日刊IWJガイド・非会員版「創業以来最大の財政危機! IWJは、会社を清算するか否かの岐路です! 負債総額2900万円! どうぞ皆様、ご支援をお願いいたします!」2026.2.16号~No.4706


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~創業以来最大の財政危機! IWJは、会社を清算するか否かの岐路です! 支出を半分に削減し、収支を合わせる取り組みはすでに開始! 先月1月のご寄付・カンパは月間目標額の52%で、170万円弱が不足! 今期第16期は、昨年8月から今年1月末までの6ヶ月間で約1千万円の赤字! 会社の借り入れ残高は、岩上安身個人から約1100万円、金融機関から約1800万円! 合計2900万円! もはや岩上安身個人の私財だけでは、支えきれません! IWJ存続の可否は皆様からの会費とご寄付・カンパによるご支援にかかっています! どうぞ皆様、力強いお力添えをよろしくお願いいたします!

■「岩上さんの活動に賛同しIWJの会員となり、宝くじが当たったらたくさん寄付させていただきたいと常々言っていた息子が末期癌で急逝し、息子の遺志を叶えたいために寄付させていただきます」~ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 米国のガザ和平協議会にネタニヤフ首相が激怒している! トランプ大統領は、イランに対して、最終的に、軍事力ではなく、外交によって対処するしかない、という結論に至った!?】(『グレン・ディーセン』、2026年2月3日)

■【第2弾! トランプ大統領が「選挙の国有化」について「合衆国憲法に違反するのではないか」と質問され、「いくつかの州は公正な選挙を運営できていない」と反論!!】トランプ大統領は「公正にやらなければならない」と主張するが、中間選挙を前に選挙運営に介入しようとする姿勢は、むしろ「不正な選挙工作」をしようとしているとの疑念を招く!!(ホワイトハウス、2026年2月3日)

■<岩上安身による最新インタビュー報告 1>トランプの関税への執着「世界で一番美しい言葉はタリフだ」!? ICEミネアポリス女性射殺事件にみる米国社会の分裂と対立!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その8)(その9)

■<岩上安身による最新インタビュー報告 2>トランプ政権がFRBのパウエル議長を提訴!! トランプの私設国連「平和協議会」の中身はファミリー・ビジネス!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その10)(その11)

■<新しい特集のお知らせです>「『エプスタイン・ファイル』の公開で明らかになるグローバル・エリート層の腐敗と弱味」! 罪を犯しても法のもとで追及を受けることがない超富裕層・超特権層に対し、「エプスタイン・クラス」という命名も!!
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■はじめに~創業以来最大の財政危機! IWJは、会社を清算するか否かの岐路です! 支出を半分に削減し、収支を合わせる取り組みはすでに開始! 先月1月のご寄付・カンパは月間目標額の52%で、170万円弱が不足! 今期第16期は、昨年8月から今年1月末までの6ヶ月間で約1千万円の赤字! 会社の借り入れ残高は、岩上安身個人から約1100万円、金融機関から約1800万円! 合計2900万円! もはや岩上安身個人の私財だけでは、支えきれません! IWJ存続の可否は皆様からの会費とご寄付・カンパによるご支援にかかっています! どうぞ皆様、力強いお力添えをよろしくお願いいたします!

 IWJ代表の岩上安身です。

 2月も月半ばを過ぎました。

 昨年8月から始まったIWJの第16期は、1月末で上半期が過ぎ、2月からは後半の下半期(2月~7月末)へと、折り返しのタイミングとなりました。

 1月は、1日から31日までの31日間で、181万9000円のご寄付・カンパをいただきましたが、月間の目標額の350万円には、あと48%、168万1000円足りませんでした!

 昨年8月に第16期がスタートして以降、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円に対し、8月は16%、9月は14%、10月は33%、11月は55%、12月は38%、1月は48%にとどまりました。

 6ヶ月連続未達となり、トータルでも赤字幅は、半年間で約1千万円を超えています。

 この月間の目標金額は、会費収入の不足分・目減り分を考慮に入れて、年間を通して支出とトントンでつりあう額を想定しています。前期はトータルで赤字であり、資本金500万円も食いつぶして債務超過となっています。今期も、この目標額を平均して半分以下に下回るペースで推移すると、取り返しがつかないことになります。

 この赤字は、岩上安身個人の私財を投じてカバーしてきましたが、この赤字ペースが続けば、第16期は約2千万円を超える赤字になることになります。

 岩上安身には、それだけの赤字を埋める貯えはなく、あと半年もこの赤字を続けることはできません!

 今すぐ会社を精算するか、否かの選択を、迫られています!

 支出を半減させ、収支をあわせる厳しい作業には、すでにスタッフ一同、全力で取り組んでいますが、急には半減まではできません!

 この『日刊IWJガイド』を、質を落とすことなく、週3日の発行に変更させていただいたのも、その一環です!

 IWJの活動に終止符を打たざるをえないのか。

 それとも、支出を大きく減らした上で、収支をあわせて存続させていけるのか。

 我々としては、後者のように、大幅にダウンサイズした上でなお、IWJを続けていきたいという思いです!

