■■■ 日刊IWJガイド 2014.9.17日号 ～No.735号～ ■■■
（2014.9.17 9時00分）

グーテンモルゲン！　原@ドイツ・ライプツィヒです。

こちらはTシャツに長袖を一枚羽織るくらいがちょうどいいという「ベストな気温」で、毎日を気持よく過ごせています。日本はいかがでしょうか？

なかなかUstでダイレクトにお伝えはできていませんが、岩上さんは毎日、ドイツで取材を重ねています。昨日はリヒター・シュテフィさんというライプチヒ大学東アジア研究所日本学科主任教授にインタビューし、中継しました。

日本時間では夜10時半からだったので、生でご覧になられた方は少なかったかと思いますが、東ドイツで生まれ、モスクワで学んだリヒターさんは、日本の報道とは違った目線でウクライナ情勢を見ています。

昨日誕生した「ライプツィヒCh」でアーカイブを是非ごらんください。
http://www.ustream.tv/recorded/52743242

また、一昨日の15日は、「ご飯代を寄付するのでドイツ料理を食べてきてください。決して取材費にはあてないでください」という条件でいただいたご寄付を使い、ソーセージ、アイスバイン、ザワークラフトなどのドイツ料理を食べてきました！

あまりのデカさに面食らいました（笑）。ソーセージなんて一本で僕の腕の半分くらいの大きさはありましたし、アイスバインは僕のゲンコツの倍くらいの大きさでした。笑いました（笑）

でも美味しいですね！　アイスバインというのは、豚の足の付け根やヒザの部分を骨ごと、丸ごと煮込んだドイツの家庭料理です。なかなか日本では味わえないもので、量も多く、食べきれない部分は持ち帰りました（笑）。ご寄付下さった方、本当に、本当にありがとうございました！！！！！！…（後半へ続く）

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

＊＊2014.9.17 Wed.＊＊

【Ch3】10：30～「第25回 原子力規制委員会」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※「東京電力株式会社『福島第一原子力発電所 特定原子力施設の係る実施計画』の変更（凍土遮水壁の造成に関する地下埋設物の貫通施工工事等）の認可について」など7議題が予定されている

【Ch6】12：00～「『フリーランス表現者による秘密保護法違憲訴訟』原告団 第2回口頭弁論終了後報告会」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※弁護士会館で行われる、「フリーランス表現者による秘密保護法違憲訴訟」第2回口頭弁論終了後の原告団による報告会
※関連記事もどうぞ↓
・2014/06/25 法の施行で「フリーランスが根絶やしにされる」危険性 ～秘密保護法違憲訴訟 第一回口頭弁論http://iwj.co.jp/wj/open/archives/148479
・2014/03/28 フリーランス表現者による「特定秘密保護法の違憲確認と施行差し止めを求める訴訟」提起後の記者会見（動画） http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131668

【Ch3】14：30～「原子力規制委員会 田中俊一 委員長 定例会見」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見
※関連記事もどうぞ↓
・2014/09/10 「大きなステップを踏み出した」 川内原発、設置変更許可を決定 ～田中俊一原子力規制委員長定例会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168090

【会員限定配信】17：00～「3.14伊予地震は予測されていた：測量学が挑む新たな地震予測 ～岩上安身による村井俊治氏インタビュー」
記事URL：http://iwj.co.jp/wj/open/archives/129791
※昨日起きた、関東地方での震度5弱の強い地震をうけ、3月17日に行われた、測量学の専門家である村井俊治氏（東京大学名誉教授）へのインタビューを会員限定配信いたします。既存の地震学にとらわれない新しい地震予測手法を提唱する村井氏により、的中させた伊予地震予測の解説や、東日本大震災の検証が行われました

会員ログインはこちら→https://www.siwj.jp/cd/user/Login/top
IWJ会員登録はこちら→http://t.co/DklhwNIqdX

～～会員限定配信の視聴方法（※視聴ページが変更になりました）～～

1,会員限定視聴ページ（http://iwj.co.jp/wj/member/limited）へアクセス
2,ログインIDとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。是非御覧ください。

【録画配信・Ch1】19：00～「岩上安身による社会思想史研究者・安川寿之輔氏インタビュー第二夜」
視聴URL：http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※9月3日に行われた、社会思想史研究者・安川寿之輔氏へのインタビュー三夜連続配信の第二夜。「元祖レイシスト」・福沢諭吉の正体について、岩上安身が約9時間半ものロング・インタビューを敢行しました
※関連記事もどうぞ↓
・（再掲）2014/01/04 【岩上安身のツイ録】「圧制もまた愉快なるかな」～福沢諭吉の「時事新報」論説を読む 「栄光の明治」の延長としての「暴走の昭和」、そして現代http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118697

【IWJ_AICHI1】 19：30～「山本太郎キャラバン ー名古屋トークセッション」
視聴URL：http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※名古屋市中区「Live & Lounge Vio」で開催される、山本太郎参議院議員のトークセッション。市民運動家の斎藤まさし氏らがゲストに登場予定

