夜」は、お手に取り、お読みになってもらいたいものです。

書籍「前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く」のご購入はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=11

■饗宴DVD発売中

 昨年12月に開催した「饗宴V」のDVDが発売中です。豪華ゲスト16名でおこなわれた、このシンポジウムは、残念ながら、赤字となってしまいましたが、内容は素晴らしいものとなり、大急ぎでDVDを作成致しました。

「饗宴V」収支報告
===============
<収入>合計 3,569,676円

内訳
参加費収入 2,271,000円 *二次会参加費含む
協賛金 795,000円
ご祝儀 120,000円
カンパ収入 104,900円
物販売上 278,776円

<支出>合計 4,317,527円

内訳
運営 3,863,760円 *二次会分含む
物販仕入 127,212円
当日人件費/外注費 326,555円

<収支> -747,851円

IWJはこれまでに5回の饗宴を開催してきましたが、今までで一番のボリュームと内容となりました。
ボリューム満天のシンポジウム「饗宴V」は、
こちらからご購入をお願い致します。
http://bit.ly/17wghFn

■「百人百話」発売中 映像でも御覧ください

2011年11月7日から配信をスタートした百人百話。3月11日の大震災・津波、それに続く東京電力福島第一原発の事故を経て、福島にとどまる方々、福島を離れる方々の思いを、岩上さんが丁寧に聞き取ったインタビュー映像です。
 
このインタビューシリーズが、書籍として、2冊出版されています。是非、お買い求め下さい。
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=11

ひとそれぞれ、様々な思いでインタビューに応えていただいた百人百話シリーズ。
映像には、本では伝えられないこともあります。

お話してくだった方の声や表情など。

本を購入して、もう読んだ。でも、映像はまだ見れていない。
という方々には、是非、インタビューの模様を映像でもご覧になってみませんか。

百人百話第1期
http://iwj.co.jp/feature/100100/list1/

百人百話第2期
http://iwj.co.jp/feature/100100/list2/

百人百話第3期
http://iwj.co.jp/feature/100100/list3/

■今日のわとはぷ 4年前の3月15日、都内では計画停電騒ぎの真っ只中

4年前の3月15日は、福島第一原発事故後、首都圏を中心にして騒ぎになった「計画停電」の真っ只中でした。
あの時、少々、1,2時間の計画停電して、意味あるのかよ!と思いましたが、当時は、電気が付かないことに、いろいろと混乱があったのを記憶しています。

あの原発事故から4年が経過しました。現在、国内の原発は1基も動いていません。
 
原発事故以来、街の至る所で、チマチマとした節電の取り組みを見るようになりました。莫大な電力需要がある日本で、繁華街でイルミネーションを派手にやったり、東京タワーのライトアップ、東京ドームの照明、あげればいくらでもありそうですが、電気が足りない!と騒いでいたのに、これだけのことをやっても、結局、電力は足りています。原発動かさなくても。
私は、あの計画停電騒ぎをふと思い出すと、今でも、バカバカしいものだったと、呆れる思いがします。

当時、東京電力は、原発のプラント状況を説明する会見と並行し、計画停電に関する記者会見もしていました。

※2011/03/14 東京電力 記者会見 11:50
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/57286

※2011/03/15 東京電力 記者会見(計画停電) 21:40
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/57370

それでは、本日も一日よろしくお願い致します。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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