 そのためには、IWJをお支えくださってきた皆様のご助力、お力添えが、ぜひとも必要となります!!

 コロナの際に経営が危機に至った時に、私、岩上安身が会社に貸しつけたお金のうち、返済されていない残高がまだ約1100万円残っています。

 それと、コロナの時の特例で自治体が利子を補助してくれて、無利子で金融機関から借りたお金も、あと返済が約1800万円残っています。

 金融機関からの借り入れは、会社がつぶれようが、待ったなしで返し続けなければいけません! 保証人は岩上安身個人となっています。

 つまり2900万円もの借入金が、まだ残っており、それが最終的には私、岩上安身個人の肩にのしかかってくる、ということです。

 会社を即、精算ということになると、借入金は保証人である私、岩上安身が返済しなければならなくなります。

 規模を縮小して、収支を黒字にして、私の健康の続く限り、IWJの活動を続け、その間に借入金を返済してゆくのが、健全で合理的なシナリオです。

 IWJは、2010年12月に設立して、約15年が過ぎましたが、コロナになるまでは、金融機関から借り入れず、私自身の私財をつなぎの運転資金として注ぎ込み、会社から返済してもらうというサイクルで回してきました。

 しかし、コロナ禍の際、私自身、コロナに罹患してから後遺症が重く、肺気胸、糖尿病の発症、たびたびの消化器系疾患での入院などが連続して、罹患以前の数分の1も活動できなくなり、会員数も減って経営難となってしまいました。

 コロナ禍の時に無利子とはいえ、金融機関から借り入れしたのは、そうした理由もありました。

 加えて、世界的な不況やインフレなど、個々人ではどうにもならない外部環境の急激な悪化も重なりました。

 既存メディアまでがネットメディア化して、新規参入が急増したことも、逆風となりました。

 それでも、ウクライナ紛争ひとつとっても、ネット上の情報量は膨大な量となったのに、真実を伝えるメディアが比例して増えたかというと、そういうわけではありません。

 むしろその逆で、西側の政府とマスメディアが無理やり作ってしまった「物語」をなぞる情報ばかりが増え、我々の希少性はかえって増している始末です。

 我々IWJがやるべきこと、やらなければならないことはまだまだあると、確信はかえって深まっています。

 1月末から2月初旬で、解散が決まってから、選挙の投開票までの短い期間に、2回連続してエコノミストの田代秀敏氏への緊急インタビューを行ったのも、他のメディアでは、ほとんど報じたり、論じられたりしていない論点を、投開票日までにお伝えするためでした。

 幸いにして、大きな反響を呼んでおり、再生回数があわせて11万8000回を超えています。選挙のあとでも、視聴する価値のあるインタビューであると自負しています。まだ、御覧になっていない方々は、ぜひ、御覧になってください。

 下記にて、田代秀敏氏への1月のインタビュー(その1~2)、2月のインタビュー(その1~16)を御覧いただけます。

※シリーズ: 岩上安身インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwakami-interview#google_vignette

 もちろん、そのような無理なスケジュールで仕事をすると、体調に響くこともありえます。

 年始早々から、トランプの引き起こす狂乱沙汰を追い続けていくうちに、急性の胃炎で病院行きとなったことをお伝えしてきました。

 弱り目にたたり目ですが、多くの方々に、ご心配をおかけして本当に申し訳なく思っています。

 また、お見舞いの言葉もたくさんの方々からいただいています。大変、励まされました。

 この場をお借りしまして、御礼申し上げます。ありがとうございます。

 2月4日に、胃の内視鏡検査の結果が判明しました。

 検査時に、ドクターから気になる箇所があると言われ、細胞組織をつまんでの生検となりましたが、その結果は、腫瘍と潰瘍はあるものの、悪性のものではない、ということでした。ホッと胸をなでおろしました。

 医師からは、投薬治療と、胃の負担を軽くするための食事制限をあと1ヶ月は続けるようにいわれました。そうではないと、吐き気に見舞われ続けていた、1月上旬のような状態に逆戻りもありえる、というのです。実際、内視鏡検査のあとに吐き気に見舞われたことがありました。油断は禁物です。

 医師の戒めを守りつつも、IWJの収支をあわせることに取り組みたいと思います。

 幸いなことに、我々の窮状の度合いが会員や支持者の方々に届いたのか、2月に入ってから月半ばまでは、多くの方々にご寄付・カンパのご支援をいただきました。

 2月は、1日から12日までの12日間で、188万円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 これは、月間の目標額の350万円の53.7%に相当します。2月の後半、月末まで同様のペースでご寄付・カンパが集まれば、今期に入って7ヶ月目にして初めて目標金額に達成するかもしれません! そうなれば、累積の赤字を解消できないまでも、赤字をこれ以上増やさずにすみます! 今月末の数字が活動を継続できるか否かのひとつの試金石だと思っております。

 どうぞ皆様、お伝えしたいことは山ほどありますが、IWJの活動が続けられるか、停止せざるをえないのかの瀬戸際ですので、存続を望まれる方、応援していただける方は、緊急のご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 なお、スポンサーも募集しています。窮地のIWJを支えてくださる個人、法人の方々、ひと口3万円から、何口でも結構です。スポンサーとなっていただければ、『日刊IWJガイド』や、YouTube、ウェブサイトなどに、お名前や宣伝アピール、応援メッセージなどを貼らせていただきます。

 個人の方も、本名でも、ニックネームでも構いません。掲示する箇所へのご希望も受け付けます。

 お問い合わせは、以下のショップあてのメールにて、お願いします。

※ shop@iwj.co.jp

 どうぞ、ご検討のほど、よろしくお願いします!

