■■■ 日刊IWJガイド 2014.9.22日号 ～No.740号～ ■■■
（2014.9.22 10時00分）

おはようございます！IWJで記事の編集や、過去の記事の編集をしている佐々木隼也です。

東京では涼しく過ごしやすい束の間の日々が続いています。いや、そろそろ涼しいを通り越して肌寒くなってきましたね。

「秋」です。秋といえば、そう、「読書の秋」ですね。

「読書の秋」という言葉は、戦後まもない1947年、戦争の傷跡がまだまだ残るなか、「読書の力で平和な文化国家を作ろう」という志のもと、出版社や図書館、書店、そして新聞などが集まって、11月17日から「読書週間」を開催したことが、この言葉を日本で定着させるきっかけになったと言われています。

先人たちの思いを、無駄にしてはいけません。僕も今年は「平和な文化国家作り」のため、読書に勤しみたいと思います。が、そんな先人たちの願いとは裏腹に、日本は今、戦争準備に突き進もうとしています。

それを端的に現しているのが、先日組閣された安倍改造内閣です。新たに就任した大臣たちの過去の言動、そして現在の振る舞いを見ていくと、「人権」や「平和」の理念とは程遠い、政府・自民党の本性が浮かび上がってきます。

IWJでは、「安倍『破憲』改造内閣の奇怪な正体」と題した特集で、彼らの「トンデモ」っぷりを暴いていきます。ぜひ、ご覧ください。

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体（1）】参議院予算委員会「出入り禁止」の過去、「逆差別でずるい」発言…問われる松島みどり新法務相の見識
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168816

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体（2）】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真：騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中？
（前編）→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169824
（後編）→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169867

この安倍政権の姿勢と呼応するように、今、いわゆる「ネトウヨ」や「在特会」と呼ばれる人たちによる、「ヘイトスピーチ」が横行しています。

戦争の悲惨さと、戦争に向かう国家の異常さを描いた漫画「はだしのゲン」を、図書館から撤去するように喚き散らしているのも、彼らのような「ヘイトスピーカー」たちです。読書の秋なのに、これではたまったものではありませんね。

そんな「ヘイトスピーチ」の元祖が誰か、みなさんはご存知でしょうか？…（後半へ続く）

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

＊＊2014.9.22 Mon.＊＊

【Ch2】17：30～「東電会見」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch4】18：30～「『台湾人かく闘えり』（川内原発再稼働阻止行動・連帯企画） ― 立法院占拠・第四原発凍結 非暴力直接行動は如何にして市民の共感を得たか ―」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※千代田区・連合会館で行われる、台湾・緑色公民行動連盟事務局長のチェ・スーシン氏による講演。チェ氏は、馬政権に第四原発建設稼動・工事凍結を表明させた、今年4月27日の市民による抗議行動を指揮した。「ノーニュークス・アジア・フォーラム ジャパン」が主催

～関連アーカイブス～
・【ドキュメント台湾国会占拠（1）】台湾全土から抗議の市民が集結 ～不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130664
・2014/04/12 立法院退去後に始まる「別の新しい方法」 ～岩上安身による淡江大学・李文茹助理教授インタビューhttp://iwj.co.jp/wj/open/archives/135126

【会員限定再配信】19：00～「アルジャジーラの”偏向” 元シリア大使が重要証言 ～岩上安身による国枝昌樹氏インタビュー」
記事URL：http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100353
※2013年9月6日に行われた、元シリア大使で『シリア～アサド政権の40年史』（平凡社新書、2012.06.15）の著書がある国枝昌樹氏へのインタビューを会員限定再配信いたします。シリアの首都・ダマスカス郊外で、化学兵器が使用されたとされる事件をめぐり、アメリカを中心とする欧米諸国がシリアへの軍事介入の姿勢を強めていた、当時の中東情勢。そこから一変し、対ISでシリアとアメリカが急接近しつつある国際情勢変化を受けての再配信です

会員ログインはこちら→https://www.siwj.jp/cd/user/Login/top
IWJ会員登録はこちら→http://t.co/DklhwNIqdX

～～会員限定配信の視聴方法（※視聴ページが変更になりました）～～

1,会員限定視聴ページ（http://iwj.co.jp/wj/member/limited）へアクセス
2,ログインIDとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。是非御覧ください。

（前半の続き）…それは、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と、人間の平等を説いたとされている、福澤諭吉です。

岩上さんがインタビューした名古屋大学名誉教授・安川寿之輔さんは、「福澤は、アジア諸国民に対して、差別意識をむき出しにして、日本国民がそれを血肉とするまで扇動した人物です」と断言しました。福澤諭吉の遺した言説には、現在の「ヘイトスピーチ」にも相通じるような、アジア諸国を蔑視する記述を数多く残しています。

教科書では絶対に教えてくれないこの事実を、安川先生は時に笑いを交え、分かりやすく教えてくれています。9時間半と長丁場のインタビューですが、ちょっとずつでも良いので、ぜひ、観てみてください！

・2014/09/03 「奴隷の群衆」「牛馬豚犬」…”元祖ヘイトスピーカー”としての福澤諭吉を徹底検証～岩上安身による名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/25354

会員の方であれば、全編ご覧になれます。会員登録がまだの方、会費が未納になってしまっている方、ぜひ、お急ぎ登録、あるいは会費のご納付をお願いします。

今ならば、新規登録会員、あるいはサポート会員への切り替えを行った方への特典キャンペーンを行っています！
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/20936

こうした、明治から続く「人権軽視」のマインドを忠実に受け継いでいる安倍政権と、それを取り巻く人々の思惑に対し、日本人もそろそろ大きな「NO」を突きつける時ではないでしょうか。

お隣、台湾では、一足先に政府の姿勢に対し、国民が「NO」を突きつけた出来事が起きています。今年の3月18日から24日間にわたって行われた大学生らによる立法院（国会）占拠です。IWJでは、岩上さんと原さんがその占拠の現場へ飛び、現地の協力者とともに、断続的に取材を続けました。

本日は18時30分から、その抗議の中枢に参加した元ドキュメンタリー監督のチェ・スーシン氏が、「台湾人かく闘えり」と題し、抗議を振り返りながら、台湾の今、そしてアジアが進むべき今後について講演を行います。こちらの中継を、ぜひご覧ください！

台湾国会占拠の取材アーカイブは以下の記事から、続けてご覧になれます！

・【ドキュメント台湾国会占拠（１）】台湾全土から抗議の市民が集結 ～不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130664

このように、IWJの過去のアーカイブには、素晴らしいコンテンツがたくさんあります。現在、IWJでは、「アーカイブ大整理プロジェクト」と題し、1万本を超えるアーカイブを総チェックし、見やすく、読みやすく、そして拡散しやすくするプロジェクトを進めています。

こちらの「アーカイブ大整理プロジェクト」にご協力いただける方を大募集しています。詳細は、下記のURLよりご覧ください。
http://bit.ly/1qFg2fL

そしてさらに、現在、臨時の有償スタッフを募集しています。ぜひ、ご覧になって、ご応募下さい。
bit.ly/1dXBDsY

IWJは、皆様から頂いた会員登録費、カンパで取材しています。これからもより多くの情報を皆様にお届けできるよう、会員登録・カンパのご支援をどうぞ、よろしくお願い致します。
【 http://iwj.co.jp/join/】
【 http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html】