（前半の続き）…ドイツ料理を食べたあとは、日本語でいう「左翼党」という、東ベルリンに本部を置く政党にアポなしの突撃取材。

これは、「ウクライナ危機は全てプーチンが悪い」という単純なプロパガンダが日本同様ドイツでもはびこっている中で、事態はもっと複雑であり、キエフのファシストにも重大な責任がある、ということを表明している政党があると小耳に挟んで、岩上さんが20数年ぶりに再会したベルリンの友人の方に協力してもらい、突撃をかけたものです。

一蹴されるかと思いきや、なんと、担当者がインタビューに応じるという驚きの展開！ これも、急ぎ出せるようにしますので、ぜひ、ご覧になってください！

さらにその後は、「山内斉」さんのインタビューを行いました。

山内さんは、在独14年になるソフトエンジニアで、昨年9月、深夜のベルリンのバス停でバス待ちをしていたところ、突如、白人男性に、「韓国人か中国人か知らないが、俺はお前が嫌いだ」と絡まれ、右目を殴られて負傷するという事件に巻き込まれてしまいました。

しかし山内さんはその後、憎しみで仕返しするのではなく、「親愛なる襲撃者へ。あなたの憎しみを止めるため、子ども用教材の翻訳の仕事を提供します」という広告を、襲撃現場付近の駅に自費で出します。

ニュースでご覧にあられた方もいるのではないでしょうか？

「なぜ、自分が犯人に襲撃されたのか、理解したかった」と山内さんはいいます。「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」というイエス・キリストの教えの向こうを張り、「右の目を殴られたら仕事を差し出す」ということを実践した山内さん。

まるで現代の「ジーザス」ですが、周囲からは、「そんなこと、無意味だ」などとも言われたそうです。山内さんはどのような葛藤を抱えながら、どのような思いでこうした愛のあふれる行動に出たのか、ぜひ、帰国後に配信するインタビューをご覧になってください。

また、この山内さんの事件とも関連しますが、その前日の14日には、ユダヤ人差別に反対する集会を取材してきました。

イスラエルによるガザ攻撃を受け、ヨーロッパでは、ユダヤ人が襲撃される、という事件が多発しているようです。ドイツでは幸い（？）殺人事件にまでは発展していないようですが、ナチスという過去を背負うドイツはさすがに危機感が強いようで、集会にはメルケル首相、閣僚、そしてガウク大統領が勢揃いで参加し、差別撲滅を訴えました。

東京新聞は、「ベルリン：ユダヤ差別反対に5千人 「国家の義務」と独首相」として報じています。（ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014091501001122.html ）

IWJはこの集会の模様を、岩上さんがレポートし、在ベルリンの梶村太一郎さんが通訳するという豪華布陣で、現場から生で中継しています。このレポートのアーカイブは、まだ数日間オープンにしておきますので、自国の過去の黒歴史と勇気を持って向き合い、差別撲滅に権力者も国民も一緒になって立ち上がろうとするドイツの空気を体感してみてください。日本に欠けているものが何か、見つかるはずです。( http://www.ustream.tv/recorded/52666129 )

ちなみに、本日第二夜がは配信される安川寿之助先生への９時間半に及ぶインタビューは、日本におけるレイシズムが明治の始まりに遡ること、その最大の扇動者が、日本近代最大の啓蒙思想家・福澤諭吉であることを明らかにしたものです。

福沢が人間の平等を謳ったとされる「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というあまりにも有名な言葉。しかし、この後に「云へり（と言われている）」と続いていることを、教科書は教えていません。つまり「西欧ではこういうことが言われているよ」と言っているに過ぎず、福沢の他の著書をみると、天賦人権説、万人の平等説には同意できない、人間を平等にしたら世の中はうまくいかない、というようなことを言っているのです。

そしてインタビューでは、横行する反中・反韓のヘイトスピーチの政治利用するという現在の状況は、実は明治以降、福沢諭吉を中心とする知識人によって刷り込まれてきたのではないか？ というテーマで「明治の闇」に切り込んでいきます。レイシズムは、同時に侵略と戦争への道でもありました。昔話の話ではありません。ぜひぜひ、皆さん、ご視聴ください。

ところで、北関東では大きな地震があったようですね。。。皆さん、無事でしたか？

IWJは、気象庁、そして規制庁から生中継し、@IWJ_sokuhouのアカウントから実況でもお伝えしました。東大名誉教授の村井俊治さんは、「GPSデータを測定する電子基準点の動きを調査・分析したところ、今回地震が観測された北関東でも、事前に「異常変動」が観測されていた」と語っており、今回の地震を予知していたといいます。

※ NEWSポストセブン「東大名誉教授・村井俊治氏 北関東の震度5弱地震を再び的中」
http://www.news-postseven.com/archives/20140916_276951.html

IWJでは、岩上さんが、ちょうど半年ほど前に村井さんの単独インタビューを行っていますが、本日、こちらの模様を、会員限定で再配信します。東日本大震災の「異常」な前兆も読み取っていた村井さんのインタビューを、この機会にまだ会員でない方は、ぜひ、会員になり、ご覧になってください！ 会員限定の再配信です！

2014/03/17 3.14伊予地震は予測されていた：測量学が挑む新たな地震予測 ～岩上安身による村井俊治氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/129791

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今回のドイツ取材では、移動費、取材費、通訳費、そしてドイツではインタビュー代のお支払いがかかる場合もあります。必要なこととはいえ、経費がやはりかかってしまいます。どうかご寄付・カンパも何とぞよろしくお願いします！
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