 私自身も健康を回復し、IWJも、サバイバルできるように、2月から始まる今期の下半期は、上半期の赤字を巻き返して、黒字にまたもっていけるように、支出を削減して、頑張りたいと思っています!

 IWJの活動を続けて、嘘情報だらけの情報の洪水の中に、真実を伝えていきたい、というのが、病を得て、なお強く思い至った本心です!

 どうぞ、お力をお貸しいただければと思います! よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。ぜひとも、皆様、会員となって、お支えください!!
(会員登録済みの方)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 YouTubeの登録もよろしくお願いします!

※Movie IWJ
https://www.youtube.com/@IWJMovie

■「岩上さんの活動に賛同しIWJの会員となり、宝くじが当たったらたくさん寄付させていただきたいと常々言っていた息子が末期癌で急逝し、息子の遺志を叶えたいために寄付させていただきます」~ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆様から、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 岩上さんの活動に賛同しIWJの会員となり、宝くじが当たったらたくさん寄付させていただきたいと常々言っていた息子(岡島一嘉)が末期癌で急逝し、息子の遺志を叶えたいために寄付させていただきます。僅かですがお受け取りください。

 お身体を大切にご活躍応援させていただきたいと思います。

(岡島一嘉 様)

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 岡島一嘉 様

 まずは、亡くなられた岡島一嘉様の御魂がお安らかでありますように、心よりお祈り申し上げます。

 また、ご子息のお名前で、故人の遺志を汲み、おそらくはご両親であろう方からのお志、本当に胸が痛む思いながら、受け取らせていただきました。

 このメールをいただいた時には、不覚にも涙がこぼれそうになりました。

 一嘉さんは、末期癌の治療でどんなに苦しかったことであろうか。

 私には、癌になった経験もなく、身内の中から、癌患者が出たこともないため、その苦しさや、痛み、つらさは直接にはわからないのですが、闘病した方々の記録を読んだり、動画などを視聴したりしている限りでは、相当の肉体的なつらさと、余命いくばくもないのではと、自分自身の病状で頭がいっぱいになるものだと思われます。

 そんな苦しい時に、IWJの窮状を心配してくださり、一嘉さんの思いに、ただただ頭が下がる思いです。

 ご遺族であるご両親様のお志にも、お悔やみとともに、心より感謝申し上げます。

 一嘉様が、天国で微笑んでくださるように、窮地にあっても、IWJの活動を投げ出さず、たとえ規模を縮小しようとも、活動を続けようという思いを改たにいたしました。

 できるかどうかは確約できませんが、私自身の命が尽きるまで、続けていきたいというのが、正直な思いです。

 応援してくださる方々、応援してくださった方々、ひとりひとりの思いにこたえるために、1日でも長くやり続けていきたいと思います。

 どうぞ皆様、最後の最後まで、おつきあいのほど、よろしくお願いいたします。

 岩上安身 拝

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 米国のガザ和平協議会にネタニヤフ首相が激怒している! トランプ大統領は、イランに対して、最終的に、軍事力ではなく、外交によって対処するしかない、という結論に至った!?】(『グレン・ディーセン』、2026年2月3日)

 ノルウェー南東大学のグレン・ディーセン教授が、2月3日の自身のYouTube番組で、米陸軍の退役大佐であり、元米国国務長官の首席補佐官、ローレンス・ウィルカーソン氏にインタビューを行いました。

※Lawrence Wilkerson: Trump Withdrawing from the Middle East & Europe?(グレン・ディーセン、2026年2月3日)
https://youtu.be/-iuMDKl6zwQ

 ここで、ウィルカーソン元大佐は、次のように、イラン情勢について、注目すべき発言を行いました。

 「(前略)イランが今、いつ爆発してもおかしくないように見える状況に置かれているとしても、私は実際には『爆発する』とは思っていません。

 彼ら(イランと米国)は話しあっていると思いますし、その交渉は、前進していると思います。

 最終的にそれが何を意味するのかはわかりませんが、少なくとも、トランプが言ってきたような意味──つまり、イランのほぼ全面的な武装解除か、さもなければ大規模な軍事行動を仕掛ける、ということにはならないだろうと、私は見ています。

 そんな話は、ナンセンスです。私達(米国)は莫大な費用をかけて、あちこちに部隊を移動させてきました。昨今は余分に使える資金など、ほとんどないというのに、です。

 これは結局のところ、ドナルド・トランプが、再び『大物交渉人』に見せようとする意思のためだけに行われているもので、彼が使える手段が、最終的には制裁と軍事力しかない、ということを示しています。

 彼は、ベネズエラでの『成功』──もし目的が単に大統領を拉致することだったのなら、それを成功と呼んでよいでしょうが──のあとで、少し調子に乗っていたようにも見えます。

 彼のツイート(※トゥルース・ソーシャルへのポスト)を見る限りでは、『ベネズエラに向かったときよりも、さらに巨大な艦隊を、今、展開している』などと書いていますし、『彼ら(イラン)はベネズエラで何が起きたかを見ていた』とも言っています。(中略)

 イランは(ベネズエラとは)違います。『一日だけ強く叩いて、鼻をくじいて、勝利だと言って帰る』などという発想は、イランには通用しません。

 イラン側の姿勢は、はっきりしています。そんなことをすれば、米国とイスラエルがまた戻ってくるのを助長するだけだ、と。

 だから彼らは、『たとえ小規模な攻撃であっても、全面的に反撃する。地域全体を攻撃対象にし、地域戦争になる』と、事実上言っているのです。

 これは、トランプの望むシナリオではありません。彼が望んでいるのは、朝のうちに短く甘い作戦をやって、少し爆撃し、イランは反撃せず、午後には『まあ、ここでやめておこう』と言う──そんな展開でしょう。

 しかし、そんな都合のいい話は、イランには通用しないのです。(中略)

 つまり、今、実質的な協議が進行しているということです」。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください! 緊急のカンパもお願いします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■【第2弾! トランプ大統領が「選挙の国有化」について「合衆国憲法に違反するのではないか」と質問され、「いくつかの州は公正な選挙を運営できていない」と反論!!】トランプ大統領は「公正にやらなければならない」と主張するが、中間選挙を前に選挙運営に介入しようとする姿勢は、むしろ「不正な選挙工作」をしようとしているとの疑念を招く!!(ホワイトハウス、2026年2月3日)

 2月13日のこの『日刊IWJガイド』でお伝えしたように、トランプ大統領は、2月3日、「政府の資金を確保するための歳出法案(H.R.7148)」に署名しました。いわゆる「選挙の国有化」の大統領令です。署名は、ホワイトハウスで公開で行われました。

※【トランプ大統領がエプスタイン・ファイルについて質問した『CNN』の女性記者に「君は最悪の記者だ。『CNN』の視聴率が低いのは君みたいな連中のせいだ」と罵倒!】(日刊IWJガイド、2026年2月13日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260213#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55440#idx-5

 トランプ大統領にエプスタイン・ファイル公開の透明性について質問した『CNN』のホワイトハウス担当記者、ケイトラン・コリンズ記者は、「選挙の国有化」についても、質問をしています。

コリンズ記者「先ほど、15の州について『選挙を国有化すべきだ』という趣旨の発言をされましたが、どのような意味でしょうか?」

※ここから先は【会員版】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。緊急のカンパもお願いします!

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■<岩上安身による最新インタビュー報告 1>トランプの関税への執着「世界で一番美しい言葉はタリフだ」!? ICEミネアポリス女性射殺事件にみる米国社会の分裂と対立!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その8)(その9)

 岩上安身は1月26日、エコノミストの田代秀敏氏に、長時間に及ぶインタビューを敢行しました。

 このインタビューを16本に分割・編集し、2月6日、一挙撮りおろし初配信しました。

 (その8)では、トランプ「独裁」による、米国内の混乱を取り上げました。

 就任以来、他国への高関税を乱発したトランプ大統領の政権下で、米国では物価が高騰しました。

 また、連邦議会では、与野党の対立から、昨年10月から始まった新年度の予算案が成立せず、11月12日まで、43日間にわたる史上最長の政府機関閉鎖が発生しました。

 こうした米国内の混乱について、田代氏は次のように解説しました。

 「第1次政権の時からそうなんですけど、トランプは、関税が大好きです。本人は『世の中で一番美しい言葉はタリフ(関税)だ』と言っている。

 トランプは、朝から晩まで一日中嘘を言っているんだけど、経済的に最大の嘘は、『関税は中国が払っている』と。

 輸入関税なんだから、真っ先に払うのは、アメリカ在住の輸入業者なのに、トランプは『中国が払っている』と。

 ヒトラーやゲッペルスも言った通り、嘘も100万回続ければ本当になる。この前、『NHK』の解説員が、『中国が関税を払わされている』と言ったから、びっくりしました。(中略)

 もちろん、それはトランプの嘘で、あれだけ関税をかけまくれば、それを払ってるのはアメリカの輸入業者。商売をやっているんだから、当然それは、価格転嫁して、出荷価格にどんと来ます。

 そうすると、中継業者は、当然、最終販売業者に関税を上乗せして、『はい、どうぞ』と来るわけです。

 そうすると当然、最終販売者、つまり、ウォールマートだとかそういうところも、今の価格に関税分を上乗せして、『消費者の皆さん、どうぞ』となるわけですよ。

 当たり前ですよね。(中略)

 関税をかければ、『ことごとく関税分が上乗せされたじゃないですか』ってなっていくわけです。それで、アメリカ人は大変なんです。

 でもトランプは、『俺は、インフレーションを抑えている』と言うわけです。

 これはさすがに、ホワイトハウスの記者会見で、『一般庶民は、物価が高いなと思ってるんだけど、それは間違いですか?』って(記者が)言ったら、キャロライン・レビット報道官が、『寝言を言うな』と。

 だから、全部オルタナティブ・ファクト(真実とは平行線のまま、交わらない事実。デマの婉曲的表現)ですよ。

 だけど、(消費者が)実際に支払う金は、どんどん増えている。それで、食料品は関税を免除するとか言い出したわけです。

 クレジットカードも、支払い滞納率がすごいんですよ。そうすると、クレジットカード会社としては経営が苦しくなるから、金利を上げていくわけですよね。それが今もう、10%をはるかに超えて、中には20%にもなっているわけです。

 だから、上限を10%にするよう要求した。ただし、1年間。

 これでもアメリカの銀行の経営は、もたない(経営危機に陥る)。小さい銀行はどうするんだろうっていう気がします」。

 さらに田代氏は、次のように続けました。

 「あと、政府閉鎖で、簡単に言えば、公的資金が動かないわけです。当然、それは効きますよね。政府から払われる金がこないわけですから。

 議会予算局、コングレス・バジェットオフィス、CBOという、たいへん権威ある機関で、アメリカの公式の経済成長予測とかを出す組織なんだけど、そこが、手厳しいことを言ったわけ。

 今、アメリカって、(経済成長率が)3.数パーセントの、非常に好景気なんだけど、それが、1.2%に落ちちゃうと。これは、ほぼ日本と同じ(成長率)です」。

※トランプの関税への執着「世界で一番美しい言葉はタリフだ」!?~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その8)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530352

※トランプの関税への執着「世界で一番美しい言葉はタリフだ」!?~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その8)
https://youtu.be/3QfTvzaJ99E

 (その9)では、米移民・税関捜査局(ICE)による米国市民の殺害と、全米に広がる反ICEデモなど、米国社会の分裂や、カリフォルニア州サンノゼの中心街で起きた銃撃戦といった暴力に焦点を当てました。

※米国内も騒乱状態に!! 移民・税関捜査局(ICE)の捜査官が、ミネソタ州で米国人レニー・ニコル・グッドさんを射殺! 事件の詳細も不明なうちから、トランプ政権は、捜査官の「正当防衛」を強く主張!(日刊IWJガイド、2026年1月13日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260113#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55344#idx-4

※【シリコンバレーの中心、米カリフォルニア州サンノゼ市の中心街、高等裁判所の前で、映画さながらの日中の銃撃戦! 盗んだコルベットで逃走を繰り返す銃を所持した容疑者を、警官がパトカーで轢き、射殺!】(日刊IWJガイド、2026年1月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260127#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55397#idx-5

 米国内の分断を背景に、昨年11月には、ムスリムでインド系の左派・社会主義者であるゾーラン・マムダニ氏が、ニューヨーク市長に選ばれました。

※【反トランプの風か!? 民主党の巻き返し! ニューヨーク市長選でイスラム教シーア派教徒でイスラエルのガザ攻撃に強く反対してきたゾーラン・マムダニ氏が当選!】(日刊IWJガイド、2025年11月6日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251106#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55218#idx-6

 田代氏は、マムダニ氏がX(旧ツイッター)で、カール・マルクスが『ゴーダ綱領批判』に書いた共産主義の理想論「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」を引用したことを紹介する一方で、マムダニ氏の本当にやろうとしていることは、米国の共産化などではなく、「アメリカの法律の専門家に言わせれば、(極端な金持ち優遇の)米国の税制を、日本並みにしようと言っているだけ。彼はマルクス主義者でも共産主義者でもない」と述べ、「マムダニ氏は、日本人の基準で言えば、とんでもない大金持ち」だと明らかにしました。

 その上で田代氏は、「こういう人が当選するということ自体、いかにアメリカのインフレーション凄まじいか。彼の決めゼリフは『アフォーダブル(手頃)な公共住宅を作る』ですよ」と述べ、ニューヨークではマンションのスタジオ(日本でいえばワンルーム。ただし、広さは30~50平方メートル程度)が、10億円以上すると紹介しました。

 インド系のマムダニ氏の登場を「画期的」だと評した田代氏は、次のように述べました。

 「本当にアメリカの政治変動は凄まじい。日本の政治家は、まだホワイト・アングロサクソン・プロテスタント(WASP)がアメリカを支配していて、そこに抱きつく作戦でなんとかなると思っている。ちょっと間違いましたね」。

※ICEミネアポリス女性射殺事件にみる米国社会の分裂~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その9)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530401

※ICEミネアポリス女性射殺事件にみる米国社会の分裂~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その9)
https://youtu.be/auYcEcXFwlE

 詳しくは、ぜひ岩上安身によるインタビュー第1210回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏の(その8)(その9)をご視聴ください!

 このインタビューは、事の重大性、公益に資する必要があると考え、会員向けサイトのアーカイブ、YouTubeのIWJチャンネルとも、フルオープンにいたしました! ぜひ、ご寄付・カンパで、IWJをお支えください!

※【特集】エコノミスト 田代秀敏氏
https://iwj.co.jp/wj/open/tashiro

■<岩上安身による最新インタビュー報告 2>トランプ政権がFRBのパウエル議長を提訴!! トランプの私設国連「平和協議会」の中身はファミリー・ビジネス!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その10)(その11)

 (その10)では、米連邦準備理事会(FRB)に利下げの圧力を強めていたトランプ大統領が、利下げに応じないパウエル議長に刑事捜査の手を伸ばした、という問題を取り上げました。

※パウエル議長が声明でトランプ大統領に逆襲! 欧州中央銀行他、13ヶ国の中央銀行と国際決済銀行がパウエル議長に連帯表明! ところが日銀の植田和男総裁は連帯せず!(日刊IWJガイド、2026年1月21日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260121#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55378#idx-1

 田代氏は、中央銀行と政府の関係を、以下のように解説しました。

 「これはもう、恐るべきことで、アメリカの場合は連邦準備理事会ですが、中央銀行というのは、近代国家が作り出した重要な仕組みなわけです。(中略)

 今の貨幣システムというのは、金本位制のように、何か物的価値によって担保するわけじゃない。中央銀行が、ただ『これはお金です』と、額面の価値を保証しているだけ。

 ということは、発行している中央銀行は、厳格に管理されなきゃいけない。中央銀行が行う金融政策も、政治の都合で動かされるものでは困るわけです。(中略)

 実は、パウエルという人は、第1次トランプ政権の時に、トランプに指名された人です。だけど、別にトランプの言うことを聞く理由も、義理も、何もないわけです。あくまで彼は、独立したアメリカドルの番人として、行動しているわけです。

 それに対してトランプは、そんなことはどうでもいいから、とにかく金利を下げろと。そうすると、俺の人気が高まるからと。

 でもパウエルは、ずっと断っているわけですね。

 そうすると、トランプは『ミスター・トゥー・レイト』だと侮辱。これは、公式の記者会見でも侮辱しました。

 『無能だ』って言って、解任までさせたいんだけど、実はアメリカ大統領は、FRBの議長を解任するということはできない。自分でやめてもらうしかないから、そこで猛烈な圧力をかけているわけです」。

 トランプ大統領に圧力をかけられたパウエル議長は、声明を発表し、トランプ大統領を批判しました。これに対して、世界各国の中央銀行総裁や米国の歴代の元FRB議長らが、パウエル氏に連帯する共同声明を発表しましたが、日本の植田和男・日銀総裁は、この声明に加わりませんでした。

 これに対して田代氏は、「日本は中央銀行の独立性というのをまったく評価しないということですよね。もう、日本は、先進国じゃありませんということを、世界中に言ってる」と述べ、「もっと言うと、日本銀行の金融政策は、日本政府に従属してることを世界に言ったようなものだから、日本円という通貨の信任を、自ら毀損した」と断じました。

※トランプ政権がFRBのパウエル議長を提訴!!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その10)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530358

※トランプ政権がFRBのパウエル議長を提訴!!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その10)
https://youtu.be/TqgQunK_rdk

 (その11)では、トランプ大統領が世界の紛争解決を目的として創設したと称する、私設国連ともいえる「平和評議会」を取り上げました。

※トランプは世界皇帝になるつもりか!? 国連安保理決議2803を根拠として設立されたガザ平和評議会は、トランプ大統領の私設国連だった!(日刊IWJガイド、2026年1月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260129#idx-2
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 トランプ大統領が、独裁的にトップを務め、娘のイヴァンカの夫であり、ユダヤ人の富豪であるジャレッド・クシュナー氏が、ガザのリゾート開発について発表したこの「平和評議会」について、田代氏は「これは、単にマネーメイキングのための仕組みですよ」と、一刀両断にし、以下のように続けました。

 「トランプファミリーに、富をおびき寄せるための機関ですよ。『(世界各国の)皆さん、10億ドル(拠出金約1579億円)を払ってください』と。

 その金は、どこに行くんでしょうか? トランプオーガナイゼーションという、トランプファミリーが吸い込んじゃうわけでうよね。

 本当に、彼ぐらい露骨に、自分の経済的利益を、大統領についてる時にやる人は、大変珍しい」。

 田代氏は、トランプ氏が、どうしても欲しい不動産を手に入れるためには、元の所有者に嫌がらせをすることも厭わないことに言及した上で、以下のように指摘しました。

 「だから、これ(ガザのリゾート開発)もそうですよね。

 パレスチナ人を全部追い出して、そこにピカピカの、超近代都市を作って、もちろんそれは、全部トランプファミリーがマネージする。費用は、(世界中から金を集めた)平和評議会が出す」。

※トランプの私設国連「平和協議会」の中身はファミリー・ビジネス~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その11)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530360

※トランプの私設国連「平和協議会」の中身はファミリー・ビジネス~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その11)
https://youtu.be/_ThPbStkOf4

 詳しくは、ぜひ岩上安身によるインタビュー第1210回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏の(その10)(その11)をご視聴ください!

 このインタビューは、事の重大性、公益に資する必要があると考え、会員向けサイトのアーカイブ、YouTubeのIWJチャンネルとも、フルオープンにいたしました! ぜひ、ご寄付・カンパで、IWJをお支えください!

※【特集】エコノミスト 田代秀敏氏
https://iwj.co.jp/wj/open/tashiro

■<新しい特集のお知らせです>「『エプスタイン・ファイル』の公開で明らかになるグローバル・エリート層の腐敗と弱味」! 罪を犯しても法のもとで追及を受けることがない超富裕層・超特権層に対し、「エプスタイン・クラス」という命名も!!

 米司法省が2026年1月30日に公開した、エプスタイン事件に関連する大量の資料「エプスタイン・ファイル」の波紋が、米国・欧州、そして日本で広がっています。

 エプスタイン・ファイルは、米国の富豪で投資家である故ジェスリー・エプスタイン元被告に関する捜査資料、メール、写真、ビデオなどの総称です。エプスタインとの関係で、世界のトップ・エリート層、著名人、資産家らの名前が、次々にあがってきており、注目を集めています。

 エプスタインの周辺には、事実であるとほぼ確定している児童買春やペドフィリア(小児性愛)、人身売買の他に、娯楽としての殺人、人肉食や臓器売買、悪魔の薬・若返りの特効薬とされるアドレノクロムの抽出などの「黒い噂」が絶えません。

※「エプスタイン人脈」の解明(その2)、マイクロソフトの創業者で慈善事業家のビル・ゲイツの場合! ビル・ゲイツ氏は、なんとエプスタインが性犯罪者と決まってから付きあい始めた! パートナーのメリンダ・ゲイツ氏が離婚に踏み切った大きな理由は、エプスタイン氏との交友だった!(日刊IWJガイド、2025年11月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251120#idx-4
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 エプスタインは、2008年に14歳の少女に対する性的加害事件を認め、有罪となりました。捜査段階では、多数の未成年者の少女を勧誘し、性的人身取引を行う大規模なネットワークの存在が疑われていました。

 しかし、連邦検察とエプスタイン弁護団の間で司法取引(連邦非訴追合意)が行われ、エプスタインがフロリダ州法上の「売春勧誘」と「未成年者の売春斡旋」の2つの罪を認める代わりに、連邦検察(フロリダ南部地区連邦検察)は、エプスタインを連邦法での性犯罪で起訴しないことで合意しました。この合意には、エプスタインの共犯者らも訴追されない、という異例の条項が含まれていました。

 司法省の規定では、司法取引は被害者へ通知する義務がありますが、この取引は被害者達に知らされないまま、進められました。

 異例の司法取引の結果、エプスタインには18ヶ月の禁錮刑が言い渡されました。本来ならば、エプスタインの性犯罪は、終身刑となる可能性もあった重罪でした。

 しかも、エプスタインは、服役中、週6日・1日最大12時間を自分のオフィスで過ごすことができる「ワーク・リリース」という特権を享受していました。さらにエプスタインは、なぜか「素行良好」などという理由で、約13ヶ月で釈放されました。

※Here’s What to Know About the Sex Trafficking Case Against Jeffrey Epstein(Time、更新中、2026年2月15日閲覧)
https://time.com/5621911/jeffrey-epstein-sex-trafficking-what-to-know/

 この異常に「寛大」な司法取引に対する社会的な批判の高まりや、「#MeToo 運動」の広まりなど、性加害・性虐待に対する社会的な意識の高まりという後押しもあり、被害者達やメディアが再調査を要求し、2008年のエプスタイン事件に対する見直しが始まりました。

 2019年7月、ニューヨーク州南部地区の連邦検察は、エプスタイン事件をめぐる2008年のフロリダでの司法取引は「ニューヨークでの犯罪には適用されない」との法的解釈にもとづき、エプスタインを再逮捕・起訴しました。

※Jeffrey Epstein Charged In Manhattan Federal Court With Sex Trafficking Of Minors(U.S. Department of Justice、2019年7月8日)
https://www.justice.gov/usao-sdny/pr/jeffrey-epstein-charged-manhattan-federal-court-sex-trafficking-minors

 しかし、同年8月10日、エプスタインは、拘留されていたマンハッタンのメトロポリタン拘置所の独房で、遺体となって発見されました。

 大規模な人身売買組織の存在や、著名人との交流にも注目が集まる中での、裁判前のエプスタインの死は、疑惑を呼びました。ニューヨーク市が検死の結果、「縊首による自殺」だと発表したあとも、口封じのための他殺説や、実は生きていて、イスラエルへ逃亡したなどの仮説が絶えません。

※Jeffrey Epstein Dies in Jail at 66; Suicide Suspected(The New York Times、2019年8月10日)
https://www.nytimes.com/2019/08/10/nyregion/jeffrey-epstein-suicide.html

※Epstein Conspiracy Theories Spread Online  NBC News Now(NBC News、2019年8月13日)
https://youtu.be/5Rz8wBW5vg8

 2022年6月28日、ニューヨークの連邦地裁は、エプスタインのパートナーであり、共犯者であったギレーヌ・マクスウェルに、被害を受けた少女達のリクルートや虐待に関与したとして、禁錮20年を言い渡しました。

 マクスウェルには、2021年末、未成年者の性的人身売買など、6つの訴因のうち5つについて、有罪評決が下されていました。

 ギレーヌ・マクスウェルは、父親がチェコスロバキア出身のユダヤ人移民であり、母親はユダヤ人ではありませんが、ギレーヌ自身もユダヤ教徒であると名乗っています。

 父親はメディア王と言われていますが、同時にイスラエルのモサドのエージェントであったとの指摘もあります。

※元交際相手に禁錮20年 エプスタイン元被告の少女性的虐待で(AFPBB、2022年6月29日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3412044

※Ghislaine Maxwell guilty of sex trafficking charges(BBC News、2021年12月29日)
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-61970358

 マクスウェルは、2026年2月現在、米議会の調査に対して黙秘権を行使し、「証言と引き換えの恩赦・減刑」を要求しています。

 トランプ大統領にも恩赦を求めているほか、昨年2025年7月に、トッド・ブランチ米司法副長官(当時の司法長官はパメラ・ボンディ)と2度面会までしており、その詳細は明らかにされていません。

※Maxwell Pleads the Fifth Before House Committee, Dangles Testimony for Clemency (Video)(South Florida Reporter、2026年2月10日)
https://southfloridareporter.com/maxwell-pleads-the-fifth-before-house-committee-dangles-testimony-for-clemency-video/

 エプスタイン事件の衝撃は、上述した「黒い噂」の猟奇性だけではなく、エプスタインが、欧米の英国の元アンドリュー王子(現在はアンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏)や、米国や欧州諸国のトップ政治家、世界的な著名人・文化人・スポーツ選手・財界人などにも、その「魔の触手」が伸びていたことにあります。エプスタインと接点のあった日本人の名前も出てきています。

※日本人も無関係ではなかったエプスタイン事件! マサチューセッツ工科大学メディアラボが、エプスタインを性犯罪者と知りながら、匿名で巨額の寄付を受けていた隠蔽工作で、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏が辞任! 伊藤氏はその後、デジタル庁事務方トップの「デジタル監」への起用が取り沙汰されるが、見送られ、それでも有識者会議メンバーに!! エプスタインの私邸や米領バージン諸島の『小児性愛者島』を何度も訪れていたが、「犯罪行為については関知していなかった」と弁明!「エプスタイン人脈」の解明(その1)!!(日刊IWJガイド、2025年11月19日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251119#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55239#idx-6

 超富裕で、犯罪を犯しても追及されない特権階級を指して「エプスタイン・クラス(エプスタイン階級、エプスタイン一族)」という言葉もでてきました。

 米民主党のジョン・オソフ上院議員(ジョージア州選出)は、トランプ政権を「エプスタイン・クラス」だと批判しています。

オソフ上院議員「これがエプスタイン・クラスだ。我々の国を支配している」「超富裕層の、超富裕層による、超富裕層のための、政府だ」

※Democrats test ‘Epstein class’ attack line against Trump’s orbit(Washington Examiner、2026年2月14日)
https://www.washingtonexaminer.com/news/4456850/democrats-epstein-class-attack-trump/

 ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、クリス・ヘッジズ氏も「エプスタイン・クラス」を、「法律や倫理が適用されないらしい上層階級」と批判しています。

※How the ‘Epstein Class’ Fails to the Top  The Chris Hedges Report (w/ Anand Giridharadas)(The Chris Hedges Report、2025年12月24日)
https://podbay.fm/p/the-chris-hedges-report/e/1766545490

 エプスタイン事件は、ほころびはじめた欧米諸国による世界の支配構造のありようを明らかにする糸口となる可能性があります。

 エプスタインとギレーヌ・マクスウェルの2人のユダヤ系米国人が、超富裕層を相手に違法で不道徳な性的快楽を提供するビジネスを展開していた、というには、あまりにも大がかり過ぎます。

 世界中でエプスタイン事件いついておびただしい量の報道がありますが、そこに欠けているのは「何のために?」という問いです。

 「つつもたせ」や「ハニートラップ」のあとには、弱味を握られることで脅迫されるのがつきものです。

 「ゲスト」となった超富裕層やスーパーセレブらは、エプスタインとその背後の勢力の言うことを聞かざるをえなくなったはずです。

 それが、イスラエルのモサドと結びついた、シオニズムへの協力ではないと、現段階で、誰が断言できるでしょうか!?

 IWJは今後もエプスタイン事件を追い続けるとともに、弱味を握られた超富裕層・超特権層が、暴露されないことと引き換えに何を求められたのか、とりわけシオニズムに対する姿勢に関して、果たして脅しや圧力をかけられたりしたのかどうか、引き続き追及していきたいと思います。

 どうぞ、ご注目ください。

※【特集】「エプスタイン・ファイル」の公開で明らかになるグローバル・エリート層の世界支配
https://iwj.co.jp/wj/open/epstein

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